JPH1197088A - 平形ケーブルの接続構造 - Google Patents
平形ケーブルの接続構造Info
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- JPH1197088A JPH1197088A JP9253720A JP25372097A JPH1197088A JP H1197088 A JPH1197088 A JP H1197088A JP 9253720 A JP9253720 A JP 9253720A JP 25372097 A JP25372097 A JP 25372097A JP H1197088 A JPH1197088 A JP H1197088A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続部分の幅を狭くでき、かつ斜め切断等の
加工が不要で、短絡のおそれもなくする。 【解決手段】 平形ケーブル10の絶縁材10aを剥離
して複数本の平行な第1導体10bを露出させる一方、
複数本の平行な第2導体18aを絶縁材19で被覆して
なる接続部材20を設けて、第2導体18aが第1導体
10bと交差するように、接続部材20を平形ケーブル
10の第1導体10bの一面に重ね合わせると共に、第
1導体10bに接続する第2導体18aの接続部分のみ
を絶縁材19から露出させて、第2導体18aの接続部
分を第1導体10bに溶接接続する。
加工が不要で、短絡のおそれもなくする。 【解決手段】 平形ケーブル10の絶縁材10aを剥離
して複数本の平行な第1導体10bを露出させる一方、
複数本の平行な第2導体18aを絶縁材19で被覆して
なる接続部材20を設けて、第2導体18aが第1導体
10bと交差するように、接続部材20を平形ケーブル
10の第1導体10bの一面に重ね合わせると共に、第
1導体10bに接続する第2導体18aの接続部分のみ
を絶縁材19から露出させて、第2導体18aの接続部
分を第1導体10bに溶接接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば可撓性平形
ケーブル(FFC…フレキシブルフラットケーブル)の
導体にコネクタの端子若しくはワイヤーハーネスの電線
を接続するのに最適な平形ケーブルの接続構造に関す
る。
ケーブル(FFC…フレキシブルフラットケーブル)の
導体にコネクタの端子若しくはワイヤーハーネスの電線
を接続するのに最適な平形ケーブルの接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、自動車にお
いては、ボディ1側で回転自在に支持されたステアリン
グシャフト2のステアリングホイール3に、エアーバッ
ク4やホーンスイッチ等が内蔵されたものがある。この
場合、固定のボディ1側に対してステアリングホイール
3側が回転するから、ボディ1側のワイヤーハーネス5
とステアリングホイール3側のエアーバック4等のワイ
ヤーハーネス6とが回転に伴って捻られるようになるの
で、各ワイヤーハーネス5,6の電線を直接的に接続す
ることができない。
いては、ボディ1側で回転自在に支持されたステアリン
グシャフト2のステアリングホイール3に、エアーバッ
ク4やホーンスイッチ等が内蔵されたものがある。この
場合、固定のボディ1側に対してステアリングホイール
3側が回転するから、ボディ1側のワイヤーハーネス5
とステアリングホイール3側のエアーバック4等のワイ
ヤーハーネス6とが回転に伴って捻られるようになるの
で、各ワイヤーハーネス5,6の電線を直接的に接続す
ることができない。
【0003】このため、図11及び図12に示すよう
に、ステアリングホイール3にピン部7aで回転不自在
に取り付けるローター7と、ボディ1側のベースケース
8に回転不自在に取り付けるケース9との間に可撓性平
形ケーブル(FFC…フレキシブルフラットケーブル)
10をループ状に丸めて介設して、ローター7とケース
9とをCリング11で相対回転可能に結合してなるステ
アリング用回転接続装置12が設けられている。
に、ステアリングホイール3にピン部7aで回転不自在
に取り付けるローター7と、ボディ1側のベースケース
8に回転不自在に取り付けるケース9との間に可撓性平
形ケーブル(FFC…フレキシブルフラットケーブル)
10をループ状に丸めて介設して、ローター7とケース
9とをCリング11で相対回転可能に結合してなるステ
アリング用回転接続装置12が設けられている。
【0004】そして、エアーバック4等のワイヤーハー
ネス6の電線接続部6aは、ローター7より出るコネク
タ7bを介して可撓性平形ケーブル10の導体の内端部
に接続すると共に、ボディ1側のワイヤーハーネス5の
電線接続部5aは、ケース9より出るコネクタ9bを介
して可撓性平形ケーブル10の導体の外端部に接続する
ことにより、可撓性平形ケーブル10の巻き締まり性と
巻き戻り性を利用して、ステアリングホイール3側のエ
アーバック4等とボディ1側のワイヤーハーネス5とを
電気的に接続するようになっている。
ネス6の電線接続部6aは、ローター7より出るコネク
タ7bを介して可撓性平形ケーブル10の導体の内端部
に接続すると共に、ボディ1側のワイヤーハーネス5の
電線接続部5aは、ケース9より出るコネクタ9bを介
して可撓性平形ケーブル10の導体の外端部に接続する
ことにより、可撓性平形ケーブル10の巻き締まり性と
巻き戻り性を利用して、ステアリングホイール3側のエ
アーバック4等とボディ1側のワイヤーハーネス5とを
電気的に接続するようになっている。
【0005】また、ボディ1側のベースケース8には、
方向指示レバー13やワイパーレバー14等を有するコ
ンビネーションスイッチ15が組み込まれると共に、こ
の方向指示レバー13をステアリングホイール3の切り
戻し時にOFF位置に戻すためのキャンセルボス16を
ステアリングホイール3にピン部16aで回転不自在に
取り付けている。
方向指示レバー13やワイパーレバー14等を有するコ
ンビネーションスイッチ15が組み込まれると共に、こ
の方向指示レバー13をステアリングホイール3の切り
戻し時にOFF位置に戻すためのキャンセルボス16を
ステアリングホイール3にピン部16aで回転不自在に
取り付けている。
【0006】なお、図12に要部のみを図示したよう
に、ワイヤーハーネス5,6の電線接続部5a,6aに
代えて、コネクタ17の端子17aを可撓性平形ケーブ
ル10の導体の各端部に接続するものも有る。
に、ワイヤーハーネス5,6の電線接続部5a,6aに
代えて、コネクタ17の端子17aを可撓性平形ケーブ
ル10の導体の各端部に接続するものも有る。
【0007】ところで、可撓性平形ケーブル10の導体
に、ワイヤーハーネス5,6の電線やコネクタ17の端
子17aを接続する場合、例えば、図13に例示したよ
うなコネクタ17の端子17aを接続する場合には、可
撓性平形ケーブル10の絶縁材10aを剥離して複数本
の平行な導体10bを露出させると共に、各導体10b
に対応する逆L字状の複数本の端子17aを設け、各端
子17aの平行部分17bを各導体10bの一面にそれ
ぞれ重ね合わせて、図14に示すように、抵抗溶接又は
超音波溶接の溶接ヘッド25で溶接aして接続するよう
にしている。
に、ワイヤーハーネス5,6の電線やコネクタ17の端
子17aを接続する場合、例えば、図13に例示したよ
うなコネクタ17の端子17aを接続する場合には、可
撓性平形ケーブル10の絶縁材10aを剥離して複数本
の平行な導体10bを露出させると共に、各導体10b
に対応する逆L字状の複数本の端子17aを設け、各端
子17aの平行部分17bを各導体10bの一面にそれ
ぞれ重ね合わせて、図14に示すように、抵抗溶接又は
超音波溶接の溶接ヘッド25で溶接aして接続するよう
にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ネクタ17の各端子17aを可撓性平形ケーブル10の
各導体10bから直角に引き出すためには、各端子17
aの平行部分17bと直角部分17cとを並列させる必
要があるので、接続部分の幅W2が広くなる。
ネクタ17の各端子17aを可撓性平形ケーブル10の
各導体10bから直角に引き出すためには、各端子17
aの平行部分17bと直角部分17cとを並列させる必
要があるので、接続部分の幅W2が広くなる。
【0009】このため、可撓性平形ケーブル10の導体
10bの各端部を斜めに切断して、段違いになった各端
部に各端子17aを溶接等で接続する方法もあるが、導
体10bの各端部の斜め切断加工が難しいうえ、各導体
10bに直交して各端子17aが溶接等で接続されるた
めに、隣接する導体間が各端子17aで短絡されるおそ
れがある。
10bの各端部を斜めに切断して、段違いになった各端
部に各端子17aを溶接等で接続する方法もあるが、導
体10bの各端部の斜め切断加工が難しいうえ、各導体
10bに直交して各端子17aが溶接等で接続されるた
めに、隣接する導体間が各端子17aで短絡されるおそ
れがある。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、接続部分の幅を狭くでき、かつ斜め
切断等の加工が不要で、短絡のおそれもない平形ケーブ
ルの接続構造を提供することを目的とするものである。
になされたもので、接続部分の幅を狭くでき、かつ斜め
切断等の加工が不要で、短絡のおそれもない平形ケーブ
ルの接続構造を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、平形ケーブルの絶縁材を剥離して複数本
の平行な第1導体を露出させる一方、複数本の平行な第
2導体を絶縁材で被覆してなる接続部材を設けて、第2
導体が第1導体と交差するように、接続部材を平形ケー
ブルの第1導体の一面に重ね合わせると共に、第1導体
に接続する第2導体の接続部分のみを絶縁材から露出さ
せて、第2導体の接続部分を第1導体に溶接接続するこ
とを特徴とする平形ケーブルの接続構造を提供するもの
である。
に、本発明は、平形ケーブルの絶縁材を剥離して複数本
の平行な第1導体を露出させる一方、複数本の平行な第
2導体を絶縁材で被覆してなる接続部材を設けて、第2
導体が第1導体と交差するように、接続部材を平形ケー
ブルの第1導体の一面に重ね合わせると共に、第1導体
に接続する第2導体の接続部分のみを絶縁材から露出さ
せて、第2導体の接続部分を第1導体に溶接接続するこ
とを特徴とする平形ケーブルの接続構造を提供するもの
である。
【0012】本発明によれば、平形ケーブルから第1導
体を露出させるのは従来と同じであるが、第2導体を絶
縁材で被覆してなる接続部材を設けて、第1導体に接続
する第2導体の接続部分のみを絶縁材から露出させてお
く。
体を露出させるのは従来と同じであるが、第2導体を絶
縁材で被覆してなる接続部材を設けて、第1導体に接続
する第2導体の接続部分のみを絶縁材から露出させてお
く。
【0013】そして、第2導体が第1導体と交差するよ
うに、接続部材を平形ケーブルの第1導体の一面に重ね
合わせると、露出させた第2導体の接続部分が第1導体
に対向するので、第2導体の接続部分を第1導体に抵抗
溶接又は超音波溶接、あるいはレーザ溶接等で接続す
る。
うに、接続部材を平形ケーブルの第1導体の一面に重ね
合わせると、露出させた第2導体の接続部分が第1導体
に対向するので、第2導体の接続部分を第1導体に抵抗
溶接又は超音波溶接、あるいはレーザ溶接等で接続す
る。
【0014】請求項2のように、上記平形ケーブルは可
撓性平形ケーブルであり、上記接続部材の第2導体は、
コネクタの端子若しくはワイヤーハーネスの電線である
構成とすることができる。
撓性平形ケーブルであり、上記接続部材の第2導体は、
コネクタの端子若しくはワイヤーハーネスの電線である
構成とすることができる。
【0015】また、請求項3のように、押圧用凸部を有
する押圧部材を設けて、この押圧部材を平形ケーブルの
第1導体の他面に重ね合わせ、押圧用凸部で第1導体を
第2導体の接続部分に押圧して接触させることにより、
レーザ溶接で接続することが可能となる。
する押圧部材を設けて、この押圧部材を平形ケーブルの
第1導体の他面に重ね合わせ、押圧用凸部で第1導体を
第2導体の接続部分に押圧して接触させることにより、
レーザ溶接で接続することが可能となる。
【0016】さらに、請求項4のように、上記接続部材
の第2導体は、コネクタの端子であり、この各端子を絶
縁材でそれぞれ被覆して、各絶縁材をピッチ方向に柔軟
な連結部で連結すると共に、上記平形ケーブルの第1導
体に、各絶縁材の間に嵌まってピッチを規制する折り曲
げ部を形成した構成とすることができる。
の第2導体は、コネクタの端子であり、この各端子を絶
縁材でそれぞれ被覆して、各絶縁材をピッチ方向に柔軟
な連結部で連結すると共に、上記平形ケーブルの第1導
体に、各絶縁材の間に嵌まってピッチを規制する折り曲
げ部を形成した構成とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0018】図1及び図2は第1実施形態である。図1
(A)に示すように、可撓性平形ケーブル10は、従来
と同様に端末の絶縁材10aを剥離して、複数本の平行
な導体(第1導体)10bを露出させる。
(A)に示すように、可撓性平形ケーブル10は、従来
と同様に端末の絶縁材10aを剥離して、複数本の平行
な導体(第1導体)10bを露出させる。
【0019】一方、上記各導体10bに対応するI字状
の複数本の端子(第2導体)18aの先部(端子部分)
を露出させた状態で、基部の全体を絶縁材19で被覆し
てなる接続部材20を設ける。
の複数本の端子(第2導体)18aの先部(端子部分)
を露出させた状態で、基部の全体を絶縁材19で被覆し
てなる接続部材20を設ける。
【0020】この接続部材20は、図1(B)に示すよ
うに、端子18aが可撓性平形ケーブル10の導体10
bと交差するように、絶縁材19を介して導体10bの
一面に重ね合わせるが、この重ね合わせる前に、導体1
0bに接続する端子18aの接続部分のみを絶縁材19
から露出させておく。
うに、端子18aが可撓性平形ケーブル10の導体10
bと交差するように、絶縁材19を介して導体10bの
一面に重ね合わせるが、この重ね合わせる前に、導体1
0bに接続する端子18aの接続部分のみを絶縁材19
から露出させておく。
【0021】具体的には、図1において導体10b
(1)と端子18a(1)の交差部の絶縁材19の表裏
両面に小さい溶接用穴19a(1)をそれぞれあけるこ
とにより、溶接用穴19a(1)から露出した端子18
a(1)のみが導体10b(1)に対向する。同様にし
て、導体10b(2)と端子18a(2)の交差部、導
体10b(3)と端子18a(3)の交差部、導体10
b(4)と端子18a(4)の交差部、導体10b
(5)と端子18a(5)の交差部に、溶接用穴19a
(2)〜19a(5)をそれぞれあける。
(1)と端子18a(1)の交差部の絶縁材19の表裏
両面に小さい溶接用穴19a(1)をそれぞれあけるこ
とにより、溶接用穴19a(1)から露出した端子18
a(1)のみが導体10b(1)に対向する。同様にし
て、導体10b(2)と端子18a(2)の交差部、導
体10b(3)と端子18a(3)の交差部、導体10
b(4)と端子18a(4)の交差部、導体10b
(5)と端子18a(5)の交差部に、溶接用穴19a
(2)〜19a(5)をそれぞれあける。
【0022】そして、図8(A)に示すように、絶縁材
19を介して接続部材20を可撓性平形ケーブル10の
導体10bの一面に重ね合わせた後に、各溶接用穴19
aを利用して、図8(B)(C)のように、各導体10
bと各端子18aとを抵抗溶接又は超音波溶接の溶接ヘ
ッド25で溶接aして接続する。
19を介して接続部材20を可撓性平形ケーブル10の
導体10bの一面に重ね合わせた後に、各溶接用穴19
aを利用して、図8(B)(C)のように、各導体10
bと各端子18aとを抵抗溶接又は超音波溶接の溶接ヘ
ッド25で溶接aして接続する。
【0023】上記のような接続構造であれば、各端子1
8aに従来の第2導体のようなL字状の平行部分が不要
で、直角部分(I字状)のみを並列させれば良いので、
図1(B)に示したように、接続部分の幅W1を狭くで
きるようになる(W1<W2)。
8aに従来の第2導体のようなL字状の平行部分が不要
で、直角部分(I字状)のみを並列させれば良いので、
図1(B)に示したように、接続部分の幅W1を狭くで
きるようになる(W1<W2)。
【0024】また、従来のように、平形ケーブルの導体
の各端部を難しい斜め切断加工をする必要がなく、簡単
な直線切断加工をすれば良い。さらに、各端子18a
は、接続部分以外は絶縁材19で被覆されているので、
隣接する各導体10b間が端子18aで短絡されるおそ
れも全くない。
の各端部を難しい斜め切断加工をする必要がなく、簡単
な直線切断加工をすれば良い。さらに、各端子18a
は、接続部分以外は絶縁材19で被覆されているので、
隣接する各導体10b間が端子18aで短絡されるおそ
れも全くない。
【0025】図3及び図4は第2実施形態である。各図
に示すように、可撓性平形ケーブル10の端末構造と接
続部材20とは第1実施形態と同じであるが、接続部材
20の各端子18aの溶接方向側の各溶接用穴19aに
対応する押圧用凸部21aを有する押圧用金属バネ21
を絶縁材22で被覆した押圧部材23を設ける。
に示すように、可撓性平形ケーブル10の端末構造と接
続部材20とは第1実施形態と同じであるが、接続部材
20の各端子18aの溶接方向側の各溶接用穴19aに
対応する押圧用凸部21aを有する押圧用金属バネ21
を絶縁材22で被覆した押圧部材23を設ける。
【0026】そして、この押圧部材23を可撓性平形ケ
ーブル10の導体10bの他面に重ね合わせると、各押
圧用凸部21aが各溶接用穴19aから各導体10bを
各端子18aに押圧して突起10dを形成させ、各導体
10bを突起10dにより各端子18aに接触させる。
ーブル10の導体10bの他面に重ね合わせると、各押
圧用凸部21aが各溶接用穴19aから各導体10bを
各端子18aに押圧して突起10dを形成させ、各導体
10bを突起10dにより各端子18aに接触させる。
【0027】そして、導体10bの一面方向から各溶接
用穴19aを利用して、各端子18aと各導体10bと
をレーザビームLBで溶接aして接続する。
用穴19aを利用して、各端子18aと各導体10bと
をレーザビームLBで溶接aして接続する。
【0028】なお、図9(A)に示すように、可撓性平
形ケーブル10の導体10bに予め突起10dを形成し
て、この突起10dを各端子18aに接触させた状態
で、図9(B)(C)のように、導体10bの他面方向
から各導体10bと各端子18aとをレーザビームLB
で溶接aして接続すると、上記押圧部材23が不要にな
ると共に、接続部材20の絶縁材19の溶接方向と反対
側の溶接用穴19aが不要になる。
形ケーブル10の導体10bに予め突起10dを形成し
て、この突起10dを各端子18aに接触させた状態
で、図9(B)(C)のように、導体10bの他面方向
から各導体10bと各端子18aとをレーザビームLB
で溶接aして接続すると、上記押圧部材23が不要にな
ると共に、接続部材20の絶縁材19の溶接方向と反対
側の溶接用穴19aが不要になる。
【0029】図5〜図7は第3実施形態である。各図に
示すように、接続部材20の各端子18aは、個々に絶
縁材19で被覆して、隣り合う絶縁材19同士をピッチ
方向に柔軟な湾曲状連結部19bでそれぞれ連結してい
る。なお、各絶縁材19には、第1実施形態と同じ溶接
用穴19aをあけている。
示すように、接続部材20の各端子18aは、個々に絶
縁材19で被覆して、隣り合う絶縁材19同士をピッチ
方向に柔軟な湾曲状連結部19bでそれぞれ連結してい
る。なお、各絶縁材19には、第1実施形態と同じ溶接
用穴19aをあけている。
【0030】また、可撓性平形ケーブル10の各導体1
0bには、隣り合う絶縁材19の間に嵌まって各絶縁材
19のピッチを規制する折り曲げ部10cを形成する。
0bには、隣り合う絶縁材19の間に嵌まって各絶縁材
19のピッチを規制する折り曲げ部10cを形成する。
【0031】そして、接続部材20の各絶縁材19を可
撓性平形ケーブル10の導体10bの一面に、折り曲げ
部10cを嵌めながら重ね合わせると、各絶縁材19、
つまり各端子18aのピッチが決まるようになる。
撓性平形ケーブル10の導体10bの一面に、折り曲げ
部10cを嵌めながら重ね合わせると、各絶縁材19、
つまり各端子18aのピッチが決まるようになる。
【0032】その後は、各溶接用穴19aを利用して各
導体10bと各端子18aとをレーザビームLB、ある
いは抵抗溶接又は超音波溶接等で溶接aして接続する。
その後、コネクタ(ハウジング)18に各端子18aを
差し込む。なお、第1及び第2実施形態でも同様に、コ
ネクタ(ハウジング)18に各端子18aを差し込む。
導体10bと各端子18aとをレーザビームLB、ある
いは抵抗溶接又は超音波溶接等で溶接aして接続する。
その後、コネクタ(ハウジング)18に各端子18aを
差し込む。なお、第1及び第2実施形態でも同様に、コ
ネクタ(ハウジング)18に各端子18aを差し込む。
【0033】なお、各導体10bの折り曲げ部10cの
ピッチを変えれば、相手側コネクタの端子ピッチに合わ
せて、各端子18a(絶縁材19)のピッチを自由に変
えることができる。
ピッチを変えれば、相手側コネクタの端子ピッチに合わ
せて、各端子18a(絶縁材19)のピッチを自由に変
えることができる。
【0034】上記各実施形態は、自動車のステアリング
用回転接続装置の可撓性平形ケーブルであったが、これ
に限られるものではなく、また、可撓性平形ケーブル1
0の端末にコネクタ18の端子18aを接続するもので
あったが、ワイヤーハーネスの電線を接続するものでも
良い。さらに接続する位置は、可撓性平形ケーブル10
の端末に限らない。さらにまた、平形ケーブルであれ
ば、可撓性平形ケーブル10に限らない。
用回転接続装置の可撓性平形ケーブルであったが、これ
に限られるものではなく、また、可撓性平形ケーブル1
0の端末にコネクタ18の端子18aを接続するもので
あったが、ワイヤーハーネスの電線を接続するものでも
良い。さらに接続する位置は、可撓性平形ケーブル10
の端末に限らない。さらにまた、平形ケーブルであれ
ば、可撓性平形ケーブル10に限らない。
【0035】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の平形ケーブルの接続構造は、平形ケーブルの露出さ
せた第1導体に接続する第2導体の接続部分のみを接続
部材の絶縁材から露出させて、第2導体が第1導体と交
差するように接続部材を平形ケーブルの第1導体の一面
に重ね合わせ、露出させた第2導体の接続部分を第1導
体に溶接等で接続するようにしたから、第2導体に従来
のような平行部分が不要で直角部分のみを並列させれば
良いので、接続部分の幅を狭くできるようになる。ま
た、従来のように、平形ケーブルの導体の各端部を斜め
切断加工する必要もない。さらに、第2導体は、接続部
分以外は絶縁材で被覆されているので、隣接する導体間
が第2導体で短絡されるおそれもない。
明の平形ケーブルの接続構造は、平形ケーブルの露出さ
せた第1導体に接続する第2導体の接続部分のみを接続
部材の絶縁材から露出させて、第2導体が第1導体と交
差するように接続部材を平形ケーブルの第1導体の一面
に重ね合わせ、露出させた第2導体の接続部分を第1導
体に溶接等で接続するようにしたから、第2導体に従来
のような平行部分が不要で直角部分のみを並列させれば
良いので、接続部分の幅を狭くできるようになる。ま
た、従来のように、平形ケーブルの導体の各端部を斜め
切断加工する必要もない。さらに、第2導体は、接続部
分以外は絶縁材で被覆されているので、隣接する導体間
が第2導体で短絡されるおそれもない。
【図1】 本発明の第1実施形態の接続構造であり、
(A)は可撓性平形ケーブルと接続部材の分解平面図、
(B)は可撓性平形ケーブルの導体に接続部材の端子を
接続した平面図、(C)は(B)の斜視図である。
(A)は可撓性平形ケーブルと接続部材の分解平面図、
(B)は可撓性平形ケーブルの導体に接続部材の端子を
接続した平面図、(C)は(B)の斜視図である。
【図2】 図1(B)のP−P線に相当する拡大断面
図である。
図である。
【図3】 第2実施形態の接続構造の分解斜視図であ
る。
る。
【図4】 図3のQ−Q線に相当する拡大断面図であ
る。
る。
【図5】 第3実施形態の接続構造の斜視図である。
【図6】 図5のR−R線に相当する拡大断面図であ
る
る
【図7】 図5の正面断面図である。
【図8】 抵抗溶接又は超音波溶接の要領図であり、
(A)は溶接前の断面図、(B)は溶接中の断面図、
(C)は溶接後の断面図である。
(A)は溶接前の断面図、(B)は溶接中の断面図、
(C)は溶接後の断面図である。
【図9】 レーザ溶接の要領図であり、(A)は溶接
前の断面図、(B)は溶接中の断面図、(C)は溶接後
の断面図である。
前の断面図、(B)は溶接中の断面図、(C)は溶接後
の断面図である。
【図10】 回転接続装置を有するステアリング部の分
解正面図である。
解正面図である。
【図11】 図10の組み立て拡大正面断面図である。
【図12】 ステアリング用回転接続装置の分解斜視図
である。
である。
【図13】 従来の接続構造であり、(A)は可撓性平
形ケーブルと接続部材の分解平面図、(B)は可撓性平
形ケーブルの導体に端子を接続した平面図である。
形ケーブルと接続部材の分解平面図、(B)は可撓性平
形ケーブルの導体に端子を接続した平面図である。
【図14】 従来の抵抗溶接又は超音波溶接の要領図で
あり、(A)は溶接前の断面図、(B)は溶接中の断面
図、(C)は溶接後の断面図である。
あり、(A)は溶接前の断面図、(B)は溶接中の断面
図、(C)は溶接後の断面図である。
10 可撓性平形ケーブル 10a 絶縁材 10b 導体(第1導体) 10c 折り曲げ部 10d 突起 18 コネクタ 18a 端子(第2導体) 19 絶縁材 19a 溶接用穴 19b 連結部 20 接続部材 21 押圧用金属バネ 21a 押圧用凸部 23 押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 稔 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 平形ケーブルの絶縁材を剥離して複数本
の平行な第1導体を露出させる一方、複数本の平行な第
2導体を絶縁材で被覆してなる接続部材を設けて、第2
導体が第1導体と交差するように、接続部材を平形ケー
ブルの第1導体の一面に重ね合わせると共に、第1導体
に接続する第2導体の接続部分のみを絶縁材から露出さ
せて、第2導体の接続部分を第1導体に溶接接続するこ
とを特徴とする平形ケーブルの接続構造。 - 【請求項2】 上記平形ケーブルは可撓性平形ケーブル
であり、上記接続部材の第2導体は、コネクタの端子若
しくはワイヤーハーネスの電線である請求項1に記載の
平形ケーブルの接続構造。 - 【請求項3】 押圧用凸部を有する押圧部材を設けて、
この押圧部材を平形ケーブルの第1導体の他面に重ね合
わせ、押圧用凸部で第1導体を第2導体の接続部分に押
圧して接触させる請求項1又は請求項2に記載の平形ケ
ーブルの接続構造。 - 【請求項4】 上記接続部材の第2導体は、コネクタの
端子であり、この各端子を絶縁材でそれぞれ被覆して、
各絶縁材をピッチ方向に柔軟な連結部で連結すると共
に、上記平形ケーブルの第1導体に、各絶縁材の間に嵌
まってピッチを規制する折り曲げ部を形成した請求項1
又は請求項2に記載の平形ケーブルの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9253720A JPH1197088A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 平形ケーブルの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9253720A JPH1197088A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 平形ケーブルの接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1197088A true JPH1197088A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17255215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9253720A Withdrawn JPH1197088A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 平形ケーブルの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1197088A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6894682B2 (en) | 2002-03-27 | 2005-05-17 | Fujitsu Component Limited | Connection structure for connecting between touch panel and external conductor |
JP2011023118A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | フラットケーブル |
CN102684029A (zh) * | 2011-03-14 | 2012-09-19 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 旋转连接器 |
JP2012182072A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Alps Electric Co Ltd | リードブロックおよびそれを用いた回転コネクタ |
EP2637264A1 (en) | 2012-03-09 | 2013-09-11 | Alps Electric Co., Ltd. | Rotary connector |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP9253720A patent/JPH1197088A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
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EP2500994A1 (en) | 2011-03-14 | 2012-09-19 | Alps Electric Co., Ltd. | Rotary connector |
CN103311770A (zh) * | 2011-03-14 | 2013-09-18 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 旋转连接器 |
US8678835B2 (en) | 2011-03-14 | 2014-03-25 | Alps Electric Co., Ltd. | Rotary connector |
US8888518B2 (en) | 2011-03-14 | 2014-11-18 | Alps Electric Co., Ltd. | Rotary connector |
CN103311770B (zh) * | 2011-03-14 | 2015-06-03 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 旋转连接器 |
EP2637264A1 (en) | 2012-03-09 | 2013-09-11 | Alps Electric Co., Ltd. | Rotary connector |
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