JPS5841633B2 - デンキセツシヨクピン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気接触ピンに関し、特にかかる電気接触ピン
をプリント回路板の開口内に固定するための該接触ピン
の取付部分に関する。

プリント回路板の開口内に固定し得るように中間取付部
分によって結合される相互に離隔した２個の端子部分を
含有する電気接触ピンにして、前記取付部分は相互に隣
接して離隔する１対の脚部を含有し、前記１対の脚部の
各脚部の一端は前記２個の端子部分の一方の端子部分に
結合され、前記各脚部の他端は前記２個の端子部分の他
方の端−子部分に結合され、前記両脚部は弾力的に変形
して一般に相互に接続するように設けられる電気接触ピ
ンは英国特許第１１４９３３２号明細書により公知であ
る。

上記明細書の説明によれば脚部は相互に整合して配置さ
れ、脚部を分離するスロットによって脚部は相互に接近
するように移動し得る。

かかる脚部には脚部相互を移動させるに必要なスロット
が設けられるので脚部の総断面積が減少し、従って脚部
が比較的に弱くかつ弾力性に欠けるという問題点が生じ
る。

更に脚部は非常に僅かな運動範囲内でしか移動し得ない
ので開口の大きさが変化した場合にかかる公知の脚部を
開口内に収容することができなくなる。

上述ｍ欠点中の第１の欠点は少くとも回路板の開口の寸
法を拡大することによって解決し得る。

しかし、プリント回路板上の空間は通常最大限に利用さ
れるので回路板の開口をより一層小さく形成して諸要素
相互を一層密接して配置することが望１れている。

本発明によれば、基体中の開口に受入れられて該基体に
固定されるようになっている細長い取付部分を有し、該
取付部分は両端で結合された１対の脚部を供するように
長手方向の面に沿って剪断され、前記脚部は剪断された
而に平行な方向に相互に離れるようにずらされて、前記
剪断面に直角にｊ〜で前記取付部分の長手方向軸線を含
む面の両側に相互に平行にずれている部分を有する電気
接触ピンにおいて、前記脚部は、前記取付部分が基体中
の開口に挿入される時に、該脚部の対向剪断面が該脚部
の弾性変形の間に該脚部の長さ全体に亘って相互に滑動
するように、相互に向って弾性変形することを特徴とす
る電気接触ピンが与えられる０ 脚部が相手方脚部とずれ変形するので、脚部相互は密接
しており、脚部の力と弾力性が増太し、ずれ運動範囲も
かなり増大しつるのでプリント回路板の開−の大きさが
変化した場合にも脚部を同開口内に収容し得る利点が与
えられる。

本発明の二実施例に関し以下に添付図面を参照しながら
説明する。

本発明による第１実施例の電気接触ピンは支柱１０とし
て形成される第１端子部分、支柱１１として形成される
第２端子部分、及び中間取付部分１２を含有する。

取付部分１２は接触ピンの縦軸線に沿って延長するスリ
ット１７によって相互に分離する２個の脚部１３．１４
を含有する。

２個の脚部１３．１４は接触ピンの縦軸線に平行して延
長ｑ−るが両脚部は前記縦軸線の両側で相互に片寄って
配置されている。

第３図及び第４図に非常に明白に示されているように脚
部１３と１４は清かに湾曲した縦方向外縁部１５．１６
を有する。

支柱１１と取付部分１２の結合部分に横方向の７ランノ
部分１９が設けられ、同部分１９は１対の肩部１８，２
２を有する。

肩部１８，２２は第５図に示されるように接触ピンを基
板すなわちプリント回路板２６の表面上に着座させるた
めに機能する。

本実施例では接触ピンは半田の塊２０と半田ペースト片
３２を有するが、実際上は１個の接触ピンには上記二つ
の半田付用の要素中、一方の要素のみが与えられる。

環状の半田の塊２０は肩部１８ど２２の下部で両肩部の
周囲に配置され、半田ペースト片３２は２個の脚部１３
と１４の中間に配置される。

もし半田の塊２０と半田ペースト片３２のいずれかが接
触ピンに与えられた場合には、接触ピンをプリント回路
板の開口内に挿入した後に半田を醇かすと接触ピンはプ
リント回路板上の導体と良好に電気的接触を行わしめら
れる。

場合によっては半田を全く使用せずに接触ピンをプリン
ト回路板の開口内に単に圧力はめするととも可能である
。

或は場合によっては接触ピンをプリント回路板の開口に
取付ける時に半田をおいて加熱鼎接することも可能であ
る。

経費上の条件によっては、或は特にその必要がある場合
には接触ピンに金、銀、銅によるメッキを施し得る。

特に、第３図及び第４図に関し、２個の脚部をプリント
回路板２６の開口２５内に挿入した場合の両脚部の作用
について以下に説明する。

第３図はプリント回路板の開口２５内に挿入される前の
脚部１３．１４を示しており、この場合図面から明らか
なように脚部１３と１４の断面における外縁間の最大距
離はプリント回路板２６の開口２５の直径を上回ってい
る。

第４図では脚部１３，１４は開口２５内に挿入されて釦
り、脚部１３，１４の湾曲した縁部１５゜１６は各々開
口２５の壁部の最も外側の部分と係合し、この場合脚部
１３．１４は一般に相互に近接するように挿付けられる
。

脚部１３．１４は横方向に片寄って設けられているので
上述のように１３．１４が押付けられると両脚部は第４
図に示すように事実上相手方脚部を沿って移動する。

脚部１３．１４をプリント回路板の開口２５内に挿入す
る際に脚部１３ｉ４が相手方脚部と重なり合うように移
動することにより多くの利点が得られる。

更に詳細に説明すると、本発明による脚部１３．１４は
相互に分離し片寄らせられた構造を具えているので、脚
部１３．１４間で広範な距離に亘って運動し得、従って
種々の直径を有する開口内お脚部を挿入し得る。

更に脚部１３．１４は相互に重なり合うように移動し、
従って長い距離を移動し得、かつ脚部１３．１４の断面
積は先行技術の接触ピンによって得られる断面積よりも
広いので、脚部１３゜１４が挿入される開口２５の壁部
の表面に及ぼす脚部１３．１４の力の総量は一層大きく
なり、よって一層良好な電気的接触が得られると同時に
一層強力な機械的結合を実現し得る。

接触ピンの湾曲した縁部１５，１６は重要な没割りを持
つ。

その理由は縁部１５，１６がプリント回路板の開口の壁
部に喰込んで壁部上の導体被膜を破壊したり或はプリン
ト回路板自体の一部分を破損する等して電気的接触状態
を悪化させかつ接触ピンをプリント回路板の開口内で機
械的に握持し得なくなるような事態を防止し得るように
縁部１５．１６は接触ピンをプリント回路板の開口内に
圧力ばめし得るからである。

更に詳細に説明すると湾曲した縁部は脚部とプリント回
路板開口との間で一層広い接触区域を提供するので、め
っきされた開口、或は同開口と直接つながるプリント回
路板の部分を損傷することなく、全体的に一層大きな力
が脚部と、開口の壁部との間に得られる。

上述のように力の総量が一層大きくなるので接触ピンと
、回路板の開口の壁部との間で一層良好な電気的接触が
得られると同時に接触ピンは一層良好に開口内で機械的
に握持される。

第５図を参照すると接触ピンは破断されたプリント回路
板２６内に挿入されて釦り、取付部分１２が開口２５の
壁部に係合している。

接触ピンの７ランノ部分１９は導体バンド３０と係合し
ている。

今一つの導体パアド３１がプリント回路板２６の下面に
示されており、同パッド３１は開口２５のめつきされた
壁部３３を経て上部の導体パッド３０と電気的に結合さ
れている。

本発明による接触ピンの第２実施例を第６図、第７図、
及び第８図に示す。

本実施例の接触ピンは取付部分１２′に関してのみ第１
実施例と相違する。

取付部分１２′は２個の脚部４３．４４によって形成さ
れ、一方の脚部はＳ字形を呈し他方の脚部は逆Ｓ字形を
呈し、両者は対向して位置するので、２個の脚部の２個
所の隣接部分は相互に反対方向に湾曲する。

更に詳細に説明すると脚部４３の部分４５が接触ピンの
縦軸線を中心に他のＳ形脚部４４の隣接部分４７とは反
対方面に湾曲する５これと同様に脚部４３の部分４６と
脚部４４の部分４８とは接触ピンの縦軸線から相互に反
対方向に湾曲する。

従って両脚部は一層大きく撓み得るのでさらに大きな寸
法の開口内に収容される利点が得られる。

第８図は接触ピンがプリント回路板４０の開口５１内に
挿入された状態を示す。

第１実施例の場合と同様に接触ピンを開口５１に取付け
る時に半田をおいて加熱着接し得、或は半田づけをする
ために前置℃接触ピンに半田５２を配置することも可能
である。

場合によっては第１図の７ランノ部分１９の下側に示す
半田の塊２０と同様に、第６図の接触ピンのフランジ部
分１９′の下側に環状の半田の塊を配置し、これによっ
て接触ピンを回路板４０に固定することも可能である。

第７図は接触ピンの縦軸線と交差する共通平面上で相互
に接触する２個のＳ形脚部４３．４４の平向区域を示す
。

更に第７図に示す鎖線部分５．０は２個の脚部４３．４
４が完全に分離している場合、或は分離していない取付
部分１２′の一部分を示す。

換言すればＳ形脚部は該脚部の全長に及んで相互に分離
し得、或は鎖線部分５０が２個の脚部が分離していない
接触ピンの部分を示しているように脚部は第７図の実線
５５．５６においてのみ相互に分離し得る。

取付部分がこのような形状を具えることによって第１実
施例の取付部分１２が２個設けられたように作用する利
点が得られる。

内部にめっきが施され又は導体ブツシュを収容し得るプ
リント回路板４０の開口５１の壁部と接触するＳ形の脚
部の縁部は同壁部と一層良好に接触し得るように、かつ
第１図及至第５図に示す本発明の接触ピンの第１実施例
に関して述べた理由とほぼ同一の理由によって湾曲せし
められる。

開口５１の形状は円形であるが本発明の二つの実施例を
通じて開口の形状を正方形に或は長方形にすることも可
能である。

本発明の実施態様として更に次のような例が考えられる
。

（１） 脚部１３．１４が互いに反対方向にＳ字形を
なす特許請求の範囲に記載の電気接触ピン。

（２）基対２６中の開口２５の壁に係合する各脚部の外
縁部１５．１６が丸味を有する特許請求の範囲又は前記
第１項に記載の電気接触ピン。

（３）半径方向フランジ１９が取付部分１２の一端にあ
る特許請求の範囲、前記第１項及び第２項に記載の電気
接触ピン。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例による接触ピンのｍ＝部斜
視図、第２図は第１図に示す接触ピンの一部乎向図、第
３図は第２図の３−３線による接触ピンの概略断面図に
して、接触ピンがプリント回路板の開口内に挿入される
前の状態で示されてトリ、第４図は第３図に類似する概
略断面図であるが、接触ピンがプリント回路板の開口内
に挿入された後の状態が示されており、第５図は第１図
の接触ピンがプリント回路板の開口内に取付けられた状
態を示す一部断面斜視図、第６図は本発明の第２実施例
による接触ピンの一部側面図、第７図は第６図に類似す
る図面であるが、接触ピンは第６図に示す位置から９０
°回転された状態で示されておシ、第８図は第６図及び
第７図に示す接触ピンがプリント回路板の開口内に取付
けられた状態を示す一部断面斜視図である。 １０・・・・・・端子部分、１４・・・・・・脚部、１
１・・・・・・端子部分、２５・・・・・・開口、１２
，１２’・・・・・・取付部分、２６・°°゛°°プリ
ント回路板、１３・・・・・・脚部、４０・・・プリン
ト回路板、４３・・・・・・脚部、４４・・・・・・脚
部、５１・・・・・・開口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 基体中の開口に受入れられて該基体に固定されるよ
   うになっている細長い取付部分を有し、該取付部分は両
   端で結合された１対の脚部を供するように長手方向の面
   に沿って剪断され、前記脚部は剪断された崩に平行な方
   向に相互に離れるようにずらされて、前記剪断部に直角
   にして前記取付部分の長−手方向軸線を含む面の両側に
   相互に平行にずれている部分を有する電気接触ピンにお
   いて、前記脚部１３．１４は、前記取付部分１２が基体
   ２６中の開口２５に挿入される時に、該脚部１３．１４
   の対向剪断面が該脚部の弾性変形の間に該脚部の長さ全
   体に亘って相互に滑動するように、相互に向って弾性変
   形することを特徴とする電気接触ピン。