JP4310941B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板と基板との間を電気的に接続するコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のコネクタとしては、図7乃至図9に示すような構造を有するものが従来より提供されている。このコネクタAは、合成樹脂成型品からなるボディ1を有し、ボディ1には断面略く字形に形成された一対のコンタクト2,2がインサート成形(同時成形)されている。
【0003】
ボディ1は横片1aと、横片1aの両端部から一方向に突出する縦片1b,1bと、横片1aの略中間部から縦片1bと同じ方向に突出する突片1cとで略E字状に形成され、各縦片1bと突片1cとの間にコンタクト2がそれぞれ保持される。また、各縦片1bの先端部には、基板21との対向面に位置決め用の突起1dが突設されており(図8参照)、この突起1dを基板21に設けた位置決め穴(図示せず)と嵌合させることによって、コネクタAのボディ1が基板21に位置決めされる。
【0004】
各コンタクト2は、図9に示すようにフープ材30を打ち抜いて、折曲加工を施すことにより断面略く字形に形成されており、一対のコンタクト2をボディ1にインサート成形し、リード部分31を切断して1つ1つに分離することによりコネクタAが形成される。つまり、各コンタクト2は、両側片2a,2bの連結部位を縦片1bの先端側にして、一方の側片2aの先端部付近をボディ1に保持させている。なお、側片2aの先端はボディ1から突出し、基板21に設けた端子部(図示せず)に半田付けされる半田付け片3となる。また、他方の側片2bの先端部には、別の基板22に設けたパターン(図示せず)に弾接する断面円弧状の弾接部4が2個ずつ形成されている。このように他方の側片2bの先端は二股に分かれ、それぞれの先端が弾接部4になっているので、弾接部4の幅寸法をコンタクト2の他の部位に比べて狭くすることができ、コンタクト2の弾性が高くなっている。
【0005】
ところで、図8はコネクタAの使用状態を説明する説明図であり、このコネクタAは2枚の基板21,22の間を電気的に接続するために用いられる。すなわち、各コンタクト2の半田付け片3を一方の基板21の端子部に半田付けするとともに、この基板21の上方からもう一方の基板22を近づけて、基板22に形成されたパターンに弾接部4を弾接させることによって、側片2bが図8中に想像線で示す位置まで撓み、基板21と基板22との間がコネクタAを介して電気的に接続されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のコネクタAでは、基板22のパターンと弾接部4との電気的接続の信頼性を向上させるために、コンタクト2の弾性を大きくして接点圧を確保する必要があり、そのためコンタクト2におけるボディ1との結合部位から両側片2a,2bに連結部位までの距離や、ボディ1との結合部位から弾接部4の先端までの高さ(すなわち側片2bの撓み代)をできるだけ大きくとるのが望ましいが、このような形状に形成すると、コンタクト2が変形しやすくなるという問題があった。
【0007】
すなわち、コンタクト2の側片2bを側片2a側に撓ませる方向の力に対しては、この力を受けて側片2bが撓むため、コンタクト2が変形する虞はないが、側片2bを側片2aと反対側に押圧する力に対しては非常に弱く、コネクタAを輸送する間や基板21,22間に組み込む際にコンタクト2に無理な力が加わって、コンタクト2が変形する虞があった。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、外力による変形を防止したコネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、第1の導電部と第2の導電部との間の電気的接続に用いるコネクタであって、弾性及び導電性を有する板金をく字形に折曲することによって、一方の側片の一端側から他方の側片が折り返され、前記第1の導電部に電気的に接続された端子部材と、端子部材の一方の側片の先端付近を保持する保持部と、端子部材の他方の側片における先端部に設けられ、他方の側片に対して一方の側片と反対側に配置される第2の導電部と弾接する弾接部と、一方の側片の一部を切り起こすことによって形成され、一方の側片と保持部との結合部位付近から弾接部に向かって斜めに突出し、第2の導電部と弾接する端子片とを備えて成ることを特徴とし、一方の側片と保持部との結合部位付近から弾接部に向かって斜めに突出する端子片を設けているので、他の部材が両方の側片の先端側から両方の側片の間に入り込もうとした場合は、この部材を端子片で受けることができ、したがって第2の導電部が弾接部に弾接する際に他方の側片に加わる力と反対向きの力(すなわち他方の側片を一方の側片と反対側に撓ませる力)が他方の側片に加わるのを抑制して、端子部材の変形を防止することができる。
【0010】
また、弾接部及び端子片がそれぞれ第2の導電部に電気的に接続されるので、弾接部のみが第2の導電部と電気的に接続される場合に比べて接触面積が増加し、電気的接続の信頼性が向上する。
【0011】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第1の導電部と第2の導電部との間にコネクタを組み込んだ状態で、端子片が第2の導電部に押されて塑性変形を起こすように、端子片の寸法、形状を設定したことを特徴とし、第1の導電部と第2の導電部との間にコネクタを組み込んだ状態では端子片が塑性変形を起こすので、端子片のばね力が第2の導電部に作用することはなく、弾接部のばね力のみによって弾接部と第2の導電部との接点圧が得られる。しかも、第1の導電部と第2の導電部との間にコネクタを組み込むまでは、端子片が、一方の側片と保持部との結合部位付近から弾接部に向かって斜めに突出しているので、請求項1の発明と同様、他の部材が両方の側片の先端側から両方の側片の間に入り込もうとした場合は、この部材を端子片で受けることができ、したがって第2の導電部が弾接部に弾接する際に他方の側片に加わる力と反対向きの力が他方の側片に加わるのを抑制して、端子部材の変形を防止することができる。
【0012】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、第1の導電部と第2の導電部との間にコネクタを組み込んだ状態で、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とが第2の導電部の略同じ部位に弾接するように、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とを配置したことを特徴とし、弾接部及び端子片が第2の導電部の略同じ部位に弾接するので、弾接部及び端子片が接触する第2の導電部の部位の面積を小さくできる。
【0013】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、1つの第2の導電部に対して、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とを一つずつ設けたことを特徴とし、1つの第2の導電部に対して、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とを複数設ける場合に比べて、1極当たりの弾接部及び端子片が占めるスペースを小さくでき、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とを複数極設ける場合にもコネクタの大きさを小さくできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図面を参照して説明する。本実施形態のコネクタAは、図1及び図2に示すように合成樹脂成型品からなるボディ1を有し、ボディ1には断面略く字形に形成された一対のコンタクト2,2がインサート成形(同時成形)されている。
【0015】
ボディ1は横片1aと、横片1aの両端部から一方向に突出する縦片1b,1bと、横片1aの略中間部から縦片1bと同じ方向に突出する突片1cとで略E字状に形成され、各縦片1bと突片1cとの間にコンタクト2がそれぞれ保持される。また、各縦片1bの先端部には、基板21との対向面に位置決め用の突起1dが突設されており(図4参照)、この突起1dを基板21に設けた位置決め穴と嵌合させることによって、コネクタAのボディ1が基板21に位置決めされる。
【0016】
各コンタクト2は図3に示すように板金を打ち抜いて、折曲加工を施すことにより形成され、一対の側片2a,2bが連結部位を介して連結された断面略く字形の端子部2c(端子部材)を有し、端子部2cは両側片2a,2bの連結部位を縦片1bの先端側にして、一方の側片2aの先端付近をボディ1(保持部)に保持させている。ここで、図3の上半分はコンタクト2に折曲加工を施す前の状態を示し、下半分は折曲加工を施した後の状態を示している。
【0017】
各側片2aの先端はボディ1から突出し、基板21に設けた第1の導電部としての端子部21aに半田付けされる半田付け片3となる。また、他方の側片2bの先端部には、別の基板22に設けた第2の導電部としてのパターン22aに弾接される断面円弧状の弾接部4が2個ずつ形成されている。このように他方の側片2bの先端は二股に分かれ、それぞれの先端が弾接部4になっているので、弾接部4の幅寸法をコンタクト2の他の部位に比べて狭くすることができ、弾接部4のばね性を大きくできる。
【0018】
また、側片2aの一部を切り起こすことによって、側片2aとボディ1との結合部位付近から、他方の側片2bの先端部に設けた弾接部4に向かって斜めに突出する端子片2d(弾接部材)が形成されている。端子片2dの先端部には他方の基板22に弾接する断面円弧状の弾接部5が形成されており、この弾接部5は側片2bの先端に設けた一対の弾接部4,4の間に配置される。ここに、端子片2dは端子部2cと同じ板金から形成されており、端子部2cに電気的に接続されている。
【0019】
このように本実施形態では、従来例で説明したコネクタAにおいて、弾性を有する導電材料から形成され、側片2aとボディ1との結合部位付近から弾接部4に向かって斜めに突出する端子片2dを形成しているので、他の部材が両側片2a,2bの先端側から両側片2a,2bの間に入り込もうとした場合は、この部材を端子片2dで受けることができ、したがって基板22が弾接部4に弾接する際に側片2bに加わる力と反対向き(すなわち側片2bを側片2aと反対側に撓ませる向き(図1中の矢印F2の方向))の力が加わったとしても、端子片2dでこの力を受けることによって、側片2bに加わる力を小さくして、側片2bの変形を防止できる。また、端子部2cの側片2bを撓ませる方向と略直交する方向(すなわち図1中の矢印F3の方向)の力が加わった場合にも、この力を端子部2cの側片2bと端子片2dの両方で受けるので、側片2bに加わる力を小さくして、側片2bの変形を防止できる。なお、端子部2cの側片2bを撓ませる方向(すなわち図1中の矢印F1の方向)の力が加わった場合には、従来例で説明したコネクタと同様、側片2bが撓むことによってこの力を吸収でき、コンタクト2が変形する虞はない。
【0020】
ところで、本実施形態では側片2aの先端部に各一対の弾接部4を形成しているので、コネクタAを基板21と基板22との間に組み込んだ状態で各コンタクト2が基板22に設けたパターン22aと3箇所(すなわち弾接部4,4および弾接部5)で接触する。その結果、従来例で説明したコネクタAに比べて接触面積が増加し、電気的接続の信頼性が向上するという利点があるが、基板21と基板22との間にコネクタAを組み込んだ際に端子片2dが基板22に押されて塑性変形を起こし、図4中に2点鎖線で示す形状に変形して、元の形状に復帰しなくなるように端子片2dの寸法、形状を設定しても良い。このように、基板21と基板22との間にコネクタAを組み込んだ状態で端子片2dに塑性変形を起こさせると、端子片2dのばね力が接点圧として作用しなくなり、基板22には端子部2cのばね力のみが作用するので、余計な荷重が基板22に加わることはなく、端子部2cのばね力のみで接触圧を確保することができる。なお、端子片2dを塑性変形させると、矢印F2,F3の方向の力が側片2bに加わるのを防止することはできないが、一旦コネクタAを基板21と基板22との間に組み込めば、矢印F2,F3の方向の力が側片2bに加わることはないので、端子片2dを塑性変形させても問題はない。
【0021】
また、本実施形態では各コンタクト2が基板に設けたパターン22aと3箇所(すなわち弾接部4,4および弾接部5)で接触しているが、基板22との接触圧が確保でき、必要なばね特性が得られるのであれば、図5に示すように帯板状の板金を断面く字形に折曲することによって端子部2cを形成し、側片2bの先端部に断面円弧状の弾接部4を1個ずつ形成するようにしても良く、側片2bの先端部に弾接部4を一対ずつ形成した場合に比べて側片2bの幅寸法を狭くでき、その分だけコンタクト2の本数を増やすことができる。すなわち、基板22の1つのパターン22aに対して、弾接部4と弾接部5(すなわち端子片2d)を1つずつ形成することにより、1極当たりの弾接部4,5が占めるスペースを小さくでき、弾接部4,5を複数極分設ける場合にもコネクタAの大きさを小さくできる。
【0022】
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図6(a)(b)を参照して説明する。尚、コネクタAの基本的な構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0023】
実施形態1では、コネクタAの弾接部4,5が基板22と弾接していない状態で、端子部2cの側片2bに設けた弾接部4と、端子片2dに設けた弾接部5とが略同じ位置に並んでいるので、コネクタAの弾接部4,5に基板22を弾接させて、側片2b及び端子片2dをそれぞれ撓ませると、弾接部4,5が基板22と接触する位置が大きくずれてしまい、その結果、弾接部4,5と弾接する基板22のパターン22aの面積を大きくする必要があった。
【0024】
そこで、本実施形態では、実施形態1で説明した図5のコネクタAにおいて、側片2bの先端部に設けた弾接部4と、端子片2dの先端部に設けた弾接部5とを所定の間隔をおいて対向させており、コネクタAを基板21,22間に組み込み、弾接部4,5をそれぞれ基板22のパターン22aと弾接させた状態で、弾接部4,5が基板22と略同じ位置で接触するように、側片2b及び端子片2dの弾接部4,5の位置を設定している。このように、側片2bに設けた弾接部4と、端子片2dに設けた弾接部5とが略同じ位置で基板22に弾接しているので、弾接部4,5が弾接する基板22の部位の面積を小さくすることができる。
【0025】
尚、上述の各実施形態ではコンタクト2,2をボディ1にインサート成形しているが、樹脂成型品からなるボディ1に設けた嵌合孔にコンタクト2,2を圧入するようにしても良い。また、上述の各実施形態ではボディ1に一対のコンタクト2を保持させた2極のコネクタを例に説明を行ったが、コンタクト2の本数を2本に限定する趣旨のものではなく、一方の側片2aとボディ1との結合部位から、他方の側片2bの先端部に設けた弾接部4に向かって斜めに突出する端子片2dを設けた構造を有するものであれば、コンタクト2の本数を1本又は3本以上としても上述と同様の効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、第1の導電部と第2の導電部との間の電気的接続に用いるコネクタであって、弾性及び導電性を有する板金をく字形に折曲することによって、一方の側片の一端側から他方の側片が折り返され、第1の導電部に電気的に接続された端子部材と、端子部材の一方の側片の先端付近を保持する保持部と、端子部材の他方の側片における先端部に設けられ、他方の側片に対して一方の側片と反対側に配置される第2の導電部と弾接する弾接部と、一方の側片の一部を切り起こすことによって形成され、一方の側片と保持部との結合部位付近から弾接部に向かって斜めに突出し、第2の導電部と弾接する端子片とを備えて成ることを特徴とし、一方の側片と保持部との結合部位付近から弾接部に向かって斜めに突出する端子片を設けているので、他の部材が両方の側片の先端側から両方の側片の間に入り込もうとした場合は、この部材を端子片で受けることができ、したがって第2の導電部が弾接部に弾接する際に他方の側片に加わる力と反対向きの力(すなわち他方の側片を一方の側片と反対側に撓ませる力)が他方の側片に加わるのを抑制して、端子部材の変形を防止できるという効果がある。
【0027】
また、弾接部及び端子片がそれぞれ第2の導電部に電気的に接続されるので、弾接部のみが第2の導電部と電気的に接続される場合に比べて接触面積が増加し、電気的接続の信頼性が向上するという効果がある。
【0028】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第1の導電部と第2の導電部との間にコネクタを組み込んだ状態で、端子片が第2の導電部に押されて塑性変形を起こすように、端子片の寸法、形状を設定したことを特徴とし、第1の導電部と第2の導電部との間にコネクタを組み込んだ状態では端子片が塑性変形を起こすので、端子片のばね力が第2の導電部に作用することはなく、弾接部のばね力のみによって弾接部と第2の導電部との接点圧が得られるという効果がある。しかも、第1の導電部と第2の導電部との間にコネクタを組み込むまでは、端子片が、保持部における一方の側片との結合部位付近から弾接部に向かって斜めに突出しているので、請求項1の発明と同様、他の部材が両方の側片の先端側から両方の側片の間に入り込もうとした場合は、この部材を端子片で受けることができ、したがって第2の導電部が弾接部に弾接する際に他方の側片に加わる力と反対向きの力が他方の側片に加わるのを抑制して、端子部材の変形を防止できるという効果もある。
【0029】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、第1の導電部と第2の導電部との間にコネクタを組み込んだ状態で、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とが第2の導電部の略同じ部位に弾接するように、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とを配置したことを特徴とし、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とが第2の導電部の略同じ部位に弾接するので、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とが接触する第2の導電部の部位の面積を小さくできるという効果がある。
【0030】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、1つの第2の導電部に対して、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とを一つずつ設けたことを特徴とし、1つの第2の導電部に対して、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とを複数設ける場合に比べて、1極当たりの弾接部及び端子片が占めるスペースを小さくでき、他方の側片に設けられた弾接部と端子片の弾接部とを複数極設ける場合にもコネクタの大きさを小さくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のコネクタの外観斜視図である。
【図2】同上を示し、(a)は正面図、(b)は左側から見た側面図、(c)は右側から見た側面図である。
【図3】同上の裏面図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】同上の別のコネクタを示す外観斜視図である。
【図6】実施形態2のコネクタを示し、(a)は外観斜視図、(b)は断面図である。
【図7】従来のコネクタを示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図8】同上を示し、図7のB−B断面図である。
【図9】同上の製造工程を説明する説明図である。
【符号の説明】
A コネクタ
1 ボディ
2 コンタクト
2a,2b 側片
2c 端子部
2d 端子片
3 半田付け片
4,5 弾接部
Claims (4)
- 第1の導電部と第2の導電部との間の電気的接続に用いるコネクタであって、弾性及び導電性を有する板金をく字形に折曲することによって、一方の側片の一端側から他方の側片が折り返され、前記第1の導電部に電気的に接続された端子部材と、前記端子部材の一方の側片の先端付近を保持する保持部と、前記端子部材の他方の側片における先端部に設けられ、前記他方の側片に対して前記一方の側片と反対側に配置される前記第2の導電部と弾接する弾接部と、前記一方の側片の一部を切り起こすことによって形成され、前記一方の側片と前記保持部との結合部位付近から前記弾接部に向かって斜めに突出し、前記第2の導電部と弾接する端子片とを備えて成ることを特徴とするコネクタ。
- 前記第1の導電部と前記第2の導電部との間にコネクタを組み込んだ状態で、前記端子片が前記第2の導電部に押されて塑性変形を起こすように、前記端子片の寸法、形状を設定したことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記第1の導電部と前記第2の導電部との間にコネクタを組み込んだ状態で、前記他方の側片に設けられた前記弾接部と前記端子片の弾接部とが前記第2の導電部の略同じ部位に弾接するように、前記他方の側片に設けられた前記弾接部と前記端子片の弾接部とを配置したことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 1つの第2の導電部に対して、前記他方の側片に設けられた前記弾接部と前記端子片の弾接部とを一つずつ設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のコネクタ。
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