JPS6025158Y2 - 電子ボリウム回路 - Google Patents

電子ボリウム回路

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JPS6025158Y2
JPS6025158Y2 JP5437479U JP5437479U JPS6025158Y2 JP S6025158 Y2 JPS6025158 Y2 JP S6025158Y2 JP 5437479 U JP5437479 U JP 5437479U JP 5437479 U JP5437479 U JP 5437479U JP S6025158 Y2 JPS6025158 Y2 JP S6025158Y2
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JP
Japan
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circuit
differential amplifier
current source
transistor
electronic volume
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Expired
Application number
JP5437479U
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JPS55155108U (ja
Inventor
知 堀江
弘一 酒井
Original Assignee
東光株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は半導体集積回路に好適な電子ボリウム回路に関
し、殊に高調波歪を解消することを目的とする。
一般に電子ボリウム回路は第1図の如く二重平衡型差動
増幅回路から構成されている。
第1図に於て2,3及び4,5は差動増幅器をなすトラ
ンジスタ、1は電流源用トランジスタ、6は電流源、1
0は負荷抵抗、11はエミッタ抵抗である。
13は入力信号であって直流バイパス電源12に重畳し
て電流源用トランジスタ1のベースに印加される。
14は各差動増幅器に供給される可変直流電源であり、
この可変直流電源14を制御することによって、出力端
子15から導出される出力電圧を制御することができる
二重平衡型差動増幅回路からなる第1図の如き従来の電
子ボリウム回路では、入力信号が電流源トランジスタ1
のベースに印加されており、トランジスタのベース・エ
ミッタ間電圧V 3 Eが入力信号に作用している。
即ち、入力信号がダイオードの電流−電圧特性(■・■
特性)の非直線性によって歪を生じることになる。
従って、音声信号の如き入力信号を電流源トランジスタ
1を介して二重平衡型差動増幅回路に注入すれば、出力
信号に高調波歪を生じることなり、音質が悪化する欠点
を有している。
更に、電流源用トランジスタ1に流れる電流成分によっ
て説明すればトランジスタ2.3からなる差動増幅器の
電流源トランジスタ1のコレクタ電流l□は直流バイア
ス源12からの電位■1による直流成分であり次のよう
に示される。
■−v ■□=ユ頁藍 但し、R□:エミッタ抵抗値 VBE:トランジスタ1のベース・エ ミッタ間電圧 また、入力信号13の電位をelとすると信号成分の電
流i□は次のようである。
i、=忙−Vbe R1 但し、Vbeは信号成分によるエミッタ・ベース間電圧 従って、電流源用トランジスタ1に流れる直流成分と信
号成分の総和(I□十i1)は 11+i、=¥−26旦+九二■望となる。
R1R□ このように、電流源トランジスタ1のベース・エミッタ
間電圧Vbeが入力信号に作用して、即ち、ダイオード
のI・■特性(電流−電圧特性)である対数特性によっ
て出力信号の直線性が悪化することになり好ましくない
音響装置に於ては、殊に電子ボリウム回路では上述の如
き出力信号に高調波歪を生じることは由々しい問題とな
ることは自明であり、解決せねばならない。
本考案は、上述の如き欠点をボルテージホロワ回路を用
いることによって改善するものであり、以下本考案の電
子ボリウム回路について第2図に基づき説明する。
第2図に於て、二重平衡型差動増幅回路の第1の差動対
がトランジスタ12,3からなり電流源用トランジスタ
1に接続されており、第2の差動対がトランジスタ4,
5からなり電流源6を介し接地されている。
因に、第1図と同一部分には同一符号が付与されており
、第2図の二重平衡型差動増幅回路部は第1図と同一で
ある。
第2図の電子ボリウム回路は信号入力段の回路が第1図
と相違しており、電子ボリウム回路の機能は第1図と同
一である。
以下に、第2図の信号入力段の回路について説明する。
第2図の電子ボリウム回路は信号の入力段がボルテージ
ホロワ回路を構成しており、第1図の電子ボリウム回路
が電流源用トランジスタ1のベースに直接信号を注入す
るのとは異なり、第2図の電子ボリウム回路は信号入力
段が非反転形帰還回路をなし、入力信号と同相で入力信
号の電圧レベルに追従した信号出力を二重平衡型差動増
幅回路に注入している。
第2図の信号入力段の回路は、差動対をなすトランジス
タ7.8と電流源用トランジスタ9からなる差動増幅器
であって、所謂、電流源用トランジスタ1と共にボルテ
ージ・ホロワ回路をなしている。
更に詳述するならば、第2図の信号入力段の差動増幅器
は、電源電圧Vccがマルチコレクタからなる電流源ト
ランジスタ9を介し差動対のトランジスタ7.8に供給
され、電流源16を介して接地されている。
トランジスタ7のベースに入力信号13が直流バイアス
電源12に重畳されて印加されている。
トランジスタ9からの出力は電流源用トランジスタ1の
ベースに印加し、その出力を差動増幅器の反転入力端子
であるトランジスタ8のベースに注入して帰還回路をな
している。
このようなボルテージ・ホロワ回路は非反転形帰還回路
の特別な構成であって、差動対のトランジスタ7.8の
それぞれのベースの電圧をE□。
R2とするとEl−=E2の関係を有することになる。
この結果、電流源用トランジスタ1のエミッタ電流IE
とコレクタ電流IcがIE’ThIcの関係となり、従
って、電流源用トランジスタに流れる直流成分と信号成
分の総和(11+i□)は、■□十i□=!十りとなる
R1R□ 上述のように、二重平衡型差動増幅回路からなる電子ボ
リウム回路の信号入力段にボルテージ・ホロワ回路を用
いることにより、入力信号に電流源用トランジスタ1の
ベース・エミッタ間電圧VBEの成分が信号成分に関与
することなく、即ち、ダイオードの対数特性が出力信号
に影響しないので直線性の優れた出力を得ることができ
る。
更に、本考案による電子ボリウム回路は二重平衡型差動
増幅器の入力段にボルテージ・ホロワ回路を構成した半
導体集積回路によって、′優れた効果を奏するものであ
り、半導体集積回路化に相応しい電子ボリウム回路を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な電子ボリウム回路、第2図は本考案の
一実施例を示す電子ボリウム回路である。 7、訃・・・・・トランジスタの差動対、9・・・・・
・マルチコレクタからなる電流源トランジスタ、11・
・・・・・エミッタ抵抗、12・・・・・・直流バイア
ス電源、13・・・・・・入力信号、14・・・・・・
可変直流電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1と第2のトランジスタからなる第1の差動対と第1
    の電流源回路からなる第1の差動増幅器と、第3と第4
    のトランジスタからなる第2の差動対と第2の電流源回
    路からなる第2の差動増幅器と、入力信号が印加される
    差動増幅回路からなるボルテージホロワ回路と、該第1
    と該第4のトランジスタのベースが共通接続され、該第
    2と該第3のトランジスタのベースが共通接続され、夫
    々の共通接続されたベース間に接続される可変直流電圧
    源とを含み、前記第1の差動増幅器の電流源回路に含ま
    れる電流源用トランジスタのエミッタが、該ボルテージ
    ホロワ回路をなす差動増幅回路の反転入力端子に接続さ
    れ、帰還用のトランジスタを兼ねることを特徴とする電
    子ボリウム回路。
JP5437479U 1979-04-23 1979-04-23 電子ボリウム回路 Expired JPS6025158Y2 (ja)

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JPS55155108U JPS55155108U (ja) 1980-11-08
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