JPS6336745Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6336745Y2 JPS6336745Y2 JP9647681U JP9647681U JPS6336745Y2 JP S6336745 Y2 JPS6336745 Y2 JP S6336745Y2 JP 9647681 U JP9647681 U JP 9647681U JP 9647681 U JP9647681 U JP 9647681U JP S6336745 Y2 JPS6336745 Y2 JP S6336745Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier
- output
- signal
- input signal
- distortion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 11
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 11
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 5
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は主に増幅器の出力段の歪みを改良する
負帰還増幅器に関する。
負帰還増幅器に関する。
一般に、増幅器の歪みはその扱う信号レベルが
大きいほど発生する歪みも大きくなり、特に電力
増幅器の場合は顕著で、発生する歪みの大半は出
力段から発生している。そして一般的な負帰還増
幅器は、この様な大きな出力段の歪みと、前置駆
動段や初段で発生する歪みをも含めて、増幅器の
出力端から入力端に負帰還して歪みを減少させよ
うとしている為、多量の負帰還をかけなければな
らなかつた。従つてこの様な負帰還増幅器は周知
の様に、時間遅れの生じた信号が入力回路に負帰
還される等して、回路の安定性がそこなわれて発
振したり、過渡的な歪みが発生したりする欠点を
有する。
大きいほど発生する歪みも大きくなり、特に電力
増幅器の場合は顕著で、発生する歪みの大半は出
力段から発生している。そして一般的な負帰還増
幅器は、この様な大きな出力段の歪みと、前置駆
動段や初段で発生する歪みをも含めて、増幅器の
出力端から入力端に負帰還して歪みを減少させよ
うとしている為、多量の負帰還をかけなければな
らなかつた。従つてこの様な負帰還増幅器は周知
の様に、時間遅れの生じた信号が入力回路に負帰
還される等して、回路の安定性がそこなわれて発
振したり、過渡的な歪みが発生したりする欠点を
有する。
本考案は、上述の様な欠点を改良する為に成さ
れたもので、増幅器の中でも一番大きな歪みを発
生する出力段の歪みを減少せしめ、発振安定性が
良く、過渡的な歪みの少ない良好な増幅器を提供
するものである。
れたもので、増幅器の中でも一番大きな歪みを発
生する出力段の歪みを減少せしめ、発振安定性が
良く、過渡的な歪みの少ない良好な増幅器を提供
するものである。
以下、実施例に従つて詳細に説明する。
第1図は本考案の原理図を示すものである。図
に於いて、入力端子1に印加された入力信号e1は
第3の増幅器13に印加されると共に、浮動の電
源3及び2の正及び負電極にそれぞれ接続され、
この浮動の電源2及び3の正及び負電極はそれぞ
れ第2の増幅器12の正及び負電源入力端子に接
続される。第2の増幅器12の非反転入力端子に
は前記第3の増幅器13の出力信号が印加され、
反転入力端子には第1の増幅器11の出力信号e0
が印加される。即ち第2の増幅器には第3の増幅
器13の出力信号と第1の増幅器11の出力信号
e0との差信号e2を増幅することになる。第1の増
幅器11には、前記入力信号e1と前記第2の増幅
器12の出力信号とを加算器14により加算して
得た加算信号e3が印加される。上記第1の増幅器
11の出力信号e0は出力端子4に接続された負荷
5に印加される。
に於いて、入力端子1に印加された入力信号e1は
第3の増幅器13に印加されると共に、浮動の電
源3及び2の正及び負電極にそれぞれ接続され、
この浮動の電源2及び3の正及び負電極はそれぞ
れ第2の増幅器12の正及び負電源入力端子に接
続される。第2の増幅器12の非反転入力端子に
は前記第3の増幅器13の出力信号が印加され、
反転入力端子には第1の増幅器11の出力信号e0
が印加される。即ち第2の増幅器には第3の増幅
器13の出力信号と第1の増幅器11の出力信号
e0との差信号e2を増幅することになる。第1の増
幅器11には、前記入力信号e1と前記第2の増幅
器12の出力信号とを加算器14により加算して
得た加算信号e3が印加される。上記第1の増幅器
11の出力信号e0は出力端子4に接続された負荷
5に印加される。
以上の構成に於いて、第3の増幅器13及び第
2の増幅器12の増幅度をそれぞれA3及びA2と
し、第1の増幅器11の増幅度をA1とすると、
加算信号e3、差信号e2、及び出力信号e0のそれぞ
れは、 e3=e1+A2e2 …(1) e2=A3e1−e0 …(2) e0=A1e3 …(3) 従つて、上式からe3を求めると e3=1+A2A3/1+A1A2・e1 …(4) 従つて、上式(3)と(4)からe0は e0=A3e1+A1−A3/1+A1A2・e1 …(5) ここで第2の増幅器12の増幅度A2が充分に
大きく、A1A2≫1とし、A1とA3はほぼ等しいも
のとすると、 e0≒A3e1 …(5) この様に、第2の増幅器12の増幅度A2が充
分に大きければ、出力信号e0は第3の増幅器13
の増幅度A3によつて定まり、又第3の増幅器1
3は第2の増幅器12の入力インピーダンスを駆
動するだけで良く、ほとんど歪みを生じることが
無いので、出力信号e0の歪みは非常に小さい。
又、第2の増幅器12についても、該増幅器12
は第1及び第3の増幅器11及び13の出力信号
の差信号であり入力信号e1に比べて極めて小さな
レベルであるから発生する歪みもまつたく問題に
ならない程小さな値となる。ここで増幅器12の
出力信号が歪み成分だけであると、入力信号e1は
加算器14を介して増幅器12の出力インピーダ
ンスの影響を受け、減衰して増幅器11に加わる
が、本考案においては、増幅器12の出力の基準
電位は浮動電源2及び3の基準となる入力信号e1
と同相同レベルで変動するので、加算器14とし
て例えば抵抗加算器を用いても入力信号e1が影響
を受けることはない。
2の増幅器12の増幅度をそれぞれA3及びA2と
し、第1の増幅器11の増幅度をA1とすると、
加算信号e3、差信号e2、及び出力信号e0のそれぞ
れは、 e3=e1+A2e2 …(1) e2=A3e1−e0 …(2) e0=A1e3 …(3) 従つて、上式からe3を求めると e3=1+A2A3/1+A1A2・e1 …(4) 従つて、上式(3)と(4)からe0は e0=A3e1+A1−A3/1+A1A2・e1 …(5) ここで第2の増幅器12の増幅度A2が充分に
大きく、A1A2≫1とし、A1とA3はほぼ等しいも
のとすると、 e0≒A3e1 …(5) この様に、第2の増幅器12の増幅度A2が充
分に大きければ、出力信号e0は第3の増幅器13
の増幅度A3によつて定まり、又第3の増幅器1
3は第2の増幅器12の入力インピーダンスを駆
動するだけで良く、ほとんど歪みを生じることが
無いので、出力信号e0の歪みは非常に小さい。
又、第2の増幅器12についても、該増幅器12
は第1及び第3の増幅器11及び13の出力信号
の差信号であり入力信号e1に比べて極めて小さな
レベルであるから発生する歪みもまつたく問題に
ならない程小さな値となる。ここで増幅器12の
出力信号が歪み成分だけであると、入力信号e1は
加算器14を介して増幅器12の出力インピーダ
ンスの影響を受け、減衰して増幅器11に加わる
が、本考案においては、増幅器12の出力の基準
電位は浮動電源2及び3の基準となる入力信号e1
と同相同レベルで変動するので、加算器14とし
て例えば抵抗加算器を用いても入力信号e1が影響
を受けることはない。
次に、本考案の具体的な一実施例を第2図に示
す。図に於いて、基本的な動作は前述の第1図と
同様であるので詳細な説明は省略するが、浮動の
正電源2は定電流源2−1と定電圧ダイオード2
−2及びコンデンサ2−3で構成され、定電流2
−1の一端は固定の正電源+Bに接続される。浮
動の負電源3は定電流源3−1と定電圧ダイオー
ド3−2及びコンデンサ3−3で構成され、定電
流源3−1の一端は固定の負電源−Bに接続され
る。
す。図に於いて、基本的な動作は前述の第1図と
同様であるので詳細な説明は省略するが、浮動の
正電源2は定電流源2−1と定電圧ダイオード2
−2及びコンデンサ2−3で構成され、定電流2
−1の一端は固定の正電源+Bに接続される。浮
動の負電源3は定電流源3−1と定電圧ダイオー
ド3−2及びコンデンサ3−3で構成され、定電
流源3−1の一端は固定の負電源−Bに接続され
る。
第1の増幅器11はNPNトランジスタ1−1、
PNPトランジスタ1−2、抵抗1−3及び1−
4による出力段と、ダイオード1−5、可変抵抗
1−6、及びコンデンサ1−7によるバイアス回
路によつて構成される周知の出力段である。入力
端子1に印加された入力信号は、コンデンサ2−
3と抵抗6及びコンデンサ3−3と抵抗7を介し
て、前記NPNトランジスタ1−1及びPNPトラ
ンジスタ1−2のそれぞれのベースに印加され、
第2の増幅器12の出力信号は抵抗8及び9を介
して、前記トランジスタ1−1及び1−2のベー
スに加算される。入力信号e1は第3の増幅器13
で増幅されて第2の増幅器12の非反転入力端子
に印加され、該第2の増幅器12の反転入力端子
には前記第1の増幅器11の出力信号が印加され
る。
PNPトランジスタ1−2、抵抗1−3及び1−
4による出力段と、ダイオード1−5、可変抵抗
1−6、及びコンデンサ1−7によるバイアス回
路によつて構成される周知の出力段である。入力
端子1に印加された入力信号は、コンデンサ2−
3と抵抗6及びコンデンサ3−3と抵抗7を介し
て、前記NPNトランジスタ1−1及びPNPトラ
ンジスタ1−2のそれぞれのベースに印加され、
第2の増幅器12の出力信号は抵抗8及び9を介
して、前記トランジスタ1−1及び1−2のベー
スに加算される。入力信号e1は第3の増幅器13
で増幅されて第2の増幅器12の非反転入力端子
に印加され、該第2の増幅器12の反転入力端子
には前記第1の増幅器11の出力信号が印加され
る。
以上の構成による増幅器の総合増幅度を1とす
る為には、増幅器13を増幅度1のボルテージホ
ロワで用いても良く、あるいは該第3の増幅器1
3を省いて入力信号e1を第2の増幅器12の非反
転入力端子に印加しても全く差しつかえない。
る為には、増幅器13を増幅度1のボルテージホ
ロワで用いても良く、あるいは該第3の増幅器1
3を省いて入力信号e1を第2の増幅器12の非反
転入力端子に印加しても全く差しつかえない。
従つて、第2図に於ける第1の増幅器11の増
幅度A1は周知の様にA1≒1であり、第3の増幅
器13の増幅度をA3=1とし、第2の増幅器1
2の増幅度は非常に大きくA2=∞とし、前式(5)
にA1=1,A2=∞,A3=1を代入すると第2図
に於ける本発明の増幅器の増幅度は1となり、そ
して前述の様に歪みの極めて少ない良好な増幅器
を得ることが出来る。
幅度A1は周知の様にA1≒1であり、第3の増幅
器13の増幅度をA3=1とし、第2の増幅器1
2の増幅度は非常に大きくA2=∞とし、前式(5)
にA1=1,A2=∞,A3=1を代入すると第2図
に於ける本発明の増幅器の増幅度は1となり、そ
して前述の様に歪みの極めて少ない良好な増幅器
を得ることが出来る。
又、実際の第1の増幅器11の出力端子4まで
の増幅度はA1=1ではなく、エミツタ抵抗1−
3,1−4と負荷抵抗5によつて分圧されて若干
1/Kに減衰するから、前記第3の増幅器13の増 幅度を前記減衰量に合わせてA3=1/K<1とする と良い。即ち第3の増幅器13の代りに減衰量
1/Kの減衰器を用いれば、この時に増幅器12の 入力信号e2は歪み成分のみとなり、前述の如く歪
みは極めて小さくなる。なお、実用上Kは1に近
いので増幅器13は省略し、入力信号を直接増幅
器12に印加してもよい。
の増幅度はA1=1ではなく、エミツタ抵抗1−
3,1−4と負荷抵抗5によつて分圧されて若干
1/Kに減衰するから、前記第3の増幅器13の増 幅度を前記減衰量に合わせてA3=1/K<1とする と良い。即ち第3の増幅器13の代りに減衰量
1/Kの減衰器を用いれば、この時に増幅器12の 入力信号e2は歪み成分のみとなり、前述の如く歪
みは極めて小さくなる。なお、実用上Kは1に近
いので増幅器13は省略し、入力信号を直接増幅
器12に印加してもよい。
以上の様に本考案によれば、主として歪み成分
についてのみ負帰還がかかるので、安定性の良い
増幅器を得ることが出来、しかも出力の歪み成分
を増幅して負帰還する第2の増幅器を、入力信号
に追従する浮動電源で駆動したので、負帰還信号
を入力信号に加算するさい、第2の増幅器の出力
インピーダンスにより入力信号が減衰するという
こともないので、負帰還信号を入力信号に加算す
る加算回路が簡単になるという優れた効果を得る
ことが出来る。
についてのみ負帰還がかかるので、安定性の良い
増幅器を得ることが出来、しかも出力の歪み成分
を増幅して負帰還する第2の増幅器を、入力信号
に追従する浮動電源で駆動したので、負帰還信号
を入力信号に加算するさい、第2の増幅器の出力
インピーダンスにより入力信号が減衰するという
こともないので、負帰還信号を入力信号に加算す
る加算回路が簡単になるという優れた効果を得る
ことが出来る。
第1図は本考案の原理を示す回路図、第2図は
本考案の一実施例を示す回路図である。 図中、2及び3は浮動電源、11,12及び1
3は増幅器、14は加算器である。
本考案の一実施例を示す回路図である。 図中、2及び3は浮動電源、11,12及び1
3は増幅器、14は加算器である。
Claims (1)
- 出力増幅器と、該出力増幅器に加算器を介して
印加される入力信号と、上記出力増幅器の出力信
号と上記入力信号とを比較して上記出力信号中の
歪み成分を得て増幅する歪み成分増幅器と、上記
歪み成分増幅器の出力信号を上記加算器を介して
負帰還する増幅器において、上記歪み成分増幅器
を上記入力信号に追従する浮動正負電源により駆
動することにより、上記歪み成分増幅器の出力端
子の基準電位を上記入力信号と同相同レベルで変
動させることを特徴とする負帰還増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9647681U JPS583611U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 負帰還増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9647681U JPS583611U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 負帰還増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS583611U JPS583611U (ja) | 1983-01-11 |
JPS6336745Y2 true JPS6336745Y2 (ja) | 1988-09-29 |
Family
ID=29891330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9647681U Granted JPS583611U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 負帰還増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583611U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018107643A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | ヤマハ株式会社 | 差動増幅器 |
-
1981
- 1981-06-29 JP JP9647681U patent/JPS583611U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS583611U (ja) | 1983-01-11 |
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