JPS61288571A - 中間調デジタル画像処理装置 - Google Patents

中間調デジタル画像処理装置

Info

Publication number
JPS61288571A
JPS61288571A JP60129620A JP12962085A JPS61288571A JP S61288571 A JPS61288571 A JP S61288571A JP 60129620 A JP60129620 A JP 60129620A JP 12962085 A JP12962085 A JP 12962085A JP S61288571 A JPS61288571 A JP S61288571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
processing
circuit
gradation
halftone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60129620A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Murai
村井 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP60129620A priority Critical patent/JPS61288571A/ja
Publication of JPS61288571A publication Critical patent/JPS61288571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は中間調デジタル画像処理装置に関し、特に面積
階調法により中間調の表現を行なう装置における文字、
線画等の情報の解像度の改善に関する。
[従来の技術] ドツトマトリクス方式で画像を記録する場合、通常の記
録装置では、各々のドツトの濃度レベルを最大でも4段
階程度にしか調整できない。しかし、例えばデジタルカ
ラー複写機においては、一般にイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、ブラック(B K)等の記録
の各基本色毎に64段階の階調表現が要求されている。
このような多階調表現を行なう場合、従来より、複数ド
ツト(例えば8X8)で構成される比較的大きなドツト
領域を階調処理領域の単位とし、各ドツト領域毎に記録
ドツトの数と非記録ドツトの数を調整して各階調処理領
域の濃度レベルを表現している。この種の中間調表現法
は2面積階調法と呼ばれている。
ところが、例えば8X8のドツト領域を階調処理の単位
にすると、1ドツトを階調処理の単位にする場合の1/
8に記録解像度が低下する。例えば写真のような画像に
おいては、解像度が低くても中間調、即ち各画素の濃度
が正確に表現されていれば記録品質としては高い評価が
得られる。しかし、線画や文字の場合には解像度の低下
は、直ちに記録品質の低下につながる。
一般に、線画や文字を含む画像では、黒/白のように、
階調表現が不要な場合が多い。そこで、扱う画像の内容
に応じて1画情報処理を二値処理と階調処理のいずれか
に切換えることが提案されている。しかしながら1例え
ば多色カラー画像を扱う場合などは、各々の色を再現す
るために1文字や線画の各画素情報は中間調データとし
て扱う必要がある。また、白/黒記録においても、灰色
のような中間調で文字や線画を表現したい場合がある。
[J?!明の目的] 本発明は、面積階調法を用いて階調表現を行なう場合の
画像の解像度を向上するとともに階調誤差を小さくする
ことを目的とする。
[発明の構成] 上記目的を達成するため、本発明においては。
複数画素で構成される階調処理の単位領域毎の解像度を
改善する。また、互いに処理内容の異なる複数の中間調
処理手段を設けて、それらが出力するデータの中で最も
階調誤差の小さいものを選択して出力する。
面積階調法による階調表現は、濃度パターン法とディザ
法の2種に大別できる。濃度パターン法では、所定の処
理領域(例えば8×8)内の平均濃度を求め、その結果
を、予め処理領域内の画素毎にしきい値を定めたしきい
値テーブルの各位と比較し、その結果により「1」又は
「0」の二値データを各画素毎に生成する。
ディザ法では、各画素の入力データを、直接、しきい値
テーブルの対応する位置のものと一対一で比較し、その
結果により「1」又は「0」の二値データを生成する。
しきい値は、8×8のマトリクステーブルの場合、一般
に0,1,2,4.  ・・62及び63の64種のし
きい値が64個の画素位置に配列されるが、そのしきい
値の配列順序、即ちパターン種別は、大別すると組織的
パターンとランダムパターンの二種になる。第10c図
に示すのが、ランダムパターンを代表するもので、ベイ
ヤー(BAT/ER)型と呼ばれている。第10e図に
示すのが、組織的パターンを代表するもので、一般にう
ず巻型と呼ばれている。
ここで、1つの例をあげて説明する。第10a図は、8
X8の画素領域に対応するある原画像を示している。こ
れにおいて、ハツチングを施した部分は濃度44であり
、それ以外の部分は濃度が14である。つまり、斜め方
向のエツジを境にして濃度が急激に変化する部分を示し
ている。第1Ob図は、第10a図の画像から読取られ
た各画素毎の濃度データを示している。
第10d図は、第10b図の濃度データを、第10C図
に示すランダムパターンを用いてディザ法により処理し
た結果を示し、第10f図は同じ濃度データを第10e
図の組織的パターンを用いてディザ法により処理した結
果を示し、第tog図は第10e図の組織的パターンを
用いて濃度パターン法で処理した結果を示している。ハ
ツチングを施した画素がデータ「1」 (記録画素)を
示し。
それ以外の画素はデータ「0」 (非記録画素)を示し
ている。
各処理の結果を対比すると、平均濃度、即ちNmに関し
ては、入力データ(第10b図)の31.5に対して、
第10d図が33、第10f図が32゜第10g図が3
1であるから、しきい値の配列パターンとしてはランダ
ムパターンよりも組織的パターンが優れていることが分
かる。次に、8×8マトリクス内の「1」及び「0」の
配列に着目すると、第10d図では原データのエツジを
境にしてrlJ及び「0」の分布が片寄っているのが分
かる。つまり、8×8マトリクス内の濃度以外の情報、
即ち原データの隣邦の情報が出力データに原形されてい
る。しかし、第10f図及び第10g図においては、い
ずれもしきい値テーブルのしきい値配列形状に従って、
「l」が中央に分布しており、原データの隣邦の情報は
出力データにほとんど現われていないことが分かる。つ
まり、解像度に関しては組織的パターンよりもランダム
パターンが優れていることが分かる。
従って、解像度が重要な画像に対してはランダムパター
ンを利用し、階調性が重要な画像に対しては組織的パタ
ーンを利用する、というように複数種のパターンを使い
分けることにより、解像度と階調性の両者の要求を満た
すことができる。解像度が重要な画像には1例えば第1
0a図に示すようなエツジの情報が含まれるから、この
画像エツジの有無に応じてパターンの種別を切換えれば
、自動的に好ましいパターン種別を選択することができ
る。
前述のように、ランダムパターンを利用する場合でも、
一般に原データと出力データとの階調差はさほど大きく
ないから、例えば中間調として文字情報が入力された場
合でも、その階調が大きく変化することはない。つまり
、例えば多色カラーの文字情報であっても、その色を正
確に記録でき、しかも解像度が高いので記録される文字
の識別は容易である。
ところで、文字や線画の識別においては、その情報のエ
ツジ領域が重要な役割りを果たす。つまり、エツジ領域
の情報の消失を防止すれば、実質的に解像度を改善でき
る。例えば、第108@の画像に対しては、まず、第1
1a図のように、エツジ領域の両端の画素に「1」及び
「0」を配置し、そして残りの画素位置に対して、エツ
ジの下側に19個の「1」を配置し、エツジの上側に5
個のrlJを記録すれば、画像全体の平均濃度が原デー
タと等しい32になり、エツジ両端の各領域の平均濃度
も原データに近くなる。
エツジ領域は、空間フィルタによって抽出できる。
例えば、互いに隣り合う3X3画素の局所領域を想定し
、その各画素位置A、B、C,D、E、F。
G、H及び工に第12図の各パターンに示すような重み
付けを行ない、これら9画素に対応する各濃度データの
重み付はデータの総和を出力することは、フィルタの機
能と等価である。この種の空間フィルタは、各画素の重
み付けに応じて特性が定まる。第12図に示すフィルタ
のパターンFA。
PB、PC,FD及びPEはエツジ抽出フィルタとして
機能し、他のパターンPF、PG、PH。
PI及びPJはエツジ強調フィルタとして機能する。
第11b図は、第tob図に示すデータをパターンP[
)のエツジ抽出フィルタを用いて処理した結果を示し、
第1id図は第10b図に示すデータをパターンPIの
エツジ強調フィルタを用いて処理した結果を示している
。但し、ここでは第1゜b図の8×8画素の端部のデー
タを処理するために、端部のデータの外側の濃度は端部
のデータと同−であるとして結果を求めである。また、
第11d図においては処理結果が負のものは0に、処理
結果が64以上のものは63に、それぞれ置き換えであ
る。
第11c図に、第11b図のデータを固定しきい値32
で二値化した結果を示す。第11c図を参照すると、画
像のエツジの情報が抽出されているのが分かる。但し、
第11c図における平均濃度(ハツチングを施こした画
素の数)は9であるから、原データの32とかけ離れて
おり、このままでは階調性の点で利用不可能である。
そこで、ランダムパターンのしきい値テーブルを用いて
ディザ処理した結果(第10d図)と第11c図の結果
との論理和を演算すると、第11g図のようになる。こ
れによれば、平均階調の誤差が改善され、エツジの情報
が処理結果に確実に反影されている。
第1ie図に、第1id図のデータを第10e図のしき
い値テーブル(ランダムパターン)でディザ処理し二値
化したデータを示し、第11f図に、第1id図のデー
タを第10e図のしきい値テーブル(組織的パターン)
でディザ処理し二値化したデータを示す。第Lie図及
び第11f図を参照すると、8×8マトリクス内の「1
」及び「0」の分布に原データ(第tob図)の濃度分
布の情報が比較的大きく反影されているのが分かる。つ
まり、エツジ強調処理によって、単位階調処理領域(8
×8画素)での解像度が向上している。しかし、平均濃
度、即ち階調性を比較すると第11e図が32、第11
f図が25であるから、しきい値テーブルとしては、や
はりランダムパターンを採用するのが好ましい。
第11h図に、しきい値テーブルのマトリクスサイズが
前記のものと異なるパターンを示す。これにおいては、
4×4をテーブルの大きさにし、16個の各画素領域に
16種のしきい値をランダムパターンで配置しである。
なお、第tth図では。
8×8画素領域に対応させるため、4個のしきい値テー
ブルを連続的に配置して示しである。
第11h図のしきい値テーブルを用いて、第10b図の
データをディザ処理した結果と、第11c図の内容との
論理和を演算した結果を、第11i図に示す。これによ
れば、処理結果に原データのエツジ情報が十分原形され
ており、しかも8×8画素内の平均濃度が33で、階調
性が優れていることが分かる。
上記の結果は1つの原データのみに当てはめて考えたも
のであるから、処理すべき原データが上記の例と異なる
条件においては、上記と異なる結果が得られる。つまり
、上記処理例のいずれが最も優れているかは、その時の
条件に応じて変化する。
そこで、使用するしきい値テーブルのしきい値配列、し
きい値テーブルの大きさ、使用するエツジ強調フィルタ
の特性等々を互いに異なる状態に設定した複数の中間調
処理手段を設け、各々の処理結果を入力データの階調と
比較して最も階調誤差の小さいデータを選択的に出力す
れば、その時の条件に応じて最も階調性の優れたデータ
を得ることができる。使用するしきい値テーブルのしき
い値配列パターンがランダムであれば、高い解像度が得
られる。
[実施例コ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図に1本発明を実施する一形式のデジタルカラー複
写機の機構部の構成要素を示し、第2図に電装部の構成
概要を示す。
まず第1図を参照すると、原稿1はプラテン(コンタク
トガラス)2の上に置かれ、[稿照明用蛍光灯31+3
2により照明され、その反射光が移動可能な第1ミラー
41.第2ミラー42および第3ミラー4Jで反射され
、結像レンズ5を経て、ダイクロイックプリズム6に入
り、ここで3つの波長の光、レッド(R)、グリーン(
G)およびブルー(B)に分光される。分光された光は
固体撮像素子であるC CD 7 r * 7 gおよ
び7bにそれ−ぞれ入射する。すなわち、レッド光はC
CD7rに、グリーン光はCOD7gに、またブルー光
はC0D7bに入射する。
蛍光灯31+32と第1ミラー41が第1キャリッジ8
に搭載され、第2ミラー42と第3ミラー43が第2キ
ヤリツジ9に搭載され、第2キヤリツジ9が第1キヤリ
ツジ8の172の速度で移動することによって、原稿1
からC(、Dまでの光路長が一定に保たれ1M画像読み
取り時には第1および第2キヤリツジが右から左へ走査
される。キャリッジ駆動モータ10の軸に固着されたキ
ャリッジ駆動プーリ11に巻き付けられたキャリッジ駆
動ワイヤ12に第1キヤリツジ8が結合され、第2キヤ
リツジ9上の図示しない動滑車にワイヤ12が巻き付け
られている。これにより、モータ10の正、逆転により
、第1キヤリツジ8と第2キヤリツジが往動(原画像読
み取り走査)、復動(リターン)し、第2キヤリツジ9
が第1キヤリツジ8の172の速度で移動する。
第1キヤリツジ8が第1図に示すホームポジションにあ
るとき、第1キヤリツジ8が反射形のフォトセンサであ
るホームポジションセンサ39で検出される。この検出
態様を第3図に示す。第1キヤリツジ8が露光走査で右
方に駆動されてホームポジションから外れると、センサ
39は非受光(キャリッジ非検出)となり、第1キヤリ
ツジ8がリターンでホームポジションに戻ると、センサ
39は受光(キャリッジ検出)となり、非受光から受光
に変わったときにキャリッジ8が停止される。
ここで第2図を参照すると、 COD 7 r * 7
 g *7bの出力は、アナログ/デジタル変換されて
画像処理ユニット100で必要な処理を施こされて、記
録色情報であるブラック(BK)lイエロー(Y)、マ
ゼンダ(M)およびシアン(C)それぞれの記録付勢用
の2値化信号に変換される。2値化信号のそれぞれは、
レーザドライバ112bk。
112y、 112mおよび112cに入力され、各レ
ーザドライバが半導体レーザ113bk、 113y、
 113mおよび113cを付勢することにより、記録
色信号(2値化信号)で変調されたレーザ光を出射する
再度第1図を参照する。出射されたレーザ光は。
それぞれ、回転多面鏡13bk、  13y、  13
+wおよび13eで反射され、f−θレンズ14bk、
 14y。
14mおよび14cを経て、第4ミラー15bk。
15y、15mおよび15cと第5ミラー16bk。
16y、15mおよび16cで反射され、多面鏡面倒れ
補正シリンドリカルレンズ17bk、  17y+17
mおよび17cを経て、感光体ドラム18bk。
18y、18I11および18cに結像照射する。
回転多面鏡13bk、  l 3y+  13mおよび
13eは、多面鏡駆動モータ4 lbk、 41y、 
41mおよび41cの回転軸に固着されており、各モー
タは一定速度で回転し多面鏡を一定速度で回転駆動する
多面鏡の回転により、前述のレーザ光は、感光体ドラム
の回転方向(時計方向)と垂直な方向、すなわちドラム
軸に沿う方向に走査される。
シアン色記録装置のレーザ走査系を詳細に第4図に示す
。43cが半導体レーザである。感光体ドラム18cの
軸に沿う方向のレーザ走査(2点鎖線)の一端部におい
てレーザ光を受光する関係に光電変換素子でなるセンサ
44cが配設されており、このセンサ44cがレーザ光
を検出し検出から非検出に変化した時点をもって1ライ
ン走査の始点を検出している。すなわちセンサ44cの
レーザ光検出信号(パルス)がレーザ走査のライン同期
パルスとして処理される。マゼンダ記録装置。
イエロー記録装置およびブラック記録装置の構成も第4
図に示すシアン記録装置の構成と全く同じである。
また第1図を参照すると、感光体ドラムの表面は、図示
しない負電圧の高圧発生装置に接続されたチャージスコ
ロトロン19bk、  19y、  19mおよび19
cにより一様に帯電させられる。記録信号によって変調
されたレーザ光が一様に帯電された感光体表面に照射さ
れると、光導電現象で感光体表面の電荷がドラム本体の
機器アースに流れて消滅する。ここで、原稿濃度の濃い
部分はレーザを点灯させないようにし、原稿濃度の淡い
部分はレーザを点灯させる。これにより感光体ドラム1
8bk、  18y、  18+nおよび18cの表面
の、原稿濃度の濃い部分に対応する部分は一800vの
電位に、原稿濃度の淡い部分に対応する部分は一100
V程度になり、原稿の濃淡に対応して、静電潜像が形成
される。この静電潜像をそれぞれ、ブラック現像・ユニ
ット20bk、イエロー現像ユニット20y、マゼンタ
現像ユニット20mおよびシアン現像ユニット20cに
よって現像し、感光体ドラム18bk+  18y、1
8mおよび18cの表面にそれぞれブラック、イエロー
、マゼンタおよびシアントナー画像を形成する。
尚、現像ユニット内のトナーは攪拌により正に帯電され
、現像ユニットは、図示しない現像バイアス発生器によ
り一200v程度にバイアスされ、感光体の表面電位が
現像バイアス以上の場所に付着し、原稿に対応したトナ
ー像が形成される。
一方、転写紙カセット22に収納された記録紙267が
送り出しローラ23の給紙動作により繰り出されて、レ
ジストローラ24で、所定のタイミングで転写ベルト2
5に送られる。転写ベルト25に載せられた記録紙は、
転写ベルト25の移動により、感光体ドラム18bk、
  18y、  18mおよび18cの下部を順次に通
過し、各感光体ドラム18bk、 18y、 18mお
よび18cを通過する間、転写ベルトの下部で転写用コ
ロトロンの作用により、ブラック、イエロー、マゼンタ
およびシアンの各トナー像が蛇録紙上に順次転写される
転写された記録紙は次に熱定着ユニット36に送られそ
こでトナーが記録紙に固着され、記録紙はトレイ37に
排出される。
一方、転写後の感光体面の残留トナーは、クリーナユニ
ット2 lbk、 21y、 21mおよび21cで除
去される。
ブラックトナーを収集するクリーナユニット21bkと
ブラックlnユニット20bkはトナー回収パイプ42
で結ばれ、クリーナユニット21bkで収集したブラッ
クトナーを現像ユニット20bkに回収するようにして
いる。尚、感光体ドラム18yには転写時に記録紙より
ブラックトナーが逆転写するなどにより、クリーナユニ
ット21y。
21mおよび21cで集取したイエロー、マゼンダおよ
びシアントナーには、それらのユニットの前段の異色現
像器のトナーが入り混っているので。
再使用のための回収はしない。
第5図にトナー回収パイプ42の内部を示す。
トナー回収パイプ42の内部には、トナー回収オーガ4
3が入っている。オーガ43はコイルスプリングで形成
され、チャネル形に曲げられたトナー回収パイプ42の
内側で自由に回転可能である。
オーガ43は図示しない駆動手段により、一方向に回転
駆動され、オーガ43の螺旋ポンプ作用によりユニット
21bkに収集されているトナーが現像ユニット20b
kに送られる。
記録紙を感光体ドラム18bkから18cの方向に送る
転写ベルト25は、アイドルローラ26゜駆動ローラ2
7.アイドルローラ28およびアイドルローラ30に張
架されており、駆動ローラ27で反時計方向に回転駆動
される。駆動ローラ27は、軸32に枢着されたレバー
31の左端に枢着されている。レバー31の右端には図
示しない黒モード設定ソレノイドのプランジャ35が枢
着されている。プランジャ35と軸32の間に圧縮コイ
ルスプリング34が配設されており、このスプリング3
4がレバー31に時計方向の回転力を与えている。
黒モード設定ソレノイドが非通電(カラーモード)であ
ると、第1図に示すように、記録紙を載せる転写ベルト
25は感光体ドラム44bk、 44y。
44mおよび44cに接触している。この状態で転写ベ
ルト25に記録紙を載せて全ドラムにトナー像を形成す
ると記録紙の移動に伴って記録紙上に多像のトナ像が転
写する(カラーモード)。黒モード設定ソレノイドが通
電される(黒モード)と、圧縮コイルスプリング34の
反発力に抗してレバー31が反時計方向に回転し、駆動
ローラが5mm降下し、転写ベルト25は、感光体ドラ
ム44y。
44mおよび44cより離れ、感光体ドラム44bkに
は接触したままとなる。この状態では、転写ベルト25
上の記録紙は感光体ドラム44bkに接触するのみであ
るので、記録紙にはブラックトナー像のみが転写される
(黒モード)。記録紙は感光体ドラム44y、44mお
よび44cに接触しないので、記録紙には感光体ドラム
44y、44mおよび44cの付着トナー(残留トナー
)が付かず、イエロー、マゼンタ、シアン等の汚れが全
く現われない。すなわち黒モードでの複写では、通常の
単色黒複写機と同様なコピーが得られる。
コンソールボード300には、コピースタートスイッチ
、カラーモード/黒モード指定スイッチ302(電源投
入直後はスイッチキーは消灯でカラーモード設定;第1
回のスイッチ閉でスイッチキーが点灯し黒モード設定と
なり黒モード設定ソレノイドが通電される;第2回のス
イッチ閉でスイッチキーが消灯しカラーモード設定退な
り黒モード設定ソレノイドが非通電とされる)ならびに
その他の入力キースイッチ、キャラクタディスプレイお
よび表示灯等が備わっている。
次に第6図に示すタイムチャートを参照して、複写機構
主要部の動作タイミングを説明する。第6図は2枚の同
一フルカラーコピーを作成するときのものである。第1
キヤリツジ8の露光走査の開始とほぼ同じタイミングで
レーザ43bkの、記録信号に基づいた変調付勢が開始
され、レーザ43y、43mおよび43cはそれぞれ、
感光体ドラム44bkから44y、44■および44c
の距離分の、転写ベルト25の移動時間Ty、T■およ
びTcだけ遅れて変調付勢が開始される。転写用コロト
ロン29bk、 29y* 29■および29cはそれ
ぞれ、レーザ43bk、 43y、 43g+および4
3cの変調付勢開始から所定時間(感光体ドラム上の、
レーザ照射位置の部位が転写用コロトロンまで達する時
間)の遅れの後に付勢される: 第2図を参照する0画像処理ユニット100は、CCD
 7 r 、 7 gおよび7bで読み取った3色の画
像信号を、記録に必要なブラック(BK)、イエロー(
Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の各記録信号
に変換する。BK記録信号はそのままレーザドライバ1
12bkに与えるが、Y、MおよびC記録信号は、それ
ぞれそれらの元になる各記録色階調データをバッファメ
モリ108y、108mおよび108cに保持した後、
第6図に示す遅れ時間Ty。
T11およびTcの後に読み出して記録信号に変換する
という時間遅れの後に、レーザドライバ112y。
112mおよび112cに与える。なお、画像処理二ニ
ット100には複写機モードで上述のようにC0D7r
、7gおよび7bから3色信号が与えられるが。
グラフィックスモードでは、複写機外部から3色信号が
外部インターフェイス117を通して与えられる。
画像処理ユニット100のシェーディング補正回路10
1は、CCD7r、7gおよび7bの出力信号を8ビツ
トにA/D変換した色階調データに。
光学的な照度むら、CCD7r+ 7gおよび7bの内
部単位素子の感度ばらつき等に対する補正を施こして読
み取り色階調データを作成する。
マルチプレクサ102は、補正回路101の出力階調デ
ータと、インターフェイス回路117の出力階調データ
の一方を選択的に出力するマルチプレクサである。
マルチプレクサ102の出力(色階調データ)を受ける
γ補正回路103は階調性(入力階調データ)を感光体
の特性に合せて変更する他に、コンソール300の操作
ボタンにより任意に階調性を変更し更に入力8ビツトデ
ータを出力6ビツトデータ番;変更する。出力が6ビツ
トであるので、64階調の1つを示すデータを出力する
ことになる。γ補正回路103から出力されるレッド(
R)、グリーン(G)およびブルー(B)それぞれの階
調を示すそれぞれ6ビツトの3色階調データは補色生成
回路104に与えられる。
補色生成は色読み取り信号それぞれの記録色信号への名
称の読み替えであり、レッド(R)階調データがシアン
(C)階調データと、グリーン(G)階調データがマゼ
ンタ(M)階調データと、またブルー階調データ(B)
がイエロー階調データ(Y)と変換(読み替え)される
補色生成回路104から出力されるY、M、Cの各デー
タは、マスキング処理回路106に与えられる。
次にマスキング処理およびUCR処理を説明する。マス
キング処理の演算式は一般に。
Yi、 Mi、 Ci :マスキング前データ。
Yg 、M□ 、Cg :マスキング後データ。
また、UCR処理も一般式としては、 で表わせる。
従って、この実施例ではこれらの式を用いて両方の係数
の積を用いて。
を演算して新しい係数を求めている。マスキング処理と
UCR・黒発生処理の間者を同時に行なう上記演算式の
係数Ca5t”等)は予め計算して上記演算式に代入し
て、マスキング処理回路106の予定された入力Yi、
MiおよびCi(各6ビツト)に対応付けた演算値(Y
o’等: UCR処理回路107の出力となるもの)を
予めROMにメモリしている。したがって、この実施例
では、マスキング処理回路106とUCR処理・黒発生
回路は1組のROMで構成されており、マスキング処理
回路106への入力Y、MおよびCで特定されるアドレ
スのデータがUCR処理・黒発生回路107の出力とし
てバッファメモリ108y、 108m、 108cお
よび階調処理回路109に与えられる。なお、一般的に
言って、マスキング処理回路106は記録像形成用トナ
ーの分光反射波長の特性に合わせてY。
M、C信号を補正するものであり、UCR処理回路は各
色トナーの重ね合せにおける色バランス用の補正を行な
うものである。UCR処理・黒発生回路107を通ると
、入力されるY、M、Cの3色のデータの合成により黒
成分のデータBKが生成され、出力のY、M、Cの各色
成分のデータは、黒成分を差し引いた値に補正される。
次に画像処理ユニット100のバッファメモリ108y
、108mおよび108cを説明する。これらは単に感
光体ドラム間距離に対応するタイムディレィを発生させ
るものである。各メモリの書き込みタイミングは同時で
あるが、読み出しタイミングは第6図を参照すると、メ
モリ108yはレーザ43yの変調付勢タイミングに合
せて、メモリ10g+aはレーザ43肩の変調付勢タイ
ミングに合せて、またメモリ108eはレーザ43cの
変調付勢タイミングに合せて行なわれ、それぞれに異な
る。各メモリの容量はA3を最大サイズとするときで、
メモリ108yで最少限A3原稿の最大所要量の24%
、メモリ108mで48%、またメモリ108cで72
%程度であればよい0例えば、CODの読み取り画素密
度を400dpi (ドツトパーインチ: 15.75
ドツト/am)とすると、メモリ108yは約87にバ
イトの、メモリ108+sは約174にバイトの、また
、メモリ108cは約261にバイトの容量であればよ
いことになる。この実施例では、64階調、6ビツトデ
ータを扱うので、メモリ108y、108+sおよび1
08cの容量はそれぞれ87に、174におよび261
にバイトとしている。メモリアドレスとしては、バイト
単位(8ビツト)より6ビツト単位としてメモリアドレ
スを計算すると、メモリ108y :116KX6ビツ
ト、メモリ108m : 232K X 6ビツトおよ
びメモリ108c : 348K X 6ビツトとなる
一番容量が大きいメモリ108cの構成を第9図に示す
。なお、他のメモリ108yおよび108mも同様な構
成である。しかしメモリ容量は少ない。
第9図を参照してメモリ構成の概要を説明すると、入力
データメモリとして64K X 1ビツトのメモリを3
6個使用して384K X 6ビツトの構成としている
第9図に示すDRAM1〜6がこれである。
UCR処理の終了したデータは、ファーストイン/ファ
ーストアウト(FiFo)のメモリであるFiF。
RAMI、2に書込む。これはUCR処理の出力データ
の出力タイミングとメモリDRAM1〜6との書込タイ
ミングのずれの修正用のもので、はぼ1ライン分のバッ
ファとなっているs FxF。
RAMI、2に書込まれたデータは、カウンタ1によっ
てO番地から順次決定されるアドレスのDRAM1〜6
に書込まれる。次にカウンタlのアドレスが1番地加算
され次のデータが書込まれる。この様にしてデータは順
次DRAM1〜6に書込まれ、384Kに達するとリセ
ットされまたO番地より書込まれる。書込み開始からカ
ウンタ1が384−にアドレスを進めるとDRAM1〜
6からデータがFiFORA M 1 # 2に書込み
開始(DRAM1〜6よりの読み出し)される、開始時
カウンタ2はリセットされ0番地のデータがまずFiF
RAMI、2に書込まれ、カウンタ2が1番地となり書
込同様順次読み出されて行く。このカウンタ2も384
Kに達するとリセットされ0番地より書込まれる* F
iFoRAM l 、 2に書込まれたデータは階調処
理回路109に、レーザドライバ112Cからの同期信
号に基づいて出力される。データセレクタ1はカウンタ
1又はカウンタ2のアドレス(カウントデータ)選択を
するものであり、DRAM1〜6に対しデータ書込の時
はカウンタ1のアドレスデータが、またデータ読み出し
のときはカウンタ2のアドレスデータが出力される。デ
ータセレクタ2は、64KXlビツトのDRAM1〜6
のアドレスが上位8ビツト下位8ビットのマトリックス
で決定されるため、16ビツトアドレスの上位/下位選
択のために用いている。またデコーダは、384にアド
レスに対し64に毎に6ブロツクのD RAM1〜6を
選択する為のアドレスデコーダである。
次に画像処理ユニット100の階調処理回路109を説
明する。この回路109は、Y、MおよびCの各々の多
値入力データを二値データに変換するものであり、入力
データの階調性を出力データに原形させるため1面積階
調処理を行なっている。
6ビツトの階調データは、64階調の濃度情報を表わせ
る。理想的には1ドツトのドツト径を64段に可変でき
れば解像力を下げずにすむが、ドツト径変調はレーザビ
ーム電子写真方式ではせいぜい4段程度しか階調が安定
せず、一般的には面積階調法及び面積階調法とビーム変
調の組合せが多い。ここでは8X8の画素マトリックス
毎に面積階調処理を行なって、64階調の中間調表現を
行なっている。
階調処理回路109は、Y、M、C及びBKの各色成分
のデータを処理する4組のユニットを備えている。各ユ
ニットの構成は略同−である。その1つの構成を第7図
に示し、その各回路の詳細を第8a図、第8C図、第8
d図、第8f図及び第8g図に示す。
この階調処理回路109は、概略でいうと、多数の階調
処理系を備えており、その時の状況、即ち入力データに
応じて、最も好ましい結果の得られる処理系の出力デー
タが自動的に選択され出力される。
具体的にいうと、処理系は7系統備わっている。
第7図を参照すると、第1の処理系は、8X8平均化回
路401と濃度パターン処理回路410で構成され、第
2の処理系はエツジ強調回路(A)402、補正回路4
05.及びランダムディザ処理回路(A)411で構成
され、第3の処理系はエツジ強調回路(A)402.補
正回路405.及びランダムディザ処理回路(B)41
2で構成され、第4の処理系はエツジ強調回路(B)4
03.補正回路406.及びランダムディザ処理回路(
A)413で構成され、第5の処理系はエツジ強調回路
CB)403、補正回路406.及びランダムディザ処
理回路(B)414で構成され、第6の処理系はランダ
ムディザ処理回路(C) 408及びオアゲート416
で構成され、第7の処理系はランダムディザ処理回路(
D) 409及びオアゲート417で構成されている。
エツジ強調回路(A) 402とエツジ強調回路(B)
403は、互いに同様の構成であるが、フィルタの係数
、即ちエツジ強調の程度が異なっている。ランダムディ
ザ処理回路(A)411及び413は同一の構成である
。また、ランダムディザ処理回路(B)412及び41
4は同一の構成である。ランダムディザ処理回路(A)
 、 (B) 、 (C)及び(D)は、互いに同様の
構成であるが、しきい値マトリクステーブルが異なって
いる。これらのしきい値マトリクステーブルのちがいは
、しきい値マトリクスの大きさく8×8と4×4等々)
および、しきい値の“配列パターン(ランダム配列と組
識的配列等々)にある。なお、これらは必要に応じて任
意にパラメータを変更しつる。
まず、第1の処理系を説明する。この処理系では、濃度
パターン法による階調処理を行なう。なおこの例では、
主走査方向及び副走査方向に各々8画素連続する領域、
即ち8X8マトリクス領域を階調処理の単位にし、64
画素で1つの階調を表現している。
濃度パターン法では、単位処理領域(8×8領域)に対
応する64画素分の入力データを平均化した濃度を求め
、それをしきい値マトリクステーブルの対応する位置の
値と比較し、それらの大小関係に応じて「l」又は「0
」の二値データを生成する。
第8a図に8×8平均化回路401を示し、第8b図に
該回路401の動作タイミングを示す。平均化するのは
副走査方向(第1キヤリツジ8の露光走査方向)8画素
X主走査方向(露光走査方向と直交する方向: CCD
の電子回路走査方向)8画素データの計64画素である
。また、6ビツトデータを64個平均化するに際し、全
データを加算してから1/64にすると加算器として1
2ビツト加算器が必要になるが、この実施例では8ビツ
ト加算器で処理するようにしている。まず副走査方向8
画素の加算を説明すると、1番目のデータはラッチ1に
ラッチされて2番目のデータと加算器1で加算され加算
値データがラッチ2にラッチされる。3番目のデータは
ラッチlにラッチされ4番目のデータと加算器1により
加算され更にラッチ2のデータと加算器2により加算さ
れ、4画素のデータ(階調データ)の和が加算器2から
出力される。このデータはラッチ3にラッチされる。
同様にして、5〜8番目のデータが加算され加算器2か
ら出力されると、ラッチ3のデータと加算器3により加
算され副走査方向8画素毎のデータが出力される。
なお、加算器1の出力は6ビツ(−データの加算により
7ビツトとして扱い、加算器2,3の出力は7ビツトデ
ータの加算で加算器2,3の処理結果は8ビツトである
が出力は上位7ビツトを取って実質的に加算データを1
/2とした値としている。
次に主走査方向の加算を説明する。加算器3から出力さ
れる8画素の平均値は主走査1ライン分。
RAM1に記憶される。2ライン目が加算器3から出力
されると加算器4によりRAMLの内容と加算されRA
M2に記憶される。この加算により第1+第2ラインデ
ータがRAM2に記憶される。
第3ライン目が加算器3から出力されると加算器4によ
りRAM1の内容と加算されRAM2に記憶される。こ
の加算によりl+2ラインデータがRAM2に記憶され
る。3ライン目が加算器3から出力されると加算器4に
よりRAM2の内容と加算されRAMIに記憶される。
同様にRAM 1 。
2が交互に加算データ出力(読み出し)と記憶となり、
8ライン目が加算器3から出力されると加算器4により
RAM1の内容と加算され8ラインの加算データが出力
される。ここで、加算器4も加算器2,3と同様に7ビ
ツトデータ加算の上位7ビツトを出力することにより平
均化(1/2)したデータを出力することになる。なお
、この実施例では加算器として4ビットバイナリ−フル
アダー(74283)を2個並列としている。
上記のようにして平均化されたデータが、濃度パターン
処理回路410に入力される。濃度パターン処理回路4
10は、第8d図に示す1つのメモリROM3 (読み
出し専用メモリ)361でなっている。このメモリRO
M3には、所定のしきい値マトリクステーブルの各位置
のしきい値と、濃度のO〜63の各々に対する比較結果
が予め格納されている。従って、アドレスラインに平均
化した。濃度データと主走査位置を与えると、その出力
端子に直ちに二値データが出力される。出力データは、
副走査方向の8画素分が8ビツトデータとして同時に出
力され、その後に接続したシフトレジスタ362によっ
てシリアルデータに変換される。
しきい値マトリクステーブルは、階調処理単位領域の8
×8マトリクスの各画素毎に値を設定した64個のしき
い値でなっている。この例では、第10e図に示すよう
に、1〜63の範囲の値が、渦巻型の組織的パターン配
列で配置しである。従って、例えば第10b図のデータ
が入力されると、第10f図のデータが出力される。な
お、第1Of図において、ハツチングを施こした部分が
データ「1:記録」に対応し、その他の部分がデータ「
0:非記録」に対応している。
第2〜第7の各階調処理系は、基本的には全てディザ処
理系であり、これらの処理内容は第1の階調処理系と大
きく異なっている。第2〜第7の階調処理系は、処理内
容が互いに少しずつ異なっている。そこで次に第2の階
調処理系を説明し、続いて他の処理系の異なる部分を説
明する。
第7図に示すエツジ強調回路402は、二次元の空間フ
ィルタであり、入力データに濃度レベルの変化があると
、即ちエツジ情報があるとその領域のデータの濃度変化
を増幅し、エツジを強調する。
この例では、第12図のパターンPIを利用している。
つまり、A、B、C,D、E、F、G、H及びIでなる
3×3の画素マトリクス領域を想定し、中心画素Eのデ
ータを次式の値E′におき換える。
E’  =13・E−2(B+D十F十H)−(A+C
+G+1)但し、この処理を行なうと、結果がO〜63
の範囲を外れるものが生じるので、データ補正回路40
5が、64以上になったものを固定値63におき替え、
負になったものを0におき替える。例えば第10b図に
示すデータをエツジ強調回路402に入力すると、デー
タ補正回路405の出力には、第1id図に示すデータ
が得られる。
3×3画素マトリクスの空間フィルタを構成するために
は、3×3画素の二次元データの全てを同一のタイミン
グで参照する必要がある。しかし、゛フィルタに入力さ
れるデータは時系列であるので、これら9画素のデータ
が現われる時間を一致させるために、第8C図に示すマ
トリクスレジスタ21Oを備えている。このレジスタ2
10は、9個のラッチ211〜219と2組の1ライン
バツフア(メモリ)220及び221を備えている。
即ち、各ラッチ211〜219は各々1画素分のデータ
を保持し、■ラインバッファ220及び221はそれら
の内部に各々1ライン分のデータを蓄えるので1例えば
中央位置のラッチ215に第nラインの第m列(以下、
(n、m)と示す)の画素データが保持されている時に
は、各ラッチ211,212゜213.214,216
,217,218及び219の出力に、それぞれ、(n
+1.m+1)、(n+L m)+ (n+1.m  
IL(nt m+1)、(n、m−1)、(n−1,m
+ 1)。
(n−1,m)及び(n−1,m−1)の画素データが
現われる。
つまり、第12図に示す3×3マトリクスを構成する各
画素A、B、C,D、E、F、G、H及びIのデータは
、そ九ぞれラッチ219,218,217,216゜2
15.214,213,212及び211の出力端子に
同一のタイミングで現われる。
第8c図を参照すると、マトリクスレジスタ210の出
力に演算ユニット230が接続されている。
この演算ユニット230は、7つの加算器231゜23
2.233,234,235,23G及び237で構成
されている。加算器231の2つの入力端子にラッチ2
11の出力とラッチ213の出力が接続され、加算器2
32の2つの入力端子にラッチ214の出力とラッチ2
16の出力が接続され、加算器233の2つの入力端子
にラッチ217の出力とラッチ219の出力が接続され
、加算器234の2つの入力端子にラッチ212の出力
とラッチ218の出力が接続されている。
従って、加算器231,232,233及び234は、
各々G+I、D+F、A+C及びB+Hの値を出力する
。加算器235は、加算器231の出力データと加算器
233の出力データを加算するので、A+C+G+Iの
値を出力する。また加算器236は、加算器232の出
力データと加算器234の出力データを加算するので、
B+D+F+Hの値を出力する。加算器235及び23
6の出力は、加算器237の2つの入力端子に接続され
ている。但し、加算器236の出力は、1ビツト分、上
位桁にシフトした状態で加算器237に接続しである。
従って、加算器237の出力端子には、2・(B+D+
F十H)+A+C+G+1の値が現われる。
ラッチ215の出力に接続された6ビツトの信号ライン
SEと加算器237の出力に接続された10ビツトの信
号ラインSXは、第8d図のメモリ320B (ROM
I)の入力(アドレス)端子に接続されている。メモリ
320Bは、読み出し専用メモリであり、13・E+X
の演算結果を入力データに応じたメモリアドレスに予め
格納しである(Xは信号ラインSXの値)。
但し、その演算結果が負になる場合にはOを、演算結果
が64以上の場合には63を、それぞれ演算結果のかわ
りに格納しである。従って、メモリ320Bの出力は6
ビツトになる。即ち、メモリ320Bの出力は、第7図
に示すエツジ強調回路402の出力のデータ補正回路4
05の出力に対応する。ここでは、データの補正はメモ
リ320Bの内部で行なわれる。
エツジ強調及びデータ補正して得られる6ビツト濃度デ
ータは、ランダムディザ処理回路411に印加される。
この回路411は、第8d図のメモIJ (ROM2)
331及びデジタ/L/比較器332でなっている。メ
モリ331は、読み出し専用メモリであり、第10c図
に示すようなベイヤー型のランダムパターン配列で、O
〜63の範囲の64種のしきい値が予め記憶させである
主走査方向及び副走査方向の画素位置をメモリ331の
アドレス端子に印加することにより、自動的にその画素
位置でのしきい値が、メモリ331から出力される。そ
のしきい値と、メモリ320Bの出力値とを比較した結
果、即ち二値信号が。
デジタル比較器332の出力に得られる。
第3の階調処理系のランダムディザ処理回路(B)41
2は、補正回路405の出力、即ちメモリ320Bの出
力ライン321に接続されている。このランダムディザ
処理回路412は、ランダムディザ処理回路411と、
しきい値テーブルのみが異なっている。具体的には1回
路411のしきい値テーブルが、第10e図に示す8×
8マトリクスのランダム配列パターンであり、回路41
2のしきい値テーブルは、第11h図に示す4×4マト
リクスのランダム配列パターンであり、互いにマトリク
スの大きさが異なっている。
従って、第2の階調処理系と第3の階調処理系はハード
ウェアの構成は同一であるが、互いに異なるパラメータ
(しきい値)によってデータが処理されるので、同一の
データを入力しても、各々の処理系から出力される結果
は、一般に、異なったものになる。
第4の階調処理系及び第5の階調処理系は、エツジ強調
回路(B) 403がエツジ強調回路(A) 402と
異なる他は、それぞれ、第2の階調処理系及び第3の階
調処理系と同一構成である。エツジ強調回路403では
、フィルタの係数として第12図のパターンPHを利用
している。従うて、エツジ強調回路402におけるエツ
ジ強調の程度と、エツジ強調回路403におけるエツジ
強調の程度とが互いに異なる。このため、同一のデータ
を入力する場合でも、第4の階調処理系の出力と第2の
階調処理系の出力には、一般に、互いに異なる結果が得
られ、また第5の階調処理系の出力と第3の階調処理系
の出力にも互いに異なる結果が得られる。勿論、第4の
階調処理系の出力と第5の階調処理系の出力も、一般に
、互いに異なったものになる。
第6の階調処理系及び第7の階調処理系には、エツジ強
調回路が備わっていない。また、第6の階調処理系のラ
ンダムディザ処理回路(C) 408と第7の階調処理
系のランダムディザ処理回路(D)409は、互いにし
きい値テーブルが異なっている。またこれらは、他のラ
ンダムディザ処理回路411及び412のしきい値テー
ブルとも異なっている。具体的には、この例では、ラン
ダムディザ処理回路408のしきい値テーブルは、第1
0C図に示すしきい値配列のものを、時計方向に90度
回転したパターンを利用し、ランダムディザ処理回路4
09のしきい値テーブルは、第10c図に示すしきい値
配列のものを、180度回転したパターンを利用してい
る。
また、第6の階調処理系では、ディザ処理した結果と、
二値化回路407から得られるエツジ情報との論理和が
出力され、第7の階調処理系では、ディザ処理した結果
とエツジ情報との論理和が出力される。これによって、
ディザ処理の結果にかかわらず、エツジ領域にはrlJ
が必ず配置され、従ってエツジ情報の消失が防止される
つまり、第1〜第7の階・開始理系は、各々処理内容が
異なるので、同一のデータを入力した場合に、一般に、
互いに異なる処理結果が得られる。
これらの処理結果のうちの1つを選択して出力するのが
、データセレクタ424である。データセレクタ424
は、入力データにエツジ情報が含まれなければ、常に第
1の階調処理系の出力を選択し、エツジ情報が含まれる
と、第2〜第7の階調処理系の出力のいずれかを選択す
る。
入力データにエツジ情報が含まれるかどうかを判定する
のは、エツジ抽出回路404.二値化回路407及びエ
ツジ判定回路415である。
エツジ抽出回路404は、エツジ強調回路402と同様
の空間フィルタであるが、フィルタの各画素に割り当て
る係数が異なっている。このフィルタを通すと、データ
のエツジ以外の部分では処理結果がほとんど0になり、
それによってエツジ情報のみが抽出される。
この例では、エツジ抽出回路404に、第12図のパタ
ーンFDを採用している。従って、このフィルタを通す
と、その中心画素Eのデータは次式のE nに変換され
る。
E”=12・E−2(B+D+F+H) −(A+C+
G+I)エツジ強調回路402とエツジ抽出回路404
は。
回路構成が似ているため、この例ではそれらの回路の大
部分を両者で共用している。
即ち、第8C図に示すマトリクスレジスタ210及び演
算ユニット230を共用し、それらから引き出された信
号ラインSE及びSXに、第8h図のメモリ320Aを
接続しである。メモリ320Aは、読み出し専用メモリ
であり、12・E+Xの演算結果と固定しきい値32と
の比較結果、即ち二値データを、入力データに応じたメ
モリアドレスに予め記憶させである。従って、メモリ3
20Aは二値化回路407をも含んでいる。
第7図のエツジ判定回路415は、第8h図の累算回路
340に対応している。この累算回路340は、ラッチ
342.ランダムアクセスメモリ345.346,34
7.バスドライバ344等々でなっている。
第8e図に、累算回路340の概略動作を示す。
第8e図を参照して累算回路340の動作を説明する。
ラッチ342は、各画素信号毎にその発生タイミングに
同期して入力信号をラッチする。また、ラッチ342は
、8画素毎のタイミングでラッチしたデータをリセット
する。累算回路340は、副走査の8ライン毎に同一の
動作を繰り返す。
まず、第1ライン(第8e図の第nライン)においてラ
ッチ342のリセットを終了した状態から説明する。第
1画素に対応するエツジデータは。
オアゲート341を介してラッチ342に印加され、最
初のラッチタイミングで、ラッチ342に保持される。
同様に、第2画素、第3画素、第4画素・・・の各デー
タのタイミングでラッチ342は入力データを保持する
。ラッチ342に保持されたデータは、オアゲート34
1の一方の入力端子に印加される。従って、リセットを
終了した後で一部データ[1」がラッチ342に入力さ
れると、その後はラッチ342の入力データは常に「1
」になる。リセット後に8画素分のラッチが終了すると
、ラッチ342の出力データは、バスドライバ344を
介して、メモリ345に印加されそれに記憶される。
その直後に、ラッチ342はリセットされ、続いて再び
上記と同様に8画素分のデータ処理を行なう。但し、ラ
ッチ342のデータを記憶するメモリ345のアドレス
は、記憶の度に更新される。
つまり、主走査方向に多数並ぶ8×8マトリクスの各々
の第1ラインのエツジ情報(8画素の中に「1」があっ
たかどうか)が、メモリ345に記憶される。
第2ラインにおいても、第1ラインの場合と同様に、ラ
ッチ342をリセットする毎に、8画素分のデータの中
にrlJがあるかどうかを調べる。
但し、8画素分の結果が得られると、第1ラインのデー
タを記憶したメモリ345のデータを読み出し、それと
第2ラインの結果との論理和(オアゲート343の出力
)を、バスドライバ344を介してメモリ346に記憶
する。
第3ラインにおいては、8画素分のデータが得られると
、第1ライン及び第2ラインのデータを記憶したメモリ
346のデータを読み出し、それと第3ラインの結果と
の論理和(オアゲート343の出力)を、バスドライバ
344を介してメモリ345に記憶する。
同様に、第4ライン、第5ライン、第6ライン及び第7
ラインにおいては、メモリ345のデータ読み出し及び
メモリ346のデータ書込みと、メモリ346のデータ
読み出し及びメモリ345の°データ書込みとを交互に
行なう。
第8ラインにおいては、8画素分のデータが得られると
、第1ライン〜第7ラインのデータを記憶したメモリ3
45のデータを読み出し、それと第8ラインの結果との
論理和(オアゲート343の出力)を、メモリ347に
記憶する。つまり、単位画素領域(8×8マトリクス)
内に、1つ以上のエツジデータ「1」があると「1」が
、なければ「0」が、メモリ347の対応するアドレス
に記憶される。
メモリ347に記憶される最終エツジ情報は、所定のタ
イミングで読み出され、出力される。
第2〜第7の処理系の出力には、それぞれ、階調数計数
回路418,419,420,421,422及び42
3が接続されている。これらは、概略でいうと各処理系
が出力する二値データを各マトリクス内で累算し、その
階調値を生成する。これら6つの階調数計数回路は、全
て同一の構成である。階調数計数回路の1つの構成を、
第8f図に示す。
第8f図を参照すると、この回路はカウンタ601、加
算器602.バスドライバ603,604゜605、メ
モリ606,607及び608でなっている。この回路
は、副走査の8ライン毎に同一の動作を繰り返す。
カウンタ601は、各階調処理系が出力する二値データ
を計数する。またカウンタ601は、主走査方向の8画
素毎のタイミングで計数値がクリアされる。従って、カ
ウンタ601は、それがクリアされてから次にクリアさ
れるまでの間に現われる8画素分のデータの中に含まれ
るrlJの数を計数する。カウンタ601が計数したデ
ータは、それがクリアされる前に、次のようにメモリに
転送され記憶される。
副走査の第1ラインにおいては、カウンタ601の出力
データは、バスドライバ603を介して、メモリ606
内の、主走査方向位置に応じた所定アドレスに記憶され
る。副走査の第2ラインにおいては、第1ラインの結果
を記憶したメモリ606のデータを読み出し、それとカ
ウンタ601の計数値とを加算器602で加算した結果
を、メモリ607に記憶する。
副走査の第3ラインにおいては、第1ラインと第2ライ
ンの各8画素の累算値を記憶したメモリ607のデータ
を読み出し、それとカウンタ601の計数値とを加算器
602で加算した結果を、メモリ606に記憶する。以
下同様に、メモリ606のデータ読み出しとメモリ60
7のデータ書き込み、及びメモリ607のデータ読み出
しとメモリ606の・データ書き込みとを交互に繰り返
し、第4ライン、第5ライン、第6ライン及び第7ライ
ンのデータを処理する。
第8ラインにおいては、第1ライン〜第7ラインのデー
タの累算値を記憶するメモリ606のデータを読み出し
、それとカウンタ601の計数値とを加算器602で加
算した結果を、メモリ608に記憶する。従って、メモ
リ608には、階調処理された入力データの各々の8X
8マトリクスの中に含まれる「1」の数、即ち階調値が
保持される。
再び第7図を参照すると、各階調処理系の出力及び各階
調数計数回路の出力は、データセレクタ424に接続さ
れている。このデータセレクタ424の各入力端子DX
、DA、DB、DC,DD。
DE、I)Fに、それぞれ第1の階調処理系〜第7の階
調処理系で処理されたデータが入力され、各入力端子C
A、CB、CC,CD、CE及びCFに、それぞれ第2
の階調処理系〜第7の階調処理系が出力するデータの階
調値が入力される。またデータセレクタ424の入力端
子S1には、8×8の各画素マトリクスの、階調処理前
の入力データの平均値が入力され、入力端子S2には、
8×8の各画素マトリクス内のエツジの有無を示す二値
データ (エツジ有で1.エツジ無しで0)が入力され
る。
データセレクタ424の構成を、第8g図に示す。
第8g図を参照すると、このデータセレクタ424は、
メモリ501〜509.ナントゲート510〜515.
インバータ516.ナントゲート517及びオアゲート
518でなっている。メモリ501〜509は、全て読
み出し専用メモリである。
メモリ501,502,503,504,505及び5
06の一部のアドレス端子A1には、第2゜第3.第4
.第5.第6及び第7の階調処理系でそれぞれ処理した
データの階調値が入力される。
メモリ501〜506の他のアドレス端子A2には、入
力データの平均階調値が共通に入力される。
各メモリ501〜506には、アドレス端子AIの入力
値とアドレス端子A2の入力値との差の絶対値が、対応
するメモリアドレスに予め記憶させである。
従って、第2の階調処理系〜第7の階調処理系の処理結
果をそれぞれA、B、C,D、E及びFとし、入力デー
タの平均階調をXとすれば、各メモリからは次のような
データが出力される。
501:  IA−Xl 502:  IB−XI 503:  Ic−Xl 504:  ID−Xl 505:  IE−Xl 506:  IF−Xl つまり、メモリ501〜506の各々からは、各階調処
理系で処理した結果と入力データの平均階調との差、即
ち階調誤差が出力される。但し、その誤差が8以上の場
合にはそれを7に置き替え。
3ビツトのデータに変換している。
メモリ501,502及び503の出力データは、それ
ぞれメモリ507のアドレス端子AI、A2及びA3に
入力され、メモリ504,505及び506の出力デー
タは、それぞれメモリ508のアドレス端子AI、A2
及びA3に入力される。
メモリ507及び508には、アドレス端子AI。
A2及びA3の入力値のうち最も小さいものと同一の3
ビツトデータと、それが入力されたアドレスグループ(
Al、A2又はA3)を示す2ビツトのデータが、対応
するメモリアドレスに予め記憶させである。
従って、メモリ507の出力端子には、第2の階調処理
系、第3の階調処理系及び第4の階調処理系の中で、最
も階調誤差が小さい結果を出力したものの階調誤差と、
その処理系を示す値とが出力され、メモリ508の出力
端子には、第5の階調処理系、第6の階調処理系及び第
7の階調処理系の中で、最も階調誤差が小さい結果を出
力したものの階調誤差と、その処理系を示す値とが出力
される。
メモリ507が出力する5ビツトデータはメモリ509
のアドレス端子A1に入力され、メモリ508が出力す
る5ビツトデータはメモリ509のアドレス端子A2に
入力される。メモリ509には1次のような処理の結果
を示すデータが、対応するメモリアドレスに予め記憶さ
せである。即ち、アドレス端子AIとA2のデータのう
ち#調誤差に対応する3ビツトデータを互いに比較し、
誤差が小さい方のアドレス端子を示す情報と、それに入
力される2ビツトの処理系識別情報とから、6つの階調
処理系の中で、どれが最も階調誤差の小さい値を出力し
たかを判定して6ビツトのデータを生成する。
この6ビツトデータは、いずれか1つのビットが高レベ
ルHで、他のビットが全て低レベルLである。この6ビ
ツトデータの各ビットが、ナントゲート510〜515
の、1つの入力端子に印加される。例えば、第2〜第7
の6つの階調処理系の中で、第2の階調処理系が最も階
調誤差の小さいデータを出力している場合、ナントゲー
ト510に高レベルHが印加され、ナントゲート511
〜515には低レベルLが印加される。
その場合、入力信号S2が高レベルHであれば、第2の
階調処理系が出力したデータDAのみが、ナントゲート
510及びオアゲート518を介して、データセレクタ
424の出力端子に出力される。もし、8X8マトリク
ス中にエツジ情報が含まれなければ、信号S2が低レベ
ルLになり、第2〜第7の階調処理系が出力するデータ
の階調誤差の大小にかかわらず、第1の階調処理系の出
力データDXが、ナントゲート517及びオアゲート5
18を介して、データセレクタ424の出力端子に出力
される。
即ち、この実施例では、8×8マトリクス中にエツジ情
報がなければ、階調性の点で最も優れている濃度パター
ン処理(しきい値テーブルは組織的パターン)を行なっ
た結果を出力し、エツジ情報がある場合には、互いに処
理パラメータの異なる複数のディザ処理を行なった結果
を比較してその中で最も階調誤差の小さいものを自動的
に選択してそれを出力する。これにより、あらゆる入力
データに対して、解像度が優れ、最も階調性の優れたデ
ータが出力できる。
なお、上記実施例においては、濃度パターン処理及びデ
ィザ処理において使用するしきい値テーブルに、一般的
に最もよく使用されるしきい値配列パターンのものを用
いたが、これらは必要に応じて様々に変形されたものに
変更しうる。
[効果〕 以上のとおり本発明によれば、互いに処理内容の異なる
複数の中間調処理系を設けて5それらが出力するデータ
の中で最も階調誤差の小さいものを自動選択して出力す
るので、濃度パターン処理以外の階調処理を行なっても
、Mlll誤差を最小限に抑えることができ、従って出
力データの解像度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する一形式のデジタルカラー複写
機の主に機構主要部の構成を示す断面図。 第2図は電気系の画像処理部の構成を示すブロック図、
第3図は第1図に示す第1キヤリツジ8の一部分を拡大
して示す斜視図、第4図は第1図に示すBK記録装置部
の分解斜視図、第5図はBK記録装置部のトナー回収パ
イプを破断して示す拡大斜視図である。 第6図は上記実施例の原稿読み取り走査タイミングと記
録付勢タイミングおよび転写付勢タイミングの関係を示
すタイムチャートである。 第7図はi2図に示す階調処理回路109の構成を示す
ブロック図である。 第8a図、第8c図、第8d図、第8f図、第8g図及
び第8h図は、第7図に示す回路各部の構成を示すブロ
ック図である。 第8b図及び第8e図は、それぞれ回路401及び34
0のデータ処理シーケンスを示すタイムチャートである
。 第9図は第2図に示すバッファメモリ108cの構成を
示すブロック図である。 第10a図は、階調処理の単位領域に対応する原稿画像
の一部領域の例を示す平面図、第10b図は第10a図
の画像を読んで得られた多値データを二次元展開して示
す平面図である。 第10c図、第10e図及び第11h図は、階調処理に
おいて用いる3種のしきい値テーブルの内容を二次元展
開して示す平面図である。 第10d図及び第10f図は、第10b図のデ−タを、
それぞれ第10c図及び第10e図のしきい値データを
利用してディザ処理した結果を二次元展開して示す平面
図、第10g図は、第10e図に示すしきい値データを
利用して濃度パターン処理した結果を二次元展開して示
す平面図である。 第11a図は、第10b図に示すデータのエツジ領域の
両側にエツジの特徴を示すデータを配置した状態を示す
平面図である。 第11b図及び第1id図は、第10b図に示すデータ
を、それぞれエツジ抽出処理及びエツジ強調処理した結
果を示す平面図である。 第11c図は、第11b図のデータを同定しきい値で二
値化した結果を示す平面図である。 第1ie図及び第11f図は、第11d図のデータを、
それぞれ第106@及び第10c図のしきい値を利用し
てディザ処理した結果を示す平面図である。 第11g[は、第11c図のデータと第1ie図のデー
タとの論理和の演算結果を示す平面図である。 第11i図は、第10b図のデータを第11h図のしき
い値でディザ処理した結果と、第11c図のデータとの
論理和の演算結果を示す平面図である。 第12[は、空間フィルタの数種のパターンを示す平面
図である。 第13図はマイクロプロセッサシステム200に接続さ
れた複写機構要素の一部分を示すブロック図である。 第14図は第1図に示す複写機の露光走査と記録付勢と
の関係を示すタイムチャートである。 1i稿        2ニブラテン 31732 :蛍光灯   41〜43:ミラー5:変
倍レンズユニット 6:ダイクロイックプリズム 7r、7g、7b : CCD     8 :第1キ
ャリッジ9:第2キヤリツジ 10:キャリッジ駆動モータ 11:プーリ       12:ワイヤ13 b k
 r 13V r 13 m r 13 c :多面鏡
14bk、14y、14m、14c : f−θレンズ
15bk 、 15y、 15m、 15c、 16b
k、 16y、 16tm、 16c :ミラー17b
k、17y、17m+、17c ニジリントリカルレン
ズ18bk、 18y、 18m、 18c :感光体
ドラム19bk、19y、19m、19c :チャージ
スコロトロン20bk、20y、20m、20c :現
像器21bk、21y、21m、21c :クリーナ2
2:給紙カセット   23:給紙コロ24ニレジスト
ローラ  25:転写ベルト26.28,30 :アイ
ドルローラ 27:[動ローラ 29bk 、 29y 、 29m 、 29c :転
写コロトロン31ニレバー      32:軸 33:ビン     34:圧縮コイルスプリング35
:黒複写モード設定用ソレノイドのプランジャ36:定
着器     37:トレイ 39:ホームポジションセンサ 40:キャリッジガイドバー 41bk、41y、41m、41c :多面鏡駆動モー
タ42:トナー回収パイプ 43bk、43y、43m、43c :レーザ44bk
、44y、44m、44c :ビームセンサ45:感光
体ドラム駆動モータ 46:モータドライバ 100 :画像処理ユニット1
09:階調処理回路 200:マイクロプロセッサシステム 210:マトリクスレジスタ 230:演算ユニット 331.361 :メモリ(しきい値テーブル)340
:累算回路 401:8X8平均化回路(入力濃度値生成手段)40
4:エツジ抽出回路 402.403 :エッジ強調回路 410:濃度パターン処理回路 415:エツジ判定回路 405.406 :データ補正回路 408.409,411〜414:ランダムディザ処理
回路418.419,420,421,422,423
 :階調数計数回路(処理後濃度値生成手段) 424:データセレクタ(データ選択手段)501〜5
09:メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数画素位置でなる階調処理の単位領域の中の各
    画素位置に互いに異なるしきい値を設定したしきい値テ
    ーブルを参照して、入力される多値データを二値データ
    に変換し、階調処理の単位領域内の記録画素データと非
    記録画素データとの数を調整して中間調を表現する中間
    調処理手段を有する中間調デジタル画像処理装置におい
    て;互いに処理内容が異なる複数の中間調処理 手段;入力データを処理し、階調処理の単位領域毎にそ
    の中に含まれるデータ全体の濃度レベルを求める入力濃
    度値生成手段;各々の中間調処理手段が出力するデータ
    を処理し、階調処理の単位領域毎にその中に含まれるデ
    ータ全体の濃度レベルを求める処理後濃度値生成手段;
    及び前記入力濃度値生成手段が出力する濃度値と処理後
    濃度値生成手段が出力する各濃度値とを比較した結果に
    応じて、前記複数の中間調処理手段が出力するデータの
    いずれか1つを選択的に出力するデータ選択手段; を備える中間調デジタル画像処理装置。
  2. (2)複数の中間調処理手段は、しきい値テーブルのし
    きい値配列パターンが互いに異なる、前記特許請求の範
    囲第(1)項記載の中間調デジタル画像処理装置。
  3. (3)複数の中間調処理手段は、しきい値テーブルの大
    きさが互いに異なる、前記特許請求の範囲第(1)項記
    載の中間調デジタル画像処理装置。
  4. (4)複数の中間調処理手段は、各々互いに特性の異な
    るエッジ強調フィルタを備える、前記特許請求の範囲第
    (1)項記載の中間調デジタル画像処理装置。
  5. (5)複数の中間調処理手段は、そのうちの1つが組識
    的配列パターンのしきい値テーブルを使用し、その他が
    ランダム配列パターンのしきい値テーブルを使用し、デ
    ータ選択手段は、階調処理の単位領域内にエッジ情報が
    ないと、組識的配列パターンのしきい値テーブルを使用
    する中間調処理手段からのデータを選択して出力する、
    前記特許請求の範囲第(1)項、第(2)項、第(3)
    項又は第(4)項記載の中間調デジタル画像処理装置。
JP60129620A 1985-06-14 1985-06-14 中間調デジタル画像処理装置 Pending JPS61288571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60129620A JPS61288571A (ja) 1985-06-14 1985-06-14 中間調デジタル画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60129620A JPS61288571A (ja) 1985-06-14 1985-06-14 中間調デジタル画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61288571A true JPS61288571A (ja) 1986-12-18

Family

ID=15013973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60129620A Pending JPS61288571A (ja) 1985-06-14 1985-06-14 中間調デジタル画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61288571A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01122439A (ja) * 1987-11-05 1989-05-15 Ricoh Co Ltd カラー画像処理装置
JPH02224462A (ja) * 1989-02-25 1990-09-06 Minolta Camera Co Ltd 画像処理装置
EP0392701A2 (en) * 1989-04-10 1990-10-17 Canon Kabushiki Kaisha Image reduction apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01122439A (ja) * 1987-11-05 1989-05-15 Ricoh Co Ltd カラー画像処理装置
JPH02224462A (ja) * 1989-02-25 1990-09-06 Minolta Camera Co Ltd 画像処理装置
EP0392701A2 (en) * 1989-04-10 1990-10-17 Canon Kabushiki Kaisha Image reduction apparatus
US5345517A (en) * 1989-04-10 1994-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Image reduction apparatus
EP0658041A2 (en) * 1989-04-10 1995-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Image reduction apparatus
EP0658041A3 (en) * 1989-04-10 1995-08-23 Canon Kk Device for image reduction.
US5448654A (en) * 1989-04-10 1995-09-05 Canon Kabushiki Kaisha Image reduction apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4667250A (en) Halftone digital image processing device
US4742400A (en) Digital image processing device for intermediate tone
US5345320A (en) Color image data processing apparatus comprising monochrome pixel detector
EP0270090B1 (en) Color image processing apparatus
JPS63141441A (ja) カラ−画像処理装置
US20020101618A1 (en) Method and system for removing isolated pixel portions in image
JP2607489B2 (ja) カラー画像処理装置
US5418618A (en) Tone processing method for forming a halftone image
JPS61288571A (ja) 中間調デジタル画像処理装置
JPS6247273A (ja) カラ−画像処理装置
JP2621856B2 (ja) デジタルカラー画像再生処理方法および装置
JP2549627B2 (ja) デジタルカラ−画像再生処理方法および装置
JP2553045B2 (ja) デジタルカラ−画像再生処理方法および装置
JPS61196668A (ja) デジタルカラ−複写機
JPS62170A (ja) デジタルカラ−画像処理装置
JPS6378672A (ja) デ−タ圧縮方式
JPS62186663A (ja) 中間調デジタル画像処理装置
JPS61288565A (ja) 中間調デジタル画像処理装置
JPS61288564A (ja) 中間調デジタル画像処理装置
JPS61288563A (ja) デジタルカラ−画像処理装置
JPS62186665A (ja) 中間調デジタル画像処理装置
JPS6265564A (ja) カラ−画像処理装置
JP2538875B2 (ja) 色信号変換装置
JPS6384267A (ja) デ−タ圧縮方式
JP3093722B2 (ja) カラー記録装置