JPS5839124B2 - コウギヨウヨウサツキンソセイブツ - Google Patents

コウギヨウヨウサツキンソセイブツ

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JPS5839124B2
JPS5839124B2 JP14467675A JP14467675A JPS5839124B2 JP S5839124 B2 JPS5839124 B2 JP S5839124B2 JP 14467675 A JP14467675 A JP 14467675A JP 14467675 A JP14467675 A JP 14467675A JP S5839124 B2 JPS5839124 B2 JP S5839124B2
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JP
Japan
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industrial
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paints
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JP14467675A
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JPS5270024A (en
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清 岡本
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工業用殺菌組成物に関するものである。
従来、工業用殺菌剤としては、主として水銀、錫、銅な
ど重金属の無機または有機化合物が、その卓越した殺菌
効果により汎用されてきた。
しかしながら、これらの化合物は人畜に対する毒性が強
いため、適用時に問題があるばかりでなく、使用された
製品中に残存して二次障害の危険性が犬きく、また廃水
などによる環境汚染などの公害問題の点からも使用に適
さなくなった。
このような問題点を有する重金属化合物に代って登場し
た非金属系殺菌剤も多くは限られた種類のかびに効果が
限定されるなど、一般に工業製品たとえば、塗料、糊料
、木竹製品、織物類などの有機材料に適用しても防かび
効果が充分でなく、しばしばこれらの工業材料、製品に
かびが発育、繁殖して汚染あるいは基質の劣化などの変
質が生じ、工業用殺菌剤としては満足すべきものではな
かった。
たとえば、非金属系殺菌剤のうちでは最も優れていると
されているベンズイミダゾール系の化合物においては、
塗料、糊料、木竹製品、皮革などに発生してその変質を
ひきおこすアスペルギルス(Aspergillus
) 、ペニシリウム(Penicillium ) 、
)リコデルマ(Tr i c hode rma )、
クラドスポリウム(Cladosporium )など
のかびには有機水銀剤に匹敵する抗菌力を示すが、エマ
ルジョン塗料の塗膜面、人工皮革、クロス壁などに発生
するアルタナリア(Alternaria) 、ムコー
ル(Mucor )、ヘルミントスホリウム(Helm
inthosporuim )などのかびには、実用濃
度(100〜500 ppm )では全く効果が望めな
いなどの欠点を有している。
本発明者は、これらの問題点を解決し、工業材料製品に
使用して広範囲の防かび効果を有する優れた工業用殺菌
組成物を提供すべく種々研究の結果、上記のベンズイミ
ダゾール系殺菌剤の1種である2〜ベンズイミダゾール
カルバミン酸メチルまたはエチルエステル(以下BIC
Aと略称することもある)と工業用殺菌剤として知られ
ているテトラクロルイソフタロニトリル(以下TCIP
Nと略称することもある)とを配合した組成物が、上記
BICAよりも著しく増強された殺菌効果を有し、BI
CAが無効であるアルタナリア、ムコール、ヘルミント
スポリウムなどのかび類はもとヨリ、バチルス(Bac
illus) 、スタヒロコツカス(5taphylo
cocus ) 、ミクロコツカス(Micrococ
us )などのグラム陽性細菌にも有効であり、しかも
単剤の使用濃度より著しく低い濃度で効果を発揮するこ
とを見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成した。
すなわち本発明は、一般式 (式中Rはメチル基またはエチル基を示す。
)で表わされる化合物の1種以上とテトラクロルイソフ
タロニトリルとを有効成分として含有することを特徴と
する優れた工業用殺菌組成物である。
本発明の殺菌組成物は使用目的によって、直接適用する
か、または適当な担体に分散させ、または適当な固体担
体と混合し、要すればさらにこれらに分散剤、懸濁剤、
展着剤、浸透剤、湿潤剤、粘漿剤、安定剤などを添加し
、水和剤、粉剤、粒剤、微粒剤、錠剤、ペースト剤、懸
濁剤、噴霧剤などの剤型として使用してもよく、また、
他の殺菌剤、殺虫剤、劣化防止剤などと配合して使用す
ることもできる。
BICAとTCIPNの混合割合は目的により多少異な
るが、通常BICA 1に対してTCIPN 1〜
25重量比好ましくはBICAlに対してTCIPN
1〜10重量比である。
本発明の殺菌剤に用いられる液体担体としては、有効成
分と反応しない限りいかなる液体でもよく、たとえば、
水、アルコール類(例、メチルアルコール、エチルアル
コール、グリコール、クリセリンなど)、ケトン類(例
、アセトン、メチルエチルケトンなど)、脂肪族炭化水
素類(例、ヘキサン、流動パラフィンなど)、芳香族炭
化水素類(例、ベンゼン、キシレンナト)、ノ・ロケン
化炭化水素類、酸アミド類、エステル類およびニトリル
類などがあげられ、これらを単独で用いてもまたは二種
以上を混合して用いてもよい。
固体担体としては、たとえばクレー類(例、カオリン、
ベントナイト、酸性白土など)、タルク類(例、滑石粉
、ロウ石粉など)、シリカ類(例、珪藻土、無水ケイ酸
、雲母粉など)、アルミナ、硫黄粉末、活性炭などがあ
げられ、これらを単独で用いてもまた二種以上を混合し
て用いてもよい。
また、分散剤として使用される界面活性剤としては、石
けん類、高級アルコールの硫酸エステル、アルキルスル
ホン酸、アルキルアリールスルホン酸、第4級アンモニ
ウム塩、オキシアルキルアミン、脂肪酸エステル、ポリ
アルキレンオキサイド系、アンヒドロンルビトール系等
があげられ、該界面活性剤は一般に有効成分1質量部に
対して0.2〜3重量部使用するのが好ましい。
また、該界面活性剤の代りにまたはその補助剤として必
要に応じてカゼイン、ゼラチン、澱粉、アルギン酸、寒
天、CMC、ポリビニルアルコール、松根油、糖油、ベ
ントナイト、クレゾール石けん等を用いることもできる
上記の剤型における本発明殺菌組成物中の有効成分の含
有割合は、その剤型および使用目的などによっても異な
るが、一般的には約5〜100%程度の濃度とするのが
適当であり、たとえば水和剤の場合約10〜80%程度
、粉剤の場合約10〜100%程度、懸濁剤の場合約1
0〜60%程度とするのが好ましい。
なお、実際の使用時においては、その使用目的に応じ、
これらの剤型の殺菌組成物に適宜溶剤、希釈剤、増量剤
などを加えて、または、これらの殺菌組成物の適用物質
への添加量を調節することにより、約0.005〜0.
5%程度の有効成分濃度として作用させることが好まし
い。
本発明の殺菌組成物は、一般工業製品たとえば塗料、木
竹製品、皮革、織物類、蛋白質、壁装材、樹脂エマルシ
ョンなどあらゆる有機材料からなる工業製品に適用して
、かびによる品質劣化などを有効に防止するものである
また、本発明の殺菌組成物は、前記した有機水銀剤など
の重金属化合物と異なり、残留毒性、公害などの恐れが
なく、きわめて安全に使用できる。
以下、実施例および試験例をあげて本発明をさらに詳し
く説明するが、これらによって、本発明の範囲が何ら限
定されるものではない。
実施例 1 2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メチルエステル5
%(以下%は重量百分率を示す)。
テトラクロルイソフタロニトリル20%、水71%をボ
ールミルで混合微粒化したのち、デモールN(花王アト
ラス株式会社製)3%、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム1%を調合溶解し、製品(懸濁剤)とする。
使用に際しては、そのま工あるいは水で処定の濃度に希
釈して添加する。
実施例 2 2−ベンズイミダゾールカルバミン酸エチルエステル2
.5%、テトラクロルイソフタロニトリル10%、水8
2.5%をボールミルで混合微粒化したのち、デモール
N(花王アトラス株式会社製)3%、カルボキシメチル
セルロースナトリウム2%を調合溶解し、製品(懸濁剤
)とする。
使用に際しては、そのまΣあるいは水で処定の濃度に希
釈して添加する。
★★試験例 1 実施例1により調製した懸濁剤と有効成分含量を同じく
するそれぞれの単剤について、JIS規格(Z−291
1)の塗料かび抵抗性試験法によって塗料に対する防か
び効果を比較した結果を表1に示す。
ただし、試験菌はJIS規格の3種混合菌の他にアクリ
ル系エマルション塗料の発徽塗膜面から分離したアルタ
ナリア(Altermria sp )を加えた4種混
合菌を供試した。
供試塗料は酢酸ビニルエマルション塗料、アクリル樹脂
エマルション塗料の2種を用いた。
結果は試料面のかび繁殖程度を−、士、+、升、■の5
段階で示し、JIS規格のかび抵抗性表示法による表示
(1,2,3)を併記した。
試験例 2 実施例2により調製した懸濁剤の人工皮革に対する防か
び効果を有効成分含量を同じ(するそれぞれの単剤と比
較した。
その試験結果を表2に示す。
それぞれの薬剤を基剤のウレタンポリマーおよび基剤の
上に塗布するウレタンラテックスに0.05.0.1.
0,15.0.2%添加した人工皮革の3X3(mの試
料片を1%グルコース加用ブイヨン寒天培地上に貼付し
たのち、人工皮革の発黴品から分離したアスペルギルス
(Aspergillus sp 、)、ペニシリウム
(Pen1cillu而 sp、)、トリコデルマ(T
richoderma sp、) 1.−アルタナリ
ア(A 1ternaria sp 、 )、ヘルミ
ントスポリウム ★★(Helminthospori
um sp 、 )の5種混合菌懸濁液をスプレー
した。
28℃で14日間培養後に試料面のかび繁殖程度を観察
し、試験例1と同様に、土、+、朴、柑の5段階で表示
した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式 (式中、Rはメチル基またはエチル基を示す。 )で表わされる化合物の1種以上とテトラクロルイソフ
    タロニトリルとを有効成分として含有することを特徴と
    する工業用殺菌組成物。
JP14467675A 1975-12-04 1975-12-04 コウギヨウヨウサツキンソセイブツ Expired JPS5839124B2 (ja)

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JPS5270024A JPS5270024A (en) 1977-06-10
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JP2801250B2 (ja) * 1989-03-17 1998-09-21 株式会社日立製作所 洗濯機
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