JPH1185438A

JPH1185438A - 自動取引操作装置

Info

Publication number: JPH1185438A
Application number: JP25418697A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Hirano; 義幸平野
Original assignee: NEC Engineering Ltd
Current assignee: NEC Engineering Ltd
Priority date: 1997-09-03
Filing date: 1997-09-03
Publication date: 1999-03-30

Abstract

(57)【要約】【課題】取り引きを迅速かつ的確に行なわせる自動取引
操作装置を提供する。【解決手段】取引開始から取引終了までの全過程におい
て、画面表示からタッチ入力までの時間Ｔを監視するこ
とにより、操作対象装置１０の種類および操作の習熟度
を判断し、当該操作者の習熟度に応じて音声案内、効果
表示、画面デザインの変更等の処理案内の変更を行なう
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動取引操作装置
に関し、特に、例えば、金融機関に設置されている現金
自動取引装置（ＡＴＭ）のように不特定多数の顧客が操
作する端末として好適な自動取引操作装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の技術を開示している文献
として特開平０２−０８１２６８号公報がある。この公
報に示されている自動取引操作装置は、タッチ入力部兼
ガイダンス表示部、顧客センサ、音声ガイダンス部、そ
の他（制御部、伝送制御部、伝票カード部、通帳部、紙
幣部、ＦＤ部、電源部）等からなる現金自動取引装置の
顧客誘導方式であって、顧客センサが利用者の存在を検
知すると、制御部内に有するタイマをオンして、一定時
間内に入力操作が行なわれるか否かをチェックする。タ
イマの設定時間経過後、さらに利用者の存在が検知さ
れ、かつ入力操作が行なわれない場合に、音声ガイダン
スにより操作方法の案内をする。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には次
のような問題がある。特開平０２−０８１２６８号公報
に記載された自動取引操作装置は、「取り引きの開始時
点に限っての技術」である。このため取引途中における
処理の操作性に関する習熟度については全く考慮されて
いない。また、音声ガイダンスによる操作案内は装置周
囲の騒音の影響を受けるため、その効果が必ずしも的確
に発揮されるとは限らない。更に複数台の装置が密接し
て設置されている環境では、どの装置からの音声か判別
することが困難である。

【０００４】そこで、本発明の目的は、顧客等の操作者
が行なう取り引き内容に応じて、操作開始から終了まで
の全過程で、ガイダンス音声／画面表示、および、ヒン
トの表示等を操作者の習熟度に応じて変更実施すること
により、取り引きを迅速かつ的確に行なわせ得る自動取
引操作装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明による自動取引操作装置は、次のような特
徴的な構成を備えている。（１）取引開始から取引終了までの全過程において、画
面表示からタッチ入力までの時間を監視することによ
り、操作対象装置の種類および操作の習熟度を判断し、
当該操作者の習熟度に応じて音声案内、効果表示、画面
デザインの変更等の処理案内の変更を行なう。

【０００６】（２）上記（１）に記載の装置であって、
画面表示からタッチ入力までの時間監視は、各画面の切
り替え時ごとに行なう。

【０００７】（３）上記（１）に記載の装置であって、
画面表示からタッチ入力までの時間監視は、予め設定し
たタイマ動作に基づいて行なわれる。

【０００８】（４）上記（１）に記載の装置であって、
効果表示は、画面の一端から他端へのスクロールイン／
アウトによりゆっくり切り替えを行なうことにより、操
作者に対し次の画面（操作）に移行したことを視覚的に
わかりやすく伝える。

【０００９】（５）上記（１）に記載の装置であって、
画面デザインの変更は、画面表示からタッチ入力までの
時間が長い場合に、画面上に「ヒント」ボタンを表示
し、操作方法の解説／取引の流れ等のガイダンスを自然
画／動画により表示するものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】

（第１実施形態）図１は本発明の第１実施形態に係る自
動取引操作装置（顧客操作型自動機）の構成を示す外観
図である。図２は上記顧客操作型自動機のシステム構成
を示す図である。

【００１１】図１および図２において、顧客操作型自動
機１０は、タッチパネルによる入力と顧客への情報提供
を行なうタッチパネル付きディスプレイ１と、顧客が装
置の前に居て操作していることを検知する接近センサ２
と、顧客に対し操作結果を発行するレシートプリンタ３
と、顧客のＩＤカードを受付けるＩＤカードリーダ４
と、操作者が居ないアイドル状態時に音楽等を出力し、
かつ、顧客に対し操作を促す音声を出力するスピーカ５
と、上記１〜５の制御、および「画面表示」から「タッ
チ入力」までの時間Ｔの監視を行なうタイマ機能付きの
制御部（図１では卓７内に実装）６と、本装置のプログ
ラムが格納された磁気ディスク１１と、映像データ等を
格納したＣＤ−ＲＯＭ１２とから構成されている。

【００１２】図３は映画チケットの予約を行なう取引の
際のフローチャートである。図４は本実施形態における
取引選択時の操作画面の初期状態を示す図である。図５
は図４の画面に「ヒントボタン２０４」が追加で表示さ
れた状態の操作画面を示す図である。図６は、「ヒント
ボタン２０４」を押した結果、同一画面上にヒント画面
が表示された状態の操作画面を示す図である。

【００１３】以下図３〜図６を適時参照して説明する。
顧客が操作していないアイドル状態時は、画面上には取
引説明／設置店舗の宣伝等が表示されている。顧客の到
来が接近センサ２または画面タッチにより検知されると
取引が開始される。

【００１４】取引開始時には、顧客による選択操作を伴
なわないため、顧客の習熟度判断はできない。したがっ
て、顧客の到来と同時に画面の切り替え「アイドル画
面」から「取引選択画面」を行ない、かつ「いらっしゃ
いませ」等の音声を出力する。

【００１５】顧客が装置に対して最初に行なう選択操作
がここで行なわれるが、取引選択画面の表示と同時にタ
イマーを起動させ、一定時間内に取引選択ボタン押下
（図４の２０１，２０２，２０３）が行なわれない場合
には、取引選択の画面上に「ヒントボタン２０４」を表
示する。

【００１６】この時に「ヒントボタン２０４」のみ追加
した画面デザインとした場合、操作している顧客に対し
画面上に「ヒントボタン」が表示されたことを認識させ
ることが困難（見落とす可能性が大きい）である。この
ため画面が切り替えられたことを明確に伝えるために、
画面の切り替えに効果表示（エフェクト）を行ない、更
に顧客に対し音声による案内（「ヒントボタンを押して
ください」等）を行なう。

【００１７】効果表示（エフェクト）は、例えば、画面
が上から下に押し下げられて画面が切り換えられた事を
顧客に認識させるものである。

【００１８】次に、顧客が「ヒントボタン２０４」を押
下すると、ＣＤ−ＲＯＭ１２上に格納された操作案内画
面２０５が、図６に示す如く画面上に動画で表示され
る。操作案内画面２０５は、初期状態の操作画面を縮小
表示したイメージで表示すると顧客に対し視覚的に認識
しやすいものとなる。

【００１９】図６では、操作案内画面中２０５の手形マ
ーカー２０６が画面内で押下するイメージで動き、映画
ボタン２０７を押下する状態を表示する。また、手形マ
ーカー２０６の押下動作に連動して映画ボタン２０７も
カラー反転表示により選択したイメージの表示を行な
う。

【００２０】この時の操作案内画面は、磁気ディスク１
１上に格納されていても良い。「取引選択画面表示〜タ
イマーセット〜一定時間経過〜ヒントボタン表示、およ
び音声案内〜操作案内画面表示」という一連の処理によ
り、操作／装置に対し習熟度の低い（不慣れな）顧客に
対し安心感を与え、さらに全体的な処理時間を短縮でき
る。

【００２１】また、装置の操作に慣れた顧客の場合は、
各種ボタン押下がスムーズ（設定された時間内）に行な
われるため、「ヒントボタン２０４」の表示／音声によ
る案内等は行なわれない。

【００２２】取引選択以降の操作について図３により説
明する。取引選択１０１後、指定席／自由席選択１０２
を行ない、この時に自由席を選択した場合は取引内容確
認１０４、決済方法選択１０５へと移行する。指定席を
選択した場合は、座席の空き状況を確認し、座席の選択
１０３を行なった後に取引内容確認１０４、決済方法選
択１０５へ移行する。取引内容確認１０４では、画面上
に顧客が選択した内容（例えば、日時、映画館名、自由
席／指定席の区別、指定席の場合の座席番号）を表示
し、ＯＫか、否かの確認を行なう。次に決済方法選択１
０５にて「来館時窓口決済」又は「クレジット決済」を
選択し、チケット発券１０８を行ない取引が終了する。

【００２３】尚、クレジット決済の場合は、クレジット
カードの挿入１０６および暗証番号入力１０７を行な
い、本人認証を行なう。

【００２４】「ヒントボタン」の表示は取引選択画面１
０１のみに表示するだけでなく、全ての取引画面にて表
示することにより、取引の開始から終了までスムースに
導くことが可能となる。また、「ヒントボタン２０４」
を表示するまでのタイマーは取引画面毎に設定する。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記のような作用効果を奏する自動取引操作装置を提供
できる。操作者の装置に対する習熟度に応じてガイダン
ス等が行なわれるため、操作の不慣れな顧客等に対して
は、スムースな操作と取引時間の短縮をはかれるという
効果が得られ、また、操作に慣れた顧客に対しては、余
計なガイダンス等が省略されるので、煩わしさを与えな
いという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態に係る自動取引操作装置
（顧客操作型自動機）の構成を示す外観図である。

【図２】本発明の第１実施形態に係る自動取引操作装置
のシステム構成図である。

【図３】本発明の第１実施形態に係る自動取引操作装置
の操作フローチャートである。

【図４】本発明の第１実施形態に係る自動取引操作装置
の操作画面（初期状態）を示す図である。

【図５】本発明の第１実施形態に係る自動取引操作装置
の操作画面（ヒントボタンの表示）を示す図である。

【図６】本発明の第１実施形態に係る自動取引操作装置
の操作画面（ヒント表示）を示す図である。

【符号の説明】

１タッチパネル付きディスプレイ２接近センサ３レシートプリンタ４ＩＤカードリーダ５スピーカ６タイマ機能付きの制御部１０顧客操作型自動機１１磁気ディスク１２映像データ等を格納したＣＤ−ＲＯＭ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】取引開始から取引終了までの全過程におい
て、画面表示からタッチ入力までの時間を監視すること
により、操作対象装置の種類および操作の習熟度を判断
し、当該操作者の習熟度に応じて音声案内、効果表示、
画面デザインの変更等の処理案内の変更を行なうことを
特徴とする自動取引操作装置。
【請求項２】画面表示からタッチ入力までの時間監視
は、各画面の切り替え時ごとに行なう請求項１に記載の
自動取引操作装置。
【請求項３】画面表示からタッチ入力までの時間監視
は、予め設定したタイマ動作に基づいて行なわれる請求
項１に記載の自動取引操作装置。
【請求項４】効果表示は、画面の一端から他端へのスク
ロールイン／アウトによりゆっくり切り替えを行なうこ
とにより、操作者に対し次の画面（操作）に移行したこ
とを視覚的にわかりやすく伝える請求項１に記載の自動
取引操作装置。
【請求項５】画面デザインの変更は、画面表示からタッ
チ入力までの時間が長い場合に、画面上に「ヒント」ボ
タンを表示し、操作方法の解説／取引の流れ等のガイダ
ンスを自然画／動画により表示する請求項１に記載の自
動取引操作装置。