JPS5814391B2 - セラミツク材料の製造方法 - Google Patents

セラミツク材料の製造方法

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JPS5814391B2
JPS5814391B2 JP52064045A JP6404577A JPS5814391B2 JP S5814391 B2 JPS5814391 B2 JP S5814391B2 JP 52064045 A JP52064045 A JP 52064045A JP 6404577 A JP6404577 A JP 6404577A JP S5814391 B2 JPS5814391 B2 JP S5814391B2
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バーナード・ノース
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/58Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
    • C04B35/597Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon oxynitride, e.g. SIALONS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、単相珪素アルミニウムオキシ窒化物(シリコ
ンアルミニウムオキシニトリド)を少なくとも90重量
%含有するセラミック材料を製造する方法に関する。
しかして、本発明に従う該珪素アルミニウムオキシ窒化
物は、六方晶格子から成るβ一窒化珪素を基礎とするが
、単位格子寸法がそれより大きくなった結晶構造を有し
、次の一般式 Si6−zAIZNB−zOz (式中、ZはOより大きく、且つ、5か5より小さい)
で表わされ、以下、本明細書ではこれをβl相と称する
Gaucklerらによる’the journal
ofthe American Ceramics S
ociety’Vol.58,No.47〜8,346
〜347頁(1975年)に記載されているように、窒
化珪素一窒化アルミニウムーアルミナーシリカ系におい
ては、各種の珪素アルミニウムオキシ窒化物セラミック
相が存在する。
そのような各種相は添附図面の四成分系相状態図に示し
ており、β′相の他に、次の符号と近似式で表わされる
相を示している。
8H SiAt302N3 15R SiAl402N4 X SiAt02N 12H SiAl,O2N, 21R SsAtaO2N6 27R SiklB02NB O’ SizAt2−10s−AN1 (但し、では、約1.3より大きく、且つ、2か2より
小さい。
上記の符号のうち、Rは三方晶系の結晶構造を有する相
を示し、Hは六方晶系の結晶構造を有する相を示し、O
lは膨張したオキシ窒化珪素の相を示し、また、Xは不
確定な相を示す。
数字8,15,12,21および27は、繰り返し構造
単位間毎の層の数を示すものである。
重要な相であるβI相を形成させるためには、例えば、
本願と同一人の出願に係る特願昭48−123291号
に記載しているように、窒化アルミニウム、アルミナ、
シリカおよびガラス形成性化合物から成る混合物を焼結
することは知られている。
しかしながら、この既知の方法においては、窒化アルミ
ニウムが加水分解する顕著な傾向を有し、その結果、水
をベースとする結合剤あるいは分解に際して水を生成す
る結合剤を使用するような工業的に重要な工程に対して
該方法は満足できないという問題を供していた。
しかしながら、このたび、本発明者により、上記の15
R,8H,12H,21Rおよび27Rの各相のいずれ
かの相から成るセラミック中間体を先ず形成させておき
、しかる後、該中間体を窒化珪素およびシリカ(このシ
リカの一部は、窒化珪素上の不純物として存在するもの
である)と反応させることによってβI相から成る物質
を製造し得ることが見出された。
かくして、βI相を製造するために用いられる反応混合
物は,窒化アルミニウムを含まず、したがって,水系結
合剤を使用する処理に対して適用され得る。
但し、上記の中間体そのものを製造するために用いられ
る出発材料混合物は、窒化アルミニウムを含み得ること
は勿論である。
Gauckler等による前述の文献には、上記のごと
き付加的な珪素アルミニウムオキシ窒化物の存在に関す
る記載はあるが、該文献には、それらの化合物を用いる
2段階工程によって、反応混合物中の窒化アルミニウム
の存在を回避してβI相を生成させるということに関し
ては全く記載されていない。
更に、Gauckler等によって認識された付加的な
珪素アルミニウムオキシ窒化物の各相と、本明細書に添
附した図面に記載されているものとの間には、実質的な
相違が存する。
特開昭50−109206号には、窒化珪素、アルミナ
およびアルミニウムから成る混合物を窒素雰囲気中で1
500℃に加熱して、該アルミニウムを窒化し、しかる
後、得られる窒化アルミニウムを含有する混合物を15
00℃〜2000℃の温度でシリカと反応させることか
ら成るβI相を製造する方法が記載されている。
したがって、該方法にも、β′相物質を製造するのに用
いられる反応混合物中に窒化アルミニウムが存在すると
いう問題がある。
更に、該出願の実施例に従えば、約20重量%の遊離窒
化アルミニウムを含有する最終生成物が得られることに
なっている。
本発明の方法は、上記特定種類のセラミック材料を形成
するにあたり、 a)上記一般式Iとは異なる式で表わされる珪素アルミ
ニウムオキシ窒化物を含有するセラミック中間体を形成
し、 b)上記中間体を粉末形態とし、保護環境下、珪素、ア
ルミニウム、酸素および窒素のうち2種以上の元素を含
有する少くとも1種の化合物の存在下で上記中間体を1
200〜2000℃の間の温度に加熱し、この際上記中
間体の組成と上記少くとも1種の化合物の量とを上記中
間体が上記温度で上記セラミック材料に転化されるよう
に組合せることを特徴とする。
上記中間体を構成する珪素アルミニウムオキシ窒化物が
、上記一般式Iと比較して、アルミニウムおよび窒素を
多量に含むことが好ましく,さらに、珪素アルミニウム
オキシ窒化物を添附図面の4相状態図に15R,12H
,21Rおよび27Rで示される相の一つに属する材料
とするのが特に好適である。
本発明の好適例においては、工程(a)を行うのに、ア
ルミナ、窒化アルミニウムおよび窒化珪素の混合物を保
護環境下1200〜2000℃の間の温度で加熱する。
或はまた、アルミニウム,珪素およびアルミナの混合物
を窒化雰囲気中1200〜1400℃の間の温度に加熱
し、この加熱速度を実質的な発熱を防止するように制御
し、次いで窒化混合物を1500〜2000℃の間の温
度で焼結することによって工程(A)を行うのも好適で
ある。
本発明の好適例においては、工程(b)を行うのに、上
記中間体、窒化珪素およびシリカを含有し、シリカの少
くとも一部が固有不純物として窒化珪素上に存在する混
合物を上記1200〜2000℃の間の温度に加熱する
他の好適例においては、工程(b)の際に1種以上のガ
ラス形成性酸化物も存在させ、該1種以上のガラス形成
性酸化物を適当に選択して同じく存在させたシリカと上
記1200〜2000℃の間の温度で反応させて珪酸塩
ガラスを生成し、これにより上記セラミック材料の凝集
セラミック生成物への焼結を促進する。
上記1種以上のガラス形成性酸化物を、工程(b)の間
に加熱される混合物の10重量%までとするのが好まし
い。
本発明の好適例においては、粉末状中間体および上記元
素の粉末状固相化合物1種以上を有機結合剤と水性キャ
リャ液体中で混合し、この混合物を成形して予備成形体
とし、上記キャリャ液体を除去した後、上記予備成形体
を保護環境下で加圧するかまたは加圧しないで上記12
00〜2000℃の間の温度に加熱することによって工
程(b)を行う。
図面は4相状態図であり、シリカーアルミナー窒化珪素
一窒化アルミニウム系内に存在する種々の珪素アルミニ
ウムオキシ窒化物セラミック相を示している。
本発明の方法は、相βIを少くとも90重量%含有する
セラミック材料の製造に係わるものである。
か\る材料が望ましい理由は、この材料により高い破壊
係数および優れた高温耐酸化性を呈する焼結セラミック
製品が製造可能になるからである。
この種の材料を得るには、通常、シリカ、アルミナ、窒
化アルミニウムおよび好ましくは窒化珪素の混合物を焼
結する方法がとられている。
しかし、この方法には、窒化アルミニウムが加水分解を
受けやすい傾向を顕著に呈するという問題があった。
この加水分解傾向が強いことは、水性結合剤を含む製造
経路をとるのが無理なことを意味している。
しかし、本発明者らは、所望のセラミック材料を他の珪
素アルミニウムオキシ窒化物セラミック相の転換によっ
て製造し得、このような方法を用いることにより、出発
材料中に窒化アルミニウムが存在する事態を所望に応じ
て回避LA,これにより加水分解問題を克服し得ること
を見出した。
実施例 1 42重量部のアルミニウム(ザ・アルミニウム・カンパ
ニー・オブ・アメリカ The AluminiumC
ompany of America社製、粒径約20
μ)、14重量部の珪素(ユニオン・カーバイド・リミ
テッド Union Carbida Limited
社製、平均粒径3μ)および 44重量部のアルミナ(リンテ Linde社製、タイ
プB1公称粒径0.05μ) よりなる混合物をアルミナボート中に入れ,次いで窒化
炉内で加熱した。
この炉には、64容量%の窒素、6容量%の水素および
30容量%のアルゴンよりなる窒化雰囲気を供給した。
窒化処理中は、反応混合物および炉壁それぞれに設置し
た熱電対を用いて温度を精密に制御して、熱的無制御状
態が生じるのを防止した。
特に、両熱電対の示す温度を比較し、混合物内の温度が
炉壁の温度を超えた場合には、窒化雰囲気の供給を、混
合物内の温度が炉壁の温度より下がるまで、停止した。
中断をなるべく少くして窒化を進行させるために下記の
加熱スケジュールを採用した。
(a)温度を100℃/時の速度で500℃まで昇温し
、この温度に24時間維持、 (b)温度を上記速度で500℃から600℃まで昇温
し、この温度に7時間維持、 (c)温度を上記速度で600℃から1000℃まで昇
温し、この温度に24時間維持、 (d)温晩を上記速度で1000℃から1100℃まで
昇温し、この温度で18時間維持、 (e)温度を上記速度で1100℃から1200℃まで
昇温し、この温度で5時間維持、 (f)温度を上記速度で1200℃から1300℃まで
昇温し、この温度で20時間維持、 (g)温度を上記速度でさらに1350℃まで昇温し、
この温度で6時間維持、 上記加熱処理終了後、焼結材料をアルゴン雰囲気中で放
冷し、次いで炉から取出した。
材料をジョークラツシャで粗砕し、さらにコーンミルで
粉砕し.粒径500μ以下とし、しかる後1055Ky
/cI2(15000p.s.i.)で冷間等圧プレス
してペレットとした。
ペレットを黒鉛ポットに導入し、窒化硼素粉末中に埋め
て次の焼結処理用の保護環境を構成した。
次にポットの温度を1時間半かけて常温から1500〜
2000℃、好ましくは1800℃まで昇温し,この温
度に1時間維持した。
一部の未転化酸化物は別としで、得られた焼結生成物は
、ほゾ完全に、15Rとして記述した型の単相セラミッ
ク材料よりなるものであった黒鉛ポットから取出したケ
ーキ形態の焼結生成物を、ジョークラツシャ、コーンミ
ル、コロイドミルで次々と粉砕して平均粒径7μの粒子
とした粉砕15Rセラミック材料14.6重量部を、8
9重量%のα相材料および固有不純物として4重量%の
シリカを含有する平均粒径3μの窒化珪素粉末85.4
重量部と混合した。
この混合物に1重量部の酸化マグネシウム粉末を緻密化
を助成するガラス形成剤として添加し、しかる後全混合
物をコロイドミルで、キャリャ液体としてイソプロビル
アルコールを用いて微粉砕した。
キャリャ液体を除去した後、混合物を篩分し、次いで予
め窒化硼素粉末を吹付塗布して保護環境を形成した黒鉛
鋳型で熱間プレスした。
熱間プレスは、1780℃の温度および158Ky/c
rl(1t.s.i.)の圧力で2.25時間行った。
この熱間プレス中に、15R材料は窒[珪素およびシリ
カ不純物と反応して所望のβl材料を生成した。
得られたセラミック生成物のセラミック相が、■式で表
わされ,Zが約0.76である単相βlセラミック材料
を90重量%以上含有することを確かめた。
この生成物は、密度3.16Hl/cc,常温破壊係数
8015Kp/cr/(114,000p.s.i.)
、およびワイブル(Weibull)モジュラス12を
有した。
出発混合物としてアルミニウム、珪素およびアルミナ粉
末を46:14.5:39.5の重量比で含有する混合
物を用いて上記実施例の工程を繰返した。
この場合、初期窒化および焼結処理後に得られる生成物
は完全に15R材料よりなり、未転化酸化物を含まなか
った。
別の変更例として、上記実施例の工程をほぼ同様に繰返
したが、本例では、粉末状15Rセラミック材料を生成
した後、12重量部のこのセラミック材料を88重量部
の前記と同じ窒化珪素粉末と混合した。
この混合物に同じく1重量部の酸化マグネシウムを添加
し、上記実施例と同様に熱間プレスを行った。
得られたセラミック生成物は、■式で表わされ、2が約
0.6である単相βIセラミック材料を90重量%以上
含有した。
この場合のセラミック生成物は、密度3.166i/c
c,常温破壊係数8226Kp/cm2(117,00
0p.s.i)およびワイブルモジュラス14を有した
実施例 2 33.56重量%のアルミナ,48.65重量%の窒化
アルミニウムおよび17.8重量%の窒化珪素よりなる
混合物を、窒化硼素粉末で囲んで保護環境を与えた状態
で、1800℃で1時間焼結することによって、15R
セラミック中間体を形成した。
この後、実施例1と同様の処理を行った。実施例 3 実施例1で形成した.15Rセラミック中間体12重量
部を実施例1で使用した窒化珪素粉末88重量部と混合
した。
次に得られた混合物に16.5重量部の酸化マグネシウ
ムを添加し、この組成物をキャリャ液体としてイソプロ
ビルアルコールを用いてコロイドミルで微粉砕した。
乾燥および篩分け後、微粉砕混合物をゴム袋に入れてラ
バーバック成形法により1406K?/cri(20,
000p.s.i.)で冷間等圧プレスした。
得られた予備成形体に、50重量%の窒化硼素および5
0重量%のシリカをケトンのキャリャ液体中に含有する
保護混合物を吹付塗布した。
この後、被覆予備成形体に圧力を加えることなく、成形
体の温度を1時間で1820℃に上げ、次いで成形体を
この温度に60分間維持して、本発明の特定種のセラミ
ック材料を生成した。
この生成物は、密度3,04g1ccA常温破壊係数4
851Kf/crl(69,000p.s.i.)およ
びワイブルモジュラス10を有した。
実施例 4 実施例3で調製した窒化珪素、15Rセラミック中間体
および酸化マグネシウムの微粉砕混合物100yをシグ
マブレードミキサーにて、アクロナル(Acronal
)16Dアクリル酸結合剤(501重量%の固形分を含
有する)を水に分散させた50/50(容量)分散液3
5rdと混合した。
得られた混合物を709KP/cm2(4.5t.s.
i.)で圧縮成形して予備成形体とし、次いで8時間乾
燥した。
得られた予備成形体を500℃に2時間加熱してアクリ
ル酸結合剤を焼き去り、次いで実施例3と同様の吹付塗
付および焼結処理を行った。
得られた生成物の密度は2.91/ccであった。
上記実施例では,15Rと称するセラミック中間体を使
用した例を示したのみであるが、本発明の方法は、4相
状態図に示される他のセラミック中間体の1種または2
種以上を用いて実施し得ることが明らかである。
しかし、これらの中間体が所望のβ′材料と比較して多
量のアルミニウムおよび窒素を含有していることが望ま
しい。
その理由は、アルミニウムおよび窒素が比較的多量であ
れば、窒化アルミニウムを添加せずにβI材料への最終
的転化を行うことができ、従って実施例4のように、水
性結合剤を用いて、転化すべき混合物の適当な形状の成
形体への成形を助成することができるからである。
従って、中間体としては、15R,8H,12H,21
Rおよび27Rと称される相の中間体が好ましく、なか
でも相15Rに属するものが最適である。
相15R以外の相のセラミック中間体を使用した例を次
に示す。
実施例 5 前記実施例で使用した出発材料を用いて、57重量部の
アルミニウム、9重量部の珪素および34重量部のアル
ミナよりなる混合物を調製したこの混合物をアルミナボ
ートに入れ、実施例1と同様の窒化雰囲気中で下記の加
熱スケジュールによる加熱処理を施こした。
(a)温度を100℃/時の速度で常温から470℃ま
で昇温し、この温度に20時間維持、(b)温度を上記
速度で470℃から600℃まで昇温し、この温度に2
0時間維持、 (c)温度を上記速度で600℃から1000℃まで昇
温し、この温度に45時間維持、 (d)温度を上記速度で100θ℃から1200℃まで
昇温し、この温度に24時間維持, (e)温度を上記速度で1200℃から1300℃まで
昇温し、この温度に20時間維持、 (r)最後に温度を上記速度で1350℃まで昇温し,
この温度で20時間維持。
窒化過程が完了した後、得られた焼結材料に実施例1と
同様の処理を行った。
1500〜1900℃での焼結後に、X線回折分析を行
ったところ、セラミック相の成分が、20重量%以下の
材料12Hを含む材料21Rであることが確かめられた
所望のβI材料を生成するために、11.5重量部の粉
末状複合中間体を88.5重量部の窒化珪素粉末と混合
し、この混合物に1重量部の酸化マグネシウム粉末ガラ
ス形成剤を添加した。
次に実施例1と同様の処理を行った。
本発明の方法を21R材料のみよりなる所望のセラミッ
ク中間体で実施することもできる。
これを次例に示す。
実施例 6 前記実施例の出発材料を用いて、62重量部のアルミニ
ウム、13重量部の珪素および25重量部のアルミより
なる出材混合物を調製した。
次にこの混合物を実施例5に記載した窒化および焼結ス
ケジュールに従って処理し、所望の21R材料を得た。
粗砕、粉砕およびコロイドミル微粉砕を行った後、粉末
状21R材料を窒化珪素粉末と10.5:89.5の重
量比で混合した。
次に1重量部のガラス形成剤、例えば酸化マグネシウム
を混合物に添加し、しかる後混合物に実施例1に記載し
た熱間プレスを施こした。
この結果、セラミック相が90%より多量のβ′材料を
含有する密度および強度の高い生成物が得られた。
セラミック中間体が12H材料のみよりなる場合にも同
様の結果が得られた。
この例を次に示す。実施例 7 前記実施例の出発材料を用いて、56重量部のアルミニ
ウム、15重量部の珪素および29重量部のアルミナよ
りなる出発混合物を形成した。
11.5重量部の12H材料を88.5重量部の窒化珪
素と混合し、得られた混合物に1重量部の酸化マグネシ
ウムを添加し、次いで実施例1に記載した熱間プレスを
施こすことによって、最終的にβ′材料を生成した。
同じ理由により、セラミック中間体を27R材料とする
こともできる。
実施例 8 71重量部のアルミニウム粉末、7重量部の珪素粉末お
よび22重量部のアルミナ粉末よりなる出発混合物を使
用した。
実施例5に記載した窒化および焼結処理を行った後、得
られた粉末形態の27R材料を窒化珪素粉末と8.5:
91.5の重量比で混合した。
適当なガラス形成剤を添加した後.混合物を熱間プレス
して、セラミック相が90%以上のβ′材料を含有する
最終生成物を得た。
上述した各実施例では、ガラス形成剤として酸化マグネ
シウムを使用したが、他のガラス形成性酸化物を単独ま
たは2種以上組合せて、圧力を加えてもしくは加えずに
焼結すべき最終混合物に添加することができる。
適当な他のガラス形成性酸化物の例として、酸化マンガ
ン、酸化鉄、酸化硼素および酸化リチウムがある。
さらに、最終混合物中のガラス形成性酸化物の量を混合
物の10重量%までとすることができるが、酸化物含有
量が高いと得られる生成物中のガラスの量が多くなり、
このような事態は生成物を高温で使用するのに、特に大
きな荷重条件下で使用する上で望ましくない。
さらに、上記実施例で生成したβ′材料はZ値が約1以
下であるが、セラミック中間体および窒化珪素の最終混
合物に,例えばシリカおよび/またはアルミナを添加す
ることにより、一層高い2値の材料を得ることができる
この場合、シリカおよび/またはアルミナは、焼結セラ
ミック材料中に所望の90重量%以上のβl相を生成す
るのに必要な量添加する。
かNる量は、相状態図を参考にして簡単に計算すること
ができる。
この点で、8H材料は高いZ値の材料を製造するための
セラミック中間体として有用である。
【図面の簡単な説明】
図面は、シリカーアルミナー窒化珪素一窒化アルミニウ
ム系に存在する種々の珪素アルミニウムオキシ窒化物セ
ラミック相を示す4相状態図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (但し、式中、2はOより大きく、且つ、5か5より小
    さい)で表わされる単相珪素アルミニウムオキシ窒化物
    を少なくとも90重量%含有するセラミック材料の製造
    方法であって、 (a)添附図面の四成分系相状態図において、15R,
    8H,12{,21Rおよび27Rで示された和のうち
    の1つである珪素アルミニウムオキシ窒化物から成るセ
    ラミック中間体を形成し、次いで、 (b)前記中間体を粉末形態として、1200℃〜20
    00℃の間の温度において、窒化珪素およびシリカを含
    有する混合物と反応させ、この際、前記シリカの少なく
    とも一部が前記窒化珪素上に存する固有の不純物として
    供給され、また、前記中間体の組成および窒化珪素とシ
    リカとの量が、前記温度下で前記式の所望のセラミック
    材料が形成されるように調節されていることを特徴とす
    る前記方法。
JP52064045A 1976-06-03 1977-06-02 セラミツク材料の製造方法 Expired JPS5814391B2 (ja)

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GB22923/76A GB1573299A (en) 1976-06-03 1976-06-03 Method of forming a ceramic product

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