JP2752836B2 - 電圧・電流変換回路 - Google Patents

電圧・電流変換回路

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JP2752836B2
JP2752836B2 JP4074968A JP7496892A JP2752836B2 JP 2752836 B2 JP2752836 B2 JP 2752836B2 JP 4074968 A JP4074968 A JP 4074968A JP 7496892 A JP7496892 A JP 7496892A JP 2752836 B2 JP2752836 B2 JP 2752836B2
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芳樹 藤尾
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NIPPON DENKI AISHII MAIKON SHISUTEMU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電圧・電流変換回路に関
し、特に吸い込み電流出力と掃き出し電流出力を有する
電圧・電流変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回路の一例を図2に示
す。図2を参照すると、この回路では、ベースが演算増
幅器1の出力に接続されたバイポーラトランジスタ(以
後トランジスタと記す)Q2 ,Q3 のエミッタを演算増
幅器1の反転入力端に接続して、負帰還ループを構成す
る。この負帰還ループにより、トランジスタQ2,3
エミッタと接地との間に接続された基準抵抗R6 には、
演算増幅器1の非反転入力端に接続された入力電圧信号
源7と同じ大きさの電圧が生じる様に制御された電流が
流れる。ここでこの制御された電流を2倍の基準電流
(2・IR )と定義すると、この2倍の基準電流2・I
R はトランジスタQ2 ,Q3 のエミッタ面積が同じであ
る場合、それぞれ1/2に分流されて、それぞれのトラ
ンジスタのコレクタ電流となる。つまり、トランジスタ
2 のコレクタは1倍の基準電流の大きさ(IR )の吸
い込み電流の出力となる。また、トランジスタQ3 のコ
レクタは、エミッタが電源に接続されたトランジスタQ
4 ,Q5 から構成されるカレントミラー回路のソース側
に接続されているので、トランジスタQ3 のコレクタ電
流はこのカレントミラー回路によって電源端子8で折り
返され、1倍の基準電流の大きさ(IR )の掃き出し電
流の出力となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回路に
おいては、カレントミラー回路が、エミッタが電源に接
続されたトランジスタQ5 によって構成されるので、電
源雑音がこのトランジスタのコレクタ・ベース間容量を
介して、掃き出し電流に重畳されてしまう。即ち、電源
雑音除去比が劣化するという欠点があった。
【0004】また、カレントミラー回路のソース側を構
成するトランジスタQ4 と、このトランジスタQ4 のコ
レクタとベースにコレクタが接続され、かつベースが演
算増幅器1の出力端に接続されたトランジスタQ3
び、このトランジスタQ3 のエミッタと接地の間に接続
される基準抵抗R6 によって形成される電流経路におい
て消費される電力は、負荷を駆動するものではないた
め、回路全体の消費電力を増加させる要因となってい
る。特に高電圧電源で使用する場合、この消費電力は無
視出来ないものとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧・電流変換
回路は、演算増幅器と、ベースがこの演算増幅器の出力
端に接続された第1導電型の第1のバイポーラトランジ
スタと、ベースとコレクタとが接続され、エミッタが前
記第1のバイポーラトランジスタのエミッタに接続され
た第2導電型の第2のバイポーラトランジスタと、エミ
ッタおよびベースが、前記第2のバイポーラトランジス
タのエミッタおよびベースにそれぞれ接続された第2導
電型の第3のバイポーラトランジスタと、一端が前記第
2のバイポーラトランジスタのコレクタおよび前記演算
増幅器の反転入力端に接続され、他端が接地された抵抗
とを含み、前記演算増幅器の非反転入力端を電圧信号入
力端とし、前記第1のトランジスタのコレクタおよび前
記第3のバイポーラトランジスタのコレクタをそれぞれ
電流出力端とする構成となっている。
【0006】
【実施例】次に本発明の好適な実施例について、図面を
参照して説明する。図1(a)は、本発明の一実施例の
回路図である。図1(a)を参照すると、本実施例で
は、ベースが演算増幅器1の出力端に接続されたトラン
ジスタQ2 ,Q3 のエミッタに、カレントミラー回路を
構成するトランジスタQ4 ,Q5 のエミッタを共通接続
し、トランジスタQ4 ,Q5 のベースを共通接続とし
て、トランジスタQ4 のコレクタをトランジスタQ4
5 のベースおよび演算増幅器1の反転入力端に接続す
ることによって、負帰還ループを構成する。この負帰還
ループにより、トランジスタQ4 のコレクタと接地の間
に接続された基準抵抗R6 には、演算増幅器1の非反転
入力端に接続された入力電圧信号源7と同じ大きさの電
圧が生じる様に制御された基準電流IR が流れる。この
基準電流IR は、トランジスタQ4,Q5 とから構成さ
れるカレントミラー回路により、トランジスタQ2 ,Q
3 のエミッタの電位で折り返され、トランジスタQ5
コレクタは基準電流と同じ大きさ(IR )の掃き出し電
流の出力となる。また、トランジスタQ2 ,Q3 のエミ
ッタ面積が同じである場合、トランジスタQ2 , Q3
コレクタ電流として、基準電流と同じ大きさの電流が流
れ、トランジスタQ2 のコレクタは、基準電流と同じ大
きさ(IR )の吸い込み電流の出力となる。
【0007】従来の電圧・電流変換回路においては、電
源雑音が直接カレントミラー回路を介して出力電流に重
畳されていたが、本発明においては、電源雑音は演算増
幅器によって抑圧された後、カレントミラー回路を介し
て出力電流に重畳される。従って、本発明における電源
雑音除去比は、従来技術による回路と比べて、演算増幅
器自身が持つ電源雑音除去比の分の向上が得られる。例
えば、演算増幅器自身が持つ電源雑音除去比を10kH
zで30dBとすると、本実施例では、従来の回路と比
べて10kHzで約30dBの電源雑音除去比の向上が
得られる。また、負荷を駆動する以外の無駄の電力を消
費する電流経路を無くしたので、消費電力の少ない回路
を実現することが出来る。
【0008】次に本発明の他の実施例の回路図を図1
(b)に示す。本実施例は、負の入力電圧信号によって
電圧・電流変換を行う回路で有り、負電源にて動作す
る。使用するトランジスタは、トランジスタQ2 ,Q3
とトランジスタQ4 ,Q5 において、図1に示す実施例
に対し互いに相補関係に有り、トランジスタQ5 のコレ
クタを吸い込み電流の出力とし、トランジスタQ2 のコ
レクタを掃き出し電流の出力とする構成により、図1に
示した実施例と同等な動作をする。
【0009】尚、上述の二実施例において、トランジス
タQ3 は、吸い込み電流と掃き出し電流の大きさを等し
くするためのものであって、双方の電流値が異なっても
よいような場合には必ずしも必要とされるものではな
い。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電圧・電
流変換回路では、カレントミラー回路を構成するトラン
ジスタのエミッタを、ベースが演算増幅器の出力端に接
続されたバイポーラトランジスタのエミッタに接続して
いる。
【0011】このことにより本発明によれば、電源雑音
が演算増幅器によって抑圧された後にカレントミラー回
路を介して出力電流に重畳されるので、電源雑音除去比
が、従来の電圧・電流変換回路に比べて、演算増幅器自
身が持つ雑音除去比の分だけ向上するという効果が得ら
れる。又、負荷を駆動する以外の無駄な電流経路を無く
し、消費電力の小さい電圧・電流変換回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分図(a)は、本発明の一実施例の回路図であ
る。分図(b)は、本発明の他の実施例の回路図であ
る。
【図2】従来の電圧・電流変換回路の一例の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 演算増幅器 7 入力電圧信号源 8 電源端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算増幅器と、 ベースがこの演算増幅器の出力端に接続された第1導電
    型の第1のバイポーラトランジスタと、 ベースとコレクタとが接続され、エミッタが前記第1の
    バイポーラトランジスタのエミッタに接続された第2導
    電型の第2のバイポーラトランジスタと、 エミッタおよびベースが、前記第2のバイポーラトラン
    ジスタのエミッタおよびベースにそれぞれ接続された第
    2導電型の第3のバイポーラトランジスタと、 一端が前記第2のバイポーラトランジスタのコレクタお
    よび前記演算増幅器の反転入力端に接続され、他端が接
    地された抵抗とを含み、 前記演算増幅器の非反転入力端を電圧信号入力端とし、
    前記第1のトランジスタのコレクタおよび前記第3のバ
    イポーラトランジスタのコレクタをそれぞれ電流出力端
    とする電圧・電流変換回路。
JP4074968A 1992-03-31 1992-03-31 電圧・電流変換回路 Expired - Lifetime JP2752836B2 (ja)

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JPH05283944A JPH05283944A (ja) 1993-10-29
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