JP6059009B2 - ケーブル整列部品およびケーブル組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の信号導体および接地導体等の電線を有するケーブルコネクタに用いられるケーブル整列部品およびケーブル組立体に関する。
近年、大容量の記憶装置を有する小型化された電子機器の普及に伴い、多くの信号導体および接地導体等の電線を有し、かつ、高速伝送が可能なケーブルコネクタの需要が高まっている。この種のケーブルコネクタは小型化が要求されるため、コネクタ内部の基板に、高密度に信号導体および接地導体を導通接続する必要がある。
例えば特許文献1には、複数の信号導体が貫通する信号導体用受容孔と接地導体が貫通する接地導体用受容孔とが異なる高さに開口された整列板により、これら信号導体と接地導体を位置決めし、基板に導通接続するようにしたケーブルコネクタが記載されている。
特開2009−76375号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のケーブルコネクタにおいては、信号導体用受容孔と接地導体用受容孔とが整列板の異なる高さに開口されるので、整列板が高さ方向に大型化し、ケーブルコネクタを小型化することが困難である。
本発明の目的は、ケーブルコネクタを容易に小型化することができる、ケーブル整列部品およびケーブル組立体を提供することである。
本発明の一態様は、前端およびその反対側の後端と、上面およびその反対側の下面と、前端に沿って延設され、基板の後端部に係合する前壁と、前壁の左右両端部から前方に向けて延設され、基板の後端部の左右両側面がそれぞれ係合する第1および第2の肩部と、後端から前壁にかけて上面に形成された複数の第1溝部であって、その各々の第1溝部が、第1溝部に対応して前壁に形成された複数の第2溝部に至る複数の第1溝部と、を備え、複数の第1溝部の各々は、複数の電線を受容可能であり、前壁に基板が係合されて第1溝部に複数の電線が受容されるときに、複数の電線の各々が複数の第2溝部のうちの互いに異なる第2溝部を通り、複数の電線の各々に対応して基板の上面に設けられた電線接続部に至るように構成された、ケーブル整列部品である。
また、本発明の別の態様は、上記ケーブル整列部品と、ケーブル整列部品の前壁に係合する基板と、ケーブル整列部品の複数の第1溝部の各々に受容される複数の信号導体および接地導体と、を有するケーブル組立体である。
本発明によれば、ケーブル整列部品に、複数の電線を受容可能な第1溝部と、第1溝部に対応して前壁に形成された複数の第2溝部とを設けるようにしたので、複数の電線を左右方向に整列して配置することができ、ケーブルコネクタを容易に小型化することができる。
本発明の実施形態に係るケーブル組立体の全体構成を示す斜視図。 図1の一部を分解して示す斜視図。 図1のケーブル組立体の上面図。 図1のケーブル組立体の側面図。 図1のケーブル組立体の底面図。 ケーブルの内部構成を示す図1のIV-IV線断面図。 図4の単ケーブルの内部構成を示す断面図。 本発明の実施形態に係るケーブル整列部品の構成を示す斜視図。 本発明の実施形態に係るケーブル整列部品の構成を示す斜視図。 図6のVIII-VIII線に沿った部分断面図。 図1の変形例であるケーブル組立体の斜視図。 図9の絶縁ブロックの構成を示す斜視図。 図1の他の変形例であるケーブル組立体の斜視図。 他の単ケーブルへの適用例を示すケーブル整列部品の要部断面図。
以下、図1〜図12を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るケーブル組立体100の全体構成を示す斜視図であり、図2は、図1の一部(基板)を分解して示す斜視図である。このケーブル組立体100は、例えば導電材料の金属によって構成された図示しないシェルによって周囲が覆われ、高速伝送が可能な小型のケーブルコネクタ(例えば外付け用Mini−SASコネクタ)を構成する。この種のケーブルコネクタは、高速伝送に適した大径(例えばAWG♯28,AWG♯26およびAWG♯24)の信号導体および接地導体が多数含まれるため、ケーブル組立体100には、信号導体および接地導体の高密度での配置(高密度化)が要求される。
なお、以下では、図示のようにケーブル組立体100の長さ方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向とそれぞれ定義し、この定義にしたがい各部の構成を説明する。これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定めたにすぎず、実際の方向がこれに限定されるものではない。前後方向は、ケーブルコネクタの挿脱方向に相当する。図1は、ケーブル組立体100を斜め上方から見た図であり、図2は、斜め下方から見た図である。
図1,2に示すように、ケーブル組立体100は、複数(8本)の単ケーブル10を含むケーブル1と、複数の単ケーブル10を整列して配置するケーブル整列部品2と、各単ケーブル10が電気的に接続される基板4とを有する。なお、各々の単ケーブル10の構成は互いに同一であるが、同一でなくてもよい。
図3A〜図3Cは、それぞれケーブル組立体100の上面図、側面図および底面図である。図3A〜図3Cに示すように、単ケーブル10は、ケーブル整列部品2を介して上下2列に分かれて配置されている。すなわち、ケーブル整列部品2の上側に4本の単ケーブル10(以下、上ケーブル群101と呼ぶ)が、下側に4本の単ケーブル10(以下、下ケーブル群102と呼ぶ)が、それぞれ左右方向に整列して配置されている。
図4は、ケーブル1の内部構成を示す図1のIV-IV線断面図である。図4に示すように、ケーブル1は、リング形状の外被層5の内側にリング形状の外部遮蔽層6を配置し、さらにその内側に周方向に複数(8本)の単ケーブル10を配置して構成されている。外部遮蔽層6と単ケーブル10との間には介在物7が配置され、単ケーブル10,10間の隙間が埋められている。
外被層5の構成材としては、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)を用いることができる。なお、オレフィン系材料や、絶縁性の編糸スリーブを用いることもできる。外部遮蔽層6は、電気的遮蔽を行うために導電材料によって構成される層であり、その構成材としては、例えば錫メッキ軟銅線を編組したものとアルミ貼りポリエステルフィルムとを組み合わせたものを用いることができる。なお、これらの一方のみを用いてもよく、銅貼りポリエステルフィルムや銅箔を用いることもできる。介在物7の構成材としては、例えばジュート、紙、糸、プラスチック製の紐等を用いることができる。なお、外部遮蔽層6の内側に抑え巻を配置し、介在物7の周囲を覆うようにしてもよい。
ケーブル1の先端部は、前処理として外被層5および外部遮蔽層6が剥かれ、外被層5から外部遮蔽層6が露出し、外部遮蔽層6から8本の単ケーブル10が露出する。複数の単ケーブル10のうち、上側の4本の単ケーブル10が上ケーブル群101となり、下側の4本の単ケーブル10が下ケーブル群102となる。
図5は、単ケーブル10の内部構成の一例を示す断面図である。図5に示すように単ケーブル10は、一対の信号導体11および各信号導体11の周囲を覆う一対の絶縁体12からそれぞれ構成される一対の信号線15と、1本の接地導体13と、絶縁体12と接地導体13の全体を覆う内部遮蔽14とを有する。なお、信号導体11は、高速伝送に適した外径(例えば直径0.3mm程度)を有し、この外径は接地導体13の外径とほぼ等しい。
接地導体13は、一対の絶縁体12の外周面と内部遮蔽14の内周面とに接して配置されている。各単ケーブル10の信号導体11と接地導体13の位置関係は互いに等しい。すなわち、上ケーブル群101および下ケーブル群102のいずれにおいても、各単ケーブル10の接地導体13は、それぞれ一対の信号導体11の左右方向中間、かつ、一対の信号導体11の上方に位置する。
信号導体11の構成材としては、例えば錫メッキ軟銅線を用いることができる。なお、メッキなしの軟銅線または銅合金を用いることもでき、錫メッキの代わりに銀メッキを施すこともできる。アルミや鉄等の材料にメッキを施したものを用いることもできる。信号導体11は、撚り線でも単線でもよい。絶縁体12の構成材としては、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系材料を用いることができる。なお、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、FEP(ポリフロロエチレンプロピレン)、PFA(パーフロロアルキコシ)等のフッ素系材料を用いることもできる。誘電率および誘電損失を低減する目的で、絶縁体12を発泡させることもでき、絶縁フィラーを混錬した材料を用いることもできる。
接地導体13は、接地線の取り出しを容易にするためにケーブル10の長さ方向に沿って縦添えする金属線であり、その構成材としては、例えば錫メッキ軟銅線を用いることができる。内部遮蔽14は、接地導体13と電気的に接続する金属層と、その外側の絶縁被覆層とを一体にラミネートしたものであり、その構成材としては、例えば銅箔ラミネートPETフィルムやアルミニウム蒸着PETフィルムを用いることができる。なお、銅箔からなる金属層とPETフィルムからなる絶縁被覆層を互いに独立して設けることもでき、PETフィルムの代わりに、PVCを用いることもできる。
各単ケーブル10の先端部は、前処理として内部遮蔽14および絶縁体12が剥かれ、内部遮蔽14から絶縁体12と接地導体13とが露出し、絶縁体12から信号導体11が露出する。これにより図2に示すように、ケーブル整列部品2の前面から複数の信号導体11および接地導体13が前方に突出する。このとき、接地導体13の先端部が信号導体11の先端部よりも前方に位置するように突出長さが調整される。接地導体13が突出した状態では、接地導体13に絶縁チューブ16が取り付けられ、前壁30の前方において、接地導体13が信号導体11から絶縁される。
信号導体11と接地導体13の前後左右方向の位置は、ケーブル整列部品2により規制される。図6,図7は、それぞれケーブル整列部品2の単体の構成を示す斜視図である。図6,7に示すように、ケーブル整列部品2は、前端21および後端22と、上面23および下面24と、左右の側面25,26とを有し、全体が略直方体形状を呈するケーブル受容部20と、前端21に沿って左右方向に延設された前壁30とを備える。ケーブル整列部品2は、例えば電気絶縁性を有する樹脂を構成材として、樹脂成形によって一体に形成され、上下方向にほぼ対称形状をなしている。なお、ケーブル整列部品2は、耐熱性樹脂によって構成されることが好ましい。
前壁30は、ケーブル受容部20の左右側面25,26よりも左右方向外側に突出し、かつ、ケーブル受容部20の上下面23,24よりも上下方向外側に突出している。前壁30の前面には、左右両端部から前方に向けて一対の肩部31,32が突設されている。肩部31,32の上下方向中央部の左右内側面には、それぞれ前後方向に凹部31a,32aが形成され、この凹部31a,32aに連なり、前壁30の上下方向中央部の前面には、左右方向全体にわたり凹部30aが形成されている。凹部30a〜32aには、基板4の後端部が嵌合される。
ケーブル受容部20の上下面23,24には、後端22から前壁30にかけて、それぞれ単ケーブル10に対応した数(4個)のスロット形状の第1溝部27,28が前後方向に延設されている。これら複数の第1溝部27,28は、それぞれ左右方向等間隔に延在している。第1溝部27,28の幅は、単ケーブル10の左右方向長さとほぼ等しく、深さは、単ケーブル10の上下方向長さとほぼ等しい。第1溝部27,28には、それぞれ上ケーブル群101および下ケーブル群102の単ケーブル10が受容される。
ケーブル受容部20の後端部には、上下方向および左右方向に突出した突出部20aが設けられている。図3Bに示すように、突出部20aの上下端面の高さは、前壁30および肩部31,32の上下端面の高さとほぼ等しく、ケーブル受容部20には、突出部20aと前壁30および肩部31,32との間に凹部20bが形成される。第1溝部27,28にそれぞれ単ケーブル10を受容した後、凹部20bの周囲に全周にわたり絶縁テープ(不図示)が巻かれ、単ケーブル10が固定される。凹部20bを設けたことで、絶縁テープがケーブル整列部品2の上下端面および左右側面から突出することを防止できる。また、絶縁テープの装着位置が規制され、絶縁テープの装着が容易となる。
図7に示すように、ケーブル受容部20の前面の前壁30には、一対の信号導体11がそれぞれ受容される一対の溝33(信号導体溝と呼ぶ)と、接地導体13が受容される溝34(接地導体溝と呼ぶ)とが、前壁30を前後方向に貫通して設けられている。これら溝33,34は、前壁30の上縁30bまたは下縁30cから上下方向にかけて形成され、各溝33,34の上下方向深さは互いに同一である。なお、これら溝33,34は、各々の第1溝部27,28に対応して設けられ、第2溝部を構成する。
一対の信号導体溝33は、第1溝部27,28に受容された単ケーブル10の信号導体11の位置に一致して設けられている。すなわち、一対の信号導体溝33は、一対の信号導体11の延長上に位置し、左右方向に並設されている。信号導体溝33の幅は、信号導体11の幅とほぼ等しく、第1溝部27,28の上方または下方から信号導体11を折り曲げることなく溝33の底部まで、信号導体11を挿入可能である。
一方、接地導体溝34は、一対の信号導体溝33の左右側方(右側)に設けられている。各接地導体溝34の入口側(上下縁30b,30c側)には、右方に膨出した膨出部34aが形成され、溝34の入口側の幅は奥側よりも狭くなっている。溝34の底部は、接地導体13に装着された絶縁チューブ16(図1)とほぼ同形状である円弧状に形成されている。絶縁チューブ16は、径方向に弾性変形させられながら、膨出部34aよりも溝34の奥方に押し込まれる。絶縁チューブ16が押し込まれた状態では、膨出部34aにより絶縁チューブ16の上下方向の位置が拘束されるとともに、膨出部34aが接地導体13の抜け止めとして機能する。
図5に示すように、単ケーブル10の接地導体13は左右の信号導体11の左右方向中間かつ上方に位置する。このため、第1溝部27に単ケーブル10を受容した状態では、接地導体13と接地導体溝34との左右方向の位置が異なり、接地導体溝34が接地導体13よりも右側に位置する。本実施形態では、この接地導体13を接地導体溝34へ容易に挿入可能とするため、以下のようにケーブル受容部20を構成する。
図8は、ケーブル受容部20の前端部の構成を示す図6のVIII-VIII線に沿った部分断面図である。なお、図8の一部には、参考のため、ケーブル整列部品2に配列される信号線15(信号導体11、絶縁体12)、接地導体13および絶縁チューブ16をそれぞれ実線で示している。
図3A,図6,図8に示すように、ケーブル受容部20の上面23には、各接地導体溝34の後方にそれぞれガイド溝35が設けられている。ガイド溝35の深さは第1溝部27よりも浅く、その左側面は第1溝部27の前端部に連なり、ガイド溝35を介して第1溝部27と接地導体溝34とが連通している。これによりケーブル受容部20の前端部において、上ケーブル群101の接地導体13をガイド溝35に沿って右方および前方に順次折り曲げることで、接地導体13が右側の絶縁体12の上方を通って、信号導体11との絶縁を保ったまま接地導体溝34に導かれる。このため、ケーブル整列部品2の上面側における接地導体13の接地導体溝34への挿入が容易となる。
一方、図3C,図8に示すように、ケーブル受容部20の下面24には、各接地導体溝34の後方にそれぞれガイド溝36が設けられている。ガイド溝36は、第1溝部28よりも深く、かつ、左側の信号導体溝33の近傍にかけて形成され、ガイド溝36を介して第1溝部28と接地導体溝34とが連通している。これによりケーブル受容部20の前端部において、下ケーブル群102の接地導体13をガイド溝35に沿って右方、下方および前方に順次折り曲げることで、接地導体13が右側の絶縁体12の上方(ケーブル整列部品2との間)を通って、信号導体11との絶縁を保ったまま接地導体溝34に導かれる。このため、ケーブル整列部品2の下面側における接地導体13の接地導体溝34への挿入が容易となる。
次に、基板4の構成について説明する。図3A〜図3Cに示すように、基板4は、上面41および下面42を有する略矩形平板形状のプリント基板である。図2に示すように、基板4の後端部43には、ケーブル整列部品2の凹部30a〜32aに対応して挿入部44が設けられている。図1に示すように、挿入部44は凹部30a〜32aに挿入されて、挿入部44の左右側面および後端面が凹部30a〜32aの底面に当接し、これによりケーブル整列部品2に対する基板4の位置が規制される。
図3A、図3Cに示すように、基板4は、上面41および下面42にそれぞれ形成された所定パターンの複数の導電性配線45(一部省略)を有する。配線45の前端部には、相手側コネクタとの接点となる複数のパッド46(コネクタパッドと呼ぶ)が左右方向等間隔に形成されている。配線45の後端部には、前壁30から突出する各信号導体11の位置に対応し、信号導体11との接点となる左右一対の4組(上下合わせると8組)のパッド47a,47b(それぞれ信号導体パッドと呼ぶ)が左右方向等間隔に形成されている。信号導体パッド47a,47bは、それぞれ左右一対の配線45a,45bを介してコネクタパッド46に接続されている。
配線45a、45bは上下面41,42にそれぞれ4組あり、各組の配線45a,45bは、信号導体パッド47a,47bの前方において左右方向の間隔が縮められ、1組の配線45a,45bとこれに隣接する他の組の配線45a,45bとの間の左右方向の隙間が拡大している。この隙間に、前壁30から突出する各接地導体13の位置に対応し、接地導体13との接点となるパッド48(接地導体パッドと呼ぶ)が形成されている。接地導体パッド48を信号導体パッド47a,47bの前方に配置することで、基板4上の限られたスペースに十分な大きさの接地導体パッド48を形成することができ、接地導体13の半田付け作業が容易となる。なお、信号導体パッド47a,47bおよび接地導体パッド48は、それぞれ信号導体接続部および接地導体接続部を構成する。
次に、ケーブル組立体100の組立手順の一例について説明する。まず、単ケーブル10の信号導体11および接地導体13を露出した状態で、ケーブル整列部品2の第1溝部27,28に、上ケーブル群101および下ケーブル群102を構成する複数の単ケーブル10をそれぞれ受容する。この受容状態で、信号導体11の周囲の絶縁体12の前端面を前壁30の後端面に当接させ、ケーブル整列部品2に対する単ケーブル10の前後方向の位置を規制するとともに、左右一対の信号導体溝33に左右一対の信号導体11をそれぞれ挿入し、図2に示すように前壁30から信号導体11を突出させる。
このとき、上ケーブル群101の接地導体13を一旦上方に折り曲げて、接地導体13に絶縁チューブ16を装着する。さらに、図8に示すように、接地導体13を右方に折り曲げ、右側の絶縁体12の上方を通ってガイド溝35に導入し、絶縁チューブ16とともに接地導体13を前方に折り曲げ、絶縁チューブ16を接地導体溝34の膨出部34aの奥方に押し込む。これにより、図2に示すように上ケーブル群101の接地導体13を前壁30から突出させる。
一方、下ケーブル群102の接地導体13は、単ケーブル10を第1溝部28に受容する際に左方かつ下方に折り曲げておく。これにより接地導体13は、ガイド溝36に沿って右側の絶縁体12の上方かつ右方を経由し、下方に突出する。この状態で、接地導体13に絶縁チューブ16を装着し、さらに絶縁チューブ16とともに接地導体13を前方に折り曲げ、絶縁チューブ16を接地導体溝34の膨出部34aの奥方に押し込む。これにより、図2に示すように下ケーブル群102の接地導体13を前壁30から突出させる。
この場合、信号導体11および接地導体13は、ケーブル整列部品2の前壁30にそれぞれ位置決めして保持される。このため、前壁30の前方において、左右一対の信号導体11と接地導体13を互いに所定間隔を空けて配置することができる。したがって、信号導体11同士および信号導体11と接地導体13の接触を防止することができるとともに、信号導体11および接地導体13の基板4への半田付けが容易となる。また、単ケーブル10の信号導体11および接地導体13がケーブル整列部品2に整列して配置されることで、単ケーブル10の特性インピーダンスのばらつきを抑えることができる。
なお、ケーブル受容溝27,28に単ケーブル10を受容した後、接地導体13に絶縁チューブ16を装着する前に、凹部20b(図3b)に絶縁テープを巻いて、単ケーブル10をケーブル整列部品2に固定するようにしてもよい。これにより上ケーブル群101および下ケーブル群102の接地導体13に絶縁チューブ16を容易に装着することができる。
信号導体溝33および接地導体溝34にそれぞれ信号導体11および接地導体13を挿入した後、図2に示すように、ケーブル整列部品2の凹部30a〜32aに基板4の挿入部44を係合し、固定する。なお、ケーブル整列部品2に基板4を係合し、固定した後に、単ケーブル10を第1溝部27,28に受容し、信号導体11と接地導体13を溝33,34に挿入するようにしてもよい。前壁30の左右両端部にそれぞれ肩部31,32を設け、前壁30の前面と肩部31,32の左右内側面に凹部30a〜32aを形成したので、基板4の嵌合範囲が広がり、基板4をケーブル整列部品2に精度よく、かつ、強固に固定できる。
その後、信号導体11を信号導体パッド47a,47bに、接地導体13を接地導体パッド48にそれぞれ半田付けする。接地導体パッド48は信号導体パッド47a,47bの前方に設けられているので、各パッド47a,47b,48の面積を確保しつつ、これらパッド47a,47b,48を基板4上に高密度に配置することができる。これにより信号導体11と接地導体13の基板4への半田付けが容易になるとともに、ケーブル組立体100の小型化が可能となる。以上で、ケーブル組立品100の組立が完了する。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)ケーブル整列部品2は、前端21および後端22と、上面23および下面24と、前端21に沿って延設された前壁30と、前壁30の左右両端部から前方に突設され、基板4の後端部の左右両側面がそれぞれ係合する肩部31,32と、後端22から前壁30にかけて上面23および下面にそれぞれ形成された第1溝部27,28とを備え、各第1溝部27,28は、前壁30に形成された複数の第2溝部(信号導体溝33、接地導体溝34)に至る。したがって、第1溝部27,28に単ケーブル10を受容すると、各単ケーブル10の信号導体11および接地導体13が、互いに異なる信号導体溝33、接地導体溝34を通って、肩部31,32に係合された基板4上のパッド(信号導体パッド47a,47b、接地導体パッド48)にそれぞれ至る。
これにより信号導体11と接地導体13とが前壁30の溝33,34によって同一高さで位置決めされ、前壁30からパッド47a,47b,48にかけて各信号導体11と接地導体13とを左右方向に整列して配置することができる。このため、ケーブル整列部品2の高さを抑え、信号導体11および接地導体13を基板4上に位置精度よく高密度に配置することができ、ケーブルコネクタの小型化が可能である。すなわち、例えば接地導体13を信号導体11に対し重ねて配置する構成では、接地導体13の位置が高くなり、ケーブル整列部品が高さ方向に大型化するが、本実施形態では、信号導体11と接地導体13を略同一高さのまま整列するので、ケーブル整列部品2の高さを抑えることができる。また、信号導体11および接地導体13は比較的大径のままパッド47a,47b,48まで延在するので、信号の高速伝送特性の悪化を抑制できる。
(2)各第1溝部27,28の前方の前壁30に、左右一対の信号導体溝33と接地導体溝34とを左右方向に並設し、左右一対の信号導体11と接地導体13とをこれら溝33,34にそれぞれ受容して前壁30の前方において整列して配置するようにした。これにより、多数の信号導体11と接地導体13を、所定間隔を空けて効率的に配置することができ、多芯のケーブルコネクタに用いて好適である。
(3)接地導体溝34を左右一対の信号導体溝33の左右側方に配置するとともに、ケーブル整列部品2の前壁30の後方に、接地導体13を接地導体溝34まで導くガイド溝35,36を設けるようにした。これにより左右一対の信号導体11の間に位置する接地導体13を、ガイド溝35,36を介してスムーズに接地導体溝34に導くことができる。
(4)基板4上に、信号導体11の前端部が接続される信号導体パッド47a,47bと、接地導体13の前端部が接続される接地導体パッド48とを設けるとともに、接地導体13に絶縁チューブ16を装着するようにした。これにより基板4上に信号導体11と接地導体13とを高密度に配置した場合において、前壁30と接地導体パッド48との間で信号導体11と接地導体13との良好な絶縁状態を確保することができる。
(5)接地導体パッド48を信号導体パッド47a,47bよりも前方に設けるようにしたので、パッド47a,47b,48を十分な大きさに形成することができ、信号導体11および接地導体13とパッド47a,47b,48との半田付け作業を容易かつ確実に行うことができる。
(6)単一部品であるケーブル整列部品2がケーブル受容部20と前壁30とを有し、ケーブル整列部品2により単ケーブル10の保持と信号導体11および接地導体13の位置決めとを行うようにした。したがって、例えばケーブル1に上下方向の曲げ力が作用した場合に、絶縁体12の先端部において信号導体11に作用する曲げ応力を低減することができる。その結果、信号導体11および接地導体13の断線や半田付け部の剥離等を防止することができ、安定した導通接続状態を維持できる。これに対し、例えば単ケーブル10を保持する保持部品と信号導体11および接地導体13を位置決めする位置決め部品とを別体として設けた場合には、ケーブル1に上下方向の曲げ力が作用すると、保持部品が位置決め部品に対して変位し、信号導体11および接地導体13に作用する曲げ応力が大きくなりやすい。
なお、上記実施形態では、接地導体13に絶縁チューブ16を装着し、前壁30と接地導体パッド48との間で信号導体11と接地導体13との絶縁を確保するようにしたが、絶縁部の構成はこれに限らない。図9は、図1の変形例であり、絶縁部の他の構成を示すケーブル組立体100の斜視図である。図9では、接地導体13に絶縁チューブ16を装着する代わりに、基板4の上面41および下面42にそれぞれ絶縁材からなる絶縁ブロック50が配置されている。
図10は、上面41に配置される絶縁ブロック50の構成を示す斜視図である。なお、図示は省略するが、下面42に配置される絶縁ブロック50の構成は図10と同一である。図10に示すように、絶縁ブロック50は、左右方向に延在する略矩形状の板部51と、板部51の下面から下方に突出する複数(5個)の脚部52とを有する。板部51の左右方向の幅は、ケーブル整列部品2の左右肩部31,32の内側の幅に等しい。複数の脚部52は、左右方向等間隔に配置され、脚部52と板部51の間に断面コ字状の空間部53が形成されている。板部51の上面には、前壁30の接地導体溝34の位置に対応して複数(4個)の溝部54が前後方向に延設されている。
絶縁ブロック50は、信号導体11を基板上の信号導体パッド47a,47bに半田付けした後に、基板上の肩部31,32の内側に左右方向に位置決めして配置される。また、絶縁ブロック50の後端面は前壁30の前面に当接され、絶縁ブロック50は前後方向にも位置決めして配置される。このように絶縁ブロック50を配置した状態では、空間部53の下方に信号導体パッド47a,47bが位置する。一方、接地導体13は絶縁ブロック上面の溝部54に受容され、溝部54により位置決めされて絶縁ブロック50の前方に延在する。この状態で、接地導体13が接地導体パッド48に半田付けされる。これにより、基板4上の絶縁ブロック50を介して左右一対の信号導体11と接地導体13とを確実に絶縁することができる。
図11は、絶縁部の他の構成を示すケーブル組立体100の斜視図である。図11では、基板4の上面側および下面側の4本の接地導体13に、それぞれ絶縁テープ55が巻かれ、接地導体13は絶縁テープ55により絶縁されている。図11に示すように、接地導体13の先端部は絶縁テープ55から前方に突出し、この先端部が接地導体パッド48に半田付けされる。このように絶縁テープ55を用いれば、前壁30と接地導体パッド48との間で接地導体13を容易に絶縁することができる。
なお、上記の一連の実施形態では、ケーブル整列部品2の上面23および下面24に、単ケーブル1を構成する信号導体33および接地導体34(複数の電線)を受容可能な複数の第1溝部27,28と、各第1溝部27,28に対応して前壁30に形成され、複数の信号導体33と接地導体34の各々が受容される複数の第2溝部33,34とをそれぞれ設けるようにした。すなわち、ケーブル整列部品2の上面23に、複数の第1溝部27(第1の複数の第1溝部)と複数の第2溝部33,34(第1の複数の第2溝部)とを設け、各第1溝部27に信号導体11と接地導体13(第1の複数の電線)を受容するとともに、ケーブル整列部品2の下面24に、複数の第1溝部28(第2の複数の第1溝部)と複数の第2溝部33,34(第2の複数の第2溝部)とを設け、各第1溝部28に信号導体11と接地導体13(第2の複数の電線)を受容するようにした。しかしながら、ケーブル整列部品2の構成はこれに限らず、例えば、上面23のみ、または下面24のみに第1溝部と第2溝部を設けるようにしてもよい。第1溝部27,28をスロット状に形成したが、第1溝部の構成はこれに限らない。例えば平坦面上に左右方向等間隔に凸部を突設し、隣り合う凸部の間の凹部が第1溝部を構成するようにしてもよい。
前壁30の左右両端部から前方に向けて延設され、基板4の後端部の左右両側面がそれぞれ係合するのであれば、肩部31,32(第1および第2の肩部)の構成は上述したものに限らない。前壁30に基板4が係合され、信号導体11および接地導体13を有する単ケーブル10が第1溝部27,28に受容されるときに、信号導体11および接地導体13の各々が互いに異なる第2溝部33,34を通り、基板4上に設けられたパッド27a,27b,28(電線接続部)に至るように構成されるのであれば、信号導体溝33および接地導体溝34の構成は上述したものに限らない。信号導体溝33の左右側方に接地導体溝34を配置したが、溝33,34の配置はこれ以外であってもよい。
各第1溝部27,28に対応して前壁30に3つの溝部(信号導体溝33、接地導体溝34)を形成したが、第2溝部の数を、単ケーブル10内の電線の数に応じて変更してもよい。上記実施形態では、単ケーブル10を、2本の信号導体11と1本の接地導体13とを含むように構成したが、単ケーブル10の構成はこれに限らず、例えば2本の信号導体11と2本の接地導体13とを含むようにしてもよい。この場合、接地導体13同士は絶縁させる必要はないため、例えば図12に示すように、2本の接地導体13を同一の接地導体溝34に受容するようにしてもよい。複数の電線である信号導体11と接地導体13を単ケーブル10の状態で第1溝部27,28に受容したが、これら電線同士の絶縁を保った状態とするのであれば、複数の電線をそのまま第1溝部27,28に受容してもよい。
上記実施形態では、ケーブル整列部品2の前壁30の後方にガイド溝35,36を設けるようにしたが、接地導体13を接地導体溝34まで導くのであれば、ガイド部の構成は上述したものに限らない。基板4上に、一対の信号導体11の前端部が接続される複数の信号導体パッド47a,47b(信号導体接続部)と、接地導体13の前端部が接続される接地導体パッド48(接地導体接続部)とを設け、接地導体パッド48を信号導体パッド47a,47bよりも前方に配置するようにしたが、信号導体接続部と接地導体接続部の構成はこれに限らない。上記実施形態では、信号導体11と接地導体13をケーブル整列部品2に整列して配置するようにしたが、本発明のケーブル整列部品は、他の電線を配置する場合にも同様に適用することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態および変形例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。すなわち、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能である。
1 ケーブル
2 ケーブル整列部品
4 基板
10 単ケーブル
11 信号導体
13 接地導体
16 絶縁チューブ
21 前端
22 後端
23 上面
24 下面
27,28 第1溝部
30 前壁
31,32 肩部
33 信号導体溝(第2溝部)
34 接地導体溝(第2溝部)
35,36 ガイド溝
47a,47b 信号導体パッド(信号導体接続部)
48 接地導体パッド(接地導体接続部)
100 ケーブル組立体

Claims (9)

  1. 前端およびその反対側の後端と、
    上面およびその反対側の下面と、
    前記前端に沿って延設され、基板の後端部に係合する前壁と、
    前記前壁の左右両端部から前方に向けて延設され、前記基板の後端部の左右両側面がそれぞれ係合する第1および第2の肩部と、
    前記後端から前記前壁にかけて前記上面に形成された複数の第1溝部であって、その各々の第1溝部が、該第1溝部に対応して前記前壁に形成された複数の第2溝部に至る複数の第1溝部と、を備え、
    前記複数の第1溝部の各々は、複数の電線を受容可能であり、前記前壁に前記基板が係合されて該第1溝部に前記複数の電線が受容されるときに、該複数の電線の各々が前記複数の第2溝部のうちの互いに異なる第2溝部を通り、前記複数の電線の各々に対応して前記基板の上面に設けられた電線接続部に至るように構成された、ケーブル整列部品。
  2. 前記上面に形成された前記複数の第1溝部および該複数の第1溝部の各々に対応して形成された前記複数の第2溝部は、それぞれ第1の複数の第1溝部および第1の複数の第2溝部であり、前記第1の複数の第1溝部の各々に受容可能な複数の電線は、第1の複数の電線であり、
    前記後端から前記前壁にかけて前記下面に形成された第2の複数の第1溝部であって、その各々の第1溝部が、該第1溝部に対応して前記前壁に形成された第2の複数の第2溝部に至る第2の複数の第1溝部をさらに備え、
    前記第2の複数の第1溝部の各々は、第2の複数の電線を受容可能であり、前記前壁に前記基板が係合されて該第1溝部に前記第2の複数の電線が受容されるときに、該第2の複数の電線の各々が前記第2の複数の第2溝部のうちの互いに異なる第2溝部を通り、前記第2の複数の電線の各々に対応して前記基板の下面に設けられた電線接続部に至るように構成された、請求項1に記載のケーブル整列部品。
  3. 前記複数の電線は、2本の信号導体と接地導体を含み、
    前記複数の第1溝部の各々に対応する前記複数の第2溝部は、前記2本の信号導体と接地導体をそれぞれ受容する3つの溝部により構成され、前記複数の第1溝部の各々は、前記3つの溝部に至る、請求項1または2に記載のケーブル整列部品。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブル整列部品と、
    前記ケーブル整列部品の前記前壁に係合する基板と、
    前記ケーブル整列部品の前記複数の第1溝部の各々に受容される複数の信号導体および接地導体と、を有するケーブル組立体。
  5. 前記ケーブル整列部品の前記前壁に形成される前記複数の第2溝部は、左右方向に並設された複数の信号導体溝部および接地導体溝部により構成され、
    前記複数の信号導体および前記接地導体は、前記複数の信号導体溝部および前記接地導体溝部にそれぞれ受容され、前記前壁よりも前方において整列して配置される、請求項4に記載のケーブル組立体。
  6. 前記複数の信号導体は、前後方向に延在する左右一対の信号導体であり、前記接地導体は、前記左右一対の信号導体の間に配置されて前後方向に延在し、
    前記接地導体溝部は、前記複数の信号導体溝部の左右側方に配置され、
    前記ケーブル整列部品は、前記前壁の後方に、前記接地導体を前記接地導体溝部まで導くガイド部を有する、請求項5に記載のケーブル組立体。
  7. 前記複数の信号導体および前記接地導体は、それぞれ2本の信号導体および2本の接地導体であり、
    前記複数の信号導体溝部は、前記2本の信号導体をそれぞれ受容する2つの信号導体溝部であり、
    前記接地導体溝部は、前記2本の接地導体を受容する1つの接地導体溝部である、請求項5または6に記載のケーブル組立体。
  8. 前記基板は、前記複数の信号導体の前端部がそれぞれ接続される複数の信号導体接続部と、前記接地導体の前端部が接続される接地導体接続部とを有し、
    前記前壁と前記接地導体接続部との間で、前記複数の信号導体と前記接地導体とを互いに絶縁する絶縁部をさらに有する、請求項5〜7のいずれか1項に記載のケーブル組立体。
  9. 前記接地導体接続部は、前記複数の信号導体接続部よりも前方に配置されている、請求項8に記載のケーブル組立体。
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