JPH1188665A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1188665A
JPH1188665A JP9239464A JP23946497A JPH1188665A JP H1188665 A JPH1188665 A JP H1188665A JP 9239464 A JP9239464 A JP 9239464A JP 23946497 A JP23946497 A JP 23946497A JP H1188665 A JPH1188665 A JP H1188665A
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data
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Withdrawn
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JP9239464A
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So Hirota
創 廣田
Kaoru Tada
薫 多田
Kazuhiro Ishiguro
和宏 石黒
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
    • H04N1/4052Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions

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  • Signal Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差拡散処理に伴う擬似輪郭の発生を防止
し、かつ画質が低下することのない画像処理装置を提供
する。 【解決手段】 入力されたモード(中間調画像を重視す
るモードや線画像を重視するモード)に応じて原画像に
加算される重み付けマトリクス43,44が重み付けマ
トリクス切換部42により切換えられる。重み付けマト
リクス43が選択されると、原画像に一定周期のパター
ンが付加される。これにより、多値誤差拡散画像特有の
擬似輪郭が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像処理装置に関
し、特に多値誤差拡散画像に発生する擬似輪郭を低減さ
せることを図った画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多値誤差拡散法を用いた画像処理
装置の分野では、たとえば特開平4−2271号公報に
示されるように、画像データを複数のしきい値と比較し
てその結果に対応した複数ビットの出力データを生成す
る技術が提案されている。
【0003】図11は、そのような従来の多値誤差拡散
法を用いた画像処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0004】この画像処理装置は、いわゆる誤差拡散法
に基づいた画像処理を実行する。図11に示される装置
では、入力データDとして各画素8ビットのデータが入
力される。これに対して出力データPとして、各画素4
ビットのデータが出力される。
【0005】画像処理装置は、入力される画像データD
と補正値Rとを加算する加算器31と、加算器31の出
力D′の値を複数のしきい値と比較することにより出力
データPを出力する階調変換器32と、加算器31の出
力D′から、階調変換器32の出力Tiを減算する減算
器33と、減算器33の出力Eを処理の対象となってい
る画素(注目画素)の周囲に分散するための誤算加算マ
トリクス34と、誤差加算マトリクス34の出力を記憶
する誤差メモリ35とから構成される。
【0006】図12は、図11の階調変換器32の構成
を示すブロック図である。図を参照して、階調変換器3
2は、加算器31の出力D′をそれぞれ異なるしきい値
と比較し、加算器31の出力D′がしきい値以上であれ
ば“1”を出力する比較器CP1〜CP15と、比較器
CP1〜CP15の出力を加算するエンコーダENC
と、エンコーダENCの出力に基づいてしきい値のうち
所望のものを選択し出力するデータセレクタSELとか
ら構成される。エンコーダENCの出力が階調変換後の
4ビットの出力データPとなり、データセレクタSEL
の出力が減算器33へ入力されるデータTiとなる。し
きい値は、最小のものが“16”であり、最大のものは
“240”である。しきい値は、16刻みで設定されて
いるため、しきい値は15個設けられていることにな
る。
【0007】次に、図11および図12を参照して、画
像処理装置の具体的な動作について説明する。
【0008】加算器31に入力される画像データDは、
各画素8ビットのデータである。画像データDは、補正
値Rと加算され、補正後のデータD′となって階調変換
器32に入力される。階調変換器32は、比較器CP1
〜CP15により、補正後の画像データD′を予め定め
られた15のしきい値(16,32,48,…,19
2,208,224,240)と比較する。各比較器C
P1〜CP15の比較結果は、エンコーダENCによっ
て4ビットのデータPに変換される。この4ビットのデ
ータPが多値誤差拡散処理後の画像データとなる。
【0009】すなわち、階調変換器32は、入力された
8ビットの画像データを、4ビットの画像データに変換
する。また、階調変換器32は、エンコーダENCの出
力Pで制御されるデータセレクタSELにより、15個
のしきい値と“0”の値のうち1つを選択し、データT
iとして出力する。たとえば、補正後のデータD′の値
が(16以上32未満の範囲内の数値である)20であ
れば、16が、補正後の画像データD′の値が(32以
上48未満の範囲内の数値である)40であれば32が
データTiとして出力される。
【0010】減算器33は、階調変換器32の変換に伴
う誤差Eを、階調変換器32の入力D′と出力Tiとの
差に基づいて検出する。具体的には、補正後のデータ
D′と出力されたデータTiとの差が誤差Eとして出力
される。
【0011】誤差加算マトリクス34は、出力された誤
差Eに基づいて、誤差の拡散値を計算する。誤差加算マ
トリクス34で算出される拡散値の具体的な重み係数を
図13に示す。
【0012】図13において、“*”が処理の対象とな
っている画素(注目画素)を示し、その他の画素に示さ
れた数値が各周辺画素の重み係数を示している。したが
って図13に示される例では、注目画素の右隣と下に位
置する周辺画素に対しては、(2/6)Eの値が、注目
画素の左下と右下に位置する周辺画素に対しては(1/
6)Eの値が、それぞれ拡散値として計算される。これ
らの拡散値は、誤差メモリ35上の対応する画素位置
(アドレス)に加算する形で記憶される。すなわち、そ
れまでに記憶されていた値を読出し、それに新しい拡散
値を加算しその結果が再び同じ画素位置に記憶される。
【0013】誤差メモリ35に記憶されたデータは、入
力される画像データDの画素の走査に同期して画素位置
を計測するアドレスカウンタ36によって指定されたア
ドレスから読出される。読出されたデータは、補正値R
として加算器31に入力される。
【0014】このようにして構成された画像処理装置に
おいては、誤差拡散処理後の出力データは各画素複数ビ
ット(上述の例では4ビット)となる。これにより、出
力データを1ビット(1/0)で出力する場合、すなわ
ち記録/非記録のデータを出力する場合に比べて出力デ
ータの階調変化が穏やかになるという利点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
た画像処理装置においては前述のように出力データの階
調変化が穏やかになるという利点がある反面、入力画像
に穏やかな濃度勾配がある場合には、出力画像に独特の
縞模様が発生してしまうという問題がある。
【0016】図14はそのような問題の発生する原因を
説明するための図である。図において入力される画像デ
ータ(原画像データ)が出力画像のレベル1からレベル
3までに至るゆるやかな濃度勾配を有する場合には、出
力画像(多値誤差拡散画像データ)の中にディザ表現さ
れる領域(A)とディザ表現されない領域(B)とが混
在してしまうのである。この結果、これらの領域(A)
および(B)のそれぞれにおけるテクスチャの相違が視
覚的に縞模様(擬似輪郭)として見えてしまうのであ
る。
【0017】このような縞模様の発生を防止するため
に、周期的なパターンを画像に重ね合わせる方法が考え
られる。しかしながら、そのような処理を行なうと原画
像データが文字画像の場合に解像力が低下し、文字の品
質が劣化するという問題がある。
【0018】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたものであり、多値誤差拡散処理により縞模様が
発生することを防ぎ、かつ画像の劣化が生じない画像処
理装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、画像処理装置は、画像濃
度に応じて得られた多値(m値)の画像データを多値誤
差拡散処理することにより、n(2<n<m)値のデー
タを得る画像処理装置であって、画像処理のモードを設
定する設定部と、設定されたモードに応じて、多値の画
像データに加算する重み付けマトリクスを決定する決定
部とを備える。
【0020】さらに好ましくは重み付けマトリクスに
は、nの値に応じたレベルが設定される。
【0021】この発明に従うと、重み付けマトリクスに
より縞模様の発生を防ぐことができる。さらに設定され
た画像処理のモードに応じて、画像データに加算される
重み付けマトリクスが決定される。このため、画像の特
性に応じた多値誤差拡散画像を得ることができ、画像の
劣化を防ぐことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の1
つにおけるデジタル複写機の構成を示すための図であ
る。デジタル複写機は、大きくは画像読取部100とプ
リンタ部200とから構成されており、通常は画像読取
部100で読取られた画像データがプリンタ部200に
送信され、プリンタ部200が画像を形成することによ
り複写機能が達成される。
【0023】また、デジタル複写機はインタフェース1
08により外部機器との接続が可能であるため、画像読
取部100で読取ったデータを外部機器に出力したり、
逆に外部機器からの画像データをプリンタ部200に送
ることにより、画像を形成することができる。
【0024】<画像読取部100について>原稿ガラス
107上の原稿は露光ランプ101により照射される。
その反射光は、3枚のミラー群103a〜103cによ
りレンズ104に導かれ、CCDセンサ105に結像す
る。
【0025】また、露光ランプ101とミラー103a
とは、スキャナモータ102により矢印の方向へ倍率に
応じた速度vでスキャンされる。これにより原稿ガラス
107上の原稿は全面にわたって走査される。また、ミ
ラー103bと103cとは、露光ランプ101とミラ
ー103aのスキャンに伴い、速度v/2で同方向へス
キャンされる。
【0026】CCDセンサ105に入射した原稿の反射
光は、センサ内で電気信号に変換される。その後、電気
信号は画像処理部106により電気信号のアナログ信号
処理、A/D変換、およびデジタル画像処理が行なわれ
た後、インタフェース108またはプリンタ部200へ
送られる。
【0027】<プリンタ部200について> [露光部について]プリンタ部200には、露光ヘッド
202および感光体204を中心に各エレメントが配置
されている。これらを中心に説明を行なう。
【0028】まず、画像読取部100またはインタフェ
ース108から送られてきた画像データは、画像データ
補正部201によりγ補正などの補正処理が行なわれた
後、露光ヘッド202に送られる。露光ヘッド202の
内部では、送られてきた画像データの電気信号に応じて
レーザが発光する。レーザによる光はポリゴンミラーに
より1次元走査され、その光はミラー対203を経て感
光体204へ到達する。
【0029】[感光体まわりについて]感光体204の
周辺には、電子写真プロセスを行なうためのエレメント
が配置されている。感光体は、図中を時計回りに回転す
ることにより各プロセスが連続的に行なわれる。
【0030】まず、帯電チャージャ205により感光体
204は帯電する。帯電した感光体はレーザ光によって
露光される。レーザの発光は、画像データが高濃度であ
るほど明るくなるようにされている。そして、感光体上
の電荷はレーザの発光に応じて除去される。そして、電
荷が除去された部分は現像器206により現像される。
感光体204上に形成されたトナー像は、転写チャージ
ャ209により用紙上に転写される。感光体は、その後
クリーナ210で余分なトナーが清掃された後、メイン
イレーサ211により再度除電され、次の工程に備え
る。
【0031】電子写真プロセスではこれらの帯電/露光
/現像/転写/清掃の工程を1ルーチンとし、この処理
を繰返し行なうことにより画像形成を行なっている。特
にフルカラー画像においては、この処理を各現像色ごと
に4回繰返すことによりフルカラー画像が形成される。
【0032】[給紙/搬送について]一方、転写される
側の用紙は以下の順序で転写ベルトに供給され、最終的
な出力画像が形成される。給紙カセット群212の中に
は、さまざまなサイズの用紙がセットされており、所望
の用紙サイズは各給紙カセットに取付けられている給紙
ローラ213により搬送路へ供給される。搬送路へ供給
された用紙は搬送ローラ群214によりタイミングロー
ラ217へ送られる。
【0033】[転写/定着について]タイミングローラ
217から供給された用紙には、転写チャージャ209
によりトナー像が転写される。そして、用紙上にトナー
像が転写されたのであれば、除電分離チャージャ221
により用紙の電荷が除去される。そして、感光体204
から用紙は分離する。
【0034】感光体上から分離した用紙上のトナー像は
定着ローラ対223により加熱される。これによりトナ
ーが溶かされて用紙上に定着された後、用紙は排紙トレ
イ225へ排出される。
【0035】図2は、図1の画像処理回路106の具体
的な構成を示すブロック図である。図を参照して、画像
処理回路106は、アナログ信号処理回路106−01
と、A/D変換器106−02と、シェーディング補正
部106−02と、変倍移動処理部106−04と、γ
補正部106−05と、MTF補正部106−06と、
符号化/復号化処理部106−07とから構成される。
符号化/復号化処理部106−07には圧縮メモリ部3
00が接続されている。
【0036】CCDセンサ105により光電変換された
電気信号は、原稿の反射光に比例したアナログ信号とし
て出力される。CCDセンサ105から出力されたアナ
ログ信号は、アナログ信号処理部106−01でサンプ
ルホールド/増幅/およびクランプ調整される。次に、
アナログ信号はA/D変換部106−02によりデジタ
ル信号に変換される。デジタル信号のデータには、その
後CCDのチップむらなどを除去するためのシェーディ
ング補正がシェーディング補正部106−03において
行なわれる。
【0037】デジタル信号データには、次に変倍移動処
理部106−04において出力する画像サイズに合せた
変倍処理や印字位置の変更などが行なわれる。次に、デ
ジタル信号データには、γ補正部106−05において
全体の階調特性に合せた補正が行なわれる。次にデジタ
ル信号データにはMTF補正部106−06により画像
のエッジ強調など、空間的な画像の補正が行なわれる。
符号化/復号化処理部106−07においてデジタル信
号データは必要に応じて画像を効率よく圧縮メモリ部3
00に蓄えるために符号化されたり、逆に圧縮メモリ部
300から画像データが読出され復号化される。また、
符号化/復号化処理部106−07において必要に応
じ、多値誤差拡散処理が行なわれる。
【0038】このようにして処理された画像信号(デジ
タル信号データ)はプリンタに送られることにより印字
されたり、外部インタフェースに送られることにより外
部機器に送信されたりする。
【0039】図3は、図2の符号化/復号化処理部10
6−07に含まれる多値誤差拡散処理回路の構成を示す
ブロック図である。
【0040】図を参照して、多値誤差拡散処理回路は、
原画像のデータ(m値)を補正値と加算する加算器50
と、加算器50からの出力を所定のしきい値と比較する
比較器51と、加算器50の出力から比較器51の出力
を減算する減算器52と、減算器52の出力を誤差加算
マトリクスに基づき注目画素の周辺画素の誤差データと
して記憶する誤差メモリ53と、設定された画像モード
に対応した画像モード信号を出力する画像モード選択部
41と、画像モード信号の種類に応じて原画像データに
加算される重み付けマトリクスA43およびB44と、
画像モード選択部41からの信号に応じて使用される重
み付けマトリクスを切換える重み付けマトリクス切換部
42と、選択された重み付けマトリクスに掛け合わせる
重み係数を記憶する重み係数変換部45と、重み付けマ
トリクス切換部42からの出力と重み係数変換部45か
らの出力とを掛け合わせる乗算器55と、乗算器55の
出力と誤差メモリ53からの出力とを加算する加算器5
4とから構成される。加算器54からの出力が加算器5
0に入力される。
【0041】画像モード選択部41は、画像モード(た
とえば「文字モード」、「文字/写真モード」、または
「写真モード」など)に対応した画像モード信号を発生
する。画像モードは、オペレーションパネル(図示せ
ず)を通じてユーザが原画像の種類に応じて選択した
り、または原画像を予備スキャンし、画像処理を行ない
原画像の種類を自動的に検知することによって決められ
る。
【0042】画像モード選択部41からの出力は重み付
けマトリクス切換部42に入力される。重み付けマトリ
クス切換部42は、画像モード選択部41からの画像モ
ード信号をもとに誤差拡散処理部106−08へ入力さ
れる重み付けマトリクス43,44を切換える。また、
重み係数変換部45は画像モード選択部41および重み
付けマトリクス切換部42によって選択された重み付け
マトリクスに多値誤差拡散の出力多値レベル(nの値)
に応じて前もって決められた係数を掛け合わせる。
【0043】中間調画像を重視するモード(たとえば写
真モード)が選択された場合には、重み付けマトリクス
切換部42は、重み付けマトリクスA43を選択する。
一方、線画像を重視するモード(たとえば文字モード)
が選択された場合には、重み付けマトリクス切換部42
は、重み付けマトリクスB44を選択する。
【0044】重み付けマトリクスA43は、図3に示さ
れるように、一定周期のパターンを発生させるためのマ
トリクスである。このマトリクスが採用されることによ
り、多値誤差拡散画像特有の擬似輪郭(周期的な縞模
様)の発生が防止される。
【0045】重み付けマトリクスAは、−1,0,+1
のいずれかの重み係数により構成される。また、重み付
けマトリクスA43内では重み係数の総和が0となるよ
うにされており、これによりマトリクス加算後において
も画像全体の濃度は変化しない。これにより、誤差拡散
法の利点が損なわれることがなくなる。
【0046】重み付けマトリクスA43を原画像データ
に加算して処理することにより、出力される画像は網点
画像に似た画像となる。
【0047】一方、重み付けマトリクスB44は、すべ
てが0の数値から構成されている。これにより、重み付
けマトリクスB45が採用されることにより、擬似輪郭
の低減処理が実質的に行なわれない。これにより、画質
の低下を防止することができ、誤差拡散法の利点を損な
わない出力画像を得ることができる。
【0048】重み付けマトリクス切換部42によって選
択されたマトリクスは、重み係数変換部45および乗算
器55によって整数倍される。具体的には、マトリクス
に含まれる係数はおよそm/n倍される。ここに、mは
入力される画像データのデータレベル数(階調数)であ
り、nは出力画像データのデータレベル数(階調数)で
ある。
【0049】たとえば、8bit(256階調)の入力
画像データが、多値誤差拡散処理によって4bit(1
6階調)のデータに変換される場合には、重み係数は1
6(m/n=256/16)となる。
【0050】多値誤差拡散処理によってn値のレベルに
画像データを分配する場合に、重み付けのレベルがm/
nより小さすぎるとディザ表現されない領域(図14に
おける(B))がディザ表現されないまま出力され、縞
模様(擬似輪郭)が目立ったままになってしまう。
【0051】また反対に、重み付けのレベルがm/nよ
り大きすぎると、ディザの強度が強すぎることとなり、
かえって画質が劣化してしまう。そのため重み係数変換
部45は適切な設定が必要である。
【0052】図4は、重み付けマトリクスと原画像デー
タとの加算処理について説明するための図である。
【0053】座標(i,j)の入力画像データをI
(i,j)、誤差メモリに格納される誤差データをE
(i,j)とし、図4に示されるように重み付けマトリ
クスのk行1列の値をW(k,l)とすると、加算器5
4によって誤差データE(i,j)に加算される値は、
以下の式(1)で示される値となる。
【0054】 W(MOD(i,4),MOD(j,4))×(m/n) …(1) なお、式(1)においてMOD(a,b)はaをbで割
った剰余を示している。たとえば、入力画像データI
(0,0)、I(4,0)およびI(8,0)で加算さ
れる重み付けの値はW(0,0)となる。
【0055】すなわち、加算器54から出力されるデー
タは、式(2)により表わされる。 E(i,j)+W(MOD(i,4),MOD(j,4))×(m/n) …(2) 図5は、本実施の形態における効果を説明するための図
である。
【0056】図を参照して、入力される原画像データが
出力されるデータレベル(階調)1から3へ徐々に増加
するものであったと仮定する。このとき、重み付けマト
リクス切換部42により重み付けマトリクスB44が選
択されているときには、図14に示される従来の技術と
同様に、出力される多値誤差拡散画像データにはディザ
表現される領域(A)とディザ表現されない領域(B)
とが出現することになる。
【0057】しかしながら、重み付けマトリクス切換部
42により重み付けマトリクスA43が選択されること
により、図5の右側の円内で囲まれる成分が原画像デー
タに加算されることになる。これによりディザ表現され
ない領域(B)においても出力される多値誤差拡散画像
データにレベルの変動を加えることができる。
【0058】これを実際の画像出力の例として見てみる
と、重み付けマトリクスB44が採用された場合には、
図6に示されるようにディザ表現される領域(A)とデ
ィザ表現されない領域(B)とが縞模様として出現する
ことになる。これに対し、重み付けマトリクスA43が
採用されることにより、図6の(B)の領域においても
レベルの変動が発生し、出力される画像データは図7の
ように縞模様のないものとなる。
【0059】なお、本実施の形態においては重み付けマ
トリクスA43の例として、図3に示される配列のもの
を用いているため、出力される画像は網点画像に似た画
像となる。しかしながら、このようなマトリクスは1つ
の例であり、たとえば図8に示されるように万線パター
ンのようなマトリクスを重み付けマトリクスAとして採
用し、擬似輪郭の発生を防ぐようにしてもよい。また、
マトリクスのパターンを変える以外に、図9に示される
ようにマトリクスサイズを変えることとしてもよい。な
お、図9におけるマトリクスの各々が有する補正値を図
10に示されるようにW(i,j)とすると、加算器5
4により出力されるデータは式(3)に示されるものと
なる。
【0060】 E(i,j)+W(MOD(i,8),MOD(j,8))×(m/n) …(3)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおけるデジタル複
写機の構成を示す図である。
【図2】図1の画像処理回路106の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2の符号化/復号化処理部106−07に含
まれる多値誤差拡散処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】重み付けマトリクスの構成を示す図である。
【図5】図1のデジタル複写機の効果を説明するための
図である。
【図6】従来技術の問題点を説明するための図である。
【図7】本発明の効果を説明するための図である。
【図8】重み付けマトリクスAの第1の変形例を示す図
である。
【図9】重み付けマトリクスAの第2の変形例を示す図
である。
【図10】図9のマトリクスの構成を示す図である。
【図11】従来の技術における多値誤差拡散処理回路を
示すブロック図である。
【図12】図11の階調変換器32の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】図11の誤差加算マトリクス34の構成を説
明するための図である。
【図14】従来技術における問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】
41 画像モード選択部 42 重み付けマトリクス切換部 43 重み付けマトリクスA 44 重み付けマトリクスB 45 重み係数変換部 54 加算器 55 乗算器 106−08 多値誤差拡散処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像濃度に応じて得られた多値(m値)
    の画像データを多値誤差拡散処理することにより、n
    (2<n<m)値のデータを得る画像処理装置であっ
    て、 画像処理のモードを設定する設定手段と、 前記設定されたモードに応じて、前記多値の画像データ
    に加算する重み付けマトリクスを決定する決定手段とを
    備えた、画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記重み付けマトリクスには、前記nの
    値に応じたレベルが設定される、請求項1に記載の画像
    処理装置。
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