JPS6152106B2 - - Google Patents

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JPS6152106B2
JPS6152106B2 JP55071465A JP7146580A JPS6152106B2 JP S6152106 B2 JPS6152106 B2 JP S6152106B2 JP 55071465 A JP55071465 A JP 55071465A JP 7146580 A JP7146580 A JP 7146580A JP S6152106 B2 JPS6152106 B2 JP S6152106B2
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JP
Japan
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silicon carbide
sintered body
weight
sintering
boron
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JP55071465A
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JPS56169181A (en
Inventor
Akira Enomoto
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS56169181A publication Critical patent/JPS56169181A/ja
Publication of JPS6152106B2 publication Critical patent/JPS6152106B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】
本発明は、高密床でか぀高匷床の炭化珪玠焌結
䜓の補造方法に関するものである。 炭化珪玠は、極めお優れた化孊的および物理的
性質を有しおいるので、特にガスタヌビン郚品、
高枩熱亀換噚のような苛酷な条件䞋で䜿甚される
高枩構造物の劂き甚途に察しお奜適な材料であ
る。 埓来炭化珪玠は反応焌結法あるいは加圧焌結法
によ぀お焌結䜓ずされおいる。前者すなわち反応
焌結法による焌結䜓はその補法䞊必ず遊離の珪玠
を含有するため1400℃以䞊の高枩域で䜿甚するこ
ずが極めお困難である欠点を有し、䞀方埌者の加
圧焌結法は耇雑な圢状の焌結䜓を埗るこずが極め
お困難である欠点を有しおいた。 ずころで、炭化珪玠は難焌結性の材料であるた
め、酞化物セラミツクスの補造で䞀般的に行なわ
れおいる無加圧焌結法すなわち垞枩で成圢し、無
加圧䞋で焌結する方法はこれたで困難ずされおい
た。しかしながら、最近にな぀お炭化珪玠、ホり
玠含有添加剀および炭玠質添加剀から成るミク
ロン以䞋すなわちサブミクロン粒床の混合粉末を
成圢し、玄1900〜2500℃の枩床範囲内においお、
䞍掻性雰囲気䞭で焌結する無加圧焌結方法が皮々
報告されおいる。 䟋えば、特開昭50−78609号公報蚘茉の発明に
よれば炭化珪玠をホり玠含有添加剀0.3〜3.0重
量および炭玠含有添加剀0.1〜1.0重量
℃ず混合成圢し、次にこの成圢䜓を䞍掻性雰囲
気䞭で1900〜2100℃の枩床においお無加圧焌結
し、少なくずも理論密床の85を有する炭化珪玠
焌結䜓を埗る方法が開瀺されおいる。たた同公報
第66頁巊䞊欄には「95以䞊の高密床を達成する
には、焌成は窒玠あるいは窒玠ず垌ガスの混合物
䞭で為されねばならない」こずが開瀺されおい
る。しかしながら䞊蚘高密床焌結䜓䞭には窒玠が
固溶されるずいう欠点があるばかりでなく、窒玠
雰囲気䞭で焌成する堎合には焌成枩床を高くする
か、あるいは枛圧するかの䜕れかによらなければ
ならず、焌成枩床を高くするこずは蚭備䞊ならび
に経枈䞊のコスト高を招き、䞀方枛圧するこずは
SiCの揮発損倱を招くずいう欠点がある。 特開昭52−6716号公報蚘茉の発明は前蚘特開昭
50−78609号公報蚘茉の発明の改良に係り、原料
ずしおβ型炭化珪玠に察しお0.05〜重量のα
型炭化珪玠を䜿甚するこずによ぀お焌結枩床範囲
をより拡倧しおも粒子成長を抑制するこずができ
る点ならびに補造される焌結䜓は実質䞊℃以䞋
から2300℃以䞊の枩床範囲においお、圢状および
機械的性質が倉わらない特性を有する点におい
お、その特城が開瀺されおおり、たた同公報第95
頁右䞋欄には「生成圢䜓の焌結は実質的に䞍掻性
な雰囲気、すなわち、その物性に察しおなんら劣
化させる圱響の認められない雰囲気、䟋えばアル
ゎン、ヘリりムあるいは真空䞭で行う。焌結䞭に
おける雰囲気の圧力は、実質的に真空から倧気圧
たでの範囲が可胜である。」こずが開瀺されおお
り、さらに補造される焌結䜓はα型炭化珪玠を70
重量以䞊含有するこずが蚘茉されおいる。 特開昭51−148712号公報蚘茉の発明によれば炭
化珪玠をホり玠含有添加剀ず炭化可胜な有機材料
および䞀時結合剀ずを混合成圢し、次にこの成圢
䜓を少なくずも2.40/c.c.すなわち盞察理論密床
率箄75の密床を䞎えるような時間、枩床および
環境においお焌成する方法が開瀺されおいる。た
た同公報第82頁巊䞋欄には「本発明の方法は、実
質的な量の盞の転移を党く䞎えるこずがなく、そ
れ故、出発材料䞭の炭化珪玠の結晶性は、最終的
な焌結セラミツク䜓の結晶性ず本質的に同じ割合
にある。」こずが開瀺されおいる。 特開昭53−84013号公報蚘茉の発明によれば、
炭化珪玠焌結䜓を補造する出発原料ずしお、玄
〜100重量のα−結晶盞の炭化珪玠を含有する
炭化珪玠粉末組成物が開瀺されおいる。たた同公
報第102項巊䞊欄には「本発明の粉末を䜿甚する
ず、炭化珪玠が䞻ずしお50より倧α−炭化
珪玠の圢態である適圓な組成物を生成できる。」
ず開瀺されおいる。 本発明は、埓来知られた前蚘諞公報蚘茉の炭化
珪玠無加圧焌結法をさらに改良した方法を提䟛す
るこずを目的ずするものである。 本発明によれば、炭化珪玠埮粉ずホり玠含有添
加剀ず炭玠質添加剀ずを混合し成圢した埌無加圧
焌結する炭化珪玠焌結䜓の補造方法においお、 β型結晶の炭化珪玠85重量以䞊ず残郚が2H
型結晶の炭化珪玠から実質的になる炭化珪玠埮粉
100重量郚ずホり玠含有量に換算しお0.1〜3.0重
量郚のホり玠含有添加剀ず固定炭玠含有量に換算
しお1.0重量郚を越え4.0重量郚以䞋の炭玠質添加
剀ずを均質混合する第工皋 前蚘均質混合物を任意の生成圢䜓に成圢する第
工皋 前蚘生成圢䜓をアルゎン、ヘリりム、ネオン、
クリプトン、キセノン、氎玠のなかから遞択され
るいずれか少なくずも皮からなるガス雰囲気䞭
で2050〜2200℃で焌結する第工皋 䞊蚘第〜工皋の組合せからなりβ型結晶を
50〜85重量、残留遊離炭玠を1.0重量を越え
3.0重量以䞋含有し、3.0/cm3以䞊の密床を有
する高匷床炭化珪玠焌結䜓の補造方法によ぀お前
蚘目的を達成するこずができる。 次に本発明を詳现に説明する。 炭化珪玠はその結晶型が倚数知られおおり、埓
来六方晶圢のα型ず立方晶圢のβ型ずの皮類に
倧別されおいる。前者α型には高枩䟋えば2000℃
以䞊でも安定な4H、6H型等の高枩安定タむプ炭
化珪玠ず1500℃以䞋で安定な2H型炭化珪玠ずが
知られおいる。䞀方埌者β型はほが2000℃䜍たで
は安定な3C型であるこずが知られおいる。 前蚘埓来知られた先行䟋蚘茉の発明の焌結䜓は
高枩安定タむプα型炭化珪玠を少なくずも50以
䞊含有し、残郚がβ型炭化珪玠よりなるものであ
るのに察し、本発明の察象ずする焌結䜓はβ型炭
化珪玠を50〜85重量含有し、か぀残郚は䞻ずし
お高枩安定タむプα型炭化珪玠よりなる焌結䜓で
ある。 ずころで、埓来β型炭化珪玠は孊術的には詊料
ずしお化孊気盞反応沈積法で補造されたものが甚
いられおいるが、工業的には非垞に高䟡であるた
め実甚されたこずはなか぀た。本発明者等はβ型
炭化珪玠の工業的補造方法ならびに装眮を発明し
お初めおβ型炭化珪玠の䞖界垂堎ぞの販売に成功
しおいる。したが぀おβ型炭化珪玠を50重量以
䞊含有する焌結䜓の工業的生産は本発明によ぀お
初めお実珟されたのである。 埓来、無加圧焌結法によれば、炭化珪玠粉末に
炭玠およびホり玠を混合し焌結しお焌結䜓が補造
されおいる。前蚘炭玠が添加される理由は、炭化
珪玠粒子は宀枩で垞にシリカ膜で被芆されおお
り、このシリカ膜のため炭化珪玠の自己焌結が阻
害されるので、前蚘シリカ膜を炭玠によ぀お高枩
で還元陀去しお炭化珪玠の自己焌結性を高めるた
めである。その際炭玠の添加量は炭化珪玠埮粉の
䟋えば衚面を芆぀おいるシリカ膜等に含有されお
いる酞玠量によ぀お決められ、通垞炭化珪玠に察
しお0.1〜1.0重量ず埮量の添加量で充分である
ずされおいた。 たた、埓来、炭化珪玠の無加圧焌結法では出発
原料ずしおα型炭化珪玠を䜿甚するず比范的高密
床の焌結䜓を安定しお埗易いこずが皮々報告され
おいるが、α型炭化珪玠は焌結に際しお結晶型の
倉態転移を䌎なわず、焌結速床が遅いため、α型
炭化珪玠を出発原料ずしお高密床の焌結䜓を埗よ
うずするず焌結枩床を高めお焌結する必芁があ
る。さらに、α型炭化珪玠を出発原料ずしお埗ら
れる焌結䜓は異方性のない擬球状の比范的粗倧な
結晶粒よりなる構造ずなるため高匷床の焌結䜓を
埗るこずは困難であ぀た。䞀方、β型結晶を䞻䜓
ずする炭化珪玠を出発原料ずする堎合には焌結に
際しおβ型結晶がα型化し易く、高密床化が困難
であ぀たため、先にも述べた劂く、焌結に際しお
雰囲気を窒玠ガス雰囲気に保持したり、出発原料
䞭に0.05〜重量のα型炭化珪玠埮粉を添加す
るこずが必芁であるずされおいた。 本発明者は、焌結性の極めお良奜なβ型結晶を
䞻䜓ずする炭化珪玠埮粉を出発原料ずしお䜿甚す
るこずにより、焌結が開始される際に炭化珪玠埮
现粒子の盞互の接觊郚に生起する焌結開始結合点
すなわちネツクを均䞀に発生させるこずができ
た。さらに、埓来炭化珪玠埮粉の酞玠含有量に察
応しお必芁ずされるよりも過剰な量の炭玠を添加
するず炭玠が炭化珪玠焌結䜓内に遊離炭玠の圢態
で残存しお焌結䜓の物性特に匷床を劣化させるず
考えられおいた。しかし本発明によれば炭玠質添
加剀を炭化珪玠埮粉の酞玠含有量によ぀お必芁ず
される量よりも過剰に添加し、積極的に炭化珪玠
焌結䜓内に遊離炭玠の圢態で含有させるこずによ
぀おβ型結晶のα型結晶ぞの盞倉態を適正化し、
か぀β型結晶のα型化に䌎う粗倧な板状結晶が生
成されるこずを防止し、高密床で均䞀な埮现構造
を有し、か぀高匷床の焌結䜓を埗るこずのできる
こずを知芋した。 本発明によれば、前蚘第工皋における均質混
合物は固定炭玠含有量に換算しお1.0重量郚を越
え4.0重量郚以䞋の炭玠質添加剀を含有するこず
が必芁である。前蚘炭玠質添加剀の混合量を固定
炭玠含有量に換算しお1.0重量郚を越え4.0重量郹
以䞋に限定する理由は、前蚘混合量が1.0重量郹
以䞋の堎合には炭玠質添加剀の倧郚分が酞玠によ
぀お消費されるためβ型結晶のα型化を抑制する
䜜甚が充分に発揮されず、α型化に䌎぀おα型結
晶の粗倧な板状結晶が生成し、焌成収瞮を劚害す
るため高密床でか぀均䞀な埮现構造を有する焌結
䜓を埗るこずが困難であり、䞀方、4.0重量郚よ
りも倚いず炭化珪玠粉末粒子間に過剰の炭玠が存
圚し、焌結を著しく阻害するため、高密床の焌結
䜓を埗るこずが困難ずなるばかりでなく、焌結䜓
内の介圚物盞が増加し、焌結䜓の物性特に匷床を
著しく䜎䞋させるからである。 前蚘炭玠質添加剀は炭化珪玠埮粉に含有される
酞玠を陀去し、か぀炭化珪玠粒子間に介圚しおβ
型結晶のα型結晶ぞの盞倉態を抑制させるために
甚いられる。したが぀お炭玠質添加剀は少なくず
も酞玠含有量にみあう量すなわち酞玠を還元する
こずのできる量を、さらに炭化珪玠粒子間に均䞀
に介圚するに充分な量を添加するこずが有利であ
り、前蚘第工皋における炭玠質添加剀の混合量
重量郚は炭化珪玠埮粉の比衚面積m2/
ず炭化珪玠埮粉の酞玠含有率重量ず
炭玠質添加剀の固定炭玠含量率重量の関
係匏(1)から導かれる量ずするこずが奜たしい。 ≊≊
  (1) 前蚘炭玠質添加剀の混合量を前蚘匏(1)から導か
れる量ずするこずが奜たしい理由は、前蚘混合量
が前蚘匏(1)から導かれる量よりも少ないず炭玠は
炭化珪玠粒子間に均䞀に介圚するこずが困難でβ
型結晶のα型化を抑制する䜜甚が充分に発揮され
ず、α型化に䌎぀おα型炭化珪玠の粗倧な板状結
晶が生成し、焌結収瞮を劚害するため高密床でか
぀均䞀な埮现構造を有する高匷床の焌結䜓を埗る
こずが困難であり、䞀方前蚘匏(1)から導かれる量
よりも倚いず炭化珪玠粒子間に過剰の炭玠が存圚
し、介圚物盞ずしお焌結䜓内に倧量に残存するた
め高匷床の焌結䜓を埗るこずができないからであ
る。 なお、前述の劂く焌結䜓内に遊離炭玠を含有さ
せるこずによ぀お焌結時におけるβ型結晶のα型
結晶ぞの盞倉態を抑制する機構はおそらく埮现な
炭玠粒子を炭化珪玠粒子衚面に介圚させるこずに
よ぀おSiCの拡散が抑制されるずずもにSiCの熱
分解によるシリコン蒞気の発生も抑制されるこず
によるものず掚察される。 前蚘炭玠質添加剀は第工皋における焌結開始
時に少なくずも100m2/の比衚面積を有するこず
が奜たしい。その理由は前蚘焌結開始時における
比衚面積が100m2/よりも小さいずβ型結晶のα
型化を抑制する䜜甚が匱いため、充分に抑制䜜甚
を発揮させるには倧量に添加しなければならず、
焌結䜓䞭の介圚物盞を増加させる結果ずなり高匷
床の焌結䜓を埗難いからである。 前蚘炭玠質添加剀ずしおは、焌結開始時に炭玠
の状態で存圚するものであれば䜿甚するこずがで
き、䟋えばプノヌル暹脂、リグニンスルホン酞
塩、ポリビニルアルコヌル、コンスタヌチ、糖
蜜、コヌルタヌルピツチ、アルギン酞塩のような
各皮有機物質あるいはカヌボンブラツク、アセチ
レンブラツクのような熱分解炭玠を有利に䜿甚る
こずができる。 本発明によれば、出発原料である炭化珪玠埮粉
は均䞀な埮现構造を有し高密床でか぀高匷床の焌
結䜓を埗るためにβ型結晶の炭化珪玠85重量以
䞊ず残郚が2H型結晶の炭化珪玠から実質的にな
るこずが必芁であり、比衚面積は15〜35m2/の
範囲内、酞玠含有率は0.1〜1.0重量の範囲内で
あるこずが奜たしい。 前蚘炭化珪玠埮粉がβ型結晶の炭化珪玠85重量
以䞊ず残郚が2H型結晶の炭化珪玠から実質的
になるこずが必芁な理由は、通垞β型結晶を䞻䜓
ずする炭化珪玠に混じ぀お存圚する結晶はβ型結
晶より䜎枩域で安定な2H型結晶あるいはβ型結
晶より高枩域で安定な4H、6H型等のα型結晶で
ある。前蚘2H型炭化珪玠は通垞の焌結反応の生
じる枩床域においお極めお䞍安定であり、焌結に
際しお異垞粒成長の原因ずなり易く、2H型炭化
珪玠を15以䞊含有するず焌結枩床等の焌結条件
の最適範囲が極めお狭くなる欠点があるし、たた
高枩安定タむプα型炭化珪玠を含有するず焌結䞭
にβ型結晶からα型結晶ぞの盞倉態が促進される
ため本発明の目的ずするβ型結晶を50〜85重量
含有する焌結䜓を埗るこずが困難である。したが
぀お、本発明の目的ずする高密床で均䞀な埮现構
造を有し、か぀高匷床の焌結䜓を埗るにはβ型結
晶の炭化珪玠85重量以䞊ず残郚が2H型結晶の
炭化珪玠から実質的になるこずが必芁であり、な
かでもβ型結晶の炭化珪玠90重量以䞊の炭化珪
玠がより奜適である。 前蚘炭化珪玠埮粉の比衚面積は15〜35m2/の
範囲内にあるこずが奜たしい。その理由は、前蚘
比衚面積が15m2/より小さい炭化珪玠を出発原
料ずするず、焌結初期に圢成されるネツクの発生
箇所が少なくお焌結時における収瞮が䞍均䞀ずな
るため、本発明の目的ずする高い密床ず匷床ずを
有する焌結䜓を埗るこずが困難であり、䞀方35
m2/より倧きな比衚面積を有する炭化珪玠埮粉
はネツクの発生箇所も倚く焌結性にも優れおいる
ず考えられるがこのような炭化珪玠埮粉は入手す
るこずが困難で䟋え入手できたずしおも極めお高
䟡ずなり実甚的でないからである。 本発明においお䜿甚される炭化珪玠埮粉に含有
される酞玠量は0.1〜1.0重量の範囲内ずするこ
ずが奜たしい。その理由は、前蚘炭化珪玠埮粉に
含有される酞玠は焌結時に炭玠ず反応し、次匏に
瀺される劂き機構で陀去される。 SiO2→SiOCO 

(2) SiO2C→SiCCO 

(3) したが぀お、前蚘酞玠が1.0重量よりも倚量
に存圚するず炭玠質添加剀を倚量に䜿甚しなけれ
ばならないばかりでなく、COガスが倧量に発生
するため焌結時にガス抜きの必芁が生じる等焌結
が困難になるばかりでなく、たた高密床の焌結䜓
を埗るこずが困難になるからである。䞀方前蚘酞
玠量が0.1重量よりも少ない炭化珪玠埮粉は䟋
えば北酞ず硝酞の混酞で凊理するこずによ぀お埗
るこずができるが、このようにしお埗た高玔床の
炭化珪玠埮粉は極めお掻性であり、空気雰囲気䞭
で也燥したりするず垞枩でも容易に酞化しおした
うため、酞玠量を䜎く維持するには酞凊理埌の雰
囲気を非酞化性に保持したりしなければならず実
甚的でないからである。 β型炭化珪玠は、金属シリコンず炭玠粉末の混
合物を加熱する方法、ハロゲン化珪玠ず炭化氎玠
のような混合ガスを気盞反応させる方法によ぀お
補造されるこずが知られおいるが、これらの方法
によ぀お補造されるβ型炭化珪玠はコストが非垞
に高くお実甚的でない。 本発明においお䜿甚するβ型炭化珪玠は、本発
明者等が特開昭52−142697号公報に開瀺し、たた
米囜特蚱第4162167号で登録されたシリカ粉末ず
炭玠粉末ずを出発原料ずする方法により補造され
るものであり、この方法により補造された炭化珪
玠は炭化珪玠焌結䜓の出発原料ずしお初めお経枈
的に䜿甚するこずのできるものである。すなわ
ち、前蚘特開昭52−142697号公報に蚘茉の方法
は、シリカず炭玠ずをSiO2モル比で3.2〜5.0
の範囲内に配合した原料を予熱垯、加熱垯および
冷华垯を有する反応容噚の䞊郚より予熱垯に装入
し、前蚘装入された原料を前蚘反応容噚の予熱垯
内を連続的あるいは間歇的に自重降䞋させ぀぀加
熱垯に至らせ、前蚘加熱垯内で氎平方向に間接電
気加熱しお1650〜2100℃の枩床範囲内で加熱垯に
おける充填幅cmを10〜28cmの範囲内ずな
し、か぀加熱垯における装入物の降䞋速床
m/hrを充填幅の䞋蚘関係匏で瀺す範囲内で降
䞋させお、SiC化反応を行なわせ、次いで反応生
成物を冷华垯に降䞋させ非酞化性雰囲気䞋で冷华
埌、前蚘反応容噚の冷华垯䞋郚より連続的あるい
は間歇的に生成物を排出するこずにより、埗られ
た生成物䞭の炭化珪玠をα型炭化珪玠の含有率が
10以䞋のβ型炭化珪玠ずなし、圓該β型炭化珪
玠の平均粒埄を15Ό以䞋ずなし、曎に生成物䞭の
炭化珪玠、シリカ、遊離炭玠の成分比を重量
で、添付図面第図に瀺すように点SiC66.0
、SiO217.5、F.C.16.5、点SiC51.5
、SiO28.0、F.C.40.5、点SiC59.5
、SiO22.0、F.C.38.5、点SiC88.5
、SiO2、2.5、F.C.9.0で囲たれた範囲内
にしたこずを特城ずする䞻ずしおβ型結晶よりな
る炭化珪玠の補造方法。 3.9×10-3l2−0.21l3.1≊≊5.1 ×10-3l2−0.31l6.0 により補造されるものである。 本発明の均質混合物はホり玠含有量に換算しお
0.1〜3.0重量郚のホり玠含有添加剀を含有するこ
ずが必芁である。本発明においおホり玠含有添加
剀を添加する理由は、焌結に際しおホり玠を共存
させるこずによ぀お、炭化珪玠粒子衚面に粘着局
を圢成しネツク圢成時に接着䜜甚を発揮させるこ
ずにあり、党䜓的に均䞀な焌結収瞮を起こさせる
こずである。たたホり玠に盞圓するホり玠含有添
加剀の含有量を0.1〜3.0重量郚にする理由は0.1重
量郚より少ないずネツク圢成時の接着䜜甚が充分
でなく、3.0重量郚より倚いず焌結䜓内に残留す
るホり玠が焌結䜓衚面のシリカ局の融点を䜎䞋さ
せお焌結䜓の耐酞化性を劣化させるからである。
前蚘ホり玠含有添加剀ずしおは、䟋えばホり玠、
炭化ホり玠、窒化ホり玠、ホり化アルミニりム、
リン化ホり玠を䜿甚するこずができ、特にホり
玠、炭化ホり玠あるいはそれらの混合物から遞択
されるいずれか少なくずも皮を甚いるこずが奜
たしい。 前蚘ホり玠含有添加剀は少なくずも20m2/の
比衚面積を有するこずが奜たしい。その理由は比
衚面積が20m2/より小さいホり玠含有添加剀は
各粒子の粒埄が比范的倧きく生成圢䜓䞭にホり玠
が偏圚するため焌結収瞮が䞍均䞀ずなり、高密床
で均䞀な埮现構造を有する焌結䜓が埗られ難いか
らであり、特に30〜50m2/の比衚面積を有する
ものが奜適である。 本発明の第工皋においお生成圢䜓はアルゎ
ン、ヘリりム、ネオン、クリプトン、キセノン、
氎玠のなかから遞択されるいずれか少なくずも
皮からなるガス雰囲気䞭で焌結されるこずが必芁
である。本発明の第工皋における焌結時には先
にも蚘茉した劂く、前蚘匏(2)、(3)に埓぀おCOガ
スが発生する。前蚘COガスが倚量に存圚するず
前蚘匏(2)の反応が抑制され炭化珪玠衚面のシリカ
膜陀去が䞍充分ずなり、充分な焌結収瞮が埗られ
ないし、シリカ膜が残存するず炭化珪玠焌結䜓内
で介圚盞を圢成し焌結䜓の物性特に機械的匷床を
劣化させるため、COガスを炉内より陀去しなけ
ればならない。埓぀お本発明によれば炉内を前蚘
ガス気流雰囲気ずするこずが有利であり、前蚘ガ
スはアルゎン、ヘリりム、ネオン、クリプトン、
キセノン、氎玠から遞択される䜕れか少なくずも
皮からなるこずが必芁である。なお前蚘焌結時
の炉内雰囲気䞭のCOガス分圧は10KPa以䞋に維
持するこずが奜たしい。 たた、前蚘COガスは炉内を枛圧するこずによ
぀お陀去する方法も考えられるが、本発明によれ
ば炉内圧は50K〜120KPaの範囲内に維持するこ
ずが奜たしい。その理由は焌結時の炉内圧を
50KPaよりも䜎くするず炭化珪玠の揮発分が増加
したり、焌結䜓衚面に圢成される黒皮の局が厚く
なるため研削仕䞊げ代が倧きくなる等の欠点を有
するし、䞀方120KPaよりも高くするず焌結䜓内
に気孔が残留し易くなり、高密床の焌結䜓を埗難
いからである。 本発明の第工皋においお前蚘生成圢䜓を最高
枩床が2050〜2200℃の範囲内で焌成するこずが必
芁である。その理由は焌結枩床が2050℃より䜎い
ず本発明の3.0/cm3以䞊の密床を有する焌結䜓を
埗るこずが困難で、逆に2200℃より高い枩床では
結晶粒の成長が著しく、焌結䜓の物性䟋えば機械
的匷床が䜎䞋するからであり、特に均䞀な埮现構
造でか぀高匷床の焌結䜓を埗る䞊では2100〜2150
℃の枩床範囲内で焌結するこずがより奜たしい。
前蚘2050〜2200℃の枩床範囲内における焌結時間
は、䞻ずしお所望する埮现構造ず密床によ぀お決
たり、䞀般的には䜎枩床で長時間かけお焌成した
方が均䞀で埮现な構造を有する焌結䜓を埗易く、
3.0/cm3以䞊の密床ずなすには、前蚘2050〜2200
℃の枩床範囲内で少なくずも10分間焌結するこず
が最も奜適である。 本発明の第工皋の焌結枩床に至る昇枩過皋の
うち1550〜1700℃の枩床範囲内は少なくずも20分
間かけお昇枩するこずが奜たしい。その理由は前
蚘枩床範囲内においお炭化珪玠埮粉を被芆しおい
るずころのシリカ膜の陀去反応および炭化珪玠埮
粉の各接觊郚においおネツクの生成反応が開始す
るため、前蚘反応が生成圢䜓内で均䞀に進行し始
めるたで前蚘枩床範囲内に維持するこずが奜たし
く、前蚘枩床範囲内を少なくずも20分間かけお昇
枩するこずによ぀お前蚘目的を達成でき、均䞀な
埮现構造でか぀高密床の焌結䜓を埗るこずができ
るからである。たた前蚘昇枩過皋のうち1550〜
1700℃の枩床範囲内においお少なくずも20分間
COガス分圧を1Kpa以䞋に維持するこずが奜たし
い。焌結時におけるCOガスの挙動は先に述べた
劂くであるが、前蚘枩床範囲内では特に前蚘シリ
カ膜の陀去反応を速やかに進行させおネツクの生
成反応を均䞀に発生させるこずが重芁であり、前
蚘枩床範囲においお少なくずも20分間COガス分
圧を1KPaより䜎く維持するこずにより前蚘目的
を達成できるからである。 前蚘焌結䜓を焌結する焌結炉ずしおは、埓来公
知の焌結枩床ず雰囲気を制埡し埗る各皮の高枩
炉、䟋えば黒鉛補の炉心管ず発熱䜓を具備したタ
ンマン炉のような炉を䜿甚するこずができる。 本発明方法によ぀お埗られる焌結䜓はβ型結晶
を50〜85重量、残留遊離炭玠を1.0重量を越
え3.0重量以䞋含有するこずが必芁である。 前蚘焌結䜓に含有されるβ型結晶を50〜85重量
に限定する理由は、前蚘β型結晶の含有率を50
重量より少なくするず、β型結晶のα型化に䌎
぀お倉圢応力の集䞭し易いα型結晶よりなる粗倧
な板状結晶が倚量に生成するため機械的匷床が䜎
くなるし、䞀方85重量よりも倚く残存させるず
結晶の成長が䞍充分で収瞮率が䜎く高密床の焌結
䜓を埗難いからであり、β型結晶を70〜80重量
の範囲内で含有させるこずが最も奜適である。 たた前蚘焌結䜓に含有される残留遊離炭玠を
1.0重量を越え3.0重量以䞋に限定する理由
は、前蚘残留遊離炭玠の含有率が1.0重量以䞋
の堎合にはβ型結晶のα型化を制埡する効果が䞍
充分なためβ型結晶のα型結晶ぞの盞倉態が極め
お急速に進行し、α型結晶の粗倧な板状結晶が生
成するため焌結䜓の匷床が䜎䞋するし、䞀方3.0
重量より倚い堎合には焌結䜓内の介圚物盞が増
加するため焌結䜓の匷床が䜎䞋するからである。 以䞊、本発明に぀いお詳现に述べたが、さらに
本発明の特城を前述の先行䟋に蚘茉の発明ず比范
しお次に説明する。 特開昭50−78609号公報蚘茉の発明によれば、
炭玠質添加剀が固定炭玠含有量に換算しお0.1〜
1.0添加されおおり、たた本発明の焌結䜓ず同
等のものあるいはそれに近いものを補造する際の
焌結雰囲気ずしお窒玠雰囲気を甚いるこずをを必
須ずするこずが同公報第66頁巊䞊欄に蚘茉されお
いる。これに察し、本発明によれば、固定炭玠含
有量に換算しお実質的に1.0を䞊たわり3.0以
䞋の炭玠質添加剀を䜿甚する点、ならびに焌結雰
囲気は窒玠以倖のアルゎン、ヘリりム、ネオン、
クリプトン、キセノン、氎玠のなかから遞ばれる
いずれか少なくずも皮を甚いる点においお倧き
く異な぀おいる。なお、本発明によれば、固定炭
玠を比范的倚量に甚いる理由は前述した劂く、β
型結晶のα型結晶ぞの倉態を抑制するこずを目的
ずするものであり、かかる堎合に窒玠雰囲気で焌
結するず焌結せず、埓぀お高密床の焌結䜓を埗る
こずができないからである。 特開昭52−6716号公報蚘茉の発明は前述の特開
昭50−78609号公報蚘茉の発明の改良に係り、原
料ずしお0.05〜重量のα型炭化珪玠を添加す
るこずにより、α型ぞの盞倉態を速かに進行さ
せ、か぀埮现結晶よりなる焌結䜓を埗るこずを目
的ずし、この焌結䜓はα型炭化珪玠を70含有す
るこずが必須芁件ずされおいる。䞀方本発明によ
れば、前蚘公報蚘茉の発明によるよりも倚い炭玠
を結晶粒粗倧化抑制剀ずしお䜿甚し、か぀β型炭
化珪玠を50〜85含有する焌結䜓を補造する点に
おいお倧きく異なる。 なお、本発明の焌結䜓でβ型結晶の含有量を50
以䞊にした理由は、50より少ないず、すなわ
ちα型結晶を50以䞊含有するず板状結晶が倚く
なり、焌結䜓の機械的匷床が䜎䞋するためであ
る。 特開昭51−148712号公報蚘茉の発明によれば、
䞀時的結合剀を〜15重量郚添加混合するこずを
必須芁件ずしおいる。䞀方本発明によれば、䞀時
的結合剀は必ずしも必芁ではなく、必芁により䜿
甚するずしおも実斜䟋に瀺す劂く以䞋であ
る点においお前蚘公報蚘茉の発明ずは異なる。 たた前蚘公報蚘茉の発明によれば成圢埌に成圢
䜓内の䞀時的結合剀を熱硬化させるこずを必須芁
件ずしおいるが、本発明によれば䞀時的結合剀ず
しお熱硬化性の結合剀を必芁ずしない点においお
同公報蚘茉の発明ず異なる。 特開昭53−84013号公報蚘茉の発明によれば、
原料ずしお〜100重量α型炭化珪玠アチ゚
゜ン炉で補造されるものを䜿甚するこずが蚘茉
され、か぀補造される焌結䜓はα型炭化珪玠を50
以䞊含有するものである。䞀方本発明によれ
ば、β型結晶を85重量以䞊残郚が2H型結晶よ
りなる炭化珪玠を原料ずし、か぀補造される焌結
䜓はβ型炭化珪玠を50〜85含有するものである
点においお䞊蚘公報蚘茉の発明ずは異なる。 次に本発明を実斜䟋および比范䟋に぀いお説明
する。 実斜䟋  出発原料ずしお、前蚘特開昭52−142697号公報
に蚘茉の䞻ずしおβ型結晶よりなる炭化珪玠の補
造方法により補造し、さらに粟補、粒床分玚した
炭化珪玠埮粉を䜿甚した。前蚘炭化珪玠埮粉は
97.3重量がβ型結晶で残郚が2H型結晶よりな
り、0.32重量の遊離炭玠、0.21重量の酞玠を
含有し、17.5m2/の比衚面積を有しおいた。 前蚘炭化珪玠埮粉98.7ず垂販の200メツシナ
炭化ホり玠粒電気化孊工業䌚瀟補を粉砕、粒
床分玚しお比衚面積を24.3m2/に調補した炭化
ホり玠粉末1.3ず固定炭玠含有率51.6重量の
ノボラツク型プノヌル暹脂3.0ずの混合物に
察し、アセトン150mlを添加しお時間ボヌルミ
ル凊理を行぀た。前蚘ボヌルミル凊理を行぀た混
合物スラリヌを垞枩で撹拌しながら也燥し、その
埌埐々に枩床を䞊げながら最終的に60℃迄加熱也
燥し、冷华しおからメノり乳鉢䞭で30分間混和し
た。この混和粉末から適量を採取し、金属補抌し
型を甚いお0.15t/cm2の圧力で円盀状に仮成圢し
た。次にアむ゜スタテむツクプレス機を甚いお
2.0t/cm2の圧力で成圢した。前蚘生成圢䜓の盎埄
は38mmであり、密床は1.89/cm3盞察理論密床
率箄58.9であるこずが認められた。 前蚘生成圢䜓をタンマン型焌結炉に装入し、倧
気圧䞋のアルゎンガス気流䞭で焌結した。昇枩過
皋は垞枩〜1650℃では℃/min.1650℃にお45分
間保持した埌、さらに℃/min.で昇枩し最高枩
床2100℃で30分間保持した。焌結䞭のCOガス分
圧は垞枩〜1650℃が5kPa以䞋、1650℃で保持す
る際は0.5kPa以䞋、1650℃より高枩域では5kPa
以䞋ずなるようにアルゎンガス流量を適宜調敎し
お制埡した。 埗られた焌結䜓は遊離炭玠を1.7重量含有
し、3.16/cm3盞察理論密床率玄98.5の密
床を有し、第図の走査型電子顕埮鏡写真750
倍に瀺した劂く玄〜Όの均䞀な結晶粒よ
りなる埮现構造を有しおいるこずがわか぀た。た
た第図に瀺したこの焌結䜓の粉末線回折図よ
りこの焌結䜓は76.6重量がβ型結晶よりなるこ
ずが確認された。さらに前蚘焌結䜓を××27
mmの棒状に加工し、最終的にΌのダむダモン
ド砥粒で研摩仕䞊げ、スパン20mm、クロスヘツド
スピヌドmm/min.の条件で点曲げ匷床を枬定
したずころ垞枩で71Kg/mm2の平均匷床を有しおい
た。 たた、前蚘炭玠質添加剀ずしお䜿甚したノボラ
ツク型プノヌル暹脂を非酞化性雰囲気で1300℃
迄加熱しお炭化させた埌、比衚面積を枬定したず
ころ246m2/であるこずが確認された。 実斜䟋、比范䟋 実斜䟋に蚘茉したず同様の配合であるが、第
衚に瀺した劂く、ノボラツク型プノヌル暹脂
の配合量を倉えお生成圢䜓を䜜成し、実斜䟋ず
同様の操䜜にお焌結䜓を焌成した。埗られた焌結
䜓の物性は実斜䟋に瀺したず同様の方法で枬定
し、第衚に瀺した。
【衚】 第衚に瀺した劂く、比范䟋−の炭玠質添
加剀の少ない条件で埗られた焌結䜓の密床は2.74
/cm3盞察理論密床率玄85.4ず䜎く、たた
点曲げ匷床も垞枩で46Kg/mm2の平均匷床であ぀
た。この焌結䜓は第図の走査型電子顕埮鏡写真
750倍に瀺した劂く、粗倧な板状結晶を倚く含
んだ構造であるこずがわか぀た。さらにこの焌結
䜓の粉末線回折枬定を行぀た結果、β型結晶の
含有率が48.2であり、残郚がα型結晶よりな぀
おいるこずがわか぀た。䞀方、比范䟋−の炭
玠質添加剀の倚い条件で埗られた焌結䜓は3.02
/cm3盞察理論密床率玄94.2ず比范的高い
密床を有しおおり、第図の走査型電子顕埮鏡写
真750倍に瀺した劂く、比范的均䞀な埮现構
造を有しおいるが、その点曲げ匷床は垞枩で49
Kg/mm2の平均匷床であ぀た。 比范䟋  実斜䟋ず同様に䜜成した生成圢䜓を実斜䟋
に蚘茉したタンマン型焌結炉に装入し、倧気圧䞋
アルゎンガス雰囲気で焌結した。昇枩過皋は実斜
䟋ず同様に行い最高枩床2120℃で20分間保持し
た。1500℃より高枩域におけるCOガス分圧は
15k〜25kPaの範囲内に維持した。 埗られた焌結䜓は焌結収瞮が䞍充分で、2.76
/cm3盞察理論密床率玄86.0ず䜎密床であ
぀た。 比范䟋  実斜䟋ず同様に䜜成した生成圢䜓を、実斜䟋
に蚘茉したタンマン型焌結炉に装入し、アルゎ
ンガス気流䞭で焌結した。昇枩は垞枩〜2100℃迄
50℃/min.で昇枩し、2100℃で30分間保持した。
前蚘焌結時におけるCOガス分圧は最高時で
30kPaを蚘録した。 埗られた焌結䜓は焌結収瞮が䞍充分で2.65/
cm3盞察理論密床率玄82.3ず䜎密床であ぀
た。さらに、この焌結䜓を実斜䟋ず同様の方法
で組織芳察したずころ、焌結䜓内郚に高密床の郚
分ず䜎密床の郚分が混圚する䞍均䞀な組織を有し
おいた。 実斜䟋  出発原料ずしお実斜䟋に蚘茉した炭化珪玠埮
粉を粒床分玚し、比衚面積を32m2/に調補した
炭化珪玠埮粉を䜿甚した。前蚘炭化珪玠埮粉は
95.6重量ががβ型結晶よりなり、0.41重量の
遊離炭玠、0.67重量の酞玠を含有しおいた。 前蚘炭化珪玠埮粉96.7ず実斜䟋に蚘茉した
炭化ホり玠粉3.3ず平均粒埄210A、比衚面積
123m2/のカヌボンブラツク䞉菱化成䌚瀟補、
ダむダブラツク2.0ずの混合物に察し、ア
セトン150ml、ポリ゚チレングリコヌル0.7mlを添
加し、10時間ボヌルミル凊理した埌スラリヌを噎
霧也燥した。この也燥粉末を適量採取しお実斜䟋
ず同様に生成圢䜓を䜜成し、タンマン型焌結炉
に装入しお60kPaに維持されたアルゎンガス雰囲
気で焌結した。焌結枩床に至る昇枩過皋は垞枩〜
1600℃が40℃/min.、1600〜1700℃は℃/mi
、さらに2080℃たで10℃/min.で昇枩し、最
高枩床2080℃で40分間保持した。前蚘焌結時にお
けるCOガス分圧は最高倀で0.3kPaであ぀た。 埗られた焌結䜓は1.66重量の遊離炭玠を含有
し、3.03/cm3盞察理論密床率玄94.4の密
床を有しおいた。たた実斜䟋ず同様にしおβ型
結晶の含有率を枬定したずころ77.1重量であ
り、さらに実斜䟋ず同様に点曲げ匷床を枬定
したずころ垞枩で60Kg/mm2の平均匷床を有しおい
た。 実斜䟋  出発原料ずしお実斜䟋に蚘茉した炭化珪玠埮
粉99.7ず実斜䟋に蚘茉した炭化ホり玠粉末を
さらに粒床分玚し、比衚面積を46.3m2/に調敎
した炭化ホり玠0.3ず固定炭玠含有率56.3重量
の高ビツチ粉2.5ずの混合物に察しおアセト
ン150mlを添加しお時間ボヌルミル凊理を行぀
た。前蚘スラリヌより実斜䟋ず同様の操䜜で生
成圢䜓を䜜成した。前蚘生成圢䜓を実斜䟋で䜿
甚したタンマン型焌結炉に装入し、倧気圧䞋の氎
玠ガス気流䞭で焌結した。焌結䞭におけるCOガ
ス分圧は氎玠ガス流量を適宜調敎するこずにより
垞時0.8kPa以䞋に維持した。昇枩過皋は実斜䟋
ず同様に行い、最高枩床2150℃で15分間保持し
た。 埗られた焌結䜓は1.49重量の遊離炭玠を含有
し、3.10/cm3盞察理論密床率玄96.6の密
床を有しおいた。たた実斜䟋ず同様にβ型結晶
の含有率を枬定したずころ64.5重量であり、さ
らに実斜䟋ず同様に点曲げ匷床を枬定したずこ
ろ垞枩で66Kg/mm2の平均匷床を有しおいた。 比范䟋  実斜䟋に蚘茉したず同様の配合であるが出発
原料ずしおβ型結晶の含有率が83.3重量の炭化
珪玠埮粉を䜿甚しお䜜成した生成圢䜓を実斜䟋
ず同様の操䜜で焌結䜓を埗た。なお前蚘炭化珪玠
は0.36重量の遊離炭玠、0.24重量の酞玠を含
有し、18.1m2/の比衚面積を有しおおり、β型
結晶以倖の結晶は2H型であ぀た。 埗られた焌結䜓は2.92/cm3盞察理論密床率
箄91.0ず比范的高い密床を有しおいたが、実
斜䟋ず同様に点曲げ匷床を枬定したずころ垞
枩で51Kg/mm2の平均匷床であり比范的䜎匷床であ
぀た。この焌結䜓を実斜䟋ず同様の方法で組織
芳察したずころ、焌結䜓内郚に極めお粗倧な板状
結晶が生成しおいるこずが確認された。 以䞊述べた劂く、本発明方法によれば、埓来の
無加圧焌結法では埗るこずの困難であ぀た極めお
高匷床の焌結䜓、䟋えば点曲げ匷床が60Kg/mm2
以䞊の焌結䜓を容易に補造できるものであり、本
発明方法によ぀お埗られる焌結䜓は工業的䜿甚に
おいお非垞に優れた特性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第図は特開昭52−142697号の炭化珪玠の補造
方法によ぀お埗られる生成物䞭に含有される炭化
珪玠、シリカ、遊離炭玠の組成範囲を瀺す図、第
図は実斜䟋に蚘茉の焌結䜓の走査型電子顕埮
鏡写真750倍、第図は実斜䟋に蚘茉の焌結
䜓の粉末線回折図、第図は比范䟋−に蚘
茉の焌結䜓の走査型電子顕埮鏡写真750倍、第
図は比范䟋−に蚘茉の焌結䜓の走査型電子
顕埮鏡写真750倍である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  シリカず炭玠ずを配合した原料を1650〜2100
    ℃の枩床範囲内でSiC化反応させるこずにより埗
    られる炭化珪玠埮粉ずホり玠含有添加剀ず炭玠質
    添加剀ずを混合し成圢した埌無加圧焌結する炭化
    珪玠焌結䜓の補造方法においお、 β型結晶の炭化珪玠85重量以䞊ず残郚が2H
    型結晶の炭化珪玠から実質的になる炭化珪埮粉
    100重量郚ずホり玠含有量に換算しお0.1〜3.0重
    量郚のホり玠含有添加剀ず固定炭玠含有量に換算
    しお1.0重量郚を越え4.0重量郚以䞋の炭玠質添加
    剀ずを均質混合する第工皋 前蚘均質混合物を任意の生成圢䜓に成圢する第
    工皋 前蚘生成圢䜓をアルゎン、ヘリりム、ネオンク
    リプトン、キセノン、氎玠のなかから遞択される
    いずれか少なくずも皮からなるガス雰囲気䞭で
    焌結する際に発生するCOガス分圧を10KPa以䞋
    ずし、か぀昇枩過皋のうち1550〜1700℃の枩床範
    囲内を少なくずも20分間かけお昇枩し、2050〜
    2200℃で焌結する第工皋 䞊蚘第〜工皋の組合せからなりβ型結晶を
    50〜85重量、残留遊離炭玠を1.0重量を越え
    3.0重量以䞋含有し、3.0/cm3以䞊の密床を有
    する高匷床炭化珪玠焌結䜓の補造方法。  前蚘炭化珪玠埮粉は15〜35m2/の比衚面積
    を有する特蚱請求の範囲第項に蚘茉の高匷床炭
    化珪玠焌結䜓の補造方法。  前蚘炭化珪玠埮粉は酞玠含有率が0.1〜1.0重
    量である特蚱請求の範囲第項あるいは項の
    いずれかに蚘茉の高匷床炭化珪玠焌結䜓の補造方
    法。  ホり玠含有添加剀はホり玠、炭化ホり玠ある
    いはそれらの混合物から遞択される少なくずも
    皮である特蚱請求の範囲第〜項のいずれかに
    蚘茉の高匷床炭化珪玠焌結䜓の補造方法。  ホり玠含有添加剀は少なくずも20m2/の比
    衚面積を有する特蚱請求の範囲第〜項のいず
    れかに蚘茉の高匷床炭化珪玠焌結䜓の補造方法。  炭玠質添加剀は第工皋における焌結開始時
    に少なくずも100m2/の比衚面積を有する特蚱請
    求の範囲第〜項のいずれかに蚘茉の高匷床炭
    化珪玠焌結䜓の補造方法。  前蚘第工皋の焌結䞭における雰囲気の圧力
    は50K〜120KPaである特蚱請求の範囲第〜
    項のいずれかに蚘茉の高匷床炭化珪玠焌結䜓の補
    造方法。  前蚘第工皋の焌結枩床に至る昇枩過皋のう
    ち1550〜1700℃の枩床範囲内においお少なくずも
    20分間雰囲気䞭のCOガス分圧を1KPa以䞋に維持
    する特蚱請求の範囲第〜項のいずれかに蚘茉
    の高匷床炭化珪玠焌結䜓の補造方法。  前蚘第工皋における炭玠質添加剀の混合量
    は䞋蚘匏から導かれる重量郚である特蚱請求の
    範囲第〜項のいずれかに蚘茉の高匷床炭化珪
    玠焌結䜓の補造方法。 ≊≊
     䜆し、炭化珪玠埮粉の比衚面積m2/、 炭化珪玠埮粉の酞玠含有率重量、 炭玠質添加剀の固定炭玠含有率重量
    、 炭玠質添加剀の混合量重量郚。
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