JP3363250B2 - 画像合成装置 - Google Patents

画像合成装置

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JP3363250B2 JP08988194A JP8988194A JP3363250B2 JP 3363250 B2 JP3363250 B2 JP 3363250B2 JP 08988194 A JP08988194 A JP 08988194A JP 8988194 A JP8988194 A JP 8988194A JP 3363250 B2 JP3363250 B2 JP 3363250B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機の画像
合成装置に関し、特に原稿画像に文字等の画像を合成す
る画像合成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のデジタル複写機として
は、例えば特開昭62−245774号公報に示すよう
に日付や承認用の印影などの特定パターンを原稿画像に
合成して記録紙に記録するものが知られている。また、
原稿画像に文字等の画像を重畳して合成する場合には、
2つの画像を排他的論理和することにより2つの画像を
保存することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、2つの画像
を重畳して合成する場合には、使用目的に応じて合成方
法を変更することにより使用目的に適した出力画像を得
ることができる。例えば日付や時刻、ページ等の画像は
原稿画像と重なっても見える方がよく、他方、スタンプ
や印鑑等の画像は原稿画像と重なった場合にそのまま見
えなくなる方が自然である。 【0004】また、一方が中間レベルであって他方が全
て「1」のような2つの画像を排他的論理和しても、合
成画像に排他的論理和の効果が現れず、元の中間レベル
に近い値となるという問題点がある。 【0005】本発明は、原稿画像に合成用画像を重畳し
て合成する場合に使用目的に応じて合成することができ
る画像合成装置を提供することを目的とする。 【0006】本発明はまた、原稿画像に合成用画像を重
畳して合成する場合に原稿濃度にかかわらず合成用画像
を識別可能に合成することができる画像合成装置を提供
することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、原稿画像に画像を合成するための合成
用画像信号を発生する手段と、原稿画像信号と前記合成
用画像信号を排他的論理和する排他的論理和手段と、原
稿画像信号と前記合成用画像信号を論理和する論理和手
段と、前記排他的論理和手段の出力と前記論理和手段の
出力を選択する選択手段と、を備えた画像合成装置にお
いて、前記合成用画像信号を多値化する多値化手段を備
え、前記排他的論理和手段及び前記論理和手段には多値
の原稿画像信号と多値の合成用画像信号とがそれぞれ入
力され、前記選択手段は原稿画像が中間濃度の場合に前
記論理和手段の出力を選択し、他の濃度の場合に前記排
他的論理和手段の出力を選択することを特徴とする。 【0008】 【0009】 【作用】第1の手段では、原稿画像信号と合成用画像信
号の排他的論理和出力と論理和出力が選択可能であるの
で、例えば日付や時刻、ページ等の画像は排他的論理和
出力を選択することにより原稿画像と重なっても見える
ように合成することができ、他方、スタンプや印鑑等の
画像は論理和出力を選択することにより原稿画像と重な
った場合にそのまま見えなくなるように合成することが
できる。したがって、原稿画像に合成用画像を重畳して
合成する場合に使用目的に応じて合成することができ
る。 【0010】 【0011】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る画像合成装置の一実施例を示
すブロック図、図2は図1において論理和と排他的論理
和を切り換える場合の原稿濃度の閾値を示す説明図、図
3はデジタル複写機の画像読み取り装置を示す構成図、
図4は画像データの処理順序を説明するためのブロック
図、図5はデジタル複写機のレーザプリンタを示す構成
図、図6は図4の空間フィルタ回路を詳細に示すブロッ
ク図、図7は図4の階調処理回路を詳細に示すブロック
図、図8は図7の階調処理回路における階調処理出力信
号とLD点灯パルスの関係を示す説明図、図9は輝度信
号とパルス幅の関係を示す説明図、図10は再量子化誤
差を配分する重み付けマトリクスを示す説明図、図11
は図7の誤差拡散処理部の輝度信号の割り当て処理を示
す説明図、図12は図7の多値ディザ処理部の4×4デ
ィザマトリクスを示す説明図、図13は図7の多値ディ
ザ処理部の6×6ディザマトリクスを示す説明図、図1
4は図12および図13のディザマトリクスにおける閾
値の配列を示す説明図、図15は図4の文字発生部を詳
細に示すブロック図、図16は合成画像の一例を示す説
明図、図17は図15のテキストRAMに格納される文
字コードデータを示す説明図である。 【0012】先ず、図3以下を参照して本実施例の画像
合成装置が適用されたデジタル複写機について説明す
る。図3に示す画像読み取り装置において、コンタクト
ガラス1上に載置された不図示の原稿は光源2a、2b
により照明され、その反射光(原稿像)がミラー3、
4、5、6、7により順次反射され、レンズ8によりC
CDイメージセンサ9の受光面で結像されてセンサ9に
より読み取られる。 【0013】光源2a、2bとミラー3は、コンタクト
ガラス1の下方をガラス1と平行に副走査方向(図3に
おいて左右方向)に移動する走行体10に搭載され、ミ
ラー4、5は同様な走行体11に搭載されている。原稿
の主走査はCCDイメージセンサ9の固体走査により行
われ、また、上記光学系2〜11が移動することにより
原稿の全体が走査される。なお、本実施例では読み取り
密度は主、副走査とも16画素/mmであり、最大A3版
(297mm×420mm)の原稿まで読み取り可能であ
る。 【0014】CCDイメージセンサ9は図4に示すよう
にセンサドライバ12により駆動されて原稿画像が上記
16画素/mmのサンプリング密度で読み取られる。この
画像信号は増幅器13によりある所定の電圧振幅に増幅
され、その後A/D変換回路14により1画素当たり2
のn乗階調(実施例では256階調、8ビット)のデジ
タルデータに変換される。このデジタルデータはシェー
ディング補正回路15により光源2a、2bの照度ムラ
とCCDイメージセンサ9の各素子間の感度バラツキ等
が補正され、次いで図6に詳しく示す空間フィルタ回路
16により文字、線画像等の解像度を向上するMTF補
正と、信号ノイズを除去し、写真等の再現性を向上する
平滑化処理等が施される。 【0015】その後、設定された変倍率に応じて画像の
主走査方向が主走査変倍回路17により変倍され、次い
で設定された濃度に応じて画像の濃度がγ補正回路18
により補正される。その後、設定された画質に応じて図
7に詳しく示す階調処理回路19により画像に対して中
間調処理等が施され、次いで、本発明に係る合成部10
0において文字発生部101からの文字と合成され、L
D制御回路20に送られる。LD制御回路20はこの画
像信号に従ってレーザダイオード(LD)の点灯信号を
生成してLDを駆動する。 【0016】次に、図5を参照してレーザプリンタの構
成を説明する。なお、このレーザプリンタは図3に示す
画像読み取り装置と一体構造の場合が多いが、ときには
分離されて電気的にのみ接続されることもある。レーザ
プリンタは概略的にはレーザ書込み系と、画像再生系と
給紙系により構成されている。レーザ書込み系はレーザ
出力ユニット21と、結像レンズ22とミラー23を有
し、レーザ出力ユニット21はレーザ光源であるレーザ
ダイオード(LD)と、電気モータにより高速で定回転
する多角形(ポリゴン)ミラーを有する。 【0017】レーザ書込み系から出力されるレーザ光は
画像再生系の感光体ドラム24に照射される。感光体ド
ラム24の回りには帯電チャージャ25、イレーサ2
6、現像ユニット27、転写チャージャ28、分離チャ
ージャ29、分離爪30、クリーニングユニット31等
が配置されている。また、図示省略されているが、感光
体ドラム24の端部近傍のレーザビームが照射される位
置には、主走査同期信号(MSYNC)を得るためのビ
ームセンサが配置されている。 【0018】このレーザプリンタの画像再生プロセスを
簡単に説明する。感光体ドラム24の周面は帯電チャー
ジャ25により一様に高電位に帯電され、その周面にレ
ーザ光が照射されると照射された領域の電位が低下す
る。したがって、レーザ光が黒/白に応じてオン/オフ
され、且つパルス幅変調(PWM)またはパワー変調
(PM)により感光体ドラム24の周面上のレーザ照射
エネルギが制御されると、感光体ドラム24の周面上に
は記録画像の階調レベルに対応する電位分布すなわち静
電潜像が形成される。 【0019】感光体ドラム24が回転してこの静電潜像
が形成された領域が現像ユニット27を通過すると、そ
の電位の高低に応じてトナーが付着し、静電潜像が可視
化されてトナー像となる。このトナー像は転写チャージ
ャ28により記録シート32(32a、32b)に転写
され、この記録シート32が分離チャージャ29と分離
爪30により感光体ドラム24から分離された後、感光
体ドラム24上の残存トナーがクリーニングユニット3
1により除去される。 【0020】給紙系は2系統で構成され、上側給紙カセ
ット33a内の記録シート32aは給紙ローラ37aに
より給紙され、また、下側給紙カセット33b内の記録
シート32bは給紙ローラ37bにより給紙される。な
お、図示省略されているが、カセット33a、33b内
に収納されている記録シート32a、32bのサイズを
検知する記録シートサイズ検知センサが設けられてい
る。 【0021】いずれかの給紙ローラ37a、37bによ
り給紙された記録シート32aまたは32bは、レジス
トローラ38により当接した状態で一旦停止し、次いで
画像記録プロセスに同期したタイミングで感光体ドラム
24と転写チャージャ28の間に送り込まれてトナー像
が転写される。この記録シート32は感光体ドラム24
から分離された後、搬送ベルト34により搬送され、ヒ
ータを内蔵した定着ローラ35によりトナー像が加熱定
着され、排紙トレイ36上に排出される。 【0022】図6は図4に示す空間フィルタ回路16
と、主走査変倍回路17と、γ補正回路18と階調処理
回路19を示している。シェーディング補正された信号
は空間フィルタ回路16に入力されて文字用フィルタ1
61と写真用フィルタ162によりそれぞれMTF補正
と平滑化処理が並行して施される。領域分離処理部16
3はまたこの入力信号に基づいて文字部かまたは写真部
かを判定し、セレクタ164はこの判定信号に基づいて
文字部では文字用フィルタ161の出力を、写真部では
写真用フィルタ162の出力を選択して主走査変倍回路
17に出力する。また、文字部かまたは写真部かの判定
信号は主走査変倍回路17と階調処理回路19に印加さ
れる。 【0023】階調処理回路19はγ補正された画像信号
をプリンタ部に転送してLD点灯信号に変換するため
に、画像モードに応じて出力画像の画質を変更するため
の処理を行う。図7に示す例では多値化処理部191
と、誤差拡散処理部192と、多値ディザ処理部193
と2値化処理部194が設けられ、また、多値化処理部
191と誤差拡散処理部192は共に1画素処理と2画
素処理を行う。 【0024】それぞれの画質処理について説明する前
に、階調処理回路19から出力される画像信号のフォー
マットについて説明する。前述したように階調処理回路
19の出力信号はLD点灯信号であり、したがって、L
D点灯方式に応じて出力信号のフォーマットも異なる。
本実施例では256階調をPWM方式で表現するように
構成され、また、図8および図9に示すように点灯パル
スの位相(左寄せパルス、中央パルス、右寄せパルス)
を制御して変調レベル(0〜255)を表す8ビットの
輝度信号と位相を表す2ビットの位相信号の計10ビッ
トのフォーマットが用いられている。 【0025】多値化処理部191は位相信号のコントロ
ールと1画素処理、2画素処理を行う。位相コントロー
ルでは1画素処理の場合には左右の隣接画素の大小関係
に基づいて大きい方(より黒い方)に位相を寄せる。但
し、単純に左右の隣接画素の大小関係のみで位相を変更
するとランダムノイズによりテクスチャが発生するの
で、左右の濃度差(データ差)がある閾値を超えたとき
のみ位相をコントロールし、他のときには中央パルスで
固定する。 【0026】2画素処理の場合には対象となる2画素の
黒部がお互いに接するように左側の画素は右パルス、右
側の画素は左パルスを選択する。すなわち、例えば主走
査の奇数番目の画素は右パルス、偶数番目の画素は左パ
ルスのようにして選択する。また、輝度信号の処理は、
1画素処理の場合には入力信号(γ補正された画像信
号)をそのまま出力し、2画素処理の場合には2画素分
の入力データを加算し、加算結果の各半分を両画素に振
り分ける。 【0027】誤差拡散処理部192は周囲画素で発生し
た再量子化(LD点灯輝度信号に変換する)誤差を所定
の重み付けで注目画素に加え、その加算結果を再量子化
して輝度信号に変換するとともに、その画素の誤差を出
力する。誤差を配分する重み付けは図10に示すような
誤差マトリクスで決定する。 【0028】ここで、誤差の大きさは輝度信号の量子化
レベルに依存し、γ変換後のデータが256階調である
ので輝度信号が256階調であれば誤差は「0」、64
階調であれば誤差は「3」である。本実施例では輝度信
号の量子化レベルが9階調であり、誤差は最大「31」
となる。なお、1画素の誤差が最大「31」、図10に
示すマトリクスの重み付け係数の合計は「32」である
が、合計を1/32で除算するので周囲画素の誤差の合
計は最大「31」となる。 【0029】そして、これをγ変換後のデータに加算す
るので合計は最大「286」であり、これを32ステッ
プで9階調に分割することになる。このとき、Data=3
2×n+c(n,cは整数)のときnが誤差拡散出力、
cが誤差となる。また、誤差拡散出力nは0〜8となる
が、輝度信号のフォーマットが図9に示すように256
階調であるので、図11(a)に示すように0〜255
の各値をn0〜8(=00h〜FFh)の各々に割り当
てる。 【0030】誤差拡散処理部192はまた、多値化処理
部191と同様に2画素処理も行う。この場合には誤差
拡散出力nを2画素単位で加算し、加算結果を2画素に
配分する。したがって、加算結果がn0〜16となるの
で、図11(b)に示すように1画素処理の場合と同様
に輝度信号0〜255をn0〜16(=00h〜FF
h)の各々に割り当てる。誤差拡散処理部192はま
た、多値化処理部191と同様に位相コントロールを行
い。この位相コントロールは1画素処理と2画素処理の
場合では異なるものの多値化処理部191と全く同一で
ある。 【0031】次に、多値ディザ処理部193について説
明する。多値ディザ処理は1画素を多値としたディザ処
理であり、LD点灯信号がパルス幅変調されることを考
慮して1画素を主走査方向に分割する。ディザマトリク
スは本実施例では図12および図13に示すように4×
4、6×6のものが用いられ、4×4の場合には1画素
が15分割(16値化)され(図示A0〜A14)、4
×4×15+1=241階調で表現可能となる。また、
6×6の場合には1画素が8分割(9値化)され(図示
aa0〜aa7)、6×6×8+1=289階調で表現
可能となる。 【0032】但し、1画素を分割した各々は独立した画
素と異なり、単独でオン/オフすることができず、左
端、右端或いは中央から連続してパルス幅を増大させる
ようにしかならない。すなわち、分割したそれぞの閾値
を配列する場合、図14に示すように左からの単調増
加、右からの単調増加、中央から左右に次第に大きくな
る配列のいずれかしか選択できない。この場合、左から
の単調増加ではその画素は左パルス、右からの単調増加
ではその画素は右パルス、中央からの増加ではその画素
は中央パルスとなる。したがって、閾値の配列に応じて
その画素の位相信号が決定され、また、輝度信号は分割
した閾値をその画素の画像データ(γ変換後)が幾つ超
えているかで決定される。 【0033】次に、2値化処理部194について説明す
る。2値化とはその画素が白か黒か(0か1か)の2値
に変換する処理であり、通常では閾値を設定して画像デ
ータがその閾値を超えているか否かで2値化を行う。本
実施例の2値化処理部194では固定の閾値で2値化す
る処理と、ディザによる2値化の2通りで処理する。2
値化の結果は1ビットの信号となるが、LD信号のフォ
ーマットに合わせるために白画素に対応する出力信号
(輝度信号+位相信号)と黒画素に対応する出力信号を
予め決定しておき、2値化結果に従ってこの信号に変換
する。 【0034】画像信号選択制御部195は図6に示す領
域分離処理部163からの領域信号と画像モード設定信
号に応じて、多値化処理部191と、誤差拡散処理部1
92と、多値ディザ処理部193と2値化処理部194
の各出力を選択するための信号をセレクタ196に出力
し、セレクタ196がこの選択信号により実際に選択を
行う。画像モードとは文字モード(文字原稿を対象とす
るモード)、写真モード(写真原稿を対象とするモー
ド)、文字/写真モード(文字と写真が混在した原稿を
対象とするモード)等である。 【0035】一例を説明すると、文字モードが設定され
ている場合には多値化処理部191の1画素処理出力を
選択し、写真モードの場合には多値ディザ処理部193
の出力を選択し、文字/写真モードの場合には文字領域
では多値化処理部191の1画素処理出力を、写真領域
では誤差拡散処理部192の2画素処理出力を選択す
る。 【0036】次に、図15を参照して文字合成について
説明する。文字合成とはデジタル複写機においてコピー
画像の上にページ付けをしたり、日付を印字させたり、
機械のロギングデータを出力させたりする際に、通常の
画像信号パス上で印字文字のイメージデータを合成する
処理である。 【0037】ここで、前述したように画像信号パスの信
号幅は輝度信号が8ビット、位相信号が2ビットの計1
0ビットである。これに対し、印字文字画像は一般的に
はキャラクタジェネレータROMにより得られ、イメー
ジ信号は2値データである。そこで、合成時にはこの2
値データを画像信号パスの10ビットに置き換える。す
なわち、2値の黒に相当する10ビット信号、及び白に
相当する10ビット信号を予め決定してこれに置き換え
る。 【0038】図15を参照して文字発生部について説明
する。副走査アドレスカウンタC1は副走査有効期間信
号(Fgate)がアサート期間中のライン数(主走査
有効期間信号Lsync)を計数して副走査方向の上位
アドレスと下位アドレスを出力し、主走査アドレスカウ
ンタC2は主走査有効期間信号Lsyncがアサート期
間中の画素数(画素クロック)を計数して主走査方向の
上位アドレスと下位アドレスを出力する。 【0039】メモリ制御部C3はテキストRAMC4の
動作をコントロールし、また、テキストRAMC4は原
稿上の位置に対して1対1に対応するエリアを有する。
また、キャラクタジェネレータROMC5には予めAS
CIIコード順の各アドレスに文字のビットマップイメ
ージが格納されている。 【0040】例えば図16(a)に示すような原稿画像
に対して図16(b)に示すようにページ番号(−1
−)の文字を合成する場合には、予めCPUがメモリ制
御部C3を介してテキストRAMC4に対し、原稿画像
データに対して合成すべき文字コード、例えば「2D
h」、「31h」、「2Dh」(”h”は16進数を表
し、各コードは”−”、”1”、”−”をASCIIコ
ードで示したもの)を図17(a)(b)に示すように
合成位置に対応するアドレスに格納する。また、他のア
ドレスにはスペースコード「20h」を格納する。 【0041】この状態で複写動作がスタートすると、メ
モリ制御部C3は主・副走査アドレスカウンタC1、C
2の各上位アドレスに従って原稿画像の位置に対応する
文字コードデータをテキストRAMC4から読み出すよ
うに制御する。テキストRAMC4から読み出された文
字コードデータを上位アドレスとして、また、主・副走
査アドレスカウンタC1、C2の各下位アドレスを下位
アドレスとして当該ビットマップイメージが読み出さ
れ、合成部100により原稿画像に対して合成される。 【0042】次に、図1および図2を参照して本発明に
係る合成部100について説明する。画像パスの画像信
号は10ビットで入力し、合成される文字信号は2値
(1=黒、0=白)である。そこで、文字信号は2値/
多値変換回路D1により10ビットの多値信号に変換さ
れ、最も簡単な例では「1」が輝度信号「FFh」及び
位相信号「00b」に、「0」が輝度信号「0」及び位
相信号「0」のようにして1対1で置き換える。 【0043】この置き換えられた文字信号と10ビット
の原稿画像信号をEXOR(排他的論理和)回路D2及
びOR(論理和)回路D3によりビット毎に各論理演算
を行う。選択制御部D4には全面を排他的論理和するモ
ードと、全面を論理和するモードと、論理和と排他的論
理和を画像濃度に応じて切り換えるモードの3通りの切
り換えモード信号が入力し、この選択制御部D4は排他
的論理和モードではEXOR回路D2の出力を、論理和
モードではOR回路D3の出力を、また、論理和/排他
的論理和モードでは図2に示すように原稿濃度が0
(白)〜閾値th2の範囲と閾値th1〜255(黒)
の範囲ではEXOR回路D2の出力を、閾値th2〜t
h1の範囲ではOR回路D3の出力を選択するための信
号をセレクタD5に印加する(但し、0<th2<th
1<255)。 【0044】したがって、例えば日付や時刻、ページ等
の画像はEXOR回路D2の出力を選択することにより
原稿画像と重なっても見えるように合成することがで
き、他方、スタンプや印鑑等の画像はOR回路D3の出
力を選択することにより原稿画像と重なった場合にその
まま見えなくなるように合成することができる。 【0045】また、論理和/排他的論理和モードでは原
稿濃度に応じて論理和と排他的論理和を切り換える理由
は、従来例のように2値信号「黒」を「FFh」に、
「白」を「0」に置き換え、文字の黒と原稿画像の中間
レベル濃度を排他的論理和しても排他的論理和する前の
原稿濃度と変化が小さく、文字が見えなくなるからであ
る。また、論理和だけ行うと文字の黒と原稿の黒が重な
ってやはり文字が見えなくなる。そこで、原稿画像が中
間レベル濃度(上記th2〜th1の範囲)の場合には
OR回路D3の出力を選択することにより文字が見えな
くなることを防止することができる。 【0046】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
読み取った原稿画像情報を2値化することなく原稿画像
信号と合成用画像信号とをビット毎に論理演算し、原稿
画像信号と合成用画像信号の排他的論理和出力と論理和
出力が選択可能であるので、例えば日付や時刻、ページ
等の画像は排他的論理和出力を選択することにより原稿
画像と重なっても見えるように合成することができ、他
方、スタンプや印鑑等の画像は論理和出力を選択するこ
とにより原稿画像と重なった場合にそのまま見えなくな
るように合成することができ、したがって、原稿画像に
合成用画像を重畳して合成する場合に使用目的に応じて
簡単な処理で合成することができる。 【0047】 【0048】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る画像合成装置の一実施例を示すブ
ロック図である。 【図2】図1において論理和と排他的論理和を切り換え
る場合の原稿濃度の閾値を示す説明図である。 【図3】デジタル複写機の画像読み取り装置を示す構成
図である。 【図4】画像データの処理順序を説明するためのブロッ
ク図である。 【図5】デジタル複写機のレーザプリンタを示す構成図
である。 【図6】図4の空間フィルタ回路を詳細に示すブロック
図である。 【図7】図4の階調処理回路を詳細に示すブロック図で
ある。 【図8】図7の階調処理回路における階調処理出力信号
とLD点灯パルスの関係を示す説明図である。 【図9】輝度信号とパルス幅の関係を示す説明図であ
る。 【図10】再量子化誤差を配分する重み付けマトリクス
を示す説明図である。 【図11】図7の誤差拡散処理部の輝度信号の割り当て
処理を示す説明図である。 【図12】図7の多値ディザ処理部の4×4ディザマト
リクスを示す説明図である。 【図13】図7の多値ディザ処理部の6×6ディザマト
リクスを示す説明図である。 【図14】図12および図13のディザマトリクスにお
ける閾値の配列を示す説明図である。 【図15】図4の文字発生部を詳細に示すブロック図で
ある。 【図16】合成画像の一例を示す説明図である。 【図17】図15のテキストRAMに格納される文字コ
ードデータを示す説明図である。 【符号の説明】 100 合成部 101 文字発生部 D1 2値/多値変換部 D2 EXOR(排他的論理和)回路 D3 OR(論理和)回路 D4 選択制御部 D5 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 啓之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 葉 安麒 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 刀根 剛治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−265275(JP,A) 特開 平3−48573(JP,A) 特開 昭62−142467(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 原稿画像に画像を合成するための合成用
    画像信号を発生する手段と、原稿画像信号と前記合成用
    画像信号を排他的論理和する排他的論理和手段と、原稿
    画像信号と前記合成用画像信号を論理和する論理和手段
    と、前記排他的論理和手段の出力と前記論理和手段の出
    力を選択する選択手段と、を備えた画像合成装置におい
    て、 前記合成用画像信号を多値化する多値化手段を備え、 前記排他的論理和手段及び前記論理和手段には多値の原
    稿画像信号と多値の合成用画像信号とがそれぞれ入力さ
    れ、 前記選択手段は原稿画像が中間濃度の場合に前記論理和
    手段の出力を選択し、他の濃度の場合に前記排他的論理
    和手段の出力を選択することを特徴とする画像合成装
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