JPH1178978A - バルクヘッド構造 - Google Patents

バルクヘッド構造

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JPH1178978A
JPH1178978A JP26081597A JP26081597A JPH1178978A JP H1178978 A JPH1178978 A JP H1178978A JP 26081597 A JP26081597 A JP 26081597A JP 26081597 A JP26081597 A JP 26081597A JP H1178978 A JPH1178978 A JP H1178978A
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JP
Japan
Prior art keywords
bulkhead
frame member
edge flange
flanges
rear side
Prior art date
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Pending
Application number
JP26081597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Toriyama
靖史 鳥山
Osamu Ninomiya
修 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication of JPH1178978A publication Critical patent/JPH1178978A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルクヘッド構造を改善して、フレーム部材
の断面崩れを防止すること。 【解決手段】 断面ほぼ逆ハット形で左右の上端フラン
ジ11をそれぞれ平面パネル2に重合溶接せしめて閉断
面を形成する車体のフレーム部材1の内部に、上記閉断
面を仕切るバルクヘッド3を設け、該バルクヘッド3の
左右の側縁フランジ31および下縁フランジ32をそれ
ぞれフレーム部材1の左右の側壁12内面および底壁1
3内面に重合溶接してなるバルクヘッド構造において、
バルクヘッド3の上縁に両端がバルクヘッド3の側縁よ
りも更に外方向に延出する上縁フランジ33を形成し、
該上縁フランジ33の延出部34をフレーム部材1の左
右の上端フランジ11に重合溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム部材内に
設けられてこれを補強するバルクヘッドの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、従来、車体の骨格を
なすフレーム部材1は、断面逆ハット形に形成した長尺
部材で構成され、左右上端のフランジ11を平板状のフ
ロアパネル2等に重合溶接せしめて、閉断面を形成する
構造としている。そして、フレーム部材1の内部には、
フレーム部材1の断面くずれを防止するために、所定の
部位に上記閉断面を仕切るバルクヘッド3aを設けてい
る。バルクヘッド3aは、フレーム部材1の内部にこれ
を塞ぐように配置し、左右の側縁フランジ31をそれぞ
れフレーム部材1の左右の側壁12の内面に重合溶接す
るとともに、下縁フランジ32をフレーム部材1の底壁
13の内面に重合溶接せしめて固着している。
【0003】車両のサイドフレームを例にとると、サイ
ドフレームにはタイヤを支持するサスペンションのサス
ペンションアームとの連結部にバルクヘッドが設けられ
ている。ところで、サイドフレームの上記連結部には上
下方向に大きな振動荷重が加えられる。そして図6に示
すように、この振動荷重、特に突き上げ荷重Nによって
サイドフレーム1には断面形状、特に両側壁12を変形
せしめようとする力が作用し、この結果、上記両側壁1
2とバルクヘッド3aの側縁フランジ31の接合部に剥
離方向の力が作用する。そして、上記接合部に溶接剥が
れが生じると、サイドフレーム1の両側壁12は変形
し、その上端フランジ11でもサイドフレーム1の上下
振動と相まってフロアパネル2との間に溶接剥がれが生
じる。このサイドフレームの断面崩れを確実に防ぐため
には、サイドフレームの板厚を厚くしてそれ自体の剛性
を強化しなければならず、車両の重量増とコスト高をき
たす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、フレ
ーム部材にバルクヘッドを設けたバルクヘッド構造にお
いて、バルクヘッドとフレーム部材の接合強度を強化
し、もって、溶接剥がれおよびフレーム部材の変形を防
止することを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、断面ほぼ逆ハ
ット形で左右の上端フランジをそれぞれ平面パネルに重
合溶接せしめて閉断面を形成する車体のフレーム部材の
内部に、上記閉断面を仕切るバルクヘッドを設け、該バ
ルクヘッドの左右の側縁フランジおよび下縁フランジを
それぞれフレーム部材の左右の側壁内面および底壁内面
に重合溶接してなるバルクヘッド構造において、バルク
ヘッドの上縁に両端がバルクヘッドの側縁よりも更に外
方向に延出する上縁フランジを形成し、該上縁フランジ
の延出部をフレーム部材の左右の上端フランジに重合溶
接する。
【0006】これによれば、突き上げ荷重によりフレー
ム部材の両側壁を外側へ変形しようとする力は、バルク
ヘッドの上縁フランジの延出部とフレーム部材の両上端
フランジとの接合部に対して剪断方向に作用するので、
バルクヘッドとフレーム部材の接合強度が向上し、フレ
ーム部材の変形を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】車体のリヤサイドフレーム1に本
発明のバルクヘッド構造を適用した実施の形態を図1な
いし図4により説明する。車両前後方に伸びるリヤサイ
ドフレーム1は、断面逆ハット形で、左右の上端フラン
ジ11をフロアパネル2に重合溶接せしめて、閉断面を
形成している。図2および図3に示すように、リヤサイ
ドフレーム1の部位Aにおいて、リヤサイドフレーム1
と、車両外側のロッカレール6の後端に結合したピラー
7との間には、これらを架けわたすアウトリガー8が設
けてあり、リヤサイドフレーム1の下面とアウトリガー
8の下面には、リヤタイヤTを支持するリヤサスペンシ
ョンのサスペンションアーム4の前端41が連結してあ
る。図中、2はフロアパネル、9は左右のリヤサイドフ
レーム1間を架けわたすクロスフレームである。
【0008】図3に示すように、サスペンションアーム
4の前端41は、外筒42と内筒43とを、これらの間
に介在したゴム弾性体44で結合したゴムブッシュ装置
45が横方向に設置してある。このゴムブッシュ装置4
5は、その内筒43を貫通し、リヤサイドフレーム1の
底壁13とアウトリガー8の底面から下方に延出せしめ
た一対のブラケット46に両端を固定した支軸47によ
り回動可能に軸支せしめてある。サスペンションアーム
4は、タイヤを支持する後端が支軸47を中心に上下方
向に揺動可能である。そして、上記支軸47と対応する
位置で、リヤサイドフレーム1の内部には、これを補強
するバルクヘッド3が設けてある。
【0009】バルクヘッド3は、金属板よりなり、図1
に示すように、左右の側端縁にそれぞれ前方へ向けてほ
ぼ直角に曲成した側縁フランジ31が形成してあり、下
端縁にも前方へ向けてほぼ直角に曲成した下縁フランジ
32が形成してある。更に、バルクヘッド3の上端縁に
は、上記側縁フランジ31および下縁フランジ32とは
逆方向、即ち、後方に向けてほぼ直角に曲成した上縁フ
ランジ33が形成してある。上縁フランジ33の左右の
側端はそれぞれ、バルクヘッド3本体の左右の側縁より
も外方に張り出す延出部34が形成してある。上縁フラ
ンジ33は、その両延出部34の前端がバルクヘッド3
本体部よりも前方に張り出して、両側縁フランジ31の
上縁と連続せしめ、両側縁フランジ31と一体としてあ
る。
【0010】バルクヘッド3は、リヤサイドフレーム1
内を前後に仕切るようにリヤサイドフレーム2の内部に
起立状に配置し、両側縁フランジ31をそれぞれリヤサ
イドフレーム1の両側壁12の内面に重ね合わせて溶接
接合し、下縁フランジ32をリヤサイドフレーム1の底
壁13の内面に重ね合わせて溶接接合してある。一方、
バルクヘッド3の上縁フランジ33の両延出部34は、
リヤサイドフレーム1の両上端フランジ11に形成した
一般面より一段低い段部14上に重ね合わせて溶接接合
し、上記一般面と面一状に設定してある。そして、両延
出部34を溶接したリヤサイドフレーム1の上端フラン
ジ11にフロアパネル2が溶接してある。
【0011】リヤサイドフレーム1の部位Aにおいて、
サスペンションアーム4の前端41の連結部から突き上
げ荷重Nが入力すると、リヤサイドフレーム1の両側壁
12を外側方向へ変形せしめようとし、両側壁12とバ
ルクヘッド3との接合部には剥離方向の力が作用する。
一方、この力は、バルクヘッド3の上縁フランジ33の
延出部34とリヤサイドフレーム1の上端フランジ11
との接合部では剪断方向に作用するから強固な結合力が
発揮され溶接剥がれは生じない。従って、リヤサイドフ
レーム1の両側壁12の変形が抑えられてバルクヘッド
3の側縁フランジ31との溶接剥がれが防止される。加
えて、バルクヘッド3の上縁フランジ33の延出部34
と両側縁フランジ31の変形は防止され、リヤサイドフ
レーム1の断面崩れを防止することができる。
【0012】また、図2および図4に示すように、リヤ
サイドフレーム1の部位Bにおいて、その内部に上記バ
ルクヘッド3が設けてある。上記部位Bにおいて、リヤ
サイドフレーム1の底壁13にはストッパ5が取付けて
あり、サスペンションアーム4の上方への回動の上限位
置を規制している。ストッパ5はゴム弾性体52を備
え、一端をリヤサイドフレーム1の底壁13に固着する
とともに、他端をフロアパネル2の外側端縁に固着して
両者間を架けわたす断面ほぼL字形のブラケット51の
下面に取付けてある。
【0013】上記バルクヘッド3はリヤサイドフレーム
1の内部でストッパ5と対応する位置に設けてある。バ
ルクヘッド3の構造は、上記部位Aにおけると実質的に
同一であり、同様の作用効果を奏する。
【0014】本発明のバルクヘッド構造は、上記部位
A,Bに限らず、フレーム部材に断面崩れをおこさせる
荷重が入力する位置に適宜設置される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、バルクヘッドとフレー
ム部材の接合強度が強化されるので、フレーム部材に加
えられる外力に対して、フレーム部材の板厚を厚くする
ことなく、その断面崩れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルクヘッド構造を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明のバルクヘッド構造を適用した車両のリ
ヤサイドフレームの平面図である。
【図3】本発明のバルクヘッド構造を適用した車両のリ
ヤサイドフレームの図2のIII−III 線に沿う位置での
断面図である。
【図4】本発明のバルクヘッド構造を適用した車両のリ
ヤサイドフレームの図2のIV−IV線に沿う位置での断面
図である。
【図5】従来のバルクヘッド構造を示す斜視図である。
【図6】従来のバルクヘッド構造を示すもので、突き上
げ荷重によるフレーム部材の断面崩れを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム部材(リヤサイドフレーム) 11 上端フランジ 12 側壁 13 底壁 2 平面パネル(フロアパネル) 3 バルクヘッド 31 側縁フランジ 32 下縁フランジ 33 上縁フランジ 34 延出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ほぼ逆ハット形で左右の上端フラン
    ジをそれぞれ平面パネルに重合溶接せしめて閉断面を形
    成する車体のフレーム部材の内部に、上記閉断面を仕切
    るバルクヘッドを設け、該バルクヘッドの左右の側縁フ
    ランジおよび下縁フランジをそれぞれフレーム部材の左
    右の側壁内面および底壁内面に重合溶接してなるバルク
    ヘッド構造において、バルクヘッドの上縁に両端がバル
    クヘッドの側縁よりも更に外方向に延出する上縁フラン
    ジを形成し、該上縁フランジの延出部をフレーム部材の
    左右の上端フランジに重合溶接せしめたことを特徴とす
    るバルクヘッド構造。
JP26081597A 1997-09-09 1997-09-09 バルクヘッド構造 Pending JPH1178978A (ja)

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