JPS58111096A - 電子楽器のデイジタルフイルタ装置 - Google Patents

電子楽器のデイジタルフイルタ装置

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JPS58111096A
JPS58111096A JP56209109A JP20910981A JPS58111096A JP S58111096 A JPS58111096 A JP S58111096A JP 56209109 A JP56209109 A JP 56209109A JP 20910981 A JP20910981 A JP 20910981A JP S58111096 A JPS58111096 A JP S58111096A
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series
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • G10H1/06Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour
    • G10H1/12Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour by filtering complex waveforms
    • G10H1/125Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour by filtering complex waveforms using a digital filter
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2250/00Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
    • G10H2250/055Filters for musical processing or musical effects; Filter responses, filter architecture, filter coefficients or control parameters therefor
    • G10H2250/061Allpass filters
    • G10H2250/065Lattice filter, Zobel network, constant resistance filter or X-section filter, i.e. balanced symmetric all-pass bridge network filter exhibiting constant impedance over frequency
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子楽器のディジタルフィルタ装置に関する
電子楽器における音色回路は微妙な特性全必要とするた
め、従来はアナログ回路によるものが多かった。しかし
、アナログ音色回路(特にアナログフィルタ)は規模が
大きくなりがちであり、特に固定フォルマンi必要とす
る音色(例えば人声及びオーボエ、バスーン等の管楽器
音など、その他ピアノ、ストリング等の楽器音にも固定
フォルマントの特性がある)を実現するには並列に多数
のアナログフィルタ回路全用意しなければならず、シス
テムが大規模になっていた。また、アナログ音色回路に
はディジタル楽音信号をそのまま入力することができな
いので、ディンタル楽音発生回路全適用する場合面倒で
あった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、小規模か
つ低コストな構成によって固定フォルマントt−容易に
実現し、かつディジタル楽音発生回路を容易に適用し得
る電子楽器のディジタルフィルタ装置を提供しようとす
るものである。このディジタルフィルタ装置は、楽音信
号及びフィルタ係数の両方を・シリアル化して入力し、
かつこれらの信号にもとづきシリアル演算を実行するこ
とによりフィルタ制御を施すようにしたこと全特徴とす
る。更に、複数系列の楽音信号を時分割多重化して入力
し、かつ各系列に対応するフィルタ係数を楽音信号の時
分割タイミングに同期してシリアル演算回路に与えるこ
とにより、各系列毎の時分割的な7リアル演算を可能に
し、l系列分のフィルタ装置で枚数系列の楽音信号のフ
ィルタ制御を施すようにしたことを特徴とする。
以下添付図面を参照してこの発明の実施例を詳細に説明
しよう。
第1図において、鍵盤部10は例えば上鍵盤、下鍵盤及
びペダル鍵盤を含んでいる。楽音信号発生部11け鍵盤
部10で押圧された鍵に対応する楽音信号を発生するも
ので、鍵盤種類及び音色等に応じて複数系列で楽音信号
を発生し得るものである。音色選択装置12は各鍵盤毎
の音色及び各種効果等を選択するための多数のスイッチ
を含んでいる。音色選択装置12の出力のうち所定の出
力が楽音信号発生部11に与えられており、該発生部1
1における楽音信号発生動作を制御す盈楽音信号発生部
11は鍵盤種類及び音色等に応じた複数系列の楽音信号
を各系列毎に並列的にかつディジタル形式で出力する。
勿論、各系列の楽音信号は音色選択装置12における音
色選択に応じて楽音信号発生部11で所定の音色が付与
されるが、系列によっては音色付与が完了していないも
のもあり、それらは後段のディジタルフィルタ部14で
音色制御が施される。例えば、音高にかかわりなく常に
同じスペクトル分布をもつ音色(いわば移動フォルマン
ト型の音色)は楽音信号発生部11で付与し、固定フォ
ルマン)Wの音色はディジタルフィルタ部14で付与す
る。同、移動フォルマント型の音色にあっても、例えば
プラス系の低域特性やストリング系の複雑な特性など、
固史 定フォルマント型のフィルタ制御を実に施すことによっ
てスペクトル補正を行なうのが好ましいものがあり、こ
れらの音色に関してもディジタルフィルタ部14が利用
される。
楽音信号発生部11から出力された各系列毎のディジタ
ル楽音信号は、楽音信号振分は及び累算及びシリアル変
換制御回路16に与えられる。この制御回路16には音
色選択装置12の出力のうち所定の出力が与えられてい
る。制御回路13は、音色選択装置12から与えられる
音色選択情報に応じて、各系列のうち楽音信号を累算す
ることが可能なものとディジタルフィルタ部14全通す
べきものとを振分け、累算可能なものはそれらの楽音信
号を累算(ミックス)してライン15に出力し、ディジ
タルフィルタ部14を通すべきものはそれら各系列毎の
並列ディジタル楽音信号を夫々シリアル化し更にそのシ
リアルディジタル楽音信号を各系列間で時分割多重化し
て1本の信号ライン16に出力する。ディジタル楽音信
号全シリアル化した上でディジタルフィルタ部14に与
えることは、該フィルタ部14内部の演算回路をシリア
ル演算回路とすることができ、該フィルタ部14の構成
縮小に寄与する。また、複数系列のディジタル楽音信号
を時分割多重化して共通ラインにまとめることは、各系
列毎にディジタルフィルタを設けねばならない無駄を省
き、ディジタルフィルタ部14の構成縮小に寄与する。
下記表に、各系列の一例及び制御回路16におけるそれ
らの振分は態様の一例を示す。「単/複」の欄にはそれ
らの系列が単音発生系であるか複音発生系列であるかが
示されている。勿論、複音系列の場合は複数音のディジ
タル楽音信号を加算混合した信号が1系列分の楽音信号
として楽音信号発生部11から出力される。「振分け」
の欄に示された記号ch1.ch2.ch、、ch4は
チャンネル表示であり、各系列の楽音信号をディジタル
フィルタ部14で時分割処理する説明を行なう際の各系
列の識別記号として用いる。
第゛1表 ライン15の楽音信号は混合回路17に4見られ、ライ
ン16のシリアル楽音信号はディジタルフィルタ部14
を経由して混合回路17に与えられる。混合回路17は
ディジタルフィルタ部14でフィルタ制御された楽音信
号とフィルタ制御されなかったライン15の楽音信号と
をミキシング(ディジタル加算)するためのもので、フ
ィルタ制御された楽音信号はシリアル化されているため
、これらのシリアル楽音信号を各系列毎にパラレル化し
た後上記ミキシングを行なうようになっている。同、制
御回路13における「振分け」及び「累算」及び「シリ
アル変換」の動作、並びに混合回路17における「シリ
アル/パラレル変換」の動作は、公知のディジタル技術
によって容易に実施し得るので、その詳細説明は省略す
る。混合回路17から出力されたディジタル楽音信号は
ディジタル/アナログ変換器18でアナログ信号に変換
さnzサウンドシステム19に与えられる。
音色選択装置12の出力のうち所定の出力がディジタル
フィルタ部14に与えられており、音色選択に応じて各
系列ch1.ch2.ch3.ch4毎のフィルタ特性
が夫々設定されるようになっている。そのため、フィル
タ部14の内部にはフィルタ係数内部ROM(ROMは
リードオンリーメモリのこと、以下同じ)が含まれてお
り、この内部ROMから所定のフィルタ係数が音色選択
情報に応じて読み出されてフィルタ部14で利用される
ようになっている。このフィルタ係数内部ROMとは別
にフィルタ係数外部記憶装置20が設けられている。こ
の外部記憶装置20は半導体記憶装置であってもよいし
、また、磁気カード等着脱自在の記憶媒体を含んでいて
もよい。外部記憶装置20から読み出されたフィルタ係
数はディジタルフィルタ部14に供給される。ディジタ
ルフィルタ部14に関連してフィルタ係数切換スイッチ
21が設けられている。このスイッチ21はディジタル
フィルタ部14において内部ROMまたは外部記憶装置
20のどちら全利用すべきか全選択するためのもので、
フィルタ部14では選択されたどちらか一方から読み出
されたフィルタ係数に従つてフィルタ制御を実行する。
外部記憶装置20に記憶するフィルタ係数の一例として
は、時間的に変化するフィルタ係数などがある。フィル
タ係数を時間的に変化させるためには大きな記憶容量が
要求されるが、それには外部記憶装置が適しているから
である。
同、制御回路13は、ライン16に対する楽音信号のシ
リアル送出の基準タイミングに対応して同期パルス5Y
Net−出力するようになっている。
この同期ハルス5YNCは、ディジタルフィルタ部14
及び外部記憶装置20に与えられ、ライン16のシリア
ル楽音信号に同期してフィルタ係数をシリアル化する(
シリアルに読み出す)ため、及び、フィルタ部14にお
けるシリアル演算タイミングの同期制御のため、に利用
される。
ディジタルフィルタ部14の一例を第2因に示す。ディ
ジタルフィルタ部14は、縦続接続された15個のフィ
ルタユニットL1乃至L15から成るグイジタルフィル
タ生回路と、この主回路にフィルタ係数及び演算制御タ
イミング信号を供給するための回路22乃至27とを含
んでいる。
第1図の制御回路13からライン16全経て与えられた
シリアル楽音信号(これを記号FSで示す)は1段目の
フィルタユニッ)Llに入力される。−例として、1つ
の楽音信号は24ビツトのディジタルデータから成る。
ライン16のシリアル楽音信号FSにおいては、この2
4ピントのデータが24タイムスロツトを使用してシリ
アル化されており、かつこの24タイムスロツト分のシ
リアルデータが4系列分時分割多重化されている。
従って、シリアル楽音信号FSにおける楽音波形振幅の
1サンプリング周期は96タイムスロツトである。この
lサンプリング周期内の順次タイムスロットに1乃至9
6の番号を付けて図示したものが第3図(a)である。
第3図(b)に示すように、ライン16のシリアル楽音
信号FSにおいては、第1タイムスロツト乃至第24タ
イムスロツトに系列ch[のシリアル楽音信号データ、
第25乃至第48タイムスロツトに系列Ch2の7リア
ル楽音信号データ、第49乃至第72タイムスロットに
系列ch3のシリアル楽音信号データ、第73乃至第9
6タイムスロツトに系列ch4のシリアル楽音信号デー
タ、が夫々割当てられている。24タイムスロツト毎の
客楽音信号データにおいて、最初のタイムスロット(第
1.第25.第49゜第73タイムスロツト)には最下
位ビットLSBが割当てられており、以下遅いタイムス
ロットになるほど重みが増し、23番目のタイムスロッ
ト(第23.第47.第71.第95タイムスロツト)
に最上位ピノ)MSBが割当てられ、最後のタイムスロ
ット(第24.第48.第72.第96タイムスロツト
)にはサインピットSBが割当てられる。
タイミング信号発生器22は、同期パルス5YNCにも
とづき所定のタイミング信号KL、LD。
SHt発生すると共にフィルタ係数の時分割送出を制御
する選択信号SL’に発生する。−例として、1つのフ
ィルタ係数は8ビツトのディジタルデータであり、これ
が各フィルタユニットL1乃至L15毎に必要であるか
ら、l音色に対応するフィルタ係数の全ビットはr8X
15=120ビット」である。従って、1音色(l系列
)分のフィルタ要するタイムスロット数n r120X
4=480Jである。このフィルタ係数のシリアル時分
割送出の1サイクル時間(480タイムスロツト)はシ
リアル楽音信号の5サンプリング周期(480÷96=
5 )に相当する。選択信号SLは各系列chj、ch
2.ch3.ch4を選択するだめの4種類のコード信
号から成り、l系列につき120タイムスロツトの時間
幅でこれら゛のコード信号が順次現われる。
音色選択データ記憶装置23は、音色選択装置12(第
1図)から与えられた音色選択データを記憶するため“
のもので、書込み及び読み出し可能なものである。この
記憶装置23は各系列ch1゜ch2.ch、、ch4
に対応する記憶位置金有し、各系列において選択された
音色を示す音色選択データが各々の記憶位置に記憶され
る。すなわち、音色選択装置12からは、成る系列で何
らかの音色が選択されたときその音色を示す音色選択デ
ータと共にその系列(すなわち記憶装置23のアドレス
)を指定するデータ並びに書込み命令が与えられるよう
になっており、これらのデータにもとづき記憶装置26
の当該系列に対応する記憶位置に音色選択データが記憶
される。記憶された各系列Ch1〜ch4  の音色選
択データは記憶装置26から常時並列的に読み出され、
セレクタ24に入力される。セレクタ24では、前述の
選択信号SLに応じて各系列の音色選択データを時分割
的に(120タイムスロツト毎に)順次選択する。
フィルタ係数内部ROM25は、音色選択装置12で選
択可能な各音色に対応してフィルタ係数の組を予じめ記
憶したものである。前述の通り、l音色に対応する1組
のフィルタ係数は15個の、む フィルタ係数から成り、1個のフィルタ係数8ビツトで
あるため1組のフィルタ係数は120ビツトのデータで
ある。ROM25は、同期パルス5YNCにもとづき所
定のタイミングで、120ビツトから成るフィルタ係数
の組をシリアルに1ビツトづつ順次読み出し、かつこの
シリアル読み出しを全音色に関して同時に並列的に実行
する。こうしてROM25から読み出された各音色毎の
フィルタ係数のシリアルデータはセレクタ26に入力さ
れる。セレクタ26の選択制御入力にはセレクタ24で
時分割的に選択された各系列の音色選択データが与えら
れる。セレクタ26はROM25から並列的に与えられ
る各音色毎のシリアルフィルタ係数データのうち選択制
御入力に与えられた音色選択データの内容(音色)に対
応する1組のシリアルフィルタ係数データを選択する。
l系列に関する音色選択データがセレクタ26に与えら
れる120タイムスロツトの時間幅に同期して、ROM
25では120ビツト分のフィルタ係数のシリアル読み
出しが行なわれるようになっている。
従って、各系列Ch1.Ch2.Ch3.Ch4で選択
された音色に対応する4組のフィルタ係数のシリアルデ
ータが120タイムスロツト毎に時分割でセレクタ26
から出力される。
セレクタ26の出力はセレクタ27の一方入力に与えら
れる。セレクタ27の他の入力には外部記憶装置20(
第1図)から読み出されたフィルタ係数が与えられる。
この外部記憶装置20からのフィルタ係数の状態はセレ
クタ26から出力されるものと全く同じであり、4系列
のシリアルデータが時分割多重化されたものである。セ
レクタ27の制御入力にはフィルタ係数切換スイッチ2
1(第1図)の出力が与えられており、このスイッチ2
1のオン・オフに応じてセレクタ26の出力(すなわち
内部ROM25の出力)または外部記憶装置20の出力
の一方が選択される。こうしてセレクタ27で選択され
たシリアルフィルタ係数データには1段目のフィルタユ
ニットL1に入力される。また、タイミング信号発生器
22から発生されたタイミング信号KL、LD、SHも
1段目のフィルタユニットL1に入力される。
□ 第4図は7リアルフイルタ係数データにの状態を示すも
ので、(a)はl系列分の状態を示し、(b)は4系列
分の状態を示す。(a)に示すように、l系列分のフィ
ルタ係数データにはフィルタユニットの後段に対応する
ものから順に(Ll5.Ll4・・・Llの順に)送出
され、かつ8ビツト毎の個々のフィルタ係数ではサイン
ピッ) S B 全先頭に上位のビットから順に送出さ
れる。縦続接続されたフィルタユニット上1乃至L15
の内部ではデータKが順送りにシフトされるようになっ
ており、第4図(a)に示すように後段のユニットL1
5・・・Llに対応するものから順に送出されたデータ
Kが各々の所定のユニットL15乃至L1の内部に丁度
移送されたとき各ユニッ)Ll5乃至Llの内部に各々
の係数データKがラッチされるようになっている。(系
列につき第4図(a)に示すような状態のデータKが同
図(b)に示すように系列ch1.ch2゜ch3.c
h4の順で時分割多重化されている。こうして、全系列
chl乃至ch4のシリアルフィルタ係数データKが1
巡する時間はシリアル楽音信号FSの5サンプリング周
期に相当するものとなる。
ディジタルフィルタユニットL1乃至L15として用い
るディジタルフィルタの型式は如何なるものでもよい。
ディジタルフィルタの基本型式として、ラティス型フィ
ルタ、有限インパルス応答フィルタ(以下FIRフィル
タという)、無限インパルス応答フィルタ(以下IIR
フィルタという)などが知られているが、中でもラティ
ス型フィルタは音声合成に適したフィルタであることが
知られている。しかも、このラティス型フィルタは、他
の型式に比べて乗算器の数が少なくて済み、ハードウェ
アを小型化できるという利点があると共に、フィルタ係
数のビット数が少なくて済み、かつ望みのフィルタ特性
に対して係数の設定の仕方が確立されているという利点
がある。そこで、この実施例では好ましい一例として、
ディジタルフィルタユニノ)Ll乃至Ll5にラティス
型フィルタを使用するものとする。
ラティス型フィルタの基本型式は第5図(a)に示すも
のであり、同図■)、 (C)はその基本型式を等測的
に変換した型式を夫々示すものである。同図において、
符号28乃至34は加算器または引算器であり、35乃
至41は乗算器であり、42乃至47は遅延回路である
。図では1つのフィルタユニットが示されており、これ
らのユニットを適宜個数縦続接続してフィルタ回路を構
成する。Kn。
−Kn、1−Kn、1+Knは各乗算器で乗算されるべ
きフィルタ係数であり、添字nはn段目のフィルタユニ
ットの係数であることを示す。同、出力側に設けられた
遅延回路43.45.47は最終段のフィルタユニット
の出力とそのフィードバック入力との間に楽音信号の1
サンプリング時間に相当する時間遅れ全設定するもので
ある。各フィルタユニット内の遅延回路42,44.4
6も逼サンプリング時間に相当する時間!れを設定する
ものである。この遅延回路42.44.46は、lサン
プリング時間前の信号を前段のフィルタユニットにフィ
ードバックするだめのものであるので、実際回路におい
てはlサンプリング時間から演算回路における時間遅れ
分を引いた時間がその遅延時間として設定されることに
なる。第5図に示すラティス型フィルタにおいて、(C
)に示す型式が乗算器の数が最も少なくて済む。
第2図のフィルタユニッ)Ll乃至L15t−第5図(
e)に示す型式のラティス型フィルタによって構成する
と、第6図のようになる。同図に示す1段目のフィルタ
ユニッ)Llにおいて、符号48゜49.50は加算器
または引算器、51は乗算器、52.53.54は遅延
回路である。遅延回路52゜53.54のブロック内に
示された数字32Dは32タイムスロツト分の遅延を行
なうことを示している。FS−INは楽音信号入力端子
、FS−OUTは楽音信号出力端子、BS−INはフィ
ードバック信号入力端子、B5−0UTはフィードバッ
ク信号出力端子、である。最終段のフィルタユニットL
15t−除く他のユニッ)L2乃至Ll4はユニッ)L
lと同一構成であり、各ユニットL1乃至L14の楽音
信号出力端子FS−OUTがその次段のユニットL2乃
至L15の楽音信号入力端子FS−INに接続され、各
ユニッ)L2乃至Ll5のフィードバック信号出力端子
BS −0UTがその前段のユニッ)Ll乃至Ll4の
フィードバック信号入力端子BS−INに接続される。
フィルタユニットL1の加算器(機能としては引算器)
48においては、入力端子FS−INから入力された楽
音信号を端子BS−IN及び遅延回路53を介して次段
のユニットL2からフィードバックされた楽音信号から
引算する。この加算器48の出力が乗算器51に入力さ
れ、フィルタ係数に1が乗算される。この係数に1の添
字lは1段目のユニッ)Llに対応する係数であること
を示す。乗算器51の出力は加算器49に与えられ、端
子FS−IN及び遅延回路52を介して与えられる入力
楽音信号と加算される。ここで、遅延回路52を設けた
理由は、乗算器51における演算時間遅れに合わせるた
めである。すなわち、この例では、乗算器51の演算時
間遅れが32タイムスロツトとなるよ・うに設計されて
おり、この遅れに合わせるために遅延回路52では32
タイムスロツト分の遅延を行なうのである。加算器49
の出力は出力端子FS−OU’l経由して次段のユニッ
トL2に入力される。
ところで、加算器48の出力と次段のユニットL2から
遅延回路56を経由してこの加算器48にフィードバッ
クされる信号との間にはlサンプリング周期に相当する
時間遅れがなければならないわけであるが、これは次の
ように満たされている。次段のユニソ)L2の乗算器5
5から加算器56を経由した楽音信号がユニットL1の
フィードバック信号入力端子BS−INに入力され、こ
れが遅延回路53を経由して加算器48に入力されてい
る。従って、加算器48の出力信号は、乗算器51で3
2タイムスロツト遅延され、その後、次段の乗算器55
で32タイムスロツト遅延され、更に遅延回路53で3
2タイムスロツト遅延され、結局合計96タイムスロツ
ト遅延されて該加算器48にフィードバックされること
になる。前述の通り、シリアル楽音信号FSの1サンプ
リング周期は96タイムスロツトであるので、上記のよ
うに必要な遅延時間が確保されていることになる。
フィードバック信号出力端子B5−0UTに信号を与え
る加算器50 (L2では56)は、乗算器51(L2
では55)の出力と遅延回路56及び54(L2では5
7.581を経由して与えられる次段のユニッ)L2(
L2ではL31からのフィードバック信号とを加算する
ためのものである。遅延回路56の出力に対応する乗算
器51の出力は遅延回路56の出力タイミングよりも3
2タイムスロツト遅扛ている。この遅れに見合った時間
遅れを設定するために遅延回路54が設けられている。
同、最終段のユニットL15は自己の出力楽音信号をフ
ィードバックするようになっている。そのため、前述の
ような次段ユニットの乗算器における32タイムスロツ
トの時間遅れは見込めないので、遅延回路59における
時間遅れを64タイムスロツトに設定しているのである
同、第6図ではフィルタユニツ)Ll乃至Ll5の基本
構成のみを図示し、タイミング信号KL。
LD、SHに関連する回路、及び、シリアルフィルタ係
数データKに関連する回路、その他シリアル演算並びに
複数系列に関する時分割的フィルタ演算を可能にする回
路等については図示を省略しである。次に、第6図に示
すような基本構成から成るフィルタユニットL1乃至L
15の詳細例につき第7図を参照して説明する。
第7図は1段目のフィルタユニットL1の詳細例を示し
たものである。他のフィルタユニットL2乃至L15も
これと全く同一もしくはほぼ同一構成である。wc6図
の加算器48,49.50及び遅延回路52,53.5
4に相当する回路は第7図でも同一符号が付しである。
また、第6図の乗算器51に相当する回路部分は第7図
では同一符号を用いて包括的に示しである。
タイミング信号KL、LD、SH及びシリアルフィルタ
係数データKに関連する回路は第6図では省略されてい
たが第7図では図示されている。
この回路につき、まず説明する。同、図においてlタイ
ムスロットの遅延を行なう遅延回路はr DJなる記号
を記したブロックによって表示するものとし、特に説明
を要する場合を除き個々の1タイムスロット遅延回路の
参照番号は省略する。8個の1タイムスロット遅延回路
を縦続接続した遅延回路列(すなわち8ステージの直列
シフト並列出力型シフトレジスタ)60と、この遅延回
路列60の各遅延回路出力を夫々入力した8個の1ビツ
ト型ラッチ回路から成るラッチ回路61は、シリアルフ
ィルタ係数データKをパラレル変換するためのものであ
る。遅延回路列60にはシリアルフィルタ係数データK
が入力される。このデータには各遅延回路で順次シフト
されて8タイムスロツト後に次段のフィルタユニットL
2に与えられる。
ラッチ回路61の各ラッチ制御人力(L)にはタイミン
グ信号KLが与えられており、この信号和、が“l”の
とき遅延回路列60の各遅延回路の出力を各ラッチ回路
にラッチする。同、この例ではラッチ回路61の出力タ
イミングはラッチタイミングからlり′イムスロット遅
れるものとする。62及び66は60と同様に8個の1
タイムスロット遅延回路を縦続接続した遅延回路列(直
列フィト並列出力型シフトレジスタ)である。遅延回路
列62にはタイミング信号LDが入力され、63にはタ
イミング信号SHが入力される。これらの信号LD、S
Hは遅延回路列62.63の各遅延回路で順次遅延され
、8タイムスロツト後に次段のフィルタユニットL2に
与えられる。
遅延回路列60,62.63及びラッチ回路6.1と同
様の回路は他のフィルタユニッ)L2乃至L15にも設
けられている。従って、シリアルフィルタ係数データに
1 タイミング信号LD、SHは各フィルタユニットL
1乃至L15で8タイムスロツトずつ順次遅延される。
また、タイミング信号KLは遅延されることなく各フィ
ルタユニットL1乃至L15に同時に供給される。
タイミング信号発生器22(第4図)から1段目のフィ
ルタユニットL1に与えられる各タイミング信号KL、
LD、SHのパルス発生タイミングは第8図のようにな
っている。また、ライン16を介して1段目のフィルタ
ユニットL1に与えられるシリアル楽音信号FSの状態
を系列ch1゜c h 2@ c h L ch4に関
して示すと、第8図のようである。同様に1段目のフィ
ルタユニットL1に与えられるシリアルフィルタ係数デ
ータにの状態を系列chl、ch2.ch3.ch4に
関して示すと、第8図のようである。第8図において、
信号波形図に添えて記した数字はlサンプリング周期内
のタイムスロットの番号(第3図(a)に示すもの)を
示す。第8図に示した信号FS及びデータにの細部は第
3図(b)及び第4図(a)に示した通りである。
シリアルフィルタ係数データK及びタイミング信号KL
、LDの発生パターンは楽音信号FSの5サンプリング
周期imlサイクルとし−C繰返すものである。この5
サンプリング周期の各々を第1乃至第5サンプリング周
期とすると、タイミング信号KLは、第1サンプリング
周期の第23タイムスロツト、第2サンプリング周期の
第47タイムスロツト、第3サンプリング周期の第71
タイムスロツト、第4サンプリング周期の第95タイム
スロツト、で夫々パルスが発生する信号であり、その1
周期は120タイムスロツトである。また、タイミング
信号LDFiKLと同じく120タイムスロット=i1
周期とする信号であり、KLよりもlタイムスロット遅
れてパルスが発生する信号でおる。シリアルフィルタ係
数データKにおいては、前述の通りl系列のフィルタ係
数に対して120タイムスロツトが割当てられている。
まず、第1サンプリング周期の第23タイムスロツトか
ら第2サンプリング周期の第46タイムスロツトまでの
120タイムスロツトにおいて系列chjのフィルタ係
数Kが割当てられ、以下、信号KLのタイミングに同期
して120タイムスロツト毎に系列ch2.ch3.c
h4の係数Kが順次割当てられている。タイミング信号
SHは24タイムスロツトの周期で第24.第48.第
72.第96タイムスロツト毎に繰返し発生するもので
ある。
第8図から明らかなように、l系列分のフィルタ係数デ
ータにのシリアル送出金完了した直後にタイミング信号
KLが発生される。第4図(a)に示すように1系列分
のシリアルフィルタ係数データには後段のフィルタユニ
ットL15.L14・・・Llに対応するものから順に
送出される。従って、タイミング信号KLが発生したと
き、個々のフィルタユニットL1乃至L15に対応する
8ビツトのフィルタ係数は、各々に対応する所定のユニ
ット内の遅延回路列(第7図の60に相当するもの)に
丁度入っており、これらが各ユニット内のラッチ回路(
第7図の61に相当するもの)に夫々ラッチされる。こ
うして、シリアルフィルタ係数データKが夫々所定のフ
ィルタユニットL1乃至L15において並列データに変
換される。この並列データは次のラッチタイミングが到
来する壕でラッチ回路(第7図では61)で保持される
。例えば、第1サンプリング周期の第23タイムスロツ
トでタイミング信号KLが発生したときは系列ch4の
フィルタ係数データが各ユニットL1乃至L15のラッ
チ回路(第7図の61)に夫々ラッチされ、次に第2サ
ンプリング周期の第47タイムスロツトでタイミング信
号KLが発生するまで系列ch4のフィルタ係数が保持
される。従って、ラッチ回路61から出力されるフィル
タ係数の系列chi乃至ch4を示すと、第8図のKD
ののようになる。
第7図において、フィルタ係数記憶装置64は各系列C
hl乃至ch4のフィルタ係数を夫々記憶し、これらを
各系列のシリアル楽音信号FSのタイミングに合わせて
乗算器51に供給するためのものである。フィルタ係数
記憶装置64は、フィルタ係数の各ビットに対応する8
個のシフトレジスタSR1乃至SR8から成る。8ビツ
トから成るフィルタ係数の各ビットをラッチした各ラッ
チ回路61の出力は、各々に対応するシフトレジスタS
R1乃至SR8のKDi入力に加えられる。
シフトレジスタSR1乃至SR8のうちSR1がフィル
タ係数の最下位ピッ)(LSB)に対応し、SR7が係
数の最上位ビン)<MSB)に対応し、SR8がサイン
ピッ) (SB)に対応する。同、8ビツトのフィルタ
係数データはサイン・マグニチュード形式で表わすもの
とし、下位7ピツトでフィルタ係数の絶対値を表わし、
その上位のサインピッ) (SB)で係数の正負符号(
“0″のとき正、”1″のとき負)を表わす。係数の最
上位ビット(MSB)すなわちシフトレジスタSR7に
対応するビットの重みがlO進数の0,5であるとする
フィルタユニットL1に入力されたタイミング信号SH
及びLDはシフトレジスタSR1のSHi入力及びLD
i入力に夫々入力される。マタ、遅延回路列62及び6
6でこれらの信号LD、SHを順次遅延したものがシフ
トレジスタSR2乃至SR8のSHi入力及びLDi入
力に夫々人力さnる。尚、遅延回路列62.63に1け
る5段目の遅延回路65.66はどのレジスタにも入力
されないが、これは乗算器51における後述の演算時間
遅れに合わせるために設けられたものである。
シフトレジスタSR1乃至SR8の各々は第9図に示す
ように構成されている。lタイムスロットの遅延時間を
もつ4つの遅延回路67.6B。
69.70によって4ステージのシフトレジスタが構成
されている。KDiはデータ入力であり、LDiは新デ
ータ取り込み制御入力、SHiはシフト制御入力である
。KDi入力に与えられた新データは、LDi入力とS
Hi入力の両方に信号“1″が与えら扛たときアンド回
路71及びオア回路80を介してlステージ目の遅延回
路67に取り込まれる。SH1入力の信号が”θ″のと
き、この信号全反転したインバータ84の出力が”l”
であり、ホールド用のアンド回路75.75,77゜7
9が可能化されて各遅延回路67.68,69゜70の
出力が該アンド回路7M、75.77.79及びオア回
路80.81.82.83を介して自己保持される。S
Hi入力の信号が“1”のとき上記ホールド用のアンド
回路73.75.77゜79が不能化され、シフト用ア
ンド回路72 、74゜76.78が可能化される。こ
れにより、lステージ目の遅延回路67の出力Q1は2
ステージ目の遅延回路68に、2ステージ目の出力Q2
は3ステージ目の遅延回路69に、3ステージ目の出力
Q6は4ステージ目の遅延回路70に、4ステージ目の
出力Q4はlステージ目の遅延回路67に、夫々シフト
される。同、LDi入力の信号をインバータ85で反転
した信号がアンド回路72に入力されており、新データ
を1ステージ目の遅延回路67に取り込むときは4ステ
ージ目の出力Q4が1ステージ目にシフトされるのを禁
止している。以上の構成によって、タイミング信号LD
にもとづく信号”l”がLD1入力に与えられる毎に(
120タイムスロツト毎に)フィルタ係数データがラッ
テ回路61(第7図)から7フトレジスタSRI乃至S
R8の1ステージ目に取込まれ、かつタイミング信号S
Hにもとづく信号″11”がSHi入力に与えられる毎
に(24タイムスロツト毎に)各シフトレジスタSR1
乃至SR8の各ステージのデータが次段にシフトされる
1段目のフィルタユニットL1のシフトレジスタSR1
についてみてみると、KDi入力を介してlステージ目
の遅延回路67にラッチ回路61のフィルタ係数データ
が取込まれるのはタイミング信号LDの発生時である。
すなわち、第1サンプリング周期の第24タイムスロツ
トでは系列ch4のフィルタ係数データが、第2サンプ
リング周期の第48タイムスロツトでは系列chlのデ
ータが、第3サンプリング周期の第72タイムスロツト
では系列ch2のデータが、第4サンプリング周期の第
96タイムスロツトでは系列ch3のデータが、夫々l
ステージ目に取込まれる(第8図のLD及びKD及びL
lのSR1参照)。タイミング信号LDの1周期の間に
タイミング信号SHが5回発生するので、シフトレジス
タSR1におけるシフトは5回行なわれる。従って、第
1す/プリング周期の第24タイムスロツトで1ステー
ジ目の遅延回路67に取り込んだ系列Ch4のデータは
、第48.72,96.24タイムスロツトで信号SH
が発生する毎に(第8図のSH参照)、2ステージ目、
3ステージ目、4ステージ目、lステージ目と順にシフ
トされ、次に第2サンプリング周期の第48タイムスロ
ツトで系列chlのデータが1ステージ目の遅延回路6
7に取込まれるとき、先に取込んだ系列ch4のデータ
は2ステージ目の遅延回路68にシフトされる。
こうして、シフトレジスタSRIの各ステージ(遅延回
路67〜70)に各系列chi乃至ch4のフィルタ係
数データが順次取込まれる。タイミング信号LDの4周
期すなわち5サンプリング周期で、シフトレジスタSR
1における各系列chl乃至ch4のフィルタ係数デー
タの書替えが1通り完了する。そして、この書替えは5
サンプリング周期毎に繰返し行なわれる。以上のような
制御によって、1段目のフィルタユニットL1のシフト
レジスタSR1の各ステージ(遅延回路67〜70)の
出力1.Q2.Q3.Q4に現われるフィルタ係数の系
列Chl乃至ch4は、第8図フィルタユニットL1に
おける他のシフトレジスタSR2乃至SR9のSHi入
力及びLDi入力にはシフトレジスタSR1のSHi入
力及びLDi入力に加わる信号SH及びLDを夫々順次
lタイムスロットづつ遅延した信号が加わる。従って、
これらのシフトレジスタSR2乃至SR8における各ス
テージの出力Q1〜Q4の変化のパターンは第8図のL
lのSRiに示したシフトレジスタ81のそれと同じだ
が、その変化のタイミングが順次1タイムスロツトづつ
遅れたものとなる。但し、シフトレジスタSR5とSR
6との間には余分の遅延回路65.66が設けられてい
るのでシフトレジスタSR6における変化のタイミング
(シフトタイミング)はSR5のそれよりも2タイムス
ロツト遅れる。こうして、1つのフィルタユニットにつ
き合計8タイムスロツトの遅れを出しながら各シフトレ
ジスタSRI乃至SR8の変化タイミング(シフトタイ
ミング)が順次ずれてゆく。最初のフィルタユニットL
1のシフトレジスタSR1のLDi入力に1”が与えら
れたときから、その信号″1′”を順次遅延したものが
最後のフィルタユニッ1−L15の最後のシフトレジス
タSR5のLDi入力に与えられるまでには120タイ
ムスロツトの時間遅れがある。例えば第1サンプリング
周期の第24タイムスロツトで発生した信号LDにもと
づ< ” 1 ”がフィルタユニットL15のシフトレ
ジスタSR8のLD1入力に与えられるのは第2サンプ
リング周期の第48タイムスロツトである。各ユニッ)
Ll乃至Ll5のラッチ回路61には第8図のKDに示
すように、第1サンプリング周期の第24タイムスロツ
トから第2サンプリング周期の第47タイムスロツトま
で系列ch4のフィルタ係数データがラッチされている
。従って、最初のフィルタユニットL1のシフトレジス
タSR1から最後のフィルタユニットL15のシフトレ
ジスタSR7までは、第7図と全く同一構成で、同じ系
列(例えばch4)のフィルタ係数データを各シントレ
ジスタSR1乃至SR8に順次地込むことができる。し
かし、フィルタユニットL15の最後のシフトレジスタ
SRgのLDi入力にl”が与えられるとき、ラッチ回
路61の出力は別の系列のものに切換わってしまう。そ
こで、この不都合に対処するために、フィルタユニット
L15の最後のシフトレジスタSR8に対応するラッチ
回路(第7図の61に相当するもの)の出力を1タイム
スロツト遅延した信”r ヲtsレジスタSR8のKD
i入力に与えるようにするものとする。
各フィルタユニットL1乃至L15のフィルタ係数記憶
装置64(シフトレジスタSR1乃至5R8)における
上述のような巧妙なデータ取込み及びシフト制御によっ
て、後述のような複数系列の楽音信号に関する時分割シ
リアル演算処−が可能になる。
第7図のフィルタユニットL1においては、シフトレジ
スタSRi乃至SR8の出力Qとして4ステージ目の出
力Q4(第9図参照)が取り出され、乗算器51に入力
される。
さて、入力端子FS−INから入力されたシリアル楽音
信号FSはインバータ86で反転されて、加算器48の
B入力に与えられる。加算器48は全加算器であり、遅
延回路53を介して次段のフィルタユニットL2からフ
ィードバックされる楽音信号が八人力に与えられる。C
O+tはキャリイアウド出力であり、キャリイアウド信
号が生じた加算タイミングとこΩ出力CO+1に信号″
′1”が出力されるタイミングとの間には】タイムスロ
ットの時間遅れがあるものとする。キャリイアウド出力
Coa1の出力信号はオア回路87を介して加算器48
のCi大入力与えられる。第3図Φ)に示したようにシ
リアル楽音信号FSにおいては上位ビットのデータはど
より遅いタイムスロットに割当てられている。従って、
1タイムスロット遅れで出力CO+1から出力されたキ
ャリイアウド信号をCi大入力加えることにより、キャ
リイアウド信号をlビット上位のデータに加算すること
ができる。オア回路87の他の入力には遅延回路列63
の1段目の遅延回路136から出力される信号SH1が
与えられる。この信号’S Hiは第8図に示すように
発生するタイミング信号SHを1タイム4レ ロフト遅延させたものであり、第25、第49、第73
及び第1タイムスロツトにおいて1”となる信号である
。一方、ライン16を介して入力端子FS−INに入力
されるシリアル楽音信号FSは第3図山)のようである
ため、各系列chl乃至ch4のシリアル楽音信号の最
下位ピッ)(LSB)のタイミングに対応して信号SH
1が1″となることになり、加算器48では最下位ビン
)(LSB)のタイミングで繰返し1″が加算される。
この操作は、入力端子FS−INから加算器48のB入
力に与えられる楽音信号FSを負の値に変換するだめの
ものである。すなわち、楽音信号FSをインバータ86
で反転し、その最下位ビン)(LSB)に1を加算する
ことにより、2の補数形式の負の値に変換する操作が行
なわれている。尚、ライン16から入力端子FS−IN
に与えられる楽音信号FSも負の値は2の補数形式で表
わされているものとする。従って、楽音信号FSが負の
値のときは、上記インバータ86及び信号SHIによる
2の補数化操作によって実質的に正の値に変換されるこ
とになる。こうして、加算器48では、フィードバック
入力端子BS−IN及び遅延回路53を介してA入力に
与えられるフィードバックされた楽音信号の振幅データ
から入力端子FS−INに与えられた楽音信号の振幅デ
ータを減算する操作が行なわれる。
加算器48の出力は遅延回路88に入力されると共にラ
ッチ回路89のデータ入力に与えられる。
フィードバンク楽音信号と入力楽音信号FSとの差を示
す加算器48の出力信号は遅延回路88で24タイムス
ロツト遅延され、排他オア回路90に与えられる。排他
オア回路90の出力は加算器91のA入力に与えられる
。遅延回路88、ラッチ回路89、排他オア回路90及
び加算器91は、2の補数形式で表わされた加算器48
の出力信号をサイン拳マグニチュード(サインビットと
絶対値)形式に変換するだめのものである。
ラッチ回路89のラッチ制御入力(L)にはタイミング
信号SHが入力される。信号SHが発生する第24タイ
ムスロツトまたは第48、第72、第96タイムスロツ
トでは、加算器48からはサインビット(SB)を表わ
す信号が出力されている(第3図(b)参照)。従って
、サイ/ビット(SB)の値がラッチ回路89にラッチ
される。このラッチ回路89の出力は排他オア回路90
及びアンド回路92に与えられる。例えば、第24タイ
ムスロツトで系列Ch1に関するサインピッ1−(SB
)をランチし、ラッチした信号を第25タイムスロツト
から第48タイムスロツトまでの24タイムスロツトの
間該ラッチ回路89から出力しているとき、第1乃至第
24タイムスロツトで加算器48から出力された系列C
h1に関する信号を24タイムスロツト遅延した信号が
遅延回路88から出力される。従って、ラッチ回路89
から出力されるサインビット信号と遅延回路88から出
力される信号の系列は合致している。ラッチ回路89に
ランチされたサインビット信号が0″すなわち正のとき
、遅延回路88の出力信号は排他オア回路90をそのま
ま通過し、加算器91のA入力を介してS出力からその
まま出力される。サインピット信号がl”すなわち負の
とき、遅延回路88の出力信号は排他オア回路90で反
転される。このときラッチ回路89の出力“I P+に
よってアンド回路92が可能化され、信号SHIのタイ
ミングでアンド回路92から1′″が出力され、オア回
路9Sを介して加算器91のCi大入力”1′”が与え
られる。
この信号SHiはタイミング信号SHを1タイムスロツ
ト遅延した信号であり、最下位ビットに対応している。
例えば、系列ch1に関する信号が遅延回路88から出
力される第25乃至第48タイムスロツトにおいては、
第25タイムスロツトで信号SHIがl′”となり、最
下位ビットに関する排他オア回路90の出力信号に対し
て加算器91で1が加算される。加算の結果束じたキャ
リイアウド信号は1タイムスロツト遅れて出力Coa1
から出力され、アンド回路94、オア回路93を介して
Cし入力に与えられる。アンド回路94の他の入力には
信号SH1をインバータ95で反転した信号SHIが与
えられる。最下位ビットの演算タイミングでは信号5T
(1のO”によってアンド回路94が不能化され、演算
タイミングが先行する系列の最上位ビットからのキャリ
イアウド信号を禁止するようにしている。排他オア回路
90における反転と最下位ビットへの1加算とによって
、2の補数で表わされた負の値が絶対値に変換される。
以上の構成によって、加算器91の出力Sからは一加算
器48の出力信号を絶対値で表わした信号FS’が出力
される。この信号FS’の状態を系列chl乃至ch4
に関して示すと、第8図のFS’のようであり、入力楽
音信号FSのタイミングよりも24タイムスロツト遅れ
ている。この信号FS’は第3図(b)に示す信号FS
と同様に1系列につき24ビツト(タイムスロット)の
シリアルデータであり、最下位ピッ)(LSB)が先行
している。
乗算器51では、加算器91から出力された24ビツト
のシリアルデータFS’に各シフトレジスタSRI乃至
SR8から出力された8ピントのフィルタ係数を乗算す
る。24ビツトと8ビツトのシリアル乗算では普通32
タイムスロット分の演算時間が必要であるが、24タイ
ムスロツト毎に各系列の時分割演算を行なわねばならな
いため下位8ビット分の乗算結果は切捨て、サインピッ
トも含めて上位24ビット分の積を求めるようにしてい
る。
乗算器51は、シフトレジスタSRj乃至SR7から並
列的に出力されるフィルタ係数の絶対値部分の各ビット
に対応する7個の乗算器部分Ml乃至M7を含んでいる
。これらの部分Ml乃至M7は順に縦続接続されている
。部分M4.M5.M6に関しては詳細図を省略したが
、部分M2及びM3と同一構成である。
各部分Ml乃至M7は部分積を求めるためのアンド回路
96,97,98.・・・99を夫々含んでおり、各ア
ンド回路96乃至99に各シフトレジスタSR1乃至S
R7から出力されるフィルタ係数の絶対値部分の各ビン
)kl、に2・・・ktカ夫々入力される。また、部分
Ml乃至M6は縦続接続された遅延回路100,101
.102・・・を夫々含んでおり、加算器91′の出力
信号FS’をこれらの遅延回路100,101,102
・・・でlタイムスロットずつ順次遅延し、各々の遅延
出力を上記アンド回路97.98・・・99に夫々印加
する。部分M1のアンド回路96には遅延されていない
信号FS’が印加される。部分M2乃至M7は加算器1
03,104.・・・105を夫々含んでおり、各アン
ド回路96乃至99で求めた部分積をこれらの加算器1
03乃至105で加算する。信号FS’が各遅延回路1
00,101゜102で順次遅延されるので、個々のタ
イムスロット毎の各アンド回路96乃至99の出力の重
みは一致しており、従って加算器106乃至105では
同じ重み同士の部分積を加算することができる。
加算器106乃至105において、個々のビットの部分
積すなわちアンド回路97乃至99の出力は八人力に夫
々印加される。B入力には部分積もしくは部分積の和が
アンド回路106,107゜108・・・を介して入力
される。アンド回路106にはアンド回路96の出力及
びインバータ95の出力信号SH1が入力される。アン
ド回路107108・・・には加算器103,104・
・・の出力S及び上記信号SHiを遅延回路109,1
10゜111・・・で順次遅延した信号が加わる。これ
らのアンド回路106,107.108・・・は下位の
部分積を切捨てるだめのものである1、各加算器10.
5,104.・・・105のキャリイアウド出力C0+
1はアンド回路113,114・・・115を介してキ
ャリイイン人力Ciに入力される。アンド回路113,
114.・・・115の他の入力には信号SH1を遅延
回路109,110,111・・・で順次遅延した信号
が加わる。アンド回路113.114・・・115は同
系列に関するキャリイアウド信号の加算を可能にする一
方で、演算タイミングが先行する別の系列の最上位ピッ
トに関するキャリイアウド信号がその次の系列の最下位
ビットに加算されないようにするだめのものである。
部分M5とM6の間に設けられた遅延回路116゜11
7.118は、部分Ml乃至M5におけるアンド回路1
06,107’、108・・・及び加算器103.10
4・・・の動作遅れを補償するためのものである。これ
らの部分Ml乃至M5における演算動作遅れ時間の合計
(これはlタイムスロットに満たないものである)を遅
延回路117でタイムスロットの変化に同期させてlタ
イムスロットの遅れとし、かつ、これに合わせるために
遅延回路100,101.102の経路に遅延回路11
6を挿入し、遅延回路109,110,111・・・の
経路に遅延回路118を挿入しである。また、この遅れ
に合わせるため、遅延回路列62及び63に余分の遅延
回路65.66が挿入されている。
こうして、信号FS’とフィルタr数の絶対値部分(ピ
ットに、−に7)との積に相当するシリアルデータが部
分M7の加算器105から出力される。この加算器10
5の出力は排他オア回路119を介して加算器120の
A入力に加わる。排他オア回路119及び加算器120
は信号FS’とフィルタ係数のサインビット同士の乗算
結果に応じて積を2の補数形式に変換するだめのもので
ある。
フィルタ係数のサインピッ)(SB)を示すデータに8
はシフトレジスタSR8から排他オア回路121に入力
される。信号FS’のサインビットはラッチ回路89に
ラッチされている。このランチ回路89の出力信号をシ
フトレジスタSR8の出力に同期させるためにラッチ回
路122が設けられており、ランチ回路89の出力を遅
延回路列63の8段目の遅延回路123の出力が”l”
となるタイミングでラッチする。このラッチ回路122
の出力が排他オア回路121の他の入力に与えられる。
ラッチ回路122のラッチタイミングとシフトレジスタ
SR’9のシフトタイミングが同じであるため、同じ系
列に関するフィルタ係数のサインビットデータと信号F
S’のサインビットデータとが同期して排他オア回路1
21に入力されることになる。排他オア回路121は両
者のサインビットが不一致のとき負を示すl”を出力し
、一致しているとき正を示す”0″を出力する。この排
他オア回路121の出力が0”のときつまり積のサイン
が正のときは、加算器105の出力は排他オア回路11
9及び加算器120をそのまま通過し、アンド回路12
4に与えられる。
排他オア回路121の出力が′1″のときつまり積のサ
インが負のときは、加算器105の出力は排他オア回路
119で反転され、加算器120のA入力に加わる。加
算器120の01人力には、排他オア回路121の出力
が”1″のとき後述のように最下位ピットのタイミング
でアンド回路125からオア回路126を介して′1″
が与えられるようになっている。こうして、負の値の積
は2の補数形式に変換される。
2の補数形式で表わされた積は加算器120からアンド
回路124及びオア回路127を介して加算器49のA
入力に与えられる。尚、加算器120及び49のキャリ
イアウド出力C6+1のキャリイイン人力Ciへの供給
を制御するアンド回路128及び129は前記アンド回
路113,114゜・・・115と同じ目的で設けられ
たものである。
加算器105の出力を入力したオア回路130、アンド
回路131、遅延回路162から成るループは積が全ビ
ット″0”であるか否かを検出するだめのものである。
信号SH1を7タイムスロツト遅延した信号SH8がア
ンド回路161に加えられており、このループの記憶内
容がこの信号SH8によってリセットされる。加算器1
05の出力が1度でも1”になると、このループ130
゜131.132に°l′′が記憶される。加算器10
5の出力が1度も”1”にならなかったとき、すなわち
積がオール″0”のときこのループ13o。
131.132には1”が記憶されず、0”のままであ
る。遅延回路132及び排他オア回路121の出力がア
ンド回路133に入力されている。積がオール″′0“
でなければ、排他オア回路121の出力すなわちサイン
ビットの積がそのままアンド回路133を通過する。積
がオーノダ0”ならば、アンド回路136が不能化され
、排他オア回路121の出力の如何にかかわらず該アン
ド回路133の出力は0”(つまり正のサインを示す)
となる。アンド回路133の出力はアンド回路134及
びオア回路127を介して加算器49のA入力に与えら
れる。アンド回路134は信号SHQをインバータ13
5で反転した信号によってサインビットのタイミングで
だけ可能化されるようになっている。従って、アンド回
路133の出力が積のサインビットを示すものとなシ、
積がオール″0”のときはサインビットは強制的に0″
つまり正とされる。
次に、第7図及び第10図を参照して演算動作の細部に
つき説明する。第1θ図のタイムスロットの欄には第1
サンプリング周期の第25タイムスロツト乃至第56タ
イムスロツトが示されている。ここに示された合計32
タイムスロツトを利用して系列chlに関する24ビツ
トの信号FS’と8ピントのフィルタ係数との乗算が行
なわれる。ただし32タイムスロツトのうち最初の8タ
イムスロツト〜(第25乃至第32タイムスロツト)は
系列chlに先行する系列ch4に関する上位ビットの
演算タイミングでもあり、この部分では系列ch4に関
する演算を優先し、系列ch1に関する演算は切捨てる
ようにしている。従って、系列Ch1に関する実質的な
乗算演算が行なわれるのは第33乃至第56タイムスロ
ツトの合計24タイムスロツトの期間においてである。
第10図のに1乃至に8の欄にはシフトレジスタSR1
乃至SR5から並列的に出力されるフィルタ係数の各ビ
ットに、乃至に8の状態が系列chl乃至ch4に関し
て示されている。シフトレジスタSR1から出力される
フィルタ係数の最下位ビットklは、第8図のLlのS
R1欄のQ4にも示したように第25タイムスロツト乃
至第48タイムスロツトの量系列c’h1g関するもの
であり、第49タイムスロツトからは系列ch2に関す
るものに切換わる。前述の通り、シフトレジスタSR1
乃至SR9のシフトタイミングはlタイムスロットずつ
順次ずれているので、シフトレジスタSR2から出力さ
れるビットに2は第26タイムスロツトで系列chlに
関するものに切換わり、k3乃至に7に関しては、第1
0図に示していないが、第27、第28、第29、第3
1、第32タイムスロツトで夫々系列ch1に切換わる
。そして、シフトレジスタSR8から出力されるビット
に8は第33タイムスロツトで系列chlに切換わる。
尚、余分の遅延回路65゜66が設けられていることに
より、シフトレジスタSR6から出力されるビットに6
は第30タイムスロツトではなく第31タイムスロツト
で系列chlに切換わる。
第1O図のFS’の欄には加算器91からシリアルに出
力される信号FS’の状態を示した。第8図のFS’の
欄にも示したように第25から第48タイムスロツトま
での24タイムスロツトの量系列Ch1に関する信号F
S’が出力される。第10図には、この系列chlに関
する信号FS’の各ビットFI乃至F24のタイミング
が示されている。F。
が最下位ピッ)(LSB)である。
第10図の96乃至99の欄には、各乗算器部分M1乃
至M7の部分積演算用アンド回路96乃至99において
各タイムスロット毎に実行される系列Ch1に関する部
分積演算の状態が示されている。例えば、[Fl・ k
tJは信号SF’の最下位ビットFlにフィルタ係数の
最下位ビットに1を乗算することを示す。図から明らか
なように、部分M1のアンド回路96では下位ビットか
ら順にシリアルに与えられる信号FS/の各ピッ)F、
F2.F3・・・F24に対して常にフィルタ係数の最
下位ビットに1が乗算される。ビットに1が系列chi
に切換わるタイミングと系列ch1の信号FS’の最下
位ビットF、がアンド回路96に与えられるタイミング
とが一致しており、すなわちそれは第25タイムスロツ
トであり、この第25タイムスロツトでアンド回路96
から部分積「Fl ・kl」が出力される。従って、ビ
ットに1が系列chiK関する値を維持する24タイム
スロツト(第25か(第48タイムスロツトまで)の間
で、第10図に示すように、信号FS’の各ピットF1
乃至F24とフィルタ係数の最下位ビットに1との部分
積「Fl−klo」乃至[F24・k+Jがアンド回路
96で順次求められる。フィルタ係数の他のビットに2
乃至に7と信号FS’との乗算も上述と同様にして各部
分M2乃至M7のアンド回路97乃至99で夫々実行さ
れる。ただし、信号FS’を遅延回路100,101.
102・・・で順次遅延したものと各ピットに2乃至に
7とを乗算するため、演算タイミングは第10図に示す
ように順次ずれている。
第10図のSHi乃至SH9の欄には、信号su1及び
この信号SHIを遅延回路’109,110゜111・
・・112で順次遅延した信号SH2乃至SH9の状態
が示しである。遅延回路109から出力される信号SH
2は信号SH[よりもlタイムスロット遅れており、遅
延回路110から出力される信号SH3は信号SHIよ
りも2タイムスロツト遅れている。また、部分M6内の
遅延回路(図示せず)から出力される信号SH8は、部
分Ml乃至M6内の遅延回路109,110.IN・・
・及び遅延回路118によって信号SH1を7タイムス
ロツト遅延したものである。部分M7の遅延回路112
から出力される信号SH9は信号SH8を更に1タイム
スロツト遅延・したものである。
第25タイムスロツトでは、信号SH1の′0”によっ
て部分M1のアンド回路106が不能化され、アンド回
路96から出力される部分積「F、・klJが切捨てら
れる。このとき部分M2乃至M7では演算タイミングが
先行する系列ch4の部分積を求めておシ、系列ch4
に関する乗算結果が乗算器51から出力される。
次の第26タイムスロツトでは、信号5H20″o″に
よって部分M2のアンド回路107が不能化され、アン
ド回路96から出方された部分積「F、・kJとアンド
回路97から出力された部分積rF+・kzJの和すな
わち加算器103の出力が切捨てられる。このとき部分
M3乃至M7では系列Ch4の部分積を求めており、系
列ch4に関する乗算結果が乗算器51から出力される
以後、第31タイムスロツトまで、信号sH1の遅延信
号SH3・・・によって系列ch1に関する乗算結果が
切捨てられる。すなわち、第31タイムスロツトでは、
信号SHjを6タイムスロツト遅延した信号5Ij7(
図示せず)によって部分M6の加算器(図示せず)の出
力が禁止される。このとき、この部分M6の加算器から
は「F6・k1十Fs−に2+F4−に3+F、−に4
+F2−に5+F、−ksJなる部分積の和が出力され
ている。第10図を参照するとrFs・k、J、I’F
s・k、J、「F4・kaJ ・・・ は第30タイム
スロツトのときの部分積であるが、前述の通シ、部分M
l乃至M5の部分積の和は遅延回路117で1タイムス
ロツト遅延されるので、部分M6からは第31タイムス
ロツトで出力される。
第32タイムスロツトでは、部分Ml乃至M7では系列
ch1の乗算結果の切捨ては行なわれない。
従って、部分M7の加算器105がらはrFt・kl 
+F6・k2+F、・k3+・・・十F、−に、Jなる
部分積の和が出力される。しかし、この加算器105の
出力は排他オア回路119及び加算器120を経由して
アンド回路124に入力されており、このアンド回路1
24の他の入力に加わる信号SH5の0”によって禁止
される。従って、第32タイムスロツトでも系列ch1
の乗算結果は切捨てられる。前述の通り、この第32タ
イムスロツトまでは、演算タイミングが先行する系列c
h4の乗算結果が乗算器51から(その出力回路である
オア回路127から)出力される。
第33タイムスロツトから第48タイムスロツトまでは
信号SHI乃至5Hf3はすべて1”であり、アンド回
路106,107,108.・・・124がすべて可能
化されている。従って、この間は、部分Ml乃至M7で
求めた系列chlに関するすべての部分積の和が乗算器
51から出力される。
第49タイムスロツトから第56タイムスロツトにおい
て信号SHl乃至SH8が順次゛0”となるが、これは
次の系列ch2に関する部分積を切捨てるために作用し
、系列chjに関する乗算結果は乗算器51から確実に
出力される。従って、系列Ch1に関する実質的な乗算
結果は第33タイムスロツトカら第56タイムスロツト
までの24タイムスロツトにおいて乗算器51から出力
される。
系列chjに関するシリアル乗算出力の各ビット81乃
至SZaのタイミングを第10図のMoutの欄に示す
。第33タイムスロツトで出力される乗算結果の最下位
ビットS1は、上述から明らがなよ、うに、下記のよう
な部分積の和から成る。更に、s21 s3. ”’ 
821 r 822 + 823は下記の通りである。
S、=F8・k1+F7・k2+F6・k3+・・・十
F2・k7S2=F9・k、十F8・k、+F、・k3
+・・・十F3・k73s=Flo−kl+p、−に2
+F8−に3+−−−+F4−に?821”F24・k
5+F23・k6+F22・k7822””F’14・
k6+F23°に7S 23 ” F24・k7 尚、信号FS’の最上位ビットF24は加算器48の出
力のサインビットの部分であり、正のとき“0″がその
まま排他オア回路90を通過し、負のときは”l”が排
他オア回路9oで反転されてo”とされるので、F24
は常にO11である。
第10図から判かるように信号SH9は乗算出力の最下
位ビット防のタイミングで0”となる。
従って、この信号SH9をインバータ137で反転した
ものをアンド回路125に入力することにより、加算器
120における2の補数変換のための最下位ビットへの
1加算を行なうことができる。
また、オール″0”検出のだめのループ130゜131
.132のアンド回路131には信号SH9が入力され
ている。第10図から判るように、信号SH8は乗算出
力の最下位ビット(81)の直前で”0”となる。従っ
て、新たな乗算結果が加算器105から出力される直前
に(例えば第32タイムスロツトで)ループ130,1
31,132がリセットされる。そして、加算器105
から出力される乗算結果のどのビットもθ″の場合は、
乗算出力の最上位ピッ)(Szs)の出力タイミングの
次のタイムスロット(例えば第56タイムスロツト)で
は依然として遅延回路162から0″が出力されている
。このように、シリアル乗算出力の最上位ピッ)(82
3)のタイミングの次のタイムスロットで、乗算出力の
全ビットが0”か否かが正式に判かる。このとき、信号
SH8をインバータ165で反転した信号によってアン
ド回路164が可能化され、乗算出力のサインビットを
示すデータが選択される。前述の通り、このサインビッ
トデータは通常は排他オア回路121の出力信号である
が、乗算出力がオール″′0”のときは遅延回路132
の出力60”にもとづき強制的に0”にされる。
こうして、オア回路127を経由して加算器49のA入
力に与えられる乗算器51の出力は、最下位ビットから
順に現われる23ピツトのシリアルデータS1乃至82
3であり、その次のタイムスロットにサインビットが割
当てられているものである。
また、負の値に関してはこれらの乗算出力データSl乃
至823は2の補数形式で表現されている。
一方、加算器49のB入力に遅延回路52から与えられ
る楽音信号dFsは第10図のようになっている。すな
わち、第1乃至第24タイムスロツトの間で入力端子F
S’−INに与えられた系列Ch1の楽音信号FSが遅
延回路52で32タイムスロツト遅延されることにより
、遅延回路52からは第33乃至第56タイムスロツト
の間で系列Ch1の楽音信号dFsが出力される。従っ
て、加算器49のA入力とB入力に加わる信号の系列は
一致しており、同じ系列の乗算器出力と楽音信号とを加
算することができる。ところで、楽音信号の最下位ビッ
ト(LSB)(これは信号FS’のビットFlと同じ重
みである)の重みを10進数の「l」とした場合、乗算
器51の出力の最下位ビットS1の重みも10進数のr
lJである。このビットSIは前述の通り[F8・k1
+・・・十F2・k7Jなる部分積の和から成るもので
ある。ここで部分積[F鵞・k7Jに注目してみると、
ビットF、はビットF。
のlビット上であるため10進数の「2」の重みであり
、「F2・kyjが10進数の「1」の重みであること
からビットに7は10進数ro、5Jの重みであること
がわかる。このように、フィルタ係数kl〜に7の最上
位ビットに7の重みがr O15Jとなるように演算処
理が施されている。このことは、フィルタ係数の絶対値
が1未満の数であることを意味する。
加算器49の出力が出力端子FS−OUTを経由して次
段のフィルタユニ2)F2に入力される。
次段のフィルタユニットL2では、その入力端子(第7
図のFS−INに相当するもの)を経由して前段のフィ
ルタユニツ)Llから与えられる楽音信号及びシフトレ
ジスタ(第7図のSR1乃至SR8に相当するもの)に
記憶されたフィルタ係数等にもとづき前述と同様の演算
を行なう。ただし、各フィルタユニツ)Ll乃至、R1
5における入力端子FS−INと出力端子FS−OUT
との間の楽音信号の時間遅れが32タイムスロツトであ
るのに対して、タイミング信号LD及びSHの時間遅れ
は8タイムスロツトであるため、他のユニットR2乃至
L15のすべてを前述のユニットL1と全く同一構成と
すると乗算器(第7図の51に相当する)におけるフィ
ルタ係数に、−に8と信号FS’の系列にずれが生じて
しまう。そこで、各ユニットL1乃至L15の乗算器(
第7図の51に相当する)におけるフィルタ係数に、−
に、と信号FS’の系列を一致させるために、シフトレ
ジスタSR1乃至SR5の出力Qとして取り出すステー
ジを各ユニットL1乃至R15毎に次のように異ならせ
るものとする。すなわち、ユニッ)Llではシフトレジ
スタSR1乃至SR8の出力Qとして第4ステージの出
力Q4(第9図参照)を取り出しているが、ユニッ)R
2では第1ステージの出力Q1、ユニットL6では第2
ステージの出力Q2、ユニッ)R4では第3ステージの
出力Q3、ユニットL5では第4ステージの出力Q4、
というように、出力Qとして取り出すステージを順次ず
らすようにする。
上述のようなディジタルフィルタユニットL1乃至L1
5によって実現し得るフィルタ特性の一例を第11図に
示す。この特性は、120ビツトから成る1組のフィル
タ係数にの値を成る所定の状態に設定することにより実
現される。この例のように、ディジタルフィルタによれ
ば複雑なフィルタ特性が実現可能であり、しかもフィル
タ係数の値を適切に設定することにより望みのフィルタ
特性を確実に実現できる。
第12図はFIRフィルタの基本構成を示し、第13図
はIIRフィルタの基本構成を示す。ゲイジタルフィル
タ部14のフィルタユニットL1乃至L15としてこの
よりなFIRフィルタあるいはIIRフィルタあるいは
その組合せを用いてもよい。また、第14図及び第15
図に示すような高次巡回型ディジタルフィルタ(IIR
フィルタの一種)を用いて各ユニットL1乃至L15を
構成することもできる。第12図乃至第15図において
、参照番号138,139,140,141を付したブ
ロックのように「遅延」と記入されたブロックは遅延回
路を示し、参照番号142,143,144゜145を
付したブロックのように三角形のブロックは乗算器を示
し、参照番号146,147,148.149を付した
ブロックのように上記号が記入されたブロックは加算器
を示す。また、乗算器142,143,144,145
・・・(入力されるに+ 、 R2,R3、・・・Kl
−、−に’l ’+ −に/2+11+−に′o、Ko
I、KI1..・・・はフィルタ係数である。
各乗算器142,143,144,145・・・に関連
して、第7図の乗算器51及びその周辺回路SR1〜S
R8・・・と同様に、複数系列の時分割的なシリアル演
算を可能にする構成が採用されることはいうまでもない
以上説明したようにこの発明によれば、ディジタルフィ
ルタを用いたため望みの固定フォルマントを容易に実現
することができると共に、ディジタル楽音信号をそのま
まフィルタ装置に入力することができ、ディジタル楽音
発生回路生音色回路との関連を簡素化することができる
。また、ディジタルフィルタ部はLSI化が可能である
ため、電子楽器全体としてLSI化可能な部分が増し、
これに伴ない電子楽器におけるアナログ回路部分が一層
縮小化され、全体として製造コストの低減に寄与する。
また、楽音信号及びフィルタ係数の両方をシリアル化し
てディジタルフィルタ部に供給することにより、集積回
路の接続ピン数を縮減することができると共に集積回路
内部での配線数も縮減することができる。更に、ディジ
タルフィルタ内部でのシリアル演算処理によってディジ
タルフィルタの構成そのものも縮小化することができる
。更に、複数系列の楽音信号を1系列のデ・イジタルフ
ィルタ回路によって時分割的にフィルタ処理するように
したため、より一層の小規模化及び低コスト化を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す電子楽器全体構成ブ
ロック図、第2図は第1図におけるディジタルフィルタ
部の内部構成の一例を示すブロック図、第3図は楽音信
号のシリアル送出状態の一例を示すタイミングチャート
、第4図はフィルタ係数のシリアル送出状態の一例を示
すタイミングチャート、第5図(a)はラティス型ディ
ジタルフィルタの基本型式を示すツーロック図、第5図
Φ)及び(C)はラティス型ディジタルフィルタの基本
型式の等価変換例を夫々示すブロック図、第6図は第2
図におけるフィルタユニットをラティス型フィルタによ
って構成した一例を示すブロック図、第7図は第6図に
おける1つのフィルタユニットの詳細例を示す回路図、
第8図は第7図における主要な信号の発生例を大まかに
示すタイミングチャート、第9図は第7図におけるフィ
ルタ係数記憶用のシフトレジスタの内部構成例を示す回
路図、第10図は第7図における乗算器のシリアル乗算
動作の一例を示すタイミングチャート、第11図はディ
ジタルフィルタによって実現し得るフィルタ特性の一例
を示すグラフ、第12図は第2図のフィルタユニットに
応用可能な有限インパルス応答フィル・ タの基本型式
を示すブロック図、第13図は同じく第2図のフィルタ
ユニットに応用可能な無限インパルス応答フィルタの基
本型式を示すブロック図、第14図及び第15図は同じ
く第2図のフィルタユニットに応用可能な高次巡回型フ
ィルタの一例を夫々示すブロック図、である。 10・・・鍵盤部、11・・・楽音信号発生部、12・
・・音色選択装置、13・・・楽音信号振分は及び累算
及びシリアル変換制御回路、14・・ディジタルフィル
タ部、20・ン、ブルタ係数外部記憶装置、21・・・
フィルタ係数切換スイッチ、22・・・タイミング信号
発生器、25・・・フィルタ係数内部ROM、 27・
・・フィルタ係数切換スイッチによって制御されるセレ
クタ、Ll乃至L 15 ・・・フィルタユニット、5
1.55・・・乗算器、48.49.50.56−・・
加算器、52.53.54,57,58.59・・・遅
延回路、60,62.63・・・遅延回路列、61・・
・ラッチ回路、64・・・フィルタ係数記憶装置、SR
i乃至SR8・・・シフトレジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ディジタル楽音信号をシリアルに出力する楽音信号
    供給手段と、フィルタ係数をシリアルに出力するフィル
    タ係数供給手段と、前記楽音信号供給手段から出力され
    た楽音信号と前記フィルタ係数供給手段から出力された
    フィルタ係数とにもとづき所定のシリアル演算を実行し
    、前記フィルタ係数に応じて前記楽音信号tフィルタ制
    御した信号を出力する演算手段とを具える電子楽器のデ
    ィジタルフィルタ装置。 2、前記楽音信号供給手段は、複数系列のディジタル楽
    音信号をシリアルに時分割多重化して出力するものであ
    り、前記フィルタ係数供給手段は、複数系列のフィルタ
    係数をシリアルに時分割多重化して出力するものであり
    、前記演算手段は、前記フィルタ係数供給手段から出力
    されたシリアルフィルタ係数を入力し、このシリアルフ
    ィルタ係数をパラレル変換し、かつパラレル変換したフ
    ィルタ係数を各系列毎に記憶し、記憶した各系列のフィ
    ルタ係数全容々の系列に対応する前記楽音信号の時分割
    タイミングに同期して出力する係数供給制御回路と、前
    記楽音信号供給手段から出力されたシリアル楽音信号を
    入力すると共に前記係数供給制御回路から出力きれたフ
    ィルタ係数を入力し、各系列毎に前記シリアル楽音信号
    とフィルタ係数とにもとづき時分割で演算を行ない、そ
    の結果、各系列の楽音信号をフィルタ制御した信号を時
    分割的に出力するl系列弁のシリアル演算回路とを含む
    ものである特許請求の範囲第1項記載の電子楽器の元イ
    ジタルフィルタ装置。 6、前記係数供給制御回路は、前記フィルタ係数供給手
    段から出力されたシリアルフィルタ係数を入力し、l系
    列弁の前記シリアルフィルタ係数が与えられる毎にこの
    フィルタ係数を差動的にラッテするパラレル変換回路と
    、前記系列の数に対応するステージをもつシフトレジス
    タ全前記フィルタ係数の各ビットに対応して複数具′備
    し、l系列分の前記フィルタ係数が前記パラレル変換回
    路にランチされる毎にこのパラレル変換回路の出力を前
    記各シフトレジスタの所定のステージに夫々取り込み、
    かつl系列分の前記楽音信号全シリアル送出するのに要
    する時間毎に前記シフトレジスタをシフト制御する係数
    記憶装置とを含むものである特許請求の範囲第2項記載
    の電子楽器のディジタルフィルタ装置。 4、前記係数記憶装置は、前記各7フトレジスタにおけ
    る堆り込みタイミングとシフトタイミングを前記シリア
    ル楽音信号における各ビットデータ送出タイムスロット
    に同期して順次ずらして行なうものである特許請求の範
    囲第3項記載の電子楽器のディジタルフィルタ装置。 5、前記フィルタ係数供給手段は、複数組のフィルタ係
    数全土じめ記憶し、音色選択信号に応じて1組のフィル
    タ係数をシリアルに読み出す内部記憶装置と、任意のフ
    ィルタ係数を記憶しており、これ全シリアルに読み出す
    外部記憶装置と、前記内部記憶装置または外部記憶装置
    の一方から読み供給する選択装置とを含むものである特
    許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の電子
    楽器のディジタルフィルタ装置。 6、前記演算手段における前記シリアル演算の型式はラ
    ティス型ディジタルフィルタの演算型式にもとづくもの
    である特許請求の範囲第1項乃至第4項記載のいずれか
    に記載の電子楽器のディジタルフィルタ装置。 7、前記演算手段は、前記シリアル演算のだめの回路と
    して縦続接続された複数のフィルタユニットを含み、前
    記フィルタユニットの各々は、次段のフィルタユニット
    からフィードバックされた信号を所定時間遅延する第1
    の遅延回路と、前段のフィルタユニットから楽音信号が
    人力され、この入力楽音信号を前記第1の遅延回路の出
    力信号から減算する第1の加算器と、この第1の加算器
    の出力信号に前記フィルタ係数を乗算する乗算器と、こ
    の乗算器における演算時間遅れに応じた時間だけ前記入
    力楽音信号全遅延する第2の遅延回路と、前記乗算器の
    出力と第2の遅延回路の出力とを加算し、その加算出力
    を次段のフィルタユニットに与え”る第2の加算器と、
    前記第1の遅延回路の出力信号を前記乗算器における演
    算時間遅れに応じた時間だけ遅延する第3の遅延回路と
    、この第3の遅延回路の出力信号と前記乗算器の出力信
    号とを加算し、その加算出力を前段のフィルタユニット
    にフィードバックする第3の加算器とを具え、前記第1
    の遅延回路における前記遅延時間は前記ディジタル楽音
    信号の1サンプリング周期から前記乗算器における演算
    時間遅れの2倍の時間を引いた時間である特許請求の範
    囲第6項記載の電子楽器のディジタルフィルタ装R0
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