JP2011023118A - フラットケーブル - Google Patents

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【課題】この発明は、導体ピッチの狭められた狭ピッチ化フラットケーブルであっても、短絡させることなく絶縁耐力のある確実な電気的接続を実現できるフラットケーブルを提供することを目的とする。
【解決手段】導体露出開口30を、接続交点Crにおける所定の放熱量を確保する開口面積Sを有するとともに、隣接する第1接続交点Crと第2接続交点Crとにおける平角導体10の露出部分同士の距離が最も近くなる第1最短距離d1と、前記第1接続交点Crにおける前記平角導体10の露出部分と、第2接続交点Crを構成するバスバー110との距離が最も近くなる第2最短距離d2とがともに、絶縁性を確保できる絶縁限界距離DL以上となる平行四辺形で形成した。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば並列に配置された複数本の導体を絶縁被覆で被覆し、並列に配置され、被覆されていない導体と電気的に接続するフラットケーブル(フレキシブルフラットケーブル、FFC:Flexible Flat Cable)に関する。
例えば、自動車の電装部品における電気接続について、電気構造の複雑化に伴って配線数が増加している。また、昨今の省エネ指向より電気配線等の接続部品の小型化、軽量化が望まれており、並列配置した複数本の導体の間隔を狭くした狭ピッチなフラットケーブルが多用されている。
通常、フラットケーブルを電装部品と接続するためには、フラットケーブルの導体に、コネクタのハウジング内に収容するバスバー等の端子導体を接続し、コネクタ接続することが多い。
このとき、フラットケーブルの導体と、端子導体とは、抵抗溶接や超音波溶接等の溶接によって接続される。
しかし、狭ピッチ化されたフラットケーブルの場合、フラットケーブルの導体が狭ピッチ化されたことにより、隣接する導体間が端子導体で短絡されるおそれがある。したがって、接続信頼性が低減していた。
そこで、隣接する導体間が端子導体で短絡されるおそれを低減し、接続信頼性を向上するために、例えば、特許文献1に提案されているようなフラットケーブルの接続構造を用いることもできる。
この特許文献1のフラットケーブルの接続構造は、フラットケーブルにおける導体の並列方向に交差させた方向に並列させた端子導体を重ね合わせ、フラットケーブルの導体と端子導体とを電気的に接続させる交差部分において、フラットケーブルの絶縁被覆に窓を開けて導体を露出させて溶接する接続構造である。
この接続構造により、狭ピッチ化されたフラットケーブルであっても、隣接する導体間で短絡するおそれを低減し、接続信頼性を向上することができるとされている。
しかし、高機能化、環境保護、価格競争力等より、自動車部品の小型化、軽量化、或いはコストダウンのニーズがさらに高まっており、フラットケーブルの導体ピッチをさらに狭めて、フラットケーブルの小型化及びフラットケーブルに接続する部品やフラットケーブルを収容するケース等部品の小型化、軽量化、或いはコストダウンする必要がでてきている。
このように、フラットケーブルの導体ピッチをさらに狭めると、上記特許文献1で提案された接続構造においても、窓開き部から露出する導体同士の導体間距離が短くなり、絶縁耐力が低下するという問題が生じている。
特開平11−97088号公報
この発明は、フラットケーブルの導体と、例えば端子導体等の導体とを並列方向を交差させて重ね合わせ、接続する交差部分の絶縁被覆に開口を設けて導体を露出させて接続する際に、導体ピッチの狭められた狭ピッチ化フラットケーブルであっても、短絡させることなく絶縁耐力のある確実な電気的接続を実現できるフラットケーブルを提供することを目的とする。
この発明は、複数本を平行に配置した第1導体と、複数本の該第1導体を厚み方向の両側から挟み込んで該第1導体を一体的に被覆する絶縁被覆とで構成するフラットケーブルであって、前記並列方向に対して交差する方向に平行に配置した第2導体と前記第1導体とを重ね合わせた際の交差部分のうち電気接続する接続交差箇所において、被覆された第1導体の前記接続交差箇所を露出させる導体露出開口を、第2導体側の前記絶縁被覆に備え、該導体露出開口を、前記接続交差箇所における所定の放熱量を確保する放熱面積を有するとともに、隣接する第1接続交差箇所と第2接続交差箇所とにおける前記各導体露出開口から露出する第1導体の露出部分同士の距離が最も近くなる第1最短距離と、前記第1接続交差箇所における前記導体露出開口から露出する前記第1導体の露出部分と、前記第2接続交差箇所を構成する第2導体における露出部分との距離が最も近くなる第2最短距離とがともに、絶縁性を確保できる絶縁限界距離以上となる絶縁確保開口形状で形成したことを特徴とする。
この発明の態様として、前記絶縁確保開口形状を、平行四辺形、少なくとも1組の対角が曲線状又は直線状に面取りされた平行四辺形、菱形、或いは長円で形成することができる。
前記フラットケーブルは、例えば、平面上に並列配置された複数本の導体を一対の絶縁被覆で被覆して、導体が挟み込まれていない部分の絶縁被覆同士を一体的に接着したもの等で構成することができる。
また、導体は、例えば平角導体、丸形導体等の導電性を有する金属製の導体で構成することができる。また、絶縁被覆は、例えば可撓性及び絶縁性を有する肉厚の薄い合成樹脂製のフィルムで構成することができる。
また、複数本の第2導体は、例えばバスバー等の導電性を有する金属製の接続端子で構成することができ、さらに詳しくは、全てが被覆されていないバスバーや、電気接続する電気接続部分に被覆する導体を露出させる導体露出開口を備え、それ以外の大部分が絶縁被覆で被覆されたバスバー等の接続端子で構成することができる。
また、前記第1導体と前記第2導体の交差部分を接続するは、例えば抵抗溶接や超音波溶接等で構成することができる。
また、第1導体の接続交差箇所を露出させる導体露出開口は、導体を露出するための孔部、窓部、開口部等が予め形成されたフィルム状の絶縁被覆を貼り合わせて構成したフラットケーブルにおける導体露出開口、導体を被覆した状態の絶縁被覆を例えばレーザー等の除去手段で部分的に除去して形成する導体露出開口、あるいは、カッター、ナイフ等の切除手段で部分的に除去して形成する導体露出開口で構成することができる。
この発明によれば、フラットケーブルの導体と、例えば端子導体等の導体とを並列方向を交差させて重ね合わせ、接続する交差部分の絶縁被覆に開口を設けて導体を露出させて接続する際に、導体ピッチの狭められた狭ピッチ化フラットケーブルであっても、短絡させることなく絶縁耐力のある確実な電気的接続を実現できるフラットケーブルを提供することができる。
極狭ピッチフラットケーブルと、コネクタケースに装着したバスバーとの交差接続について斜視図によって説明する説明図。 極狭ピッチフラットケーブルと、コネクタケースに装着したバスバーとの交差接続について平面図によって説明する説明図。 導体露出開口及び導体露出部間距離についての説明図。 導体露出開口についての説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は極狭ピッチフラットケーブル1と、コネクタケース100に装着したバスバー110との交差接続について斜視図によって説明する説明図を示し、図2は極狭ピッチフラットケーブル1と、コネクタケース100に装着したバスバー110との交差接続について平面図によって説明する説明図を示し、図3は導体露出開口30及び導体露出部間距離d1についての説明図を示している。
なお、図3(a)は極狭ピッチに狭ピッチ化された極狭ピッチフラットケーブル1における導体露出開口30の拡大平面図を示し、図3(b)は通常ピッチの通常ピッチフラットケーブル1aにおける長方形導体露出開口30aの拡大平面図を示し、図3(c)は狭ピッチ化された狭ピッチフラットケーブル1bにおける長方形導体露出開口30aの拡大平面図を示し、図3(d)は極狭ピッチに狭ピッチ化された極狭ピッチフラットケーブル1における長方形導体露出開口30aの拡大平面図を示している。
フラットケーブル1は、6本を平行に配置した平角導体10と、複数本の該平角導体10を上下方向Hの両側から挟み込んで該平角導体10を一体的に被覆する被覆シート20とで構成している。
平行に配置し、絶縁被覆されていない複数本のバスバー110を、前記幅方向Wに対して直交する長手方向Lに並列配置して前記平角導体10と前記バスバー110とを重ね合わせた際の交差部分のうち電気接続する接続交点Crを抵抗溶接で接続するために、被覆する平角導体10の接続交点Crを露出させる導体露出開口30を、バスバー110側の前記被覆シート20に備えている。
前記導体露出開口30は、抵抗溶接の際に発生する熱を放熱するため、前記接続交点Crにおける所定の放熱量を確保する開口面積Sを有するとともに、隣接する第1接続交点Crと第2接続交点Crとにおける平角導体10の導体露出開口30から露出する露出部分同士の距離が最も近くなる第1最短距離d1と、前記第1接続交点Crにおける前記平角導体10の導体露出開口30から露出する露出部分と、第2接続交点Crを構成するバスバー110との距離が最も近くなる第2最短距離d2とがともに、絶縁性を確保できる絶縁限界距離DL以上となる平行四辺形で形成している(図3(a)参照)。
詳しくは、極狭ピッチフラットケーブル1は、極狭ピッチである所定間隔(導体間距離A:0.2mm)を隔てて幅方向Wに並列配置した6本の平角導体10と、平角導体10を表裏から挟みこんで一体的に囲繞する被覆シート20とで、全幅が4.0mmの可撓性のあるフラットなケーブルを構成している。
なお、平角導体10は、厚さ約0.1mm、且つ幅約0.5mmの扁平長方形断面に形成された帯状の導電体であり、被覆シート20は不導電性のラミネートシートで構成している。
また、図中においてフラットケーブル1の一部のみを示しているが、フラットケーブル1は必要な長さで形成され、車両内部等において所定箇所に配索されるものである。
そして、極狭ピッチフラットケーブル1の上面には、被覆する平角導体10を露出させる導体露出開口30を、後述する接続交点Crに対応する箇所を備えている。
本実施例において、導体露出開口30は、底辺幅1.97mm、高さ0.6mm、狭角56.3度の平面視平行四辺形状の開口である。
この極狭ピッチフラットケーブル1に接続するバスバー110は、0.9mm幅(バスバー幅e)で幅方向Wに長い薄板状で構成され、長手方向Lに所定間隔(バスバーピッチP:2.2mm)を隔てて並列配置され、6本のバスバー110がコネクタケース100に収容されている。
このように構成されたバスバー110を極狭ピッチフラットケーブル1の上側から重ね合わせ、6本の平角導体10と6本のバスバー110とが交差する交差部分のうち電気的に接続する平角導体10とバスバー110との接続交点Crを溶接によって電気的に接続する。
なお、上述したように、接続交点Crの平角導体10は、導体露出開口30によって、極狭ピッチフラットケーブル1の上面側に露出しているため、コネクタケース100と確実に接続することができる。
また、導体露出開口30によって露出する平角導体10とバスバー110との接続は、導体間距離Aが0.2mmという極狭ピッチにもかかわらずとも、短絡することのない絶縁耐力の高い接続を構成している。
詳しくは、導体露出開口30は、抵抗溶接の際に発生する熱を放熱するため、バスバー幅e及びバスバーピッチP、並びに溶接熱等に基づく所定の放熱性能を確保する必要があり、所定の放熱性能を確保できる開口面積Sを有している。そして、上記開口面積Sに基づいて、開口幅wが定まる。
なお、バスバー幅eが0.9mm、バスバーピッチPが2.2mmに設定された本実施例においては開口幅wが1.7mmに定められている。
また、一般的にAC500Vを一分間印加した場合の漏れ電流が1mA以下という規格を満たすために、絶縁限界距離DLとして0.6mmが実験によって求められている。
このような状態において、図3(b)に示すように、通常ピッチ(導体間距離A’:0.8mm)の通常ピッチフラットケーブル1aにおいて、従来から用いられている長方形導体露出開口30aを備えた場合、隣接する長方形導体露出開口30a(30aa,30ab)から露出する平角導体10同士の最短距離である第1最短距離d1は絶縁限界距離DL以上の長さを確保できる。
また、隣接する導体露出開口30のうち一方の長方形導体露出開口30aaから露出する平角導体10と、他方の長方形導体露出開口30abから露出する平角導体10に接続されたバスバー110との最短距離である第2最短距離d2も絶縁限界距離DL以上の長さを確保できる。
したがって、通常ピッチで構成された通常ピッチフラットケーブル1aの平角導体10とバスバー110との接続は、絶縁耐力を有するとともに、確実な絶縁性を確保することができる。
逆に、第1最短距離d1が絶縁限界距離DLとなるように、平角導体10を狭ピッチ化すると、図3(c)に示すように、導体間距離A”が0.3mmとなるまで狭ピッチ化することができる。
この状態の狭ピッチフラットケーブル1bであっても平角導体10とバスバー110との接続は、第1最短距離d1及び第2最短距離d2がともに絶縁限界距離DL以上の長さを確保できるため、絶縁耐力を有するとともに、確実な絶縁性を確保することができる。なお、本実施例において、この状態における狭ピッチフラットケーブル1bの全幅は4.5mmとなる。
ここで、一般的にAC500Vを一分間印加した場合の漏れ電流が1mA以下という規格を満足する導体間隔耐絶縁限界距離DL2として実験によって求められた値である0.2mmに導体間距離Aを設定すると、図3(d)に示すように、第1最短距離d1が絶縁限界距離DL以下となる。
したがって、長方形導体露出開口30aを有し、極狭ピッチに狭ピッチ化された極狭ピッチフラットケーブル1は、絶縁耐力が低下し、確実な絶縁性を確保することができない。
なお、絶縁限界距離DLと導体間隔耐絶縁限界距離DL2との値が異なるのは、絶縁限界距離DLは空気を絶縁媒体としているのに対し、導体間隔耐絶縁限界距離DL2は平角導体10を被覆する被覆シート20を構成する樹脂が絶縁媒体として機能するためである。
しかし、極狭ピッチフラットケーブル1は、図3(a)に示すように、導体間隔耐絶縁限界距離DL2である0.2mmに導体間距離Aを設定したにもかかわらず、導体露出開口30を平行四辺形形状で構成したことで、第1最短距離d1及び第2最短距離d2ともに絶縁限界距離DL以上となり、絶縁耐力、及び確実な絶縁性を確保することができる。
このように、導体露出開口30を備えた極狭ピッチフラットケーブル1は、十分な放熱性能を有するとともに、導体間距離Aが狭ピッチ化されていても短絡させることなく、絶縁耐力のある確実な電気的接続を実現できるフラットケーブルを提供することができる。
したがって、高機能化、環境保護、価格競争力等より、自動車部品の小型化、軽量化、或いはコストダウン等の高まるニーズに対して、極狭ピッチフラットケーブル1の導体間距離をさらに狭めて、極狭ピッチフラットケーブル1の小型化及び極狭ピッチフラットケーブル1に接続する部品や極狭ピッチフラットケーブル1を収容するケース等部品の小型化、軽量化、或いはコストダウンすることができる。
詳しくは、極狭ピッチフラットケーブル1に形成した導体露出開口30は、平角導体10とバスバー110との接続において要する所定の放熱性能を確保できる開口面積Sを有している。通常、導体露出開口30の開口面積Sは、隣接する平角導体10間との絶縁性面では比較的小さい方がよい。一方で、極狭ピッチフラットケーブル1の溶接熱から被覆シート20のフィルムの熱損傷を防止する放熱性のためには、比較的大きい方がよい。また、平角導体10とバスバー110とを接続する際の相対位置ズレを吸収する為には比較的大きい方がよい。
そこで、導体露出開口30を平行四辺形状に形成することによって、放熱性確保及び平角導体10とコネクタケース100とを接続する際の相対位置ズレ吸収性能を確保できるとともに、第1最短距離d1及び第2最短距離d2を絶縁限界距離DL以上に確保できるため、面積確保と絶縁耐力とによる背反事項である両者の同時成立を実現している。
また、通常ピッチから狭ピッチ化された狭ピッチフラットケーブル1bの全幅(4.5mm)に対して、導体間距離を導体間隔耐絶縁限界距離DL2とした極狭ピッチに狭ピッチ化された極狭ピッチフラットケーブル1は全幅(4.0mm)となり、さらに小型化することができる。
なお、上記説明において、幅方向Wに並列配置した平角導体10に対して直交する方向に配置したバスバー110を接続する構成について説明した。しかし、バスバー110が平角導体10に対して直角以外の交差方向で接続される場合は、バスバー110の交差方向に応じた狭角の平面視平行四辺形状で形成すればよい。
詳しくは、例えば、平角導体10に対してバスバー110が鋭角に交差する場合、導体露出開口30の平行四辺形状における斜辺の向きが鋭角に交差するバスバー110に略平行な方向となる向きで形成すればよい。同様に、平角導体10に対してバスバー110が鈍角に交差する場合、導体露出開口30の平行四辺形状における斜辺の向きが鈍角に交差するバスバー110に略平行な方向となる向きで形成すればよい。
また、上記説明において、導体露出開口30は、開口面積Sを有するとともに、第1最短距離d1及び第2最短距離d2が絶縁限界距離DL以上となる平面視平行四辺形状に形成したが、平行四辺形に限らず、その他実施例に示すように、上記の条件(d1、d2)を満たす形状ならよい。
例えば、図4(a)に示すように、平行四辺形の2組の対角の内、隣接する導体露出開口30と対向する側の対角を直線状に面取した変形六角形状で形成してもよく、また図4(b)に示すように、平面視菱形で形成してもよい。
また、図4(c)に示すように、長方形の2組の対角の内、隣接する導体露出開口30と対向する側の対角を曲線状に面取した変形六角形状で形成してもよく、また図4(e)に示すように、大きな径の曲線面取りを施した形状であってもよい。さらには、図4(d)に示すように、長円形状で形成してもよい。
このように、導体露出開口30を、開口面積Sを確保しながら、平行四辺形あるいは平行四辺形の対向2角をRとする形状あるいは菱形、長円形状にすることにより、第1最短距離d1を絶縁限界距離DL以上に保ちながら、限界まで導体間距離Aを高密度化することができ、極狭ピッチフラットケーブル1の小型化、軽量化、或いはコストダウンすることができる。
なお、上記実施例における導体露出開口30、第1最短距離d1及び第2最短距離d2の寸法は一例に過ぎず、上記寸法に限定されず、第1最短距離d1及び第2最短距離d2が絶縁限界距離DL以上に保つとともに、放熱性を備えた開口面積を備えていればよい。
この発明の構成と、前記実施例との対応において、
この発明の第1導体は、平角導体10に対応し、
以下同様に、
並列方向は、幅方向Wに対応し、
絶縁被覆は、被覆シート20に対応し、
フラットケーブルは、極狭ピッチフラットケーブル1に対応し、
第2導体は、バスバー110に対応し、
接続交差箇所は、接続交点Crに対応し、
放熱面積は、開口面積Sに対応し、
絶縁確保開口形状は、平行四辺形、少なくとも1組の対角が曲線状又は直線状に面取りされた平行四辺形、菱形、或いは長円に対応するも
本発明は、前記実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
極狭ピッチフラットケーブル1は、被覆シート20である不導電性樹脂フィルムで平角導体10を被覆したフラットケーブルであればよく、特に、本実施形態のものに限定されるものではないが、不導電性樹脂フィルムの材質として、具体的にはPET樹脂が好ましい。
また、平角導体10についても、放熱性に優れる帯状の導電体だけでなく、丸形断面の導電体であってもよく、平角導体10の材質としては導電性を有するものであれば良いが、好ましくは金属製、より好ましくは導電性に優れる銅、銅合金が良い。
また、バスバー110は、導電性を有する金属板を加工して形成しており、導電性に優れる銅、銅合金が良い。また、上述の説明では、絶縁被覆されておらず露出しているバスバー110について説明したが、平角導体10と交差し、電気接続する接続交点Crのみ露出する導体露出開口を備え、それ以外の大部分が被覆シートで被覆されたバスバー等の接続端子を用いてもよい。
1…極狭ピッチフラットケーブル
10…平角導体
20…被覆シート
30…導体露出開口
110…バスバー
Cr…接続交点
d1…第1最短距離
d2…第2最短距離
S…開口面積
W…幅方向

Claims (2)

  1. 複数本を平行に配置した第1導体と、複数本の該第1導体を厚み方向の両側から挟み込んで該第1導体を一体的に被覆する絶縁被覆とで構成するフラットケーブルであって、
    前記並列方向に対して交差する方向に平行に配置した第2導体と前記第1導体とを重ね合わせた際の交差部分のうち電気接続する接続交差箇所において、被覆された第1導体の前記接続交差箇所を露出させる導体露出開口を、第2導体側の前記絶縁被覆に備え、
    該導体露出開口を、
    前記接続交差箇所における所定の放熱量を確保する放熱面積を有するとともに、
    隣接する第1接続交差箇所と第2接続交差箇所とにおける前記各導体露出開口から露出する第1導体の露出部分同士の距離が最も近くなる第1最短距離と、
    前記第1接続交差箇所における前記導体露出開口から露出する前記第1導体の露出部分と、前記第2接続交差箇所を構成する第2導体における露出部分との距離が最も近くなる第2最短距離とがともに、絶縁性を確保できる絶縁限界距離以上となる絶縁確保開口形状で形成した
    フラットケーブル。
  2. 前記絶縁確保開口形状を、
    平行四辺形、少なくとも1組の対角が曲線状又は直線状に面取りされた平行四辺形、菱形、或いは長円で形成した
    請求項1に記載のフラットケーブル。
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