JPS5848503B2 - シリコンカ−バイドシヨウケツセイケイタイノセイゾウホウホウ - Google Patents

シリコンカ−バイドシヨウケツセイケイタイノセイゾウホウホウ

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JPS5848503B2
JPS5848503B2 JP50115965A JP11596575A JPS5848503B2 JP S5848503 B2 JPS5848503 B2 JP S5848503B2 JP 50115965 A JP50115965 A JP 50115965A JP 11596575 A JP11596575 A JP 11596575A JP S5848503 B2 JPS5848503 B2 JP S5848503B2
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sic
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聖使 矢島
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TOHOKU DAIGAKU KINZOKU ZAIRYO KENKYU SHOCHO
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、SiC焼結成形体の製造方法に関するもので
ある。
特に本発明は、SiC粉末に結合剤として有機ケイ素化
合物を混和した混和物を成形する工程と加熱する工程を
包含してなるSiC焼結成形体の製造方法に関するもの
である。
従来SiC焼結成形体を製造する方法として、下記の諸
方法が知られている。
1) SiC粉末と粘土とを混捏し、成形後焼結する
方法。
2) SiC粉末とアルミナ、ホウ素、ケイ素等と混
捏し、成形後焼結する方法。
3) SiC粉末とフェノールフルフラール樹脂の如
き有機樹脂等と混捏し、成形後焼結する方法。
4) SiC粉末と窒化ケイ素、タングステンカーバ
イド等と混捏し、成形後焼結する方法。
SiCは自己焼結性が悪く、SiC単味から得られた焼
結成形体は、気孔率が20〜25%もあり、SiCの理
論密度3. 2 1 g r/cm3からは程遠い低密
度のものしか得られず、900〜1400℃で著しく酸
化する欠点があった。
しかしその後前記1)〜4)に掲げた諸方法による如く
、種々の結合剤を用いてより緻密な耐酸化性の良いSi
C焼結成形体が得られるようになった。
特に最近、SiC粉末と結合剤として数多のアルミナ、
ホウ素、金属ケイ素、タングステンカーバイド等を用い
、ホットプレス法により緻密なSiC自己焼結成形体が
得られる様になった。
この様な緻密なSiC自己焼結成形体は圧縮強度が大き
く、熱衝撃抵抗性および耐酸化性も良好であることが知
られている。
しかしながら前記諸方法によると、製造上、得られる製
品の中にSiC以外の不純物、例えば、■)2)の方法
においてはアルミナ等の酸化物やケイ素、ホウ素等が混
在し、3)の方法においては遊離炭素、4)の方法にお
いては、窒化ケイ素やタングステンカーバイド等の残存
することは避けられない。
したがって、これらの方法で製造された焼結成形体を、
例えば高純度のSi単結晶を製造する際のノズルやルツ
ボ等として使用することが困難であった。
その他高純度金属を製造するためのパイプ、ルツボ、ボ
ート、その他の焼結成形体として使用することも困難で
あった。
本発明は、前記従来知られたSiC焼結成形体の欠点を
除去した高純度のSiC焼結成形体の製造方法を提供す
ることを目的とするものであり、下記有機ケイ素化合物 (1) S i −C結合のみを含む化合物、(2)
Si−C結合のほかにSi−Hを含む化合物、(3)
S i −Hal結合を有する化合物、(4)Si−
Si結合を有する化合物、 のうちから選ばれる伺れか1種または2種以上よりなる
有機ケイ素化合物をそのまま、あるいはその化合物を重
縮合させた有機ケイ素高分子化合物を結合剤として用い
てSiC粉末と混和した混和物を成形する工程と加熱す
る工程とを包含してなる製造方法によって、前記有機ケ
イ素化合物が熱分解して揮発分が揮発し、残存する炭素
とケイ素は化合してSiCとなることにより、前記混和
物を一体に自己焼結させることができることを新規に知
見して、本発明を完成するに至ったものである。
本発明に使用することのできるSiCはケイ石と炭素と
を混合してケイ化炉で通電灼熱して製造したSiC粉末
を使用する事ができる。
但し、不純物を出来る丈け少なくすることが必要である
場合には、高純度のケイ石、例えばSi02分99.8
%以上のものと炭素として灰分0.3%以下の例えば石
油コークス、レトルトカーボン等を使用することは有利
である。
その他、シュガーカーボン、カーボンブラック等高純度
の炭素と高純度金属ケイ素とを1250℃以上に焼成し
てなるSiC粉末を使用することは有利である。
又、気相分解法によって得られるSiC粉末も使用する
ことができる。
但し、SiC焼結成形体の用途により、さほど高純度を
必要としないときは、市販のSiC粉末を使用すること
もできる。
本発明に使用する結合剤は下記の如き有機ケイ素化合物
をそのままあるいは重縮合させた、分子量100〜60
0,000のものを使用することができる。
(1)Si−C結合のみをふくむ化合物 (2)Si−C結合のほかにSi−H結合をふくむ化合
物 (3) S i−Hal結合を有する化合物(4)
S i − S i結合をふくむ化合物前記(1)〜
(4)に属する有機ケイ素化合物を結合剤としてSiC
粉末と混捏、戒形、焼成すると、前記化合物は熱分解し
、その中の水素、塩素あるいは一部の炭素は揮散し、残
存する炭素とケイ素とは約1250℃以上で化合してS
iCとなるため、焼結成形体となったとき、SiCの純
度を低下させることがない。
前記(1)〜(4)に属する有機ケイ素化合物のほかに
、酸素、窒素をも含有する有機ケイ素化合物を使用して
焼結成形体を製造することもできるが、この場合にはS
iの酸化物、Siの窒化物が少量ながら生成するので、
焼結成形体のSiC純度の低下を招く恐れがあり、自ら
焼結或形体の用途が制限される。
前記結合剤として使用することのできる(1)〜(4)
に属する有機ケイ素化合物は、それぞれ下記の如きもの
である。
(1)Si−C結合のみをふくむ化合物 シラ炭化水素
( silahydrocarbon)とよばれるR4
Si,Rs Si(R’SiR2 )。
R’S i R3などとその炭素一官能性誘導体がこれ
に属する。
例(CH3 )4Si ,(CH2=CH)481 (
G{a)sS”’ミcsi (CH3)3 , (CH
2 )ssi(CH2)4 ,( C2 H5 )3
S i CH2 CH2 Cl,(2)Si−C結合の
ほかにS i−H結合をふくむ化合物モノー,ジー,お
よびトリオルガノシランなどがこれに属する。
例(C2H5)2siH2 , (CH2)5SjH2
(CH3 )3SiCH2Si(CH3)2HClCH
2S1}−I3 (3) S i −Ha l結合を有する化合物 オ
ルガノロゲノシランである。
例CH2”CHSiF3 , C2H5SiHCA2(
CH3)2(ClCH2)SiSl(CH3)2Cl(
Ca H5 )3 S t B r (4) S i − S i結合をふくむ化合物例(
CH3)ssisi(CHs)2cl,(C6H5 )
3sisi (CaI{+)2Si(C6Hs )3上
記(1)〜(4)の分子構造においてRはアルキル基、
アリール基を示している。
本発明方法において使用する結合剤として前記(1)〜
(4)に属する有機ケイ素化合物をそのままあるいは既
知方法により照射、加熱、重縮合用触媒添加の少なくと
も何れか1つを用い重縮合反応させた有機ケイ素高分子
化合物を使用することは有利である。
本発明の結合剤のうち、製造が容易であり、かつ焼成後
重量減少が最も少ない有機ケイ素化合物であるため、有
利に使用することのできるポリカルボシランIこついて
以下に使用の態様を説明する。
ポリ力ルボシランは液体又は固体であり、そのままある
いは必要に応じて酵剤例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、エーテル、テトラヒド口フラン、ジオ
キサン、クロロホルム、メチレンクロリド、石油エーテ
ル、石油ベンジン、リグロイン、DMSO,DMF,そ
の他ポリ力ルポシランを可溶する溶媒にポリカルボシラ
ンを溶解させ、粘稠な液状となし、SiC焼結体を製造
する際の結合剤として用いることができる。
またポリカルポシラン以外の本発明に使用することので
きる結合剤も、前記ポリ力ルボシランを使用する態様に
準じて使用することができる。
本発明において前記結合剤をSiC粉末lこ対し、通常
0.3〜30係の範囲で添加、混捏する。
その添加量はSiC粉末を加圧成形せしめ、自己焼結さ
せるに必要な量であればよく、後述する如く成形焼結さ
せる方法により添加量を調整することができる。
前記混捏したものを所定の形状を有する成形体に成形す
る。
なお型内において加熱し、その焼結過程で加圧成形を行
うホットプレス法を用いることもできる。
前記戒形体を焼結するには、真空中、不活性ガス、CO
ガス、水素ガスのうちから選ばれるいずれか一種以上の
1500〜2600℃の温度範囲で焼成してシリコンカ
ーバイト焼結成形とすることができる。
前記焼成を空気申で行なうと結合剤が酸化されて、SI
C2となるため、真空中、不活性ガス、COガスのうち
から選ばれるいずれか少なくとも1種の雰囲気中で焼成
することは有利である。
又、前記ホットプレスを用いて、70〜20000KS
’ /cnfの加圧下で真空中、不活性ガス、COガス
、水素ガスのうちから選ばれるいずれか少なくともI種
の非酸化性雰囲気中で焼成を行うと結合剤のSiCへの
転化率を多くすることができ、より緻密なSiC焼結成
形体とすることができる。
なお真空中で行う場合には加熱昇温を充分時間をかけて
おこなえば、結合剤のSiCへの転化率が良くなり、か
つ戒形体の収縮も均一に行なわれるため、緻密な成形体
を得ることができる。
本発明において用いるホットプりス法は、耐火性物質の
粉末を焼結する方法の1つで、あらかじめ成形せず粉末
のまま型内において加熱し、その焼結廻程で加圧成形を
行い、粒子の詰りを一層よくして緻密質成形素地を得る
方法である。
工業的に実施されている高温プレス法では温度1 5
00〜2600℃、圧力140〜700喚A欝の範囲を
最も普通としている。
炉の加熱法は一般に電気的加熱を採用し、それには最も
普通である抵抗加熱式と、これに次いで高周波誘導加熱
式との2種がある。
抵抗加熱では電圧をO〜3 0 voltsに連続的に
変化させ、電流は1 5 0 0 0 ampの誘導電
圧調整機が広く応用されており、かような加熱用抵抗黒
鉛管は肉厚1.3CrILで、外径20CrrL1長さ
150α程度のものが用いられる。
高周波誘導加熱では毎秒1000〜30000サイクル
の広い周波数範囲が使用されている。
成形体が径2.5cm、長さ2.5C771までの小規
模の高温プレスでは30000サイクルで1 5 kv
aを適当とするが、径35cn、長さ25(11711
程度までの大型の場合には1000サイクルで、3 0
0 kvaを必要とする。
加圧方法で最も簡単なのはテコ式であるが、圧力の調節
には不便である。
一般に使用されているのは油圧または空気圧のラム式で
ある。
プレスの温度である1500〜2600℃において型が
電気的に伝導性ならば、抵抗または誘導法により直接に
加熱することができるので、一般に黒鉛が使用されてい
る。
黒鉛には種類は多いが、高温プレス用に適したものは緻
密質の黒鉛で、最大強度を有し、機械的加工性に富んだ
ものを用いる方が良い。
本発明によるSiC焼結成形体を製造する際のSiC自
己焼結の過程を詳しく説明すると、結合剤として用いた
有機ケイ素化合物やその重合体は熱処理の過程で熱分解
し、余分の炭素や水素は揮発成分として揮発し、残存す
る炭素とケイ素は化合してSiCとなり外部的に加えた
SiC粉末と強固な結合をするに至る。
この過程は時間を充分長くかけてゆっくり昇温させると
加えたSiC粉末の粒界を有機ケイ素化合物やその重合
体から充填する様になり、徐々に結合しながら最終的に
SiCとなり、自己拡散の遅いSiCの自己焼結性を助
ける役割を果す。
又、本発明に用いられる結合剤は、SiCに転化した際
、SiC徴結晶を形成し、その結晶粒子の大きさは通常
30〜70人であり、結晶粒径が従来知られているSi
C焼結体と較べ著しく小さく、したがって表面積が著し
く大きくなり、見掛け上のSiCの自己拡散係数は非常
に大きくなると考えられ、本発明の目的とするSiC焼
結成形体においてその自己焼結性を増大させることlこ
なり、結果として緻密な自己焼結成形体を与える。
前記SiC焼結戒形体には遊離炭素が含まれていること
もあり、この遊離炭素は酸化性雰囲気で好適には600
〜1700℃の温度範囲で焼成をおこなうことにより除
去することができる。
前記焼成を600℃以下の温度で行っても炭素を除くこ
とはできず、1700℃を超えるとSiCの酸化反応が
著しくなるためにこの温度以上では遊離の炭素を除くの
は好ましくない。
前記酸化性雰囲気中での焼成の時間は焼成温度、成形体
の大きさ、焼成炉の構造によって変化し、焼成温度が低
いと長時間焼成しなければならず、焼或温度が高いと焼
成時間は短かくて良いが、どちらかといえば、低い温度
で比較的長時間焼威した方がSi02の生成がわるく良
い結果が得られ、例えば本発明によって製造したルツボ
を1000℃の空気中で焼威して遊離炭素を除去する場
合には1〜3時間が適当である。
この様にして得られたSiC焼結威形体は用いた結合剤
が最終的にはSiCに転化されるため、従来の製造法に
よって作られたSiC焼結成形体に含まれた不純物例え
ばアルミナ、シリカ等の酸化物、ホウ素、ケイ素、鉄、
遊離炭素、窒化ケイ素やタングステンカーバイド等が殆
んど残存せず、高純度のSiC自己焼結戒形体である。
前記方法により得られたSiC焼結成形体は従来のもの
と比較し、不純物を含んでいないので耐酸化性が向上し
、強度も太きい。
本発明において、結合剤の添加量は0.3〜30%の範
囲内がよく、0.3%より添加量が少ないとSiC焼結
成形体を得ることが困難で、一方30%より添加量が多
いとかさ比重が少なくなり、強度が減少し、高温使用に
当って、耐酸化性が低下するから、0.3〜30係の範
囲内にする必要があり、ホットプレス法による場合には
1〜3係の添加量、加圧成形した後、焼威する方法の場
合には5〜10%の添加量で最も良い結果が得られる。
次に本発明を実施例について説明する。
実施例 1 ドテカメチルシクロへキサシランをオートクレープに入
れ、アルゴン雰囲気中、400℃で36時間熱処理し、
液体状ポリカルボシランを得た。
このポリカルボシランの平均分子量は1800であった
平均600メッシュの純度99.90%SiC粉末30
gを上記ポリ力ルボシラン5gと共に十分に混捏後ルツ
ボ状に加圧戒形し、IXIO−’mm Hgの真空中で
室温より1500℃まで8時間かけて焼威し、SiCル
ツボとした。
前記シリコンカーバイドルツボのかさ比重は295であ
った。
このルツボを金属ケイ素の溶解に用いたところ、従来の
ルツボに比し、寿命が大巾に向上し、かつ溶解後の金属
ケイ素の不純物による純度の低下も極めて少なかった。
実施例 2 ジメチルジフ口ロシランから合成された鎖状ジメチルポ
リシラン10gをオートクレープに入れアルゴン雰囲気
中で400℃、圧力30気圧で30時間加熱した。
反応生戒物として6.3gのポリカルボシランを得た。
このものの平均分子量は1500であった。
金属ケイ素と炭素より製造した平均450メッシュの純
度99.75%のSiC粉末50gを上記ポリカルボシ
ラン5gを結合剤として混捏し、ノズル状に或型するた
め黒鉛製鋳型に入れ、ホットプレスを用いて真空中(I
XIO−’mmHg) 2 0 0 K7/cmの加圧
下1800℃まで高周波誘導加熱法により徐々に10時
間かけて昇温した。
このものはかさ比重3.15の緻密なSiCノズルであ
る。
さらに、上記ノズルの炭素含量を非常に少なくさせるた
め、空気中で1000℃に3時間保持した。
かくして得たノズルを用いてリボン状の金属ケイ素を製
造した。
これを従来の方法で製造したノズルと比較すると、寿命
が長く、かつ金属ケイ素の純度の低下も極めて少なかっ
た。
実施例 3 ジメチルジク口ロシランから合威された鎖状ジメチルポ
リシラン10gをオートクレープに入れアルゴン雰囲気
中で400℃、圧力30気圧で30時間加熱した反応生
成物として6,3gのポリカルボシランを得た。
このものの平均分子量は1500であった。
SiC粉末50gに上記ポリカルボシラン8gをキシレ
ン30rnlに溶解したものを結合剤とし混捏し、棒状
に加熱成形し、キシレンを減圧下で除去した後、室温か
ら1500℃までアルゴン雰囲気中12時間かけて昇温
した。
このものはかさ比重3.0であった。
前記焼或をしたのち空気中で900゜Cに4時間保持し
た。
炭素、その他の不純物は0.1%以下であった。
この棒状焼結成形体を発熱体に用いたところ、従来のS
iC発熱体に比し、寿命が約30%長くなった。
実施例 4 ■,3−ジシラシク口ブタンをオートクレープに入れア
ルゴン雰囲気中で350℃に40時間加熱し、固体状有
機ケイ素高分子化合物を得た。
このものの平均分子量は150000であった。
SiC粉末50gと上記有機ケイ素高分子化合物粉末0
.5!jを結合剤として混和し、黒鉛製鋳型に入れホッ
トプレスを用いてアルゴンガス雰囲気中7 0 0K7
/cutの加圧下1750℃まで高周波誘導加熱法によ
り徐々に12時間かけて昇温した。
このものは密度( .!i’ /Cr1F3) 3.
1 0の緻密なSiCノズルであった。
このノズルを用い高純度シリコンを静かに引き出し、半
導体とすることができた。
本実施例において、ホットプレスの温度と密度との関係
を図に示す。
なお比較のため、β−SiO+1%Fe+1%Al2
03およびα−S i C+ 1 %Al203につい
てホットプレスしたときの温度と密度との関係をも同図
に図示する。
同図より明らかな如く本発明による焼結成形体は、比較
例に比し低温において早期に密度が増大し、さらに高温
においては理論密度に非常に接近した。
実施例 5 ドデカメチルシクロへキサシランをオートクレープに入
れ、アルゴン雰囲気中、400℃で36時間熱処理し、
液体状有機ケイ素ポリマーを得た。
この有機ケイ素ポリマーをn−ヘキサンに溶解し、この
溶液にアセトンを加え、アセトンに不溶な固体状有機ケ
イ素ポリマーを得た。
このものの平均分子量は3200であった。
市販の平均320メッシュSiC粉末50gに前記アセ
トンに不溶な固体状有機ケイ素ポリマー粉末0.6gを
結合剤として混和し、パイプ状に成型するため黒鉛製鋳
型に入れホットプレスを用いて真空中(IXIO ’m
iHg)、7 0 0時/cIjUの加圧下、1750
℃まで高周波誘導加熱法により徐々に12時間かけて昇
温した。
この様にして得られたSiC焼結成形体は、かさ比重3
.13の緻密なSiC管状体である。
このSiC管状体を亜鉛蒸留釜に用いたところ従来品に
比し、著るしく寿命が延びた。
実施例 6 オクタフエニルシク口テトラシランをオートクレープに
入れ、アルゴン雰囲気中、400℃で20時間加熱し、
固体状有機ケイ素ポリマーを得た。
400メッシュ99.5係純度のSiC粉末50gに前
記有機ケイ素ポリマー粉末1.0gを結合剤として混和
し、ノズル状に成型するため黒鉛製鋳型に入れ、ホット
プレスを用いてアルゴンガス雰囲気中、5 t /cn
tの加圧下、1750℃まで高周波誘導加熱法により徐
々に12時間かけて昇温した。
この様にして得られたSiC焼結成形体はかさ比重3.
19のSiCノズルである。
このノズルを用いて、溶解高純度シリコンを引き出し、
半導体を製造することができた。
以上本発明によれば、用いた結合剤からの不純物を含ま
ない、耐酸化性の良い緻密なSiC自己焼結成形体を得
る事ができる。
【図面の簡単な説明】
図はホットプレスによるSiC粉末と結合剤の混和物の
密度と温度との関係を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記有機ケイ素化合物: (1) S i −C結合のみを含む化合物、(2)
    Si−C結合のほかにSi−Hを含む化合物、(3)
    S i −Ha l結合を有する化合物、(4)Si
    −Si結合を有する化合物、 のうちから選ばれる何れか1種または2種以上よりなる
    有機ケイ素化合物又はこれを重縮合させて生成されるケ
    イ素と炭素とを主な骨格成分とする有機ケイ素高分子化
    合物0.3〜30%を結合剤としてSiC粉末と混和し
    た混和物を成形する工程と、この戒形体を真空又は非酸
    化性雰囲気中加圧下1500〜2600℃で加熱焼成す
    る工程との結合よりなるSiC焼結成形体の製造方法。 2 下記有機ケイ素化合物: (1) S i −C結合のみを含む化合物、(2)
    Si−C結合のほかにSi−Hを含む化合物、(3)
    S i−Hal3結合を有する化合物、(4)Si−
    Si結合を有する化合物、 のうちから選ばれる伺れか1種または2種以上よりなる
    有機ケイ素化合物又はこれを重縮合させて生成されるケ
    イ素と炭素とを主な骨格成分とする有機ケイ素高分子化
    合物0.3〜30%を結合剤としてSiC粉末と混和し
    た混和物を成形する工程と、この成形体を真空又は非酸
    化性雰囲気下で1500〜2600℃の温度範囲で焼成
    する工程と、得られたSiC焼結体を更に酸化性雰囲気
    下で600〜1700℃で焼成し遊離炭素を酸化除去し
    て実質的に遊離炭素を含有しないSiC焼結体を得る工
    程との結合を特徴とするSiC焼結成形体の製造方法。
JP50115965A 1975-06-25 1975-09-27 シリコンカ−バイドシヨウケツセイケイタイノセイゾウホウホウ Expired JPS5848503B2 (ja)

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