JPS642251Y2 - - Google Patents

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JPS642251Y2
JPS642251Y2 JP13540981U JP13540981U JPS642251Y2 JP S642251 Y2 JPS642251 Y2 JP S642251Y2 JP 13540981 U JP13540981 U JP 13540981U JP 13540981 U JP13540981 U JP 13540981U JP S642251 Y2 JPS642251 Y2 JP S642251Y2
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JP
Japan
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case
core
head
mold
tape sliding
Prior art date
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JP13540981U
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JPS5843617U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気消去ヘツドに係り、特にVTRの
画像消去用の磁気消去ヘツドに関する。
最近、この種の磁気消去ヘツドにあつては、小
型化及び低価格化が益々要求されるようになつて
きている。しかし、従来のこの種の磁気消去ヘツ
ドは予め成形したケース内にヘツドコアを配置
し、さらに必要に応じてケース内をモールドする
構造であるため、小型化に限度があり、また製造
工数が多いため原価低減も困難であつた。
本考案は、上記の点に鑑み、コアに巻線を施し
たヘツド本体部を樹脂でモールドしてケースを構
成した小型化に適した構造であり、樹脂モールド
ケースに対するヘツド本体部の位置を常に一定に
してギヤツプ深さを正確に設定可能な磁気消去ヘ
ツドを提供しようとするものである。
第1図乃至第5図において、ヘツド本体部1は
テープ摺動面2に平行な2本のギヤツプGを有す
るコア3に巻線4を施し、さらに巻線4の端部を
端子ピン5に接続したものである。端子ピン5は
通常巻線4を巻回するためのボビン6に一体に固
定されている。
一方、ケース10は前記ヘツド本体部1のテー
プ摺動面2を除く部分をポリエステル等の樹脂で
モールドすることにより構成される。この時、ケ
ース10の底面にシヤーシ取付用のナツト11が
一体に設けられる。前記樹脂のモールドは、ヘツ
ド本体部1及びナツト11を第6図のように金型
部P,Q,Rとからなる金型内に配置した状態に
おいて樹脂を射出成形することにより行われる。
この場合、ヘツド本体部1の位置ずれが問題とな
るが、テープ摺動面2の反対側の背面にコア位置
決め用凹部12を形成するように、ヘツド本体部
1のコア3を金型側のコア押えピン13にて金型
に押え付けながら射出成形することによりコア位
置ずれ等の問題を解決している。また、端子ピン
5を引出すケース上面にはゲート取出用凹部14
が形成され、射出成形によるゲート15はその凹
部14内に位置するように設定されている。これ
は、ゲート切り離しの際のゲート口がケース上端
面より一段低くなつた凹部14内に残るようにし
てケース10の上端面より突出しないようにする
ためであり、このため第7図のように、金型側に
凸部20を設け、凸部20の端面にゲート15を
開口させている。なお、第7図中の矢印は成形時
の樹脂の流れを示す。さらに、金型からのケース
10の離脱を容易とするために、ケース10の両
側面16A,16Bは平行面ではなく前面に向つ
て間隔の狭くなるテーパー面を構成するようにな
つている。
なお、金型部P,Qは上下方向に動いて開き、
金型部Rは右方向に動いて開き、成形品を取り出
す。
上記実施例によれば次のような効果を上げるこ
とができる。
(1) ケース10の背面(テープ摺動面2の反対側
の面)にコア位置決め用凹部12を形成し、ケ
ース10の射出成形時にヘツド本体部1のコア
3をコア押えピン13にて金型に押え付けるよ
うにしているため、コア3の位置及びギヤツプ
Gの深さを正確に設定することができる。
(2) ヘツド本体部1はテープ摺動面2の部分を除
きケース10を構成する樹脂で完全に充填され
ることになるため、耐湿性が良好であり、温度
による膨張、収縮に起因するコア3の位置ずれ
も少なくすることができる。
(3) ケース10を樹脂のモールドにより形成でき
るから外形寸法の小型化が可能であり、かつま
た製造工数を削減して原価低減を図ることがで
きる。また小型軽量であるから携帯用VTR装
置等に好適である。
(4) ケース10の両側面を平行面ではなくテーパ
ー面とすることにより、射出成形時における金
型からの取出しを容易にすることが可能であ
り、成形速度の向上を図ることができる。
なおシヤーシ取付用のナツト11はそれ自身の
螺子穴を利用して金型に対して位置決めが可能で
あるから、通常の射出成形技術によつてケース1
0に正確に一体化できることは明らかである。
以上説明したように、本考案によれば、樹脂モ
ールドケースの採用で小型化が可能であり、ケー
ス背面にコア位置決め用凹部を形成したことによ
りヘツド本体部のケースに対するコアの位置決め
及びヘツドギヤツプ深さを正確に設定可能な磁気
消去ヘツドを得ることができ、とくに小型軽量で
低価格にすることができるから携帯用VTR装置
等に使用すれば効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気消去ヘツドの実施例
を示す正面図、第2図は同側面図、第3図は同底
面図、第4図は同平面図、第5図はテープ摺動面
を研摩する前の状態を示す平断面図、第6図は射
出成形の際の金型内のヘツド本体部及びナツトの
配置を例示する説明図、第7図は射出成形のゲー
トを配置した部分であつて、第6図のヘツド本体
部を上からみた拡大断面図である。 1……ヘツド本体部、2……テープ摺動面、3
……コア、4……巻線、5……端子ピン、6……
ボビン、10……ケース、11……ナツト、12
……コア位置決め用凹部、13……コア押えピ
ン、14……ゲート取出用凹部、15……ゲー
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コアに巻線を施し、かつ該巻線の端部が接続さ
    れる端子を設けてヘツド本体部を構成するととも
    に、該ヘツド本体部を前記コア前面のテープ摺動
    面を除き樹脂でモールドしてテープ摺動面の反対
    側の背面にコア位置決め用凹部を有するケースを
    構成したことを特徴とする磁気消去ヘツド。
JP13540981U 1981-09-11 1981-09-11 磁気消去ヘツド Granted JPS5843617U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13540981U JPS5843617U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 磁気消去ヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13540981U JPS5843617U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 磁気消去ヘツド

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Publication Number Publication Date
JPS5843617U JPS5843617U (ja) 1983-03-24
JPS642251Y2 true JPS642251Y2 (ja) 1989-01-19

Family

ID=29928778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13540981U Granted JPS5843617U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 磁気消去ヘツド

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JP (1) JPS5843617U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185850A (ja) * 1983-04-07 1984-10-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 2サイクル内燃機関

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5843617U (ja) 1983-03-24

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