JPH1170716A - 印刷システムおよびプリンタ - Google Patents

印刷システムおよびプリンタ

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JPH1170716A
JPH1170716A JP9248281A JP24828197A JPH1170716A JP H1170716 A JPH1170716 A JP H1170716A JP 9248281 A JP9248281 A JP 9248281A JP 24828197 A JP24828197 A JP 24828197A JP H1170716 A JPH1170716 A JP H1170716A
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time
standby
sleep
standby time
printer
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Tsuyoshi Yamanaka
剛志 山中
Yoshinori Endo
好則 遠藤
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Brother Industries Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタによる印刷実行時刻とその前の印刷
時における印刷終了時刻との間の待機時間の履歴管理を
行うことにより、使用状況に見合った適切なスリープ時
間を設定可能とする。 【解決手段】 待機時間管理部73に記憶されている待
機時間データ中、上限待機時間を超えるデータ数が所定
の規定数よりも小さいかどうかを判断し、上限待機時間
を超える待機時間のデータ数が規定数よりも小さい場合
(S15:YES)には、プリンタ40の使用頻度が中
間的であると考えて待機時間管理部73に記憶されてい
る待機時間データの平均値が演算取得されるとともに、
上限待機時間と下限待機時間との和からS17で取得し
た平均値(平均待機時間)を減じた値がスリープ時間と
して設定されるように構成する。これにより、使用状況
が時々刻々と変化した場合でも、上限待機時間と下限待
機時間との間で適切なスリープ時間が常時設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定スリープ時間
以上印刷データを受信しない場合にスリープ状態となる
プリンタを有する印刷システムおよびプリンタに関し、
特に、プリンタによる印刷実行時刻とその前の印刷時に
おける印刷終了時刻との間の待機時間の履歴管理を行う
ことにより、プリンタの使用状況が時々刻々と変化する
場合においても、その使用状況に見合った適切なスリー
プ時間を常時設定することが可能な印刷システムおよび
プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、パーソナルコンピュ
ータ等から供給される印刷データに基づいて印刷を実行
するプリンタには、所定の設定された時間以上継続して
印刷処理を実行しない場合に、自身のハードウェアの一
部への電力供給を遮断してスリープ状態になるスリープ
モードの設定が可能なプリンタが存在する。
【0003】かかるスリープモードは、プリンタにおい
て長時間に渡って印刷を実行しないにも拘わらず、例え
ば、トナー定着のためのヒータを加熱し続けると、電力
を無駄に消費することとなって好ましくないことから、
省エネルギの面では優れた機能といえる。
【0004】前記のようなスリープモードを有するプリ
ンタにおいては、そのスリープ状態の解除は、例えばパ
ーソナルコンピュータから印刷データが送信されたタイ
ミングで行われて、ウォーミングアップを開始するよう
に構成されているのが一般的である。このようなプリン
タに対して、スリープ状態時にパーソナルコンピュータ
から印刷データを送信した場合、その送信タイミングか
らかなりの時間が経過してから印刷が実行されることと
なり、この結果、印刷に長時間を要するという問題があ
る。
【0005】このような問題を解消するため、例えば、
特開昭7−251550号公報には、プリントを終了し
た後、一定時間後に省エネルギのためにスリープ状態に
入り、消費電力を減少させる画像形成装置において、プ
リント信号の来る間隔に基づいて、プリント終了後にス
リープ状態に入る時間Tを設定するように構成した画像
形成装置が記載されている。かかる画像形成装置では、
プリント信号が来る間隔に基づいてスリープ状態に入る
時間Tを変化させることにより、プリント間隔が長い場
合にはスリープ状態に入るまでの時間Tを短くし、ま
た、プリント間隔が短い場合にはスリープ状態に入るま
での時間Tを長くでき、これにより頻繁に使用する場合
にファースト・プリントタイムが長くなるのを回避で
き、且つ、使用頻度が低い場合に速くスリープ状態に入
って省エネルギ化を行うことができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭7−251550号公報における画像形成装置で
は、プリント信号の来る間隔につき、その履歴を考慮し
つつプリント終了後スリープ状態に入るまでの時間Tが
設定されてはいるものの、時間Tの設定はかなりラフな
設定しか行われていない。例えば、プリント信号の来る
間隔が30分以上ならば時間Tを10分、その間隔が1
0分以上30分以内ならば時間Tを15分、その間隔が
10分以下ならば時間Tを30分のように設定されてい
る。
【0007】このような設定方法によっては、画像形成
装置の使用状況に応じてプリント信号が来る間隔が時々
刻々と変化した場合、スリープ状態に入る時間Tを常時
最適な時間に設定することはできない。かかる場合に、
プリント信号の来る間隔が時々刻々と変化した場合にお
いても、その間隔の変化に対してフレキシブルに対応し
て時間Tを変化できれば、更に効率的にファースト・プ
リントタイムが長くなるのを回避でき、また、速くスリ
ープ状態に入って省エネルギ化を行うことができ、非常
に便利である。
【0008】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、プリンタによる印刷実行時刻と
その前の印刷時における印刷終了時刻との間の待機時間
の履歴管理を行うことにより、プリンタの使用状況が時
々刻々と変化する場合においても、その使用状況に見合
った適切なスリープ時間を常時設定することが可能な印
刷システムおよびプリンタを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る印刷システムは、所定スリープ時間
以上印刷データを受信しない場合にスリープ状態となる
プリンタを有する印刷システムにおいて、前記プリンタ
による印刷実行時刻とその印刷の直前における印刷終了
時刻との間の待機時間を、複数印刷回数分記憶管理する
待機時間管理手段と、前記待機時間管理手段に記憶され
ている待機時間に基づいてスリープ時間を設定する場合
に、前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間の
内新しいものに重みを付けてスリープ時間を演算し設定
するスリープ時間演算設定手段とを備えたことを特徴と
する。
【0010】請求項1に係る印刷システムでは、待機時
間管理手段にて複数印刷回数分の待機時間の履歴管理が
行われ、スリープ時間演算設定手段を介して待機時間管
理手段に記憶されている待機時間の内新しいものに重み
を付けてスリープ時間を演算し設定するようにしている
ので、プリンタの最近の使用状況に見合った適切なスリ
ープ時間を設定することができる。これにより、プリン
タの使用状況が時々刻々と変化した場合においても、最
新の履歴に基づいて適切なスリープ時間を設定すること
が可能となる。
【0011】また、請求項2に係る印刷システムは、請
求項1の印刷システムにおいて、前記スリープ時間演算
設定手段は、前記待機時間管理手段に記憶されている待
機時間の内最新の待機時間が予め設定された基準値以上
であるか否かを判断する判断手段を有し、基準値以上で
あるか否かに応じて最新の待機時間より前の待機時間を
考慮するか否かを選択してスリープ時間を設定すること
を特徴とする。請求項2に係る印刷システムでは、スリ
ープ時間を設定するにあたって、待機時間管理手段に記
憶されている待機時間の内最新の待機時間が優先して考
慮されるため、プリンタの最新の使用状況に見合った適
切なスリープ時間を設定することが可能となる。
【0012】更に、請求項3に係る印刷システムは、請
求項1または2の印刷システムにおいて、前記スリープ
時間演算設定手段は、前記待機時間管理手段に記憶され
ている待機時間の内最新の待機時間およびそれより前の
待機時間が予め設定された基準値以上であるか否かを判
断する判断手段を有し、ともに基準値以上であるか否か
に応じて更にそれよりも前の待機時間を考慮するか否か
を選択してスリープ時間を設定することを特徴とする。
請求項3に係る印刷システムにおいては、スリープ時間
を設定するにあたって、待機時間管理手段に記憶されて
いる待機時間の内最新の待機時間およびそれより前の待
機時間が更にそれよりも前の待機時間より優先して考慮
されるため、プリンタの最新の使用状況に見合った適切
なスリープ時間を設定することが可能となる。
【0013】また、請求項4に係る印刷システムは、請
求項2または3の印刷システムにおいて、前記スリープ
時間演算設定手段は、最新の待機時間より前の待機時間
を考慮する場合に、予め設定された基準値以上あるいは
以下のものが規定数以上存在するか否かを考慮してスリ
ープ時間を設定することを特徴とする。請求項4に係る
印刷システムでは、スリープ時間を設定するにあたっ
て、履歴管理が行われる待機時間の中に、予め設定され
た基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存在する
か否かが考慮されるため、プリンタの過去の使用状況に
見合った適切なスリープ時間を設定することが可能とな
る。
【0014】更に、請求項5に係る印刷システムは、請
求項2または3の印刷システムにおいて、前記スリープ
時間演算設定手段は、最新の待機時間より前の待機時間
を考慮する場合に、複数の待機時間の平均値を考慮して
スリープ時間を設定することを特徴とする。請求項5に
係る印刷システムでは、スリープ時間を設定するにあた
って、履歴管理が行われる複数の待機時間の平均値が考
慮されるため、プリンタの過去の使用状況に見合った適
切なスリープ時間を設定することが可能となる。
【0015】また、請求項6に係る印刷システムは、請
求項2または3の印刷システムにおいて、前記スリープ
時間演算設定手段は、最新の待機時間より前の待機時間
を考慮する場合に、予め設定された基準値以上あるいは
以下のものが規定数以上存在するか否かを考慮し、且
つ、複数の待機時間の平均値をも考慮してスリープ時間
を設定することを特徴とする。請求項6に係る印刷シス
テムでは、スリープ時間を設定するにあたって、履歴管
理が行われる待機時間の中に、予め設定された基準値以
上あるいは以下のものが規定数以上存在するか否かが考
慮され、且つ、複数の待機時間の平均値も考慮されるた
め、プリンタの過去の使用状況に見合った適切なスリー
プ時間を設定することが可能となる。
【0016】更に、請求項7に係る印刷システムは、請
求項5または6の印刷システムにおいて、前記スリープ
時間演算設定手段は、複数の待機時間の平均値を考慮す
る場合に、予め設定された上限値を超える待機時間につ
いては上限値とみなして待機時間の平均値を算出するこ
とを特徴とする。請求項7に係る印刷システムでは、履
歴管理が行われる複数の待機時間の平均値を算出する場
合に、予め設定された上限値を超える待機時間について
は上限値とみなして待機時間の平均値が算出されるよう
にしているので、待機時間のばらつきによる影響を小さ
くすることが可能であり、従って、適切なスリープ時間
を設定することが可能となる。
【0017】また、請求項8に係る印刷システムは、所
定スリープ時間以上印刷データを受信しない場合にスリ
ープ状態となるプリンタを有する印刷システムにおい
て、前記プリンタによる印刷実行時刻とその印刷の直前
における印刷終了時刻との間の待機時間を、複数印刷回
数分記憶管理する待機時間管理手段と、前記待機時間管
理手段に記憶されている待機時間に基づいてスリープ時
間を設定する場合に、前記待機時間管理手段に記憶され
ている待機時間の中に、予め設定された基準値以上ある
いは以下のものが規定数以上存在するか否かを考慮して
スリープ時間を設定するスリープ時間演算設定手段とを
備えたことを特徴とする。
【0018】請求項8に係る印刷システムでは、待機時
間管理手段にて履歴管理が行われる待機時間の中に、予
め設定された基準値以上あるいは以下のものが規定数以
上存在するか否かを考慮してスリープ時間を演算し設定
するようにしているので、プリンタの過去の使用状況に
見合った適切なスリープ時間を設定することが可能とな
る。これにより、プリンタの使用状況が時々刻々と変化
した場合においても、使用状況に応じて適切なスリープ
時間を設定することが可能となる。
【0019】また、請求項9に係る印刷システムは、所
定スリープ時間以上印刷データを受信しない場合にスリ
ープ状態となるプリンタを有する印刷システムにおい
て、前記プリンタによる印刷実行時刻とその印刷の直前
における印刷終了時刻との間の待機時間を、複数印刷回
数分記憶管理する待機時間管理手段と、前記待機時間管
理手段に記憶されている待機時間に基づいてスリープ時
間を設定する場合に、前記待機時間管理手段に記憶され
ている複数の待機時間の平均値を考慮してスリープ時間
を設定するスリープ時間演算設定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0020】請求項9に係る印刷システムでは、待機時
間管理手段にて履歴管理が行われる複数の待機時間の平
均値を考慮してスリープ時間を演算し設定するようにし
ているので、プリンタの過去の使用状況に見合った適切
なスリープ時間を設定することが可能となる。これによ
り、プリンタの使用状況が時々刻々と変化した場合にお
いても、プリンタの使用状況に応じて適切なスリープ時
間を設定することが可能となる。
【0021】また、請求項10に係る印刷システムは、
所定スリープ時間以上印刷データを受信しない場合にス
リープ状態となるプリンタを有する印刷システムにおい
て、前記プリンタによる印刷実行時刻とその印刷の直前
における印刷終了時刻との間の待機時間を、複数印刷回
数分記憶管理する待機時間管理手段と、前記待機時間管
理手段に記憶されている待機時間に基づいてスリープ時
間を設定する場合に、前記待機時間管理手段に記憶され
ている待機時間の中に、予め設定された基準値以上ある
いは以下のものが規定数以上存在するか否かを考慮し、
且つ、複数の待機時間の平均値をも考慮してスリープ時
間を設定するスリープ時間演算設定手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0022】請求項10に係る印刷システムでは、待機
時間管理手段にて履歴管理が行われる待機時間の中に、
予め設定された基準値以上あるいは以下のものが規定数
以上存在するか否かを考慮し、且つ、複数の待機時間の
平均値をも考慮してスリープ時間を演算し設定するよう
にしているので、プリンタの過去の使用状況に見合った
適切なスリープ時間を設定することが可能となる。これ
により、プリンタの使用状況が時々刻々と変化した場合
においても、使用状況に応じて適切なスリープ時間を設
定することが可能となる。
【0023】更に、請求項11に係る印刷システムは、
請求項1ないし10のいずれかの印刷システムにおい
て、前記スリープ時間演算設定手段は、節電を優先する
のか、あるいは、印刷処理が速やかに実行されるのを優
先するのかの選択に応じて、その選択に見合ったスリー
プ時間を設定することを特徴とする。
【0024】請求項11に係る印刷システムでは、履歴
管理が行われる待機時間に基づいてスリープ時間を演算
し設定するにあたって、節電を優先したスリープ時間が
設定されるようにすることも可能であるし、あるいは、
印刷処理が速やかに実行されることを優先したスリープ
時間が設定されるようにすることも可能である。従っ
て、各使用者の好みに応じた使い勝手の良いシステムを
構成し得る。
【0025】また、請求項12に係る印刷システムは、
請求項1ないし11のいずれかの印刷システムにおい
て、前記待機時間管理手段およびスリープ時間演算設定
手段は、前記プリンタに対して印刷データを送信するコ
ンピュータシステム内に組み込まれたプリンタドライバ
に設けられていることを特徴とする。
【0026】請求項12に係る印刷システムでは、プリ
ンタに対して印刷データを送信するコンピュータシステ
ム内に組み込まれたプリンタドライバにスリープ時間設
定機能が設けられているので、そのプリンタドライバに
より稼働可能ないずれのプリンタについてもスリープ時
間設定機能を利用することが可能となる。
【0027】更に、請求項13に係る印刷システムは、
請求項5,6,7,9,10のいずれかの印刷システム
において、前記プリンタには、スリープ状態への移行
後、前記平均値に基づいた時間が経過したとき、スリー
プ状態を解除する解除手段が備えられていることを特徴
とする。
【0028】請求項13に係る印刷システムでは、履歴
管理が行われる複数の待機時間の平均値に基づいて、プ
リンタのスリープ状態が自動的に解除されるので、印刷
処理を実行する場合に、たまたまプリンタがスリープ状
態にある機会を極力少なくすることができ、利便性が向
上する。
【0029】上記目的を達成するために、請求項14に
係るプリンタは、所定スリープ時間以上印刷データを受
信しない場合にスリープ状態となるプリンタにおいて、
印刷実行時刻とその印刷の直前における印刷終了時刻と
の間の待機時間を、複数印刷回数分記憶管理する待機時
間管理手段と、前記待機時間管理手段に記憶されている
待機時間に基づいてスリープ時間を設定する場合に、前
記待機時間管理手段に記憶されている待機時間の内新し
いものに重みを付けてスリープ時間を演算し設定するス
リープ時間演算設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】請求項14に係るプリンタでは、待機時間
管理手段にて複数印刷回数分の待機時間の履歴管理が行
われ、スリープ時間演算設定手段を介して待機時間管理
手段に記憶されている待機時間の内新しいものに重みを
付けてスリープ時間を演算し設定するようにしているの
で、プリンタの最近の使用状況に見合った適切なスリー
プ時間を設定することができる。これにより、プリンタ
の使用状況が時々刻々と変化した場合においても、最新
の履歴に基づいて適切なスリープ時間を設定することが
可能となる。
【0031】また、請求項15に係るプリンタは、請求
項14のプリンタにおいて、前記スリープ時間演算設定
手段は、前記待機時間管理手段に記憶されている待機時
間の内最新の待機時間が予め設定された基準値以上であ
るか否かを判断する判断手段を有し、基準値以上である
か否かに応じて最新の待機時間より前の待機時間を考慮
するか否かを選択してスリープ時間を設定することを特
徴とする。請求項15に係るプリンタでは、スリープ時
間を設定するにあたって、待機時間管理手段に記憶され
ている待機時間の内最新の待機時間が優先して考慮され
るため、プリンタの最新の使用状況に見合った適切なス
リープ時間を設定することが可能となる。
【0032】更に、請求項16に係るプリンタは、請求
項14または15のプリンタにおいて、前記スリープ時
間演算設定手段は、前記待機時間管理手段に記憶されて
いる待機時間の内最新の待機時間およびそれより前の待
機時間が予め設定された基準値以上であるか否かを判断
する判断手段を有し、ともに基準値以上であるか否かに
応じて更にそれよりも前の待機時間を考慮するか否かを
選択してスリープ時間を設定することを特徴とする。請
求項16に係るプリンタにおいては、スリープ時間を設
定するにあたって、待機時間管理手段に記憶されている
待機時間の内最新の待機時間およびそれより前の待機時
間が更にそれよりも前の待機時間より優先して考慮され
るため、プリンタの最新の使用状況に見合った適切なス
リープ時間を設定することが可能となる。
【0033】また、請求項17に係るプリンタは、請求
項15または16のプリンタにおいて、前記スリープ時
間演算設定手段は、最新の待機時間より前の待機時間を
考慮する場合に、予め設定された基準値以上あるいは以
下のものが規定数以上存在するか否かを考慮してスリー
プ時間を設定することを特徴とする。請求項17に係る
プリンタでは、スリープ時間を設定するにあたって、履
歴管理が行われる待機時間の中に、予め設定された基準
値以上あるいは以下のものが規定数以上存在するか否か
が考慮されるため、プリンタの過去の使用状況に見合っ
た適切なスリープ時間を設定することが可能となる。
【0034】更に、請求項18に係るプリンタは、請求
項15または16のプリンタにおいて、前記スリープ時
間演算設定手段は、最新の待機時間より前の待機時間を
考慮する場合に、複数の待機時間の平均値を考慮してス
リープ時間を設定することを特徴とする。請求項18に
係るプリンタでは、スリープ時間を設定するにあたっ
て、履歴管理が行われる複数の待機時間の平均値が考慮
されるため、プリンタの過去の使用状況に見合った適切
なスリープ時間を設定することが可能となる。
【0035】また、請求項19に係るプリンタは、請求
項15または16のプリンタにおいて、前記スリープ時
間演算設定手段は、最新の待機時間より前の待機時間を
考慮する場合に、予め設定された基準値以上あるいは以
下のものが規定数以上存在するか否かを考慮し、且つ、
複数の待機時間の平均値をも考慮してスリープ時間を設
定することを特徴とする。請求項19に係るプリンタで
は、スリープ時間を設定するにあたって、履歴管理が行
われる待機時間の中に、予め設定された基準値以上ある
いは以下のものが規定数以上存在するか否かが考慮さ
れ、且つ、複数の待機時間の平均値も考慮されるため、
プリンタの過去の使用状況に見合った適切なスリープ時
間を設定することが可能となる。
【0036】更に、請求項20に係るプリンタは、請求
項18または19のプリンタにおいて、前記スリープ時
間演算設定手段は、複数の待機時間の平均値を考慮する
場合に、予め設定された上限値を超える待機時間につい
ては上限値とみなして待機時間の平均値を算出すること
を特徴とする。請求項20に係るプリンタでは、履歴管
理が行われる複数の待機時間の平均値を算出する場合
に、予め設定された上限値を超える待機時間については
上限値とみなして待機時間の平均値が算出されるように
しているので、待機時間のばらつきによる影響を小さく
することが可能であり、従って、適切なスリープ時間を
設定することが可能となる。
【0037】また、請求項21に係るプリンタは、所定
スリープ時間以上印刷データを受信しない場合にスリー
プ状態となるプリンタにおいて、印刷実行時刻とその印
刷の直前における印刷終了時刻との間の待機時間を、複
数印刷回数分記憶管理する待機時間管理手段と、前記待
機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づいてス
リープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理手段に
記憶されている待機時間の中に、予め設定された基準値
以上あるいは以下のものが規定数以上存在するか否かを
考慮してスリープ時間を設定するスリープ時間演算設定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0038】請求項21に係るプリンタでは、待機時間
管理手段にて履歴管理が行われる待機時間の中に、予め
設定された基準値以上あるいは以下のものが規定数以上
存在するか否かを考慮してスリープ時間を演算し設定す
るようにしているので、プリンタの過去の使用状況に見
合った適切なスリープ時間を設定することが可能とな
る。これにより、プリンタの使用状況が時々刻々と変化
した場合においても、使用状況に応じて適切なスリープ
時間を設定することが可能となる。
【0039】また、請求項22に係るプリンタは、所定
スリープ時間以上印刷データを受信しない場合にスリー
プ状態となるプリンタにおいて、印刷実行時刻とその印
刷の直前における印刷終了時刻との間の待機時間を、複
数印刷回数分記憶管理する待機時間管理手段と、前記待
機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づいてス
リープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理手段に
記憶されている複数の待機時間の平均値を考慮してスリ
ープ時間を設定するスリープ時間演算設定手段とを備え
たことを特徴とする。
【0040】請求項22に係るプリンタでは、待機時間
管理手段にて履歴管理が行われる複数の待機時間の平均
値を考慮してスリープ時間を演算し設定するようにして
いるので、プリンタの過去の使用状況に見合った適切な
スリープ時間を設定することが可能となる。これによ
り、プリンタの使用状況が時々刻々と変化した場合にお
いても、使用状況に応じて適切なスリープ時間を設定す
ることが可能となる。
【0041】また、請求項23に係るプリンタは、所定
スリープ時間以上印刷データを受信しない場合にスリー
プ状態となるプリンタにおいて、印刷実行時刻とその印
刷の直前における印刷終了時刻との間の待機時間を、複
数印刷回数分記憶管理する待機時間管理手段と、前記待
機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づいてス
リープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理手段に
記憶されている待機時間の中に、予め設定された基準値
以上あるいは以下のものが規定数以上存在するか否かを
考慮し、且つ、複数の待機時間の平均値をも考慮してス
リープ時間を設定するスリープ時間演算設定手段とを備
えたことを特徴とする。
【0042】請求項23に係るプリンタでは、待機時間
管理手段にて履歴管理が行われる待機時間の中に、予め
設定された基準値以上あるいは以下のものが規定数以上
存在するか否かを考慮し、且つ、複数の待機時間の平均
値をも考慮してスリープ時間を演算し設定するようにし
ているので、プリンタの過去の使用状況に見合った適切
なスリープ時間を設定することが可能となる。これによ
り、プリンタの使用状況が時々刻々と変化した場合にお
いても、使用状況に応じて適切なスリープ時間を設定す
ることが可能となる。
【0043】更に、請求項24に係るプリンタは、請求
項14ないし23のいずれかのプリンタにおいて、前記
スリープ時間演算設定手段は、節電を優先するのか、あ
るいは、印刷処理が速やかに実行されるのを優先するの
かの選択に応じて、その選択に見合ったスリープ時間を
設定することを特徴とする。
【0044】請求項24に係るプリンタでは、履歴管理
が行われる待機時間に基づいてスリープ時間を演算し設
定するにあたって、節電を優先したスリープ時間が設定
されるようにすることも可能であるし、あるいは、印刷
処理が速やかに実行されることを優先したスリープ時間
が設定されるようにすることも可能である。従って、各
使用者の好みに応じた使い勝手の良いプリンタを構成し
得る。
【0045】また、請求項25に係るプリンタは、請求
項18,19,20,22,23のいずれかのプリンタ
において、スリープ状態への移行後、前記平均値に基づ
いた時間が経過したとき、スリープ状態を解除する解除
手段が備えられていることを特徴とする。
【0046】請求項25に係るプリンタでは、履歴管理
が行われる複数の待機時間の平均値に基づいて、プリン
タのスリープ状態が自動的に解除されるので、印刷処理
を実行する場合に、たまたまプリンタがスリープ状態に
ある機会を極力少なくすることができ、利便性が向上す
る。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る印刷システム
について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を
参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る印
刷システムの概略構成について図1、図2に基づき説明
する。図1は印刷システムの構成を示す説明図、図2は
印刷システムにおけるコンピュータシステム及びレーザ
プリンタのブロック図である。
【0048】図1において、印刷システム1は、コンピ
ュータシステム10とレーザプリンタ40とをパラレル
ケーブル80を介して接続することにより構成されてい
る。ここに、コンピュータシステム10は、コンピュー
タ12を核として、コンピュータ12に接続されるディ
スプレイ14、キーボード16、及び、マウス18から
構成されている。また、レーザプリンタ40は、本体部
42、給紙トレイ44、排紙トレイ46等からなり、本
体部42の上面には操作部48が設けられている。
【0049】また、図2に示すコンピュータ12におい
ては、CPU20、ROM22、RAM24、ハードデ
ィスク装置(HDD)26、ディスプレイインターフェ
ース(ディスプレイI/F)28、キーボードインター
フェース(キーボードI/F)30、マウスインターフ
ェース(マウスI/F)32、及び、パラレルインター
フェース34、タイマ36等が相互にバスラインを介し
て接続されている。また、ディスプレイインターフェー
ス28にはディスプレイ14、キーボードインターフェ
ース30にはキーボード16、マウスインターフェース
32にはマウス18が、それぞれ接続されている。更
に、パラレルインターフェース34には、パラレルケー
ブル80の一端が接続されている。
【0050】ここに、ハードディスク装置26には、所
定のオペーレーティングシステム(OS)が記憶され、
また、各種のアプリケーションプログラムが記憶されて
いる。各アプリケーションプログラムは、オペレーティ
ングシステムを介して実行される。
【0051】更に、ハードディスク装置26には、各種
のプリンタに適応するプリンタドライバが記憶されてお
り、このプリンタドライバは、オペレーティングシステ
ムの制御下に所定のタイミングでRAM24にロードさ
れる。ここで、プリンタドライバの構成について図3に
基づき説明する。図3はプリンタドライバを模式的に示
す模式概念図である。図3において、プリンタドライバ
PDは、基本的に、印刷開始処理部70、印刷終了処理
部71、スリープ時間算出部72、及び、待機時間管理
部73とから構成されている。印刷開始処理部70は、
印刷実行時にオペーレーティングシステムを介してコー
ルされ、その印刷開始時刻を待機時間管理部73にセッ
トする。印刷終了処理部71は、所定の印刷データの展
開処理が終了した時点でオペレーティングシステムを介
してコールされ、その印刷終了時刻を待機時間管理部7
3にセットする。
【0052】スリープ時間算出部72は、後述するよう
に、待機時間管理部73に記憶されている待機時間リス
トに基づいてスリープ時間の設定値を算出する。待機時
間管理部73は、印刷実行時刻(印刷開始処理部70に
よりセットされる)とその印刷の直前における印刷終了
時刻(印刷終了処理部71によりセットされる)とに基
づき得られる待機時間を印刷を実行する毎にリスト形式
で記憶管理する。そのデータ構造としては、例えば、各
印刷データの出力先(レーザプリンタ40に対応する出
力ポート)毎に、最新の印刷実行時における印刷終了時
間、待機時間のデータ数(例えば、20個)、及び、各
待機時間データを古い順に並べられた待機時間リストか
ら構成されている。
【0053】図2に戻って説明を続けると、レーザプリ
ンタ40には、CPU50、ROM52、RAM54、
給紙センサやトナーセンサ等のセンサ類56、ドライバ
回路58、パラレルインターフェース60、操作部4
8、印刷機構62等が設けられている。また、タイマ5
1、イベントタイマ53が設けられている。タイマ51
は現在時刻をリアルタイムで計時するタイマであり、ま
た、イベントタイマ53は後述するプリンタ処理中に行
われる割込処理としての節電チェック処理の割込タイミ
ングを得るためのタイマである。これらの内、印刷機構
62を除いて、CPU50乃至パラレルインターフェー
ス60は、バスラインにより相互に接続されており、印
刷機構62はドライバ回路58に接続されている。
【0054】ここに、印刷機構62は、公知の感光ドラ
ム、感光ドラムを帯電させるための帯電器、感光ドラム
にレーザ光線を照射するためのレーザ照射機構、給紙ロ
ーラ、転写ローラ、現像ローラ、クリーニングローラ、
これらのローラ類を駆動するためのモータ、定着用ヒー
タ等が含まれており、給紙トレイから供給される用紙に
印刷して排紙することができる。ドライバ回路58は、
このような印刷機構62における各部の動作を制御する
ための回路であり、CPU50からの指示に基づきRA
M54に一時記憶されている印刷データに従って印刷機
構62の各部を制御することによって印刷機構62に印
刷を実行することができる。
【0055】また、レーザプリンタ40は、コンピュー
タシステム10から所定時間以上印刷データを受信しな
い場合に、所謂、スリープ状態に移行するように、CP
U50からの指令に基づき設定される。
【0056】更に、RAM54には、図4にて模式的に
示すように、各印刷処理の終了時刻に対応する待機開始
時刻を記憶する待機開示時刻記憶エリア54A、前記ス
リープ時間算出部72にて算出されるスリープ時間を記
憶するスリープ時間記憶エリア54B、スリープモード
が設定された際にセットされるスリープモードフラグ5
4C、スリープ状態中を示すスリープ中フラグ54D、
及び、スリープ状態への移行の要否のためのチェックを
行うか否かを示す節電チェックフラグ54Eが設けられ
ている。
【0057】次に、前記のように構成された印刷システ
ム1において、前記プリンタドライバPDにて行われる
待機時間管理処理について図5、図6に基づき説明す
る。図5及び図6は待機時間管理処理ルーチンのフロー
チャートである。
【0058】図5において、ステップ(以下、Sと略記
する)1でコンピュータ12にて実行されているアプリ
ケーションプログラムから印刷開始指令が発せられた
後、S2にてプリンタドライバPDの印刷開始処理部7
0がコールされる。かかるコールに基づきS3におい
て、待機時間管理部73から指定出力先に対応する最新
の印刷実行時における印刷終了時刻が取得される。ま
た、S4においては、タイマ36により得た現在時刻か
ら前記S3にて取得された終了時刻を減ずることによ
り、現在における待機時間が求められる。この後、S6
にて、待機時間管理部73に記憶管理されている待機時
間リストに基づき、スリープ時間算出部72においてス
リープ時間が算出される。尚、このS6におけるスリー
プ時間算出処理については後述する。
【0059】また、図6においては、印刷終了時点で待
機時間の管理を行うべく、アプリケーションプログラム
のベースとなるオペレーティングシステムからの印刷終
了指令が発せられる(S7)ことに基づき、プリンタド
ライバPDの印刷終了処理部71がコールされる(S
8)。この後、S9において、待機時間管理部73がコ
ールされ、指定出力先に対応する印刷終了時刻として現
在時刻が登録される。
【0060】前記した図5に示す印刷開始時における待
機時間の登録管理処理、及び、図6に示す印刷終了時に
おける待機時間の登録管理処理により、所定印刷回数分
の待機時間データが順次作成されて、待機時間管理部7
3にリスト形式で記憶される。
【0061】次に、前記のように作成されて待機時間管
理部73に記憶された待機時間データに基づきスリープ
時間を算出設定する処理について図7に基づき説明す
る。図7はスリープ時間算出設定処理ルーチンのフロー
チャートである。ここに、スリープ時間算出の基準とし
て上限待機時間及び中間待機時間が設定されている。さ
らに、スリープ時間の設定値の下限として、下限待機時
間が設定されている。例えば、上限待機時間として15
分、中間待機時間として5分、下限待機時間として1分
のように設定されるが、これらの時間については自由に
設定することができる。
【0062】図7において、先ず、S10にて待機時間
管理部73に記憶されている最新の待機時間が上限待機
時間よりも大きいかどうか判断される。最新の待機時間
が上限待機時間よりも大きい場合(S10:YES)に
は、S11にて最新待機時間の次に新しい(2番目に新
しい)待機時間が上限待機時間よりも大きいかどうか判
断される。2番目に新しい待機時間が上限待機時間より
も大きい場合(S11:YES)には、S12において
下限待機時間がスリープ時間として設定される。例え
ば、スリープ時間が1分に設定される。即ち、最新の待
機時間及び2番目に新しい待機時間が上限待機時間より
も大きいということは、レーザプリンタ40の使用頻度
が低い状態であることを意味し、このような場合にはス
リープ時間を短くすることによりなるべく速くスリープ
状態に入るようにして省エネルギ化を図るものである。
尚、S11における判断がNOの場合にはS15に移行
する。
【0063】また、前記S10にて最新の待機時間が上
限待機時間よりも小さいと判断された場合(S10:N
O)には、更にS13にて最新の待機時間が中間待機時
間よりも小さいかどうか判断される。最新の待機時間が
中間待機時間よりも小さい場合(S13:YES)に
は、上限待機時間がスリープ時間として設定される。例
えば、スリープ時間が15分に設定される。即ち、最新
の待機時間が中間待機時間よりも小さいということは、
レーザプリンタの使用頻度が高いことを意味し、かかる
場合にはスリープ時間を長くすることによりスリープ状
態に入り難くして印刷処理の迅速化を図るものである。
尚、S13における判断がNOの場合にはS15に移行
する。
【0064】ここに、前記各処理(S10:NO、S1
1:NO、S13:NO)から明らかなように、S15
以降の処理は、待機時間管理部73に記憶された待機時
間が上限待機時間と中間待機時間との間にある場合にお
いて、スリープ時間を算出設定する処理である。
【0065】S15において、待機時間管理部73に記
憶されている待機時間データ中、上限待機時間を超える
データ数が所定の規定数よりも小さいかどうか判断され
る。ここに、例えば、待機時間管理部73には待機時間
データとして20個の待機時間データが記憶されてお
り、また、規定数としては5が設定されている。これら
の数値は、勿論これに限定されるものではなく自由に変
更することが可能である。
【0066】上限待機時間を超える待機時間のデータ数
が規定数よりも大きい場合(S15:NO)には、S1
6にて下限待機時間がスリープ時間として設定される。
例えば、前記S12と同様、スリープ時間として1分が
設定される。これは、上限待機時間を超える待機時間の
データ数が規定数よりも大きいことは、レーザプリンタ
の使用頻度が低いことを意味することから、スリープ時
間を短くして省エネルギ化を図るものである。
【0067】また、S15にて、上限待機時間を超える
待機時間のデータ数が規定数よりも小さい場合(S1
5:YES)には、レーザプリンタ40の使用頻度が中
間的であると考えられ、S17において待機時間管理部
73に記憶されている待機時間データの平均値が演算取
得される。このとき、待機時間データ中、上限待機時間
を超えるデータについては、そのまま使用することな
く、上限待機時間とみなして平均値の演算が行われる。
これは、待機時間のばらつきによる影響を小さくしてス
リープモードにおける最適なスリープ時間を設定するた
めである。
【0068】続く、S18においては、上限待機時間と
下限待機時間との和からS17で取得した平均値(平均
待機時間)を減じた値がスリープ時間として設定され
る。続く、S19では、前記S18にて設定されたスリ
ープ時間が上限待機時間よりも大きいかどうか判断さ
れ、小さい場合(S18:NO)には処理を終了する。
また、スリープ時間が上限待機時間よりも大きい場合
(S18:YES)には、スリープ時間として上限待機
時間が設定される(S20)。例えば、スリープ時間と
して15分が設定される。これから明らかなように、ス
リープ時間として上限待機時間よりも大きい値が設定さ
れることはない。
【0069】以上の処理によって設定されるスリープ時
間を表としてまとめると、下記の表1のようになる。な
お、表1中、Interval時間は待機時間、JOBは印刷実
行処理のことである。
【0070】
【表1】
【0071】次に、レーザプリンタ40側にて行われる
プリンタ処理及び節電チェック処理について図8、図9
に基づき説明する。図8はプリンタ処理ルーチンのフロ
ーチャート、図9は節電チェック処理ルーチンのフロー
チャートである。
【0072】先ず、図8に基づきCPU50の行うプリ
ンタ処理について説明すると、S30においてコンピュ
ータ12側から印刷データを受信したかどうか判断され
る。印刷データを受信した場合(S30:YES)に
は、S31にてRAM54の節電チェックフラグ54E
をオフにして節電チェック処理をインアクティブ(不活
性化)にし、不要なチェック処理を行わないようにす
る。
【0073】続くS32にて、コンピュータ12からス
リープ設定コマンドが出力されたかどうか判断される。
スリープ設定コマンドが出力されていない場合(S3
2:NO)には、S33にてRAM54のスリープ中フ
ラグ54Dを参照してスリープ中であるかどうかが判断
される。スリープ中フラグ54Dがセットされてスリー
プ中であると判断された場合(S33:YES)、CP
U50は印刷機構62における定着部のヒータ、レーザ
スキャナ、操作部48の表示装置等のウォーミングアッ
プを指示してスリープ状態からの回復を行う(S3
4)。このとき、スリープ中フラグ54Dはオフにされ
る。スリープ中でない場合(S33:NO)、又は、S
34の後、S35において印刷機構62を介して印刷デ
ータの印刷処理が行われる。
【0074】S36では、RAM54の印字バッファに
印刷データが有るか否かが判断され、印刷データが有る
場合(S35:YES)にはS32に戻る一方、印刷デ
ータがない場合(S36:NO)にはS37に移行す
る。S37では、RAM54のスリープモードフラグ5
4Cがオンであるかどうか判断され、スリープモードフ
ラグ54Cがオフである場合(S37:NO)にはS3
0に戻る一方、スリープモードフラグ54Cがオンであ
る場合(S37:YES)にはS38においてタイマ5
1を参照して現在時刻を取得し、RAM54の待機開始
時刻記憶エリア54Aに保存する。この後、S39にて
節電チェックフラグ54Eをオンにして節電チェック処
理をアクティブ(活性化)にした後S30に戻る。
【0075】また、前記S32において、スリープ設定
コマンドがコンピュータ12から送られている場合(S
32:YES)には、S40にてそのコマンドがスリー
プモードを設定するものか、スリープモードを解除する
ものかを判断する。スリープモードを設定するものであ
ると判断された場合(S40:設定)には、S41にお
いて、プリンタドライバPDによってコンピュータ12
より、そのコマンドと併せて送られてきた、前記図7に
示す処理ルーチンで求められたスリープ時間及び平均待
機時間(待機時間の平均値)を取得するとともに、その
スリープ時間及び平均待機時間をスリープ時間記憶エリ
ア54Bに保存する。この後、S42にてスリープモー
ドフラグ54Cをオンにし、S30に戻る。
【0076】また、前記S40にてスリープモードを解
除するものと判断された場合(S40:解除)には、S
43においてスリープモードフラグ54Cをオフにした
後、S30に戻る。
【0077】次に、図9に基づきスリープ状態へ移行す
るか否かをチェックする節電チェック処理について説明
する。この節電チェック処理は、イベントタイマ53に
より所定間隔で得られる割込タイミングに基づいてCP
U50によって行われる割込処理である。先ず、S50
にてスリープ中フラグ54Dを参照してスリープ中であ
るかどうかが判断される。スリープ中でないと判断され
た場合(S50:NO)には、S51でタイマ51から
現在時刻を取得する。続くS52では、待機開始時刻記
憶エリア54Aから待機開始時刻を読み出す。
【0078】S53では、スリープ時間の設定値をスリ
ープ時間記憶エリア54Bから読み出す。そして、S5
4において、S52にて取得された現在時刻からS53
にて取得された待機開始時刻を差し引き、その時間がス
リープ時間よりも大きいか又は等しいかどうかが判断さ
れる。S54における判断がYESの場合には、S55
にてスリープ状態に移行させる節電処理を実行し、ま
た、S56にてスリープ中フラグ54Dをオンにして処
理を終了する。尚、前記S50にてスリープ中であると
判断された場合(S50:YES)、及び、S54にて
現在時刻から待機開始時刻を差し引いた時間がスリープ
時間よりも小さい場合(S54:NO)には、処理を終
了する。
【0079】ここに、前記節電チェック処理は、図10
に示すような処理ルーチンによっても行うことができ
る。即ち、図10は別の節電チェック処理ルーチンのフ
ローチャートを示し、先ず、S60においてタイマ51
を介して現在時刻が取得される。続くS61では、スリ
ープ中フラグ54Dを参照して、スリープチェック又は
ウェイクアップチェックが行われる。即ち、スリープ中
フラグ54Dがオフである場合(S61:NO)にはS
62以下の処理にてスリープチェックが行われ、また、
スリープフラグ554Dがオンである場合(S54:Y
ES)にはS66以下の処理にてウェイクアップチェッ
クが行われる。
【0080】S61における判断がNOの場合、S62
にて、S60で取得した現在時刻から待機開始時刻(待
機開始時刻記憶エリア54Aから取得)を差し引いた時
間がスリープ時間(スリープ時間記憶エリア54Bから
取得)よりも大きいか又は等しいかが判断される。S6
2の判断がYESの場合にはスリープ時間がタイムアウ
トしていることとなり、S63にて節電処理が実行され
る。この後、S64では、その時点における時刻をタイ
マ51から取得し、スリープ開始時刻としてRAM54
に保存し、また、S65ではスリープ中フラグ54Dを
オンにする。これにて処理を終了する。尚、S62にお
ける判断がNOの場合にはスリープ時間が経過していな
いこととなり、直ちに処理を終了する。
【0081】また、前記S61にてスリープ中フラグ5
4Dがオンであると判断された場合(S61:YES)
には、S66において現在時刻からスリープ開始時刻を
差し引いた時間が平均待機時間よりも大きいか又は等し
いかが判断される。S66における判断がYESの場
合、平均待機時間がタイムアウトしていることとなり、
S67にて節電状態(スリープ状態)からの回復処理が
行われる。続くS68では、S67にて実行される節電
状態からの回復処理の後、印字データ等がコンピュータ
12から所定時間送られてこなかった場合に再び節電状
態に戻る為の時間が、スリープ時間として設定される。
ここでは、プリンタドライバPDより送信された平均待
機時間をスリープ時間としてスリープ時間記憶エリア5
4Bに設定する。そして、S69にて、タイマ51から
取得される現在時刻が待機開始時刻として待機開始時刻
記憶エリア54Aに保存される。更に、S70にて、ス
リープ中フラグ54Dがオフされる。これにて処理は終
了される。
【0082】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
印刷システム1では、待機時間管理部73に記憶されて
いる最新の待機時間が上限待機時間よりも大きいかどう
か判断し、最新の待機時間が上限待機時間よりも大きい
場合(S10:YES)、及び、2番目に新しい待機時
間が上限待機時間よりも大きい場合(S11:YES)
には、下限待機時間がスリープ時間として設定されるよ
うにしたので、かかる場合にレーザプリンタ40の使用
頻度が低い状態であることを勘案してスリープ時間を短
くすることによりなるべく速くスリープ状態に入るよう
にして省エネルギ化を図ることができる。
【0083】また、最新の待機時間が中間待機時間より
も小さいかどうか判断し、最新の待機時間が中間待機時
間よりも小さい場合(S13:YES)には、上限待機
時間がスリープ時間として設定されるようにしたので、
かかる場合にレーザプリンタの使用頻度が高いことを勘
案してスリープ時間を長くすることによりスリープ状態
に入り難くして印刷処理の迅速化を図ることができる。
【0084】更に、待機時間管理部73に記憶されてい
る待機時間データ中、上限待機時間を超えるデータ数が
所定の規定数よりも小さいかどうかを判断し、上限待機
時間を超える待機時間のデータ数が規定数よりも小さい
場合(S15:YES)には、レーザプリンタ40の使
用頻度が中間的であると考えて待機時間管理部73に記
憶されている待機時間データの平均値が演算取得される
とともに、上限待機時間と下限待機時間との和からS1
7で取得した平均値(平均待機時間)を減じた値がスリ
ープ時間として設定されるようにしたので、待機時間が
時々刻々と変化した場合においても、上限待機時間と下
限待機時間との間でスリープモードにおける最適なスリ
ープ時間を常時設定することができる。
【0085】また、待機時間データ中、上限待機時間を
超えるデータについては、そのまま使用することなく、
上限待機時間とみなして平均値の演算が行われるように
したので、待機時間のばらつきによる影響を小さくして
スリープモードにおける最適なスリープ時間を設定する
ことができる。
【0086】更に、上限待機時間を超える待機時間のデ
ータ数が規定数よりも大きい場合(S15:NO)に
は、下限待機時間がスリープ時間として設定されるの
で、レーザプリンタの使用頻度が高いことを勘案してス
リープ時間を短くして省エネルギ化を図ることができ
る。
【0087】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0088】例えば、上記実施形態では、図7における
S10,S11における判断において、プリンタ側で設
定可能なスリープ時間の上限値(15分)をそのまま上
限待機時間の値として採用しているが、スリープ時間の
上限値より大きくても、あるいは、小さくても良い。ま
た、S13の判断において、プリンタ側で設定可能なス
リープ時間の上限値(15分)と下限値(1分)との間
の所定の中間待機時間の値として5分を採用している
が、スリープ時間の下限値(1分)を判断基準値として
も良く、また、その他の中間の値(例えば、3分とか6
分等)を、判断基準値として採用するようにしても良
い。
【0089】また、上記実施形態では、印刷する毎に最
新の待機時間データを記憶するようにしているが、必ず
しも全ての印刷毎の待機時間データをもとに、スリープ
時間を算出しなければならないことはなく、例えば、古
い履歴データについては適当に抽出してスリープ時間を
算出するようにしても良い。
【0090】さらに、上記実施形態では、図7における
S15において、各待機時間の内上限待機時間を越える
待機時間が所定数以下であるか否かに基づいて判断を行
うようにしているが、プリンタ側で設定可能なスリープ
時間の上限値に限定されることなく、例えば、それより
も大きな値、あるいは、小さな値を基準値として判断す
るようにしても良い。また、各待機時間の内下限待機時
間に満たない待機時間が所定数以下であるか否かに基づ
いて、適切なスリープ時間を算出するようにすることも
可能である。もちろん、この場合にも、スリープ時間の
下限値にこだわることなく、それより大きい値、あるい
は、小さな値を基準値として判断するようにしても良
い。
【0091】また、さらに、上記実施形態においては、
図7のフローに従って、上限待機時間、下限待機時間、
及び平均待機時間等をもとに、表1に示されるスリープ
時間が設定されるようにしているが、これに限定される
ことなく、例えば、本システムを使用するユーザの選択
により、節電を優先するのか、あるいは、印刷処理が速
やかに実行されるのを優先するのかによって、上記選択
に見合ったスリープ時間が設定されるように、図7のフ
ローで求められたスリープ時間を適宜増減し、あるい
は、最初から上記選択に見合ったスリープ時間が最終的
なスリープ時間として設定されるようにしても良い。
【0092】ところで、上記実施形態では、図7に示さ
れるスリープ時間算出設定処理ルーチンにおいて、予
め、待機時間管理手段に記憶されている複数の待機時間
の内最新の待機時間が予め設定された基準値以上である
か否かを判断し、あるいは、最新の待機時間およびそれ
より前の待機時間が予め設定された基準値以上であるか
否かを判断してから、待機時間管理手段に記憶されてい
る待機時間の中に、予め設定された基準値以上あるいは
以下のものが規定数以上存在するか否かを考慮してスリ
ープ時間を設定するようにしているが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、例えば、ステップS10,S
11,S13の判断処理を省略して、直ちにステップS
15以降の処理を行うようにしてもよい。
【0093】すなわち、最新の待機時間が予め設定され
た基準値以上であるか否かの判断、さらには、最新の待
機時間およびそれより前の待機時間が予め設定された基
準値以上であるか否かの判断を行うことなく、待機時間
管理手段に記憶されている待機時間の中に、予め設定さ
れた基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存在す
るか否かを考慮し、且つ、複数の待機時間の平均値をも
考慮してスリープ時間を設定するようにしてもよい。
【0094】また、この場合、更にステップS15の判
断処理をも省略して、複数の待機時間の平均値のみを考
慮することによりスリープ時間を設定することも可能で
あるし、あるいは、複数の待機時間の中に、予め設定さ
れた基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存在す
るか否かのみを考慮してスリープ時間を設定することも
可能である。
【0095】ときに、上記実施形態では、コンピュータ
システム内に組み込まれたプリンタドライバ上でのデー
タの送信開始/終了時刻と、実際にプリンタによって印
字処理される時刻とが略対応していることに鑑み、プリ
ンタドライバを介して送り出される印刷データの送信開
始/終了時刻に基づいて、当該プリンタドライバ内でス
リープ時間を演算処理するとともに、これによって得ら
れたスリープ時間データをプリンタに送って、節電処理
を実行するようにしたものであるが、必ずしも、このよ
うな方法に限定されるものではない。
【0096】例えば、コンピュータシステムとプリンタ
との間で双方向の通信が可能な場合においては、実際に
プリンタ側で印刷処理が終了した場合に、印刷終了を示
すコマンドデータを、当該プリンタからプリンタドライ
バに送信する(このデータ送信処理は、例えば、図8に
示すステップS38と相前後して実行する)ことによ
り、プリンタドライバ側では、上記印刷終了を示すコマ
ンドデータの受取り時刻を印刷終了時刻として管理し、
この印刷終了時刻と次の印刷開始時刻(印刷データ送信
開始時刻)との間を待機時間として、スリープ時間を演
算処理するようにしてもよい。
【0097】この場合、複数の印刷JOB(印刷実行処
理)が時間の経過とともに順番に実行されるとき、例え
ば、図11(A)に示すように、印刷JOB(a)に対
応したプリンタ側での印刷処理(印刷機構62における
印刷処理)が時刻t4にて終了し、その後、時刻t5に
て、次の印刷JOB(b)ためのデータ送信が開始され
た場合には、時刻t4と時刻t5との間を待機時間とし
て履歴を取るようにすればよいが、例えば、図11
(B)に示すように、印刷JOB(a)に対応したプリ
ンタ側での印刷処理(印刷機構62における印刷処理)
が時刻T5にて終了する前に、時刻T4にて、次の印刷
JOB(b)のためのデータ送信が開始された場合に
は、これらの印刷JOB(a)、(b)を一つの印刷J
OBとみなしてもよい。すなわち、印刷JOB(a)、
(b)の間には待機時間がなく、その後、印刷JOB
(b)に対応したプリンタ側での印刷処理(印刷機構6
2における印刷処理)が終了した時刻T8と、その後に
データ送信が開始された印刷JOB(c)の送信開始時
刻T9との間を待機時間として履歴を取るようにする。
【0098】また、図11(B)に示す印刷JOB
(a)、(b)を一つの印刷JOBとしてみなす以外
に、例えば、それらの印刷JOB(a)、(b)の間の
待機時間を「0」として、一つの履歴データに加えるこ
とも可能である。
【0099】さらに、上述したような方法、すなわち、
実際にプリンタ側で印刷処理が終了した時刻と次の印刷
開始時刻(印刷データ送信開始時刻)との間を待機時間
として、スリープ時間を演算処理する方法は、コンピュ
ータシステムとプリンタとの間で双方向の通信が不可能
な場合、プリンタ内部で管理するようにすることが可能
であり、また、双方向の通信が可能であっても、プリン
タ内部で管理するようにすることが可能である。つま
り、プリンタ内部で、実際にプリンタ側で印刷処理が終
了した時刻と次の印刷開始時刻(印刷データ受信開始時
刻、プリントドライバ側からみればデータ送信開始時
刻)との間を待機時間として履歴を取り、これらのデー
タをもとにプリンタ内部で、スリープ時間を演算処理す
るとともに、当該スリープ時間に基づいて節電処理を実
行するようにしてもよい。
【0100】なお、上記実施形態においては、印刷終了
時刻と印刷開始時刻との間の待機時間を求めるために、
現在時刻を計時するタイマを用いるようにしたものであ
るが、例えば、印刷終了時点でカウント動作を始めるタ
イマ・カウンタを利用して、次の印刷開始時点における
タイマ・カウンタのカウント値をもとに、印刷終了時刻
と印刷開始時刻との間の待機時間を求めるようにしても
よいことは、勿論である。
【0101】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る印刷シ
ステムでは、待機時間管理手段にて複数印刷回数分の待
機時間の履歴管理が行われ、スリープ時間演算設定手段
を介して待機時間管理手段に記憶されている待機時間の
内新しいものに重みを付けてスリープ時間を演算し設定
するようにしているので、プリンタの最近の使用状況に
見合った適切なスリープ時間を設定することができる。
これにより、プリンタの使用状況が時々刻々と変化した
場合においても、最新の履歴に基づいて適切なスリープ
時間を設定することが可能となる。
【0102】また、請求項2に係る印刷システムにおい
ては、スリープ時間を設定するにあたって、待機時間管
理手段に記憶されている待機時間の内最新の待機時間が
優先して考慮されるため、プリンタの最新の使用状況に
見合った適切なスリープ時間を設定することが可能とな
る。
【0103】更に、請求項3に係る印刷システムにおい
ては、スリープ時間を設定するにあたって、待機時間管
理手段に記憶されている待機時間の内最新の待機時間お
よびそれより前の待機時間が更にそれよりも前の待機時
間より優先して考慮されるため、プリンタの最新の使用
状況に見合った適切なスリープ時間を設定することが可
能となる。
【0104】また、請求項4に係る印刷システムでは、
スリープ時間を設定するにあたって、履歴管理が行われ
る待機時間の中に、予め設定された基準値以上あるいは
以下のものが規定数以上存在するか否かが考慮されるた
め、プリンタの過去の使用状況に見合った適切なスリー
プ時間を設定することが可能となる。
【0105】更に、請求項5に係る印刷システムでは、
スリープ時間を設定するにあたって、履歴管理が行われ
る複数の待機時間の平均値が考慮されるため、プリンタ
の過去の使用状況に見合った適切なスリープ時間を設定
することが可能となる。
【0106】また、請求項6に係る印刷システムでは、
スリープ時間を設定するにあたって、履歴管理が行われ
る待機時間の中に、予め設定された基準値以上あるいは
以下のものが規定数以上存在するか否かが考慮され、且
つ、複数の待機時間の平均値も考慮されるため、プリン
タの過去の使用状況に見合った適切なスリープ時間を設
定することが可能となる。
【0107】更に、請求項7に係る印刷システムでは、
履歴管理が行われる複数の待機時間の平均値を算出する
場合に、予め設定された上限値を超える待機時間につい
ては上限値とみなして待機時間の平均値が算出されるよ
うにしているので、待機時間のばらつきによる影響を小
さくすることが可能であり、従って、適切なスリープ時
間を設定することが可能となる。
【0108】また、請求項8に係る印刷システムでは、
待機時間管理手段にて履歴管理が行われる待機時間の中
に、予め設定された基準値以上あるいは以下のものが規
定数以上存在するか否かを考慮してスリープ時間を演算
し設定するようにしているので、プリンタの過去の使用
状況に見合った適切なスリープ時間を設定することが可
能となる。これにより、プリンタの使用状況が時々刻々
と変化した場合においても、使用状況に応じて適切なス
リープ時間を設定することが可能となる。
【0109】また、請求項9に係る印刷システムでは、
待機時間管理手段にて履歴管理が行われる複数の待機時
間の平均値を考慮してスリープ時間を演算し設定するよ
うにしているので、プリンタの過去の使用状況に見合っ
た適切なスリープ時間を設定することが可能となる。こ
れにより、プリンタの使用状況が時々刻々と変化する場
合においても、使用状況に応じて適切なスリープ時間を
設定することが可能となる。
【0110】また、請求項10に係る印刷システムで
は、待機時間管理手段にて履歴管理が行われる待機時間
の中に、予め設定された基準値以上あるいは以下のもの
が規定数以上存在するか否かを考慮し、且つ、複数の待
機時間の平均値をも考慮してスリープ時間を演算し設定
するようにしているので、プリンタの過去の使用状況に
見合った適切なスリープ時間を設定することが可能とな
る。これにより、プリンタの使用状況が時々刻々と変化
した場合においても、使用状況に応じて適切なスリープ
時間を設定することが可能となる。
【0111】更に、請求項11に係る印刷システムで
は、履歴管理が行われる待機時間に基づいてスリープ時
間を演算し設定するにあたって、節電を優先したスリー
プ時間が設定されるようにすることも可能であるし、あ
るいは、印刷処理が速やかに実行されることを優先した
スリープ時間が設定されるようにすることも可能であ
る。従って、各使用者の好みに応じた使い勝手の良いシ
ステムを構成し得る。
【0112】また、請求項12に係る印刷システムで
は、プリンタに対して印刷データを送信するコンピュー
タシステム内に組み込まれたプリンタドライバにスリー
プ時間設定機能が設けられているので、そのプリンタド
ライバにより稼働可能ないずれのプリンタについてもス
リープ時間設定機能を利用することが可能となる。
【0113】更に、請求項13に係る印刷システムで
は、履歴管理が行われる複数の待機時間の平均値に基づ
いて、プリンタのスリープ状態が自動的に解除されるの
で、印刷処理を実行する場合に、たまたまプリンタがス
リープ状態にある機会を極力少なくすることができ、利
便性が向上する。
【0114】請求項14に係るプリンタでは、待機時間
管理手段にて複数印刷回数分の待機時間の履歴管理が行
われ、スリープ時間演算設定手段を介して待機時間管理
手段に記憶されている待機時間の内新しいものに重みを
付けてスリープ時間を演算し設定するようにしているの
で、プリンタの最近の使用状況に見合った適切なスリー
プ時間を設定することができる。これにより、プリンタ
の使用状況が時々刻々と変化した場合においても、最新
の履歴に基づいて適切なスリープ時間を設定することが
可能となる。
【0115】また、請求項15に係るプリンタにおいて
は、スリープ時間を設定するにあたって、待機時間管理
手段に記憶されている待機時間の内最新の待機時間が優
先して考慮されるため、プリンタの最新の使用状況に見
合った適切なスリープ時間を設定することが可能とな
る。
【0116】更に、請求項16に係るプリンタにおいて
は、スリープ時間を設定するにあたって、待機時間管理
手段に記憶されている待機時間の内最新の待機時間およ
びそれより前の待機時間が更にそれよりも前の待機時間
より優先して考慮されるため、プリンタの最新の使用状
況に見合った適切なスリープ時間を設定することが可能
となる。
【0117】また、請求項17に係るプリンタでは、ス
リープ時間を設定するにあたって、履歴管理が行われる
待機時間の中に、予め設定された基準値以上あるいは以
下のものが規定数以上存在するか否かが考慮されるた
め、プリンタの過去の使用状況に見合った適切なスリー
プ時間を設定することが可能となる。
【0118】更に、請求項18に係るプリンタでは、ス
リープ時間を設定するにあたって、履歴管理が行われる
複数の待機時間の平均値が考慮されるため、プリンタの
過去の使用状況に見合った適切なスリープ時間を設定す
ることが可能となる。
【0119】また、請求項19に係るプリンタでは、ス
リープ時間を設定するにあたって、履歴管理が行われる
待機時間の中に、予め設定された基準値以上あるいは以
下のものが規定数以上存在するか否かが考慮され、且
つ、複数の待機時間の平均値も考慮されるため、プリン
タの過去の使用状況に見合った適切なスリープ時間を設
定することが可能となる。
【0120】更に、請求項20に係るプリンタでは、履
歴管理が行われる複数の待機時間の平均値を算出する場
合に、予め設定された上限値を超える待機時間について
は上限値とみなして待機時間の平均値が算出されるよう
にしているので、待機時間のばらつきによる影響を小さ
くすることが可能であり、従って、適切なスリープ時間
を設定することが可能となる。
【0121】また、請求項21に係るプリンタでは、待
機時間管理手段にて履歴管理が行われる待機時間の中
に、予め設定された基準値以上あるいは以下のものが規
定数以上存在するか否かを考慮してスリープ時間を演算
し設定するようにしているので、プリンタの過去の使用
状況に見合った適切なスリープ時間を設定することが可
能となる。これにより、プリンタの使用状況が時々刻々
と変化した場合においても、使用状況に応じて適切なス
リープ時間を設定することが可能となる。
【0122】また、請求項22に係るプリンタでは、待
機時間管理手段にて履歴管理が行われる複数の待機時間
の平均値を考慮してスリープ時間を演算し設定するよう
にしているので、プリンタの過去の使用状況に見合った
適切なスリープ時間を設定することが可能となる。これ
により、プリンタの使用状況が時々刻々と変化する場合
においても、使用状況に応じて適切なスリープ時間を設
定することが可能となる。
【0123】また、請求項23に係るプリンタでは、待
機時間管理手段にて履歴管理が行われる待機時間の中
に、予め設定された基準値以上あるいは以下のものが規
定数以上存在するか否かを考慮し、且つ、複数の待機時
間の平均値をも考慮してスリープ時間を演算し設定する
ようにしているので、プリンタの過去の使用状況に見合
った適切なスリープ時間を設定することが可能となる。
これにより、プリンタの使用状況が時々刻々と変化した
場合においても、使用状況に応じて適切なスリープ時間
を設定することが可能となる。
【0124】更に、請求項24に係るプリンタでは、履
歴管理が行われる待機時間に基づいてスリープ時間を演
算し設定するにあたって、節電を優先したスリープ時間
が設定されるようにすることも可能であるし、あるい
は、印刷処理が速やかに実行されることを優先したスリ
ープ時間が設定されるようにすることも可能である。従
って、各使用者の好みに応じた使い勝手の良いシステム
を構成し得る。
【0125】また、請求項25に係るプリンタでは、履
歴管理が行われる複数の待機時間の平均値に基づいて、
プリンタのスリープ状態が自動的に解除されるので、印
刷処理を実行する場合に、たまたまプリンタがスリープ
状態にある機会を極力少なくすることができ、利便性が
向上する。
【0126】以上の通り本発明は、プリンタによる印刷
実行時刻とその前の印刷時における印刷終了時刻との間
の待機時間の履歴管理を行うことにより、プリンタの使
用状況が時々刻々と変化する場合においても、その使用
状況に見合った適切なスリープ時間を常時設定すること
が可能な印刷システムおよびプリンタを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷システムの構成を示す説明図である。
【図2】印刷システムにおけるコンピュータシステム及
びレーザプリンタのブロック図である。
【図3】プリンタドライバを模式的に示す模式概念図で
ある。
【図4】レーザプリンタのRAMの内容を模式的に示す
説明図である。
【図5】待機時間管理処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図6】待機時間管理処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図7】スリープ時間算出設定処理ルーチンのフローチ
ャートである。
【図8】プリンタ処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図9】節電チェック処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図10】別の節電チェック処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図11】印刷JOBの処理状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 印刷システム 10 コンピュータシステム 12 コンピュータ 20 CPU 22 ROM 24 RAM 40 レーザプリンタ 70 印刷開始処理部 71 印刷終了処理部 72 スリープ時間算出部 73 待機時間管理部 PD プリンタドライバ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定スリープ時間以上印刷データを受信
    しない場合にスリープ状態となるプリンタを有する印刷
    システムにおいて、 前記プリンタによる印刷実行時刻とその印刷の直前にお
    ける印刷終了時刻との間の待機時間を、複数の印刷回数
    分記憶管理する待機時間管理手段と、 前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づ
    いてスリープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理
    手段に記憶されている待機時間の内新しいものに重みを
    付けてスリープ時間を演算し設定するスリープ時間演算
    設定手段とを備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記スリープ時間演算設定手段は、前記
    待機時間管理手段に記憶されている待機時間の内最新の
    待機時間が予め設定された基準値以上であるか否かを判
    断する判断手段を有し、基準値以上であるか否かに応じ
    て最新の待機時間より前の待機時間を考慮するか否かを
    選択してスリープ時間を設定することを特徴とする請求
    項1に記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記スリープ時間演算設定手段は、前記
    待機時間管理手段に記憶されている待機時間の内最新の
    待機時間およびそれより前の待機時間が予め設定された
    基準値以上であるか否かを判断する判断手段を有し、と
    もに基準値以上であるか否かに応じて更にそれよりも前
    の待機時間を考慮するか否かを選択してスリープ時間を
    設定することを特徴とする請求項1または2に記載の印
    刷システム。
  4. 【請求項4】 前記スリープ時間演算設定手段は、最新
    の待機時間より前の待機時間を考慮する場合に、予め設
    定された基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存
    在するか否かを考慮してスリープ時間を設定することを
    特徴とする請求項2または3に記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記スリープ時間演算設定手段は、最新
    の待機時間より前の待機時間を考慮する場合に、複数の
    待機時間の平均値を考慮してスリープ時間を設定するこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の印刷システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記スリープ時間演算設定手段は、最新
    の待機時間より前の待機時間を考慮する場合に、予め設
    定された基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存
    在するか否かを考慮し、且つ、複数の待機時間の平均値
    をも考慮してスリープ時間を設定することを特徴とする
    請求項2または3に記載の印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記スリープ時間演算設定手段は、複数
    の待機時間の平均値を考慮する場合に、予め設定された
    上限値を超える待機時間については上限値とみなして待
    機時間の平均値を算出することを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の印刷システム。
  8. 【請求項8】 所定スリープ時間以上印刷データを受信
    しない場合にスリープ状態となるプリンタを有する印刷
    システムにおいて、 前記プリンタによる印刷実行時刻とその印刷の直前にお
    ける印刷終了時刻との間の待機時間を、複数の印刷回数
    分記憶管理する待機時間管理手段と、 前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づ
    いてスリープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理
    手段に記憶されている待機時間の中に、予め設定された
    基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存在するか
    否かを考慮してスリープ時間を設定するスリープ時間演
    算設定手段とを備えたことを特徴とする印刷システム。
  9. 【請求項9】 所定スリープ時間以上印刷データを受信
    しない場合にスリープ状態となるプリンタを有する印刷
    システムにおいて、 前記プリンタによる印刷実行時刻とその印刷の直前にお
    ける印刷終了時刻との間の待機時間を、複数の印刷回数
    分記憶管理する待機時間管理手段と、 前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づ
    いてスリープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理
    手段に記憶されている複数の待機時間の平均値を考慮し
    てスリープ時間を設定するスリープ時間演算設定手段と
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  10. 【請求項10】 所定スリープ時間以上印刷データを受
    信しない場合にスリープ状態となるプリンタを有する印
    刷システムにおいて、 前記プリンタによる印刷実行時刻とその印刷の直前にお
    ける印刷終了時刻との間の待機時間を、複数の印刷回数
    分記憶管理する待機時間管理手段と、 前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づ
    いてスリープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理
    手段に記憶されている待機時間の中に、予め設定された
    基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存在するか
    否かを考慮し、且つ、複数の待機時間の平均値をも考慮
    してスリープ時間を設定するスリープ時間演算設定手段
    とを備えたことを特徴とする印刷システム。
  11. 【請求項11】 前記スリープ時間演算設定手段は、節
    電を優先するのか、あるいは、印刷処理が速やかに実行
    されるのを優先するのかの選択に応じて、その選択に見
    合ったスリープ時間を設定することを特徴とする請求項
    1ないし10のいずれかに記載の印刷システム。
  12. 【請求項12】 前記待機時間管理手段およびスリープ
    時間演算設定手段は、前記プリンタに対して印刷データ
    を送信するコンピュータシステム内に組み込まれたプリ
    ンタドライバに設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし11のいずれかに記載の印刷システム。
  13. 【請求項13】 前記プリンタには、スリープ状態への
    移行後、前記平均値に基づいた時間が経過したとき、ス
    リープ状態を解除する解除手段が備えられていることを
    特徴とする請求項5,6,7,9,10のいずれかに記
    載の印刷システム。
  14. 【請求項14】 所定スリープ時間以上印刷データを受
    信しない場合にスリープ状態となるプリンタにおいて、 印刷実行時刻とその印刷の直前における印刷終了時刻と
    の間の待機時間を、複数の印刷回数分記憶管理する待機
    時間管理手段と、 前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づ
    いてスリープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理
    手段に記憶されている待機時間の内新しいものに重みを
    付けてスリープ時間を演算し設定するスリープ時間演算
    設定手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  15. 【請求項15】 前記スリープ時間演算設定手段は、前
    記待機時間管理手段に記憶されている待機時間の内最新
    の待機時間が予め設定された基準値以上であるか否かを
    判断する判断手段を有し、基準値以上であるか否かに応
    じて最新の待機時間より前の待機時間を考慮するか否か
    を選択してスリープ時間を設定することを特徴とする請
    求項14に記載のプリンタ。
  16. 【請求項16】 前記スリープ時間演算設定手段は、前
    記待機時間管理手段に記憶されている待機時間の内最新
    の待機時間およびそれより前の待機時間が予め設定され
    た基準値以上であるか否かを判断する判断手段を有し、
    ともに基準値以上であるか否かに応じて更にそれよりも
    前の待機時間を考慮するか否かを選択してスリープ時間
    を設定することを特徴とする請求項14または15に記
    載のプリンタ。
  17. 【請求項17】 前記スリープ時間演算設定手段は、最
    新の待機時間より前の待機時間を考慮する場合に、予め
    設定された基準値以上あるいは以下のものが規定数以上
    存在するか否かを考慮してスリープ時間を設定すること
    を特徴とする請求項15または16に記載のプリンタ。
  18. 【請求項18】 前記スリープ時間演算設定手段は、最
    新の待機時間より前の待機時間を考慮する場合に、複数
    の待機時間の平均値を考慮してスリープ時間を設定する
    ことを特徴とする請求項15または16に記載のプリン
    タ。
  19. 【請求項19】 前記スリープ時間演算設定手段は、最
    新の待機時間より前の待機時間を考慮する場合に、予め
    設定された基準値以上あるいは以下のものが規定数以上
    存在するか否かを考慮し、且つ、複数の待機時間の平均
    値をも考慮してスリープ時間を設定することを特徴とす
    る請求項15または16に記載のプリンタ。
  20. 【請求項20】 前記スリープ時間演算設定手段は、複
    数の待機時間の平均値を考慮する場合に、予め設定され
    た上限値を超える待機時間については上限値とみなして
    待機時間の平均値を算出することを特徴とする請求項1
    8または19に記載のプリンタ。
  21. 【請求項21】 所定スリープ時間以上印刷データを受
    信しない場合にスリープ状態となるプリンタにおいて、 印刷実行時刻とその印刷の直前における印刷終了時刻と
    の間の待機時間を、複数の印刷回数分記憶管理する待機
    時間管理手段と、 前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づ
    いてスリープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理
    手段に記憶されている待機時間の中に、予め設定された
    基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存在するか
    否かを考慮してスリープ時間を設定するスリープ時間演
    算設定手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  22. 【請求項22】 所定スリープ時間以上印刷データを受
    信しない場合にスリープ状態となるプリンタにおいて、 印刷実行時刻とその印刷の直前における印刷終了時刻と
    の間の待機時間を、複数の印刷回数分記憶管理する待機
    時間管理手段と、 前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づ
    いてスリープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理
    手段に記憶されている複数の待機時間の平均値を考慮し
    てスリープ時間を設定するスリープ時間演算設定手段と
    を備えたことを特徴とするプリンタ。
  23. 【請求項23】 所定スリープ時間以上印刷データを受
    信しない場合にスリープ状態となるプリンタにおいて、 印刷実行時刻とその印刷の直前における印刷終了時刻と
    の間の待機時間を、複数の印刷回数分記憶管理する待機
    時間管理手段と、 前記待機時間管理手段に記憶されている待機時間に基づ
    いてスリープ時間を設定する場合に、前記待機時間管理
    手段に記憶されている待機時間の中に、予め設定された
    基準値以上あるいは以下のものが規定数以上存在するか
    否かを考慮し、且つ、複数の待機時間の平均値をも考慮
    してスリープ時間を設定するスリープ時間演算設定手段
    とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  24. 【請求項24】 前記スリープ時間演算設定手段は、節
    電を優先するのか、あるいは、印刷処理が速やかに実行
    されるのを優先するのかの選択に応じて、その選択に見
    合ったスリープ時間を設定することを特徴とする請求項
    14ないし23のいずれかに記載のプリンタ。
  25. 【請求項25】 スリープ状態への移行後、前記平均値
    に基づいた時間が経過したとき、スリープ状態を解除す
    る解除手段が備えられていることを特徴とする請求項1
    8,19,20,22,23のいずれかに記載のプリン
    タ。
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