JPH06259715A - 磁気消去ヘッド - Google Patents

磁気消去ヘッド

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JPH06259715A
JPH06259715A JP6736393A JP6736393A JPH06259715A JP H06259715 A JPH06259715 A JP H06259715A JP 6736393 A JP6736393 A JP 6736393A JP 6736393 A JP6736393 A JP 6736393A JP H06259715 A JPH06259715 A JP H06259715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal block
head
erasing head
case
main body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6736393A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Higure
勲 日暮
Teruhisa Shindo
輝久 進藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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Publication of JPH06259715A publication Critical patent/JPH06259715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子台付きボビンの端子台の側方への変形を
防止して、品質的に安定した信頼性の高い磁気消去ヘッ
ドを得る。 【構成】 端子台付きボビン12に巻線したコイル14
をヘッドコアに設けてヘッド本体部3を構成し、該ヘッ
ド本体部3をケース5に対しモールド樹脂17で固定す
る場合に、前記ケース後端開口の研摩基準面20よりも
前記端子台付きボビン12の端子台15の後端面15a
を低くし、かつ該端子台の後端面15aよりも前記モー
ルド樹脂面17aを低く設定している。そして、端子ピ
ン16へのはんだ付けの熱に起因する端子台15の変形
が端子台側面に現れないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、録音再生ヘッド側面に
固定して用いられるVTR音声トラック及びコントロー
ル信号トラック消去用等の磁気消去ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図6のように、VTR音声トラ
ック及びコントロール信号トラック用の磁気消去ヘッド
1Aは、録音再生ヘッド2の側面に固定配置され、VT
R録画後にVTR音声のみを録音したりする場合にその
録音に先立って音声トラック及びコントロール信号トラ
ックを消去するものである。すなわち、磁気消去ヘッド
1Aは音声トラック消去用ヘッド本体部3及びコントロ
ール信号トラック消去用ヘッド本体部4をケース5に固
定した構造を有している。また、録音再生ヘッド2は、
音声記録再生用ヘッド本体部6及びコントロール信号記
録再生用ヘッド本体部7をケース8に固定した構造を有
している。
【0003】ところで、最近磁気消去ヘッドのより一層
の小型化が要望されるようになってきており、このた
め、図6の2点鎖線のようにケース5の側面部分を研
削、切除して薄型化した磁気消去ヘッド1Bを作製し、
これを図7のように録音再生ヘッド2の側面に接着等に
より装着することが本出願人によって検討されている。
すなわち、図7の磁気消去ヘッド1Bはケース5の側面
部分を研削、切除した構造であるため、図6の場合に比
べ、その厚みをかなり低減できることが判る(図7中、
図6と同一部分には同一符号を付した。)。
【0004】図7に示す磁気消去ヘッド1Bの内部構造
は、従来図8のようになっていた。図8において、音声
トラック消去用ヘッド本体部3及びコントロール信号ト
ラック消去用ヘッド本体部4は、いずれも図9のように
I型コア10の両側にC型コア11を突き合わせI型コ
ア両側に磁気ギャップを設けた構造であり、端子台付き
ボビン12に巻線13を巻回してなるコイル14は中央
のI型コア10に嵌挿されている。端子台付きボビン1
2の端子台15の後端面には一対の端子ピン16が植設
されており、コイル14の巻線端がそれぞれ接続されて
いる。そして、それらの音声トラック消去用ヘッド本体
部3及びコントロール信号トラック消去用ヘッド本体部
4は、ケース5内へのモールド樹脂17の注型により、
ケース5に対し固定されている(モールドの際、ケース
前面側を下向きとする。)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ケース5の
後端開口の研摩基準面20を利用してケース5の前面の
VTRの磁気テープ摺動面の研摩加工を実行するため、
モールド樹脂17の上面は研摩基準面20よりは低く設
定されているが、端子台付きボビン12は端子ピン16
の先端部分を除きすべてモールド樹脂17より下に埋設
されていた。しかし、この図8のように端子台付きボビ
ン12の端子台15の後端面をモールド樹脂17中に埋
没させてしまうと、ケース5の側面部分を切除して磁気
消去ヘッドを薄型に加工して図7のように録音再生ヘッ
ド2の側面に接着等で装着したとき、端子台15の側面
が磁気消去ヘッド1Bの側面に露出状態となっているの
で、次のような問題が発生する。すなわち、端子ピン1
6に配線をはんだ付けした際に、熱可塑性樹脂等の端子
台付きボビン12の端子台15部分がはんだ付けの際の
熱で変形するが、端子台15の後端面がモールド樹脂1
7で覆われているので端子台15の変形が露出状態の側
面に現れ、端子台15が側方に突出することがあった。
この端子台15の側面方向の変形は、本来厳密に管理す
べき図7の録音再生ヘッド2のヘッドギャップと磁気消
去ヘッド1Bのヘッドギャップ間の距離にばらつきを発
生させることになり好ましくない。
【0006】本発明は、上記の点に鑑み、端子台付きボ
ビンの端子台の側方への変形を防止して、品質的に安定
した信頼性の高い磁気消去ヘッドを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気消去ヘッドは、端子台付きボビンに巻
線したコイルをヘッドコアに設けてヘッド本体部を構成
し、該ヘッド本体部をケースに対しモールド樹脂で固定
した場合において、前記ケース後端開口の研摩基準面よ
りも前記端子台付きボビンの端子台の後端面を低くし、
かつ該端子台の後端面よりも前記モールド樹脂面を低く
設定している。
【0008】
【作用】本発明の磁気消去ヘッドにおいては、ヘッド本
体部をケースに対しモールド樹脂で固定した際に、端子
台付きボビンの端子台の端子ピンを植設した後端面はモ
ールド樹脂面で覆われていないため、端子ピンに配線を
はんだ付けしたときに端子台が加熱されることになって
も、録音再生ヘッドへの装着面となる側面方向には端子
台が変形せず、したがって、録音再生ヘッドのヘッドギ
ャップと磁気消去ヘッドのヘッドギャップ間の距離を変
動させることがなく、品質の安定化、信頼性の向上を図
り得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る磁気消去ヘッドの実施例
を図面に従って説明する。
【0010】図1乃至図4において、音声トラック消去
用ヘッド本体部3及びコントロール信号トラック消去用
ヘッド本体部4は、各端子台付きボビン12の端子台1
5の高さを従来よりも幾分高くしてある。その他の音声
トラック消去用ヘッド本体部3及びコントロール信号ト
ラック消去用ヘッド本体部4の構成は、図8及び図9と
同様であり、同一部分に同一符号を付した。それらの音
声トラック消去用ヘッド本体部3及びコントロール信号
トラック消去用ヘッド本体部4は、図5のように側面切
除前のケース5の位置決め溝30にそれぞれ嵌められ、
ケース5に対して一定位置関係を保持した状態にて当該
ケース5の前面を下向きとしてモールド樹脂17を注型
し、ケース5に対し音声トラック消去用ヘッド本体部3
及びコントロール信号トラック消去用ヘッド本体部4を
固着する。その際、図1及び図2に示すように、前記ケ
ース5の後端開口の研摩基準面20よりも端子台付きボ
ビン12の端子台15の後端面15aを低くし、かつ該
端子台15の後端面15aよりも前記モールド樹脂面1
7aを低く設定する。樹脂注型後、図5の2点鎖線Yの
ようにケース5の側面部分を研削、切除することで、図
3の正面図に示す如き薄型化した磁気消去ヘッド1が得
られる。
【0011】この実施例の場合、ケース5の側面部分を
研削、切除した後は、端子台付きボビン12の端子台1
5の側面は磁気消去ヘッド1の側面に露出状態となる
が、端子台付きボビン12の端子台15の端子ピン16
を植設した後端面15aはモールド樹脂面で覆われてい
ないため、端子ピン16に配線をはんだ付けしたときに
端子台15が加熱されることになっても、録音再生ヘッ
ドへの装着面となる側面方向には端子台15が変形せ
ず、したがって、図7の如く磁気消去ヘッドを録音再生
ヘッドに装着したときに録音再生ヘッドのヘッドギャッ
プと磁気消去ヘッドのヘッドギャップ間の距離を変動さ
せることがない。
【0012】なお、上記実施例では、音声トラック消去
用ヘッド本体部3とコントロール信号トラック消去用ヘ
ッド本体部4の両方を備える磁気消去ヘッドを例示した
が、いずれか一方のみのヘッド本体部を有する磁気消去
ヘッドの場合にも本発明は適用可能である。
【0013】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気消去
ヘッドによれば、ヘッド本体部を固定したケース後端開
口の研摩基準面よりも前記ヘッド本体部に設けられた端
子台付きボビンの端子台の後端面を低くし、かつ該端子
台の後端面よりもモールド樹脂面を低く設定したので、
端子台の後端面はモールド樹脂面で覆われていないた
め、はんだ付け等で端子台が加熱されることになって
も、録音再生ヘッドへの装着面となる側面方向には端子
台が変形しない。この結果、品質の安定化、信頼性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気消去ヘッドの実施例を示す側
断面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】ケース側面部分の切除前の背面図である。
【図6】従来の磁気消去ヘッドを録音再生ヘッドに装着
した状態を示す正面図である。
【図7】ケース側面部分を切除して薄型とした磁気消去
ヘッドを録音再生ヘッドに装着した状態を示す正面図で
ある。
【図8】従来の磁気消去ヘッドの内部構造を示す側断面
図である。
【図9】磁気消去ヘッドのヘッド本体部を示す平断面図
である。
【符号の説明】
1,1A,1B 磁気消去ヘッド 2 録音再生ヘッド 3 音声トラック消去用ヘッド本体部 4 コントロール信号トラック消去用ヘッド本体部 5 ケース 10 I型コア 11 C型コア 12 端子台付きボビン 14 コイル 15 端子台 16 端子ピン 17 モールド樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子台付きボビンに巻線したコイルをヘ
    ッドコアに設けてヘッド本体部を構成し、該ヘッド本体
    部をケースに対しモールド樹脂で固定してなる磁気消去
    ヘッドにおいて、前記ケース後端開口の研摩基準面より
    も前記端子台付きボビンの端子台の後端面を低くし、か
    つ該端子台の後端面よりも前記モールド樹脂面を低く設
    定したことを特徴とする磁気消去ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ケースは側面部分を有しておらず、
    前記端子台及びモールド樹脂が側面に露出した請求項1
    記載の磁気消去ヘッド。
  3. 【請求項3】 音声消去用のヘッド本体部と、コントロ
    ール信号消去用のヘッド本体部とがそれぞれ前記ケース
    に対しモールド樹脂で固定されている請求項1記載の磁
    気消去ヘッド。
JP6736393A 1993-03-04 1993-03-04 磁気消去ヘッド Withdrawn JPH06259715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6736393A JPH06259715A (ja) 1993-03-04 1993-03-04 磁気消去ヘッド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6736393A JPH06259715A (ja) 1993-03-04 1993-03-04 磁気消去ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06259715A true JPH06259715A (ja) 1994-09-16

Family

ID=13342861

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6736393A Withdrawn JPH06259715A (ja) 1993-03-04 1993-03-04 磁気消去ヘッド

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JP (1) JPH06259715A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100415445B1 (ko) * 1999-10-14 2004-01-24 알프스 덴키 가부시키가이샤 자기헤드장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
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Effective date: 20000509