JPS5820956B2 - シンキナル アセチレンケトンユウドウタイ ノ シンキセイゾウホウ - Google Patents
シンキナル アセチレンケトンユウドウタイ ノ シンキセイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS5820956B2 JPS5820956B2 JP46102854A JP10285471A JPS5820956B2 JP S5820956 B2 JPS5820956 B2 JP S5820956B2 JP 46102854 A JP46102854 A JP 46102854A JP 10285471 A JP10285471 A JP 10285471A JP S5820956 B2 JPS5820956 B2 JP S5820956B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- general formula
- shinkinal
- acetylene
- derivative represented
- ketone synthesis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Hydrogenated Pyridines (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式〔■〕
〔式中、R1はハロゲン原子を表わし、Aは基(式中、
R2はハロゲン原子またはトリフルオルメチル基を意味
する。
R2はハロゲン原子またはトリフルオルメチル基を意味
する。
)を表わす。〕で表わされる新規なるアセチレンケトン
誘導体の新規製造法に関する。
誘導体の新規製造法に関する。
さらに詳しくは、一般式(II)
(式中、R1およびAは先と同じ意味を有する。
)で表わされるアセチレンアルコール誘導体を酸化する
ことを特徴とする一般式〔IDで表わされる新規なるア
セチレンケトン誘導体の新規製造法である。
ことを特徴とする一般式〔IDで表わされる新規なるア
セチレンケトン誘導体の新規製造法である。
本発明方法の目的化合物である一般式CI、lで表わさ
れる化合物は新規なる骨格を有し、それ自体中枢神経抑
制作用、自律神経作用等の有用な薬理作用を有するとと
もに、其の他の各種の中枢神経間与剤合成における有用
なる中間体にもなり得るものである。
れる化合物は新規なる骨格を有し、それ自体中枢神経抑
制作用、自律神経作用等の有用な薬理作用を有するとと
もに、其の他の各種の中枢神経間与剤合成における有用
なる中間体にもなり得るものである。
したがって、本発明の趣旨とするものは新規なる骨格に
して医薬的価値の高い一連の化合物群の新規製造法を提
供せんとするものである。
して医薬的価値の高い一連の化合物群の新規製造法を提
供せんとするものである。
本発明方法は一般式(It)で表わされるアセチレンア
ルコール誘導体のヒドロキシ基を酸化することにより達
成されるが、その酸化剤としては種種のものを用いるこ
とができ、その例としては二酸化マンガン、クロム酸、
クロム酸塩、マンガン酸塩、酸素、オゾン、ジメチルス
ルホキシド、過酸等が挙げられる。
ルコール誘導体のヒドロキシ基を酸化することにより達
成されるが、その酸化剤としては種種のものを用いるこ
とができ、その例としては二酸化マンガン、クロム酸、
クロム酸塩、マンガン酸塩、酸素、オゾン、ジメチルス
ルホキシド、過酸等が挙げられる。
さらにアルミニウムイソプロポキサイドを用いるオツペ
ナウア酸化も可能である。
ナウア酸化も可能である。
反応は水または有機溶媒中、室温付近で行なうのが一般
的であるが適宜冷却または加温して反応を抑制または促
進させることができる。
的であるが適宜冷却または加温して反応を抑制または促
進させることができる。
反応終了後は通常の有機化学実験の手法にしたがって目
的物を単離、精製することができる。
的物を単離、精製することができる。
なお、本発明の原料化合物(IDおよび目的化合物CI
、lは強い塩基性を有する化合物であるので、酸と反応
しその付加塩を形成することが可能である。
、lは強い塩基性を有する化合物であるので、酸と反応
しその付加塩を形成することが可能である。
したがって、反応乃至後処理過程における液性条件に応
じて遊離塩基またはその酸付加塩のいずれかの型で存在
する。
じて遊離塩基またはその酸付加塩のいずれかの型で存在
する。
なお、遊離塩基として単離されたるものを所望に応じそ
の酸付加塩とすることも可能である。
の酸付加塩とすることも可能である。
酸付加塩形成用の酸としては通常の無機酸、有機酸が用
いられる。
いられる。
本発明の原料化合物であるアセチレンアルコール誘導体
(IDは本発明者等によって初めて合成された新規化合
物である。
(IDは本発明者等によって初めて合成された新規化合
物である。
たとえば下記の方法により合成される。
すなわち一般式〔■〕(式中、Aは先と同じ意味を有す
る。
る。
)で表わされるアミン誘導体とグロパルギルハライドと
を反応させることにより一般式(IV)(式中、Aは先
と同じ意味を有する) で表わされる新規プロパルギルアミン誘導体を得、これ
と低級アルキルマグネシウムハライド(グリニヤール試
剤)とを複分解反応させることにより、一般式(V’) (式中、Aは先と同じ意味を有し、Xはハロゲン原子を
表わす。
を反応させることにより一般式(IV)(式中、Aは先
と同じ意味を有する) で表わされる新規プロパルギルアミン誘導体を得、これ
と低級アルキルマグネシウムハライド(グリニヤール試
剤)とを複分解反応させることにより、一般式(V’) (式中、Aは先と同じ意味を有し、Xはハロゲン原子を
表わす。
)で表わされるグロパルギルアミン誘導体のマグネシウ
ムハライド化合物(グリニヤール試薬)を得、次いでこ
のものと一般式(VD (式中、R1は先と同じ意味を有する。
ムハライド化合物(グリニヤール試薬)を得、次いでこ
のものと一般式(VD (式中、R1は先と同じ意味を有する。
)で表わされるベンツアルデヒド誘導体とを反応させる
ことによって一般式(II)の化合物を得ることができ
る。
ことによって一般式(II)の化合物を得ることができ
る。
以下に本発明方法を具体的に説明するため代表的な実施
例を記載するが、本発明方法はもとよりこれに限定され
ない。
例を記載するが、本発明方法はもとよりこれに限定され
ない。
実施例 1
l−(4−(p−クロルフェニル)−4−ヒドロキシ−
2−ブチニル、:] −4−(p−りoルフェニル)−
4−ヒドロキシ−ピペリジン0.251をクロロホルム
中、2.51の二酸化マンガンと室温で8時間接触反応
させた。
2−ブチニル、:] −4−(p−りoルフェニル)−
4−ヒドロキシ−ピペリジン0.251をクロロホルム
中、2.51の二酸化マンガンと室温で8時間接触反応
させた。
反応液を沢過し、涙液を濃縮することにより0.15グ
の結晶状の目的の1−〔4−(p−クロルフェニル)
−4−、オキソ−2−ブチニル〕−4−(p−クロルフ
ェニル)−4−ヒドロキシ−ピペリジンを得た。
の結晶状の目的の1−〔4−(p−クロルフェニル)
−4−、オキソ−2−ブチニル〕−4−(p−クロルフ
ェニル)−4−ヒドロキシ−ピペリジンを得た。
このものをクロロホルムより再結晶することにより融点
143〜146℃を示す針状結晶が得られた。
143〜146℃を示す針状結晶が得られた。
本化合物は次の性状を示した。
赤外吸収スペクトル(ペース)法):3200.221
0.1635.1585.1310.1260.113
5.1110.1100rIL−1 核磁気共鳴スペクトル(CDCl2):8.05および
7.45 (4H,AB型q、 J=8 cps )、
7.35(4H,S)、3.67 (2H,s )、2
.7〜3.0(m)、1.8〜2.6(m)(なお、H
は水素数、Sは単線シグナル、qは四重線シグナル、m
は多重線シグナルを表わし、化学シフトはδ値を示すも
のである) マススペクトル:387(M+)、 389(M++2)、211.193.189.164
.158.154.139 実施例 2 l−C4−(p−フルオルフェニル)−4−ヒドロキシ
−2−ブチニル、l−4−(p−クロルフェニル)−4
−ヒドロキシピペリジンを実m例1と同様に二酸化マン
ガン酸化に付し、後処理することにより、目的の1−〔
4−(p−フルオルフェニル (p−I’ロルフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン
を白色針状結晶として得た。
0.1635.1585.1310.1260.113
5.1110.1100rIL−1 核磁気共鳴スペクトル(CDCl2):8.05および
7.45 (4H,AB型q、 J=8 cps )、
7.35(4H,S)、3.67 (2H,s )、2
.7〜3.0(m)、1.8〜2.6(m)(なお、H
は水素数、Sは単線シグナル、qは四重線シグナル、m
は多重線シグナルを表わし、化学シフトはδ値を示すも
のである) マススペクトル:387(M+)、 389(M++2)、211.193.189.164
.158.154.139 実施例 2 l−C4−(p−フルオルフェニル)−4−ヒドロキシ
−2−ブチニル、l−4−(p−クロルフェニル)−4
−ヒドロキシピペリジンを実m例1と同様に二酸化マン
ガン酸化に付し、後処理することにより、目的の1−〔
4−(p−フルオルフェニル (p−I’ロルフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン
を白色針状結晶として得た。
融点 139〜141℃
実施例 3
1−(4−(p−フルオルフェニル)−4−ヒドロキシ
−2−ブチニル)−4−(m−)リフルオルメチルフェ
ニル)−4−ヒドロキシピペリジンを実施例1と同様に
反応させ、後処理することにより、目的の1−(4−(
1)−フルオルフェニルトリフルオルメチルフェニル)
−4−ヒドロキシピペリジンを結晶として得た。
−2−ブチニル)−4−(m−)リフルオルメチルフェ
ニル)−4−ヒドロキシピペリジンを実施例1と同様に
反応させ、後処理することにより、目的の1−(4−(
1)−フルオルフェニルトリフルオルメチルフェニル)
−4−ヒドロキシピペリジンを結晶として得た。
融点 82.5〜85℃
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1はハロゲン原子を表わし、Aは基(式中、
R2はハロゲン原子またはトリフルオルメチル基を意味
する。 )を表わす。〕で表わされるアセチレンアルコール誘導
体を酸化することを特徴とする一般式 (式中、R1およびAは先と同じ意味を有する。 )で表わされる新規なるアセチレンケトン誘導体の新規
製造法。
Priority Applications (21)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
BE792906D BE792906A (fr) | 1971-12-18 | Aryl-cetones et leur preparation | |
JP46102854A JPS5820956B2 (ja) | 1971-12-18 | 1971-12-18 | シンキナル アセチレンケトンユウドウタイ ノ シンキセイゾウホウ |
JP1616972A JPS5544749B2 (ja) | 1971-12-18 | 1972-02-15 | |
JP1675272A JPS5535390B2 (ja) | 1971-12-18 | 1972-02-17 | |
JP47043125A JPS491530A (ja) | 1971-12-18 | 1972-04-28 | |
JP47065208A JPS4924932A (ja) | 1971-12-18 | 1972-06-28 | |
JP47070266A JPS5839826B2 (ja) | 1971-12-18 | 1972-07-12 | シンキナルオレフイニツクアミノケトンユウドウタイ ノ シンキセイゾウホウ |
JP47070265A JPS5820957B2 (ja) | 1971-12-18 | 1972-07-12 | シンキ ナル ブテノ−ルアミンユウドウタイ ノ シンキセイゾウホウ |
JP47095720A JPS4961130A (ja) | 1971-12-18 | 1972-09-22 | |
DE19722261269 DE2261269C3 (de) | 1971-12-18 | 1972-12-14 | 1- [4-(p-Fluorphenyl)-4-oxo-2-butenyl] -4-phenyl-4hydroxypiperidin-Derivate |
DE19722265094 DE2265094A1 (de) | 1971-12-18 | 1972-12-14 | 1-(4-phenyl-4-oxo-2-butenyl)piperidin-derivate |
DE19722265095 DE2265095C2 (de) | 1971-12-18 | 1972-12-14 | "1-[4-(p-Fluorphenyl)-4-oxo-2-butenyl]-4-(o-methoxyphenyl)-piperazin und seine Salze mit Säuren sowie diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel" |
SE7216411A SE399707B (sv) | 1971-12-18 | 1972-12-15 | Analogiforfarande for framstellning av olefinarylketoner |
FI3573/72A FI57933C (fi) | 1971-12-18 | 1972-12-15 | Foerfarande foer framstaellning av terapeutiskt aktiva olefina arylketoner |
FR7244857A FR2163717B1 (ja) | 1971-12-18 | 1972-12-15 | |
GB5810472A GB1407706A (en) | 1971-12-18 | 1972-12-15 | Production of aryl ketones and pharmaceutically active intermediates |
CH578076A CH593296A5 (ja) | 1971-12-18 | 1972-12-18 | |
CA159,208A CA994349A (en) | 1971-12-18 | 1972-12-18 | Aryl ketones and production thereof |
AU50231/72A AU470861B2 (en) | 1971-12-18 | 1972-12-18 | Aryl ketones and production thereof |
NL7217236A NL7217236A (ja) | 1971-12-18 | 1972-12-18 | |
CH1839372A CH589661A5 (ja) | 1971-12-18 | 1972-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP46102854A JPS5820956B2 (ja) | 1971-12-18 | 1971-12-18 | シンキナル アセチレンケトンユウドウタイ ノ シンキセイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4867283A JPS4867283A (ja) | 1973-09-13 |
JPS5820956B2 true JPS5820956B2 (ja) | 1983-04-26 |
Family
ID=14338499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP46102854A Expired JPS5820956B2 (ja) | 1971-12-18 | 1971-12-18 | シンキナル アセチレンケトンユウドウタイ ノ シンキセイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820956B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5668680A (en) * | 1979-11-06 | 1981-06-09 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | Novel piperidine derivative and hypotensive agent containing the same |
-
1971
- 1971-12-18 JP JP46102854A patent/JPS5820956B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS4867283A (ja) | 1973-09-13 |
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