JPH042471Y2 - - Google Patents
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- JPH042471Y2 JPH042471Y2 JP10753385U JP10753385U JPH042471Y2 JP H042471 Y2 JPH042471 Y2 JP H042471Y2 JP 10753385 U JP10753385 U JP 10753385U JP 10753385 U JP10753385 U JP 10753385U JP H042471 Y2 JPH042471 Y2 JP H042471Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- tape guide
- composite plastic
- case
- cartridge case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はテープカートリツジに係り、カート
リツジケースの特にテープガイド部の剛性並びに
表面平滑性に改善を加えたものである。
リツジケースの特にテープガイド部の剛性並びに
表面平滑性に改善を加えたものである。
第５図は従来のフイリツプス型のテープカート
リツジの代表例を示しており、これのカートリツ
ジケース１はプラスチツク製の上下ケース１ａ，
１ｂを突き合わせてネジ等で一体的に接合してな
る。上ケース１ａおよび下ケース１ｂは一方のハ
ブ２から他方のハブ２に巻き取られるテープ３の
走行経路にテープガイド部４を配設してなり、そ
のテープガイド部４は上下ケース１ａ，１ｂの内
表面の前面側左右に立設したガイドピン４ａ，４
ａと、左右方向中央のヘツド挿入窓５の開口部左
右に立設したガイドピン４ｂ，４ｂ、およびこれ
ら両ピン４ａ，４ａ間に立設したガイド４ｃ，４
ｃなどを意味し、いずれのガイドピン４ａ，４ｂ
およびガイド４ｃもケース内表面からそれぞれ一
体に突出成形されてなる。
リツジの代表例を示しており、これのカートリツ
ジケース１はプラスチツク製の上下ケース１ａ，
１ｂを突き合わせてネジ等で一体的に接合してな
る。上ケース１ａおよび下ケース１ｂは一方のハ
ブ２から他方のハブ２に巻き取られるテープ３の
走行経路にテープガイド部４を配設してなり、そ
のテープガイド部４は上下ケース１ａ，１ｂの内
表面の前面側左右に立設したガイドピン４ａ，４
ａと、左右方向中央のヘツド挿入窓５の開口部左
右に立設したガイドピン４ｂ，４ｂ、およびこれ
ら両ピン４ａ，４ａ間に立設したガイド４ｃ，４
ｃなどを意味し、いずれのガイドピン４ａ，４ｂ
およびガイド４ｃもケース内表面からそれぞれ一
体に突出成形されてなる。
他方、テープカートリツジにおいて、カートリ
ツジケースこれ自体の剛性を向上させるためにガ
ラス繊維を充填した複合プラスチツクで上下ケー
ス１ａ，１ｂを成形すればよいことも知られてい
る。
ツジケースこれ自体の剛性を向上させるためにガ
ラス繊維を充填した複合プラスチツクで上下ケー
ス１ａ，１ｂを成形すればよいことも知られてい
る。
ここにおいて、上記のごとくテープガイド部４
を一体に突出するカートリツジケース１これ全体
を、ガラス繊維を充填した複合プラスチツクで成
形することを試みた。
を一体に突出するカートリツジケース１これ全体
を、ガラス繊維を充填した複合プラスチツクで成
形することを試みた。
しかし、そうした場合テープガイド部４を含む
カートリツジケース１これ全体が機械的強度や耐
衝撃性に優れる半面、ケース表面が粗面になりが
ちであり、特にテープガイド部４のテープ３との
接触表面が粗面になることによつてテープ３が傷
つけられることになり、このため成形後、ケース
表面の、特にテープガイド部４の表面研摩処理を
行う必要が生じるという難点がある。
カートリツジケース１これ全体が機械的強度や耐
衝撃性に優れる半面、ケース表面が粗面になりが
ちであり、特にテープガイド部４のテープ３との
接触表面が粗面になることによつてテープ３が傷
つけられることになり、このため成形後、ケース
表面の、特にテープガイド部４の表面研摩処理を
行う必要が生じるという難点がある。
この考案はかかる事実に着目して、カートリツ
ジケースの特にテープガイド部の強化性を確保し
つつ、その表面の平滑化を図ることを目的とす
る。
ジケースの特にテープガイド部の強化性を確保し
つつ、その表面の平滑化を図ることを目的とす
る。
上記の目的を達成するために、本考案ではカー
トリツジケース１の少なくともテープガイド部４
を、ガラス繊維と難燃剤を充填した複合プラスチ
ツクで成形したことを特徴とするものである。こ
こで、複合プラスチツクのプラスチツクとして
は、例えば、ABS樹脂、AS樹脂、ポリスチレン
等のスチレン系樹脂等を用いる。難燃剤として
は、三酸化アンチモン（有機ハロゲン化合物と併
用されたもの）、塩素化ポリエチレン、赤リン、
モリブデン化合物等が挙げられる。
トリツジケース１の少なくともテープガイド部４
を、ガラス繊維と難燃剤を充填した複合プラスチ
ツクで成形したことを特徴とするものである。こ
こで、複合プラスチツクのプラスチツクとして
は、例えば、ABS樹脂、AS樹脂、ポリスチレン
等のスチレン系樹脂等を用いる。難燃剤として
は、三酸化アンチモン（有機ハロゲン化合物と併
用されたもの）、塩素化ポリエチレン、赤リン、
モリブデン化合物等が挙げられる。
なお、本考案はフイリツプス型テープカートリ
ツジのほかに、ビデオ用、あるいはその他各種の
テープカートリツジにも同様に適用できる。
ツジのほかに、ビデオ用、あるいはその他各種の
テープカートリツジにも同様に適用できる。
以上のようにした本考案によれば、複合プラス
チツクに充填されたガラス繊維によりテープガイ
ド部４を含むカートリツジケース１これ全体の機
械的性質の向上がみられ、特に剛性に優れ、耐衝
撃性が大きい効果が得られた。また難燃剤の添加
により難燃効果が得られるばかりか、ケース表
面、特にテープガイド部４の表面が平滑性に優れ
ることにより、テープ３は傷をつけられることな
く円滑にガイドされるし、また殊更成形後その表
面の研摩処理を行う必要がなくなる。
チツクに充填されたガラス繊維によりテープガイ
ド部４を含むカートリツジケース１これ全体の機
械的性質の向上がみられ、特に剛性に優れ、耐衝
撃性が大きい効果が得られた。また難燃剤の添加
により難燃効果が得られるばかりか、ケース表
面、特にテープガイド部４の表面が平滑性に優れ
ることにより、テープ３は傷をつけられることな
く円滑にガイドされるし、また殊更成形後その表
面の研摩処理を行う必要がなくなる。
〔実施例 １〕
第１図は本考案の第１実施例を示している。テ
ープカートリツジの全体的構成は前述した従来例
のものとほぼ同様であるので、従来のカートリツ
ジケースと相違する点についてのみ説明する。
ープカートリツジの全体的構成は前述した従来例
のものとほぼ同様であるので、従来のカートリツ
ジケースと相違する点についてのみ説明する。
カートリツジケース１は少なくともテープガイ
ド部４を有してなり、これ全体がABS樹脂にガ
ラス繊維（10〜20％、好ましくは20％）と三酸化
アンチモンを充填した複合プラスチツクで射出成
形した。
ド部４を有してなり、これ全体がABS樹脂にガ
ラス繊維（10〜20％、好ましくは20％）と三酸化
アンチモンを充填した複合プラスチツクで射出成
形した。
この結果、ケース表面の、特にテープガイド部
４の表面の凹凸が少なくて平滑性に優れるものが
得られた。
４の表面の凹凸が少なくて平滑性に優れるものが
得られた。
第２図は上記複合プラスチツクで成形したテー
プガイド部４の表面の凹凸を表し、第３図は
ABS樹脂にガラス繊維（20％）のみ充填した複
合プラスチツクで成形した比較品のテープガイド
部表面の凹凸を表し、第４図はPS樹脂単独で成
形した比較品のテープガイド部表面の凹凸を表す
グラフである。
プガイド部４の表面の凹凸を表し、第３図は
ABS樹脂にガラス繊維（20％）のみ充填した複
合プラスチツクで成形した比較品のテープガイド
部表面の凹凸を表し、第４図はPS樹脂単独で成
形した比較品のテープガイド部表面の凹凸を表す
グラフである。
これらグラフを比較してみても明らかなよう
に、ガラス繊維のみを充填複合プラスチツクで成
形したテープガイド部の表面は第３図に示すごと
く凹凸の多い粗面となつているが、難燃剤たる三
酸化アンチモンを添加した複合プラスチツクで成
形した本案テープガイド部４ではガラス繊維入り
にもかかわらず、第４図に示すごときPS樹脂単
独で成形した比較品の表面とほぼ同様にその表面
に凹凸が少なくて平滑性に優れることが確認され
た。この理由については定かではないが、ガラス
繊維のみを充填した複合プラスチツクで成形する
場合はガラス繊維の配向が生じてその流動性が悪
くなるが、難燃剤たる三酸化アンチモンを添加す
ることによりガラス繊維の配向が少なくて流動性
が促進される結果であろう。
に、ガラス繊維のみを充填複合プラスチツクで成
形したテープガイド部の表面は第３図に示すごと
く凹凸の多い粗面となつているが、難燃剤たる三
酸化アンチモンを添加した複合プラスチツクで成
形した本案テープガイド部４ではガラス繊維入り
にもかかわらず、第４図に示すごときPS樹脂単
独で成形した比較品の表面とほぼ同様にその表面
に凹凸が少なくて平滑性に優れることが確認され
た。この理由については定かではないが、ガラス
繊維のみを充填した複合プラスチツクで成形する
場合はガラス繊維の配向が生じてその流動性が悪
くなるが、難燃剤たる三酸化アンチモンを添加す
ることによりガラス繊維の配向が少なくて流動性
が促進される結果であろう。
〔実施例 ２〕
ABS樹脂にガラス繊維（20％）と塩素化ポリ
エチレンを充填した複合プラスチツクでテープガ
イド部４を含むカートリツジケース１を射出成形
した。
エチレンを充填した複合プラスチツクでテープガ
イド部４を含むカートリツジケース１を射出成形
した。
これにおいても、テープガイド部４の表面の凹
凸が少なく、滑らかなものが得られた。
凸が少なく、滑らかなものが得られた。
第１図は本考案の実施例を示すカートリツジケ
ースの斜視図、第２図は本考案により得られたテ
ープガイド部表面の凹凸を表すグラフである。第
３図および第４図はいずれも比較品のテープガイ
ド部表面の凹凸を表したグラフである。第５図は
従来例のテープカートリツジを示す内部平面図で
ある。 １……カートリツジケース、４……テープガイ
ド部。
ースの斜視図、第２図は本考案により得られたテ
ープガイド部表面の凹凸を表すグラフである。第
３図および第４図はいずれも比較品のテープガイ
ド部表面の凹凸を表したグラフである。第５図は
従来例のテープカートリツジを示す内部平面図で
ある。 １……カートリツジケース、４……テープガイ
ド部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) カートリツジケース１の少なくともテープガ
イド部４を、ガラス繊維および難燃剤を充填し
た複合プラスチツクで成形してなることを特徴
とするテープカートリツジ。 (2) 複合プラスチツクのプラスチツクがスチレン
系樹脂である実用新案登録請求の範囲第１項記
載のテープカートリツジ。 (3) 複合プラスチツクのプラスチツクがABS樹
脂である実用新案登録請求の範囲第２項記載の
テープカートリツジ。 (4) 難燃剤が三酸化アンチモンである実用新案登
録請求の範囲第１項乃至第３項記載のいずれか
に記載のテープカートリツジ。 (5) 難燃剤が塩素化ポリエチレンである実用新案
登録請求の範囲第１項乃至第３項記載のいずれ
かに記載のテープカートリツジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10753385U JPH042471Y2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10753385U JPH042471Y2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6215185U JPS6215185U (ja) | 1987-01-29 |
| JPH042471Y2 true JPH042471Y2 (ja) | 1992-01-28 |
Family
ID=30983900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10753385U Expired JPH042471Y2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH042471Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0441028Y2 (ja) * | 1990-03-14 | 1992-09-25 |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP10753385U patent/JPH042471Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6215185U (ja) | 1987-01-29 |
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