JPS6336747Y2 - - Google Patents

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JPS6336747Y2
JPS6336747Y2 JP8859282U JP8859282U JPS6336747Y2 JP S6336747 Y2 JPS6336747 Y2 JP S6336747Y2 JP 8859282 U JP8859282 U JP 8859282U JP 8859282 U JP8859282 U JP 8859282U JP S6336747 Y2 JPS6336747 Y2 JP S6336747Y2
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JP
Japan
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input terminal
terminal
amplitude
operational amplifier
transistor
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JP8859282U
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JPS58191717U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアナログ信号の振幅制限に使用される
振幅制限回路に関し、特にその振幅制限値を設定
する設定回路の改良に関するものである。
演算増幅器を使用した従来の振幅制限回路の一
例を第1図に示して説明すると、図において、
OP1は負入力端子(−)と正入力端子(+)を有
する演算増幅器であり、この負入力端子には入力
端子INより入力コンデンサC1、入力抵抗器R1
通して交流信号が加えられ、正入力端子には一定
のバイアス電圧VBが印加されている。演算増幅
器OP1の負入力端子と出力端子間には帰還抵抗器
R2が接続されるとともに、その負入力端子にコ
レクタが、そして出力端子にエミツタが共通にし
て接続された一対のPNP形トランジスタQ1およ
びNPN形トランジスタQ2が構成されており、こ
れら各トランジスタQ1,Q2のベースにはそれぞ
れ抵抗器R3、可変抵抗器RV1および抵抗器R4
可変抵抗器RV2からなる振幅制限値設定回路によ
り一定のバイアス電圧が印加されている。なお、
E1,E2は前記各振幅制限値設定回路にそれぞれ
供給されるバイアス電源、OUTは出力端子であ
る。
ここで、演算増幅器OP1の出力端子に得られる
出力電圧e0はその正入力端子に印加されるバイア
ス電圧VBと同一電圧でバイアスされているもの
とする。しかして、入力端子INより交流信号が
入力コンデンサC1、入力抵抗器R1を通して演算
増幅器OP1の負入力端子に加えられると、その出
力端子には、R2/R1倍された出力電圧e0が得ら
れる。このとき、前記各トランジスタQ1,Q2
ベースに印加される可変抵抗器RV1,RV2の電圧
をそれぞれe1,e2とすると、出力電圧e0(交流信
号の接地点に対する絶対値)の値が、e0<e2にな
ればNPN形トランジスタQ2が導通しそのインピ
ーダンスが低下して出力波形の負方向振幅が制限
される。また、e0>e1になればPNP形トランジス
タQ1が導通し同様に正方向振幅が制限される。
なお、実際には、前記各トランジスタQ1,Q2
ベース、エミツタ間バイアス電圧をVBEとする
と、e0>e1−θ1VBE,e0<e2−θ2VBEを考慮する必
要があるが、説明を簡単にするため省略する。
したがつて、振幅制限された出力信号は第3図
に示すような波形となり、その正方向振幅制限値
がトランジスタQ1のバイアス電圧e1で、負方向
振幅制限値がトランジスタQ2のバイアス電圧e2
で決められる。そして、出力信号の波高値をe3
すると、この波高値e3は、前記バイアス電圧e1
e2との差に相当し、 e3=e1−e2 …(1) で与えられる。一方、振幅制限された波形の正、
負の対称性については、 e1−VB/VB−e2 …(2) で与えられ、 e1+e2=2VB …(3) のとき、対称性が100%となる。したがつて、正、
負の対称性を必要とする場合、上記した従来の振
幅制限回路では、波高値の設定を行う度に可変抵
抗器RV1,RV2をそれぞれ設定しなければならな
いため、正、負の対称性がくずれやすく、また設
定に際し多大の時間とテクニツクを要するという
欠点があつた。
本考案は、このような従来の欠点を除去するた
め、正、負の対称性を変えることなく、振幅制限
された波形の波高値だけを任意に設定できる振幅
制限回路を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図に基いて説明する。
第2図は本考案による振幅制限回路の一実施例
を示す回路構成図である。第2図において第1図
と同一符号は同一または相当部分を示し、演算増
幅器OP1の負入力端子に対して入力コンデンサ
C1、入力抵抗器R1が接続される。この演算増幅
器OP1の負入力端子と出力端子間には帰還抵抗器
R2が接続されるとともに、その負入力端子にコ
レクタが、そして出力端子にエミツタが共通にし
て接続された一対のPNP形トランジスタQ1およ
びNPN形トランジスタQ2が構成されている。そ
して、前記各トランジスタQ1,Q2の両ベース端
子間には抵抗値の等しい2個の抵抗器R5および
R6が直列に接続され、トランジスタQ2のベース
端子と抵抗器R5との接続点がベースバイアス設
定用可変抵抗器RV3を通して接地される。また、
前記各抵抗器R5とR6の中点に演算増幅器OP2
負入力端子が接続されるとともに、この演算増幅
器OP2の出力端子がトランジスタQ1のベース端子
と抵抗器6との接続点に接続されており、これら
抵抗器R5およびR6、可変抵抗器RV3、演算増幅
器OP2は、各トランジスタQ1,Q2のベースに対
しそれぞれバイアス電圧を印加して正方向振幅制
限値、負方向振幅制限値を設定するための振幅制
限値設定回路を構成している。この場合、演算増
幅器OP2の正入力端子(+)には演算増幅器OP1
の正入力端子に印加されるバイアスと同電位のバ
イアス電圧VBが印加されている。
このように構成された振幅制限回路によると、
PNP形トランジスタQ1のベースに印加される演
算増幅器OP2の出力電圧をe1、NPN形トランジ
スタQ2のベースに印加される可変抵抗器RV3
電圧をe2、そして抵抗器R5およびR6の両端子間
の電圧をe3とすると、これら各電圧e1,e2,e3
関係は、 e1=VB(RV3+R5+R6)/R5+RV3 …(4) e2=VBRV3/R5+RV3 …(5) e3=VB(R5+R6)/R5+RV3 …(6) となる。しかして、演算増幅器OP1の出力端子に
得られる出力電圧e0の値が、e0<e2になればトラ
ンジスタQ2が導通し出力波形の負方向振幅が制
限される。また、e0>e1になると、トランジスタ
Q1が導通して正方向振幅が制限されることによ
り、第3図に示すように、振幅制限された出力波
形が得られる。したがつて、振幅制限された波高
値はe3に相当するので、上記(6)式で与えられるこ
とになる。そのため、前記波高値は可変抵抗器
RV3の値を変えることにより、任意に設定するこ
とができる。
一方、振幅制限された出力波形の正、負の対称
性については上記(3)式から可変抵抗器RV3の値に
無関係に、e1+e2=2VBの条件が設定できればよ
い。したがつて、上記(4)式と(5)式から、 e1+e2=VB(RV3+R5+R6)/R5+RV3+VBRV3/R5+R
V3…(7) となり、R5=R6の条件を与えることにより、上
記(7)式は2VBになり、可変抵抗器RV3に影響され
ない一定の値となる。
以上説明したように、本考案の振幅制限回路に
よれば、可変抵抗器RV3の抵抗値を変えることに
より、振幅制限された波形の正、負の対称性がく
ずれることなく、波高値を容易に設定することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の振幅制限回路の一例を示す回路
構成図、第2図は本考案による振幅制限回路の一
実施例を示す回路構成図、第3図は振幅制限され
た出力信号の波形図である。 OP1……演算増幅器、R1……入力抵抗器、R2
……帰還抵抗器、Q1……PNP形トランジスタ、
Q2……NPN形トランジスタ、R5,R6……抵抗
器、RV3……可変抵抗器、OP2……演算増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 負入力端子と正入力端子を有しかつその負入力
    端子と出力端子間に接続された帰還抵抗器を有す
    る演算増幅器を備え、該演算増幅器の出力端子に
    得られる正、負の出力信号をそれぞれ一定値に振
    幅制御するように前記演算増幅器の負入力端子と
    出力端子間にPNP形トランジスタおよびNPN形
    トランジスタが並列に接続された振幅制限回路に
    おいて、前記PNP形トランジスタおよびNPN形
    トランジスタの各ベース端子間に直列に接続され
    た等しい抵抗値を有する2個の抵抗器と、前記
    NPN形トランジスタのベース端子と抵抗器との
    接続点と接地間に設けられた該NPN形トランジ
    スタのベースバイアス設定部と、前記直列に接続
    された2個の抵抗器の接続点に負入力端子が接続
    されかつ前記PNP形トランジスタのベース端子
    と抵抗器との接続点に出力端子が接続された演算
    増幅器とにより振幅制限値設定回路を構成し、前
    記各々の演算増幅器の正入力端子に互いに同一の
    バイアス電圧を加えてなることを特徴とする振幅
    制限回路。
JP8859282U 1982-06-14 1982-06-14 振幅制限回路 Granted JPS58191717U (ja)

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JP8859282U JPS58191717U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 振幅制限回路

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JP8859282U JPS58191717U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 振幅制限回路

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Publication Number Publication Date
JPS58191717U JPS58191717U (ja) 1983-12-20
JPS6336747Y2 true JPS6336747Y2 (ja) 1988-09-29

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ID=30097257

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