JP2019078062A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンロードバルブの温度上昇を抑制することのできる作業機を提供する。【解決手段】作業機は、縦軸回りに旋回可能な旋回基板と、旋回基板に搭載された原動機と、原動機によって駆動されてパイロット油を吐出するパイロットポンプと、油圧アクチュエータを制御する制御弁と、制御弁をパイロット操作するパイロットバルブと、パイロット油を、パイロットバルブに送る状態とパイロットバルブに送らないでアンロードさせる状態とに切り換えるアンロードバルブと、原動機の周囲の空気を吸引して機体の外部に排出する冷却ファンとを備え、アンロードバルブは、原動機の近傍、且つ冷却ファンによって吸引される空気の流路に設けられている。【選択図】図13

Description

本発明は、作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機が知られている。
特許文献1に開示された作業機は、油圧アクチュエータを制御する制御弁をパイロット操作するパイロットバルブと、パイロット油を、パイロットバルブに送る状態とパイロットバルブに送らないでアンロードさせる状態とに切り換えるアンロードバルブとを有する。
特開2007−126898号公報
しかしながら、特に小型の作業機の場合、狭い空間内に各種機器やケーブル、ホース等を配置する必要があるため、各機器の配置スペースが制限される。ところが、アンロードバルブを狭い空間に配置すると、アンロードバルブの温度が高温になって耐久性が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、アンロードバルブの温度上昇を抑制することのできる作業機を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業機は、縦軸回りに旋回可能な旋回基板と、前記旋回基板に搭載された原動機と、前記原動機によって駆動されてパイロット油を吐出するパイロットポンプと、油圧アクチュエータを制御する制御弁と、前記制御弁をパイロット操作するパイロットバルブと、前記パイロット油を、前記パイロットバルブに送る状態と前記パイロットバルブに送らないでアンロードさせる状態とに切り換えるアンロードバルブと、前記原動機の周囲の空気を吸引して機体の外部に排出する冷却ファンとを備え、前記アンロードバルブは、前記原動機の近傍、且つ前記冷却ファンによって吸引される空気の流路に設けられている。
上記の構成によれば、アンロードバルブを原動機の近傍のスペースを有効利用して設置するとともに、アンロードバルブの温度上昇を抑制してアンロードバルブの耐久性を向上させることができる。
操縦装置の背面図である。 取付体を取り付けた状態の操縦装置の正面斜視図である。 取付体を取り外した状態の操縦装置の正面斜視図である。 操縦台の側面図である。 支持フレームの背面斜視図である。 支持フレームの正面斜視図である。 ロックレバーの取り付けを示す平面一部断面図である。 後側の右斜めからみた支持フレーム上部の斜視図である。 検出センサの取付部分の側面図である。 後側の左斜めからみた支持フレーム上部の斜視図である。 調整機構の取付部分の側面図である。 検出センサ、アンロードバルブ、旋回フレームの斜視図である。 旋回フレームの平面図である。 アンロードバルブの取付部分の背面一部断面図である。 作業機の上部の背面一部断面図である。 作業機の上部の収容室内の側面図である。 アンロードバルブ配置部分の背面斜視図である。 アンロードバルブ配置部分の正面斜視図である。 作業機の概略側面図である。 作業機の上部の側面図である。 作業機の上部の平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図19は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。図20は、作業機1の上部の概略側面図である。図21は、作業機1の上部の概略平面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。
図19に示すように、作業機1は、機体(旋回台)2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2上には、運転者(オペレータ)が着座する運転席6が搭載されている。
本実施形態においては、作業機1の運転席6に着座した運転者の前側(図19の矢印A1方向)を前方、運転者の後側(図19の矢印A2方向)を後方、運転者の左側(図21の矢印B1方向)を左方、運転者の右側(図21の矢印B2方向)を右方として説明する。
また、前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向K2(図21参照)として説明する。機体2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方(機体幅方向の外方)として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方(機体幅方向の内方)として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
図19に示すように、走行装置3は、機体2を走行可能に支持する装置である。この走行装置3は、走行フレーム3Aと、走行フレーム3Aの左側に設けられた第1走行装置3Lと、走行フレーム3Aの右側に設けられた第2走行装置3Rとを有する。第1走行装置3L及び第2走行装置3Rは、クローラ式の走行装置である。第1走行装置3Lは、第1走行モータ(走行モータ)M1によって駆動される。第2走行装置3Rは、第2走行モータ(走行モータ)M2によって駆動される。第1走行モータM1及び第2走行モータM2は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。
走行装置3の前部には、ドーザ装置7が装着されている。ドーザ装置7は、ドーザシリンダC1(油圧アクチュエータ)を伸縮することにより昇降(ブレードを上げ下げ)させることができる。
機体2は、走行フレーム3A上に旋回ベアリング8を介して縦軸(上下の方向に延伸する軸心)回りに旋回可能に支持されている。機体2は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)である旋回モータM3によって旋回方向に駆動される。機体2は、縦軸回りに旋回する基板(以下、旋回基板という)9と、ウエイト10とを有している。旋回基板9は、鋼板等から形成されており、旋回ベアリング8に連結されている。ウエイト10は、機体2の後部に設けられている。
機体2の後部には、原動機E1が搭載されている。原動機E1は、ディーゼルエンジンである。なお、原動機E1は、ガソリンエンジン、LPGエンジン又は電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
図19に示すように、原動機E1は、ボンネット5によって覆われている。このボンネット5上に運転席6が設けられている。
図21に示すように、運転席6の機体幅方向K2の中心とボンネット5の機体幅方向K2の中心とは略一致している。また、ボンネット5の機体幅方向K2の両側(左側及び右側)は、運転席6から機体外方にはみ出している。
図19に示すように、機体2は、機体幅方向K2の中央のやや右寄りの前部に支持ブラケット13を有している。支持ブラケット13には、スイングブラケット14が、縦軸回
りに揺動可能(両方向に回動可能)に取り付けられている。スイングブラケット14には、作業装置4が取り付けられている。
作業装置4は、ブーム15と、アーム16と、バケット(作業具)17とを有している。ブーム15の基部は、スイングブラケット14に横軸(機体幅方向K2に延伸する軸心)回りに回動可能に枢着されている。これによって、ブーム15が上下に揺動可能とされている。アーム16は、ブーム15の先端側に横軸回りに回動可能に枢着されている。これによって、アーム16が前後或いは上下に揺動可能とされている。バケット17は、アーム16の先端側にスクイ動作及びダンプ動作可能に設けられている。作業機1は、バケット17に代えて或いは加えて、油圧アクチュエータにより駆動可能な他の作業具(油圧アタッチメント)を装着することが可能である。他の作業具としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等が例示できる。
スイングブラケット14は、機体2内に備えられたスイングシリンダC2の伸縮によって揺動可能とされている。ブーム15は、ブームシリンダC3の伸縮によって揺動可能とされている。アーム16は、アームシリンダC4の伸縮によって揺動可能とされている。バケット17は、バケットシリンダ(作業具シリンダ)C5の伸縮によってスクイ動作及びダンプ動作可能とされている。ドーザシリンダC1、スイングシリンダC2、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダC5は、油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。また、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダC5は、作業装置4を駆動する作業用の油圧アクチュエータである。
図19〜図21に示すように、作業機1は、該作業機1を操縦する操縦装置21を有する。操縦装置21は、運転席6及びボンネット5の前方で且つ機体2上に設けられている。また、操縦装置21は、運転席6及びボンネット5の前方に、運転者Dが通ることのできる間隔をあけて配置されている。したがって、運転者Dは、操縦装置21とボンネット5との間を介して作業機1に対して乗車及び降車が可能である。即ち、操縦装置21とボンネット5とによって(操縦装置21とボンネット5との間の床部24上方に)、運転者Dが乗り降りするための乗降用通路22が形成されている。この乗降用通路22は、左及び右に開放状であり、機体幅方向K2に通り抜け(ウォークスルー)可能である。運転者Dは、乗降用通路22の左側及び右側から乗り降り可能である。
図1に示すように、操縦装置21は、操縦台23を有する。操縦台23は、骨格となる支持フレーム25と、この支持フレーム25を覆うフレームカバー26とを有する。
図2、図19に示すように、操縦装置21には、取付体151が取り付けられている。取付体151は、操縦台23の一側部(左側部)から前側を経て他側部(右側部)にわたって設けられている。取付体151は、第1部材151Aと、第2部材151Bと、第3部材151Cとを有する。第1部材151Aは、操縦装置21の下部の左方に設けられている。第2部材151Bは、操縦装置21の下部の右方に設けられている。第1部材151A及び第2部材151Bは、機体2に取り付けられている(図19参照)。第3部材151Cは、第1部位151aと、第2部位151bと、第3部位151dとを有する。第1部位151aは、操縦台23の左方に位置し、下部が第1部材151Aに取り付けられ、上部が操縦台23に取り付けられている。第2部位151bは、操縦台23の右方に位置し、下部が第2部材151Aに取り付けられ、上部が操縦台23に取り付けられている。第3部位151dは、操縦台23の上下方向の中途部の前方に配置され、第1部位151aと第2部位151bとを連結している。第1部位151aには、第1取付部151Dが固定され、第2部位151bには、第2取付部151Eが固定されている。取付体151は、操縦台23を保護するプロテクタとしての機能を有する。
図2、図19に示すように、取付体151には、支柱部材152が設けられている。支柱部材152は、第1支柱152Aと、第2支柱152Bとを含む。第1支柱152Aは、第1取付部151Dに固定され、第1取付部151Dから上方に突出している。第2支柱152Bは、第2取付部151Eに固定され、第2取付部151Eから上方に突出している。第1支柱152Aと第2支柱152Bとは、連結杆153で連結されている。支柱
部材152は、運転者が乗り降りする際に把持する把持部材としての機能を有する。
図19に示すように、支柱部材152には、キャノピフレーム154が取り付けられている。キャノピフレーム154には、キャノピ155が取り付けられている。支柱部材152及びキャノピフレーム154は、ロプスとしての機能を有する。
図3、図4に示すように、フレームカバー26は、操縦台23の外装を構成する外装カバーである。フレームカバー26は、支持フレーム25の運転席6側(後側)を覆う第1カバー26Aと、支持フレーム25の運転席6とは反対側(前側)を覆う第2カバー26Bとを有し、前後に分離可能とされている。第1カバー26Aと第2カバー26Bとは、支持フレーム25に対して個別に着脱自在に取り付けられている。また、第1カバー26Aは、取付体151が操縦台23に取り付けられた状態で取り外し可能である。
図5、図6に示すように、支持フレーム25は、左側の第1フレーム161と、右側の第2フレーム162と、第1フレーム161と第2フレーム162の上部同士を連結する第3フレーム163とを有する。第1フレーム161及び第2フレーム162は、機体2に立設される。第1フレーム161の上下方向の中途部には、第1取付壁161aが機体内方に向けて延出されている。第1取付壁161aの上方には、第1支持部167Lが設けられている。第2フレーム162の上下方向の中途部には、第2取付壁162aが機体内方に向けて延出されている。第2取付壁162aの上方には、第2支持部167Rが設けられている。第1フレーム161の下部には、第1ペダル支持部74と、第2ペダル支持部75とが設けられている。第2フレームの下部には、第3ペダル支持部76が設けられている。
第3フレーム163の機体幅方向K2の中央部には、第1支持板164L及び第2支持板164Rが機体幅方向K2に間隔をあけて並べて設けられている。第1支持板164Lと第2支持板164Rとにわたって支軸165が設けられている。第3フレーム163の左部には、第1バルブ取付部166Lが設けられている。第3フレーム163の右部には、第2バルブ取付部166Rが設けられている。
図5に示すように、第1フレーム161の上部に第1ボス137Lが設けられている。図6に示すように、第2フレーム162の上部に第2ボス137Rが設けられている。第1ボス137L及び第2ボス137Rは、機体幅方向K2に延伸する軸心を有する筒体である。また、第1ボス137L及び第2ボス137Rは、同心上に設けられている。
第1フレーム161の上部の外面側には、取付体151の第1部位151aの上部をボルト固定する取付ボス138A,138Bが設けられている。第2フレーム162の上部の外面側には、取付体151の第2部位151bの上部をボルト固定する取付ボス139A,139Bが設けられている。
図1、図3に示すように、操縦装置21は、走行装置3を操作する操作部材41を有する。操作部材41は、操縦台23の上部で且つ機体幅方向K2の中央部に配置されている。操作部材41は、左の第1走行レバー41Lと、右の第2走行レバー41Rとを含む。第1走行レバー41L及び第2走行レバー41Rの基部は、第1支持板164Lと第2支持板164Rとの間で支軸165に枢支されている。これにより、第1走行レバー41L及び第2走行レバー41Rが前後に揺動操作可能である。第1走行レバー41Lで第1走行装置3Lが操作され、第2走行レバー41Rで第2走行装置3Rが操作される。
図1、図3に示すように、操縦装置21は、作業装置4及び機体2を操作する操縦部材71を有する。操縦部材71は、操縦台23の機体幅方向K2の一側部(左部)に設けられた第1操縦レバー71Lと、機体幅方向K2の他側部(右部)に設けられた第2操縦レバー71Rとを含む。第1操縦レバー71Lは、第1走行レバー41Lの機体外方に配置され、第2操縦レバー71Rは、第2走行レバー41Rの機体外方に配置されている。第1操縦レバー71Lは、第1リモコン弁191Lを操作するレバーであり、第2操縦レバー71Rは、第2リモコン弁191Rを操作するレバーである。第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rは、パイロットバルブ(油圧アクチュエータを駆動する作動油の方向を切り換える方向切換弁をパイロット操作するバルブ)である。第1リモコン弁191Lは、第1バルブ取付部166Lに取り付けられ、第2リモコン弁191Rは、第
2バルブ取付部166Rに取り付けられている。
第1操縦レバー71L(第1リモコン弁191L)で、例えば、アーム16及び機体2が操作される。第2操縦レバー71R(第2リモコン弁191R)で、例えば、ブーム15及びバケット17が操作される。
図1に示すように、操縦装置21は、原動機E1の回転数を操作するアクセルレバー67と、ドーザ装置7を操作するドーザレバー66とを有する。アクセルレバー67は、第1支持部167Lに支持され、ドーザレバー66は、第2支持部167Rに支持されている。
操縦装置21は、第1走行モータM1及び第2走行モータM2の斜板の傾転角を変更操作する変速ペダル168と、油圧アタッチメントを操作するSPペダル169と、スイングブラケット14を揺動操作するスイングペダル170とを有する。変速ペダル168は、第1ペダル支持部74に支持され、SPペダル169は、第2ペダル支持部75に支持され、スイングペダル170は、第3ペダル支持部76に支持されている。
図1に示すように、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rの下方には、油圧マニホールド171が設けられている。油圧マニホールド171に、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rが接続されている。油圧マニホールド171は、ブロック体の内部にパイロット操作系の油圧回路を構成する油路を形成したものである。第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rから出力されるパイロット操作信号は、油圧マニホールド171を介して操作対象となる制御弁へ出力される。油圧マニホールド171の下部には、ポートブロック172と、油路切換バルブ173とが接続されている。ポートブロック172は、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rに対してパイロット油(制御弁をパイロット操作するのに使用される油)を入力する入力ポート172aと、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rからドレンされる戻りのパイロット油を排出する排出ポート172bとを有する。油路切換バルブ173は、第1操縦レバー71L及び第2操縦レバー71Rの操作パターンを切り換えるバルブである。
図1に示すように、操縦装置21は、コントロールバルブ35を有する。コントロールバルブ35は、作業機1に装備された油圧アクチュエータ(後から装備される油圧アクチュエータを含む)を制御する複数の制御弁V1〜V10の集合体である。コントロールバルブ35は、例えば、共通のバルブボディの内部に複数の制御弁を組み込んで形成される構造であってもよいし、複数の制御弁を相互に連結することで形成される構造であってもよい。コントロールバルブ35は、第1縦板27と第2縦板28との下部間に設けられ、第1取付壁161a及び第2取付壁162aに取り付けられている。
コントロールバルブ35を構成する制御弁は、油圧アクチュエータを作動させる作動油の方向を切り換える直動スプール形の方向切換弁である。具体的には、制御弁は、変速用制御弁V1、旋回用制御弁V2、アーム用制御弁V3、第1走行用制御弁V4、ドーザ用制御弁V5、予備用制御弁V6、第2走行用制御弁V7、スイング用制御弁V8、バケット用制御弁V9、ブーム用制御弁V10である。
変速用制御弁V1は、変速ペダル168によって操作され、第1走行モータM1及び第2走行モータM2の斜板の傾転角を変更する斜板角シリンダを制御する。
旋回用制御弁V2は、旋回モータM3を制御する。アーム用制御弁V3は、アームシリンダC4を制御する。旋回用制御弁V2及びアーム用制御弁V3は、第1リモコン弁191Lによってパイロット操作される。
第1走行用制御弁V4は、第1走行レバー41Lによって操作され、第1走行モータM1を制御する。ドーザ用制御弁V5は、ドーザレバー66によって操作され、ドーザシリンダC1を制御する。予備用制御弁V6は、SPペダル169によって操作され、油圧アタッチメントを制御する。第2走行用制御弁V7は、第2走行レバー41Rによって操作され、第2走行モータM2を制御する。スイング用制御弁V8は、スイングペダル170によって操作され、スイングシリンダC2を制御する。
バケット用制御弁V9は、バケットシリンダC5を制御する。ブーム用制御弁V10は
、ブームシリンダC3を制御する。バケット用制御弁V9及びブーム用制御弁V10は、第2リモコン弁191Rによってパイロット操作される。
図1、図3に示すように、操縦装置21は、ロックレバー50を有する。ロックレバー50は、図20、図21に示すように、上下に揺動操作可能(横軸回りに回動可能)である。ロックレバー50は、上下に揺動操作されることにより、第1位置X1と、第2位置X2とに位置変更可能である。第1位置X1は、上げた位置(ロックレバー50が基部から先端部に向けて上方側に向かう状態)であり、運転席6と操縦台23との間の乗降用通路22を介して運転者が乗降することを許容する位置である。第2位置X2は、ロックレバー50を下げた位置(ロックレバー50が基部から先端部に向けて後方側に向かう状態)であり、乗降用通路22を介して運転者が乗降することを妨げる位置である。
ロックレバー50が第1位置X1に位置しているときには、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rによるパイロット操作をすることができない。ロックレバー50が第2位置X2に位置しているときには、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rによるパイロット操作をすることが可能である。
図1、図3に示すように、ロックレバー50は、操縦台23の一側方(左側)に配置された第1レバー50Lと、操縦台23の他側方(右側)に配置された第2レバー50Rとを含む。第1レバー50Lは、第1操縦レバー71Lの機体外方に配置されている。第2レバー50Rは、第2操縦レバー71Rの機体外方に配置されている。
第1レバー50Lは、先端部(上部)にグリップ51Lを有するレバー本体52Lと、レバー本体52Lの基部(下部)に固定された第1基部プレート(基部プレート)174とを有する。第2レバー50Rは、先端部(上部)にグリップ51Rを有するレバー本体52Rと、レバー本体52Rの基部(下部)に固定された第2基部プレート(基部プレート)175とを有する。
図7に示すように、第1基部プレート174の一端部(後部)174aにレバー本体52Lの基部が固定されている。第1基部プレート174の他端部(前部)174bは、フレームカバー26の前部側に位置している。第1基部プレート174の中途部174cは、第1枢軸176を介して第1ボス137Lに枢支されている。第1枢軸176は、枢支部176aと、枢支部176aより小径の取付部176bとを有する。
枢支部176aは、第1ボス137Lに挿入されて軸心回りに回転自在であると共に第1基部プレート174に当接している。枢支部176aには、第1ボス137Lの機体内方側の端部に当接する当て板181が固定されている。
取付部176bは、第1基部プレート174の中途部174cに貫通状に形成された挿通穴179Lを挿通している。取付部176bの外面と挿通穴179Lの内面とには、図示省略の平坦面が形成され、該平坦面同士が当接することで第1基部プレート174と第1枢軸176との相対回転が規制されている。これにより、第1基部プレート174と第1枢軸176とが一体回転する。取付部176bの外面には、雄ネジが形成され、該雄ネジにナット180Lが螺合されている。
以上の構造によって、第1基部プレート174(第1レバー50L)が第1フレーム161に揺動可能に取り付けられている。
図7に示すように、第2基部プレート175の一端部(後部)175aにレバー本体52Rの基部が固定されている。第2基部プレート175の他端部(前部)175bは、フレームカバー26の前部側に位置している。第2基部プレート175の中途部175cは、第2枢軸177を介して第2ボス137Rに枢支されている。第2枢軸177は、枢支部177aと、枢支部177aより小径の取付部177bとを有する。
枢支部177aは、第2ボス137Rに挿入されて軸心回りに回転自在であると共に第2基部プレート175に当接している。枢支部177aには、第2ボス137Rの機体内方側の端部に当接する揺動部材182が固定されている。
取付部177bは、第2基部プレート175の中途部175cに貫通状に形成された挿通穴179Rを挿通している。取付部177bの外面と挿通穴179Rの内面とには、図示省略の平坦面が形成され、該平坦面同士が当接することで第2基部プレート175と第
2枢軸177との相対回転が規制されている。これにより、第2基部プレート175と第2枢軸177とが一体回転する。取付部177bの外面には、雄ネジが形成され、該雄ネジにナット180Rが螺合されている。
以上の構造によって、第2基部プレート175(第2レバー50R)が第2フレーム162に揺動可能に取り付けられている。
図3に示すように、操縦台23(第2カバー26B)の前側(前方)には、連結部材178が配置されている。ロックレバー50は、この連結部材178を含む。連結部材178は、機体幅方向K2に長い帯板状に形成されている。連結部材178の一端部は、第1基部プレート174の他端部174bに連結されている。連結部材178の他端部は、第2基部プレート175の他端部175bに連結されている。即ち、連結部材178は、第1レバー50Lと第2レバー50Rとを連結している。これにより、第1レバー50Lと第2レバー50Rとが一体的に上下に揺動する。
なお、連結部材178を操縦台23(第1カバー26A)の後側(後方)に配置し、操縦台23の後方側にて第1基部プレート174と第2基部プレート175とを連結してもよい。
図8、図9に示すように、操縦装置21は、ロックレバー50の位置を検出する検出センサ183を有する。本実施形態では、検出センサ183は、ロックレバー50の第2位置X2を検出する。なお、検出センサ183は、ロックレバー50の第1位置X1を検出するセンサであってもよい。検出センサ183は、例えば、リミットスイッチである。言い換えると、検出センサ183は、ロックレバー50に当接することでロックレバー50の位置を検出する接触センサである。検出センサ183は、接触子183aが、前方側を向くようにセンサ台184を介して第1フレーム161に取り付けられている。センサ台184は、第1部材184Aと、第2部材184Bと、第3部材184Cとを有する。第1部材184Aは、ブロック部材で構成され、第1フレーム161の背面に固定されている。第2部材184Bは、板材によって構成され、第1部材184Aの背面にボルト固定された縦壁184aと、縦壁184aの上部から前方に向けて延出された上壁184bとを有する。第3部材184Cは、板材で構成され、上壁184bに固定されている。検出センサ183は、第3部材184Cの側面に取り付けられている。
図7に示すように、第1枢軸176の第1枢支部176aは、当て板181から突出する突出部位176cを有する。図8、図9に示すように、突出部位176cには、第1当接片185と、第2当接片186とが固定されている。第1当接片185は、ロックレバー50が第1位置X1に位置しているときには、検出センサ183の接触子183aの前方に離れて位置している(図9の実線参照)。また、第1当接片185は、ロックレバー50を第2位置X2に操作すると、第1枢軸176と一体回転し、検出センサ183の接触子183aを押圧する(図9の仮想線参照)。これにより、検出センサ183は、ロックレバー50が第2位置X2に位置していることを検出する。
図8、図9に示すように、第1フレーム161には、規制部材187が設けられている。規制部材187は、第2当接片186の前方に位置し、第1フレーム161に固定された支持プレート188に取り付けられている。支持プレート188は、突出部位176cの前方に位置する第1壁188aと、第1壁188aの機体外方側の端部から後方に延出されて第1フレーム161に固定された第2壁188bとを有する。第1壁188aには、該第1壁188aを貫通して形成されたネジ穴189が形成されている。ネジ穴189とは、部材を貫通する円柱状の穴の内周面に雌ネジを有する穴である。規制部材187は、ボルトによって形成され、ネジ穴189に螺合し且つネジ穴189から後方に突出している。規制部材187には、該規制部材187の位置を固定するロックナット190が螺合している。
第2当接片186は、ロックレバー50が第1位置X1に位置しているときには、規制部材187の後方に離れて位置している(図9の実線参照)。また、第2当接片186は、ロックレバー50を第2位置X2に操作すると、第1枢軸176と一体回転し、規制部材187の先端に当接する(図9の仮想線参照)。これにより、ロックレバー50の第1
位置X1から第2位置X2に向かう方向(下方揺動方向という)の揺動が規制される。第2当接片186が規制部材187に当接することで、検出センサ183の接触子183aに対する第1当接片185の過度の押圧が防止されると共に、ロックレバー50を第2位置X2に位置決めできる。言い換えると、規制部材187は、ロックレバー50の揺動範囲を規制して検出センサ183に対するロックレバー50による過度の押圧を防止する。また、規制部材187をネジ穴189に対して螺進又は螺退させることにより、接触子183aに対する第1当接片185の当接位置の調整を行うことができる。螺進とは、規制部材187(ボルト)をねじ込む方向に回転させて軸心方向に移動させることであり、螺退とは、規制部材187(ボルト)を緩める方向に回転させて軸心方向に移動させることである。
なお、図9に示すように、ロックレバー50の下方揺動方向の揺動規制は、第2当接片186と規制部材187との当接による揺動規制に代えて(あるいは加えて)、第1フレーム161に固定した規制ピン192によって行ってもよい。
図10、図11に示すように、操縦装置21は、ロックレバー50の操縦台23に対する相対位置を調整可能な調整機構201を有する。調整機構201は、第1位置X1におけるロックレバー50の位置を調整可能である。調整機構201は、第2フレームの上部に設けられると共に、第1カバー26Aの内側に設けられている。それ故、調整機構201は、第1カバー26Aを取り外すことにより、運転席6側から調整可能(アクセス可能)である。なお、第1カバー26Aに、調整機構201を調整するための開口部を形成してもよい。この場合、開口部は、蓋によって開閉可能に閉塞してもよい。
調整機構201は、揺動部材182と、当接部202と、調整部203とを有する。揺動部材182は、基部が第2枢軸177に固定されていて、第2枢軸177と一体回転する。したがって、揺動部材182は、ロックレバー50と一体揺動する。揺動部材182の先端側は、第2枢軸177から径外方向に突出している。揺動部材182の先端部には、第1バネ掛け部材193が固定されている。
ロックレバー50を第1位置X1に位置させた状態における揺動部材182の位置を第1揺動位置X3といい、ロックレバー50を第2位置X2に位置させた状態における揺動部材182の位置を第2揺動位置X4という(図11参照)。
当接部202は、矩形の板材によって構成され、第1揺動位置X3に位置する揺動部材182の先端部の前側に位置している。揺動部材182が当接部202に当接することで、ロックレバー50の第2位置X2から第1位置X1に向かう方向(上方揺動方向という)の揺動が規制される。即ち、当接部202は、揺動部材182に相対的に当接してロックレバー50の揺動を規制する。
調整部203は、当接部202の位置を変更して揺動部材182との当接位置を調整する部位である。調整部203は、支持部204と、調整部材205とを有する。
支持部204は、第2フレーム162の上端部の後部で且つ機体内方側に配置されている。支持部204は、四角ブロック状に形成され、第2フレーム162(支持フレーム25)に固定されている。支持部204は、ネジ穴204aを有し、該ネジ穴204aは、支持部204の上面から下面にかけて貫通状に形成されている。支持部204は、ネジ穴204aが下方に向かうに従って前方に移行する傾斜状となるように傾けて固定されている。
調整部材205は、前後に長い板材によって構成され、支持部204の上面から第1揺動位置X3における揺動部材182の上方にわたって配置されている。また、調整部材205は、前方に向かうに従って上方に移行する傾斜状に配置されている。調整部材205の前部に当接部202が固定されている。調整部材205の後部は、支持部204の上面に重ね合わされている。調整部材205の後部には、該調整部材205の長さ方向に長い長穴194が形成されている。調整部材205は、長い長穴194を挿通してネジ穴204aに螺合する固定ボルト195によって支持部204に固定されている。したがって、調整部材205は、固定ボルト195を緩めることにより、長穴194の範囲で長さ方向(図11の矢印a1方向)に移動可能である。言い換えると、調整部材205は、支持部
204に、揺動部材182の揺動方向a2の前後に移動可能に取り付けられている。調整部材205を矢印a1方向の前後に移動することで、揺動部材182に対する当接部202の位置が変更可能である。また、当接部202の位置を変更することで、揺動部材182との当接位置が調整可能である。以上のように、調整部材205は、支持部204に、当接部202の支持部204に対する揺動部材182の揺動方向a2の相対位置を移動可能に取り付けられている。
図10、図11に示すように、調整部201は、ストッパ206を有する。ストッパ206は、ボルトによって構成されている。ストッパ206は、調整部材205に支持片207を介して取り付けられている。支持片207は、矩形の板材によって構成され、調整部材205の後端に、下方に突出状に固定されている。支持片207は、支持部204の後面に対向していると共に、板厚方向に貫通するネジ穴207aを有する。ストッパ206は、ネジ穴207aに螺合されており、ストッパ206を螺進又は螺退させることで、支持部204に対して進退可能である。ストッパ206には、該ストッパ206の位置を固定するロックナット208が螺合されている。ストッパ206の先端部は支持部204の後面に当接している。これにより、調整部材205の矢印a1方向の移動、即ち、揺動部材182が当接部202に当接する方向の該当接部202の移動が規制される(揺動部材182が当接することによる当接部202の位置ずれをストッパ206によって防止することができる)。固定ボルト195を緩め、ストッパ206を螺進又は螺退させることで、当接部202を微少に移動させる(調節する)ことができる。
第1位置X1におけるロックレバー50の位置が調整可能であることにより、例えば、連結部材178がフレームカバー26(第2カバー26B)に干渉しない位置、あるいは連結部材178とフレームカバー26(第2カバー26B)との隙間を所定値(例えば規格等で規定された値)以上にできる位置にロックレバー50を位置調整することができる。また、第1位置X1に位置するロックレバー50と、支柱部材152との間の隙間を、所定値(例えば規格等で規定された値)以上に調整することができる。
調整機構201は、第1位置X1におけるロックレバー50の位置を調整する機構として例示したが、調整機構201は、第2位置X2におけるロックレバー50の位置を運転席6側から調整することができる機構であってもよい。また、調整機構201は、第1位置X1におけるロックレバー50の位置を調整する第1の機構と、第2位置X2におけるロックレバー50の位置を調整する第2の機構とを含むものであってもよい。
即ち、調整機構201は、第1位置X1及び第2位置X2の少なくとも一方におけるロックレバー50の位置を運転席6側から調整可能であればよい。
図10、図11に示すように、操縦装置21は、ロックレバー50を第1位置X1及び第2位置X2に保持する保持スプリング209を有する。保持スプリング209は、引張りコイルスプリングによって構成されている。保持スプリング209の一端部は、第1バネ掛け部材193に引っ掛けられている。保持スプリング209の他端部は、第2バネ掛け部材210に引っ掛けられている。第2バネ掛け部材210は、第2フレーム162に固定されたプレート部材211に設けられている。プレート部材211は、第2フレーム162の上部の前側に設けられている。プレート部材211は、揺動部材182の前方側に配置された第1壁211aと、第1壁211の機体外方側の端部から後方に延出して第2フレーム162に固定された第2壁211bとを有する。第1壁211aには、縦長の開口211cが形成されると共に、該開口211cを横切る引っ掛け部位210a(図6参照)を有する第2バネ掛け部材210が固定されている。保持スプリング209の他端部は、この第2バネ掛け部材210の引っ掛け部位210aに引っ掛けられている。
この保持スプリング209の付勢力は、ロックレバー50を第1位置X1に位置させたときと、第2位置X2に位置させたときとで、ロックレバー50に対する作用方向が切り替わるようになっている。
図11に示すように、揺動部材が第1揺動位置X3に位置しているときには、保持スプリング209は、第2枢軸177の軸心よりも上方に位置している。したがって、ロックレバー50が第1位置X1にあるときには、保持スプリング209の付勢力は、ロックレ
バー50を上方揺動方向に回転させるように作用する。この付勢力により、ロックレバー50が第1位置X1に保持される。
また、揺動部材が第2揺動位置X4に位置しているときには、保持スプリング209は、第2枢軸177の軸心よりも下方に位置している。したがって、ロックレバー50が第2位置X2にあるときには、保持スプリング209の付勢力は、ロックレバー50を下方揺動方向に回転させるように作用する。この付勢力により、ロックレバー50が第2位置X2に保持される。
図12に示すように、検出センサ183は、旋回基板9に取り付けられたアンロードバルブ221にハーネス222を介して接続されている。アンロードバルブ221は、検出センサ183によりON及びOFFされる電磁バルブによって構成されている。アンロードバルブ221は、検出センサ183の検出結果に応じて、パイロット油を、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rに送る状態と、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rに送らないでアンロードさせる状態(作動油タンクに戻す状態)とに切り換えるバルブである。検出センサ183は、ロックレバー50が第1位置X1に位置しているときにはOFFである。このときに、アンロードバルブ221は、消磁され、パイロット油を、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rに送る状態となる。また、検出センサ183は、ロックレバー50が第2位置X2に位置しているときにはONである。このときに、アンロードバルブ221は、励磁され、パイロット油を、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rに送らないでアンロードさせる状態に切り換えられる。
図12、図13に示すように、旋回基板9は、機体2の骨格を形成する旋回フレーム254の構成部材である。旋回基板9は、機体2の底部を構成している。旋回基板9の前部に、支持ブラケット13が固定されている。旋回フレーム254は、第1縦リブ223L及び第2縦リブ223Rを有する。第1縦リブ223Lは、旋回基板9の上面の左部に固定され、第2縦リブ223Rは、旋回基板9の上面の右部に固定されている。第1縦リブ223Lは、支持ブラケット13から旋回基板9の後部に固定された後部ブラケット224にわたって設けられている。第2縦リブ223Rは、支持ブラケット13から後部ブラケット224の手前にわたって設けられている。第2縦リブ223Rの後部は、側板225によって後部ブラケット224に連結されている。
後部ブラケット224は、旋回基板9の左部から右部にわたって縦向きに配置された縦壁224aと、縦壁224aの下端から後方に延出された下壁224bとを有する。
旋回基板9は、旋回ベアリング8を取り付けるベアリング取付部(取付部)229を有する。ベアリング取付部229は、旋回基板9に貫通状に形成された環状の縁部からなる開口230と、開口230の周囲に形成された複数の取付孔231とを有する。旋回ベアリング8は、平面視リング状に形成され、中心が開口230の中心に略一致するように旋回基板9の下面に配置されている。
図14に示すように、旋回ベアリング8は、旋回基板9に取り付けられたインナレース8Aと、走行フレーム3Aに取り付けられたアウタレース8Bと、インナレース8Aとアウタレース8Bとの間に設けられたボール8Cとを有する。アウタレース8Bの外周面には、外歯ギヤ(図示省略)が設けられている。インナレース8Aは、取付孔231を挿通するボルトによって固定される。
図14、図15に示すように、走行フレーム3Aは、アウタ取付部材233と、筒体234と、メインフレーム235とを有する。アウタ取付部材233は、平面視リング状に形成され、アウタレース8Bの下面に取り付けられている。筒体234は、上下方向に延伸する軸心を有する円筒状に形成されている。筒体234は、アウタ取付部材233の下方に、旋回ベアリング8及びアウタ取付部材233と略同心状に配置されている。筒体234の上端にアウタ取付部材233が固定されている。筒体234は、外部と内部とを連通する複数の通気穴236A〜236Dを有する。
メインフレーム235は、筒体234の下方に配置されている。メインフレーム235の左に第1走行装置3Lが設けられ、メインフレーム235の右に第2走行装置3Rが設
けられる。メインフレーム235は、上面を構成する上壁237を有し、上壁237に筒体234が固定される。上壁237は、筒体234の内部に連通する連通穴237aを有する。メインフレーム235は、左の側面を構成する第1側壁238Lと、右の側面を構成する第2側壁238Rとを有する。第2側壁238Rには、メインフレーム235の外部と内部とを連通する連通開口238aを有する。第1側壁238Lも同様の連通開口を有する。メインフレーム235は、前面を構成する前壁240と、後面を形成する後壁241を有する。メインフレーム235は、下端の左側に設けられた第1下部板242Lと、下端の右側に設けられた第2下部板242Rとを有する。第1下部板242Lと第2下部板242Rとは、機体幅方向K2に間隔をあけて設けられている。第1下部板242Lと第2下部板242Rとの間の開放部分243からメインフレーム235内部へ外気が流通可能である。
以上のように、機体2の外部の空気である外気は、通気穴236A〜236Dを介して筒体234内に流通可能であると共に、連通開口238a、開放部分243、連通穴237aを介して筒体234内に流通可能である。また、筒体234内に流通する外気は、筒体234の上端、アウタ取付部材233の内周、旋回ベアリング8の内周、開口230を経て旋回基板9の上方の機体2内(後述の収容室228の内部)に流通可能である。
図12、図13に示すように、旋回基板9は、通し穴232aを有するモータ取付部232を備えている。図16に示すように、旋回モータM3は、モータ取付部232に取り付けられている。旋回モータM3の下部156は、通し穴232aを挿通して旋回基板9の下方に突出している。この旋回モータM3の下部には、旋回モータM3によって駆動し且つアウタレース8Bの外歯ギヤに噛合するギヤ(図示省略)が設けられている。
旋回基板9上には、複数のマウントブラケット(第1マウントブラケット226A〜第4マウントブラケット226D)が設けられている。第1マウントブラケット226Aは、旋回基板9の後部で且つ後部ブラケット224の左側の前方に配置され、第2マウントブラケット226Bは、第1マウントブラケット226Aの右方に配置されている。第3マウントブラケット226Cは、縦壁224aの上端の左部に設けられ、第4マウントブラケット226Dは、縦壁224aの上端の右部に設けられている。
図20に示すように、旋回フレーム254の前部の左側面、右側面及び前面は、旋回カバー227で覆われている。旋回フレーム254の前部の上部は、床部24で覆われている。また、ウエイト(プロテクタ)10は、第1ウエイト部材10Lと、第2ウエイト部材10Rとを含む。旋回フレーム254の後部の左側面は、第1ウエイト部材10Lで覆われており、右側面は、第2ウエイト部材10Rで覆われている。旋回フレーム254の後方で且つ第1ウエイト部材10Lと第2ウエイト部材10Rとの間は、背面カバー252で覆われている。したがって、旋回基板9、旋回カバー227、床部24、ウエイト10及び背面カバー252によって機体2の内部室が構成されている。
図15に示すように、ボンネット5は、下方に開口状とされており、ボンネット5の内部室は、機体2の内部室と連通している。ボンネット5の内部室及び機体2の内部室は、原動機E1及びアンロードバルブ221等を収容する収容室228を形成している。
図13に示すように、旋回基板9には、原動機E1、作動油タンクT1、燃料タンクT2、ラジエータR1等が搭載されている。
図16に示すように、原動機E1は、旋回基板9の後部に配置され、本体ハウジング248と、本体ハウジング248の下部に設けられたオイルパン249とを有する。原動機E1は、第1マウントブラケット226A〜第4マウントブラケット226Dに支持されている。
詳しくは、本体ハウジング248の下部の前部には、左の取付ブラケット248a及び右の取付ブラケット248bが設けられている。取付ブラケット248aは、防振部材244aを介して第1マウントブラケット226Aに防振支持され、取付ブラケット248bは、防振部材244bを介して第2マウントブラケット226Bに防振支持されている。本体ハウジング248の下部の後部には、左の取付ブラケット248c及び右の取付ブラケット248dが設けられている。取付ブラケット248cは、防振部材244cを介
して第3マウントブラケット226Cに防振支持され、取付ブラケット248dは、防振部材244dを介して第4マウントブラケット226Dに防振支持されている。
作動油タンクT1は、作動油及びパイロット油として使用される油を貯留するタンクである。図13に示すように、作動油タンクT1は、原動機E1の後方に配置されている。燃料タンクT2は、原動機E1用の燃料を貯留するタンクである。燃料タンクT2は、旋回基板9の左側上に配置されている。
図13、図15に示すように、ラジエータR1は、原動機E1の右側の側方に配置されている。ラジエータR1と原動機E1との間には、冷却ファン246が配置されている。冷却ファン246は、原動機E1によって駆動され、ラジエータR1に向けて送風する冷却風を発生する。
図15、図20に示すように、ボンネット5の右側面には、ラジエータR1を通過した冷却風を排出する排出口247A〜247Cが形成されている。また、図20に示すように、第2ウエイト部材10Rにも冷却風を排出する排出口251が形成されている。したがって、冷却ファン246は、収容室228内の空気を外部に排出する。言い換えると、冷却ファン246は、原動機E1の周囲の空気を吸引して機体2の外部に排出する。
図13に示すように、開口230の中心部には、スイベルジョイント253が配置されている。スイベルジョイント253は、コントロールバルブ35側の油圧管路と、走行モータM1,M2及びドーザシリンダC1側の油圧管路とを接続する回転継ぎ手である。
図15、図16に示すように、原動機E1の左端側には、メインポンプP1が設けられている。メインポンプP1は、原動機E1によって駆動され、作動油タンクT1内の油を吸引する。メインポンプP1は、吸引した油を作動油として吐出する。吐出された作動油は、コントロールバルブ35に供給される。したがって、メインポンプP1から吐出された作動油によって作業機1に装備された油圧アクチュエータが作動する。
原動機E1の後部には、パイロットポンプP2が設けられている。パイロットポンプP2は、原動機E1によって駆動され、作動油タンクT1内の油を吸引する。パイロットポンプP2は、吸引した油をパイロット油として吐出する。吐出されたパイロット油は、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rに供給される。パイロットポンプP2は、上部に油を吸引する吸引部Paを有し、下部にパイロット油を吐出する吐出部Pdを有する。
図16に示すように、アンロードバルブ221は、旋回基板9における原動機E1の下部近傍に設けられている。具体的には、原動機E1の本体ハウジング248の下方で且つオイルパン249の前方に設けられている。アンロードバルブ221は、原動機E1の下部近傍の空いたスペースを有効利用して設置されている。
また、アンロードバルブ221の前方には、旋回モータM3が設けられている。したがって、アンロードバルブ221は、旋回モータM3と原動機E1との間のスペースを有効利用して配置されている。
図14に示すように、アンロードバルブ221は、第2縦リブ223Rの左方で且つ開口230の右側の近傍に配置されている。したがって、アンロードバルブ221は、開口230から冷却ファン246に至る空気の流通経路、しかも機体外部から取り入れられて原動機E1に到達する前の空気の流通経路に配置されている。即ち、アンロードバルブ221は、原動機E1の近傍でありながら温度環境のよい場所(高温になりにくい場所)に配置されている。特に、本実施形態では、冷却ファン246が収容室228の空気を外部に排出する吐き出し式であるので、原動機E1の下部近傍の温度は比較的低温に維持される。それ故、原動機E1の下部近傍にアンロードバルブ221を配置することにより、アンロードバルブ221の温度上昇を抑制し、アンロードバルブ211の耐久性を向上させることができる。
図17、図18に示すように、アンロードバルブ221は、バルブブラケット250を介して旋回基板9に取り付けられている。バルブブラケット250は、旋回基板9にボルト固定された第1壁部250aと、第1壁部250aから上方に延出する第2壁部250bとを有する。アンロードバルブ221は、第2壁部250bの左側にボルト固定されて
いる。アンロードバルブ221は、旋回基板9から上方に間隔をあけて取り付けられている。バルブブラケット250の前方に第2マウントブラケット226Bが配置されている。第2マウントブラケット226Bは、旋回基板9に立設された縦壁226aと、縦壁226aの上部に設けられた支持壁226bとを有する。支持壁226bは、縦壁226aの上端から機体内方に延出している。
図17、図18に示すように、アンロードバルブ221は、第1接続部221a〜第4接続部221dを有するバルブ本体221Aと、ソレノイド部221Bとを有する。
第1接続部221aは、パイロットポンプP2の吐出部Pdに継手や油圧ホース等を介して接続されている。第2接続部221bは、入力ポート172aに継手や油圧ホース等を介して接続されている。第3接続部221cは、排出ポート172bに継手や油圧ホース等を介して接続されている。第4接続部221dは、作動油タンクT1に継手や油圧ホース等を介して接続されている。
ロックレバー50が第2位置X2に位置していて検出センサ183がONのときには、第1接続部221aを第4接続部221dに連通させる油路は遮断されており、パイロットポンプP2から第1接続部221aを介して入力されたパイロット油は、第2接続部221bから出力されて入力ポート172aに供給される。これにより、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rによるパイロット操作ができる状態となる。排出ポート172bから排出された戻り油は、第3接続部221cから第4接続部221dへと流れ、第4接続部221dから作動油タンクT1に戻る。
ロックレバー50が第1位置X1に位置していて検出センサ183がOFFのときには、第1接続部221aを第4接続部221dに連通させる油路が開通すると共に、第1接続部221aを第2接続部221bに連通させる油路が遮断される。したがって、第1接続部221aを介して入力されたパイロット油は、入力ポート172aに供給されないで、第4接続部221dから作動油タンクT1に流れる(アンロードされる)。これにより、第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191Rによるパイロット操作ができない状態となる。
以上のようにして、アンロードバルブ221は、パイロット油を、パイロットバルブに送る状態とパイロットバルブに送らないでアンロードさせる状態とに切り換える。
アンロードバルブ221は、第2マウントブラケット226Bの支持壁226bの下方に設けられている。本実施形態では、ソレノイド部221Bが、支持壁226bの下方に設けられている。ソレノイド部221Bは、バルブ本体221Aから前方突出状に設けられ、第2マウントブラケット226Bの縦壁226aの左側方で且つ支持壁226bの下方に位置している。これにより、第2マウントブラケット226Bの支持壁226bの下方の空間の有効利用が図れると共に、第2マウントブラケット226Bによってアンロードバルブ221(ソレノイド部221B)を保護することができる。
次に、作業機1の以下の構成によって奏する効果について説明する。
作業機1は、機体2と、機体2に搭載された運転席6と、機体2上の運転席6の前方に設けられた操縦台23と、操縦台23に設けられ、且つ運転席6と操縦台23との間の乗降用通路22を介して運転者が乗降することを許容する第1位置X1と乗降用通路22を介して運転者が乗降することを妨げる第2位置X2とに位置変更可能なロックレバー50と、第1位置X1及び第2位置X2の少なくとも一方におけるロックレバー50の操縦台23に対する相対位置を運転席6側から調整可能な調整機構201と、を備えている。
この構成によれば、ロックレバー50の位置を調整する調整機構201に運転席6側からアクセスできるので、調整機構201にアクセスしやすく、ロックレバーの位置を容易に調整できる。
また、操縦台23は、ロックレバー50を揺動可能に支持する支持フレーム25を有し、調整機構201は、ロックレバー50と一体揺動する揺動部材182と、揺動部材182に当接してロックレバー50の揺動を規制する当接部202と、当接部202の位置を変更して揺動部材182との当接位置を調整する調整部203とを有する。
この構成によれば、簡単な構造で調整機構201を構成することができる。
また、調整部203は、支持フレーム25に固定された支持部204と、当接部202が固定されており、且つ支持部204に、当接部202の支持部204に対する揺動部材182の揺動方向a2の相対位置を移動可能に取り付けられた調整部材205とを有する。
この構成によれば、調整機構201によるロックレバー50の位置調整を容易に行える。
また、操縦台23の一側部から前側を経て他側部にわたって設けられた取付体151と、取付体151に設けられた支柱部材152とを備え、操縦台23は、外装を構成し、且つ運転席6側を覆う第1カバー26Aと、運転席6とは反対側を覆う第2カバー26Bとを含む外装カバー(フレームカバー26)を有し、調整機構201は、第1カバー26Aの内側に設けられ、第1カバー26Aは、取付体151が操縦台23に取り付けられた状態で取り外し可能である。
この構成によれば、取付体151を取り外さなくても調整機構201にアクセスすることができ、調整機構201へのアクセスが容易である。
ロックレバー50は、操縦台23の一側方に配置された第1レバー50Lと、操縦台23の他側方に配置された第2レバー50Rと、第1レバー50Lと第2レバー50Rとを連結する連結部材178とを有する。
この構成によれば、第1レバー50Lと第2レバー50Rとを一体的に揺動させることができる。
また、連結部材178は、操縦台23の前方又は後方に配置されている。
この構成によれば、連結部材178を操縦台23の内部を通さなくても、第1レバー50Lと第2レバー50Rとを連動連結することができる。例えば、後付で第1レバー50Lと第2レバー50Rとを連結する場合、連結部材を操縦台23の内部を通せない場合、或いは、操縦台23の内部を設計変更することなく第1レバー50Lと第2レバー50Rとを連結する場合などに有利である。
また、ロックレバー50が第1位置X1または第2位置X2に配置されたことを検出する検出センサ183を備え、調整機構201は、操縦台23の内部の一側部に設けられ、検出センサ183は、操縦台23の内部の他側部に設けられている。
この構成によれば、検出センサ183と調整機構201とを、操縦台23の内部に良好に組み込むことができる。
検出センサ183は、ロックレバー50に当接することでロックレバー50の位置を検出する接触式センサであり、操縦台23の他側部に、ロックレバー50の揺動範囲を規制して検出センサ183に対するロックレバー50による過度の押圧を防止する規制部材187が設けられている。
この構成によれば、ロックレバー50が当接することによる検出センサ183の損傷を防止できる。
また、作業機1は、縦軸回りに旋回可能な旋回基板9と、旋回基板9に搭載された原動機E1と、原動機E1によって駆動されてパイロット油を吐出するパイロットポンプP2と、油圧アクチュエータを制御する制御弁V2,V3,V9,V10と、制御弁をパイロット操作するパイロットバルブ(第1リモコン弁191L及び第2リモコン弁191R)と、パイロット油を、パイロットバルブに送る状態とパイロットバルブに送らないでアンロードさせる状態とに切り換えるアンロードバルブ221と、原動機E1の周囲の空気を吸引して機体の外部に排出する冷却ファン246とを備え、アンロードバルブ221は、原動機E1の近傍、且つ冷却ファン246によって吸引される空気の流路に設けられている。
この構成によれば、アンロードバルブ221を原動機E1の近傍のスペースを有効利用して設置するとともに、アンロードバルブ221の温度上昇を抑制してアンロードバルブ221の耐久性を向上させることができる。
また、旋回基板9に立設された縦壁226aと、縦壁226aの上部に設けられていて原動機E1を支持する支持壁226bとを有するマウントブラケット(第2マウントブラ
ケット226B)を備え、アンロードバルブ221は、支持壁226bの下方に設けられている。
この構成によれば、マウントブラケットによってアンロードバルブ221を保護することができる。
また、旋回基板9を縦軸回りに旋回自在に支持する旋回ベアリング8を備え、旋回基板9は、旋回ベアリング8を取り付ける部位であって、機体2外部の空気を機体2内に流通可能な開口230が形成された取付部(ベアリング取付部229)を有し、アンロードバルブ221は、開口230の近傍に設けられている。
この構成によれば、アンロードバルブ221の配置位置の周囲の温度環境をよくすることができる。
また、原動機E1は、本体ハウジング248と、本体ハウジング248の下方に設けられたオイルパン249とを有し、アンロードバルブ221は、本体ハウジング248の下方で且つオイルパン249の前方に設けられている。
この構成によれば、本体ハウジング248の下方で且つオイルパン249の前方のスペースを、アンロードバルブ221の配置スペースとして有効利用することができる。
また、旋回基板9に取り付けられていて、旋回基板9を旋回させる旋回モータM3を備え、アンロードバルブ221は、旋回モータM3と原動機E1との間に配置されている。
この構成によれば、旋回モータM3と原動機E1との間のスペースを、アンロードバルブ221の配置スペースとして有効利用することができる。
また、機体2と、機体2に搭載された運転席6と、機体2上の運転席6の前方に設けられた操縦台23と、操縦台23に設けられ、且つ運転席6と操縦台23との間の乗降用通路22を介して運転者が乗降することを許容する第1位置X1と乗降用通路22を介して運転者が乗降することを妨げる第2位置X2とに位置変更可能なロックレバー50と、ロックレバー50が第1位置X1または第2位置X2に配置されたことを検出する検出センサ183とを備え、アンロードバルブ221は、検出センサ183の検出結果に応じてパイロット油をパイロットバルブに送る状態とパイロットバルブに送らないでアンロードさせる状態とに切り換える電磁バルブである。
この構成によれば、検出センサ183を、所望の位置に設置することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
8 旋回ベアリング
9 旋回基板
191L パイロットバルブ(第1リモコン弁)
191R パイロットバルブ(第2リモコン弁)
221 アンロードバルブ
226a 縦壁
226b 支持壁
226B マウントブラケット(第2マウントブラケット)
228 収容室
229 取付部(ベアリング取付部)
230 開口
246 冷却ファン
248 本体ハウジング
249 オイルパン
E1 原動機
M3 旋回モータ
P2 パイロットポンプ
V2 制御弁
V3 制御弁
V9 制御弁
V10 制御弁

Claims (6)

  1. 縦軸回りに旋回可能な旋回基板と、
    前記旋回基板に搭載された原動機と、
    前記原動機によって駆動されてパイロット油を吐出するパイロットポンプと、
    油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
    前記制御弁をパイロット操作するパイロットバルブと、
    前記パイロット油を、前記パイロットバルブに送る状態と前記パイロットバルブに送らないでアンロードさせる状態とに切り換えるアンロードバルブと、
    前記原動機の周囲の空気を吸引して機体の外部に排出する冷却ファンとを備え、
    前記アンロードバルブは、前記原動機の近傍、且つ前記冷却ファンによって吸引される空気の流路に設けられている作業機。
  2. 前記旋回基板に立設された縦壁と、縦壁の上部に設けられていて前記原動機を支持する支持壁とを有するマウントブラケットを備え、
    前記アンロードバルブは、前記支持壁の下方に設けられている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記旋回基板を前記縦軸回りに旋回自在に支持する旋回ベアリングを備え、
    前記旋回基板は、前記旋回ベアリングを取り付ける部位であって、機体外部の空気を機体内に流通可能な開口が形成された取付部を有し、
    前記アンロードバルブは、前記開口の近傍に設けられている請求項1または2に記載の作業機。
  4. 前記原動機は、本体ハウジングと、前記本体ハウジングの下方に設けられたオイルパンとを有し、
    前記アンロードバルブは、前記本体ハウジングの下方で且つ前記オイルパンの前方に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
  5. 前記旋回基板に取り付けられていて、前記旋回基板を旋回させる旋回モータを備え、
    前記アンロードバルブは、前記旋回モータと前記原動機との間に配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機。
  6. 機体と、
    前記機体に搭載された運転席と、
    前記機体上の運転席の前方に設けられた操縦台と、
    前記操縦台に設けられ、且つ前記運転席と前記操縦台との間の乗降用通路を介して運転者が乗降することを許容する第1位置と前記乗降用通路を介して運転者が乗降することを妨げる第2位置とに位置変更可能なロックレバーと、
    前記ロックレバーが前記第1位置または前記第2位置に配置されたことを検出する検出センサとを備え、
    前記アンロードバルブは、前記検出センサの検出結果に応じて前記パイロット油を前記パイロットバルブに送る状態と前記パイロットバルブに送らないでアンロードさせる状態とに切り換える電磁バルブである請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機。
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