JP3440974B2 - ブロック符号化方法及びその装置 - Google Patents
ブロック符号化方法及びその装置Info
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Description
置、ファクシミリ装置、スキャニング装置、画像ファイ
リング装置、デジタルカメラ等に使用される符号化方法
に係り、詳しくは、画像ファイ鈴号複写機、ファクシミ
リ等の画像形成装置に係り、詳しくは、ブロック単位に
画像データを分割し、各ブロック内の最大値と最小値と
の間で前記ブロック内に含まれる各画素を量子化するブ
ロック符号化方法に関するものである。
機等の画像データを取り扱う装置においては、画像デー
タを記憶するためのメモリ容量を少なくしたり、データ
の転送時間を短縮したりすることを目的として、画像デ
ータを符号化してデータ量を圧縮するための符号化方法
が用いられることがあった。その符号化方法の1つに、
ブロック符号化方法(BTC:Brock Trunc
ation Coding)がある。このブロック符号
化方法は、原画像データを一定の大きさのブロックに分
割し(以下、このようにして分割されたブロックを「B
TCブロック」という。)、各画素をBTCブロック内
の最大値と最小値との間で所定の量子化ビット数にて量
子化する符号化方法である。この方法で符号化した場合
には、原画像データは、各BTCブロックごとに、最大
値、最小値、及び、該ブロック内に属する各画素の量子
化された値からなる符号となる。上述の通り、上記の最
大値及び最小値は、各ブロックごとに発生するものであ
るところ、BTCブロックのサイズが大きくなればなる
ほど、画像情報にしめるブロック数が減少するから、ビ
ット数の大きい最大値及び最小値が、符号化後の符号に
しめる割合が減る。従って、画像データの圧縮率を高め
るためには、前記ブロックサイズは、大きい方が良い。
圧縮率を向上させる別のアプローチは、各画素の量子化
ビット数自体を小さくすることである。この観点から理
想とされるのは、量子化ビット数を1ビットにすること
である。
ブロック符号化方法において、単にブロックサイズを大
きくしたり、単に量子化ビット数を1ビットにしたりす
ると、圧縮率は向上するものの、符号を復号して画像を
形成した場合に、ブロックとブロックとの境界部分に階
調差が生じ、この階調差によって該境界部分が目につい
てしまうという、いわゆるブロックノイズが発生するこ
ととなっていた。
であり、その目的とするところは、画像情報をブロック
に分割して符号化する符号化方法において、ブロックノ
イズによる画像劣化を少なくしつつ、圧縮率を向上する
符号化方法及びその装置を提供することである。
めに、請求項1乃至3のブロック符号化方法は、ブロッ
ク単位に画像データを分割し、各ブロック内の最大値と
最小値との間で前記ブロック内に含まれる各画素を量子
化するブロック符号化方法において、画素を量子化した
ときに生ずる量子化誤差を前記画素の周囲の画素に振り
分けるものである。これによれば、各画素において生ず
る量子化誤差に相当する分の画像濃度が、その全てでは
ないが、周辺画素によって順次保存されることとなり、
画素の集合としてみれば、上記画像データで構成される
原画像の濃度に近い画像濃度を再現することができ、ブ
ロック全体の階調性を向上をすることができる。この結
果、隣接するブロックのいずれもが原画像の濃度に近づ
くこととなる。よって、ブロックの大きさを従来以上に
拡大しても、ブロックノイズの発生を抑制することがで
きる。ここで、量子化誤差を順次周辺画素に振り分けて
ゆくと、ブロック内の外延近傍にある画素の量子化誤差
は、当該ブロックを越えて隣接したブロックの画素にも
振り分けられることとなる。この場合には、上記隣接ブ
ロックの画素に正の量子化誤差が加えられて、本来の上
記隣接ブロック内における本来の最大値を越えてしまっ
たり、逆に負の量子化誤差が加えられて、本来の最小値
を下回ったりする場合が生ずる。すると、上記隣接ブロ
ック内の画素の量子化を行う場合の基準となる最大値ま
たは最小値が、本来の画像データの最大値又最小値から
変化してしまい、その結果、適正な符号化が行われずブ
ロックノイズが発生してしまうことがある。そこで、請
求項1のブロック符号化方法においては、前記量子化誤
差の振り分け先がブロックを越えて生じた場合であっ
て、前記量子化誤差の振り分けの結果、前記ブロックに
隣接したブロック内の最大値又は最小値を変化させるこ
ととなるときには、変化前の最大値及び最小値を用い
て、前記隣接したブロックでの量子化を行う。また、請
求項2のブロック符号化方法においては、前記量子化誤
差の振り分け 先を、同一ブロック内にのみ行う。これに
よって、請求項1又は請求項3のブロック符号化方法に
おいては、隣接ブロックの本来的な最大値及び最小値を
変化させることがない。またここで、最大値と最小値の
間で各画素の量子化を行うが、最大値と最小値の差が大
きくても小さくても一律の量子化ビット数で量子化を行
うことになる。しかし、最大値と最小値との差が小さい
場合は、量子化ビット数を小さくしても、量子化誤差が
大きくならない。そこで、請求項3のブロック符号化方
法は、前記ブロック内の最大値と最小値との差が、予め
定められた閾値以上である場合には第1の量子化ビット
数にて画素の量子化を行い、前記閾値未満である場合に
は前記第1の量子化ビット数より小さな第2の量子化ビ
ット数にて画素の量子化を行うことを特徴とするもので
ある。これによって、請求項3のブロック符号化方法に
おいては、ブロックの最大値と最小値との差が予め定め
られた閾値より小さい場合には、量子化誤差を大きくす
ることなく、量子化ビット数を小さくすることができ
る。そして、請求項4のブロック符号化装置は、ブロッ
ク単位に画像データを分割し、各ブロック内の最大値と
最小値との間で前記ブロック内に含まれる各画素を量子
化するブロック符号化装置において、画素を量子化した
ときに生ずる量子化誤差を前記画素の周囲の画素に振り
分けるとともに、前記量子化誤差の振り分け先がブロッ
クを越えて生じた場合であって、前記量子化誤差の振り
分けの結果、前記ブロックに隣接したブロック内の最大
値又は最小値を変化させることとなるときには、変化前
の最大値及び最小値を用いて、前記隣接したブロックで
の量子化を行うことを特徴とするものである。また、請
求項5のブロック符号化装置は、ブロック単位に画像デ
ータを分割し、各ブロック内の最大値と最小値との間で
前記ブロック内に含まれる各画素を量子化するブロック
符号化装置において、画素を量子化したときに生ずる量
子化誤差を同一ブロック内についてのみ前記画素の周囲
の画素に振り分けることを特徴とすることを特徴とする
ものである。また、請求項6のブロック符号化装置は、
請求項4又は5の符号化装置におい て、請求項4又は5
のブロック符号化装置において、前記ブロック内の最大
値と最小値との差が、予め定められた閾値以上である場
合には第1の量子化ビット数にて画素の量子化を行い、
前記最大値と最小値との差が前記閾値未満である場合に
は前記第1の量子化ビット数より小さな第2の量子化ビ
ット数にて画素の量子化を行うことを特徴とするもので
ある。
るデジタル複写機(以下、「複写機」という。)に適用
した第1の実施形態について説明する。まず、複写機1
の概略構成図である図10を用いて、本実施形態にかか
る複写機の構成、動作につき説明する。本実施形態にお
ける複写機1は、大きくは、画像読み取り手段としての
スキャナ2と画像出力手段としてのプリンタ3とからな
る。上記スキャナ2は、原稿画像を光学的に読み取るた
めのものであり、原稿載置台としてのコンタクトガラス
4、露光ランプ5、反射ミラー8、結像レンズ7、及び
CCDイメージセンサ6等からなる。上記露光ランプ5
としては、ハロゲンランプが使用されるのが一般的であ
る。このスキャナ2による原稿画像の読み取りは次のよ
うにして行われる。
稿を露光ランプ5によって光照射し、原稿からの反射光
を反射ミラー8等により結像レンズ7に導く。この結像
レンズ7にて上記反射光をCCDイメージセンサ6上に
結像させる。該CCDイメージセンサ6は、上記反射光
を原稿画像に対応したデジタル電気信号に変換する。こ
のCCDイメージセン6は、フルカラーイメージセンサ
であり、与えられ光信号を、例えば、R(レッド)、G
(グリーン)及びB(ブルー)の各色に色分解し、各色
8ビット256階調のデジタル電気信号を出力する。ま
た、上記CCDイメージセンサ6は、図面に対して垂直
方向(この方向を主走査方向ともいう。)に列状に配置
されている。上記CCDイメージセンサ6の出力である
デジタル電気信号は、後述する画像処理部にて、色変換
処理等の画像処理がなされ、シアン(Cyan:以下、
Cという)、マゼンタ( Magenta:以下、Mと
いう)、イエロー(Yellow:以下、Yという)及
び黒(以下、Kという)のカラー画像データとなる。上
記カラー画像データを、次に述べるプリンタ3にて、
C、M、Y、Kのトナーにより顕像化を行い、得られた
トナー像を重ねあわせてフルカラーの画像を形成する。
としての感光体21が配置されている。該感光体21
は、有機感光体(OPC)ドラムであり、その外径は、
120mm程度である。上記感光体の周囲には、感光体
表面を一様に帯電する帯電装置11、K現像ユニット1
2、C現像ユニット13、M現像ユニット14、Y現像
ユニット16、中間転写ベルト19、及びクリーニング
装置10等が配置されている。また、上記感光体21の
上方であって、上記スキャナ2の下方には、前述したカ
ラー画像データに基づいて光ビームを発生して、一様帯
電された上記感光体21表面を光走査するレーザ光学系
9が設けられている。このレーザ光学系9は、光ビーム
を発生するレーザダイオード、該光ビームを偏向するポ
リゴンミラー等からなる。
おける画像形成動作を、K画像データに基づく場合を例
にして説明すれば次のとおりである。上記レーザ光学系
9からのK画像データに基づく光ビームにより感光体2
1表面上に形成された潜像は、これに対応するK現像ユ
ニット12によって現像され、Kトナー像となる。この
トナー像は、上記中間転写ベルト19に転写される。以
下、この感光体21から中間転写ベルト19へのトナー
像の転写をベルト転写という。以上のような、潜像の形
成、現像、及びベルト転写という一連の動作が、CMY
Kの4色について行われ、中間転写ベルト19上には4
色重ねトナー像が形成される。この4色重ねトナー像
を、給紙ユニット22から給送されてきた記録媒体、例
えば記録紙上に、転写バイアスローラ23によって一括
して転写する。
体は、搬送ベルト16によって定着装置17に搬送され
る。上記定着装置17は、加熱及び加圧によって4色重
ねのトナー像を溶融し、記録媒体上に定着する。定着が
完了した記録媒体は、排紙トレイ24上に、排出され
る。一方、感光体21の表面に残留したトナーは、クリ
ーニング装置10によって回収され、感光体21表面の
クリーニングが行われる。クリーニング後の感光体21
表面は、除電装置によって除電される。また、4色重ね
画像を中間転写ベルト19から記録媒体上に転写した後
に、上記中間転写ベルト19上に残留したトナーは、ベ
ルトクリーニング装置20によって回収され、中間転写
ベルト19表面のクリーニングが行われる。
理部30について説明する。図11は画像処理部30の
概略構成を示すブロック図である。スキャナ2からの
R、G、及びBの3色に色分解されたデジタル信号は、
ラインメモリ31を介して、シェーディング補正回路1
02に入力される。上記ラインメモリは、主として、後
述する画像データの符号化のために設けられているもの
である。上記シェーディング補正回路32は、CCDイ
メージセンサ6の各素子の特性のばらつきや露光ランプ
5の照度むら等による影響を補正するためのものであ
る。シェディング補正回路32からの出力はRGBγ補
正回路33に入力される。このRGBγ補正回路33に
よって、スキャナ2からのデジタル信号を反射率データ
から明度データに変換する。
回路34及びMTF(Modulation Tran
sfer Function)補正回路35に入力され
る。上記画像分離回路34は、原稿画像における文字部
と絵柄部との判定及び原稿画像における有彩色と無彩色
との判定を行い、その結果を出力する。この画像分離回
路34の出力は、後述するMTF補正回路35、色変換
−UCR処理回路37、変倍回路38、画像加工回路3
9、MTFフィルタ40、γ補正回路41、符号化装置
42、画像メモリ43、及び、復号装置44に入力さ
れ、各回路等における処理に利用される。
の入力系の周波数特性を補正するものであり、特に高周
波領域における周波数特性の劣化を補正する。上記MT
F補正が終了した信号は、色相判定回路36及び色変換
−UCR処理回路37に入力される。上記色相判定回路
36は、MTF補正回路35からの出力信号が、R、
G、B、C、M、又はYのいずれの色相の信号であるの
かを判定して、上記色変換−UCR処理回路37で色変
換のために使用される色変換係数を選択する。上記色変
換−UCR処理回路37は、色変換部とUCR(Und
er ColorRemoval)処理部とからなる。
該色変換部は、スキャナ等の入力系の色分解特性とプリ
ンタで使用される色剤(色トナー)の分光特性の違いを
補正して、忠実な色再現に必要なY、M及びCそれぞれ
の色材の量を計算する部分である。
が重なる部分(共通濃度部分)を、Kに置き換えるため
のUCR処理を行う。これは、C、M及びYの3色を重
ねると、理論的には黒になるはずであるが、実際は完全
な黒とならず若干グレーバランスがくずれて再現される
ことを防止するためである。
は、変倍回路38に入力される。この変倍回路38は、
画像の縦横変倍を行う回路である。変倍回路38の出力
は、画像加工回路39に入力される。この画像加工回路
39は、画像のリピート処理等の特定の画像加工を行う
回路である。この画像加工回路39からの出力は、MT
Fフィルタ40に入力される。該MTFフィルタ40
は、使用者の好みに応じて、画像の解像度を優先させる
ためのエッジ強調処理や、画像の階調性を優先させるた
めの平滑化処理等の入力された信号の周波数特性を変更
する処理を行う。
像信号としてγ補正回路41に入力される。このγ補正
回路41は、γ補正(γ変換ともいう)を行う回路であ
る。具体的には、プリンタ3の特性に応じて、画像信号
変換テーブルを用いることによって、上記入力画像信号
をプリンタ2での画像形成に供する画像データに変換す
るための回路である。
ル信号は、シェーディング補正からγ補正回路110ま
での一連の画像処理によって、画像データとなる。上記
画像データは、通常であれば、そのままプリンタ2に送
られるが、本実施形態においては、上記画像データを符
号化装置42によってデータ圧縮し、画像メモリに記憶
することが可能であり、この記憶された符号を復号装置
44で複合し、複合した画像データに基づいて、プリン
タ3における画像形成を行うことも可能である。この点
については、後に詳述する。
路の制御を行うために、ROM47、RAM46及びC
PU45が、バスライン49によって接続されている。
また、上記CPU45は、シリアルインターフェースを
介して複写機1のメイン制御部48に接続されている。
これにより、複写機1の操作部から入力され、メイン制
御部48が受け取った使用者の指示を、コマンドとし
て、CPU45に送信することができる。
したレーザ光学系9におけるレーザダイオードの発光を
制御するためのレーザ変調回路50に入力される。上記
レーザ変調回路50について図12に基づいて説明す
る。図12は、レーザ変調回路50の回路ブロック図で
ある。入力される画像データは、1画素8ビットからな
る。この画像データは、ルックアップテーブル51を使
用してガンマ変換された後、パルス幅変調回路52に入
力される。このパルス幅変調回路52は、8ビットの画
像データのうちの上位3ビットの信号に基づいてパルス
幅を決定する。このパルス幅は、3ビットの信号で表現
できる8の状態(8値)のうちから選択される。パルス
幅が決定されると、パルス幅変調回路52の後段に設け
られたパワー変調回路53によって、パワー変調、即ち
発光強度(発光量)の変調が行われる。このパワー変調
回路53によるパワー変調は、上記画像データの下位5
ビットの信号に基づいて行われ、5ビットの信号で表現
できる32の状態(32値)のなかから1つの状態が選
択される。
経た後の画像データに基づいて、レーザダイオード54
が発光する。このレーザダイオード54の発光強度を、
フォトディテクタ55によってモニターし、該フォトデ
ィテクタ55の出力をパワー変調回路53にフィードバ
ックすることによって、1画素ごとの発光強度の補正を
行う。
施形態にかかる符号化装置の構成及び動作について説明
する。図1は第1の実施形態にかかる符号化装置42の
構成ブロック図であり、図2は、第1の実施形態にかか
る符号化装置42で行われる符号化の処理動作を示すフ
ローチャートである。 (以下、余白)
号化装置42は、画像データをBTCブロックに分割す
るブロック化器101、該BTCブロック分の画像デー
タを一時的に記憶するn×mバッファ102、BTCブ
ロック中に存在する画素の最大値及び最小値を検出する
最大値・最小値検出器103、最大値及び最小値を符号
化する最大値・最小値エントロピー符号化器104、最
大値及び最小値を記憶する最大値・最小値記憶部10
5、上記最大値及び最小値に従って画素ごとの量子化を
行う量子化器106、量子化値を符号化する量子化値エ
ントロピー符号化器107、量子化のの際に生ずる量子
化誤差を記憶する量子化誤差記憶部110、量子化誤差
を拡散するために使用される拡散マトリクスを記憶する
拡散マトリクス記憶部111、量子化誤差と拡散マトリ
クスとに基づいて、各画素に拡散する(振り分ける)誤
差を演算する量子化誤差拡散部109、及び、量子化誤
差拡散部109での演算結果に基づいて各画素に量子化
誤差を加算する加算器108からなる。このうち、量子
化誤差記憶部110、拡散マトリクス記憶部111、量
子化誤差拡散部109、及び加算器108を設けている
点が、本実施形態にかかる符号化装置42特徴部であっ
て、その他の点は、従来のブロック符号化装置と同様の
構成となっている。
化装置において、図2に示すような処理動作によって、
画像データの符号化を行う。以下、図2を参照して説明
する。まず、スキャナ2から1画素8ビットで256階
調からなる画像情報を、ラインメモリ31に読み込む
(ステップ201)。この画像情報は、前述したよう
に、シェーディング補正からγ補正までの各処理が行わ
れ、画像データとして符号化装置42に入力される。こ
の画像データを符号化装置42の上記ブロック化器10
1にてn×m画素のBTCブロックに分割する(ステッ
プ202)。
したように、スキャナの主走査方向に伸びるラインを行
とし、上記主走査方向に直交する副走査方向に伸びるラ
インを列とした場合にn行×m列(n及びmは、1以上
の正の整数)からなるブロックである。従って主走査方
向に連続するm画素と、副走査方向に連続するn画素か
らなるn画素×m画素のブロックとして構成される。こ
のようなBTCブロックへの分割を行うために、上記ラ
インメモリ31は、すくなくともn行分の画像データを
記憶できることが必要である。上記BTCブロックの構
成自体については、従来のブロック符号化方法と何等変
わるところはない。図2に戻って説明を続ける。
分割された画像データは、ブロック単位で、n×mバッ
ファ102に記憶される。記憶された画像データを、最
大値・最小値検出器103にて読み出し、上記BTCブ
ロック内に存在する画素の濃度のうち最大の値(最大
値)と最小の値(最小値)とを検出し(ステップ20
3)、検出した最大値及び最小値を最大値・最小値記憶
部105に記憶するとともに、最大値・最小値エントロ
ピー符号化器104にて符号化する。一方、量子化器1
06にて上記最大値・最小値記憶部105に記憶された
最大値と最小値とに基づいて、n×mバッファ102に
記憶されているBTCブロック内に存在する各画素を、
図6にて例示したBTCブロックの図中左上の画素から
順次量子化する(ステップ204)。
で、予め定められた量子化ビット数にて行うものであ
る。例えば、量子化ビット数を2ビットとする場合に
は、最小値を00、最大値を11とし、BTCブロック
内の各画素の画像データを、いわば四捨五入のようにし
て00、01、10及び11という4段階のいずれかに
適合させる。上記量子化器106の出力である量子化値
は量子化値エントロピー符号化器107に送られ、符号
化される。また、上記量子化器106は、各画素の量子
化によって生ずる量子化誤差を、量子化と同時に、量子
化誤差記憶部110に送り記憶させる。
差記憶部110に記憶された量子化誤差を、拡散マトリ
クス記憶部111に記憶された拡散マトリクスを使用し
て、上記量子化誤差をいずれの画素にどの程度振り分け
るかを演算によって求め、その結果を加算器108に送
る。そして、この加算器によって、量子化誤差を生じた
注目画素の周囲の画素へ、上記量子化画素の振り分けが
行われる(ステップ205)。
ば、図8に例示したようなマトリクスをいう。図示の例
では、注目画素(*)を量子化することによって生じた
量子化誤差を、図に向かって、注目画素の右、下、右斜
め下にそれぞれ隣接している周囲の画素に振り分ける場
合のマトリクスを示している。図中の「0.4」、
「0.3」、「0.3」の数字は、マトリクス係数であ
って、その合計は、1.0となる。これによって、上記
右の画素には、量子化誤差×0.4の誤差、上記下の画
素には、量子化誤差×0.3の誤差、上記右斜め下の画
素には、量子化誤差×0.3の誤差がそれぞれ振り分け
られる。尚、量子化誤差の振り分け先の対象画素は、必
ずしも上述のような3つの画素でなくてもよい。振り分
け先の対象画素を変えた場合には、それに従って、上記
拡散マトリクスも変わることとなる。
の処理をBTCブロック内のすべての画素について繰り
返し行う(ステップ206)。また、上記ステップ20
3からステップ206までの処理をラインメモリに記憶
された全ての画像データに対して行う(ステップ20
7)。そして、上記ステップ201からステップ207
までの処理を画像データ全ラインについて行い(ステッ
プ208)、符号化が完了する。
施形態にかかる符号化装置の構成及び処理動作について
説明する。図3は第2の実施形態にかかる符号化装置4
2の構成ブロック図であり、図4は、第2の実施形態に
かかる符号化装置42で行われる符号化の処理動作を示
すフローチャートである。図3に示すように、第2の実
施形態にかかかる符号化装置42は、上述した第1の実
施形態にかかる符号化装置42とほぼ同様の構成を有す
るが、新たに量子化ビット配分器112を設けている点
で相違し、これに伴い、量子化器106によって行われ
る量子化の処理も、第1の実施形態と異なるものとなっ
ている。
図4に示すような処理動作によって、画像データの符号
化が行われる。以下、第1の実施形態との相違点を中心
に、図4を参照して説明する。まず、スキャナ2から1
画素8ビットで256階調からなる画像情報を、ライン
メモリ31に読み込む(ステップ401)。この画像情
報は、前述したように、シェーディング補正からγ補正
までの各処理が行われ、画像データとして符号化装置4
2に入力される。この画像データを符号化装置42の上
記ブロック化器101にてn×m画素のBTCブロック
に分割する(ステップ402)。
分割された画像データは、ブロック単位で、n×mバッ
ファ102に記憶される。記憶された画像データを、最
大値・最小値検出器103にて読み出し、上記BTCブ
ロック内に存在する画素の濃度のうち最大の値(最大
値)と最小の値(最小値)とを検出し(ステップ40
3)、検出した最大値及び最小値を最大値・最小値記憶
部105に記憶するとともに、最大値・最小値エントロ
ピー符号化器104にて符号化する。一方、量子化器1
06にて上記最大値・最小値記憶部105に記憶された
最大値と最小値とに基づいて、n×mバッファ102に
記憶されているBTCブロック内に存在する各画素を、
順次量子化する。
て最も特徴的なのは、この量子化の処理動作である。第
2の実施形態にかかる量子化器106は、量子化にあた
り、上記最大値・最小値記憶部105に記憶された最大
値と最小値との差を求め、求めた差が、予め定められた
閾値に比較して、大きいか、それとも小さいかを判定す
る。この判定の結果、上記「差」が、上記閾値以上であ
る場合には、量子化ビット数をsビットとして量子化を
行い、上記「差」が、上記閾値未満である場合には、上
記sビットよりも値の小さな量子化ビット数としてtビ
ットを選択して、このtビットによる量子化を行う(ス
テップ404、ステップ405)。
分器112に、上記閾値との関係で予め設定されている
ものであり、量子化器106は、上記「差」と閾値の判
定結果に応じて、上記量子化ビット配分器112に設定
されている「s」又は「t」を読み出すことによって、
いずれの量子化ビットで上述の量子化を行うかを決定す
る。ここで、上記閾値は、画像形成装置の特性に応じて
適宜選択することが可能である。
は量子化値エントロピー符号化器107に送られ、符号
化される。また、上記量子化器106は、各画素の量子
化によって生ずる量子化誤差を、量子化と同時に、量子
化誤差記憶部110に送り記憶させる。量子化誤差拡散
部109は、上記量子化誤差記憶部110に記憶された
量子化誤差を、拡散マトリクス記憶部111に記憶され
た拡散マトリクスを使用して、上記量子化誤差をいずれ
の画素にどの程度振り分けるかを演算によって求め、そ
の結果を加算器108に送る。そして、この加算器によ
って、量子化誤差を生じた注目画素の周囲の画素へ、上
記量子化画素の振り分けが行われる(ステップ40
6)。
の処理をBTCブロック内のすべての画素について繰り
返し行う(ステップ407)。また、上記ステップ40
3からステップ407までの処理をラインメモリに記憶
された全ての画像データに対して行う(ステップ40
8)。そして、上記ステップ401からステップ408
までの処理を画像データ全ラインについて行い(ステッ
プ209)、第2の実施形態における符号化が完了す
る。
各ブロックの最大値と最小値との差に応じて、量子化ビ
ット数を変化させているが、上記最大値及び最小値の
「差」は、結局、ブロック内の画像濃度の変化が緩慢で
あるか急峻であるかによって異なるものである。従っ
て、第2の実施形態によれば、画像の濃度変化が緩慢な
部分(例えば中間調部分)については、量子化ビット数
を減らすことによって、符号化の圧縮効率を向上させる
ことができる。
施形態にかかる符号化装置の構成及び処理動作について
説明する。図5は第3の実施形態にかかる符号化装置4
2の構成ブロック図であり、図6は、第3の実施形態に
かかる符号化装置42で行われる符号化の処理動作にお
ける特徴部を示すフローチャートである。第3の実施形
態についても、内容理解の容易のため、第1の実施形態
との比較において説明する。
る符号化装置42は、上述した第1の実施形態にかかる
符号化装置42とほぼ同様の構成を有するが、新たに周
辺ブロック用バッファ113、周辺ブロック最大値・最
小値検出器114を設けている点で相違する。そして、
かかる構成の相違を前提として、第3の実施形態におけ
る処理動作が第1の実施形態における処理動作と大きく
異なるのは、量子化誤差の拡散の仕方である。以下、こ
の第3実施形態における特徴的な処理動作につき、図6
のフローチャートを参照して説明する。
み、n×m画素のBTCブロックへの分割、n×mバッ
ファ102への記憶、並びに、上記n×mバッファ10
2に記憶されたBTCブロックの最大値及び最小値の検
出までは、上述した図2のステップ201、ステップ2
02、及びステップ203と同様である。図6のフロー
チャートには、上記ステップ203に相当する「注目ブ
ロック内の最大値及び最小値の検出」のステップ(ステ
ップ601)から記載している。ここで、「注目ブロッ
ク」とは、現在の符号化の対象となっているBTCブロ
ックを意味する。
ァ102に記憶された注目ブロック内の最大値及び最小
値の検出(ステップ601)と並行して、上記注目ブロ
ックに隣接し、量子化誤差を振り分けることとなる画素
が存在する周辺ブロック内の画素の濃度のうち最大値と
最小値とを検出する(ステップ602)。このために、
ブロック化器101からの周辺ブロックの画像データ
は、周辺ブロック用バッファに記憶される。また、上記
周辺ブロックの最大値及び最小値の検出は、周辺ブロッ
ク用最大値・最小値検出器114にて検出される。上記
注目ブロックの最大値及び最小値、並びに、上記周辺ブ
ロックの最大値及び最小値は、いずれも、最大値・最小
値記憶部105に記憶される。また、上記ステップ60
1で検出された注目ブロックの最大値及び最小値は、上
記記憶に並行してm最大値・最小値エントロピー符号化
器104にて符号化される。
クの最大値・最小値記憶部105に記憶された最大値と
最小値とに基づいて、n×mバッファ102に記憶され
ている注目ブロック内に存在する各画素を、順次量子化
する(ステップ603)。この量子化において、量子化
器106は、量子化誤差を計算し(ステップ604)、
量子化誤差記憶部604に記憶する。
量子化誤差は、第1の実施形態同様、量子化の対象とな
っている周辺画素に振り分けられるが、この際、量子化
誤差拡散部109は、量子化誤差の振り分け先の対象画
素が、同じ注目ブロック内のものであるか否かを判定す
る(ステップ605)。そして、注目ブロック内である
場合には、そのまま、第1の実施形態同様に、誤差の振
り分けを行う(ステップ606)。
振り分け先が、周辺ブロックの画素である場合には、振
り分けるべき誤差を加算した後の当該画素の濃度(P)
を、上記最大値・最小値記憶部105に記憶されている
上記周辺ブロックの最大値(max0X)及び最小値
(min0X)と比較する(ステップ607)。この結
果、上記濃度Pが、上記最小値(min0X)より大き
く、上記最大値(max0X)より小さい場合は、その
まま誤差を振り分ける(ステップ609)。一方上記濃
度Pが最大値(max0X)以上である場合は、上記濃
度Pを上記最大値(max0X)に置き換え、上記濃度
Pが、上記最小値(min0X)以下である場合には、
上記濃度Pを最小値(min0X)に置き換える(ステ
ップ608)。以上の処理によって、1画素分の符号化
が完了する(ステップ610)。この1画素分の処理を
注目ブロック内のすべての画素について繰り返し行い
(ステップ611)、1つのブロックの符号化が完了す
る。以上の処理を、スキャナ2からの全ての画像データ
について行う点は、第1の実施形態と同様である。
量子化誤差の振り分けに伴う各BTCブロックの最大値
及び最小値の変化を防止することができるという点に最
大の特徴がある。かかる点に着目した、各BTCブロッ
クの最大値及び最小値の変化を防止するための他の変形
例について、図7に基づいて説明する。図7は、上記変
形例の処理動作を示すフローチャートである。
分けを、上記注目ブロック内に限定している点に特徴が
あり、量子化誤差を周辺ブロックにまで振り分けること
をせずに、周辺ブロックの本来の最大値及び最小値を、
変化させる事態を生じさせない。具体的には、量子化誤
差拡散部109にて、誤差の振り分け先が現在量子化の
対象となっていいる注目画素と同じブロック内の画素か
否か判定し(ステップ704)、同じブロック内であれ
ば、そのまま量子化誤差の振り分けを行い(ステップ7
05)、同じブロック内でなければ、量子化誤差の振り
分けは行わない(ステップ706)。これによって、1
画素分の符号化を終了する(ステップ707)。この1
画素分の処理を注目ブロック内のすべての画素について
繰り返し行い(ステップ708)、1つのブロックの符
号化が完了する。以上の処理を、スキャナ2からの全て
の画像データについて行う点は、図6を用いて説明した
上記例と同様である。
の最大値及び最小値を検出する必要がないため、必然的
に、周辺ブロック用バッファ113及び周辺ブロック最
大値・最小値検出器114は不要となる。従って、上記
変形例の処理動作を実行するための符号化装置42は、
図1を用いて説明した第1の実施形態にかかる符号化装
置42と同様の構成となる。
装置42について説明してきた。本件にかかる複写機1
では、上述のごとき符号化装置42で符号化した後の画
像データを、画像メモリ43に記憶するようにしている
ので、符号化せずに記憶する場合に比較し、画像メモリ
43の容量を格段に減らすことができ、複写機1全体の
コストダウンを図ることを可能としている。
化された画像データが、その後、復号装置44によって
複合され、プリンタ3に送られる点は、上述したとおり
である。ここで、復号装置43は、各BTCブロックご
とに、まず、最大値と最小値を復号し、次いで量子化さ
れていた各画素についての量子化値を復号する。これに
よって、符号化前の階調からなる画像データにする。
尚、上記復号装置については、ブロック符号化によって
符号化された画像データを複合するために用いられてい
た従来の復号装置と何等変わるところはないので、その
詳細説明は、省略する。
実施形態について説明してきたが、本発明は、これに限
らず、ファクシミリ装置や画像ファイリング装置などに
広く適用できるものである。特に、ファクシミリ装置に
本発明を適用した場合は、圧縮率の向上により、転送時
間の短縮化を図ることができるという、画像メモリ等の
記憶容量の低減以外の効果も生ずる。
は請求項4乃至6のブロック符号化装置によれば、ブロ
ックの大きさを従来以上に拡大しても、ブロックノイズ
の発生を抑制することができるので、画像劣化を防止し
つつ、圧縮率を向上することが可能となる。特に、請求
項1若しくは請求項2のブロック符号化方法又は請求項
3若しくは請求項4のブロック符号化装置によれば、量
子化の基準となる最大値及び最小値を変化させることが
ないので、上記最大値又は最小値の変化によって生ずる
ブロックノイズを防止することが可能となるという優れ
た効果を有する。また、特に、請求項3のブロック符号
化方法又は請求項6のブック符号化装置によれば、量子
化誤差を大きくすることなく、量子化ビット数を小さく
することができるので、画像の劣化を防止しつつ、請求
項1のブロック符号化方法に比較し、より圧縮率を向上
させることが可能となる。
て、特性の異なる複数の符号化器を適宜切り換えて、ブ
ロック符号化を行うものが知られている(特開平5−5
6282号)。また、原画像の各画素ごとの量子化誤差
が存在しないブロックに対しては、1ビットの符号を割
り当てるようにしたものが知られている(特開平2−2
14263号)。しかし、これらには、量子化誤差を周
辺画素に振り分ける点については、何等開示されていな
い。さらに、いずれも、符号化アルゴリズムが複雑であ
り、ソフトウェア及びハードウエアへかなりの負担をか
けることが予想される。
ック図。
符号化の処理動作を示すフローチャート。
ック図。
符号化の処理動作を示すフローチャート。
ック図。
符号化の処理動作における特徴部を示すフローチャー
ト。
するための変形例の処理動作を示すフローチャート。
Claims (6)
- 【請求項1】ブロック単位に画像データを分割し、各ブ
ロック内の最大値と最小値との間で前記ブロック内に含
まれる各画素を量子化するブロック符号化方法におい
て、 画素を量子化したときに生ずる量子化誤差を前記画素の
周囲の画素に振り分けるとともに、前記量子化誤差の振
り分け先がブロックを越えて生じた場合であって、前記
量子化誤差の振り分けの結果、前記ブロックに隣接した
ブロック内の最大値又は最小値を変化させることとなる
ときには、変化前の最大値及び最小値を用いて、前記隣
接したブロックでの量子化を行うことを特徴とするブロ
ック符号化方法。 - 【請求項2】ブロック単位に画像データを分割し、各ブ
ロック内の最大値と最小値との間で前記ブロック内に含
まれる各画素を量子化するブロック符号化方法におい
て、 画素を量子化したときに生ずる量子化誤差を同一ブロッ
ク内についてのみ前記画素の周囲の画素に振り分けるこ
とを特徴とするブロック符号化方法。 - 【請求項3】請求項1又は2のブロック符号化方法にお
いて、 前記ブロック内の最大値と最小値との差が、予め定めら
れた閾値以上である場合には第1の量子化ビット数にて
画素の量子化を行い、前記最大値と最小値との差が前記
閾値未満である場合には前記第1の量子化ビット数より
小さな第2の量子化ビット数にて画素の量子化を行うこ
とを特徴とするブロック符号化方法。 - 【請求項4】ブロック単位に画像データを分割し、各ブ
ロック内の最大値と最小値との間で前記ブロック内に含
まれる各画素を量子化するブロック符号化装置におい
て、 画素を量子化したときに生ずる量子化誤差を前記画素の
周囲の画素に振り分けるとともに、前記量子化誤差の振
り分け先がブロックを越えて生じた場合であって、前記
量子化誤差の振り分けの結果、前記ブロックに隣接した
ブロック内の最大値又は最小値を変化させることとなる
ときには、変化前の最大値及び最小値を用いて、前記隣
接したブロックでの量子化を行うことを特徴とするブロ
ック符号 化装置。 - 【請求項5】ブロック単位に画像データを分割し、各ブ
ロック内の最大値と最小値との間で前記ブロック内に含
まれる各画素を量子化するブロック符号化装置におい
て、 画素を量子化したときに生ずる量子化誤差を同一ブロッ
ク内についてのみ前記画素の周囲の画素に振り分けるこ
とを特徴とするブロック符号化装置。 - 【請求項6】請求項4又は5のブロック符号化装置にお
いて、 前記ブロック内の最大値と最小値との差が、予め定めら
れた閾値以上である場合には第1の量子化ビット数にて
画素の量子化を行い、前記最大値と最小値との差が前記
閾値未満である場合には前記第1の量子化ビット数より
小さな第2の量子化ビット数にて画素の量子化を行うこ
とを特徴とするブロック符号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22770796A JP3440974B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ブロック符号化方法及びその装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22770796A JP3440974B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ブロック符号化方法及びその装置 |
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---|---|
JPH1056573A JPH1056573A (ja) | 1998-02-24 |
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Family Applications (1)
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JP22770796A Expired - Fee Related JP3440974B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ブロック符号化方法及びその装置 |
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---|---|---|---|---|
JP6794858B2 (ja) * | 2017-02-06 | 2020-12-02 | コニカミノルタ株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
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- 1996-08-09 JP JP22770796A patent/JP3440974B2/ja not_active Expired - Fee Related
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