JP3003335U - 磁気テープカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 窓部と、該窓部を支持するカセットハーフ本
体部とからなる一対の上下カセットハーフを超音波溶着
により互いに溶着すると共に、強度が高く、接合面に隙
間を生じることがない安価で良好な磁気テープカセット
を提供する。 【構成】 カセットケース(1) を構成する一対の上下カ
セットハーフ(2),(3) が、ケース内に収容した磁気テー
プの巻回状態を目視するための窓部材(5) と該窓部材
(5) を支持するカセットハーフ本体(4) とをそれぞれ有
する。これら上下カセットハーフ(2),(3) がカセットハ
ーフ本体(4) の互いに対向するカセットハーフ周側壁
(8) の接合面に突設された複数の溶着リブ(23),(24) に
て溶着接合される。更に、他の部位に比べて前記窓部材
(5) の周縁部と前記周側壁(8) との間隔が狭い前記カセ
ットハーフ本体４の狭幅部（Ｋ，Ｌ）に隣接する前記溶
着リブ(24)が、少なくとも該狭幅部（Ｋ，Ｌ）の領域に
沿って継ぎ目無く延設される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、磁気テープカセットに関し、特に、磁気テープを収納するためのカ セットケースを構成する一対の上下カセットハーフを超音波溶着により互いに溶 着してなる磁気テープカセットの改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

オーディオ用あるいはビデオ用等の磁気テープカセットは、一対の上下カセッ トハーフからなるカセットケース内に、磁気テープを巻回したハブ又はテープリ ールを回転自在に収容したものである。 そして、従来は前記上下カセットハーフを重ね合わせて螺子止めすることによ り、前記カセットケースを匣体として用いていたが、近年これら一対の上下カセ ットハーフ相互を超音波溶着によって接合することで、構成部品の削減と組立て 性の改善を図った磁気テープカセットが、例えば実開平３−５７７８６号公報等 に開示されている。

【０００３】 図７は上記の如き超音波溶着によって接合されるオーディオ用のコンパクトカ セットの匣体形状を示す分解斜視図であり、カセットケース３０はほぼ対称形の 一対の上下カセットハーフ３１，３２を重ね合わせて成る。前記上下カセットハ ーフ３１，３２には、一対のリール軸挿入孔３３、キャプスタン挿入孔３４及び 位置決め孔３５が形成されている。尚、便宜上、図７においては上カセットハー フ３１を下側に、下カセットハーフ３２を上側に図示している。

【０００４】 前記上下カセットハーフ３１，３２の互いに対向する接合面、即ち前記上カセ ットハーフ３１のカセットハーフ周側壁３６の頂面部には、適宜間隔を以て溶着 リブ３７が突設されており、これら上下カセットハーフ３１，３２を重ね合わせ た状態で超音波溶着装置によって該溶着リブ３７を熱溶融させることにより前記 上下カセットハーフ３１，３２同士が接着合体される。 ここで、前述の如く一対の上下カセットハーフ３１，３２を超音波溶着によっ て接合する場合、前記溶着リブ３７をカセットハーフ周側壁３６のほぼ全周に亘 って突設することにより、該カセットケース３０の全周を溶着して接合強度を高 めることも考えられるが、前記溶着リブ３７をカセットハーフ周側壁３６の全周 に設けると熱溶融させる溶着リブの体積が増大し、必要とする超音波振動エネル ギーも大きくなるので、溶着処理時間が長くなったり、大型の超音波溶着装置が 必要になるといった製造コストの上昇が生じる。又、溶着リブが大きくなると、 超音波溶着の初期に接合部分が振動して擦れ合う時に発生する樹脂の微粉末が増 える。この様な微粉末がカセットケース内の磁気テープに付着すると、ドロップ アウト等の記録再生特性の低下を引き起こす原因となる。

【０００５】 一方、前記上下カセットハーフ３１，３２は、いずれも透明な合成樹脂で形成 される窓部である窓部材３８と、不透明な合成樹脂により形成されて前記窓部材 ３８を支持するカセットハーフ本体部であるカセットハーフ本体３９とから成る 。即ち、前記上下カセットハーフ３１，３２は、それぞれ合成樹脂材料を射出成 形することにより一体成形されるものであるが、前記カセットケース１内に収容 した磁気テープの巻回状態の目視を可能にするため、前記カセットハーフ本体３ ９を不透明な合成樹脂により形成する場合には、透明又は半透明な合成樹脂で形 成した窓部材３８を設ける必要がある。

【０００６】 そこで、一対の上下カセットハーフが、透明又は半透明な合成樹脂で成形され た窓部と、不透明な合成樹脂により成形されて該窓部を支持するカセットハーフ 本体部とからなる形式の２色磁気テープカセットの場合、従来は、前記窓部と前 記カセットハーフ本体部とを別個に成形したものを、接着剤や超音波溶着等によ って接合して一体化していたが、このような生産方法では、別個に成形したもの を所定の位置関係に組合わせて接着処理をする接着工程が必要となるために、生 産性が大幅に低下するという問題があった。従って、最近はこのような問題を解 決するため、所謂２色成形法により前記窓部と前記カセットハーフ本体部とを一 体成形した２色磁気テープカセットが用いられている。 更に近年は磁気テープカセットのデザイン性を重視する傾向があり、前記窓部 の形状が複雑になると共に大きくなってきている。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、上述の如く前記窓部材３８と前記カセットハーフ本体３９とから成 る前記上下カセットハーフ３１，３２の場合、前記カセットハーフ本体３９には 狭幅部（例えば、図７に示した下カセットハーフ３２の場合では、図中に符号Ａ 、Ｂで示した部位）が生じてしまう。即ち、図７に図示したゲート跡４０から明 らかなように、該カセットハーフ本体３９を射出成形する際には、一般にカセッ ト前方に位置する射出ゲートから該カセットハーフ本体３９を成形する為の金型 内空間に溶融樹脂を射出するが、該溶融樹脂は前記窓部材３８を形成するための 金型部分を迂回するように前記狭幅部を通ってカセット後方側の金型内空間に達 する。

【０００８】 そこで、前記窓部材３８の形状が大きくなるほど前記狭幅部は狭くなる。該狭 幅部は他の部分に比べて狭いため局部的に強度の低い部位となり、落下等によっ て損傷を生じ易い。 又、この様な狭幅部においては、射出成形時に樹脂が流れ難い為に樹脂の流動 配向が起こり易くなると共に、他の部分に比べて冷却速度が不均一になるので、 反りやねじれ等の変形の原因となる。このような変形によって前記上下カセット ハーフ３１，３２の互いに対向する接合面に隙間が発生すると、塵埃等がこの隙 間からカセットケース内へ侵入し、記録不良等を引き起こす可能性がある。

【０００９】 従って、本考案の目的は上記課題を解消することに係り、窓部と、該窓部を支 持するカセットハーフ本体部とからなる一対の上下カセットハーフを超音波溶着 により互いに溶着すると共に、強度が高く、接合面に隙間を生じることがない安 価で良好な磁気テープカセットを提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】 本考案の上記目的は、磁気テープを収納するためのカセットケースを構成する 一対の上下カセットハーフが、ケース内に収容した磁気テープの巻回状態を目視 可能にするための窓部と該窓部を支持するカセットハーフ本体部とを有すると共 に、これらカセットハーフ本体部の互いに対向する周側壁の接合面に突設された 複数の溶着リブにて前記上下カセットハーフを溶着接合するようにした磁気テー プカセットであって、 他の部位に比べて前記窓部の周縁部と前記周側壁との間隔が狭い前記カセット ハーフ本体部の狭幅部に隣接する前記溶着リブが、少なくとも該狭幅部の領域に 沿って継ぎ目無く延設されたことを特徴とする磁気テープカセットにより達成さ れる。

【００１１】

【実施態様】

以下、添付図面を参照しながら本考案に基づく磁気テープカセットを詳細に説 明する。 図１は本考案の一実施態様に基づく磁気テープカセットの匣体形状を示す分解 斜視図であり、図２は図１に示した上カセットハーフの平面図であり、図３は図 ２に示した上カセットハーフのＦ−Ｆ断面矢視図である。

【００１２】 図１に示した前記磁気テープカセットはオーディオ用のコンパクトカセットで あり、図示しないハブに巻回された磁気テープを収納するための合成樹脂製のカ セットケース１は、ほぼ対称形の一対の上下カセットハーフ２，３を重ね合わせ た後に溶着接合して成る。尚、便宜上、図１においては上カセットハーフ２を下 側に、下カセットハーフ３を上側に図示している。

【００１３】 前記上下カセットハーフ２，３は、いずれも前記カセットケース１内に収容し た磁気テープの巻回状態を目視可能にすべく透明な合成樹脂で形成される窓部で ある窓部材５と、不透明な合成樹脂により形成されて前記窓部材５を支持するカ セットハーフ本体部であるカセットハーフ本体４とから成り、好ましくは２色成 形法により一体成形される。更に、前記上下カセットハーフ２，３相互は、これ ら上下カセットハーフ２，３の互いに対向する接合面を溶着接合されて一体とさ れる。

【００１４】 前記上下カセットハーフ２，３はほぼ対称の構造を有する為、以下では、前記 上カセットハーフ２の場合を例に取って、前記窓部材５と前記カセットハーフ本 体４の構造、及び前記上下カセットハーフ２，３相互を超音波溶着するための溶 着リブの構造等について説明する。 前記窓部材５は、図１乃至図３に示すように、平面視でほぼ長円形状をなした 中央部６と、該中央部６の周縁より張り出した薄肉の係止板部７とを備えた構造 を有し、前記中央部６には図示しないハブを回転自在に支持するとともに磁気テ ープ記録再生装置のハブ駆動軸（リール軸）を挿通可能にするリール軸挿入孔９ が設けられている。

【００１５】 一方、前記カセットハーフ本体４は、図３に示すように前記窓部材５が一体成 形される底板部１３と、この底板部１３の外周縁に立設されて前記上下カセット ハーフ２，３相互の接合面となる頂面部を有するカセットハーフ周側壁８とを備 えている。そして、前記底板部１３のほぼ中央部分には、前記窓部材５の中央部 ６の輪郭形状に対応する長円形状の開口部１４が形成され、また、カセット前方 側にはキャプスタン挿入孔１０や位置決め孔１１が形成されている。 また、前記窓部材５の係止板部７に対応する前記底板部１３の部分は、前記窓 部材５の外表面と、カセットハーフ本体４の底板部１３の外表面とが面一に連続 するように、前記係止板部７の板厚の分だけ段差をつけた段差部１５となってい る。

【００１６】 そして、上記の如き上下カセットハーフ２，３の構成では、他の部位に比べて 前記開口部１４の周縁部と前記カセットハーフ周側壁８との間隔が狭い前記カセ ットハーフ本体４の狭幅部（図１及び図２に示した上カセットハーフ２の場合で は、図中に符号Ｋ，Ｌで示した部位）はカセット左右側に位置している。 即ち、図１に図示したゲート跡１２から明らかなように、前記カセットハーフ 本体４を射出成形する際には、カセット前方に位置する射出ゲートから該カセッ トハーフ本体４を成形する為の金型内空間に溶融樹脂が射出されるが、該溶融樹 脂は前記開口部１４を形成する金型部分を迂回するように前記狭幅部を通ってカ セット後方側の金型内空間に達する。そこで、前記カセットハーフ本体４の狭幅 部においては、射出成形時に樹脂が流れ難い為に樹脂の流動配向が起こり易くな ると共に、他の部分に比べて冷却速度が不均一になるので、反りやねじれ等の変 形が起こり易くなっている。

【００１７】 更に、前記下カセットハーフ３の接合面に対向する前記上カセットハーフ２の 接合面には、これら上下カセットハーフ２，３を超音波溶着により溶着接合すべ く溶着リブ２１，２２，２３，２４が適宜突設されており、下カセットハーフ３ の接合面は、溶着リブの無い平坦な構造とされている。 前記溶着リブ２１，２２は、図５及び図６に示すように、横断面形状が三角形 の突起をリング状に形成したもので、前記カセットハーフ本体４のヘッド挿入用 開口部近傍に設けられた突き合せ部１６に形成された嵌合用ボス孔２５の内底部 、および前記カセットハーフ本体４の四隅に設けられた突き合せ部１７に形成さ れた嵌合用ボス孔２６の内底部にそれぞれ配設されている。

【００１８】 又、横断面形状が三角形の直線状の突起である前記溶着リブ２３は、図１及び 図２に示すように、前記カセットハーフ周側壁８の頂面部に沿った適宜長さ及び 間隔を以て複数配設されている。 更に、カセット左右側に位置する前記カセットハーフ本体４の狭幅部（図１及 び図２に示した上カセットハーフ２の場合では、図中に符号Ｋ，Ｌで示した部位 ）に隣接する前記カセットハーフ周側壁８の頂面部には、少なくとも該狭幅部の 領域に沿って継ぎ目無く延設された比較的長尺の突起である前記溶着リブ２４が 配設されている。

【００１９】 そして、前記上下カセットハーフ２，３相互の接合面を突き合せ、前記溶着リ ブ２１，２２，２３，２４の形成箇所に超音波溶着装置によって超音波振動を加 えることにより、これら溶着リブ２１，２２，２３，２４を熱溶融させて前記上 下カセットハーフ２，３同士を接着合体し、一体化したカセットケース１を得る 。 即ち、上記の如く前記カセットハーフ本体４の狭幅部に隣接する前記カセット ハーフ周側壁８の頂面部に設けられた前記溶着リブ２４を熱溶融して超音波溶着 することにより、該狭幅部近傍における強度は向上し、落下等による損傷が生じ 難くなる。

【００２０】 又、前記狭幅部に隣接する前記カセットハーフ周側壁８の接合面は、熱溶融し た前記溶着リブ２４によって完全に溶着されるので、万が一前記狭幅部近傍に反 りやねじれ等の変形が起きた場合にも、前記上下カセットハーフ２，３相互の接 合面に隙間が発生することはない。従って、塵埃等が隙間からカセットケース内 へ侵入し、記録不良等を引き起こす心配がなくなる。

【００２１】 更に、前記溶着リブ２１，２２，２３，２４は、それぞれ適宜長さ及び間隔を 以て効率的に複数配設されているので、溶着用リブをカセットハーフ相互の突き 合せ面のほぼ全周に設けた磁気テープカセットのように熱溶融させる溶着リブの 体積が増大して必要とする超音波振動エネルギーが大きくなってしまうことがな い。即ち、本考案の磁気テープカセットは溶着処理時間が長くなったり、大型の 超音波溶着装置が必要になって製造コストが上昇することはなく、超音波溶着の 初期に発生する樹脂の微粉末が発生も増大させることがない。

【００２２】 なお、本考案の溶着リブの横断面形状は、上記実施態様における三角形状に限 るものではなく、また、該溶着リブが当接する相手側カセットハーフの接合面も 単純な平坦面ではなく、溶着リブの形状に応じて該溶着リブの幅よりも小さい幅 の構造等とすることも考えられる。又、該溶着リブの形成位置及び長さは、窓部 の形状に応じて適宜変更される。 また、上述の一実施態様においては、オーディオ用のコンパクトカセットテー プに利用した場合を例示したが、本考案はこれに限らず、同様な構成をなす各種 の磁気テープカセットに応用できることは言うまでもない。

【００２３】

【考案の効果】

本考案の磁気テープカセットは、磁気テープを収納するためのカセットケース を構成する一対の上下カセットハーフが、ケース内に収容した磁気テープの巻回 状態を目視可能にするための窓部と該窓部を支持するカセットハーフ本体部とを 有すると共に、これらカセットハーフ本体部の互いに対向する周側壁の接合面に 突設された複数の溶着リブにて前記上下カセットハーフを溶着接合するようにし た磁気テープカセットであって、他の部位に比べて前記窓部の周縁部と前記周側 壁との間隔が狭い前記カセットハーフ本体部の狭幅部に隣接する前記溶着リブが 、少なくとも該狭幅部の領域に沿って継ぎ目無く延設されている。 そこで、前記カセットハーフ本体部の狭幅部に隣接した前記周側壁の接合面が 超音波溶着されることにより、該狭幅部近傍における強度は向上し、落下等によ る損傷が生じ難くなる。

【００２４】 又、万が一前記狭幅部近傍に反りやねじれ等の変形が起きた場合にも、該狭幅 部に隣接する前記カセットハーフ本体部の互いに対向する周側壁の接合面に隙間 が発生することはなく、塵埃等が隙間からカセットケース内へ侵入し、記録不良 等を引き起こす心配がない。 更に、前記溶着リブは、それぞれ適宜長さ及び間隔を以て効率的に複数配設さ れるので、溶着用リブをカセットハーフ相互の突き合せ面のほぼ全周に設けた磁 気テープカセットのように熱溶融させる溶着リブの体積が増大して必要とする超 音波振動エネルギーが大きくなってしまうことがなく、溶着処理時間が長くなっ たり、大型の超音波溶着装置が必要になって製造コストが上昇することはない。 従って、窓部と、該窓部を支持するカセットハーフ本体部とからなる一対の上 下カセットハーフを超音波溶着により互いに溶着すると共に、強度が高く、接合 面に隙間を生じることがない安価で良好な磁気テープカセットを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施態様に基づく磁気テープカセッ
トの匣体形状を示す分解斜視図である。

【図２】図１に示した上カセットハーフの平面図であ
る。

【図３】図２に示した上カセットハーフのＦ−Ｆ断面矢
視図である。

【図４】図２に示した上カセットハーフのＩ−Ｉ断面矢
視図である。

【図５】図２に示した上カセットハーフのＪ−Ｊ断面矢
視図である。

【図６】図２に示した上カセットハーフのＧ−Ｇ断面矢
視図である。

【図７】従来の磁気テープカセットの匣体形状を示す分
解斜視図である。

【符号の説明】

１ カセットケース ２ 上カセットハーフ ３ 下カセットハーフ ４ カセットハーフ本体 ５ 窓部材 ８ カセットハーフ周側壁 １４ 開口部 ２３ 溶着リブ ２４ 溶着リブ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 磁気テープを収納するためのカセットケ
   ースを構成する一対の上下カセットハーフが、ケース内
   に収容した磁気テープの巻回状態を目視可能にするため
   の窓部と該窓部を支持するカセットハーフ本体部とを有
   すると共に、これらカセットハーフ本体部の互いに対向
   する周側壁の接合面に突設された複数の溶着リブにて前
   記上下カセットハーフを溶着接合するようにした磁気テ
   ープカセットであって、 他の部位に比べて前記窓部の周縁部と前記周側壁との間
   隔が狭い前記カセットハーフ本体部の狭幅部に隣接する
   前記溶着リブが、少なくとも該狭幅部の領域に沿って継
   ぎ目無く延設されたことを特徴とする磁気テープカセッ
   ト。