JPS5827542Y2 - 増幅器の電圧リミッタ−回路 - Google Patents

増幅器の電圧リミッタ−回路

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JPS5827542Y2
JPS5827542Y2 JP9727878U JP9727878U JPS5827542Y2 JP S5827542 Y2 JPS5827542 Y2 JP S5827542Y2 JP 9727878 U JP9727878 U JP 9727878U JP 9727878 U JP9727878 U JP 9727878U JP S5827542 Y2 JPS5827542 Y2 JP S5827542Y2
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JP
Japan
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voltage
resistor
transistor
amplification stage
collector
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Expired
Application number
JP9727878U
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JPS5515814U (ja
Inventor
章 菊池
俊朗 長井
貢 田村
Original Assignee
パイオニア株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は増幅器において、出力段が入力信号によって
飽和するのを防ぐため、その前段の電圧増幅段で出力電
圧を制限するようにした電圧リミッタ−回路の改良に関
するものである。
先ず第1図に従って従来のこの種の電圧リミッタ−回路
について説明する。
すなわちQlはそのベースに信号が印加される電圧増幅
段を構成するトランジスタ、Q2は上記トランジスタQ
1のコレクタ負荷抵抗となる定電流電源トランジスタ、
Q3およびQ4はそのベースがダイオードD。
および半固定抵抗Roより成る定電圧源を介して接続さ
れた相補型のドライバートランジスタであり、Q5およ
びQ6は上記ドライバートランジスタQ3およびQ4に
対してそれぞれダーリントン接続された相補型の電力増
幅トランジスタである。
上記電力増幅トランジスタQ5およびQ6のエミッタは
それぞれエミッタ抵抗R2およびR3を介して出力端O
UTに導かれ、又コレクタはそれぞれ正電源+82およ
び負電源−82に接続されている。
そして上記定電流電源トランジスタQ2のコレクタと上
側のドライバートランジスタQ3のベースとの間には抵
抗R1が接続され、さらに上記ドライバートランジスタ
Q2のコレクタと上記正電源+82との間にはアノード
がトランジスタQ2のコレクタ側になるようスイッチン
グ素子としてのダイオードD1が接続されている。
この第1図の回路において上記ダイオードD1の順方向
電圧をVD、とし、正電源+82の電圧をVB2とすれ
ばトランジスタQ2のコレクタ電圧V1がVB2+VD
1以上になった時にダイオードD1に順方向に電流が流
れ、電圧増幅用トランジスタQ1のコレクタには電流が
流れなくなる。
トランジスタQ2のコレクタ電流は一定値であり、ダイ
オードD1の順方向電圧VD1 もほぼ一定の値をとる
ためVlの値はVB2+VD1の値に制限される。
この時、トランジスタQ3およびQ5のベース・エミッ
タ間電圧をそれぞれvBE3およびVBE5とし、トラ
ンジスタQ3のベース電流をIB3とすれば電力増幅ト
ランジスタQ5のコレクタ・エミッタ間電圧VC5は VCE5= IB3− R1+VBE3 + VB E −VD ・−・・・・・−(1)1 となる。
なおVBE3.VBE5およびVDlは約0.6vであ
るから上記(1)式は次の様に書き直すことができる。
VCE5中IB3・R,+0.6 ・・・・・・・・
(2)すなわちこの(2)式に示す値が最小値となる。
従って上記トランジスタQ5が飽和しないように抵抗R
1の値を定めれば、トランジスタQ5が飽和することに
より発生する寄生発振を防止できる。
しかしながら上記(2)式に含まれているIB3はトラ
ンジスタQ3のベース電流であるためこのベース電流は
、素子によるバラツキが大きく、従って電圧す□ツター
回路としてはこのバラツキによる電圧差分の余裕を持た
せて設計しなげればならない。
すなわち換言すれば抵抗R1の値を比較的大きく選定し
なげればならないことになる。
しかし抵抗R1の値を大きくすればその抵抗R1による
電圧降下が大きくなり、例えばトランジスタQ2のコレ
クタ・エミッタ間電圧が充分に確保できないために歪が
大きくなるという不都合が生じ、その不都合を除去する
にはトランジスタQ2のエミッタ側に印加される正電源
子81の値を大きくしなげればならず、従って電源電圧
を上昇させることによるコストへの影響は免れ得ないも
のとなる。
この考案は第1図に示されるような電圧す□ツター回路
が有している上記した様な欠点を除去することを目的と
するものであり、その一実施態様を第2図に示す。
この第2図から明らかなとおり、この考案の電圧リミッ
タ−回路は第1図の従来例に示す抵抗R1に対して並列
にコンデンサC1を接続したところに特徴がある。
以下その作用について第3図および第4図に基づいて説
明する。
すなわち第3図は増幅器に正の半波が印加された場合の
各部の電圧波形を示したものである。
この第3図において波形1および2はダイオードD1お
よびコンデンサC1が無い場合のトランジスタQ2のコ
レクタ電位点v1およびトランジスタQ3のベース電位
点v2の電圧波形を示すものである。
すなわちこの状態においては電圧り)ツタ−作用が無い
ためにVlおよびv2点の電圧波形は抵抗R1による電
圧降下分VR1の間隔をおいて入力信号の上側の半波(
サインカーブ)がそのまま現われる。
ここで第1図に示すようにダイオードD1のみを先ず接
続するとVlおよびv2点の電圧波形はそれぞれ1′お
よび2′に示すようになる。
これはV1点は正電源+82の電圧値であるVB2とダ
イオードD1の順方向電圧vD1の和の電圧で制限を受
けてクリップされるためであり、又V2点はそのクリッ
プ点よりも抵抗R1による電圧降下分(IB3・R1)
だけ低い位置でクリップされるためである。
第4図は第3図における波形1′を規準(0)として波
形2および2′の変化状態を示したものである。
この第4図から明らかなように抵抗R1の両端電圧VR
1の値は波形2′で示されているように従来のもの(第
1図のものに相当)においては入力信号に応じて極端に
変化する。
しかるにここで第2図に示すように抵抗R1に並列にコ
ンデンサC1を接続した場合においてはVRlの値が急
に減少しようとしてもコンデンサC1の放電々流によっ
てV2の波形は第4図の2〃のように保持されることに
なる。
コンデンサC1が充電状態となるのはダイオードD1に
電流が流れず、トランジスタQ1のコレクタ電流が流れ
ている時間であるため、通常充電時間は放電時間よりも
充分に長い。
そのためコンデンサC1を抵抗R1およびベース電流I
B3とで決まる時定数が充分大きくなるように設定すれ
ば、VRlの値をダイオードD1が導通しない時の一定
な値に充分に近すげることができるという効果が得られ
る。
その時のvRlの値はトランジスタQ2のコレクタ電流
をIC2とすれば、 VR1=R1(IC2+■B3) となる。
なお IC2〉■B3 であり、従ってベース電流■B
3のバラツキは殆んど無視することができ、しかもIC
2は定電流であるため、きわめて効率の良い電圧設定を
することができる。
これは抵抗R1の値を充分小さくしても増幅器が寄生発
振を起こすことはないことを意味し、電圧増幅側トラン
ジスタを歪の少ない状態で動作させ得るとともに、電圧
増幅側トランジスタの動作電源が比較的低い電圧であっ
ても増幅器は充分に動作できるという結果になり、増幅
器全体のコストを低減できるという実用的効果が期待で
きる。
なお第2図に示した本考案の実施例において抵抗R1に
変えて定電圧半導体を用いることができる。
この場合にはコンデンサC1を付加しない時のVRlの
電圧変化は抵抗を用いた場合よりも小さいため、コンデ
ンサC1の値はより小さくて済むという効果が得られる
又第2図の実施例では入力信号波形の正側だけの電圧リ
ミッタ−回路を示したが、これと対称な回路を負側にも
付加すれば入力信号波形の負側の電圧もリミットできる
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電圧リミッタ−回路を備えた増幅器の結
線図、第2図は本考案の電圧リミッタ−回路を示した結
線図、第3図および第4図はそれぞれ第1図、第2図に
おける各部の電圧波形を示した波形図である。 Ql・・・電圧増幅トランジスタ、Q3.Q4・・・ド
ライバートランジスタ、Q5.Q6・・・電力増幅トラ
ンジスタ、R1・・・抵抗、C1・・・コンデンサ、D
l・・・ダイオード(スイッチング素子)、十82・・
・正電源、−82・・・負電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電圧増幅段と、この電圧増幅段のコレクタ出力をそのベ
    ース入力とする電力増幅段と、上記電圧増幅段のコレク
    タと電力増幅段のベースとの接続点に抵抗(又は半導体
    素子)を介して電流を供給する電流源と、上記電流源と
    抵抗(又は半導体素子)との接続点と、上記電力増幅段
    のコレクタとの間に接続され、該電力増幅段のコレクタ
    の絶対値電位に対し、該電流源と抵抗(又は半導体素子
    )との接続点の絶対値電位が所定以上大になった時にオ
    ンするスイッチング素子とを備えたものにおいて、上記
    抵抗(又は半導体素子)の両端にコンデンサを並列に接
    続することにより該抵抗(又は半導体素子)の両端の交
    流的なインピーダンスを下げるようにしてなる増幅器の
    電圧リミッタ−回路。
JP9727878U 1978-07-17 1978-07-17 増幅器の電圧リミッタ−回路 Expired JPS5827542Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5515814U JPS5515814U (ja) 1980-01-31
JPS5827542Y2 true JPS5827542Y2 (ja) 1983-06-15

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ID=29031957

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JP9727878U Expired JPS5827542Y2 (ja) 1978-07-17 1978-07-17 増幅器の電圧リミッタ−回路

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