JP4025588B2 - 電線クランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線に各種の加工を施してワイヤハーネスなどを組み立てる組立装置などに用いられる電線をクランプする電線クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車には、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車は、前記電子機器に電力や各種の信号を伝送するためにワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタなどを備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆した絶縁性の被覆部とを備えた所謂被覆電線である。
【0003】
コネクタは、導電性の端子金具と、絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、導電性の板金を折り曲げて得られる。端子金具は、芯線と電気的に接続された状態で電線に取り付けられる。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂などからなりかつ箱状に形成されている。コネクタハウジングは、端子金具を収容する。前述した構成のワイヤハーネスは、コネクタが電子機器のコネクタと結合して、これら電子機器に電力や各種の信号を伝送する。
【0004】
前述したワイヤハーネスを組み立てる際には、例えばリールなどに巻かれた電線を所定の長さに切断した後、該電線の端部などに位置する被覆部を除去する。そして、前記被覆部を除去した箇所に端子金具を取り付ける。端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、前述したワイヤハーネスを組み立てる。
【0005】
前述した電線を所定の長さに切断して、端部などに位置する被覆部を除去する際に、電線クランプを用いる。電線クランプは、互いに接離自在に設けられた一対のクランプ部材を備えている。クランプ部材は、鉄などの金属からなる。一対のクランプ部材は、互いに近づいて、互いの間に電線を挟む。こうして、電線クランプは、電線をクランプする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の電線クランプは、一対のクランプ部材が鉄などの金属からなるため、電線の外表面を傷つけ易かった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、外表面を傷つけることなく電線をクランプできる電線クランプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電線クランプは、一対のベース部材と、前記ベース部材に取り付けられて互いに接離自在に設けられかつ互いに近づいて互いの間に電線を挟むことが可能な一対のクランプ部材と、を備えた電線クランプにおいて、一対のクランプ部材それぞれが、前記ベース部材に取り付けられる取付部と、前記取付部から相手側のクランプ部材に向かって立設しかつ前記電線の長手方向に沿って間隔をあけた一対のガイド部と、これらガイド部間に配された弾性体と、を備え、前記ガイド部は、相手側のクランプ部材に近づくのにしたがって徐々に互いに離れる方向に傾斜した一対の傾斜面を備えて、前記相手側のクランプ部材から離れる方向に凹のく字状に形成されており、前記弾性体の表面の一部は、前記一対の傾斜面の互いに交わる底部と面一に形成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の本発明の電線クランプは、請求項1記載の電線クランプにおいて、前記ガイド部は、前記底部を切り欠いた切欠きを備え、前記弾性体は、前記一対のガイド部間に配される板部と、前記板部から前記ガイド部に向かって突出しかつ前記切欠き内に侵入して当該切欠きに合致する凸部と、を備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の本発明の電線クランプは、請求項1又は請求項2記載の電線クランプにおいて、それぞれのクランプ部材は、一方のガイド部と前記弾性体との間に隙間を設けており、一対のクランプ部材は、互いに近づいて互いの間に電線を挟む際に、他方のガイド部が相手側のクランプ部材の隙間内に侵入することを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載された本発明は、ガイド部が一対の傾斜面を備えてく字状に形成されている。弾性体がガイド部の傾斜面の互いに交わる底部と面一となっている。一対のクランプ部材間に挟まれた電線は、傾斜面によってガイド部の底部まで導かれる。このため、一対のクランプ部材間に挟まれた電線は、弾性体に接触する。
【0014】
請求項2に記載された本発明は、ガイド部の底部に切欠きが設けられかつ弾性体に切欠きに合致する凸部を設けている。このため、弾性体がクランプ部材に対して位置ずれすることを防止できる。また、弾性体とクランプ部材との接触面積を大きくできるので、弾性体を強固に固定できる。
【0015】
請求項3に記載された本発明は、一方のガイド部と弾性体との間に隙間が設けられている。一対のクランプ部材間に電線をクランプする際に、他方のガイド部が相手側のクランプ部材の隙間内に侵入する。このため、一対のクランプ部材を同形状にすることができる。したがって、低コスト化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態にかかる電線クランプを図1ないし図11を参照して説明する。図1ないし図4などに示す電線クランプ1は、ワイヤハーネス製造ラインにおいて、電線2を所定の長さに切断して、端部などに位置する被覆部を除去する(皮むき加工を施す)際に、該電線2を挟む(クランプする)。電線2は、図1などに示すように、導電性の芯線3と、絶縁性の被覆部4とを備えている。芯線3は、複数の導線が撚り合わされてなる。被覆部4は、絶縁性の合成樹脂からなり芯線3を被覆している。電線2は、前述した芯線3と被覆部4とを備えた所謂被覆電線である。
【0017】
電線クランプ1は、図1に示すように、一対のベース部材5と、一対のクランプ部材6とを備えている。ベース部材5は、金属からなり図1に示すように、平面形状がく字状に形成されている。ベース部材5は、前述した電線2に皮むき加工を施す皮むき装置などに一端部5aを中心として回転自在に支持される。一対のベース部材5は、前述した一端部5aが互いに近接した状態で配される。一対のベース部材5の一端部5aの回転中心は、互いに平行である。このため、一端部5aを中心として回転すると、一対のベース部材5の他端部5bは互いに近づいたり離れたりする。即ち、他端部5bは、互いに接離する。なお、本明細書に記した互いに接離するとは、互いに近づいたり離れたりすることである。
【0018】
一対のクランプ部材6は、それぞれ、ベース部材5の他端部5bに取り付けられる。このため、一対のクランプ部材6は、一端部5aを中心としてベース部材5が回転することで、互いに接離自在となる。クランプ部材6は、図5及び図6に示すように、取付部7と、電線挟持部8とを備えている。取付部7は、ボルト9(図4などに示す)などによりベース部材5の他端部5bに取り付けられる。電線挟持部8は、取付部7がベース部材5の他端部5bに取り付けられると、相手側のクランプ部材6の電線挟持部8と相対する。即ち、一対のクランプ部材6の電線挟持部8は互いに相対するとともに、互いに接離自在となる。なお、相手側のクランプ部材6とは、後述する一方のクランプ部材6aの場合では他方のクランプ部材6bを示しており、後述する他方のクランプ部材6bの場合では一方のクランプ部材6aを示している。
【0019】
電線挟持部8は、金属からなる一対のガイド部10と、弾性体11とを備えている。一対のガイド部10は、図2ないし図4に示すように、平板状に形成されかつ取付部7から相手側のクランプ部材6に向かって立設している(延びている)。一対のガイド部10は、電線クランプ1が挟む電線2の長手方向(ベース部材5の一端部5aの回転中心と平行でかつ図2ないし図4中に一点鎖線で示す)に沿って互いに間隔をあけている。ガイド部10は、相手側のクランプ部材6に向かうにしたがって、徐々に互いに離れる方向に傾斜した一対の傾斜面12,13を備えて、クランプ部材6の側方からみてく字状に形成されている。
【0020】
弾性体11は、弾性を有する周知の合成ゴムなどからなり、平板状に形成されている。即ち弾性体11はゴムである。弾性体11は、一対のガイド部10間に配されて取付部7に取り付けられている。弾性体11の表面11aは、電線2の長手方向Pに沿って平坦である。弾性体11は、図5に示すように、一対のガイド部10のうち一方のガイド部10(以下符号10aで示す)と間隔をあけて配されている。このため、一方のガイド部10aと弾性体11との間に、隙間14が設けられている。弾性体11は、他方のガイド部10(以下符号10bで示す)と接触している。このため、他方のガイド部10bと弾性体11との間には、隙間などが設けられていない。
【0021】
弾性体11を構成する合成ゴムとして、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどを用いることができる。また、クランプ部材6の外面において、他方のガイド部10bと、取付部7との間には、段差15が設けられている。
【0022】
また、弾性体11の表面11aには、図7及び図8に示すように、断面V字状の溝16が形成されている。溝16は、電線2の長手方向に沿って延びており、表面11aから凹に形成されている。溝16の内面16aは、傾斜面12,13の互いに交わる底部17(図2、図5及び図6に示す)と同一平面上に位置する(面一となる)。このため、弾性体11の表面11aの一部は、ガイド部10a,10bの傾斜面12,13の底部17と同一平面上に位置する(面一となる)。なお、溝16の内面16aは、弾性体11の表面11aの一部をなしている。
【0023】
また、一方のクランプ部材6(以下符号6aで示す)の段差15と他方のクランプ部材6(以下符号6bで示す)の一方のガイド部10aとが相対し、他方のクランプ部材6bの他方のガイド部10bと一方のクランプ部材6aの隙間14とが相対した状態で、一対のクランプ部材6a,6bが配される。そして、ベース部材5の一端部5aを中心として回転することで、ベース部材5とクランプ部材6a,6bは、図1中二点鎖線で示す位置と実線で示す位置とに亘って変位する。
【0024】
図1中二点鎖線及び図2に示す位置では、一対のクランプ部材6a,6b間から電線2が抜け出ることが許容されるとともに、一対のクランプ部材6a,6b間に電線2が侵入自在となる。また、図1中実線、図3及び図4に示す位置では、一対のクランプ部材6a,6b間に電線2を挟んで、該一対のクランプ部材6a,6b間から電線2が抜け出ることを阻止するとともに、一対のクランプ部材6a,6b間に電線2が侵入することを阻止する。
【0025】
さらに、図1中実線、図3及び図4に示す位置では、一方のクランプ部材6aの隙間14内に他方のクランプ部材6bの他方のガイド部10bが侵入し、かつ一方のクランプ部材6aの他方のガイド部10bが他方のクランプ部材6bの隙間14内に侵入した状態で、ガイド部10a,10bが重なる。こうして、一対のクランプ部材6が電線2を挟む際に、隙間14内に相対側のクランプ部材6の他方のガイド部10bが侵入した状態で、一対のクランプ部材6a,6bのガイド部10a,10bが互いに重なる。
【0026】
前述した構成の電線クランプ1が電線2を挟む際には、まず、図9に示すように、一対のクランプ部材6a,6bを互いに離しておく。そして、一対のクランプ部材6a,6b間に電線2を通す。一対のクランプ部材6a,6bを互いに近づける。すると、図10に示すように、各クランプ部材6a,6bのガイド部10a,10bの傾斜面12,13のうち一方に電線2が接触する。さらに、一対のクランプ部材6a,6bを互いに近づけると、電線2が、傾斜面12,13のうち一方に案内されて、傾斜面12,13の互いに交わる底部17に位置するとともに、弾性体11の溝16内に位置する。こうして、電線2は、弾性体11の溝16内に位置して、該弾性体11と接触する。
【0027】
本実施形態によれば、一対のクランプ部材6a,6bが一対の傾斜面12,13を備えてく字状に形成されている。弾性体11の表面11aの一部としての溝16の内面16aがクランプ部材6a,6bの傾斜面12,13の底部17と面一である。一対のクランプ部材6a,6b間に挟まれた電線2は、傾斜面12,13によってクランプ部材6a,6bのガイド部10a,10bの底部17まで導かれる。このため、一対のクランプ部材6a,6b間に挟まれた電線2は、弾性体11に接触する。したがって、電線クランプ1は、一対のクランプ部材6a,6b間に挟まれた電線2を弾性体11と接触させて、該電線2の外表面が傷つくことを防止できる。
【0028】
また、クランプ部材6a,6bの一方のガイド部10aと弾性体11との間に隙間14が設けられている。一対のクランプ部材6a,6b間に電線2をクランプする際に、他方のガイド部10bが相手側のクランプ部材6の隙間14内に侵入するとともに相手側のクランプ部材6の一方のガイド部10aと重なる。このため、一対のクランプ部材6a,6bを同形状にすることができる。したがって、低コスト化を図ることができる。
【0029】
次に、本発明の第2の実施形態を図12ないし図15を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0030】
本実施形態では、クランプ部材6a,6bそれぞれに一対の切欠き20を設けている。切欠き20は、図20に示すように、クランプ部材6a,6bを構成する母材の一部を切り欠いた格好となっている。切欠き20は、ガイド部10a,10bそれぞれに設けられている。切欠き20は、一対の傾斜面12,13の互いに交わる底部17を切り欠いている。切欠き20は、側方からみてコ字状に形成されている。又、図13に示すように、溝16の内面16aと傾斜面12,13とは同一平面上に位置する(面一である)。
【0031】
また、本実施形態では、弾性体11は、図14及び図15に示すように、平板状の板部21と、一対の凸部22とを一体に備えている。平板状の板部21は、一対のガイド部10a,10b間に配されている。凸部22は、板部21からガイド部10a,10b即ち該板部21の外方向に突出している。凸部22は、切欠き20内に侵入するとともに、該切欠き20と合致する(ぴったりと合う)。溝16は、凸部22と板部21とに亘って設けられている。
【0032】
本実施形態によれば、クランプ部材6a,6bの底部17に切欠き20を設けかつ弾性体11に切欠き20に合致する凸部22を設けている。このため、外表面が傷つくことなく電線2をクランプできかつ低コスト化を図ることができることにくわえ、弾性体11がクランプ部材6a,6bに対して位置ずれすることを防止できる。また、弾性体11とクランプ部材6a,6bとの接触面積を大きくできるので、弾性体11を強固にクランプ部材6a,6bに固定できる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、ガイド部が一対の傾斜面を備えてく字状に形成されている。弾性体が傾斜面の互いに交わる底部と面一となっている。一対のクランプ部材間に挟まれた電線は、傾斜面によってガイド部の傾斜面の底部まで導かれる。このため、一対のクランプ部材間に挟まれた電線は、弾性体に接触する。したがって、外表面が傷つくことなく電線を一対のクランプ部材間に挟むことができる。
【0039】
請求項2に記載の本発明は、底部に切欠きが設けられかつ弾性体に切欠きに合致する凸部が設けられている。したがって、外表面が傷つくことなく電線をクランプできることにくわえ、弾性体がクランプ部材に対して位置ずれすることを防止できる。また、弾性体とクランプ部材との接触面積を大きくできるので、弾性体を強固に固定できる。
【0040】
請求項3に記載の本発明は、クランプ部材の一方のガイド部と弾性体との間に隙間が設けられている。一対のクランプ部材間に電線をクランプする際に、他方のガイド部が相手側のクランプ部材の隙間内に侵入する。このため、一対のクランプ部材を同形状にすることができる。したがって、外表面が傷つくことなく電線をクランプできることにくわえ、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかる電線クランプの正面図である。
【図2】 図1に示された電線クランプの一対のクランプ部材が互いに離れた状態を示す斜視図である。
【図3】 図1に示された電線クランプの一対のクランプ部材が互いに近づいた状態を示す斜視図である。
【図4】 図3に示された電線クランプの平面図である。
【図5】 図1に示された電線クランプのクランプ部材の斜視図である。
【図6】 図5中のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】 図5に示されたクランプ部材の弾性体の側面図である。
【図8】 図7に示された弾性体の正面図である。
【図9】 図1に示された電線クランプの一対のクランプ部材が互いに離れた状態を示す断面図である。
【図10】 図9に示された一対のクランプ部材を互いに近づけて傾斜面に電線が接触した状態を示す断面図である。
【図11】 図10に示された一対のクランプ部材を更に互いに近づけて電線をクランプした状態を示す断面図である。
【図12】 本発明の第2の実施形態にかかるクランプ部材の斜視図である。
【図13】 図12中のXIII−XIII線に沿う断面図である。
【図14】 図12に示されたクランプ部材の弾性体の側面図である。
【図15】 図14に示された弾性体の正面図である。
【符号の説明】
1 電線クランプ
2 電線
6 クランプ部材
6a 一方のクランプ部材
6b 他方のクランプ部材
10 ガイド部
10a 一方のガイド部
10b 他方のガイド部
11 弾性体
12 傾斜面
13 傾斜面
14 隙間
16a 内面(弾性体の表面の一部)
17 底部
20 切欠き
22 凸部
P 電線の長手方向

Claims (3)

  1. 一対のベース部材と、前記ベース部材に取り付けられて互いに接離自在に設けられかつ互いに近づいて互いの間に電線を挟むことが可能な一対のクランプ部材と、を備えた電線クランプにおいて、
    一対のクランプ部材それぞれが、前記ベース部材に取り付けられる取付部と、前記取付部から相手側のクランプ部材に向かって立設しかつ前記電線の長手方向に沿って間隔をあけた一対のガイド部と、これらガイド部間に配された弾性体と、を備え、
    前記ガイド部は、相手側のクランプ部材に近づくのにしたがって徐々に互いに離れる方向に傾斜した一対の傾斜面を備えて、前記相手側のクランプ部材から離れる方向に凹のく字状に形成されており、
    前記弾性体の表面の一部は、前記一対の傾斜面の互いに交わる底部と面一に形成されていることを特徴とする電線クランプ。
  2. 前記ガイド部は、前記底部を切り欠いた切欠きを備え、
    前記弾性体は、前記一対のガイド部間に配される板部と、前記板部から前記ガイド部に向かって突出しかつ前記切欠き内に侵入して当該切欠きに合致する凸部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の電線クランプ。
  3. それぞれのクランプ部材は、一方のガイド部と前記弾性体との間に隙間を設けており、
    一対のクランプ部材は、互いに近づいて互いの間に電線を挟む際に、他方のガイド部が相手側のクランプ部材の隙間内に侵入することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電線クランプ。
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