JPH1181379A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

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JPH1181379A
JPH1181379A JP9240018A JP24001897A JPH1181379A JP H1181379 A JPH1181379 A JP H1181379A JP 9240018 A JP9240018 A JP 9240018A JP 24001897 A JP24001897 A JP 24001897A JP H1181379 A JPH1181379 A JP H1181379A
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Hitoo Nasu
仁雄 那須
Noritoshi Sato
文紀 佐藤
Takeshi Kajimoto
武志 梶本
Kazuhiko Ikeuchi
和彦 池内
Toshihiko Takemura
俊彦 竹村
Kazuomi Sugiyama
和臣 杉山
Hiroo Nakada
裕雄 中田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席をエンジンから遠く離して配置しなくて
もその発熱が座席に直接伝わるのを抑制するようにし
て、小旋回を維持しつつ作業者の居住性を向上できるよ
うにする。 【解決手段】 走行装置2上に旋回台7が上下方向の軸
心回りに回動自在に設けられ、旋回台7に設けたボンネ
ット20の上部に座席41が設けられ、そのボンネット
20の側面に外気取り入れ口36が形成されているとと
もに、この外気取り入れ口36の内側にラジエータ26
とラジエータファン28が設けられている旋回作業機に
おいて、座席41を、ラジエータ26及びラジエータフ
ァン28の上方に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバックホー
等の旋回作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の旋回作業機として、走行装置上
に旋回台が上下方向の軸心回りに回動自在に設けられ、
旋回台に設けたボンネットの上部に座席が設けられ、そ
のボンネットの側面に外気取り入れ口が形成されている
とともに、この外気取り入れ口の内側にラジエータとラ
ジエータファンが設けられたものがある(例えば、特開
平8−218428号公報、特開平8−246249号
公報、特開平8−302736号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の旋回作業機
では、高温になりやすいエンジンや油圧ポンプのほぼ直
上に座席を配置しているので、これらの部材の発熱が座
席に伝わりやすく、夏場の作業が暑くなりすぎて居住性
が悪くなるという欠点がある。一方、これを解決するに
は、座席をエンジンからできるだけ離れて配置すること
が考えられる。
【0004】しかるに、旋回台の後側面が走行装置の車
幅内に納まるようその後部を小さくしている小旋回の旋
回作業機では、旋回台上の後部スペースが自ずから制約
されているので、座席をエンジンから遠く離して配置す
るのは困難である。本発明は、このような実情に鑑み、
座席をエンジンから遠く離して配置しなくてもその発熱
が座席に直接伝わるのを抑制するようにして、小旋回を
維持しつつ作業者の居住性を向上することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、走行装置上に旋回台が上下方向の軸心回りに回動自
在に設けられ、前記旋回台に設けたボンネットの上部に
座席が設けられ、そのボンネットの側面外気取り入れ口
が形成されているとともに、この外気取り入れ口の内側
にラジエータとラジエータファンが設けられている旋回
作業機において、前記座席を前記ラジエータ及びラジエ
ータファンの上方に配置したものである。
【0006】本発明では、ラジエータ及びラジエータフ
ァンが外気取り入れ口の内側に配置される吸い込みタイ
プが採用され、この吸い込みタイプのラジエータ及びラ
ジエータファンの上方に座席を配置しているので、外気
取り入れ口から取り込まれた冷気が座席の下方に常に流
通しており、この流通風によりエンジンからの発熱が座
席に直接伝わるのが防止される。
【0007】一方、ラジエータはその熱交換効率を有効
に確保すべくある程度の大きさを必要とするので、ラジ
エータの上方に座席を設けると、座席が高くなり過ぎて
作業者搭乗時の旋回台の重心が上昇し、旋回台の重量バ
ランスが悪くなる恐れがある。そこで、本発明では、ラ
ジエータをラジエータファンに対して下方に偏心して設
け、このラジエータの上方部分に形成したボンネットの
凹部に座席を設けている。
【0008】この場合、ラジエータをラジエータファン
に対して下方に偏心しているので、その分だけボンネッ
トの凹部を可及的に深く形成できる。従って、かかる凹
部に座席を設けることで、座席が高くなって旋回台の重
量バランスが阻害されるのを防止することができる。ま
た、ラジエータの上方に座席を設けると、そのアッパー
タンクへの給水の際に座席が邪魔になり、給水作業がや
り難くなる。
【0009】そこで、本発明では、ラジエータのアッパ
ータンクにボンネットの後端部まで延びる延長管を接続
し、この延長管の先端に給水口を設けている。この場
合、ラジエータの給水口がボンネットの後端部まで延び
る延長管の先端に設けられているので、座席をラジエー
タの上方に設けたにも拘らず、その座席が給水の邪魔に
なるのを防止できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図面は旋回作業機として例示する
小旋回バックホー1を示しており、図1において、この
バックホー1は走行装置2と旋回体3と掘削装置4とか
ら主構成されている。
【0011】なお、以下、バックホー1の走行方向(図
1の左右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交
する横方向(図1の紙面貫通方向)を左右方向という。
図1に示すように、走行装置2は、ゴム製履帯を有する
クローラ走行体5を左右一対備え、これらの走行体5を
走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置
が採用されている。この走行装置2の前部にはドーザ6
が設けられている。
【0012】旋回体3は、走行装置2の左右クローラ走
行体5間の中央部に設けた軸受体8に上下方向の旋回軸
心回りに回動自在に支持された旋回台7と、この旋回台
7に搭載された各種機器を覆うボンネット20と、この
ボンネット20上に設けた座席41やその前の操縦部を
覆うキャビン42とを備えている。旋回台7は、前部お
よび中途部が板材からなる枠材を組み合わせて構成され
たフレームをカバー部材で覆うことで構成され、この旋
回台7の後部は、前記フレームに固定されかつ旋回台7
の前部の掘削装置4等との重量バランスを図るカウンタ
ウェイト9によって構成されている。
【0013】また、この旋回台7は、当該旋回台7のフ
レームに支持された旋回モータ10(図2参照)によっ
て旋回軸心X回りに回動されるようになっている。この
バックホー1はいわゆる後方小旋回タイプのもので、旋
回体3の後側面が走行装置2の車幅からはみ出ないよう
に円弧状に形成されている。すなわち、旋回体3が旋回
したとき、この旋回体3の後面が描く旋回軌跡が左右ク
ローラ走行体5の左右幅内に収まるようになっている。
【0014】図2に示すように、旋回体3の左右側面
は、旋回体3が前方を向いた状態で前後方向に沿う平面
に形成されていて、この左右側面間同士の間隔は旋回体
3後面が描く旋回軌跡円の直径より幅狭に形成されてい
る。更に、同状態において、旋回体3の前面は、左右方
向に沿う平面に形成され、左側は右側よりも前方にやや
突出されている。
【0015】図1に示すように、旋回台7の前面右側に
は、掘削装置4を支持する上下一対の支持部材11が突
出されている。この支持部材11には支軸を介してスイ
ングブラケット12が上下軸回りに左右揺動自在に枢着
され、このスイングブラケット12は旋回台7の内部に
設けたスイングシリンダ13(図4及び図5参照)によ
って揺動される。
【0016】前記掘削装置4は、基部がスイングブラケ
ット12に左右軸回りに揺動自在に枢着されたブーム1
4と、このブーム14の先端側に左右軸回りに揺動自在
に枢着されたアーム15と、アーム15の先端側にスク
イ・ダンプ自在に取付けられたバケット16とを備えて
なる。ブーム14は、スイングブラケット12とブーム
14の中途部との間に設けたブームシリンダ17によっ
て揺動され、アーム15は、ブーム14の中途部とアー
ム15の基部との間に設けたアームシリンダ18によっ
て揺動され、バケット16は、アーム15の基部とバケ
ット16の取付リンクとの間に設けたバケットシリンダ
19によってスクイ・ダンプされる。
【0017】旋回台7の後部上面および右側上面は開放
状とされ、これらの開放部分は旋回台7の上面から上方
に突出した丸みを帯びたボンネット20で覆われてい
る。このボンネット20の内部には、エンジン21と、
各種油圧機器を駆動するための油圧ポンプ23、作動油
タンク24及びコントロールバルブ25よりなる油圧関
係機材と、ラジエータ26等が収納され、これらは旋回
台7に搭載されている。また、旋回台7の左側上面はフ
ロアシートで覆われており、この部分にエンジン21用
の燃料タンク22と、バッテリー27が収納されてい
る。
【0018】図2及び図5に示すように、エンジン21
はその駆動軸心が左右方向を向くように旋回台7の後部
に横向きに配置されている。このエンジン21の右側下
部に油圧ポンプ23が直結され、同エンジン21の左側
上部にラジエータファン28が連結されている。油圧ポ
ンプ23を駆動する下部軸とラジエータファン28を駆
動する上部軸は、ファンベルト29及びプーリよりなる
ベルト伝動機構により連動連結されている。
【0019】なお、エンジン21の右側上部にはサイレ
ンサ30が連結され、エンジン21の後方にはラジエー
タ26の冷却水のリザーブタンク31が設けられてい
る。また、旋回台7の旋回中心部にはスイベルジョイン
ト32が設けられ、同ジョイント32の前方やや左寄り
には前記旋回モータ10が配置され、これらの部材は、
コントロールバルブ25にそれぞれ油圧配管33で接続
されている。
【0020】ラジエータファン28の左側には、各種の
熱交換器、すなわち、前記ラジエータ26、オイルクー
ラ34、エアコンのコンデンサ35が同左側から順に配
置されている。このうち、オイルクーラ34はコントロ
ールバルブ25からの戻り油を冷却して作動油タンク2
4に戻すものであり、コンデンサ35はキャビン42内
の空調装置(エアコン)の室外器である。
【0021】これらの熱交換器に対応するボンネット2
0の左側面には外気取り入れ口36(図1参照)が形成
され、かつ、同ボンネット20の右側面には排気口(図
示せず)が形成されている。しかして、本実施形態のバ
ックホー1では、外気取り入れ口36のすぐ内側にラジ
エータ26とラジエータファン28を配置した吸い込み
タイプを採用している。
【0022】前記作動油タンク24及びコントロールバ
ルブ25は、旋回台7の右側(油圧ポンプ23と同じ
側)でかつ油圧ポンプ23の前方に配置されている。す
なわち、作動油タンク24及びコントロールバルブ25
は油圧ポンプ23とともに旋回台7の右側に集中的に配
置されていて、これにより、これら油圧駆動に必要な主
要機材(油圧関係機材)を互いに繋ぐための油圧配管を
できるだけ短くし、かつ、かかる主要機材を集中的に保
守点検できるようにしている。
【0023】図2、図4及び図5に示すように、コント
ロールバルブ25は作動油タンク24の前側面に縦向き
の状態で直結されており、コントロールバルブ25の前
端面25Aがなるべく後方へ寄った状態となるようにし
て、旋回台7の前部に形成されるウォークスルー37を
できるだけ広く取るようにしている。また、コントロー
ルバルブ25を作動油タンク24の前側面に配置した場
合、そのバルブ25が前記スイベルジョイント32や旋
回モータ10にも比較的近くなるので、これらに対する
配管も短くできる。
【0024】なお、図例では、コントロールバルブ25
を作動油タンク24の前側面に取り付けているが、同バ
ルブ25は、作動油タンク24と油圧ポンプ23との
間、作動油タンク24の更に右側、或いは作動油タンク
24の上方に設けることができる。これらの位置であれ
ば、コントロールバルブ25の保守点検に作動油タンク
24が邪魔になることがないので好適である。
【0025】また、作動油タンク24には、作動油フィ
ルタ38、アンロードバルブ39及び燃料フィルタ40
が吊り下げ状態で取り付けられており(図4参照)、こ
れにより、それらの部材の保守点検も集中的に行え、か
つ、それらの部材の組み立て工数を低減できるようにし
てある。図2及び図3に示すように、旋回台7の後部に
は、前記エンジン21を左右方向に大きく跨ぐように正
面視ほぼ門形に形成された支持フレーム44が立設され
ており、この支持フレーム44に、ボンネット20の下
面及びキャビン42の後支柱が固定されているととも
に、エンジン21に洗浄風を送るためのエアクリーナ4
5が取り付けられている。
【0026】この支持フレーム44は、内部が中空の横
梁46と、この横梁46の左右両端を支持する左右一対
の支柱部材47,48とからなり、横梁46の左端部
は、ボンネット20の左側面にある前記外気取り入れ口
36の近傍に至るまで延設されている。他方、エアクリ
ーナ45は、横梁46の右側よりにブラケット49を介
してや斜めに取り付けられている。このエアクリーナ4
5の排気口は出側管50を介してエンジン21の前面側
に接続され、同エアクリーナ45の吸気口はくの字状に
屈曲した曲がり管51を介して横梁46に接続されてい
る。
【0027】従って、外気取り入れ口36から流入した
新鮮な外気は、その一部が横梁46の左端から同右端側
へ至り、曲がり管51を経てエアクリーナ45に供給さ
れることになる。このように、支持フレーム44の横梁
46はエアクリーナ45の吸気管としての機能を併有し
ているので、その分だけ部品点数が低減されるととも
に、旋回台7の後部のコンパクト化に寄与することがで
きる。
【0028】支持フレーム44の左右の支柱部材47,
48のうち、右側の支柱部材47は、側面視においてほ
ぼ逆L字状の支柱部材よりなり、左側の支柱部材48
は、図3に示すように、側面視においてほぼ逆U字状に
形成された支柱フレーム52よりなる。すなわち、この
支柱フレーム52は、逆U字状とすることにより前後に
二股に別れて形成されており、単なる棒状の支柱に比べ
て前後方向に変形し難いものになっている。
【0029】このため、エンジン21やラジエータファ
ン28又は油圧ポンプ23等からの振動が旋回台7を通
じて支柱フレーム52に伝達されても、その上端部に固
定される横梁45が前後に共振するのが防止され、ひい
ては、その横梁45に取り付けられているボンネット2
0やキャビン42の振動も可及的に低く抑えることがで
きる。
【0030】図2に示すように、支柱フレーム52は、
その後部53がボンネット20の後側面に沿うように平
面視においてほぼくの字状に屈曲されており、これによ
り、小旋回であるため後側面の位置が制限されているボ
ンネット20内においても、当該支柱フレーム52の二
股間の間隔をできるだけ広く取るようにしている。ま
た、図2に示すように、支柱フレーム52は、前記ラジ
エータ26、オイルクーラ34及びコンデンサ35を上
から覆うように配置されており、これらの熱交換器を保
護するプロテクタとしても機能している。なお、この場
合、旋回台7にキャビン42ではなくキャノピを搭載し
た場合にはエアコンが不要となるので、コンデンサ35
は省略される。
【0031】また、図例では左右の支柱部材47,48
のうち左側だけに支柱フレーム52を採用した場合を例
示しているが、右側の支柱部材47だけに支柱フレーム
52を採用することもでき、左右両方の支柱部材47,
48に支柱フレーム52を採用することもできる。ボン
ネット18は樹脂製又は薄板鋼板製で、コントロールバ
ルブ25、作動油タンク24及び油圧ポンプ23等を覆
う右カバー部54と、エンジン19の後半部分を覆う後
カバー部55と、ラジエータ26等の熱交換器の部分を
覆う左カバー部56とから構成されている。これら各カ
バー部のうち、後カバー部55はヒンジを介して支持フ
レーム44の横梁46に上下回動自在に支持されてお
り、この後カバー部26を開放させることでエンジン1
8及びその周囲の保守点検が可能となっている。
【0032】本実施形態では、油圧ポンプ23、作動油
タンク24及びコントロールバルブ25よりなる油圧関
係機材をすべて旋回台7の右端側に集中的に配置したこ
とから、図2に示すように、座席41を旋回台7の左側
よりに配置するとともに、燃料タンク22及びバッテリ
27を旋回台7の左端側に配置している。すなわち、燃
料タンク22は旋回台7の左側よりでかつ座席41の下
方に比較的広い範囲に横たわった状態で配置されてお
り、ボンネット20の平面範囲から外れるメインタンク
部57を備えている。このように、燃料タンク22を作
動油タンク24とは反対側の広い範囲に配置することに
より、同タンク22の容量を大きく確保しつつ、旋回台
7の左右方向の重量バランスを有効に確保するようにし
ている。
【0033】また、メインタンク部57の後端部には、
旋回台7の後部でかつ座席41から離れたところまで延
びる延長部58が一体に連結され、この延長部58に給
油口59が形成されている。このため、給油口59から
の給油に際して座席41が邪魔になることがなく、給油
作業が行い易くなっている。図2及び図3に示すよう
に、座席41は、ボンネット20の前面上部に形成した
凹部60に収納され、ラジエータ26及びラジエータフ
ァン28の上方に位置するように旋回台7の左側よりに
配置されていて、これにより、外気取り入れ口36から
の冷気が座席41の下方に常に流通するようにしてい
る。このため、エンジン21からの発熱が直接座席に放
熱されるが防止され、夏場の居住性が悪くなるのが防止
される。
【0034】また、ラジエータ26は、その中心Rがフ
ァン中心Fよりも下側になるようにラジエータファン2
8に対して下方に偏心して設けられており、ラジエータ
26がこのように偏心した分だけボンネット20の凹部
60を従来より深く形成してある。従って、座席41を
ラジエータ26の上方に配置したにも係わらず、座席4
1をできるだけ低く設置でき、それが高くなることによ
る旋回台7の重量バランスが悪くなるのを防止してい
る。
【0035】ラジエータ26のアッパータンク61に
は、ボンネット20の後カバー部55まで延びる延長管
62が接続されており、この延長管62の先端に給水口
63が設けられている。従って、開閉自在な後カバー部
55を開放して給水口63からの給水を行うことがで
き、ラジエータ26への給水に当たり座席41が邪魔に
なることがない。
【0036】なお、本実施形態では後方小旋回のバック
ホー1に本発明を採用した場合を例示したが、本発明
は、掘削装置4の最上昇時に同装置4が走行装置2の車
幅からはみ出ない超小旋回のバックホー1にも採用する
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外気取り入れ口から取り込まれた冷気が座席の下方に流
通し、この流通風によりエンジンからの発熱が座席に直
接伝わるのが抑制されるので、座席をエンジンから遠く
離して配置しなくてもその発熱が座席にさほど伝わら
ず、このため、小旋回を維持しつつ作業者の居住性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小旋回バックホー(旋回作業機)の全体側面図
である。
【図2】旋回体の内部機構を示す平面図である。
【図3】旋回体の内部機構を示す左側面図である。
【図4】旋回体の内部機構を示す右側面図である。
【図5】旋回体の内部機構を示す正面図である。
【符号の説明】
1 小旋回バックホー(旋回作業機) 2 走行装置 7 旋回台 20 ボンネット 26 ラジエータ 36 外気取り入れ口 28 ラジエータファン 41 座席 60 凹部 61 アッパータンク 62 延長管 63 給水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池内 和彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 竹村 俊彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 杉山 和臣 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 中田 裕雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置(2)上に旋回台(7)が上下
    方向の軸心回りに回動自在に設けられ、前記旋回台
    (7)に設けたボンネット(20)の上部に座席(4
    1)が設けられ、そのボンネット(20)の側面に外気
    取り入れ口(36)が形成されているとともに、この外
    気取り入れ口(36)の内側にラジエータ(26)とラ
    ジエータファン(28)が設けられている旋回作業機に
    おいて、前記座席(41)は前記ラジエータ(26)及
    びラジエータファン(28)の上方に配置されているこ
    とを特徴とする旋回作業機。
  2. 【請求項2】 ラジエータ(26)はラジエータファン
    (28)に対して下方に偏心して設けられ、このラジエ
    ータ(26)の上方部分に形成したボンネット(20)
    の凹部(60)に座席(41)が設けられている請求項
    1に記載の旋回作業機。
  3. 【請求項3】 ラジエータ(26)のアッパータンク
    (61)にボンネット(20)の後部まで延びる延長管
    (62)が接続され、この延長管(62)の先端に給水
    口(63)が設けられている請求項1又は2に記載の旋
    回作業機。
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