JPS5838411B2 - 3−ハロゲン−4−ホモイソツイスタンの製造法 - Google Patents
3−ハロゲン−4−ホモイソツイスタンの製造法Info
- Publication number
- JPS5838411B2 JPS5838411B2 JP51143816A JP14381676A JPS5838411B2 JP S5838411 B2 JPS5838411 B2 JP S5838411B2 JP 51143816 A JP51143816 A JP 51143816A JP 14381676 A JP14381676 A JP 14381676A JP S5838411 B2 JPS5838411 B2 JP S5838411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- homoisotwistane
- producing
- chloride
- chloro
- mol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩化トリシクロウンデカンの製造法に関し、詳
しくは式■で表わされる4−ホモイソツイスタン(トリ
シクロ〔5・3・1・03゜8〕ウンデカン)を出発物
質として弐〇で表わされる3ークロルー4−ホモイソツ
イスタンを製造する方法に関する。
しくは式■で表わされる4−ホモイソツイスタン(トリ
シクロ〔5・3・1・03゜8〕ウンデカン)を出発物
質として弐〇で表わされる3ークロルー4−ホモイソツ
イスタンを製造する方法に関する。
(式中XはCl
又はBrを示す)
4−ホモイソツイスタンは比較的最近発見された三環性
炭化水素であるが( Krantzら、C he m
,C ommun .、i287(l971)、J ,
Amer ,Chem .S oc ,、95、56
62(1973);Mazcrski ら、Tetr
ahedoon Lett,、 4915( 1 9
7 3 ) : Schleyerら、Chemist
ryLett ,、1189(1973);本発明者ら
、Chemistry Lett ,、ll85 (t
973))、その誘導体については本発明者らの合成
した数例を数えるのみである。
炭化水素であるが( Krantzら、C he m
,C ommun .、i287(l971)、J ,
Amer ,Chem .S oc ,、95、56
62(1973);Mazcrski ら、Tetr
ahedoon Lett,、 4915( 1 9
7 3 ) : Schleyerら、Chemist
ryLett ,、1189(1973);本発明者ら
、Chemistry Lett ,、ll85 (t
973))、その誘導体については本発明者らの合成
した数例を数えるのみである。
本発明者らは4−ホモイソツイスタン(n)の官能化反
応につき研究し、すでに臭素による臭素化反応(特開昭
51−75052)、硫酸存在下でt−ブチルアルコー
ル及びハロゲン化水素又はそのアルカリ(土類)金属塩
によるハロゲン化反応(特願昭50−63792)を見
出している。
応につき研究し、すでに臭素による臭素化反応(特開昭
51−75052)、硫酸存在下でt−ブチルアルコー
ル及びハロゲン化水素又はそのアルカリ(土類)金属塩
によるハロゲン化反応(特願昭50−63792)を見
出している。
本発明方法の目的物たる3−クロルー4−ホモイソツイ
スタン(I)は中間体として極めて有用な物質である。
スタン(I)は中間体として極めて有用な物質である。
即ち本化合物(I)を硫酸の存在下でニトリル類、例え
ばアセトニトリルと反応させれば、いわゆるリッター反
応が起り、対応するアセチルアミノ誘導体が得られる。
ばアセトニトリルと反応させれば、いわゆるリッター反
応が起り、対応するアセチルアミノ誘導体が得られる。
このアセチルアミノ誘導体を加水分解後、塩酸で中和し
て得られる3−アミノー4−ホモイソツイスタン塩酸塩
は強い抗ウイルス活性を有し(本発明者ら、特願昭5
0 −9 3 9 6 8 : J.Med .Che
m.、u1536(1976))、医薬又は動物薬の成
分として極めて有用な物質である。
て得られる3−アミノー4−ホモイソツイスタン塩酸塩
は強い抗ウイルス活性を有し(本発明者ら、特願昭5
0 −9 3 9 6 8 : J.Med .Che
m.、u1536(1976))、医薬又は動物薬の成
分として極めて有用な物質である。
本発明方法によれば、式■で表わされる4−ホモイソツ
イスタンをルイス酸触媒の存在下第3級アルキルクロラ
イドと反応させることにより、式■で表わされる3−ク
ロルー4−ホモイソツイスタンが得られる。
イスタンをルイス酸触媒の存在下第3級アルキルクロラ
イドと反応させることにより、式■で表わされる3−ク
ロルー4−ホモイソツイスタンが得られる。
触媒として用いられるルイス酸は金属塩化物が適当であ
り、AICl3、FeC13、ZnCl2、PbCl2
、SnCl2、SnC14等が挙げられる。
り、AICl3、FeC13、ZnCl2、PbCl2
、SnCl2、SnC14等が挙げられる。
これらのうち特に塩化第2鉄(FeC13)が好ましい
ものとして挙げることができる。
ものとして挙げることができる。
第3級アルキルクロライドのアルキル基の炭素数は4〜
10であり、特に第3級ブチル基が好ましい。
10であり、特に第3級ブチル基が好ましい。
この際使用するルイス酸の使用量は出発物質4一ホモイ
ソツイスタン1モル当り、0.005〜1モル、好まし
くは0,03〜0.5モル%である。
ソツイスタン1モル当り、0.005〜1モル、好まし
くは0,03〜0.5モル%である。
また第3級アルキルクロライドの使用量は出発物質1モ
ル当り1〜50モル、好ましくは5〜30モルである 反応温度はO−100℃、好ましくは15〜50℃であ
る 以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこの実施例に
限定されるものではない。
ル当り1〜50モル、好ましくは5〜30モルである 反応温度はO−100℃、好ましくは15〜50℃であ
る 以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこの実施例に
限定されるものではない。
実施例 1
4−ホモイソツィスタン15f(0.1モル)の第3級
プチルクロライド92.5f(1モル)溶液に攪拌下、
塩化第二鉄0.81S’(5ミlJモル)を少量ずつ加
え、さらに室温で24時間攪拌を続ける。
プチルクロライド92.5f(1モル)溶液に攪拌下、
塩化第二鉄0.81S’(5ミlJモル)を少量ずつ加
え、さらに室温で24時間攪拌を続ける。
反応混合物に水を加え、n−へキサンで抽出を行なう。
有機層を重曹水、ついで水で洗浄し乾燥する。
n−ヘキサンを留去して得た残渣を減圧分留し、沸点8
2〜85℃/2mmHgの留分を分取すれば3−クロル
ー4−ホモイソツイスタン10.61(収率57%)を
得る。
2〜85℃/2mmHgの留分を分取すれば3−クロル
ー4−ホモイソツイスタン10.61(収率57%)を
得る。
元素分析
実測値:C、71.7;H、9.1 ; Cl, 1
8.8(%) 計算値:C, 71.5 ;H, 9.3 ;Cl,
1 9.2(%)(C11H17Clとして) IR(液膜、cIfL−1) 2930、2860、1460、l450、1060、
950、770 MSm/e(相対強度) 1 86 ( 4 )、184(12)、14 9(1
00)、148(65)、119(10)、107(3
8)、106(10)、81(40)、79(47)、
67(61 )
8.8(%) 計算値:C, 71.5 ;H, 9.3 ;Cl,
1 9.2(%)(C11H17Clとして) IR(液膜、cIfL−1) 2930、2860、1460、l450、1060、
950、770 MSm/e(相対強度) 1 86 ( 4 )、184(12)、14 9(1
00)、148(65)、119(10)、107(3
8)、106(10)、81(40)、79(47)、
67(61 )
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式■で表わされる4−ホモイソツイスタンをルイス
酸触媒の存在下第3級アルキルクロライドと反応させる
ことを特徴とする式■で表わされる3−クロルー4−ホ
モイソツイスタンの製造法。 2 ルイス酸が金属塩化物である特許請求の範囲第1項
記載の3−クロルー4−ホモイソツイスタンの製造法。 3 ルイス酸が塩化第2鉄である特許請求の範囲第2項
記載の3−クロルー4−ホモイソツイスタンの製造法。 4 第3級アルキルクロライドが第3級プチルクロライ
ドである特許請求の範囲第1項又は第2項又ハm 3
項記載の3−クロルー4−ホモイソツイスタンの製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51143816A JPS5838411B2 (ja) | 1976-11-29 | 1976-11-29 | 3−ハロゲン−4−ホモイソツイスタンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51143816A JPS5838411B2 (ja) | 1976-11-29 | 1976-11-29 | 3−ハロゲン−4−ホモイソツイスタンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5368765A JPS5368765A (en) | 1978-06-19 |
JPS5838411B2 true JPS5838411B2 (ja) | 1983-08-23 |
Family
ID=15347620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51143816A Expired JPS5838411B2 (ja) | 1976-11-29 | 1976-11-29 | 3−ハロゲン−4−ホモイソツイスタンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838411B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3485880A (en) * | 1968-02-05 | 1969-12-23 | Sun Oil Co | Polyhalogenation of adamantane hydrocarbons |
US3577468A (en) * | 1968-03-26 | 1971-05-04 | Sun Oil Co | Monohalogenation of alkyladamantane hydrocarbons |
JPS5175052A (en) * | 1974-12-23 | 1976-06-29 | Kao Corp | 44 homoisotsuisuchiruburomaidono seiho |
-
1976
- 1976-11-29 JP JP51143816A patent/JPS5838411B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3485880A (en) * | 1968-02-05 | 1969-12-23 | Sun Oil Co | Polyhalogenation of adamantane hydrocarbons |
US3577468A (en) * | 1968-03-26 | 1971-05-04 | Sun Oil Co | Monohalogenation of alkyladamantane hydrocarbons |
JPS5175052A (en) * | 1974-12-23 | 1976-06-29 | Kao Corp | 44 homoisotsuisuchiruburomaidono seiho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5368765A (en) | 1978-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Shechter et al. | Orientation in Reactions of Nitryl Chloride and Acrylic Systems1 | |
JPS59118780A (ja) | フルフリルアルコ−ル類の製造方法 | |
JPS5838411B2 (ja) | 3−ハロゲン−4−ホモイソツイスタンの製造法 | |
JPS5949221B2 (ja) | 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造法 | |
JP2793090B2 (ja) | ブロモペンタフルオロベンゼンの製造方法 | |
JP2832319B2 (ja) | ピバリン酸クロロメチルエステルの製造法 | |
JP3542149B2 (ja) | ペルフルオロアルカンの製造方法 | |
US2207613A (en) | Method of making same | |
JP2590602B2 (ja) | フルオロベンゾトリクロリド類の新規製造方法 | |
JP2706554B2 (ja) | 4―トリフルオロメチルアニリン誘導体及びその製造法 | |
JPS5931509B2 (ja) | 3−ヒドロキシ−3−メチルフタリド又はその核置換体の製造法 | |
Xu et al. | Preparation of N, N-dialkyl-N′-perfluoroalkanesulfonylformamidines RfSO2N CHNR2 via Vilsmeier reagents | |
JPS60178829A (ja) | 含フツ素芳香族誘導体の製造法 | |
CN113999083A (zh) | 一种合成2,2-二氟乙基芳香化合物的新方法 | |
JPH0148251B2 (ja) | ||
JPH1112204A (ja) | 9,10−ジクロロアントラセン類および9,10−ジハロアントラセン類の製造方法 | |
JPS61122240A (ja) | ハロゲン化された3,3‐ジメチル‐5‐ヘキセン‐2‐オンの製造方法 | |
JPS6118538B2 (ja) | ||
JP2521100B2 (ja) | ハロゲノアルキルフルフリルアルコ−ル類およびその製造法 | |
JPH05988A (ja) | トリフルオロアニソール類の製造方法 | |
JPH0713043B2 (ja) | 3,4−ジクロロ−6−トリフルオロメチル−トルエン誘導体およびその製造法 | |
JPH0710832B2 (ja) | α−アリ−ルプロピオン酸誘導体の製造方法 | |
JPH07112997B2 (ja) | ヘキサフルオロイソブタン酸の製造法 | |
JPH0822823B2 (ja) | 有機化合物のフツ素化剤及び脱シリル化剤 | |
JPS5934718B2 (ja) | エチルアセチレンマグネシウムハクイドの製造方法 |