JP2003255778A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003255778A
JP2003255778A JP2002058352A JP2002058352A JP2003255778A JP 2003255778 A JP2003255778 A JP 2003255778A JP 2002058352 A JP2002058352 A JP 2002058352A JP 2002058352 A JP2002058352 A JP 2002058352A JP 2003255778 A JP2003255778 A JP 2003255778A
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JP2002058352A
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English (en)
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Masami Atobe
正視 跡部
Fumikage Uchida
史景 内田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力モード時に使用する場合、通常モード
に復帰する時間を待つというストレスを極力少なくする
ことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置の待機時間を画像形成動作
毎に測定し、記憶された過去の待機時間を予め設定され
た所定の回数分取り出してこれらの平均待機時間を算出
し、該平均待機時間から所定の算出方法により算出され
た時間を省電力モードへの移行時間として設定するの
で、使用頻度が高く待機時間が短い場合は、省電力モー
ドへの移行時間を長くして、省電力モードに移行する機
会を減らして使い勝手を良くすることができる。また
は、省電力モードが、許容限度内での低下した画像形成
能力を有し、省電力モードのままで画像形成動作を行え
るようにしたので、省電力モードの時間を長くして、省
電力の効果を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、省電力モードを利用して消費電力を効率的に
減少させることができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】コピー機、プリンター、ファクシミリ等
の画像形成装置では、感光体ドラムの表面を帯電させ、
露光によって静電潜像を形成し、これにトナーを付着さ
せてトナー画像とし、このトナー画像を転写紙に転写
し、定着ローラで加熱して溶融させ、定着させることで
画像を転写紙に形成している。
【0003】このような画像形成装置では、消費電力を
少なくするために、停止時間が予め設定された時間に達
すると、省電力モードに移行するようにしている。省電
力モードとは、たとえば、定着ローラの温度を低下させ
ること等により行われている。
【0004】夜間など、待機時間がさらに長くなる場合
には、一段と消費電力を下げるためにスリープモードに
移行する。前述した省電力モードを省電力モードIと称
し、このスリープモードをここでは省電力モードIIと称
することにする。そして、単に「省電力モード」と言う
場合は、省電力モードIや省電力モードII等の上位概念
として用いるものとする。スリープモードすなわち省電
力モードIIでは、画像系の電源を切り、液晶の操作パネ
ルも消し、パイロットランプやモード選択キーなどの表
示ランプのみ点灯させる程度となる。ただし、省電力モ
ードI,IIの具体的なやり方は、メーカーや機種により
異なった態様がある。
【0005】省電力モードIから通常モードに復帰させ
るには、操作部にある解除ボタンを押すこと等により行
われるが、コピー可能になるまで30秒程度の時間が必
要になる。これは、主として下がっている定着ローラの
温度を上昇させるための時間である。
【0006】一方、省電力モードIIから通常モードへの
復帰も、モード選択キーなどを押すことで行われるが、
コピー可能になるまでは、省電力モードIの場合よりも
さらに長く、60秒程度必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】省電力モードになって
いるとき、コピーを使用しようとすると、上記の30秒
とか60秒程度といった時間を待たなければならず、こ
の待ち時間はユーザーにとっては無駄時間となる可能性
が高く、同時にユーザはストレスを感じる。
【0008】また、省電力モードに移行する時間は、通
常、画像形成装置を使用する頻度と関係なく一定時間に
なっている。そして、この移行時間が短くなると、頻繁
に省電力モードになるので、省電力効果が上がるが、使
用する際にウォームアップ時間を装置の前で待つ機会が
増加する。その結果、ユーザーにストレスを与える機会
が増え、無駄時間が増加する。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
のもので、省電力モード時に画像形成装置を使用する場
合、通常モードに復帰するまで待つというストレスを極
力少なくすることができる画像形成装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、通常の画像形成を行う通常モードと通常
モードより電力消費の少ない省電力モードとの切替をす
る省電力制御部と、1の画像形成動作と次の画像形成動
作との間の待機時間を画像形成動作毎に測定して記憶す
る記憶部と、該記憶部に記憶された過去の待機時間を予
め設定された所定の回数分取り出してこれらの平均待機
時間を算出する算出部と、該平均待機時間から所定の算
出方法により算出された時間を省電力モードへの移行時
間として設定する設定部と、を有することを特徴として
いる。
【0011】前記省電力モードが、省電力の程度の異な
る複数段階に分かれ、前記設定部が、各省電力モードへ
の移行時間を算出して設定する構成としたり、前記平均
待機時間をその大きさに基づいて複数の区分に分け、各
区分毎に省電力モードへの移行時間を設定する構成とす
ることができる。
【0012】または、通常の画像形成を行う通常モード
と通常モードより電力消費の少ない省電力モードとの切
替をする省電力制御部を有し、該省電力モードが、許容
限度内での低下した画像形成能力を有し、省電力モード
のままで画像形成動作を行えるようにしたことを特徴と
している。
【0013】前記画像形成装置が、トナー画像を転写紙
に加熱溶融固定させる定着ローラを有し、前記省電力モ
ードが該定着ローラの温度低下を含む構成としたり、前
記省電力モードが、画像形成速度の低下を含む構成とし
たり、前記画像形成装置が、静電気を帯電してトナー画
像を形成する感光体を有し、前記省電力モードが、帯電
電圧の低下を含む構成としたり、前記省電力モードが、
複数のモードを有し、少なくとも1つの省電力モードが
画像形成動作が可能である構成とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を、図面に
よって詳細に説明する。図1は、本発明の画像形成装置
における制御装置のブロック図である。制御装置には、
全体制御部100とプリンタ制御部200の2つのコン
ピュータがあり、それぞれが、CPUと、フラッシュメ
モリなどの記憶手段を有し、記憶手段にインストールさ
れたプログラムに従って画像形成装置の全体を制御す
る。
【0015】全体制御部100は、原稿から画像を読み
取り、転写紙を選択し、複写部数や片面/両面コピーな
どの複写モードを選択する部分である。プリンタ制御部
200は、スキャナ、給紙装置、感光体等を駆動して転
写紙に原稿画像を転写する部分である。
【0016】全体制御部100には、操作部101、表
示部102、給紙部103、画像読取部104、画像出
力部105、ファックス制御部106等が接続されてい
る。操作部101には、テンキー等の各種のキーがあ
り、ここから印刷枚数や用紙サイズの選択、倍率等々の
印刷条件を入力する。表示部102は、液晶パネルなど
が使用され、操作部101で入力した条件を表示した
り、画像形成装置の状態を表示したりする。表示部10
2をタッチパネルとして操作部101の一部の機能を受
け持つタイプも多い。給紙部103は、通常1以上の給
紙トレイ及び手差用トレイとからなる。
【0017】画像読取部104は、コンタクトガラス上
の原稿或いは自動原稿送り装置から送り込まれた原稿を
走査光学系で読み取る部分である。FAX制御部106
は、電話回線に接続され、電話回線によって画像情報の
信号を送受信する。
【0018】全体制御部100内には、省電力制御部1
10及び画像処理部120が設けられている。省電力制
御部110は、省電力モードI、省電力モードII及び通
常モードとの間の切り替えや設定時間の記憶をするとこ
ろである。
【0019】画像読取部104で読み込まれた原稿の画
像データは、ガンマ補正等の必要な画像処理がされる。
原稿が複数枚あれば、各原稿の画像データと、印刷部数
とは一時的に画像処理部120内に記憶される。記憶さ
れた画像データは、画像出力部105に出力され、プリ
ンタ制御部200によって、転写紙にトナー像を固定す
ることになる。
【0020】図2は、省電力制御部110内のブロック
図である。同図に示すように、省電力制御部110内に
は、記憶部111、算出部112、設定部113、切替
部114がある。記憶部111は、画像形成装置が行う
各ジョブとジョブの間の停止している待機時間を測定
し、記憶する。算出部112は、記憶部111で記憶し
ている時間を直前の所定回数分だけ取り出し、これらの
平均値を算出して平均待機時間を求め、この平均待機時
間に基づいて省電力モードIや省電力モードIIに移行す
る時間を算出する。設定部113は、算出部112で算
出した時間を省電力モードIや省電力モードIIに移行す
る時間として設定する。切替部114は、画像形成装置
を通常モード、省電力モードI、省電力モードII等の各
モードに切り替える。
【0021】図3は、時間軸上に複数回のジョブJ1〜
J7をプロットした図である。正確には、ジョブ自身も
印刷枚数の大小等によって時間軸上の長さに長短があ
る。しかし、ここではジョブとジョブの間の待機時間を
問題としており、ジョブの長さは問題としていない。そ
のため、全てのジョブを同じ大きさで表示している。
【0022】記憶部111では、1つのジョブが終了し
て次のジョブが開始されるまでの待機時間を記憶する。
ここでは、ジョブJ1とJ2の間の待機時間をt1と
し、以下同様にしてジョブが行われる度に待機時間を測
定し、t1からt6を記憶する。算出部112は、たと
えば過去3回の待機時間を取り出してその平均待機時間
Tを算出する。ジョブJ4が開始された時点における平
均待機時間T1はT1=(t1+t2+t3)÷3ま
た、ジョブJ5が開始された時点における平均待機時間
T2は、1つずれて、T2=(t2+t3+t4)÷3
となり、以下同様にしてジョブ6が開始されたときは平
均待機時間T3、ジョブ7のときは平均待機時間T4を
算出することができる。
【0023】図3に示すようにt1からt6と徐々に待
機時間が長くなる場合は、過去3回の平均待機時間T
1,T2,T3,T4も徐々に大きくなっている。言い
換えると、ジョブJ1〜J4までは比較的頻繁にジョブ
が行われ、逆にジョブJ6やJ7では待機時間が長くな
っている、ということになる。
【0024】ジョブとジョブの間の待機時間が短い場合
に、省電力モードIに移行する時間を短くすると、使用
の際に省電力モードIになっている確率が上昇する。そ
のため、画像形成装置の前で待機して、省電力モードI
から通常モードへ復帰するのを待つ可能性が増加し、使
用者にストレスを与えたり、無駄時間が発生する可能性
が増加する。そこで、平均待機時間がT1のように小さ
い場合は、通常モードから省電力モードIへの移行時間
を長くする。省電力モードIから省電力モードIIへの移
行時間も長くする。あるいは省電力モードIIには移行し
ないようにする。これによって、使用者は、省電力モー
ドにぶつかる可能性が小さくなり、省電力モードから通
常モードへの復帰待ちをする可能性が小さくなる。
【0025】一方、ジョブJ6やJ7のように待機時間
が長くなっている場合は、通常モードから省電力モード
Iへの移行時間を短くする。さらに、省電力モードIか
ら省電力モードIIへの移行時間も短くする。これらによ
って、省電力モードIの時間を長くし、省電力の効果を
上げることができる。一方、使用者は通常モードへの復
帰時間を待機させられる可能性が増加するが、使用頻度
自身が少なくなるので、省電力モードIから通常モード
への移行を待機する確率としては小さくすることができ
る。
【0026】図4は、設定部113に記憶されている移
行時間に関するデータを示すものである。ここでは、た
とえば、平均待機時間Tをいくつかの区分に分け、各区
分ごとに、通常モードから省電力モードに移行する時間
を決めている。移行時間1は通常モードから省電力モー
ドIへの移行時間Xで、移行時間2は省電力モードIか
ら省電力モードIIへの移行時間Yである。この表に記載
された各数値は0を含む正数で、α1<α2、X1>X
2>X3、Y1>Y2>Y3となっている。
【0027】図3において、ジョブJ4が完了すると、
算出部112は上述したようにT1を算出する。この数
値を設定部113に送り、設定部113ではT1とα
1,α2とを比較する。そして、図4からT1に応じた
X,Yの時間を取り出し、設定する。ジョブJ5,J
6,J7が終了すれば、その都度平均待機時間T2,T
3,T4を算出し、これらとα1,α2とを比較して
X,Yの時間を設定することになる。
【0028】図5は、こうして設定されたX,Yの時間
に基づいて通常モード→省電力モードI→省電力モード
IIと移行する状態を示す図である。たとえば、T1<α
1とすると、図4からX,Yの値として、最も長い時間
であるX1,Y1が選択される。そして、図5(a)に
示すように、ジョブJ4が完了して時間X1が経過すれ
ば、通常モードから省電力モードIに移行し、さらに時
間Y1が経過すれば、省電力モードIIに移行する。
【0029】ジョブJ5が終了したとき、算出部112
は直前の3回の待機時間t2,t3,t4から平均待機
時間T2を算出する。そして、T2とα1,α2を比較
する。その結果、α1<T2<α2であれば、図4から
X,Yの値として、X2,Y2が選択される。図5
(b)は、ジョブJ5が終了した場合の移行状態を示す
図である。すなわち、ジョブJ5が完了して時間X2が
経過すれば、通常モードから省電力モードIに移行し、
さらに時間Y2が経過すれば、省電力モードIIに移行す
ることになる。ジョブJ6が終了した際に算出されるT
3もα1とα2との中間の値であれば、図5(b)と同
じ移行状態となる。
【0030】ジョブJ7が終了し、算出部112が平均
待機時間T4を算出して、α1,α2と比較し、α2<
T4になったとする。すると設定部113は図4の表か
ら短い時間であるX3,Y3を選択し、移行時間として
設定する。ジョブJ7が完了して若干の時間X3の経過
で通常モードから省電力モードIに移行し、さらに若干
の時間Y3の経過により、省電力モードIIに移行するこ
とになる。
【0031】上記の実施例において、X1,X2,X
3,Y1,Y2,Y3の各数値は0でもよく、逆に無限
大であってもよい。Xが0の場合は、ジョブ終了後直ち
に省電力モードIに移行する。X,Yが無限大の場合
は、省電力モードIやIIに移行しないことになる。ま
た、省電力モードIと省電力モードIIの2つを設定した
が、どちらか一方だけでもよく、省電力モードIと省電
力モードIIの他に、第3、第4の省電力モードを設定し
てもよい。
【0032】また、平均待機時間Tと、移行時間X,Y
とを、図4に示すように区分に分ける方法以外に、T+
X=一定、T+Y=一定、或いはTX=一定、TY=一
定として算出してもよい。要するに、平均待機時間Tが
短い場合は、X,Yを大きくして省電力モードIや省電
力モードIIには余り移行しないようにし、平均待機時間
Tが長い場合は、X,Yを小さくして早期に省電力モー
ドIや省電力モードIIに移行するようにすることが望ま
しい。
【0033】図6は本発明の第2実施例における省電力
モードを説明する図である。(a)は従来の通常モード
と省電力モードとの移行状態を示す図で、(b)は本発
明の実施例によるものである。
【0034】従来の省電力モードの場合、通常モードか
ら省電力モードへの移行が、待機時間の経過とともに変
化する。すなわち、図6(a)に示すように、通常モー
ドでの待機時間が所定の時間経過すると、省電力モード
Iに移行し、さらに所定の時間が経過すると、スリープ
モード等の省電力モードIIに移行する。そして、省電力
モードIから通常モードへの復帰や、省電力モードIIか
ら通常モードへの復帰には上述したように、30秒とか
60秒という時間を要する。
【0035】これに対し、本発明の実施例では、以下の
ようにしている。まず、電源が投入され立ち上がった状
態や、待機状態になると直ちに省電力モードに移行す
る。ただし、省電力モードに移行した状態でも、ジョブ
の指示があれば、そのまま画像形成動作を行うことがで
きるようにしている。この場合、省電力モードでは、通
常モードより電力消費の少ない状態で画像形成を行うの
である。通常より電力消費が少ない状態とは、たとえ
ば、定着ローラの温度を低下させるとか感光体の帯電電
圧を低下させるとか、画像形成速度を遅くする、といっ
た方法が考えられる。
【0036】ただし、本発明の実施例では、定着ローラ
の温度を低下させても、トナー画像を転写紙に転写でき
る限度での温度低下に留めておく。また、感光体の帯電
電圧を低下させる場合でも、濃度の薄いトナー画像を形
成できる程度にしておく。あるいは、画像形成速度を、
通常モードより遅くする。たとえば、通常モードで30
枚/分であるのを15枚/分程度に遅くする、といった
具合である。勿論、これらを2つ以上を組み合わせても
よく、他の省電力の手段を採用したり、併用してもよ
い。
【0037】定着ローラの温度を低下させるとコピーの
定着性が悪くなり、トナーが剥がれやすくなる、また、
トナー濃度を薄くすると、読みにくくなる、といった問
題がある。しかし、社内だけでの使用とか、会議などで
一時的に使用するだけで、長期的には保存しない場合等
では、このように若干品質が低下したコピーでも十分に
役立つ場合も多い。一方、この実施例によれば、上記の
ように待機状態に入ったら即、省電力モードに移行する
ことによって、常時省電力モードとなり省電力効果が非
常に大きい。
【0038】また、図7に示すように、待機時間が所定
の時間を経過した場合、さらに省電力するために、省電
力モードIからスリープモードなどの省電力モードIIに
移行するようにしてもよい。
【0039】図8は、本発明の第2実施例における表示
部102の例である。図8(a)は、電源立ち上げ状
態、又は、通常の待機状態を示す。表示部102には、
モード表示として「通常」、「省電力」、「スリープ」
の3つのモードが表示されている。「省電力」は、上記
の「省電力モードI」のことであり、「スリープ」はス
リープモードで、上記の省電力モードIIのことである。
この状態で原稿をセットして「スタートコピー」のボタ
ンを押すと、通常モードに復帰することなく、待ち時間
0で、上記に説明した若干品質の低下したコピーが形成
される。待ち時間が無いので、オペレータにストレスを
与えることが無く、時間を無駄にすることもない。ま
た、通常モードのコピーに比べて省電力である。勿論、
待機時間も省電力である。
【0040】図8(b)は、正規のコピーが必要な場合
である。正規の品質のコピーが必要な場合は、コピーを
開始する前に、表示部102の「通常」の表示をタッチ
し、通常モードに移行する。この場合は、省電力モード
から通常モードへ移行する時間を待つことになる。しか
しながら、この待ち時間は、コピーの都度生じるのでは
なく、通常の品質のコピーを必要とする場合だけに発生
する時間なので、復帰時間を待つ確率が低下し、待ち時
間の期待値を低下させることができる。
【0041】図8(c)は、スリープモードになった状
態を示す。ユーザが指定する時間、たとえば、夜8時か
ら翌朝8時等の間は、自動的にスリープモードに移行
し、さらなる省エネを実現することができる。この状態
からユーザが使用する場合には、省電力モードか通常モ
ードを選択して指定することになる。このとき、省電力
モードを指定すると、通常モードに戻るよる短い時間で
戻ることができ、ユーザのストレスを減少させることが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
1の画像形成動作と次の画像形成動作との間の待機時間
を画像形成動作毎に測定し、記憶された過去の待機時間
を予め設定された所定の回数分取り出してこれらの平均
待機時間を算出し、平均待機時間から所定の算出方法に
より算出された時間を省電力モードへの移行時間として
設定するので、使用頻度が高く待機時間が短い場合は、
省電力モードへの移行時間を長くして、省電力モードに
移行する機会を減らして使い勝手を良くすることができ
る。反対に、使用頻度が小さく待機時間が長い場合は、
早期に省電力モードに移行して省電力の効果を上げるこ
とができる。したがって、ユーザが、省電力モードから
通常モードに復帰するまで待つ可能性を少なくすること
ができ、かつ、省エネ効果を上げることができる。
【0043】また、通常の画像形成を行う通常モードと
通常モードより電力消費の少ない省電力モードとの切替
をする画像形成装置において、省電力モードが、許容限
度内での低下した画像形成能力を有し、省電力モードの
ままで画像形成動作を行えるようにしたので、省電力モ
ードの時間を長くして、省電力の効果を上げることがで
きる。ユーザも省電力モードから通常モードに復帰する
時間を待つ必要がなく、ストレスを少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置における制御装置のブロ
ック図である。
【図2】省電力制御部内のブロック図である。
【図3】時間軸上に複数回のジョブをプロットした図で
ある。
【図4】設定部に記憶されている移行時間に関するデー
タを示すものである。
【図5】(a),(b),(c)は、平均待機時間の長
さにより通常モード→省電力モードI→省電力モードII
と移行する状態の相違を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例における省電力モードを説
明する図で、(a)は従来の通常モードと省電力モード
との移行状態を示す図で、(b)は本発明の実施例によ
るものである。
【図7】待機時間が所定の時間を経過した場合、スリー
プモードなどの省電力モードIIに移行する状態を示す図
である。
【図8】本発明の第2実施例における表示部の例で、
(a)は電源立ち上げ状態、(b)は正規のコピーが必
要な場合、(c)はスリープモードになった状態を示
す。
【符号の説明】
t1〜t6 待機時間 T,T1〜T4 平均待機時間 110 省電力制御部 111 記憶部 112 算出部 113 設定部 114 切替部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 HH11 HT03 HT07 2H027 DA40 DE07 EA01 EA12 EA15 EA18 EA20 EC20 EF12 EF16 EG02 EJ17 FA37 FC03 GB14 ZA01 ZA07 5C062 AA02 AA05 AB20 AB42 AB49 AB51 AF00 BA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常の画像形成を行う通常モードと通常
    モードより電力消費の少ない省電力モードとの切替をす
    る省電力制御部と、1の画像形成動作と次の画像形成動
    作との間の待機時間を画像形成動作毎に測定して記憶す
    る記憶部と、該記憶部に記憶された過去の待機時間を予
    め設定された所定の回数分取り出してこれらの平均待機
    時間を算出する算出部と、該平均待機時間から所定の算
    出方法により算出された時間を省電力モードへの移行時
    間として設定する設定部と、を有することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記省電力モードが、省電力の程度の異
    なる複数段階に分かれ、前記設定部が、各省電力モード
    への移行時間を算出して設定することを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記平均待機時間をその大きさに基づい
    て複数の区分に分け、各区分毎に省電力モードへの移行
    時間を設定することを特徴とする請求項1又は2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 通常の画像形成を行う通常モードと通常
    モードより電力消費の少ない省電力モードとの切替をす
    る省電力制御部を有し、該省電力モードが、許容限度内
    での低下した画像形成能力を有し、省電力モードのまま
    で画像形成動作を行えるようにしたことを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置が、トナー画像を転写
    紙に加熱溶融固定させる定着ローラを有し、前記省電力
    モードが該定着ローラの温度低下を含むことを特徴とす
    る請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記省電力モードが、画像形成速度の低
    下を含むことを特徴とする請求項4又は5記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置が、静電気を帯電して
    トナー画像を形成する感光体を有し、前記省電力モード
    が、帯電電圧の低下を含むことを特徴とする請求項4か
    ら6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記省電力モードが、複数のモードを有
    し、少なくとも1つの省電力モードが画像形成動作が可
    能であることを特徴とする請求項4から7のいずれかに
    記載の画像形成装置。
JP2002058352A 2002-03-05 2002-03-05 画像形成装置 Pending JP2003255778A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286389A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Seiko Epson Corp 画像形成装置、画像形成装置の制御方法
JP2010014997A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
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