JP2021197208A - ロケータ、ハーネス及びハーネスの製造方法 - Google Patents

ロケータ、ハーネス及びハーネスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの部材からなるロケータであって小型化可能なロケータを提供すること。【解決手段】ロケータ20は、上側本体部32及び上側組合せ部38を有する上側部材30と、下側本体部42及び下側組合せ部48を有する下側部材40とを備えている。上側本体部32は、上側接触面36を有している。下側本体部42は、下側接触面46を有している。ロケータ20が、上側組合せ部38と下側組合せ部48とを互いに組み合わせた組合せ状態にあるとき、上側接触面36は、上側本体部32の下端に位置しており、下側接触面46は、下側本体部42の上端に位置しており、且つ、上側接触面36と下側接触面46とは、上下方向(Z方向)において互いに接触している。組合せ状態において、ロケータ20には受容部25が形成される。受容部25は、前後方向(X方向)において前方に開口している。基板60の被受容部65を前方から受容部25に挿入可能である。【選択図】図10

Description

本発明は、基板に接続する複数のケーブルを整列させるロケータに関する。
例えば、特許文献1には、このタイプのロケータが開示されている。
図24を参照すると、特許文献1に開示されたロケータ90は、2つのケーブル整線部品(上側部材92及び下側部材94)を備えている。上側部材92及び下側部材94の夫々は、基板98に接続する複数のケーブル96を1列に整列させて保持している。基板98には、2つの位置基準部(位置決め孔)982と、2つの位置基準部(位置決め孔)984とが形成されている。下側部材94には、位置決め孔984に夫々対応する2つの位置決定部(位置決め突起)944が形成されている。上側部材92には、位置決め孔982に夫々対応する2つの位置決定部(位置決め突起:図示せず)が形成されている。
特開2017−27660号公報
特許文献1のような従来の技術によれば、2つの部材からなるロケータには、位置決め突起のような位置決め部を形成するための領域を設ける必要がある。このような領域を設けると、ロケータのサイズが大きくなり易い。ロケータのサイズが大きくなると、ロケータによって挟まれる基板の一部のサイズも大きくなる。この結果、基板全体のサイズが大きくなる。従って、2つの部材からなるロケータを、できるだけ小型化したいという要望がある。
そこで、本発明は、2つの部材からなるロケータであって小型化可能なロケータを提供することを目的とする。
ケーブルが基板に固定されると、ロケータは、ケーブルと共に基板に固定される。即ち、ケーブルが基板に固定された後は、ロケータに位置決め部が設けられていなくても、ロケータ及びケーブルは、基板に対して固定され位置決めされている。即ち、ロケータの位置決め部は、ケーブルが基板に固定されるまでの間だけ必要な部位である。
本願の発明者は、上述の知見に基づき、従来の位置決め突起のような位置決め部を必要としないロケータを着想した。このロケータの上側部材及び下側部材は、上側部材と下側部材とを互いに組み合わせるための組合せ部を有している。上側部材と下側部材とを互いに組み合わせると、受容部が形成される。基板の一部を受容部に挿入することで、ロケータを基板に対して位置決めする。また、ケーブルが基板に固定された後で、組合せ部を除去し、これによりロケータのサイズを小さくする。本発明は、以上の着想を具現化したものである。即ち、本発明は、以下のロケータ、ハーネス及びハーネスの製造方法を提供する。
本発明は、第1のロケータとして、
基板に接続する複数のケーブルを整列させるためのロケータであって、
前記ロケータは、上側部材と、下側部材とを備えており、
前記上側部材は、上側本体部と、上側組合せ部とを有しており、
前記下側部材は、下側本体部と、下側組合せ部とを有しており、
前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とは、前記上側本体部が上下方向において前記下側本体部の上方に位置するようにして、互いに組み合わせ可能であり、
前記上側本体部は、上側整列部と、上側接触面とを有しており、
前記上側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させるための部位であり、
前記下側本体部は、下側整列部と、下側接触面とを有しており、
前記下側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させるための部位であり、
前記ロケータが、前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とを互いに組み合わせた組合せ状態にあるとき、前記上側接触面は、前記上側本体部の下端に位置しており、前記下側接触面は、前記下側本体部の上端に位置しており、
前記組合せ状態において、前記上側接触面と前記下側接触面とは、前記上下方向において互いに接触するか、又は、前記上下方向において距離をあけて対向しており、
前記組合せ状態において、前記ロケータには受容部が形成され、
前記受容部は、前記上下方向において前記上側本体部と前記下側本体部との間に位置しており、且つ、前記上下方向と直交する前後方向において前方に開口しており、前記基板の一部を前記前後方向に沿って前方から前記受容部に挿入可能である
ロケータを提供する。
本発明は、第2のロケータとして、第1のロケータであって、
前記受容部は、前記上側本体部に形成された上側凹部及び前記下側本体部に形成された下側凹部のうちの少なくとも一方からなり、
前記上側凹部が形成されている場合、前記組合せ状態において、前記上側凹部は、上方に凹んでおり、且つ、前方に開口しており、
前記下側凹部が形成されている場合、前記組合せ状態において、前記下側凹部は、下方に凹んでおり、且つ、前方に開口している
ロケータを提供する。
本発明は、第3のロケータとして、第1又は第2のロケータであって、
前記上側組合せ部及び前記下側組合せ部のうちの一方には、圧入凹部が形成されており、前記上側組合せ部及び前記下側組合せ部のうちの他方には、圧入凸部が形成されており、
前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とは、前記圧入凸部を前記圧入凹部に圧入することで、互いに組み合わせ可能である
ロケータを提供する。
本発明は、第1のハーネスとして、
複合ケーブルと、ロケータ本体と、基板と、コネクタ本体とを備えたハーネスであって、
前記複合ケーブルは、複数のケーブルを備えており、
前記ロケータ本体は、上側本体部と、下側本体部とを備えており、
前記上側本体部は、上下方向において前記下側本体部の上方に位置しており、
前記上側本体部は、上側整列部と、上側接触面とを有しており、
前記上側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させており、
前記上側接触面は、前記上側本体部の下端に位置しており、
前記下側本体部は、下側整列部と、下側接触面とを有しており、
前記下側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させており、
前記下側接触面は、前記下側本体部の上端に位置しており、
前記上側接触面と前記下側接触面とは、前記上下方向において互いに接触するか、又は、前記上下方向において距離をあけて対向しており、
前記ロケータ本体には、受容部が形成されており、
前記受容部は、前記上下方向において前記上側本体部と前記下側本体部との間に位置しており、且つ、前記上下方向と直交する前後方向において前方に開口しており、
前記基板は、被受容部を有しており、且つ、複数のパッドが形成されており、
前記被受容部は、前記ロケータ本体のいずれの部位も受容することなく、前記受容部に受容されており、
前記ケーブルは、前記パッドに夫々接続されており、
前記コネクタ本体は、前記基板の前端に取り付けられている
ハーネスを提供する。
本発明は、第2のハーネスとして、第1のハーネスであって、
前記受容部は、前記上側本体部に形成された上側凹部及び前記下側本体部に形成された下側凹部のうちの少なくとも一方からなり、
前記上側凹部が形成されている場合、前記上側凹部は、上方に凹んでおり、且つ、前方に開口しており、
前記下側凹部が形成されている場合、前記下側凹部は、下方に凹んでおり、且つ、前方に開口している
ハーネスを提供する。
本発明は、第3のハーネスとして、第1又は第2のハーネスであって、
前記受容部には、ガイド部が形成されており、
前記ガイド部は、前記受容部の前端に位置しており、
前記ガイド部は、前記前後方向と交差しており、且つ、前記上下方向及び前記前後方向の双方と直交する横方向と交差している
ハーネスを提供する。
本発明は、第4のハーネスとして、第1から第3までのいずれかのハーネスであって、
前記基板の前記被受容部は、前記受容部に圧入されている
ハーネスを提供する。
本発明は、第5のハーネスとして、第1から第4までのいずれかのハーネスであって、
前記ケーブルは、2本以上の同軸細線と、2本以上のディスクリート線とを含んでおり、
前記上側整列部及び前記下側整列部の夫々は、1本以上の同軸細線と1本以上のディスクリート線とを整列させている
ハーネスを提供する。
本発明は、第1の製造方法として、
ハーネスの製造方法であって、
複合ケーブルと、ロケータと、基板と、コネクタ本体とを準備する準備ステップであって、前記複合ケーブルは、複数のケーブルを備えており、前記ロケータは、上側部材と、下側部材とを備えており、前記上側部材は、上側本体部と、上側組合せ部とを有しており、前記下側部材は、下側本体部と、下側組合せ部とを有しており、前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とは、前記上側本体部が上下方向において前記下側本体部の上方に位置するようにして、互いに組み合わせ可能であり、前記上側本体部は、上側整列部と、上側接触面とを有しており、前記上側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させるための部位であり、前記下側本体部は、下側整列部と、下側接触面とを有しており、前記下側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させるための部位であり、前記基板は、被受容部を有しており、且つ、複数のパッドが形成されており、前記コネクタ本体は、前記基板の前端に取り付けられている、準備ステップと、
前記上側整列部及び前記下側整列部の夫々に、2以上の前記ケーブルを整列させる整列ステップと、
前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とを互いに組み合わせる組合せステップであって、前記上側組合せ部及び前記下側組合せ部を互いに組み合わせた組合せ状態において、前記上側接触面は、前記上側本体部の下端に位置しており、前記下側接触面は、前記下側本体部の上端に位置しており、前記上側接触面と前記下側接触面とは、前記上下方向において互いに接触するか、又は、前記上下方向において距離をあけて対向しており、前記ロケータには受容部が形成され、前記受容部は、前記上下方向において前記上側本体部と前記下側本体部との間に位置しており、且つ、前記上下方向と直交する前後方向において前方に開口している、組合せステップと、
前記基板の前記被受容部を、前記前後方向に沿って前方から前記受容部に挿入する受容ステップと、
前記ケーブルを前記パッドに夫々接続する接続ステップと、
前記上側組合せ部及び前記下側組合せ部を前記上側本体部及び前記下側本体部から除去する除去ステップとを備える
製造方法を提供する。
本発明によるロケータの上側組合せ部と下側組合せ部とを互いに組み合わせると、基板の一部(被受容部)を挿入可能な受容部が形成される。基板の被受容部を受容部に挿入することで、ロケータを、上側整列部及び下側整列部によって整列されたケーブルと共に、基板に対して一時的に位置決めできる。即ち、受容部は、ロケータの位置決め部として機能する。ケーブルが基板に接続され固定された後に、ロケータの上側組合せ部及び下側組合せ部を上側本体部及び下側本体部から除去することにより、ロケータの使用時のサイズを小さくできる。即ち、本発明によれば、2つの部材からなるロケータであって小型化可能なロケータを提供できる。
本発明の実施の形態によるハーネスを示す斜視図である。 図1のハーネスから外側部材を除いて示す斜視図である。描画したハーネスにおいて、複合ケーブルのケーブルは、基板に接続されていないが、実際のハーネスにおいては基板に接続されている。複合ケーブルの外被の輪郭の一部及び外側部材の輪郭を破線で描画している。ケーブルのうち外被に覆われた部位を描画していない。 図2のハーネスのロケータ本体を備えるロケータを示す斜視図である。ロケータは、上側部材及び下側部材が互いに離れた分離状態にある。 図3のロケータを示す正面図である。 図3のロケータの上側部材を示す斜視図である。 図5の上側部材を示す下面図である。 図3のロケータの下側部材を示す斜視図である。 図7の下側部材を示す上面図である。下側部材の一部を拡大して描画している。拡大図において、上側部材の対応する部位を1点鎖線で描画しており、下側部材の仮想円を2点鎖線で描画している。 図7の下側部材を示す下面図である。 図3のロケータを示す斜視図である。ロケータは、上側部材及び下側部材を互いに組み合わせた組合せ状態にある。基板の一部の輪郭を破線で描画している。 図10のロケータを示す正面図である。 図2のハーネスの基板及びコネクタ本体を示す斜視図である。 図12の基板及びコネクタ本体を示す下面図である。ケーブルの芯線及びシールドの輪郭を破線で描画している。 図2のハーネスの製造方法の一例を示すフローチャートである。 図3のロケータと、ケーブルとを示す斜視図である。ロケータ及びケーブルは、図14の整列ステップが終了した状態にある。ケーブルのうち図2の外被に覆われた部位を描画していない。 図15のロケータ及びケーブルを示す斜視図である。ロケータ及びケーブルは、図14の組合せステップが終了した状態にある。 図16のロケータ及びケーブルと、基板及びコネクタ本体とからなるハーネスを示す斜視図である。ハーネスは、図14の受容ステップが終了した状態にある。 図17のハーネスを示す上面図である。 図17のハーネスを示す側面図である。ハーネスは、図14の接続ステップを開始した状態にある。ケーブルが基板に接続されたときの芯線の輪郭を破線で描画している。 図18のハーネスを示す上面図である。ハーネスは、図14の除去ステップが終了した状態にある。ロケータのうちの除去された部位を破線で描画している。ケーブルの芯線及びシールドに施された半田を描画していない。 図3のロケータの変形例を示す斜視図である。ロケータは、上側部材及び下側部材が互いに離れた分離状態にある。 図21のロケータを示す斜視図である。ロケータは、上側部材及び下側部材を互いに組み合わせた組合せ状態にある。 図3の下側部材の変形例を示す斜視図である。 特許文献1のロケータを、ケーブル及び基板と共に示す斜視図である。
図1を参照すると、本発明の実施の形態によるハーネス10Xは、コネクタ12と、複合ケーブル70とを備えている。複合ケーブル70は、コネクタ12と電子機器(図示せず)とを互いに接続している。コネクタ12は、相手側電子機器(図示せず)に接続された相手側コネクタ(図示せず)等の対象物と、前後方向(X方向)に沿って嵌合可能である。コネクタ12と対象物とが互いに嵌合すると、電子機器と相手側電子機器とは、互いに電気的に接続される。
図2を図1と併せて参照すると、本実施の形態のコネクタ12は、コネクタ本体14と、基板60と、ロケータ本体22と、絶縁体からなる外側部材16とを備えている。コネクタ本体14、基板60及びロケータ本体22は、X方向に沿って並んでいる。外側部材16は、X方向と直交する垂直面(YZ平面)において、コネクタ本体14の後端(−X側の端)と、基板60全体と、ロケータ本体22全体とを覆っている。
本実施の形態のコネクタ12は、上述の構造を有している。即ち、ハーネス10Xは、複合ケーブル70と、基板60と、ロケータ本体22と、コネクタ本体14と、外側部材16とを備えている。但し、外側部材16が設けられていない場合でも、複合ケーブル70、コネクタ本体14、ロケータ本体22及び基板60は、電子機器(図示せず)と相手側電子機器(図示せず)とを互いに接続可能なハーネス10として機能する。即ち、本実施の形態のハーネス10は、複合ケーブル70と、コネクタ本体14と、ロケータ本体22と、基板60とを備えている。
ハーネス10のロケータ本体22は、後述するように、ロケータ20(図10参照)から形成されている。ハーネス10のコネクタ本体14は、基板60の前端(+X側の端)に取り付けられている。コネクタ本体14がこのように基板60に取り付け可能である限り、コネクタ本体14の構造は、特に限定されない。以下、本実施の形態のハーネス10について、複合ケーブル70の構造、基板60の構造、ロケータ20の構造の順に説明する。
図2を参照すると、本実施の形態の複合ケーブル70は、絶縁体からなる外被71と、複数のケーブル72とを備えている。外被71は、ケーブル72を束ねるようにして覆っている。ケーブル72の夫々の前端は、外被71から露出している。
図15を参照すると、本実施の形態のケーブル72は、8本の同軸細線74と、2本の同軸細線75と、1本のディスクリート線76と、4本のディスクリート線77とを含んでいる。
同軸細線74及び同軸細線75は、線径の相違を除き、互いに同じ構造を有している。詳しくは、同軸細線74及び同軸細線75の夫々は、導電体からなる芯線728と、芯線728を覆う絶縁体からなる内側絶縁体726と、内側絶縁体726を覆う導電体からなるシールド724と、シールド724を覆う絶縁体からなる外側絶縁体722とを備えている。シールド724の前端は、外側絶縁体722から露出しており、芯線728の前端は、内側絶縁体726から露出している。
ディスクリート線76及びディスクリート線77は、線径の相違を除き、互いに同じ構造を有している。詳しくは、ディスクリート線76及びディスクリート線77の夫々は、導電体からなる芯線728と、芯線728を覆う絶縁体からなる被覆723とを備えている一方、シールド724のような芯線728以外の導電線を備えていない。芯線728の前端は、被覆723から露出している。
上述のように、本実施の形態の複合ケーブル70は、部分的に外被71から露出した複数のケーブル72を備えている。本実施の形態のケーブル72は、2種類の同軸細線74及び同軸細線75を合計10本含んでおり、2種類のディスクリート線76及びディスクリート線77を合計5本含んでいる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、複合ケーブル70が複数のケーブル72を備えている限り、複合ケーブル70の構造は、特に限定されない。ケーブル72は、2本以上の同軸細線と、2本以上のディスクリート線とを含んでいてもよい。一方、ケーブル72は、同軸細線及びディスクリート線に加えて、他の種類の電線を含んでいてもよい。
図12及び図13に示されるように、本実施の形態の基板60は、水平面(XY平面)と並行な平板形状を有している。基板60は、基板本体62と、被受容部65とを有している。被受容部65は、基板本体62から後方(−X方向)に突出している。基板本体62は、上面622と、下面624とを有している。上面622は、X方向と直交する上下方向(Z方向)において、基板本体62の上端(+Z側の端)に位置している。下面624は、基板本体62の下端(−Z側の端)に位置している。基板60には、導電体からなる複数のパッド63,64が形成されている。パッド63,64は、基板60の上面622及び下面624の夫々に形成されている。
図12を図18と併せて参照すると、基板60の上面622には、8本のケーブル72の芯線728に夫々対応する8つのパッド63と、6本のケーブル72のシールド724に対応する1つのパッド64とが形成されている。パッド63は、上面622のX方向における中間部に位置しており、X方向及びZ方向の双方と直交する横方向(Y方向)に並んでいる。パッド64は、パッド63の後方に位置しており、Y方向に沿って延びている。
図13を参照すると、基板60の下面624には、7本のケーブル72の芯線728に夫々対応する7つのパッド63と、2つのパッド64とが形成されている。パッド64の夫々は、2本のケーブル72のシールド724に対応している。パッド63は、下面624のX方向における中間部に位置しており、Y方向に並んでいる。パッド64は、パッド63の後方に位置しており、Y方向に並んでいる。パッド64の夫々は、Y方向に沿って延びている。
図13及び図18を参照すると、ケーブル72は、パッド63に夫々接続されている。詳しくは、上面622及び下面624の15のパッド63には、15本のケーブル72の芯線728が半田付け等によって夫々固定され接続されている。上面622のパッド64には、6本のケーブル72のシールド724が半田付け等によって固定され接続されている。下面624の2つのパッド64の夫々には、2本のケーブル72のシールド724が半田付け等によって固定され接続されている。
図13を参照すると、本実施の形態のコネクタ12は、絶縁体からなる保持部材(図示せず)と、導電体からなる複数の端子18を備えている。端子18の夫々は、保持部材に保持されている。端子18の夫々の後端は、基板60の上面622(図12参照)又は下面624に半田付け等によって固定され接続されており、基板60の導電パターン(図示せず)を介してパッド63,64のいずれかに接続されている。
本実施の形態の基板60は、上述の構造を有しており、上述のようにケーブル72及び端子18に接続されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、基板60のパッド63の配置は、ケーブル72の芯線728に応じていればよい。基板60のパッド64の配置は、ケーブル72のシールド724に応じていればよい。
図2及び図17を参照すると、ハーネス10のロケータ本体22は、ロケータ20から形成されている。ロケータ20は、基板60に接続する複数のケーブル72を整列させるための部材である。
図3及び図4を参照すると、ロケータ20は、絶縁体からなる上側部材30と、絶縁体からなる下側部材40とを備えている。本実施の形態のロケータ20は、上側部材30及び下側部材40のみを備えている。本実施の形態の上側部材30及び下側部材40の夫々は、単一の部材である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ロケータ20は、上側部材30及び下側部材40に加えて、更に別の部材を備えていてもよい。上側部材30及び下側部材40の夫々は、複数の部材からなる構造体であってもよい。
本実施の形態の上側部材30は、XZ平面について鏡対称な形状を有している。より具体的には、上側部材30は、上側本体部32と、2つの上側組合せ部38とを有している。上側組合せ部38は、上側本体部32のY方向における両側面に夫々繋がっている。上側組合せ部38の夫々は、Y方向外側に向かって延びている。本実施の形態の上側部材30は、上側本体部32及び上側組合せ部38のみを有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、上側部材30は、上側本体部32及び上側組合せ部38に加えて、更に別の部位を有していてもよい。
本実施の形態の下側部材40は、XZ平面について鏡対称な形状を有している。より具体的には、下側部材40は、下側本体部42と、2つの下側組合せ部48とを有している。下側組合せ部48は、下側本体部42のY方向における両側面に夫々繋がっている。下側組合せ部48の夫々は、Y方向外側に向かって延びている。本実施の形態の下側部材40は、下側本体部42及び下側組合せ部48のみを有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、下側部材40は、下側本体部42及び下側組合せ部48に加えて、更に別の部位を有していてもよい。
図2を参照すると、上側本体部32及び下側本体部42は、ハーネス10のロケータ本体22を形成する部位である。一方、図20を参照すると、ハーネス10を製造する過程において、上側組合せ部38及び下側組合せ部48は除去される。即ち、上側組合せ部38及び下側組合せ部48は、一時的に必要な部位である。
図3及び図5を参照すると、本実施の形態の上側組合せ部38の夫々には、圧入凹部39が形成されている。本実施の形態の圧入凹部39の夫々は、上側組合せ部38をZ方向に貫通する概ね円柱形状の孔である。図5を参照すると、圧入凹部39の夫々は、ガイド面392と、圧入面398とを有している。ガイド面392及び圧入面398の夫々は、圧入凹部39の内壁面である。ガイド面392は、圧入凹部39の下端(−Z側の端)に設けられており、XY平面において徐々に窄みつつ上方(+Z方向)に延びている。圧入面398は、ガイド面392の上端(+Z側の端)から圧入凹部39の上端まで延びている。
図3、図4及び図8を参照すると、本実施の形態の下側組合せ部48の夫々には、圧入凸部49が形成されている。圧入凸部49の夫々は、基部492と、4つのリブ498とを有している。基部492は、円柱形状を有しており、下側組合せ部48から上方に突出している。4つのリブ498は、XY平面において等角間隔に設けられている。リブ498は、XY平面において基部492から放射状に張り出しており、Z方向に沿って互いに平行に延びている。
図3を参照すると、2つの圧入凸部49の間のY方向における距離は、2つの圧入凹部39の間のY方向における距離と等しい。図8を参照すると、XY平面において、圧入凸部49の基部492のサイズは、圧入凹部39の圧入面398のサイズよりも小さい。XY平面において、圧入凸部49の4つのリブ498の先端を通る仮想的な円(仮想円VC)のサイズは、圧入凹部39のガイド面392の下端のサイズよりも小さい。一方、XY平面において、仮想円VCのサイズは、圧入凹部39の圧入面398のサイズよりも大きい。
上述の構造によれば、2つの圧入凸部49を下方(−Z側)から圧入凹部39に夫々挿入すると、圧入凸部49は、ガイド面392にガイドされて圧入凹部39に部分的に受容される。その後、圧入凸部49は、圧入面398に押し付けられたリブ498を変形させつつ、下側組合せ部48が上側組合せ部38(図10参照)と突き当たるまで上方に移動し、これにより、圧入凹部39に深く受容される。即ち、圧入凸部49は、圧入凹部39に夫々圧入される。
図10を参照すると、上述したように、上側組合せ部38と下側組合せ部48とは、上側本体部32がZ方向において下側本体部42の上方に位置するようにして、互いに組み合わせ可能である。上側組合せ部38と下側組合せ部48とを互いに組み合わせた組合せ状態において、上側本体部32及び下側本体部42は、ロケータ本体22を形成し、上側組合せ部38及び下側組合せ部48は、組合せ部28を形成する。
本実施の形態の上側組合せ部38と下側組合せ部48とは、下側組合せ部48の2つの圧入凸部49を上側組合せ部38の2つの圧入凹部39に圧入することで、互いに組み合わせ可能である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、上側組合せ部38及び下側組合せ部48のうちの一方に、圧入凹部が形成されていてもよく、上側組合せ部38及び下側組合せ部48のうちの他方に、圧入凸部が形成されていてもよい。圧入凹部39及び圧入凸部49の夫々の構造は、本実施の形態に限定されない。例えば、圧入凹部39の夫々は、底のある穴であってもよい。
上側組合せ部38と下側組合せ部48とは、圧入凹部39及び圧入凸部49以外の部位によって互いに組み合わせ可能であってもよい。例えば、図21を図3と比較すると、変形例によるロケータ20Aは、上側部材30Aと、下側部材40Aとを備えている。上側部材30Aは、上側組合せ部38と異なる上側組合せ部38Aを有していることを除き、上側部材30と同じ構造を有している。下側部材40Aは、下側組合せ部48と異なる下側組合せ部48Aを有していることを除き、下側部材40と同じ構造を有している。
図21を参照すると、上側組合せ部38Aの夫々には、係合凹部39Aが形成されている。係合凹部39Aの夫々は、上側組合せ部38AのY方向外側の部位に設けられた凹みであり、Y方向内側に凹んでいる。下側組合せ部48Aの夫々には、係合部49Aが形成されている。係合部49Aの夫々は、下側組合せ部48AのY方向外側の部位に設けられた突出片である。係合部49Aの夫々は、支持部492Aと、係合突起498Aとを有している。支持部492Aは、下側組合せ部48Aから上方に延びており、弾性変形可能である。係合突起498Aは、支持部492Aの上端に位置しており、Y方向内側に突出している。係合突起498Aは、支持部492Aの弾性変形に伴って、Y方向に移動可能である。
図21及び図22を参照すると、ロケータ20Aの上側組合せ部38Aと下側組合せ部48Aとは、2つの下側組合せ部48Aの係合突起498Aを2つの上側組合せ部38Aの係合凹部39Aに夫々係合することで、互いに組み合わせ可能である。上側組合せ部38Aと下側組合せ部48Aとを互いに組み合わせた組合せ状態において、上側本体部32及び下側本体部42は、ロケータ本体22を形成し、上側組合せ部38A及び下側組合せ部48Aは、組合せ部28Aを形成する。
図3から図5までを参照すると、上側本体部32は、上側整列部34を有している。図15を参照すると、上側整列部34は、2以上のケーブル72を整列させるための部位である。
図3から図5までを参照すると、本実施の形態の上側整列部34は、2つの側壁342と、底壁346とを有している。また、上側整列部34には、開口部348が形成されている。図3を参照すると、2つの側壁342は、上側整列部34の前端及び後端に夫々位置しており、Y方向に沿って互いに平行に延びている。開口部348は、X方向において2つの側壁342の間に位置する空間であり、上方に開口している。底壁346は、開口部348の下方に位置している。即ち、開口部348は、底のある凹みである。
図3から図5までを参照すると、側壁342の夫々には、3つの通過部344が形成されている。図3を参照すると、側壁342の通過部344の夫々は、側壁342をX方向に貫通する孔である。側壁342のうちの一方の3つの通過部344のYZ平面における形状及び位置は、側壁342のうちの他方の3つの通過部344のYZ平面における形状及び位置と夫々一致している。図3を図15と合わせて参照すると、側壁342の通過部344の夫々には、2本のケーブル72(2本の同軸細線74又は2本の同軸細線75)を通過させることができる。
図3から図5までを参照すると、上側整列部34には、側壁342の通過部344に加えて、側壁342のY方向における両側に夫々位置する2つの通過部344が形成されている。側壁342の両側に位置する通過部344の夫々は、上方、前方及び後方に開口した溝である。図3を図15と合わせて参照すると、側壁342の両側に位置する通過部344の夫々には、1本のケーブル72(1本のディスクリート線77)を通過させることができる。
本実施の形態の上側整列部34には、Y方向において1列に並んだ通過部344が形成されている。通過部344は、合計8本のケーブル72の通過を許容する。8本のケーブル72は、通過部344を通過することで、Y方向において1列に整列される。即ち、本実施の形態の上側整列部34は、8本のケーブル72を1列に整列可能な通過部344を有している。但し、本発明は、これに限られず、上側整列部34が2本以上のケーブル72を整列させることができる限り、上側整列部34の構造は、特に限定されない。
図3、図4及び図7を参照すると、下側本体部42は、下側整列部44を有している。図15を参照すると、下側整列部44は、2以上のケーブル72を整列させるための部位である。
図7及び図9を参照すると、本実施の形態の下側整列部44は、4つの側壁442を有している。4つの側壁442のうちの2つは、下側整列部44の前端に位置しており、Y方向に並んでいる。4つの側壁442のうちの他の2つは、下側整列部44の後端に位置しており、Y方向に並んでいる。Y方向における一方側の2つの側壁442は、Y方向に沿って互いに平行に延びており、これにより、1対の側壁442を形成している。同様に、Y方向における他方側の2つの側壁442は、Y方向に沿って互いに平行に延びており、これにより、1対の側壁442を形成している。即ち、下側整列部44は、Y方向に並ぶ2対の側壁442を有している。
本実施の形態の下側整列部44は、底壁446を有している。また、下側整列部44には、2対の側壁442に夫々対応する2つの開口部448が形成されている。2対の側壁442の夫々について、開口部448は、X方向において2つの側壁342の間に位置する空間であり、下方に開口している。底壁446は、Y方向において、2対の側壁442全体に亘って延びており、2つの開口部448の上方に位置している。即ち、開口部448の夫々は、底のある凹みである。
図3、図4及び図7を参照すると、側壁442の夫々には、1つの通過部444が形成されている。通過部444の夫々は、側壁442をX方向に貫通する孔である。2対の側壁442の夫々において、2つの側壁442の通過部344のYZ平面における形状及び位置は、互いに一致している。図3を図15と合わせて参照すると、側壁442の通過部444の夫々には、2本のケーブル72(2本の同軸細線74)を通過させることができる。
図7及び図9を参照すると、下側整列部44には、側壁442の通過部444に加えて、Y方向において2対の側壁442の間に位置する1つの通過部444と、Y方向において2対の側壁442の両側に夫々位置する2つの通過部444とが形成されている。図7及び図9を図15と合わせて参照すると、2対の側壁442の間に位置する通過部444は、下方、前方及び後方に開口した溝であり、1本のケーブル72(1本のディスクリート線76)を通過させることができる。2対の側壁442の両側に位置する通過部444の夫々は、下方、前方及び後方に開口した溝であり、1本のケーブル72(1本のディスクリート線77)を通過させることができる。
本実施の形態の下側整列部44には、Y方向において1列に並んだ通過部444が形成されている。通過部444は、合計7本のケーブル72の通過を許容する。7本のケーブル72は、通過部444を通過することで、Y方向において1列に整列される。即ち、本実施の形態の下側整列部44は、7本のケーブル72を1列に整列可能な通過部444を有している。但し、本発明は、これに限られず、下側整列部44が2本以上のケーブル72を整列させることができる限り、下側整列部44の構造は、特に限定されない。
図5を参照すると、上側部材30の上側本体部32は、上側接触面36を有している。上側接触面36は、上側本体部32の下端面である。本実施の形態の上側接触面36は、凹凸のない平面であり、XY平面に沿って連続して延びている。また、上側接触面36は、上側組合せ部38の下面と面一である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、上側接触面36は、凹凸を有していてもよいし、僅かに湾曲する曲面であってもよい。また、上側接触面36と上側組合せ部38の下面との間に段差が形成されていてもよい。
図3を参照すると、下側部材40の下側本体部42は、下側接触面46を有している。下側接触面46は、下側本体部42の上端面である。本実施の形態の下側接触面46は、凹凸のない平面であり、XY平面に沿って連続して延びている。また、下側接触面46は、下側組合せ部48のうちの圧入凸部49を除く部位の上面と面一である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、下側接触面46は、凹凸を有していてもよいし、僅かに湾曲する曲面であってもよい。また、下側接触面46と下側組合せ部48の上面との間に段差が形成されていてもよい。
図10及び図11を参照すると、ロケータ20が、上側組合せ部38と下側組合せ部48とを互いに組み合わせた組合せ状態にあるとき、上側接触面36は、上側本体部32の下端に位置しており、下側接触面46は、下側本体部42の上端に位置している。また、本実施の形態によれば、組合せ状態において、上側接触面36と上側接触面36とは、Z方向において互いに接触している。但し、本発明は、これに限られず、組合せ状態において、上側接触面36と上側接触面36とは、Z方向において距離をあけて対向していてもよい。
図3から図6までを参照すると、本実施の形態の上側部材30の上側本体部32には、上側凹部35が形成されている。上側凹部35は、Z方向において上側接触面36から上側整列部34の底壁346まで凹んだ凹みである。上側凹部35は、Y方向において上側本体部32の中間部に位置しており、前方に開口している。本実施の形態の上側凹部35の上端面は、凹凸のない平面である。また、本実施の形態の上側凹部35は、X方向において上側本体部32の中間部まで延びており、後方には開口していない。但し、本発明は、これに限られない。例えば、上側凹部35の上端面には、僅かな凹凸が形成されていてもよい。また、上側凹部35は、前方及び後方に開口した溝であってもよい。
図3、図4及び図8を参照すると、本実施の形態の下側部材40の下側本体部42には、下側凹部45が形成されている。下側凹部45は、Z方向において下側接触面46から下側整列部44の底壁446まで凹んだ凹みである。下側凹部45は、Y方向において下側本体部42の中間部に位置しており、前方に開口している。本実施の形態の下側凹部45の下端面は、凹凸のない平面である。また、本実施の形態の下側凹部45は、X方向において下側本体部42の中間部まで延びており、後方には開口していない。但し、本発明は、これに限られない。例えば、下側凹部45の下端面には、僅かな凹凸が形成されていてもよい。また、下側凹部45は、前方及び後方に開口した溝であってもよい。
図10を参照すると、本実施の形態の上側凹部35と、下側凹部45とは、互いに対応するように設けられている。より具体的には、組合せ状態において、上側凹部35と下側凹部45とは、Z方向において並んで1つの受容部25を形成する。即ち、組合せ状態において、ロケータ20には、上側凹部35及び下側凹部45からなる受容部25が形成される。受容部25は、Z方向において上側本体部32と下側本体部42との間に位置しており、且つ、X方向において前方に開口している。この構造により、基板60の一部(被受容部65)をX方向に沿って前方から受容部25に挿入可能である。
以上に説明したように、本実施の形態によるロケータ20の上側組合せ部38と下側組合せ部48とを互いに組み合わせると、基板60の被受容部65を挿入可能な受容部25が形成される。基板60の被受容部65を受容部25に挿入することで、ロケータ20を、上側整列部34及び下側整列部44によって整列されたケーブル72(図17参照)と共に、基板60に対して一時的に位置決めできる。即ち、受容部25は、ロケータ20の位置決め部として機能する。図20を参照すると、ケーブル72が基板60に接続され固定された後に、ロケータ20の上側組合せ部38及び下側組合せ部48を上側本体部32及び下側本体部42から除去することにより、ロケータ20の使用時のサイズを小さくできる。即ち、本実施の形態によれば、2つの部材からなるロケータ20であって小型化可能なロケータ20を提供できる。
図15を参照すると、本実施の形態のロケータ20によれば、2つの部材(上側部材30及び下側部材40)の夫々は、同軸細線とディスクリート線とを含む複数のケーブル72を整列させる。本発明は、このようなロケータ20を小型化するのに特に適している。
本実施の形態によれば、ロケータ20に位置決め突起等の破損しやすい部位を形成することなく、基板60の被受容部65を受容部25に挿入するという簡易な工程のみによって、ロケータ20と基板60とを互いに位置決めできる。加えて、ロケータ20の形状が簡易になり、これにより、ロケータ20の製造コストを低減できる。また、本実施の形態によれば、基板60に位置決め孔等の部位を形成する必要がないため、基板60全体のサイズを小さくできる。
図3を参照すると、本実施の形態によれば、上側部材30の上側本体部32に、上側凹部35が形成されており、且つ、下側部材40の下側本体部42に、下側凹部45が形成されている。図10を参照すると、受容部25は、上側本体部32に形成された上側凹部35及び下側本体部42に形成された下側凹部45の両方からなる。但し、本発明は、これに限られず、ロケータ20には、上側凹部35及び下側凹部45の一方のみが形成されていてもよい。
例えば、図23を図3と併せて参照すると、変形例によるロケータ20Bは、上側部材30と、下側部材40Bとを備えている。下側部材40Bは、下側部材40の下側本体部42と異なる下側本体部42Bを有していることを除き、下側部材40と同じ構造を有している。下側本体部42Bは、下側整列部44Bと、下側接触面46Bとを有している。下側本体部42Bには、下側凹部45が形成されておらず、下側接触面46Bは、XY平面において、下側整列部44B全体に亘って延びている。上述の相違点を除き、下側本体部42Bは、下側本体部42と同じ構造を有している。
本変形例の受容部(図示せず)は、上側本体部32の上側凹部35のみから形成される。但し、本発明は、これに限られず、受容部は、下側本体部42の下側凹部45のみから形成されてもよい。即ち、本実施の形態及び変形例による受容部は、上側本体部32に形成された上側凹部35及び下側本体部42に形成された下側凹部45のうちの少なくとも一方からなる。図10を参照すると、上側凹部35が形成されている場合、組合せ状態において、上側凹部35は、上方に凹んでおり、且つ、前方に開口している。下側凹部45が形成されている場合、組合せ状態において、下側凹部45は、下方に凹んでおり、且つ、前方に開口している。
図6を参照すると、本実施の形態の上側凹部35には、2つの上側ガイド部352が形成されている。上側ガイド部352は、上側凹部35の前端に位置しており、且つ、上側凹部35のY方向における両側に夫々位置している。上側ガイド部352の夫々はXY平面において弧形状を有しており、Y方向内側に向かって張り出しつつ後方に延びている。即ち、上側凹部35の夫々は、X方向と交差しており、且つ、Y方向と交差している。
図8を参照すると、本実施の形態の下側凹部45には、2つの下側ガイド部452が形成されている。下側ガイド部452は、下側凹部45の前端に位置しており、且つ、下側凹部45のY方向における両側に夫々位置している。下側ガイド部452の夫々は、XY平面において弧形状を有しており、Y方向内側に向かって張り出しつつ後方に延びている。即ち、下側ガイド部452の夫々は、X方向と交差しており、且つ、Y方向と交差している。
図10を参照すると、本実施の形態の受容部25には、2つのガイド部252が形成されている。ガイド部252は、受容部25の前端に位置している。ガイド部252の夫々は、X方向と交差しており、且つ、Y方向と交差している。本実施の形態によれば、ガイド部252の夫々は、上側ガイド部352と下側ガイド部452とから形成される。但し、本発明は、これに限られず、ガイド部252の夫々は、上側ガイド部352及び下側ガイド部452のうちの少なくとも一方から形成されてもよい。
本実施の形態の基板60の被受容部65のY方向におけるサイズは、2つのガイド部252の前端の間のY方向におけるサイズよりも小さく、2つのガイド部252の後端の間のY方向におけるサイズよりも大きい。この構造により、被受容部65を、ガイド部252によってガイドして、受容部25に圧入できる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ガイド部252は、必要に応じて設ければよい。ガイド部252の形状は、特に限定されない。また、受容部25のY方向におけるサイズは、X方向におけるいずれの部位においても、被受容部65のY方向におけるサイズ以上であってもよい。即ち、被受容部65は、受容部25に圧入せず、単に挿入してもよい。
本実施の形態によれば、上側凹部35は、上側部材30のY方向における中間部に位置しており、2つの圧入凹部39は、上側部材30のY方向における両端付近に夫々位置している。下側凹部45は、下側部材40のY方向における中間部に位置しており、2つの圧入凸部49は、下側部材40のY方向における両端付近に夫々位置している。この配置により、組合せ状態における上側凹部35及び下側凹部45は、Y方向において正確に互いに位置合わせされている。本実施の形態によれば、上側凹部35及び下側凹部45の夫々についての公差に拘らず、受容部25のY方向におけるサイズを、基板60を挿入可能な大きさにできる。
図11を参照すると、本実施の形態によれば、Y方向における2つの下側ガイド部452の前端の間の距離は、Y方向における2つの上側ガイド部352の前端の間の距離よりも長く、且つ、Y方向における2つの下側ガイド部452の後端の間の距離は、Y方向における2つの上側ガイド部352の後端の間の距離よりも長い。この構造によれば、公差に拘らず、Y方向における2つのガイド部252の間の距離を、少なくともY方向における2つの上側ガイド部352の間の距離以上にできる。即ち、本実施の形態によれば、公差に拘らず、被受容部65をガイド可能なガイド部252を形成できる。但し、本発明は、これに限られず、上側ガイド部352及び下側ガイド部452の構造及び配置は、必要に応じて変形可能である。
図14を参照すると、本実施の形態のハーネス10(図2参照)は、例えば、準備ステップ(STEP1)、整列ステップ(STEP2)、組合せステップ(STEP3)、受容ステップ(STEP4)、接続ステップ(STEP5)、及び、除去ステップ(STEP6)の6つの工程によって製造できる。以下、本実施の形態のハーネス10の製造方法について、工程の開始順に説明する。
図2、図3及び図12を参照すると、まず、準備ステップ(図14参照)において、複合ケーブル70と、ロケータ20と、基板60と、コネクタ本体14とを準備する。即ち、本実施の形態のハーネス10の製造方法は、複合ケーブル70と、ロケータ20と、基板60と、コネクタ本体14とを準備する準備ステップであって、複合ケーブル70は、複数のケーブル72を備えており、ロケータ20は、上側部材30と、下側部材40とを備えており、上側部材30は、上側本体部32と、上側組合せ部38とを有しており、下側部材40は、下側本体部42と、下側組合せ部48とを有しており、上側組合せ部38と上側組合せ部38とは、上側本体部32がZ方向において下側本体部42の上方に位置するようにして、互いに組み合わせ可能であり、上側本体部32は、上側整列部34と、上側接触面36とを有しており、上側整列部34は、2以上のケーブル72を整列させるための部位であり、下側本体部42は、下側整列部44と、下側接触面46とを有しており、下側整列部44は、2以上のケーブル72を整列させるための部位であり、基板60は、被受容部65を有しており、且つ、複数のパッド63,64が形成されており、コネクタ本体14は、基板60の前端に取り付けられている、準備ステップを備えている。
図15を参照すると、次に、整列ステップ(図14参照)において、上側整列部34及び下側整列部44によってケーブル72を整列させる。詳しくは、ケーブル72の夫々を、ケーブル72が上側整列部34及び下側整列部44の通過部444のうちの1つをX方向に沿って通過するようにして、上側整列部34又は下側整列部44に取り付ける。即ち、本実施の形態のハーネス10の製造方法は、上側整列部34及び下側整列部44の夫々に、2以上のケーブル72を整列させる整列ステップを備えている。
図17を参照すると、本実施の形態の整列ステップ(図14参照)によれば、ケーブル72の夫々の芯線728が基板60の対応するパッド63の上方又は下方に位置するようにして、ケーブル72をロケータ20から前方に突出させる。図15を参照すると、ケーブル72の夫々の芯線728は、通過部444を通過させる前に露出させてもよいし、通過部444を通過した後に露出させてもよい。また、ケーブル72がシールド724を有する場合、シールド724は、通過部444を通過させる前に露出させてもよいし、通過部444を通過した後に露出させてもよい。
図16を参照すると、次に、組合せステップ(図14参照)において、上側組合せ部38と下側組合せ部48とを、上側本体部32がZ方向において下側本体部42の上方に位置するようにして、互いに組み合わせる。即ち、本実施の形態のハーネス10の製造方法は、上側組合せ部38と下側組合せ部48とを互いに組み合わせる組合せステップであって、上側組合せ部38及び下側組合せ部48を互いに組み合わせた組合せ状態において、上側接触面36は、上側本体部32の下端に位置しており、下側接触面46は、下側本体部42の上端に位置しており、上側接触面36と下側接触面46とは、Z方向において互いに接触するか、又は、Z方向において距離をあけて対向しており、ロケータ20には受容部25が形成され、受容部25は、Z方向において上側本体部32と下側本体部42との間に位置しており、且つ、Z方向と直交するX方向において前方に開口している、組合せステップを備えている。
図17を図10と併せて参照すると、次に、受容ステップ(図14参照)において、基板60の被受容部65を受容部25に挿入する。この結果、被受容部65は、受容部25に受容される。即ち、本実施の形態のハーネス10の製造方法は、基板60の被受容部65を、X方向に沿って前方から受容部25に挿入する受容ステップを備えている。被受容部65は、受容部25に圧入してもよいし、受容部25に圧入することなく単に挿入してもよい。また、基板60のロケータ20に対するX方向における位置は、様々な方法で調整可能である。例えば、被受容部65は、受容部25の後端の壁面に突き当たるまで受容部25に挿入してもよいし、基板本体62がロケータ20と突き当たるまで受容部25に挿入してもよい。
図18及び図19を参照すると、次に、接続ステップ(図14参照)において、ケーブル72の芯線728の夫々を、基板60の対応するパッド63に半田付け等によって固定し接続する。また、ケーブル72のシールド724の夫々を、基板60の対応するパッド63に半田付け等によって固定し接続する。即ち、本実施の形態のハーネス10の製造方法は、ケーブル72をパッド63に夫々接続する接続ステップを備えている。
図20を参照すると、次に、除去ステップ(図14参照)において、上側組合せ部38及び下側組合せ部48を、上側本体部32及び下側本体部42から除去する。即ち、本実施の形態のハーネス10の製造方法は、上側組合せ部38及び下側組合せ部48を上側本体部32及び下側本体部42から除去する除去ステップを備えている。
本実施の形態によれば、組合せ部28における上側本体部32及び下側本体部42近傍の部位を切断する。この結果、ロケータ本体22は、上側本体部32及び下側本体部42に加えて、組合せ部28の残存部を備えている。別の観点から説明すると、ロケータ本体22の上側本体部32及び下側本体部42は、ロケータ20の上側組合せ部38及び下側組合せ部48の残存部を夫々含んだ部位である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ロケータ本体22がロケータ20の上側本体部32及び下側本体部42のみを備えるようにして、組合せ部28を切断してもよい。また、組合せ部28を、上側本体部32及び下側本体部42から除去する方法は、切断に限定されない。
以上の製造方法により、図2に示されるように、複合ケーブル70と、コネクタ本体14と、ロケータ本体22と、基板60とを備えるハーネス10が得られる。得られたハーネス10には、必要に応じて、外側部材16等の部材を取り付けてもよい。
以下、以上の製造方法によって製造されたハーネス10の構造について説明する。
図2を参照すると、ハーネス10のロケータ本体22は、上側本体部32と、下側本体部42とを備えている。上側本体部32及び下側本体部42の夫々の構造は、既に説明した通りである。例えば、図16を参照すると、上側本体部32は、Z方向において下側本体部42の上方に位置している。上側本体部32は、上側整列部34と、上側接触面36とを有している。上側整列部34は、2以上のケーブル72を整列させている。下側本体部42は、下側整列部44と、下側接触面46とを有している。下側整列部44は、2以上のケーブル72を整列させている。図15を参照すると、本実施の形態の上側整列部34及び下側整列部44の夫々は、1本以上の同軸細線と1本以上のディスクリート線とを整列させている。
図16を参照すると、上側接触面36は、上側本体部32の下端に位置している。下側接触面46は、下側本体部42の上端に位置している。上側接触面36と下側接触面46とは、Z方向において互いに接触するか、又は、Z方向において距離をあけて対向している。ロケータ本体22には、受容部25が形成されている。受容部25は、Z方向において上側本体部32と下側本体部42との間に位置しており、且つ、Z方向と直交するX方向において前方に開口している。
図10を参照すると、本実施の形態の受容部25は、上側本体部32に形成された上側凹部35及び下側本体部42に形成された下側凹部45のうちの少なくとも一方からなる。上側凹部35が形成されている場合、上側凹部35は、上方に凹んでおり、且つ、前方に開口している。下側凹部45が形成されている場合、下側凹部45は、下方に凹んでおり、且つ、前方に開口している。
図12及び図17を参照すると、本実施の形態の基板60の被受容部65には、ロケータ本体22の一部を受容するような孔や凹みが設けられていない。従って、被受容部65は、ロケータ本体22のいずれの部位も受容することなく、受容部25に受容されている。特に、本実施の形態の被受容部65は、受容部25に圧入されており、これによりロケータ本体22に対して固定されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、被受容部65は、受容部25の内壁面に押し付けられることなく接触していてもよいし、受容部25の内壁面との間に距離をあけて受容されていてもよい。
本実施の形態は、既に説明した様々な変形例に加えて、更に様々に変形可能である。例えば、図12を参照すると、本実施の形態の基板60の被受容部65のY方向におけるサイズは、基板本体62のY方向におけるサイズよりも小さい。但し、本発明は、これに限られない。例えば、基板60全体がXY平面において矩形形状を有していてもよい。この場合、基板60の後端近傍の部位が被受容部65として機能してもよい。
10,10X ハーネス
12 コネクタ
14 コネクタ本体
16 外側部材
18 端子
20,20A,20B ロケータ
22 ロケータ本体
25 受容部
252 ガイド部
28,28A 組合せ部
30,30A 上側部材
32 上側本体部
34 上側整列部
342 側壁
344 通過部
346 底壁
348 開口部
35 上側凹部
352 上側ガイド部
36 上側接触面
38,38A 上側組合せ部
39 圧入凹部
392 ガイド面
398 圧入面
39A 係合凹部
40,40A,40B 下側部材
42,42B 下側本体部
44,44B 下側整列部
442 側壁
444 通過部
446 底壁
448 開口部
45 下側凹部
452 下側ガイド部
46,46B 下側接触面
48,48A 下側組合せ部
49 圧入凸部
492 基部
498 リブ
49A 係合部
492A 支持部
498A 係合突起
60 基板
62 基板本体
622 上面
624 下面
63,64 パッド
65 被受容部
70 複合ケーブル
71 外被
72 ケーブル
722 外側絶縁体
723 被覆
724 シールド
726 内側絶縁体
728 芯線
74,75 同軸細線
76,77 ディスクリート線

Claims (9)

  1. 基板に接続する複数のケーブルを整列させるためのロケータであって、
    前記ロケータは、上側部材と、下側部材とを備えており、
    前記上側部材は、上側本体部と、上側組合せ部とを有しており、
    前記下側部材は、下側本体部と、下側組合せ部とを有しており、
    前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とは、前記上側本体部が上下方向において前記下側本体部の上方に位置するようにして、互いに組み合わせ可能であり、
    前記上側本体部は、上側整列部と、上側接触面とを有しており、
    前記上側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させるための部位であり、
    前記下側本体部は、下側整列部と、下側接触面とを有しており、
    前記下側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させるための部位であり、
    前記ロケータが、前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とを互いに組み合わせた組合せ状態にあるとき、前記上側接触面は、前記上側本体部の下端に位置しており、前記下側接触面は、前記下側本体部の上端に位置しており、
    前記組合せ状態において、前記上側接触面と前記下側接触面とは、前記上下方向において互いに接触するか、又は、前記上下方向において距離をあけて対向しており、
    前記組合せ状態において、前記ロケータには受容部が形成され、
    前記受容部は、前記上下方向において前記上側本体部と前記下側本体部との間に位置しており、且つ、前記上下方向と直交する前後方向において前方に開口しており、前記基板の一部を前記前後方向に沿って前方から前記受容部に挿入可能である
    ロケータ。
  2. 請求項1記載のロケータであって、
    前記受容部は、前記上側本体部に形成された上側凹部及び前記下側本体部に形成された下側凹部のうちの少なくとも一方からなり、
    前記上側凹部が形成されている場合、前記組合せ状態において、前記上側凹部は、上方に凹んでおり、且つ、前方に開口しており、
    前記下側凹部が形成されている場合、前記組合せ状態において、前記下側凹部は、下方に凹んでおり、且つ、前方に開口している
    ロケータ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のロケータであって、
    前記上側組合せ部及び前記下側組合せ部のうちの一方には、圧入凹部が形成されており、前記上側組合せ部及び前記下側組合せ部のうちの他方には、圧入凸部が形成されており、
    前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とは、前記圧入凸部を前記圧入凹部に圧入することで、互いに組み合わせ可能である
    ロケータ。
  4. 複合ケーブルと、ロケータ本体と、基板と、コネクタ本体とを備えたハーネスであって、
    前記複合ケーブルは、複数のケーブルを備えており、
    前記ロケータ本体は、上側本体部と、下側本体部とを備えており、
    前記上側本体部は、上下方向において前記下側本体部の上方に位置しており、
    前記上側本体部は、上側整列部と、上側接触面とを有しており、
    前記上側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させており、
    前記上側接触面は、前記上側本体部の下端に位置しており、
    前記下側本体部は、下側整列部と、下側接触面とを有しており、
    前記下側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させており、
    前記下側接触面は、前記下側本体部の上端に位置しており、
    前記上側接触面と前記下側接触面とは、前記上下方向において互いに接触するか、又は、前記上下方向において距離をあけて対向しており、
    前記ロケータ本体には、受容部が形成されており、
    前記受容部は、前記上下方向において前記上側本体部と前記下側本体部との間に位置しており、且つ、前記上下方向と直交する前後方向において前方に開口しており、
    前記基板は、被受容部を有しており、且つ、複数のパッドが形成されており、
    前記被受容部は、前記ロケータ本体のいずれの部位も受容することなく、前記受容部に受容されており、
    前記ケーブルは、前記パッドに夫々接続されており、
    前記コネクタ本体は、前記基板の前端に取り付けられている
    ハーネス。
  5. 請求項4記載のハーネスであって、
    前記受容部は、前記上側本体部に形成された上側凹部及び前記下側本体部に形成された下側凹部のうちの少なくとも一方からなり、
    前記上側凹部が形成されている場合、前記上側凹部は、上方に凹んでおり、且つ、前方に開口しており、
    前記下側凹部が形成されている場合、前記下側凹部は、下方に凹んでおり、且つ、前方に開口している
    ハーネス。
  6. 請求項4又は請求項5記載のハーネスであって、
    前記受容部には、ガイド部が形成されており、
    前記ガイド部は、前記受容部の前端に位置しており、
    前記ガイド部は、前記前後方向と交差しており、且つ、前記上下方向及び前記前後方向の双方と直交する横方向と交差している
    ハーネス。
  7. 請求項4から請求項6までのいずれかに記載のハーネスであって、
    前記基板の前記被受容部は、前記受容部に圧入されている
    ハーネス。
  8. 請求項4から請求項7までのいずれかに記載のハーネスであって、
    前記ケーブルは、2本以上の同軸細線と、2本以上のディスクリート線とを含んでおり、
    前記上側整列部及び前記下側整列部の夫々は、1本以上の同軸細線と1本以上のディスクリート線とを整列させている
    ハーネス。
  9. ハーネスの製造方法であって、
    複合ケーブルと、ロケータと、基板と、コネクタ本体とを準備する準備ステップであって、前記複合ケーブルは、複数のケーブルを備えており、前記ロケータは、上側部材と、下側部材とを備えており、前記上側部材は、上側本体部と、上側組合せ部とを有しており、前記下側部材は、下側本体部と、下側組合せ部とを有しており、前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とは、前記上側本体部が上下方向において前記下側本体部の上方に位置するようにして、互いに組み合わせ可能であり、前記上側本体部は、上側整列部と、上側接触面とを有しており、前記上側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させるための部位であり、前記下側本体部は、下側整列部と、下側接触面とを有しており、前記下側整列部は、2以上の前記ケーブルを整列させるための部位であり、前記基板は、被受容部を有しており、且つ、複数のパッドが形成されており、前記コネクタ本体は、前記基板の前端に取り付けられている、準備ステップと、
    前記上側整列部及び前記下側整列部の夫々に、2以上の前記ケーブルを整列させる整列ステップと、
    前記上側組合せ部と前記下側組合せ部とを互いに組み合わせる組合せステップであって、前記上側組合せ部及び前記下側組合せ部を互いに組み合わせた組合せ状態において、前記上側接触面は、前記上側本体部の下端に位置しており、前記下側接触面は、前記下側本体部の上端に位置しており、前記上側接触面と前記下側接触面とは、前記上下方向において互いに接触するか、又は、前記上下方向において距離をあけて対向しており、前記ロケータには受容部が形成され、前記受容部は、前記上下方向において前記上側本体部と前記下側本体部との間に位置しており、且つ、前記上下方向と直交する前後方向において前方に開口している、組合せステップと、
    前記基板の前記被受容部を、前記前後方向に沿って前方から前記受容部に挿入する受容ステップと、
    前記ケーブルを前記パッドに夫々接続する接続ステップと、
    前記上側組合せ部及び前記下側組合せ部を前記上側本体部及び前記下側本体部から除去する除去ステップとを備える
    製造方法。
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