JPS5829286B2 - ビス ( ヒドロキシフエニル ) アルカンルイコンゴウブツ ノ セイゾウホウホウ - Google Patents
ビス ( ヒドロキシフエニル ) アルカンルイコンゴウブツ ノ セイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5829286B2 JPS5829286B2 JP49045569A JP4556974A JPS5829286B2 JP S5829286 B2 JPS5829286 B2 JP S5829286B2 JP 49045569 A JP49045569 A JP 49045569A JP 4556974 A JP4556974 A JP 4556974A JP S5829286 B2 JPS5829286 B2 JP S5829286B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenol
- reaction
- hydroxyphenyl
- acetone
- bis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D303/00—Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D303/02—Compounds containing oxirane rings
- C07D303/12—Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms
- C07D303/18—Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms by etherified hydroxyl radicals
- C07D303/20—Ethers with hydroxy compounds containing no oxirane rings
- C07D303/24—Ethers with hydroxy compounds containing no oxirane rings with polyhydroxy compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C37/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C37/11—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms
- C07C37/20—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms using aldehydes or ketones
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G59/00—Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
- C08G59/18—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
- C08G59/20—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the epoxy compounds used
- C08G59/22—Di-epoxy compounds
- C08G59/24—Di-epoxy compounds carbocyclic
- C08G59/245—Di-epoxy compounds carbocyclic aromatic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はビス(ヒドロキシフェニル)アルカン類の混合
物、殊にその大部が少なくとも1種の2・2−ビス(ヒ
ドロキシフェニル)フロパンで、残部が少なくとも1種
のビス(ヒドロキシフェニル)メタンである混合物の製
造方法に関する。
物、殊にその大部が少なくとも1種の2・2−ビス(ヒ
ドロキシフェニル)フロパンで、残部が少なくとも1種
のビス(ヒドロキシフェニル)メタンである混合物の製
造方法に関する。
このような混合物は、他の化合物と長期間、結晶化する
ことなく貯蔵することのできる液体エポキシアルキルエ
ーテル類を製造する際の好適な原料物質として知られて
いる。
ことなく貯蔵することのできる液体エポキシアルキルエ
ーテル類を製造する際の好適な原料物質として知られて
いる。
本明細書中では、11ジフエニロールアルカン11′1
ジフエニロールプロパン1′およヒ11ジフェニロール
メタン11という語は本質的にはそれぞれ、通常ヒス(
4−ヒドロキシフェニル)アルカン類と共にそれらの2
−位の一方もしくは双方にヒドロキシル基を有する核異
性体を含んでいるgem−ビス(ヒドロキシフェニル)
アルカン類を意味スルものとして用いられる。
ジフエニロールプロパン1′およヒ11ジフェニロール
メタン11という語は本質的にはそれぞれ、通常ヒス(
4−ヒドロキシフェニル)アルカン類と共にそれらの2
−位の一方もしくは双方にヒドロキシル基を有する核異
性体を含んでいるgem−ビス(ヒドロキシフェニル)
アルカン類を意味スルものとして用いられる。
広義には、これらの語には対応するヒドロキシトリル−
またはヒドロキシキシリル誘導体の如き、一方もしくは
双方のベンゼン核にメチル置換基を有するような対応す
る誘導体も包含されている。
またはヒドロキシキシリル誘導体の如き、一方もしくは
双方のベンゼン核にメチル置換基を有するような対応す
る誘導体も包含されている。
酸性媒体中で、好ましくは共−触媒、たとえばチオール
やメルカプト−アルカノン酸のようなメルカプト基を含
有する有機化合物の存在下にフェノール性化合物をケト
ンもしくはアルデヒドと反応させてジフェニロールアル
カン類を製造する方法は公知である。
やメルカプト−アルカノン酸のようなメルカプト基を含
有する有機化合物の存在下にフェノール性化合物をケト
ンもしくはアルデヒドと反応させてジフェニロールアル
カン類を製造する方法は公知である。
この方法はアセトンとフェノールトの縮合によってジフ
ェニロールプロパンヲ製造する際に特に有用な方法であ
る。
ェニロールプロパンヲ製造する際に特に有用な方法であ
る。
しかし、通常、この方法はホルムアルデヒドとフェノー
ルとの縮合によるジフェニロールメタンの製造法として
はあまり適していない。
ルとの縮合によるジフェニロールメタンの製造法として
はあまり適していない。
なぜならば、この際にノボラック−型(Novolak
−type )の副生残渣が例外なく多量に生成さ
れるのが常である故である;米国特許第2468982
号(実施例X)等を参照。
−type )の副生残渣が例外なく多量に生成さ
れるのが常である故である;米国特許第2468982
号(実施例X)等を参照。
この後者の反応においても好適な結果を得るためには、
英国特許第1182260号明細書に記載されているよ
うにこの反応に特有の反応条件を採用し、かつ特殊な精
製操2作を採択しなげればならない。
英国特許第1182260号明細書に記載されているよ
うにこの反応に特有の反応条件を採用し、かつ特殊な精
製操2作を採択しなげればならない。
それ故、これまでは所望の液体エポキシアルキルエーテ
ル類を得るための原料混合物は、別々のプラントでフェ
ノールとアセトンからとフェノールとホルムアルデヒド
からそれぞれ別個に製造されたジフェニロールプロパン
とジフェニロールメタンとを混合することによって調製
されている。
ル類を得るための原料混合物は、別々のプラントでフェ
ノールとアセトンからとフェノールとホルムアルデヒド
からそれぞれ別個に製造されたジフェニロールプロパン
とジフェニロールメタンとを混合することによって調製
されている。
しかし、今般、フェノールをアセトンおよびホルムアル
デヒドと同時に反応させることによって、非常に効果的
にジフェニロールプロパンとジフエ“ニロールメタンの
理想的な混合物を得ることができることが見い出された
。
デヒドと同時に反応させることによって、非常に効果的
にジフェニロールプロパンとジフエ“ニロールメタンの
理想的な混合物を得ることができることが見い出された
。
アセトンに較べてホルムアルデヒドの反応性が比較的に
高いという事実にも拘らず、ホルムアルデヒドから形成
される副生物の量は、ジフェニロールプロパンの製造に
適した反応条件下でさえも僅かである。
高いという事実にも拘らず、ホルムアルデヒドから形成
される副生物の量は、ジフェニロールプロパンの製造に
適した反応条件下でさえも僅かである。
したがって、原則として特別の精製操作が不要となるこ
とから、得られる反応混合物も、たとえばエビクロロヒ
ドリンなどとの反応に直接使用することができる。
とから、得られる反応混合物も、たとえばエビクロロヒ
ドリンなどとの反応に直接使用することができる。
本発明の新しい方法は混合工程を省き、一段階で直接生
成物を得ることができるという利点も有している。
成物を得ることができるという利点も有している。
本発明は、酸性媒体中でフェノールをアセトンおよびホ
ルムアルデヒドの双方と直接反応させてジフェニロール
プロパンとジフェニロールメタン゛の混合物を得ること
を特徴とする方法に関するものである。
ルムアルデヒドの双方と直接反応させてジフェニロール
プロパンとジフェニロールメタン゛の混合物を得ること
を特徴とする方法に関するものである。
この反応は適当な条件下、たとえば昇温下に、HCI
および適当な共−触媒、たとえばメタンチオールの存
在下でアセトンとホルムアルデヒドとを混合物の形でフ
ェノール中に添加することによって行なうのが好ましい
。
および適当な共−触媒、たとえばメタンチオールの存
在下でアセトンとホルムアルデヒドとを混合物の形でフ
ェノール中に添加することによって行なうのが好ましい
。
両反応体は別個にフェノールに添加してもよいし、同時
にかまたは連続的にフェノールに添加してもよい。
にかまたは連続的にフェノールに添加してもよい。
後者の方法を。採る場合には、最初の反応体との反応が
完了してiしまわないうちに第二の反応体を添加するこ
ともできるし、また、第一の反応体の実質的部分が少な
くとも反応してしまった後で添加することもできるが、
第一の反応体が添加された直後に第二の反応体を添加す
ることによって反応混合物への第二の反応体の添加が開
始される際に、第一の反応体の少量のみ(すなわち10
%以下)が転化されるに過ぎないように注意する必要が
ある。
完了してiしまわないうちに第二の反応体を添加するこ
ともできるし、また、第一の反応体の実質的部分が少な
くとも反応してしまった後で添加することもできるが、
第一の反応体が添加された直後に第二の反応体を添加す
ることによって反応混合物への第二の反応体の添加が開
始される際に、第一の反応体の少量のみ(すなわち10
%以下)が転化されるに過ぎないように注意する必要が
ある。
この場合、アセトンを第一反応体とし、そしてホルムア
ルデヒド(またはそのプレカーサー)を第二反応体とし
て添加してもよいし、またこの添加順序を逆にして行な
ってもよい。
ルデヒド(またはそのプレカーサー)を第二反応体とし
て添加してもよいし、またこの添加順序を逆にして行な
ってもよい。
ホルムアルデヒドはガス状で使用してもよいし、水溶液
として使用してもよいし、また、たとえばパラホルムア
ルデヒドやトリオキサン(環状トリオキシメチレン)の
ようなポリオキシメチレンの′−如きそのプレカーサー
の形で使用してもよいが、通常はホルムアルデヒドプレ
カーサーを用いるのが適している。
として使用してもよいし、また、たとえばパラホルムア
ルデヒドやトリオキサン(環状トリオキシメチレン)の
ようなポリオキシメチレンの′−如きそのプレカーサー
の形で使用してもよいが、通常はホルムアルデヒドプレ
カーサーを用いるのが適している。
使用ホルムアルデヒドプレカーサーとしてトリオキサン
を用いまた場合が特に効果的である。
を用いまた場合が特に効果的である。
一方、アセトンはそのままの状態で用いるのが普通であ
る。
る。
アセトンとホルムアルデヒドの割合は広い範囲にわたっ
て変えることができるが、10:1〜0.5〜1、好ま
しくは5:1〜1:1の範囲のアセトン/ホルムアルデ
ヒドモル比を採用するのが有利であることが判明してい
る。
て変えることができるが、10:1〜0.5〜1、好ま
しくは5:1〜1:1の範囲のアセトン/ホルムアルデ
ヒドモル比を採用するのが有利であることが判明してい
る。
この広い方のモル比範囲はアセトン/トリオキサンのモ
ル比30:1〜1.5:1に相当する。
ル比30:1〜1.5:1に相当する。
アセトンおよびホルムアルデヒドとの反応に使用される
フェノール化合物はフェノールそれ自体であっても、ま
たそのヒドロ美シル基に対する〇−位および/またはp
−位の少なくとも1つの位置、好ましくは2つもしくは
それ以上の位置が置換されていないようなフェノールの
メチル置換体であるか、もしくはこれとの混合物であっ
てもよい。
フェノール化合物はフェノールそれ自体であっても、ま
たそのヒドロ美シル基に対する〇−位および/またはp
−位の少なくとも1つの位置、好ましくは2つもしくは
それ以上の位置が置換されていないようなフェノールの
メチル置換体であるか、もしくはこれとの混合物であっ
てもよい。
このようなフェノール化合物の例としては〇およびm−
クレゾール、および2・3−キシレノールが挙げられる
。
クレゾール、および2・3−キシレノールが挙げられる
。
しかし、フェノール化合物としてはフェノール自体、C
6H50Hが好ましい。
6H50Hが好ましい。
フェノールもしくはフェノール誘導体とアセトンおよび
ホルムアルデヒドから戒るカルボニル化合物との反応に
おいては、後者を合計したものの1モル当り、化学量論
的には2モルの前者の化合物が必要である。
ホルムアルデヒドから戒るカルボニル化合物との反応に
おいては、後者を合計したものの1モル当り、化学量論
的には2モルの前者の化合物が必要である。
しかし、フェノールまたはフェノール誘導体は少過剰量
で用いるのが有利である。
で用いるのが有利である。
アセトンと゛ホルムアルデヒドを合算したものの1モル
当りに対するフェノール(もしくはフェノール誘導体)
のモル比は10:1〜25:1が好ましいが、特に14
:1〜16:1の範囲であるのが好ましい。
当りに対するフェノール(もしくはフェノール誘導体)
のモル比は10:1〜25:1が好ましいが、特に14
:1〜16:1の範囲であるのが好ましい。
塩酸および硫酸および/またはルイス酸のような通常用
いられる酸性触媒が反応に使用できるが、場合によって
はβ−メルカプト−プロピオン酸のようなメルカプト−
アルカン酸やチオールの如き硫黄化合物の1種もしくは
それ以上を共触媒として同時に使用することもできる。
いられる酸性触媒が反応に使用できるが、場合によって
はβ−メルカプト−プロピオン酸のようなメルカプト−
アルカン酸やチオールの如き硫黄化合物の1種もしくは
それ以上を共触媒として同時に使用することもできる。
この共触媒としてはチオール類を使用するのが特に効果
的である。
的である。
メタンチオールを用いるのが特に効果的であり、一方、
酸性触媒としては塩酸が好ましい。
酸性触媒としては塩酸が好ましい。
反応は、必要ならば不活性溶媒または希釈剤の存在下に
行なってもよい。
行なってもよい。
しかし、格別のことがない限り溶媒や希釈剤は使用しな
いのが好ましい。
いのが好ましい。
反応は、たとえば液体フェノール中に、フェノール10
01当り25〜35meqのHCI の割合でガス状H
CI を反応温度で導入し、引続いて約1〜10%Wの
メタンチオールが溶解されているアセトンを添加し、つ
いで直ちに、好ましくはトリオキサンの形のホルムアル
デヒドを添加するなどの方法によって行なわれる。
01当り25〜35meqのHCI の割合でガス状H
CI を反応温度で導入し、引続いて約1〜10%Wの
メタンチオールが溶解されているアセトンを添加し、つ
いで直ちに、好ましくはトリオキサンの形のホルムアル
デヒドを添加するなどの方法によって行なわれる。
ついで、生成混合物を所定の温度で攪拌し、ここで反応
が完結される。
が完結される。
過剰のフェノールと触媒を除いて得られる生成物は、通
常、そのまま液状エポキシアルキルエーテル類の製造用
原料として使用することができる。
常、そのまま液状エポキシアルキルエーテル類の製造用
原料として使用することができる。
一般に、格別の精製処理は必要ではない。反応はバッチ
方式でも行なうことができるが、たとえば各反応体酸触
媒および、場合によっては共触媒をも含んでいる反応混
合物を15分〜5時間の滞留時間となるように反応帯域
に連続的に供給するような連続方式でも行なうことがで
きる。
方式でも行なうことができるが、たとえば各反応体酸触
媒および、場合によっては共触媒をも含んでいる反応混
合物を15分〜5時間の滞留時間となるように反応帯域
に連続的に供給するような連続方式でも行なうことがで
きる。
フェノールとアセトンおよびトリオキサンとの反応の場
合にはジフェニロールプロパンとジフェニロールメタン
の混合物がほぼ定量的に生成する。
合にはジフェニロールプロパンとジフェニロールメタン
の混合物がほぼ定量的に生成する。
これらの生成混合物は、各ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−アルカン類を、同時に生成するビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−(2−ヒドロキシフェニル)フロ
パンやビス(2−ヒドロキシフェニル)メタンのような
目的物質に対応する各異性体よりも高い割合で含んでい
るのが普通である。
ル)−アルカン類を、同時に生成するビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−(2−ヒドロキシフェニル)フロ
パンやビス(2−ヒドロキシフェニル)メタンのような
目的物質に対応する各異性体よりも高い割合で含んでい
るのが普通である。
加えて、目的生成物を利用する際の妨害物質となるよう
な副生成物を含んでいないのが普通である。
な副生成物を含んでいないのが普通である。
分子量が約500以上の生成物の存在も認められない。
本発明の方法に従って得られるビス(ヒドロキシフェニ
ル)アルカン類の用途は多岐にわたっており、たとえば
プラスチック類や樹脂類の製造に使用される。
ル)アルカン類の用途は多岐にわたっており、たとえば
プラスチック類や樹脂類の製造に使用される。
本発明の特に強調できる利点は得られる混合物は、たと
えば英国特許第914926号明細書に示されているよ
うな方法でエポキシアルキルエーテル類、殊に種々のビ
ス(エポキシアルキル)エーテル化合物を含んでいる混
合物にそのまま転化できる点にある。
えば英国特許第914926号明細書に示されているよ
うな方法でエポキシアルキルエーテル類、殊に種々のビ
ス(エポキシアルキル)エーテル化合物を含んでいる混
合物にそのまま転化できる点にある。
通常、アルカリ媒体中でエポキシハロアルカン類、殊に
エビクロロヒドリンと約50〜150℃の温度で反応さ
せてエポキシアルキル基がグリシジル基である組成物を
与えるような反応に適している。
エビクロロヒドリンと約50〜150℃の温度で反応さ
せてエポキシアルキル基がグリシジル基である組成物を
与えるような反応に適している。
エピクロロヒドリンは、通常、反応混合物に対して過剰
量、たとえば1モル当り5〜20モルの量で使用される
。
量、たとえば1モル当り5〜20モルの量で使用される
。
この反応ではプロパン誘導体とメタン誘導体を各々10
:1〜0.5:1、好ましくは5:1〜1:1のモル比
で含んでいるビス(ヒドロキシフェニル)アルカン類の
混合物を出発原料として用いるのが有利であることが判
明している。
:1〜0.5:1、好ましくは5:1〜1:1のモル比
で含んでいるビス(ヒドロキシフェニル)アルカン類の
混合物を出発原料として用いるのが有利であることが判
明している。
−このようにして得られる組成物は粘度が低く、
通常の温度条件や冬期の温度条件下でも結晶化せずに長
期間保存が可能である。
通常の温度条件や冬期の温度条件下でも結晶化せずに長
期間保存が可能である。
このことは、たとえばこれらの組成物をカスチングレン
ジやペイント、ラッカー、ワニスなどのベースとして用
いる場合には特に有利である。
ジやペイント、ラッカー、ワニスなどのベースとして用
いる場合には特に有利である。
たとえばアミン−多価フェノール類のような硬化剤、充
填剤、染料、顔料などの他の添加剤もこれらの組成物中
に添加することができる。
填剤、染料、顔料などの他の添加剤もこれらの組成物中
に添加することができる。
実施例 I −m
ジフェニロールプロパンとジフェニロールメタンの混合
物の製造法 攪拌機、ガス供給管、温度計および還流コンデンサーを
備えた11の反応器中で、55℃でBob(5,2モル
)のフェノールを溶融し、この液体中に、攪拌しながら
0.12〜0.14モルのHCI ガスを導入した。
物の製造法 攪拌機、ガス供給管、温度計および還流コンデンサーを
備えた11の反応器中で、55℃でBob(5,2モル
)のフェノールを溶融し、この液体中に、攪拌しながら
0.12〜0.14モルのHCI ガスを導入した。
引続いて、アセトン中にトリオキサンを溶かし、さらに
メタンチオールを添加(アセトンを基準として3%W)
を加えた溶液を1回で加え、ついで、この混合物を攪拌
下に、55℃で45分間反応させた。
メタンチオールを添加(アセトンを基準として3%W)
を加えた溶液を1回で加え、ついで、この混合物を攪拌
下に、55℃で45分間反応させた。
ついて、過剰のフェノールと触媒物質を100mm)(
g (0,13バール)で180℃の温度で蒸留して除
いた。
g (0,13バール)で180℃の温度で蒸留して除
いた。
得られた生成物は粘稠な物質であったが、放置しておく
と徐々に結晶化して硬い塊状物となった。
と徐々に結晶化して硬い塊状物となった。
収率は96〜100%Wであった。この反応混合物をビ
ス(トリメチル)アセトアミドでシリル化(5ilyl
ation ) した後でGLC分析法によって分析
した。
ス(トリメチル)アセトアミドでシリル化(5ilyl
ation ) した後でGLC分析法によって分析
した。
結果は表Aに示した通りである。
この表から、アセトンの10%、20%および30%を
それぞれホルムアルデヒドで置換すると、ジフェニロー
ルメタン成分をそれぞれ9.1%W、21.6%Wおよ
び28.7%W含有する生成物を与えることが明らかで
あり;共にジフエ※※ニロールメタン留分の大部分をし
めているビス(2−ヒドロキシフェニル)メタンとビス
(4ヒドロキシフエニル)メタンのみが比較化合物によ
って確認された。
それぞれホルムアルデヒドで置換すると、ジフェニロー
ルメタン成分をそれぞれ9.1%W、21.6%Wおよ
び28.7%W含有する生成物を与えることが明らかで
あり;共にジフエ※※ニロールメタン留分の大部分をし
めているビス(2−ヒドロキシフェニル)メタンとビス
(4ヒドロキシフエニル)メタンのみが比較化合物によ
って確認された。
実施例 ■
ジグリシジルエーテルの製造法
実施例■で得られた生成物119fと550.52のエ
ピクロロヒドリンとの混合物を86.iの48.1%w
NaOH水溶液で次のように処理した:前記生成物混合
物を攪拌下に70℃に加熱し、つてで5〜10%の塩基
性溶液を15分間にわたって添加し、この間、温度は7
0℃から100℃に上昇した。
ピクロロヒドリンとの混合物を86.iの48.1%w
NaOH水溶液で次のように処理した:前記生成物混合
物を攪拌下に70℃に加熱し、つてで5〜10%の塩基
性溶液を15分間にわたって添加し、この間、温度は7
0℃から100℃に上昇した。
引続いて残りの塩基性溶液を1.75時間にわたって添
加し、この間、温度は100℃に維持し、引続き5時間
、100℃で攪拌を続げた。
加し、この間、温度は100℃に維持し、引続き5時間
、100℃で攪拌を続げた。
ついで、25mmHg (0,033バール)で蒸留し
てエビクロロヒドリンを除去し、残留物として得られる
樹脂を同一圧力下に0.5時間、160℃で加熱した。
てエビクロロヒドリンを除去し、残留物として得られる
樹脂を同一圧力下に0.5時間、160℃で加熱した。
この樹脂を325rrLlのメチルイソブチルケトン中
に溶かし、550TLlの水で45℃で15分間、厳し
く攪拌しながら洗浄した。
に溶かし、550TLlの水で45℃で15分間、厳し
く攪拌しながら洗浄した。
この樹脂溶液を、ついで500rrLlの5%W水溶液
で、95℃で1.5時間処理して残部のクロロヒドリン
成分を脱塩化水素反応してエポキシ基に転化した。
で、95℃で1.5時間処理して残部のクロロヒドリン
成分を脱塩化水素反応してエポキシ基に転化した。
この樹脂溶液を最終的にNaH2PO4の2%W水溶液
で1時間、50℃で洗浄し、減圧下にメチルイソブチル
ケトンを除き、そして得られる樹脂を1時間、15mm
Hg (0,02バール)で150°Cの温度で加熱し
た。
で1時間、50℃で洗浄し、減圧下にメチルイソブチル
ケトンを除き、そして得られる樹脂を1時間、15mm
Hg (0,02バール)で150°Cの温度で加熱し
た。
1741の収量で樹脂生成物が得られ;そのWPEは1
81で粘度は25°Cで、8,49Ns / m (8
4,9ポイズ)であった。
81で粘度は25°Cで、8,49Ns / m (8
4,9ポイズ)であった。
Claims (1)
- 1 酸性媒体中で、フェノールをアセトンおよびホルム
アルデヒドの双方と反応させて、ジフェニロールプロパ
ンおよびジフェニロールメタンの両者を含む混合物を得
ることを特徴とする、ジフェニロールアルカン類の混合
物の製造方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB1990973A GB1467628A (en) | 1973-04-26 | 1973-04-26 | Production of mixtures of bis-hydroxyphenyl-alkanes |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5035141A JPS5035141A (ja) | 1975-04-03 |
JPS5829286B2 true JPS5829286B2 (ja) | 1983-06-22 |
Family
ID=10137165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49045569A Expired JPS5829286B2 (ja) | 1973-04-26 | 1974-04-24 | ビス ( ヒドロキシフエニル ) アルカンルイコンゴウブツ ノ セイゾウホウホウ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US3920573A (ja) |
JP (1) | JPS5829286B2 (ja) |
DE (1) | DE2419820C2 (ja) |
FR (1) | FR2227253B1 (ja) |
GB (1) | GB1467628A (ja) |
NL (1) | NL7405495A (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4170587A (en) * | 1975-05-07 | 1979-10-09 | Bayer Aktiengesellschaft | Statistical mixtures of halogenated bisphenols with halogen-free bisphenols, a process for their preparation and their use for the preparation of high-molecular weight thermoplastic polycarbonates |
US4075119A (en) * | 1975-05-07 | 1978-02-21 | Bayer Aktiengesellschaft | Statistical mixtures of halogenated bisphenols with halogen-free bisphenols |
US4087469A (en) * | 1975-12-16 | 1978-05-02 | Yakov Abramovich Gurvich | Method of producing 2,2 '-methylenebis(4,6-dialkylphenols) |
FR2462409A1 (fr) * | 1979-08-03 | 1981-02-13 | Rhone Poulenc Ind | Procede de preparation de particules solides de bisphenol-f |
DE2935316A1 (de) * | 1979-08-31 | 1981-03-26 | Bayer Ag, 51373 Leverkusen | Verfahren zur herstellung reiner 4,4'-dihydroxydiphenylalkane bzw. -cycloalkane |
US4400554A (en) * | 1982-03-29 | 1983-08-23 | Monsanto Company | Process for making bis(hydroxyphenyl)methanes |
JPH0651777B2 (ja) * | 1989-02-21 | 1994-07-06 | 株式会社日立製作所 | 熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたコイル、パネル |
CA2392817A1 (en) * | 1999-12-22 | 2001-06-28 | John George Juras Jr. | Stable bisphenolic compositions |
US6716729B2 (en) | 1999-12-22 | 2004-04-06 | Borden Chemical, Inc. | Stable bisphenolic compositions |
DE10201682A1 (de) | 2002-01-17 | 2003-07-31 | Map Medizin Technologie Gmbh | Atemmaskenanordnung |
JP7021560B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2022-02-17 | 三菱ケミカル株式会社 | ビスフェノールの製造方法及びポリカーボネート樹脂の製造方法 |
JP7021559B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2022-02-17 | 三菱ケミカル株式会社 | ビスフェノールの製造方法及びポリカーボネート樹脂の製造方法 |
JP7021561B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2022-02-17 | 三菱ケミカル株式会社 | 2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)プロパンの製造方法およびポリカーボネート樹脂の製造方法 |
EP3847149B1 (en) * | 2018-09-03 | 2022-04-20 | Covestro Intellectual Property GmbH & Co. KG | Process for the preparation of 3,3,5-trimethylcyclohexylidene bisphenol |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3192270A (en) * | 1955-12-10 | 1965-06-29 | Bayer Ag | Process for the manufacture of pure 4, 4'-di-(hydroxy-phenyl)-alkanes |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1030836B (de) * | 1952-08-25 | 1958-05-29 | Bataafsche Petroleum | Verfahren zur Herstellung von 2, 2-Bis-(p-oxyphenyl)-propan |
US2792429A (en) * | 1953-09-22 | 1957-05-14 | Union Carbide & Carbon Corp | Production of dihydroxy diphenyl alkanes |
US3075015A (en) * | 1958-12-31 | 1963-01-22 | Bayer Ag | Processes for the recovery of phenols and carbonyl compounds from crude bisphenolic condensation products |
BE597244A (ja) * | 1959-11-20 | |||
DE1518321A1 (ja) * | 1964-07-24 | 1972-03-09 | ||
US3627846A (en) * | 1968-10-16 | 1971-12-14 | Bayer Ag | Process for obtaining particularly pure 2,2-bis-(phenylol)-propane |
US3673262A (en) * | 1968-12-20 | 1972-06-27 | Hooker Chemical Corp | Crystallization of diphenylol alkanes |
-
1973
- 1973-04-26 GB GB1990973A patent/GB1467628A/en not_active Expired
- 1973-09-28 US US401909A patent/US3920573A/en not_active Expired - Lifetime
-
1974
- 1974-04-24 JP JP49045569A patent/JPS5829286B2/ja not_active Expired
- 1974-04-24 FR FR7414177A patent/FR2227253B1/fr not_active Expired
- 1974-04-24 NL NL7405495A patent/NL7405495A/xx not_active Application Discontinuation
- 1974-04-24 DE DE2419820A patent/DE2419820C2/de not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3192270A (en) * | 1955-12-10 | 1965-06-29 | Bayer Ag | Process for the manufacture of pure 4, 4'-di-(hydroxy-phenyl)-alkanes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE2419820A1 (de) | 1974-11-07 |
US3920573A (en) | 1975-11-18 |
JPS5035141A (ja) | 1975-04-03 |
GB1467628A (en) | 1977-03-16 |
FR2227253A1 (ja) | 1974-11-22 |
DE2419820C2 (de) | 1983-02-03 |
NL7405495A (ja) | 1974-10-29 |
FR2227253B1 (ja) | 1977-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5829286B2 (ja) | ビス ( ヒドロキシフエニル ) アルカンルイコンゴウブツ ノ セイゾウホウホウ | |
US2356459A (en) | Prepabation of beta lactones | |
KR0182263B1 (ko) | 나프톨계 에폭시 수지, 그의 중간체와 그의 제조법 및 이러한 나프톨계 에폭시 수지를 함유하는 에폭시 수지 조성물 | |
US7345132B2 (en) | Method of producing novolak resin | |
JPH0245630B2 (ja) | ||
US2885385A (en) | Polyphenylol derivatives of olefinic aldehydes | |
JPH0321627A (ja) | フエノール類ノボラック型エポキシ樹脂及びその製造法 | |
KR20230138468A (ko) | 벤즈옥사진 화합물의 신규한 제조방법 | |
JPH05222153A (ja) | 新規アントラセン系エポキシ樹脂及びその製造方法 | |
US3310528A (en) | New epoxide resins, processes for their production and hardenable compositions containing such epoxide resins | |
JP3732539B2 (ja) | 新規ポリフェノール及びその製造方法 | |
FR2517304A1 (fr) | Composes utiles comme agents de durcissement des compositions de resine epoxyde, compositions de resine epoxyde durcissables les contenant et resines durcies obtenues par contact avec un tel agent | |
JPH0776538A (ja) | テトラキス(ヒドロキシフェニル)アルカンの製造方法 | |
JP4334044B2 (ja) | 液状エポキシ樹脂の製造方法 | |
JPH03109342A (ja) | 4.4’―ジヒドロキシジフェニルメタンの製造方法 | |
KR20050053336A (ko) | 2-하이드록시아이소부티르산글리시딜의 제조방법 | |
JP2002179749A (ja) | ノボラック樹脂の製造方法 | |
JPS6146006B2 (ja) | ||
US3351674A (en) | Mixed glycidyl derivatives of cyanuric acid and phenols | |
EP0131281A1 (en) | Process for preparing polyglycidylamine derivatives | |
JPS59109514A (ja) | エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂の製造方法 | |
JPH09227646A (ja) | ノボラック型フェノール樹脂の芳香族カルボン酸エステルの製造方法 | |
JPS6245582A (ja) | エポキシ樹脂の製造法 | |
JPH02185515A (ja) | エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂組成物 | |
JP2778969B2 (ja) | エポキシ基とヒドロキシメチル基を有する化合物 |