JPH0336096Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0336096Y2 JPH0336096Y2 JP18286983U JP18286983U JPH0336096Y2 JP H0336096 Y2 JPH0336096 Y2 JP H0336096Y2 JP 18286983 U JP18286983 U JP 18286983U JP 18286983 U JP18286983 U JP 18286983U JP H0336096 Y2 JPH0336096 Y2 JP H0336096Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier
- ground point
- constant current
- current source
- circuit
- Prior art date
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- Expired
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、増幅器の接置回路に内在する非直
線歪を改善する回路の構成に関する。
線歪を改善する回路の構成に関する。
従来の増幅器は第1図において増幅器1の利得
A1が十分大きければ、入力電圧Viに対する増幅
器1の出力電圧Voは Vo=Ri+Rf/Ri・Vi となり、帰還抵抗の接地点2から電源(+VCCお
よび−VEE)の接地点3に向つて IN=Vo/Ri+Rf=Vi/Ri なる電流INが流れる。
A1が十分大きければ、入力電圧Viに対する増幅
器1の出力電圧Voは Vo=Ri+Rf/Ri・Vi となり、帰還抵抗の接地点2から電源(+VCCお
よび−VEE)の接地点3に向つて IN=Vo/Ri+Rf=Vi/Ri なる電流INが流れる。
しかるに実際の増幅器においては、帰還抵抗の
接地点2と電源の接地点3との間の配線中に在存
するコネクターとかネジ止め部等の接続点におけ
る接触抵抗の如く非線形抵抗成分DNが存在する
ので、当該DNの両端にINによる電圧VNが発生し、
負荷抵抗RLにかかる出力電圧Vo′は、 Vo′=Ri+Rf/Ri・Vi+VN となつて出力電圧中に非線形成分VNを含み、歪
を生じていた。
接地点2と電源の接地点3との間の配線中に在存
するコネクターとかネジ止め部等の接続点におけ
る接触抵抗の如く非線形抵抗成分DNが存在する
ので、当該DNの両端にINによる電圧VNが発生し、
負荷抵抗RLにかかる出力電圧Vo′は、 Vo′=Ri+Rf/Ri・Vi+VN となつて出力電圧中に非線形成分VNを含み、歪
を生じていた。
即ち、第2図に示す如くDNはI=0を中心と
し、微小電流時に非直線性を示すことが多いので
INが動作点I=0を中心として変化する限り、電
圧VNに歪が生じることは避けられなかつた。
し、微小電流時に非直線性を示すことが多いので
INが動作点I=0を中心として変化する限り、電
圧VNに歪が生じることは避けられなかつた。
本考案は定電流回路により帰還抵抗の接地点か
ら前記DNを含む回路にバイアス電流を流し、動
作点を移動させて前記DNに起因する歪の発生を
防止した増幅装置である。
ら前記DNを含む回路にバイアス電流を流し、動
作点を移動させて前記DNに起因する歪の発生を
防止した増幅装置である。
第3図において、5は、正の電源+VCCに接続
された定電流源であつて、その出力は増幅器4の
帰還抵抗Riの接地点6に接続されている。今、
定電流源5からバイアス電流IBが増幅器4のバイ
アス抵抗Riの接地点6に流れると、当該接地点
6と電源の接地点7間に流れる電流IN′は、 IN′=IN+IB となり、第2図において、増幅器の動作点はI=
IBとなつて、通常の信号レベルではアース回路に
存在する非直線抵抗成分DNの非直線部にないの
で、VN′は入力信号に比例したものとなり、負荷
の出力電圧Vo′中に歪が発生しない。
された定電流源であつて、その出力は増幅器4の
帰還抵抗Riの接地点6に接続されている。今、
定電流源5からバイアス電流IBが増幅器4のバイ
アス抵抗Riの接地点6に流れると、当該接地点
6と電源の接地点7間に流れる電流IN′は、 IN′=IN+IB となり、第2図において、増幅器の動作点はI=
IBとなつて、通常の信号レベルではアース回路に
存在する非直線抵抗成分DNの非直線部にないの
で、VN′は入力信号に比例したものとなり、負荷
の出力電圧Vo′中に歪が発生しない。
尚、ここで上記定電流源の極性は、第2図およ
び第3図では正極性の例を示したが、負極性であ
つても同様の効果を得る。
び第3図では正極性の例を示したが、負極性であ
つても同様の効果を得る。
本考案による増幅装置は上記の如き構成を有
し、接地回路の非線形性にも着目して、定電流源
からのバイアス電流により非直線の無い動作状態
とすることにより、歪の発生を防止するものであ
つて非常に高度な性能を要求される増幅器に対す
る応用面で極めて有用である。
し、接地回路の非線形性にも着目して、定電流源
からのバイアス電流により非直線の無い動作状態
とすることにより、歪の発生を防止するものであ
つて非常に高度な性能を要求される増幅器に対す
る応用面で極めて有用である。
第1図は従来の増幅装置の回路構成を示す図、
第2図は増幅器の動作状態の説明図、第3図は本
考案の増幅装置の回路構成を示す図である。 4は主増幅器、5は定電流源、6は帰還抵抗接
地点、7は電源の接地点である。
第2図は増幅器の動作状態の説明図、第3図は本
考案の増幅装置の回路構成を示す図である。 4は主増幅器、5は定電流源、6は帰還抵抗接
地点、7は電源の接地点である。
Claims (1)
- 主増幅器4の帰還抵抗の接地点6に定電流源5
が接続され、非線形抵抗成分DNを含む前記接地
点6と、正の電源+VCC、負の電源−VEEの接地
点7との間に、バイアス電流IBが流されることに
より、主増幅器4の動作点が移動し、前記非線形
抵抗成分DNに起因する歪の発生を防止したこと
を特徴とする増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18286983U JPS6090913U (ja) | 1983-11-25 | 1983-11-25 | 増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18286983U JPS6090913U (ja) | 1983-11-25 | 1983-11-25 | 増幅装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6090913U JPS6090913U (ja) | 1985-06-21 |
JPH0336096Y2 true JPH0336096Y2 (ja) | 1991-07-31 |
Family
ID=30395919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18286983U Granted JPS6090913U (ja) | 1983-11-25 | 1983-11-25 | 増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6090913U (ja) |
-
1983
- 1983-11-25 JP JP18286983U patent/JPS6090913U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6090913U (ja) | 1985-06-21 |
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