JP6117481B2 - コネクタ用組立部品、整列プレートおよびケーブルコネクタ - Google Patents

コネクタ用組立部品、整列プレートおよびケーブルコネクタ Download PDF

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Description

本発明は、複数の信号線を有する多芯のケーブルコネクタに用いられるコネクタ用組立部品、整列プレートおよびケーブルコネクタに関する。
近年、大容量の記憶装置を有する小型化された電子機器の普及に伴い、多くの信号線を有し、かつ、高速伝送が可能なケーブルコネクタの需要が高まっている。この種のケーブルコネクタは小型化が要求されるため、コネクタ内部の基板に、高密度に信号線を導通接続する必要がある。例えば特許文献1には、複数の信号線が貫通する信号線受容孔とドレンワイヤが貫通するドレンワイヤ受容孔とが開口された整列板を設け、整列板によりこれら信号線とドレンワイヤを位置決めして基板に導通接続するようにしたケーブルコネクタが記載されている。
特開2009−76375号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のケーブルコネクタでは、信号線とドレンワイヤの全てを、整列板を貫通させて基板に接続するので、電線(例えばドレンワイヤ)の数が増加した場合に、基板上に電線をより高密度に配置する必要があり、基板と電線とを良好に導通接続することが困難である。
本発明の目的は、ドレンワイヤ等の電線の数が増加した場合に、基板と電線との導通接続を容易かつ良好に行うことができる、コネクタ用組立部品、整列プレートおよびケーブルコネクタを提供することである。
本発明の一態様は、整列プレートであって、前面と、前面の反対の後面と、前面に設けられたスロットと、に互いに分離して設けられ、スロットの上面および下面の少なくとも一方において前面から前記後面にかけて延在する複数の開口と、電線の一部を収容するように後面に互いに分離して設けられた複数の窪みと、を有する整列プレートと、複数の導電性配線を含み、整列プレートの前面に配置されて、後端部が整列プレートのスロット内に位置する基板と、整列プレートの後面に配置されたケーブルであって、複数の電線を含み、各々の電線は、整列プレートの複数の開口のうち、各電線に対応する開口を貫通して、基板における対応する導電性配線に接続されたケーブルと、を備えるコネクタ用組立部品である。
また、本発明の別の態様は、ケーブルとプリント基板との間の位置合わせを促進する整列プレートであって、前面と、前面の反対の後面と、前面に設けられ、プリント基板の前端部が収容されるスロットと、前面に互いに分離して設けられ、スロットの上面および下面の少なくとも一方において前面から後面にかけて延在する複数の開口と、後面に互いに分離して設けられ、後面から前面にかけて部分的に延在する複数の窪みであって、その各々が電線の一部を収容するように設けられた複数の窪みと、を有する整列プレートである。
また、本発明の別の態様は、上記のコネクタ用組立部品と、コネクタ用組立部品を包囲し、相手側のコネクタと嵌合する嵌合部を有するシェルとを備える、ケーブルコネクタである。
本発明によれば、整列プレートの後面に、電線の一部を収容する複数の窪みを設けるようにしたので、窪みを用いて電線の位置を規制することができ、電線の数が増加した場合であっても、基板と電線との導通接続を容易かつ良好に行うことができる。
本発明の実施形態に係るケーブルコネクタの全体構成を示す斜視図。 図1のII-II線断面図。 本発明の実施形態に係るコネクタ用組立部品の構成を示す分解斜視図。 本発明の実施形態に係るコネクタ用組立部品の構成を示す組立図。 ケーブルの内部構成を示す図1のV-V線断面図。 図5の単ケーブルの内部構成を示す断面図。 図3の整列プレートの斜視図。 図3の整列プレートの後面図。 図8のIX-IX線断面図。 本発明の実施形態に係るコネクタ用組立部品の完成状態を示す平面図。 図10のXI-XI線断面図。 図10の要部拡大図。 図6の変形例を示す図。 図6の変形例を示す図。 図6の変形例を示す図。 図4の変形例を示す図。
以下、図1〜図14を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るケーブルコネクタ100の全体構成を示す斜視図であり、図2は、図1のII-II線断面図である。なお、図2では、ケーブルの図示を一部省略している。以下では、便宜上、図示のように前後左右方向および上下方向を定義し、この定義にしたがい各部の構成を説明するが、方向はこれに限定されない。
ケーブルコネクタ100は、例えば高速伝送が可能な外付け用Mini−SAS(Serial Attached SCSI)コネクタである。このコネクタ100は、多数の信号線を含む小型コネクタであり、パーソナルコンピュータ、サーバー、ストレージシステム、スーパーコンピュータ等に用いることができる。このコネクタ100には、高速伝送に適した大径の信号線が多数含まれるため、コネクタ内における信号線の高密度での配置(高密度化)が要求される。
図1,2に示すように、ケーブルコネクタ100は、ケーブル10の先端部(前端部)に取り付けられた前後方向に延在するコネクタ用組立部品1と、コネクタ用組立部品1の周囲を覆うシェル5とを有する。ケーブル10は、後述するように複数の単ケーブルを含む多芯ケーブルである。シェル5は、導電材料の金属によって構成された上下一対の上シェル51と下シェル52とを有し、これらはケーブル10の先端部のブッシュ11を挟み込んで、ボルト53により互いに締結されている。
シェル5の前端部には、相手側のコネクタが挿脱可能に嵌合する嵌合部54が形成されている。上シェル51の上面にはラッチ55が形成され、ラッチ55の前端部には、相手側コネクタの先端部(不図示)と係合する突起部551が形成されている。上シェル51とラッチ55との間には前後方向に移動可能にプルタブ56が介装されている。プルタブ56を後方に引っ張ると、プルタブ56の前端部の膨出部561がラッチ55の前端部を押し上げ、これによりラッチ前端部の突起部551が上方に移動し、相手側コネクタとの係合を解除できる。
図3は、コネクタ用組立部品1の構成を示す分解斜視図であり、図4は、組立図である。図3,4に示すように、コネクタ用組立部品1は、複数(8本)の単ケーブル21が集合したケーブル群2と、ケーブル群2の前方に配置される整列プレート3と、整列プレート3の前方に配置される基板4とを有する。各々の単ケーブル21の構成は互いに同一である。なお、各単ケーブル21の構成は同一でなくてもよい。単ケーブル21は、上下方向2列に分かれて配置されており、以下では、上側の4本の単ケーブル21を上ケーブル群201と呼び、下側の4本の単ケーブル21を下ケーブル群202と呼ぶ。
図5は、ブッシュ11の後方におけるケーブル10の内部構成を示す図1のV-V線断面図である。ケーブル10は、リング形状の外被12の内側にリング形状の外部遮蔽13を配置し、さらにその内側に周方向に複数(8本)の単ケーブル21を配置して構成されている。外部遮蔽13と単ケーブル21との間には介在14が配置され、単ケーブル21,21間の隙間が埋められている。複数の単ケーブル12のうち、上側の4本の単ケーブル21が図3の上ケーブル群201となり、下側の4本の単ケーブル21が下ケーブル群202となる。
外被12の構成材としては、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)を用いることができる。なお、オレフィン系材料や、絶縁性の編糸スリーブを用いることもできる。外部遮蔽13は、電気的遮蔽を行うために導電材料によって構成される層であり、その構成材としては、例えば錫メッキ軟銅線を編組したものとアルミ貼りポリエステルフィルムとを組み合わせたものを用いることができる。なお、これらの一方のみを用いてもよく、銅貼りポリエステルフィルムや銅箔を用いることもできる。介在14の構成材としては、例えばジュート、紙、糸、プラスチック製の紐等を用いることができる。なお、外部遮蔽13の内側に抑え巻を配置し、介在14の周囲を覆うようにしてもよい。
図6は、単ケーブル21の内部構成の一例を示す断面図である。図6に示すように単ケーブル21は、一対の信号導体(単に導体と呼ぶ)211および各導体211の周囲を覆う一対の絶縁体212から構成される信号線210と、絶縁体212に接して配置される1本のドレンワイヤ213と、絶縁体212とドレンワイヤ213の全体を覆う内部遮蔽214とを有する。なお、導体211は、高速伝送に適した外径D1(例えば0.3mm程度)を有し、この外径D1はドレンワイヤ213の外径D2とほぼ等しい。
導体211の構成材としては、例えば錫メッキ軟銅線を用いることができる。なお、メッキなしの軟銅線または銅合金を用いることもでき、錫メッキの代わりに銀メッキを施すこともできる。アルミや鉄等の材料にメッキを施したものを用いることもできる。導体211は、撚り線でも単線でもよい。絶縁体212の構成材としては、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系材料を用いることができる。なお、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、FEP(ポリフロロエチレンプロピレン)、PFA(パーフロロアルキコシ)等のフッ素系材料を用いることもできる。誘電率および誘電損失を低減する目的で、絶縁体212を発泡させることもでき、絶縁フィラーを混錬した材料を用いることもできる。ドレンワイヤ213は、接地線の取り出しを容易にするためにケーブル10の長さ方向に沿って縦添えする金属線であり、その構成材としては、例えば錫メッキ軟銅線を用いることができる。内部遮蔽214は、ドレンワイヤ213と電気的に接続する金属層と、その外側の絶縁被覆層とを一体にラミネートしたものであり、その構成材としては、例えば銅箔ラミネートPETフィルムやアルミニウム蒸着PETフィルムを用いることができる。なお、銅箔からなる金属層とPETフィルムからなる絶縁被覆層を互いに独立して設けることもでき、PETフィルムの代わりに、PVCを用いることもできる。
以上のように構成されたケーブル10の先端部は、機械加工によって外被12および外部遮蔽13が剥かれ、外被12から外部遮蔽13が露出し、外部遮蔽13から8本の単ケーブル21が露出する。さらに各単ケーブル21の内部遮蔽214および絶縁体212が剥かれ、図3に示すように内部遮蔽214から絶縁体212とドレンワイヤ213が露出し、絶縁体212から導体211が露出する。
外被12から露出した外部遮蔽13は後方に折り返され、その周囲は、図4に示すように銅箔15で覆われる。銅箔15には、図1の上シェル51と下シェル52とが押圧し接続するよう取り付けられ、銅箔15を介して外部遮蔽13とシェル5とが導通接続する。一方、外部遮蔽13から露出した8本の単ケーブル21は、図3に示すように上下に4本ずつ分けられ、上ケーブル群201および下ケーブル群202となる。
このとき、上ケーブル群201の4本のドレンワイヤ213が上方に位置し、下ケーブル群202の4本のドレンワイヤ213が下方に位置するように、各単ケーブル21は配置される。これにより上下のケーブル群201,202に含まれる8本の信号線210がそれぞれ左右方向に並んで配置される。内部遮蔽214から露出したドレンワイヤ213は、曲げ部215(図11)により後方に180°折り曲げられる。これにより、ドレンワイヤ213の先端部は後方に延在し、上側の内部遮蔽214の上面および下側の内部遮蔽214の下面に面して露出した状態で配置される。このようにドレンワイヤ213を後方に折り曲げることで、絶縁体212の前方において、導体211のみが整列プレート3に向けて突出する。
次に、整列プレート3の構成について説明する。図7は、整列プレート3の斜視図(斜め前方から見た図)であり、図8は後面図、図9は図8のIX-IX線断面図である。図7〜9に示すように、整列プレート3は、前面31および後面32と、左面33および右面34と、上面35および下面36とを有し、全体がほぼ直方体形状を呈する。整列プレート3は、例えば電気絶縁性を有する樹脂を構成材として、樹脂成形によって形成され、上下方向に対称形状をなしている。なお、整列プレート3は、耐熱性樹脂によって構成されることが好ましい。
整列プレート3の前面31には、基板4を挿入するためのスロット311が開口されている。スロット311は、左右方向に細長の矩形状を呈する。整列プレート3の後面には、複数(4つ)の凹部321が左右方向に並設され、凹部321の底面の上下方向中央部にスロット311が開口している。凹部321は、後方から見るとほぼ矩形状を呈し、隣り合う凹部321と凹部321の間は仕切壁322によって仕切られている。凹部321は、上下一対の単ケーブル12を受容するための受容部であり、その入口328は、単ケーブル12の挿入を容易にするために、後方にかけて周面がテーパ状に広がっている。
凹部321の寸法は、公差や組立誤差等を考慮し、上下の単ケーブル12を凹部321に容易かつがたつきなく位置決めして配置できるように設定されている。一例を挙げると、凹部321の左右方向長さL1は、単ケーブル21の幅L10(図6)よりも所定長さ(例えば0.3mm程度)だけ大きく、上下方向長さL2は、単ケーブル21の高さL20(図6)の2倍よりも所定長さ(例えば0.3mm程度)だけ大きい。
凹部321の前方の前壁312には、スロット311の上面313および下面314に沿って、底面が円弧状の複数の切欠き315が設けられている。切欠き315は、ケーブル10の導体211の位置に対応して、1つの凹部321につき上下2箇所ずつ設けられている。切欠き315は、導体211を受容するための受容孔であり、切欠き315の前方および後方は、整列プレート3の前面31から後面32にかけて開放されている。切欠き315の左右方向長さL3および上下方向長さL4は、導体211の挿入を容易にするために、導体211の外径D1よりも所定長さ(例えば0.05〜0.10mm程度)だけ大きく設定されている。
整列プレート3の後面32には、ドレンワイヤ213の位置に対応して上下方向に細長形状の複数の窪み323が設けられている。窪み323は、各凹部321の左右方向中央部の上面および下面にそれぞれ連通している。上下の窪み323は、上下一対のドレンワイヤ213を受容する受容部であり、その入口329はドレンワイヤ213の挿入を容易にするために、後方にかけて周面がテーパ状に広がっている。
窪み323の寸法は、公差や組立誤差等を考慮し、ドレンワイヤ213を180°折り曲げた状態で、窪み323に容易かつがたつきなく位置決めして配置できるように設定されている。一例を挙げると、窪み323の左右方向長さL5は、ドレンワイヤ213の外径D2(図6)よりも所定長さ(例えば0.3mm程度)だけ大きく、上下方向長さL6は、外径D2の3〜5倍程度である。
整列プレート3の上面35および下面36には、矩形状の窓37が上下方向に向けて開口され、窓37は各凹部321にそれぞれ連通している。窓37は、単ケーブル21の凹部321への挿入状態およびドレンワイヤ213の窪み323への挿入状態を外部から視認するための開口部であり、前壁312よりも後方に位置する。窪み323の前端部は窓37に連通しており、図9に示すように、凹部321の上面および下面において窪み323はT字形状の凹み38となっている。
整列プレート3の上面35および下面36の左右方向中央部には、それぞれ前面31から後面32にかけて所定深さの溝39が設けられている。溝39は、図3の円形断面の連結ワイヤ60を受容するための受容部である。図3において、連結ワイヤ60は、整列プレート3の前面31および後面32を越えて前後方向に延在し、その前端部61および後端部62は、それぞれケーブル群201,202および基板4に向けて屈曲している。連結ワイヤ60は、例えばドレンワイヤ213よりも大径の錫メッキ軟銅線の周囲を、ETFE製の外被で覆って構成される。溝39の幅L7は、連結ワイヤ60(外被)の外径D3よりも所定長さ(例えば0.5mm程度)だけ大きく、深さL8は、外径D3よりも所定長さ(例えば1mm程度)だけ大きい。
なお、連結ワイヤ60は、撚り線でもよいし単線でもよい。連結ワイヤ60の導体は、錫メッキではなく銀メッキでもよく、メッキを省略してもよい。連結ワイヤ60は、後述するように基板4およびドレンワイヤ213に半田付けされるため、メッキがある方が半田付けが容易である。連結ワイヤ60の外被は、PVCやFEP等によって構成してもよい。半田付け時の作業性を考慮すると、外被には耐熱性の高い材料を選択することが好ましい。
次に、基板4の構成について説明する。図3に示すように基板4は、上面41および下面42を有する略矩形平板形状のプリント基板であり、その後端面43には、後方に突出した挿入部44が設けられている。挿入部44は、整列プレート3のスロット312に挿入可能であり、挿入部44が挿入された際に、挿入部44の左右両側の後端面43が整列プレート3の前面31に当接することで、整列プレート3に対する基板4の位置が規制される。
基板4は、上面41および下面42にそれぞれ形成された所定パターンの複数の導電性配線45を有する。配線45の前端部には、相手側コネクタとの接点となる複数の前パッド46が形成され、配線45の後端部には、導体211との接点となる複数の後パッド47が形成されている。後パッド47の前方かつ基板4の左右方向中央部には、連結ワイヤ60との接点となる中間パッド48が形成されている。前パッド46および後パッド47は、それぞれ左右方向に等間隔に配置されている。
図10は、コネクタ用組立部品1の完成状態を示す平面図である。図10では、各導体211の前端部が半田付けによって後パッド47に接続されている。後パッド47は、導体211との半田付け不良を防止し、かつ、半田付けの作業性を高めるため、導体211の外径D1よりも大きい十分な幅W0(例えば1mm)を有している。また、隣り合う後パッド47,47間には、導体211同士の短絡を防ぐために十分な間隔W1が空いている。これにより基板上に導体211を効率よく高密度に配置することができる。
図11は、図10のXI-XI線断面図である。コネクタ用組立部品1は、例えば以下の手順により組み立てられる。まず、図11に示すように、整列プレート3の前面31のスロット312に、基板4の後端の挿入部44を挿入する。このとき、挿入部44の左右両側の後端面43(図3)が整列プレート3の前面31に当接することで、基板4の挿入量が規制される。一方、整列プレート3の後面32の凹部321には、ドレンワイヤ213を曲げ部215によって後方に折り曲げた状態で、絶縁体212の前端面が整列プレート3の後壁312の後端面に当接するまで、上下一対の単ケーブル21をそれぞれ挿入する。凹部321は単ケーブル21の外形形状に対応して形成されているため、単ケーブル21を凹部321に挿入することで、単ケーブル21を整列プレート3に位置決めして保持できる。
単ケーブル21を凹部321に挿入すると、導体211が切欠き315を貫通し、整列プレート3の前端面31から突出する。このとき、導体211は整列プレート3により位置決めされ、各導体211の先端部はそれぞれ後パッド47に近接して配置される。次いで、各々の導体211を後パッド47に順次半田付けする。このように導体211が整列プレート3によって位置決めされることで、半田付け作業が容易となる。このとき、単ケーブル21の特性インピーダンスは、ケーブル21の内部遮蔽214で覆われているところまでは所望の値に維持される。内部遮蔽214がなくなるところから基板4上における導体211の半田付け部までは、特性インピーダンスが所望の値よりずれているが、この範囲では、整列プレート3により単ケーブル21が保持され、かつ、切欠き315によって導体211が位置決めされるため、信号線210ごとのばらつきがなく、特性インピーダンスの値を一定とすることができる。
本実施形態では、単一部品である整列プレート3によって単ケーブル21の保持と導体211の位置決めを行う。したがって、例えばケーブル10に上下方向の曲げ力が作用した場合に、絶縁体212の先端部において導体211に作用する曲げ応力を低減することができる。その結果、導体211の断線や半田付け部の剥離等を防止することができ、安定した導通接続状態を維持できる。これに対し、例えば単ケーブル21を保持する保持部品と導体211を位置決めする位置決め部品とを別体として設けた場合には、ケーブル10に上下方向の曲げ力が作用すると、保持部品が位置決め部品に対して変位し、導体211に作用する曲げ応力が大きくなりやすい。
単ケーブル21が凹部321に挿入されるとき、上下の窪み323にはそれぞれ上下一対のドレンワイヤ213が挿入され、ドレンワイヤ213の位置が規制される。これにより曲げ部215を有するドレンワイヤ213の損傷を防ぐことができ、単ケーブル21のスムーズな挿入が可能となる。この場合、凹部321の入口328および窪み323の入口329がそれぞれテーパ状に広がっているため、単ケーブル21とドレンワイヤ213の挿入が容易である。
ドレンワイヤ213は窪み323によって先端部の方向が規制され、ドレンワイヤ213の先端部は、図10に示すように、整列プレート3の後端面32から後方に突出し、上ケーブル群201の内部遮蔽214の上面および下ケーブル群202の内部遮蔽214の下面に沿って延在する。この状態で、整列プレート3の溝39に、連結ワイヤ60を挿入する。次いで、上ケーブル群201の上面の4本のドレンワイヤ213および下ケーブル群202の下面の4本のドレンワイヤ213を、それぞれ連結ワイヤ60の後端部62(左右方向中央部)に向けて折り曲げ、連結ワイヤ60の後端部62に一体に半田付けする。さらに、連結ワイヤ60の前端部61を、基板4の中間パッド48に半田付けする。
これにより複数のドレンワイヤ213が、連結ワイヤ60を介して基板4の中間パッド48に導通接続される。この場合、ドレンワイヤ213の接続用パッドを基板4に設ける必要がないため、ドレンワイヤ213の本数が増加した場合であっても、基板4上の配線パターンがより高密度となることがない。このため、導体211と基板4および連結ワイヤ60と基板4との半田付け作業が容易である。また、ドレンワイヤ213が導体211と接触することがないように、内部遮蔽214が剥かれた直後からドレンワイヤ213を後方に折り曲げ、導体211から離れた位置で連結ワイヤ60に半田付けする。このため、ドレンワイヤ213の半田付け時におけるドレンワイヤ213と導体211との短絡を確実に防止することができる。以上によりコネクタ用組立部品1の組立が完了する。なお、連結ワイヤ60にドレンワイヤ213を半田付けした後に、その半田付け部の周囲を樹脂材等で覆い固めるようにしてもよい。
コネクタ用組立部品1の組立完了後に、整列プレート3の凹部321に全ての単ケーブル21が正常状態で挿入されていると、各導体211の突出位置が揃っており、信号線210の特性インピーダンスを一定に維持することができる。一方、単ケーブル21の挿入途中に単ケーブル21が凹部321の壁面に引っ掛かって内部遮蔽214が剥かれると、あるいは内部遮蔽214や絶縁体212の剥き位置にばらつきがあると、単ケーブル21が正常状態で挿入されない。この場合には、特性インピーダンスに乱れが生じ、所望の製品性能を保証できない結果となる。このような組立時の不具合は、整列プレート3の窓37を介して確認することができる。
図12は、図10の要部拡大図である。図12に示すように、単ケーブル21が整列プレート3内に正常状態で配置されていれば、絶縁体212と内部遮蔽214とドレンワイヤ213とを窓37から同時に視認できる。したがって、これら3部品を同時に視認できた場合には、整列プレート3の配置が正常である結果、所望の特性インピーダンスが得られていると判断する。一方、3部品のうちいずれか1つでも見えない場合には、内部遮蔽214の剥き長さ等の前処理、または整列プレート3の配置が異常であり、特性インピーダンスに乱れがあると判断する。このように窓37から3部品を視認できるか否かを確認することで、特性インピーダンスに乱れがあるか否か、すなわち、コネクタ用組立部品1の欠陥の有無を容易に判断することができる。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)整列プレート3の前面31に基板挿入用のスロット311を設けるとともに、スロット311の上面313および下面314に沿って導体挿入用の複数の切欠き315を設け、整列プレート3の前面31から後面32にかけて信号線210の導体211が通過するようにした。さらに整列プレートの後面32にドレンワイヤ213の一部を収容するための複数の窪み323を設けるようにした。これにより、導体211から離れた位置(整列プレート3の後方)にドレンワイヤ213を導くことができ、ドレンワイヤ213の先端部における半田付け作業および導体211の先端部における半田付け作業を、ドレンワイヤ213と導体211とを短絡させることなく容易に行うことができる。
(2)整列プレート3の後面32に、切欠き315に連通して単ケーブル挿入用の凹部321を設けるようにした。これにより、単ケーブル21を凹部321によって保持することができ、ケーブル10に曲げ力が作用した場合に、絶縁体212の先端部における信号線211に作用する曲げ応力を低減することができる。
(3)絶縁体212により絶縁された導体211とドレンワイヤ213とを内部遮蔽214によって包囲する単ケーブル21を複数集合してケーブル10を構成した場合、ドレンワイヤ213の数が増加する。この点、本実施形態では、各ドレンワイヤ213を整列プレート3の後面32の窪み323にそれぞれ配置するようにしたので、ドレンワイヤ213の数が増加した場合であっても、ドレンワイヤ213と導体211との短絡を防止することができる。
(4)ドレンワイヤ213を曲げ部215により後方に折り曲げて、曲げ部215を窪み323に配置するようにしたので、曲げ部215と導体211との接触を防ぐことができる。また、ドレンワイヤ213の先端部が後方に方向付けられ、ドレンワイヤ213を導体211から離れた位置に容易に導くことができる。
(5)導電性の連結ワイヤ60の後端部62に、互いに等電位である複数(4本)のドレンワイヤ213を半田付けによって接続するようにした。これにより、連結ワイヤ60の前端部61を基板4の中間パッド48に接続するだけで、複数のドレンワイヤ213が連結ワイヤ60を介して基板4と導通状態となるため、半田付け作業が容易である。また、ドレンワイヤ213の数が増加した場合であっても、基板4上の半田付け箇所を増加させる必要がなく、導体211の半田付け領域である後パッド47の十分な幅W0(図10)および後パッド47間の十分なスペースW1(図10)を確保することができる。
(6)整列プレート3の上面35および下面36に溝39を設け、連結ワイヤ60を溝39に挿入して前後方向に延在させるようにした。これにより、ドレンワイヤ213よりも大径の連結ワイヤ60を、整列プレート3の上面35および下面36から突出させることなく配置することができ、ケーブルコネクタ100の小型化が可能である。
(7)複数の単ケーブル21を上下2列に配置して整列プレート3の凹部321に挿入するとともに、スロット311の上面313および下面314に沿って設けられた切欠き315を貫通した複数の導体211を、基板4の上面41および下面42の後パッド47にそれぞれ接続するようにした。これにより複数の導体211を位置精度よくかつ効率的に基板4に接続することができる。
(8)整列プレート3の上面35および下面36に、整列プレート3の内部の単ケーブル21を視認可能な窓37を開口するようにした。これにより単ケーブル21の先端部が正常状態にあるか否かを外部から確認することができ、特性インピーダンスが保証されているか否かを容易に判断することができる。
(9)整列プレート3の窪み323を窓37と連通させて、凹部321の上面および下面にT字形状の凹み38を形成するようにしたの、ドレンワイヤ215が正常な位置に配置されているか否かも、窓37を介して容易に判断することができる。
(10)整列プレート3の後面32における窪み323の入口328をテーパ状に広げるようにしたので、ドレンワイヤ213を損傷させることなく、窪み323に容易に挿入することができる。
なお、上記実施形態では、絶縁体212により覆われた一対の導体211とドレンワイヤ213とを内部遮蔽(シールド層)214で覆って単ケーブル21を構成したが、本発明が適用される単ケーブル21の構成はこれに限らない。例えば、図13Aに示すように、絶縁体212により覆われた単一の導体(信号導体)211とドレンワイヤ213とを内部遮蔽214で覆って単ケーブル21を構成してもよい。あるいは、図13Bに示すように、より多く(図では4本)の導体(信号導体)211を絶縁体212により覆い、これをドレンワイヤ213とともに内部遮蔽214で覆って単ケーブル21を構成してもよい。図13Cに示すように、内部遮蔽214の外側にドレンワイヤ213を配置し、ドレンワイヤ213と内部遮蔽214を絶縁性の被覆216で覆うようにしてもよい。ケーブル10の構成も上述したものに限らない。なお、ケーブル10については、複数の電線211と複数のドレンワイヤ213とを包囲する外部遮蔽13(シールド)を有するものとすることが好ましい。
上記実施形態では、基板4の後端部に挿入部44を設け、挿入部44の左右両側の後端面43が整列プレート3の前面31に当接することで、基板4の挿入量を規制するようにしたが、挿入量を規制する規制部を整列プレート3に設けるようにしてもよい。例えば、整列プレート3の内部空間を互いに分離した複数の空間(凹部321)に分割する仕切壁322の後端面に、挿入部44の後端面を当接させるようにしてもよい。すなわち、仕切壁322を規制部として用いることもできる。なお、仕切壁322を規制部として用いない場合、整列プレート3内の仕切壁322を省略することもできる。前端部が整列プレート3のスロット31内に位置するとともに、上面41または下面42の少なくとも一方に複数の導電性配線45を有するのであれば、基板4の構成はいかなるものでもよく、プリント基板以外であってもよい。
上記実施形態では、複数の単ケーブル21を上下2列に配置し、スロット311の上面313に沿って設けられた複数の切欠き315(上部開口)と下面314に沿って設けられた複数の切欠き315(下部開口)にそれぞれ導体211を挿通するようにしたが、整列プレート3の前面31から後面32にかけて延在するのであれば、これら複数の開口の形状は上述したものに限らない。例えば、切欠き315の代わりに円形の貫通孔を設けるようにしてもよい。したがって、整列プレート3の後面32における凹部321に、複数の開口を連通させなくてもよい。また、単ケーブル21を上下2列ではなく1列に配置してもよい。したがって、上面313および下面314の切欠き315のうち、いずれか一方のみを設けるようにしてもよい。凹部321は、単ケーブル21の外形形状に応じて種々の形状のものを採用することができ、凹部321の形状および個数は上述したものに限らない。この場合、少なくとも凹部321を、開口(切欠き315)よりも大きな形状とすることが好ましい。
上記実施形態では、整列プレート3の後面32に設けられた複数の窪み323に、ドレンワイヤ213の一部を収容するようにしたが、他の電線の一部を収容するようにしてもよい。なお、本明細書において電線とは、電気を導くために用いる裸線、絶縁電線、線、ケーブル、コード等を含む広義の電線であり、ドレンワイヤ213、導体211および連結ワイヤ60(連結用電線)等も電線に含む。複数の電線により電源ラインを構成するとともに、電源ラインを構成する各電線の一部を収容するようにしてもよい。
複数のドレンワイヤ213を連結ワイヤ60の後端部62に連結するようにしたが、連結部の構成はこれに限らない。例えば、図14に示すように、導電性材料からなる導電部材300を介して複数のドレンワイヤ213を互いに連結するようにしてもよい。すなわち、上ケーブル群201の上面および下ケーブル群202の下面に面してそれぞれ導電性の板状部材(例えば銅箔テープ等)301,302を配置し、各板状部材301,302に各々のドレンワイヤ213の端部および連結ワイヤ60の端部をそれぞれ半田付けし、その周囲に絶縁テープを巻いて全体を固定するようにしてもよい。板状部材301,302により導電部材300を構成する代わりに、上下のケーブル群201,202の全体を覆うように銅箔テープを巻いて、銅箔テープにドレンワイヤ213と連結ワイヤ60をそれぞれ半田付けするようにしてもよい。この場合も、半田付け後に周囲に絶縁テープを巻いて全体を固定するようにしてもよい。なお、連結ワイヤ60の本数も上述したものに限らない。連結ワイヤ60を1本だけ設ける場合、整列プレート3の上面35および下面36のいずれか一方に溝39を設ければよい。
整列プレート3の上面35および下面36に矩形状の窓37を設けたが、窓部の構成はこれに限らない。整列プレート3の後面32から前面31に向けて延在する窪み323(第1の部位)を、窪み323に垂直な窓37(第2の部位)に連通させて、窪み323をT字形状の凹み38としたが、窪み323の形状は上述したものに限らない。例えば、窓37と連通していなくてもよく、窓37と交差して窓37よりも前方に延在させてもよい。上記実施形態では、コネクタ用組立部品1の周囲を上下一対のシェル5で覆ってケーブルコネクタ100を構成したが、コネクタ用組立部品1を包囲するとともに、相手側のコネクタと嵌合する嵌合部を有するのであれば、シェルの構成はいかなるものでもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態および変形例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。すなわち、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能である。
1 コネクタ用組立部品
2 ケーブル群
3 整列プレート
4 基板
5 シェル
10 ケーブル
13 外部遮蔽
21 単ケーブル
39 溝
44 挿入部
45 配線
54 嵌合部
60 連結ワイヤ
62 後端部
100 ケーブルコネクタ
211 導体
212 絶縁体
213 ドレンワイヤ
214 内部遮蔽
215 曲げ部
311 スロット
315 切欠き
321 凹部
323 窪み

Claims (20)

  1. 整列プレートであって、前面と、該前面の反対の後面と、前記前面に設けられたスロットと、前記前面に互いに分離して設けられ、前記スロットの上面および下面の少なくとも一方において前記前面から前記後面にかけて延在する複数の開口と、電線の一部を収容するように前記後面に互いに分離して設けられた複数の窪みと、を有し、各々の前記窪みは、前記整列プレートの前記後面から前記前面に向けて延在する第1の部位と、前記第1の部位に対して垂直な第2の部位とを有し、T字形状を呈する、整列プレートと、
    複数の導電性配線を含み、前記整列プレートの前記前面に配置されて、後端部が前記整列プレートの前記スロット内に位置する基板と、
    前記整列プレートの前記後面に配置されたケーブルであって、複数の電線を含み、各々の電線は、前記整列プレートの複数の開口のうち、各電線に対応する開口を貫通して、前記基板における対応する導電性配線に接続されたケーブルと、を備えるコネクタ用組立部品。
  2. 互いに分離した複数の前記開口は、前記整列プレートの後面において、前記開口よりも大きな単一の凹部に連通している、請求項1に記載のコネクタ用組立部品。
  3. 前記複数の電線のうちの少なくとも幾つかは絶縁されている、請求項1に記載のコネクタ用組立部品。
  4. 前記複数の電線の各々が絶縁されている、請求項1に記載のコネクタ用組立部品。
  5. 前記複数の窪みに収容される電線は、絶縁されていない複数のドレンワイヤであり、各々のドレンワイヤの一部が、前記整列プレートの複数の窪みのうち、各ドレンワイヤに対応する窪みに配置され、
    絶縁された前記複数の電線と前記複数のドレンワイヤとを包囲するシールドをさらに有する、請求項4に記載のコネクタ用組立部品。
  6. 各々の前記ドレンワイヤは、その端部の近傍にて屈曲された曲げ部を有し、前記曲げ部が前記窪みに配置されている、請求項5に記載のコネクタ用組立部品。
  7. 複数の前記ドレンワイヤの前記端部は、連結部で互いに連結されている、請求項6に記載のコネクタ用組立部品。
  8. 前記整列プレートは、上面と、該上面の反対の下面と、前記上面および前記下面の少なくとも一方に設けられ、前記前面から前記後面にかけて延在する溝とを有し、
    前記溝に収容されるとともに、一端部が前記連結部に接続され、他端部が前記基板の導電性配線に接続された連結用電線をさらに備える、請求項7に記載のコネクタ用組立部品。
  9. 前記ケーブルは、互いに分離された複数の単ケーブルを有し、
    前記単ケーブルは、
    少なくとも1本の絶縁された電線と、
    少なくとも1本の絶縁されていないドレンワイヤと、
    これら電線とドレンワイヤとを包囲するシールド層とを有する、請求項1に記載のコネクタ用組立部品。
  10. 前記ケーブルは、互いに分離された複数の単ケーブルを有し、
    前記単ケーブルは、
    絶縁された一対の電線と、
    少なくとも1本の絶縁されていないドレンワイヤと、
    これら一対の電線とドレンワイヤとを包囲するシールド層とを有する、請求項1に記載のコネクタ用組立部品。
  11. 前記複数の単ケーブルは、上下2列に配置され、
    前記整列プレートの前面の前記複数の開口は、前記スロットの前記上面に沿って設けられた複数の上部開口と、前記スロットの前記下面に沿って設けられた複数の下部開口とを含み、
    上側に配置された前記単ケーブルに含まれる各々の絶縁された電線は、各電線に対応する前記上部開口を貫通して、前記基板の前記上面における対応する前記導電性配線に接続され、
    下側に配置された前記単ケーブルに含まれる各々の絶縁された電線は、各電線に対応する前記下部開口を貫通して、前記基板の前記下面における対応する前記導電性配線に接続されている、請求項9または10に記載のコネクタ用組立部品。
  12. 前記整列プレートは、
    上面と、
    該上面の反対の下面と、
    前記上面および前記下面の少なくとも一方に設けられ、前記整列プレートの内部の前記ケーブルを視認可能な少なくとも1つの窓部とを有する、請求項1に記載のコネクタ用組立部品。
  13. 各々の前記窪みは、上方または下方が開放されたT字状溝である、請求項に記載のコネクタ用組立部品。
  14. 前記整列プレートの前記後面の近傍における前記第1の部位の端部は、前記後面にかけてテーパ状に広がっている、請求項に記載のコネクタ用組立部品。
  15. ケーブルとプリント基板との間の位置合わせを促進する整列プレートであって、
    前面と、
    該前面の反対の後面と、
    前記前面に設けられ、前記プリント基板の前端部が収容されるスロットと、
    前記前面に互いに分離して設けられ、前記スロットの上面および下面の少なくとも一方において前記前面から前記後面にかけて延在する複数の開口と、
    前記後面に互いに分離して設けられ、前記後面から前記前面にかけて部分的に延在する複数の窪みであって、その各々が電線の一部を収容するように設けられた複数の窪みと、を有し、各々の前記窪みは、前記整列プレートの前記後面から前記前面に向けて延在する第1の部位と、前記第1の部位に対して垂直な第2の部位とを有し、T字形状を呈する、整列プレート。
  16. 前記スロットへの前記プリント基板の挿入を規制する少なくとも1つの規制部をさらに有する、請求項15に記載の整列プレート。
  17. 上下方向に延在し、前記スロットへの前記プリント基板の挿入を規制する複数の規制部をさらに有し、前記規制部は、前記整列プレートの内部空間を互いに分離した複数の空間に分割する、請求項15に記載の整列プレート。
  18. 互いに分離した複数の前記開口は、前記整列プレートの後面において、前記開口よりも大きな単一の凹部に連通している、請求項15に記載の整列プレート。
  19. 上面と、
    該上面の反対の下面と、
    前記上面および前記下面の少なくとも一方に設けられ、前記後面から挿入される前記ケーブルを視認可能な窓部とをさらに有する、請求項15に記載の整列プレート。
  20. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のコネクタ用組立部品と、
    前記コネクタ用組立部品を包囲し、相手側のコネクタと嵌合する嵌合部を有するシェルとを備える、ケーブルコネクタ。
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