JP5187084B2 - 印刷システム及び印刷システムの制御方法 - Google Patents

印刷システム及び印刷システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、指示された印刷処理をすぐに実行できるアクティブモードと、このモードよりも消費電力の少ない省電力モードとを有した印刷装置を備えた印刷システム及び印刷システムの制御方法に関する。
近年、画像形成装置においては、電力消費を抑える仕組みが導入されている。例えば、指示された処理をすぐに実行できるように各処理部をアクティブにしておくアクティブモードと、指示されてから各処理部をアクティブにすることにより消費電力を少なくしたスリープモード(省電力モード)とを備えた画像形成装置がある。このような画像形成装置では、複写処理や印刷処理等の処理終了後から、予め設定された所定時間(モード設定時間)が経過した場合に、アクティブモードからスリープモードに移行する。このスリープモードでは、指示信号の授受に関係しない画像形成ユニットへの電力供給が停止されている。このスリープモードにおいて処理実行の指示を受信した場合、電力供給が再開される。そして、電力供給により画像形成ユニットが稼動可能になると、画像形成処理を実行することができる。ここで、画像形成装置においては、画像形成ユニットの暖機が必要であるため、スリープモードから復帰して処理を実行できるまでに時間がかかる。
画像形成装置には、複数のユーザで共用するものもある。例えば、図7に示すように、複数のクライアント端末30がネットワークを介して画像形成装置40に接続されている画像形成処理システムがある。このシステムにおいては、各クライアント端末30から印刷データが画像形成装置40に送信され、画像形成装置40は受信した印刷データを用いて印刷処理を実行する。このような画像形成装置40においては、自分が使用しなくても他のユーザの使用を考慮して、モード設定時間を長く設定することがある。この場合、スリープモードによる省エネルギー効果を十分に発揮することができない。
そこで、所望する印刷対象の緩急に応じてスリープ機能を制御して効率的に印刷を行なうシステムが検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1においては、ホスト装置は、画像情報のヘッダ情報に、印刷の緊急性を有する印刷モード情報、又は緊急性を有しない印刷モード情報を書き込んだ印刷情報を生成する。画像形成装置は、スリープ状態に移行したときに緊急性を有しない印刷モード情報の印刷情報を取得した場合には、スリープ状態を維持したまま、この印刷情報を蓄積する。また、画像形成装置は、緊急性を有する印刷モード情報の印刷情報を取得した場合には、スリープ状態から印刷可能状態に移行させ、蓄積された印刷情報と一緒に印刷を行なう。
特開2003−84935号公報(第1頁、図1,図3)
上述した特許文献1においては、印刷装置は、クライアント端末から、緊急性を有する印刷モード情報を書き込んだ印刷情報を受信した場合に、省電力モードを解除して印刷処理を実行する。しかしながら、印刷処理の実行指示に応じて送信される印刷情報を受信してからスリープモードを解除したのでは、印刷処理が開始されるまでユーザは復帰時間を待たなければならない。この場合、復帰時間が待てないユーザは、モード設定時間を長く設定し直してしまい、結果としてスリープモードによる省エネルギー効果を十分に発揮することができない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、より適切なタイミングで省電力モードを解除して、省電力化に貢献できる印刷システム及び印刷システムの制御方法を提供することにある。更に、ユーザの入手する手間を不要にして、ユーザビリティを向上させることができる。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、印刷装置の省電力モードから、印刷処理が実行可能なアクティブモードになるまでの復帰時間に関するデータを記憶した復帰時間データ記憶手段と、省電力モードを解除する解除予定時間に関するデータを記憶する解除時間記憶手段、印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷処理実行手段、及び省電力モードの開始及び解除を制御するモード制御手段を含む制御手段を備えた印刷装置と、プリンタドライバによって設定された印刷条件の印刷データの送信を行なう制御手段を備えたクライアント端末とを備えた印刷システムであって、前記クライアント端末の制御手段は、前記プリンタドライバの起動を検出した場合には、省電力モード解除指示を前記印刷装置に送信し、前記プリンタドライバの停止を検出した場合には、スリープモード再開信号を前記印刷装置に送信する解除指示送信手段を備え、前記印刷装置の制御手段は、前記省電力モード解除指示を受信した場合には、前記復帰時間データ記憶手段に記録された復帰時間を用いて算出された前記解除予定時間を、前記解除時間記憶手段に記録する省電力モード解除管理手段を備え、前記モード制御手段は、前記解除予定時間を経過した場合には、前記省電力モードを解除し、前記スリープモード再開信号を受信した場合には、前記省電力モードを開始することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷システムにおいて、前記解除指示送信手段は、前記プリンタドライバの起動を検出した場合、希望時間入力画面を表示し、この希望時間入力画面を介して印刷物入手時間を取得する入手希望時間取得手段を更に備え、前記クライアント端末の制御手段、又は前記印刷装置の制御手段が、前記印刷物入手時間と前記復帰時間とを用いて、前記解除予定時間を算出する算出手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の印刷システムにおいて、前記クライアント端末又は前記印刷装置は、印刷物入手時間に関するデータを記憶した入手時間データ記憶手段を備え、前記解除指示送信手段は、前記プリンタドライバの起動を検出した場合、前記入手時間データ記憶手段から前記印刷物入手時間を取得する入手予定時間取得手段を更に備え、前記クライアント端末の制御手段、又は前記印刷装置の制御手段が、前記印刷物入手時間と前記復帰時間とを用いて、前記解除予定時間を算出する算出手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の印刷システムにおいて、前記入手時間データ記憶手段には、前記印刷装置と前記クライアント端末との位置関係に応じた印刷物入手時間に関するデータが記憶されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷システムにおいて、前記印刷装置は、待機猶予期間を記憶した待機猶予期間記憶手段を備え、前記印刷装置の制御手段は、前記省電力モード解除指示に応じて前記省電力モードを解除してから、前記待機猶予期間記憶手段に記憶された待機猶予期間が経過した場合には、前記省電力モードに移行させる省電力モード再開手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、印刷装置の省電力モードから、印刷処理が実行可能なアクティブモードになるまでの復帰時間に関するデータを記憶した復帰時間データ記憶手段と、省電力モードを解除する解除予定時間に関するデータを記憶する解除時間記憶手段、印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷処理実行手段、及び省電力モードの開始及び解除を制御するモード制御手段を含む制御手段を備えた印刷装置と、プリンタドライバによって設定された印刷条件の印刷データの送信を行なう制御手段を備えたクライアント端末とを備えたシステムの印刷方法であって、前記クライアント端末の制御手段は、前記プリンタドライバの起動を検出した場合には、省電力モード解除指示を前記印刷装置に送信し、前記プリンタドライバの停止を検出した場合には、スリープモード再開信号を前記印刷装置に送信する解除指示送信段階を実行し、前記印刷装置の制御手段は、前記省電力モード解除指示を受信した場合には、前記復帰時間データ記憶手段に記録された復帰時間を用いて算出された前記解除予定時間を、前記解除時間記憶手段に記録する省電力モード解除管理段階を実行し、前記モード制御手段は、前記解除予定時間を経過した場合には、前記省電力モードを解除し、前記スリープモード再開信号を受信した場合には、前記省電力モードを開始することを特徴とする。
(作用)
請求項1又は6に記載の発明によれば、クライアント端末の制御手段は、プリンタドライバの起動を検出した場合には、省電力モード解除指示を印刷装置に送信する。印刷装置の制御手段は、省電力モード解除指示を受信した場合には、復帰時間データ記憶手段に記録された復帰時間を用いて算出された解除予定時間を、解除時間記憶手段に記録する。印刷装置の制御手段は、モード制御手段は、解除予定時間を経過した場合には、省電力モードを解除する。このため、印刷処理の実行指示よりも先に行なわれるプリンタドライバの起動をトリガーとして省電力モード解除指示を印刷装置に送信するので、印刷処理の実行指示を受信したときには印刷処理を迅速に実行することができる。また、印刷装置は、省電力モード解除指示を受信しても解除予定時間が経過するまでは省電力モードは解除されないので、省電力モードの時間を少しでも長くすることができ、省電力化をよりいっそう図ることができる。更に、この解除予定時間は復帰時間を用いて算出されるので、この復帰時間を考慮してスリープモードが解除されるため、ユーザビリティが向上する。ここで、「印刷処理の実行指示」とは、クライアント端末において印刷データを生成し、印刷装置に送信して実行するための指示である。また、「プリンタドライバの起動」とは、印刷設定画面が起動されて表示されたときを意味し、印刷処理を行なうために、アプリケーションプログラム等において印刷処理が選択されたときに行なわれる。
請求項2に記載の発明によれば、クライアント端末の制御手段は、プリンタドライバの起動を検出した場合、希望時間入力画面を表示し、この希望時間入力画面を介して印刷物入手時間を取得する。クライアント端末の制御手段、又は印刷装置の制御手段が、印刷物入手時間と前記復帰時間とを用いて解除予定時間を算出する。このため、印刷物入手時間が復帰時間よりも長い場合には、印刷物入手時間に間に合うように省電力モードが解除されるので、ユーザビリティが向上する。また、ユーザが実際に印刷物を取りに行くタイミングに合わせて省電力モードを解除することができる。従って、少しでも省電力モードの時間を長くすることができ、省電力化をよりいっそう図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、クライアント端末の制御手段は、プリンタドライバの起動を検出した場合、入手時間データ記憶手段から印刷物入手時間を取得する。クライアント端末の制御手段、又は印刷装置の制御手段が、印刷物入手時間と前記復帰時間とを用
いて解除予定時間を算出する。このため、印刷物入手時間が復帰時間よりも長い場合には、印刷物入手時間に間に合うように省電力モードが解除されるので、ユーザビリティが向上する。また、入手時間データ記憶手段に記録された入手予定時間を用いて、解除予定時間を算出するので、プリンタドライバを起動するたびに、ユーザが印刷物入手時間を入力する手間が不要になり、ユーザビリティを向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、入手時間データ記憶手段には、印刷装置とクライアント端末との位置関係に応じた印刷物入手時間に関するデータが記憶されている。このため、クライアント端末と印刷装置との距離等の位置関係に応じて、ユーザが印刷処理の実行指示を行なってから印刷装置に到着するまでの時間に応じて、より適切なタイミングで、省電力モードを解除することができる。
請求項5に記載の発明によれば、印刷装置の制御手段は、省電力モード解除指示に応じて省電力モードを解除してから、待機猶予期間記憶手段に記憶された待機猶予期間が経過した場合には、省電力モードに移行させる。通常、プリンタドライバを起動してから印刷処理の実行指示を行なうまでの時間は長くない。そこで、プリンタドライバの起動から印刷処理の実行指示に応じた待機猶予期間を経過しても印刷処理の実行指示を受信しなかった場合には、省電力モードに戻せば、省電力モードの時間をより長くすることができる。
本発明によれば、少しでも省電力モードの時間を長くすることにより、省電力化をよりいっそう図ることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1,図2及び図5に基づいて説明する。本実施形態においては、図1に示すように、クライアント端末10と、画像形成装置としての複合機20とを備えた印刷システムを用いる。このクライアント端末10と複合機20は、従来のクライアント端末30及び画像形成装置40と同様に、ネットワークを介して接続されている。
複合機20は、複写処理や印刷処理等の画像形成処理を実行する。この複合機20は、操作ボタンやタッチパネルを備える。操作ボタンは操作手段として機能し、タッチパネルは操作手段及び表示手段として機能する。タッチパネルには、複写処理における設定画面等が表示される。
更に、この複合機20は、制御部21及びデータ記憶部(図示せず)を備える。データ
記憶部は、各クライアント端末10から受信した印刷データを記憶する。制御部21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(受入段階、入手予定時間取得段階、算出段階及び省電力モード解除管理段階等を含む処理)を行なう。制御部21は、印刷処理実行手段としての画像形成処理手段211、及びモード制御手段としてのスリープモード制御手段212等を備える。このスリープモード制御手段が、本実施形態では、受入手段、入手予定時間取得手段、算出手段及び省電力モード解除管理手段として機能する。
画像形成処理手段211は、レーザ照射部やドラム駆動部等、画像形成処理を行なうために稼動される画像形成ユニット制御を行なう。画像形成処理手段211は、スリープモード制御手段212による制御に応じて、アクティブモードと、このアクティブモードよりも電力消費が少ないスリープモードとの2つの稼動状態を取り得る。アクティブモードにおいては、画像形成ユニットに対して電力供給がされるため、画像形成処理手段211は、画像形成処理の実行指示を受けた場合、すぐに画像形成処理を実行できる。また、スリープモードにおいては、信号授受に関係しない画像形成ユニットへの電力供給が停止されているため、画像形成処理手段211は、画像形成処理の実行指示を受けてから、これらへの電力供給を再開する。このため、画像形成処理手段211は、スリープモードにおいて画像形成処理の実行指示を受けた場合、電力供給が再開されて画像形成ユニットが稼動可能になった後に(復帰時間が経過した後に)画像形成処理を実行できる。
スリープモード制御手段212は、処理終了後からスリープモードを開始するまでのモード設定時間を記憶している。そして、スリープモード制御手段212は、画像形成処理手段211の処理終了信号を取得し、処理終了からの時間を計測する。スリープモード制御手段212は、処理終了からの時間がモード設定時間を経過した場合には、スリープモードに移行する。
また、スリープモード制御手段212は、スリープモードを解除するために解除信号を受信した場合には、スリープモードを解除してアクティブモードに移行する。本実施形態では、スリープモード制御手段212は、解除信号を、クライアント端末10から受信したり操作手段を介して取得したりする。
更に、このスリープモード制御手段212は、本実施形態では、解除時間記憶手段、復帰時間データ記憶手段及び入手時間データ記憶手段として機能する。このため、スリープモード制御手段212は、複合機20の復帰時間に関するデータ及び入手所要時間に関するデータを記憶している。ここで、復帰時間とは、スリープモードが解除されてから印刷処理が実行可能となるまでの時間である。また、入手所要時間とは、クライアント端末10から複合機20に印刷物を取りに行くまでの時間である。本実施形態では、この入手所要時間が印刷物入手時間として機能する。このスリープモード制御手段212は、クライアント端末10から解除信号を受信した場合には、図5に示すように入手所要時間から復帰時間を減算して解除予定時間を算出し、この解除予定時間をメモリ(図示せず)に記録する。そして、スリープモード制御手段212は、解除予定時間を記録してからの時間を計測し、この計測時間が解除予定時間を経過した場合には、スリープモード解除処理を実行する。
更に、スリープモード制御手段212は、現在のモードを特定するためのフラグを記憶している。具体的には、スリープモード制御手段212は、アクティブモードを解除したときにはスリープモードを示すフラグをメモリに記録して保持し、スリープモードを解除した場合にはアクティブモードを示すフラグをメモリに記録して保持する。
一方、図1に示す複合機20にネットワークを介して接続されている各クライアント端
末10は、処理を行なうための各種画面を表示する表示手段としてのディスプレイを備える。更に、クライアント端末10は、データの入力や画像形成処理指示等に用いる操作手段としてのキーボード及びポインティングデバイスを備える。
このクライアント端末10は、端末制御部11を備える。この端末制御部11は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(解除指示送信段階等を含む処理)を行なう。端末制御部11は、各種プログラムを記憶している。このプログラムとしては、文章作成や表計算等の各種アプリケーションプログラム、プリンタドライバ及びスリープモード解除プログラム等がある。
そして、端末制御部11は、アプリケーションプログラムを実行することにより、アプリケーション処理手段111として機能し、プリンタドライバを実行することにより印刷処理制御手段112として機能する。更に、スリープモード解除プログラムを実行することにより、スリープモード解除指示手段113として機能する。
アプリケーション処理手段111は、起動された各種アプリケーションプログラムに従って、ユーザの指示に応じた各種処理(文章作成処理や表計算処理等)を実行する。
印刷処理制御手段112は、印刷設定画面データを記憶している。この印刷処理制御手段112は、アプリケーション処理手段111から印刷処理の選択指示を受信すると、起動されて、印刷設定画面をディスプレイに表示する。印刷処理制御手段112は、印刷画面を介して設定された印刷条件を用いて印刷データを生成し、複合機20に送信する。
スリープモード解除指示手段113は、解除指示送信手段として機能し、プリンタドライバの起動を監視する。そして、プリンタドライバの起動を検知すると、スリープモード解除指示手段113は、複合機20にスリープモード解除指示を送信する。
次に、以上のように構成される印刷システムにおけるスリープモード解除処理の処理手順について図2を用いて説明する。この場合、ユーザの指示に応じて、クライアント端末10は、アプリケーション処理(文章作成処理や表計算処理等)を行なっている。
そして、印刷を実行する場合、クライアント端末10の端末制御部11は、プリンタドライバの起動処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、印刷処理が選択されると、端末制御部11のアプリケーション処理手段111は、プリンタドライバを起動する。この場合、端末制御部11の印刷処理制御手段112は、印刷設定画面を起動してディスプレイに表示する。この印刷設定画面には、用紙トレイや枚数等を設定するための各印刷設定項目が含まれる。
一方、プリンタドライバの起動を検知した場合、クライアント端末10の端末制御部11は、スリープモード解除指示の送信処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、端末制御部11のスリープモード解除指示手段113は、スリープモード解除指示データを複合機20に送信する。
複合機20の制御部21は、スリープモード解除指示の受入処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、スリープモード解除指示データを受信する。そして、スリープモード制御手段212は、入手所要時間から復帰時間を減算して解除予定時間を算出し、この解除予定時間をメモリ(図示せず)に記録する。そして、スリープモード制御手段212は、解除予定時間を記録してからの時間を計測し、解除予定時間が経過するまで待機する。
その後、解除予定時間が経過した場合には、複合機20の制御部21は、現在、スリー
プモードであるか否かを判定する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、現在のモードを特定するフラグを用いて、スリープモードであるか否かを判定する。
ここで、スリープモードの場合(ステップS1−4において「YES」の場合)には、複合機20の制御部21は、スリープモード解除処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、スリープモードにおいて電力供給していなかった画像形成ユニットに対して電力供給を再開する。
一方、アクティブモードの場合(ステップS1−4において「NO」の場合)には、複合機20の制御部21は、そのままアクティブモードを維持する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、処理終了からの経過時間をリセットする。以上により、複合機20はスリープモードが解除され、又はアクティブモードが維持される。
その後、ユーザは、ディスプレイに表示された印刷設定画面において印刷条件を設定して、印刷処理の実行指示を行なう。この場合、クライアント端末10は、この印刷条件に従って印刷データを生成して、複合機20に送信する。
印刷データを受信した複合機20の制御部21は、印刷処理を実行する。具体的には、制御部21の画像形成処理手段211は、受信した印刷データをデータ記憶部に記録する。そして、画像形成処理手段211は、画像形成ユニットが稼動可能になった場合に、データ記憶部に記憶した印刷データに基づいて印刷処理を実行する。そして、印刷処理が終了した場合、複合機20の制御部21は、この印刷データをデータ記憶部から削除する。以上により、スリープモード解除処理が終了する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、クライアント端末10の端末制御部11は、プリンタドライバの起動処理を実行した場合(ステップS1−1)、スリープモード解除指示の送信処理を実行する(ステップS1−2)。複合機20は、スリープモード解除指示データを受信して、スリープモードを解除する(ステップS1−5)。このため、クライアント端末10の端末制御部11は、印刷処理の実行指示よりも先に行なわれるプリンタドライバの起動をトリガーとして省電力モード解除指示を複合機20に送信するので、印刷処理の実行指示を受信したときには印刷処理を迅速に実行することができる。従って、この実行指示を受信するよりも前にアクティブモードに移行するので、待ち時間を短くできる。よって、モード設定時間を短く設定しても、ユーザビリティがよい。
(2) 本実施形態では、スリープモード解除指示データを受信した場合、複合機20の制御部21は、入手所要時間と復帰時間とを用いて解除予定時間を算出し、この解除予定時間をメモリに記録する。そして、複合機20の制御部21は、解除予定時間を記録してからの計測時間が解除予定時間を経過した場合には、スリープモード解除処理を実行し(ステップS1−5)、又はアクティブモードを維持する(ステップS1−6)。このため、ユーザが複合機20に到着する入手所要時間に合わせて、省電力モードを解除するので、この解除するまで省電力モードを維持することができる。従って、複合機20は、省電力モード解除指示を受信しても解除予定時間が経過するまでは省電力モードは解除されないので、省電力モードの時間を少しでも長くすることができ、省電力化をよりいっそう図ることができる。特に、クライアント端末10が複合機20に対して遠い場所にある場合には、ユーザが印刷処理の実行指示を行なってから複合機20に到着するまでの時間に応じて、より適切なタイミングでスリープモードを解除することができる。また、印刷物を取りに行く入手所要時間が経過する直前に印刷処理が実行されるので、排出された印刷
物が放置される時間が少なく、印刷物に含まれる情報の機密性をよりしっかり確保することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図1、図3〜図5に基づいて説明する。ここで、以下の実施形態において、上記第1実施形態と同様な部分は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、上記第1実施形態と異なり、ユーザが印刷物の入手を希望する時間(入手希望時間)に応じて、スリープモード解除のタイミングを調整する。本実施形態では、この入手希望時間が印刷物入手時間として機能する。
端末制御部11のスリープモード解除指示手段113は、入手希望時間取得手段として機能し、希望時間入力画面データを記憶している。スリープモード解除指示手段113は、この希望時間入力画面を介して取得した入手希望時間を取得する。更に、このスリープモード解除指示手段113は、この入手希望時間を含む解除指示を複合機20に送信する。
一方、本実施形態において、制御部21のスリープモード制御手段212は、スリープモードの解除指示とともに入手希望時間をクライアント端末10から取得する。そして、スリープモード制御手段212は、この入手希望時間と復帰時間とを用いて解除予定時間を算出して、メモリに一時的に記憶する。そして、このスリープモード制御手段212は、計測した時間が解除予定時間を経過した場合、スリープモード解除処理を実行する。
次に、本実施形態における印刷処理の処理手順について、図3及び図4を用いて説明する。本実施形態においても、ユーザの指示に応じて、クライアント端末10は、アプリケーション処理(文章作成処理や表計算処理等)を行なっている。
印刷処理を実行する場合、クライアント端末10の端末制御部11は、ステップS1−1と同様に、プリンタドライバの起動処理を実行する(ステップS2−1)。
更に、本実施形態では、プリンタドライバの起動を検知した場合、クライアント端末10の端末制御部11は、希望時間入力画面の表示処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、端末制御部11のスリープモード解除指示手段113は、希望時間入力画面を、印刷設定画面の上に表示する。この希望時間入力画面には、入手希望の時間を入力する入力欄と確認ボタンとが含まれる。
ここで、ユーザは、この希望時間入力画面の入力欄に、印刷物を取りに行く時間(例えば何分後)を入力して、確認ボタンを選択する。この場合、クライアント端末10の端末制御部11は、入手希望時間の入力受入処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、端末制御部11のスリープモード解除指示手段113は、希望時間入力画面の入力欄に入力された時間を入手希望時間として取得する。そして、スリープモード解除指示手段113は、希望時間入力画面を削除する。この場合、希望時間入力画面の下に表示されていた印刷設定画面が表示される。
次に、クライアント端末10の端末制御部11は、入手希望時間を含むスリープモード解除指示の送信処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、端末制御部11のスリープモード解除指示手段113は、算出した入手希望時間を含むスリープモード解除指示を複合機20に送信する。
この場合、複合機20の制御部21は、スリープモード解除指示の受入処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21の画像形成処理手段211は、入手希望時間を含むスリープモード解除指示を受信する。
次に、複合機20の制御部21は、解除予定時間の算出処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、図5に示すように、受信したスリープモード解除指示に含まれる入手希望時間から、複合機20の復帰時間を減算して、スリープモードの解除予定時間を算出する。
そして、複合機20の制御部21は、解除予定時間の記憶処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、解除予定時間をメモリに記憶する。そして、複合機20の制御部21は、解除予定時間を記憶した現在時刻からの経過時間を計測し、スリープモード解除予定時間を経過するまで待機する。
一方、ユーザは、表示された印刷設定画面に、印刷条件を設定して印刷実行ボタンを選択する。この場合、端末制御部11の印刷処理制御手段112は、設定された印刷条件に基づいて印刷データを生成して、複合機20に送信する。そして、複合機20の制御部21は、受信した印刷データをデータ記憶部に記憶する。
その後、経過時間が解除予定時間を経過した場合(ステップS3−1)には、複合機20の制御部21は、上記ステップS1−4と同様に、現在、スリープモードになっているか否かを判定する(ステップS3−2)。ここで、スリープモードの場合(ステップS3−2において「YES」の場合)には、複合機20の制御部21は、上記ステップS1−5と同様に、スリープモード解除処理を実行する(ステップS3−3)。また、スリープモードでない場合(ステップS3−2において「NO」の場合)には、複合機20の制御部21は、上記ステップS1−6と同様に、アクティブモードを維持する(ステップS3−4)。
そして、複合機20の制御部21は、印刷処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21の画像形成処理手段211は、データ記憶部に記録した印刷データに基づいて印刷処理を実行する。以上により、印刷処理が終了する。
本実施形態によれば、上記(1)及び(2)に記載の効果と同様な効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(3) 本実施形態では、プリンタドライバの起動を検知した場合、クライアント端末10の端末制御部11は、入手希望時間の入力受入処理を実行し(ステップS2−3)、この入手希望時間を含むスリープモード解除指示の送信処理を実行する(ステップS2−5)。複合機20の制御部21は、スリープモードの解除予定時間を記憶し(ステップS2−7)、経過時間が解除予定時間を経過した場合(ステップS3−1)には、スリープモード解除処理を実行し(ステップS3−3)、又はアクティブモードを維持する(ステップS3−4)。このため、ユーザが実際に印刷物を取りに行く入手希望時間に合わせて省電力モードを解除するので、ユーザの状況に応じて省電力モードを解除することができ、より長く省電力モードを維持することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記第1実施形態においては、クライアント端末10の端末制御部11は、プリンタドライバが起動されると、すぐにスリープモード解除指示を複合機20に送信した。そして、複合機20の制御部21は、スリープモードの場合、スリープモード解除処理を実行した。この場合、プリンタドライバが起動されてから、予め定めた所定時間(待機猶予期間)が経過しても印刷データを取得しなかった場合には、複合機20の制御部21は、再びスリープモードを開始してもよい。具体的には、複合機20のスリープモード制御手段212は、待機猶予期間に関するデータを記憶する。この待機猶予期間は、プリンタドライバを立ち上げた後、印刷処理を中止したと判定するための時間である。この待機猶予
期間としては、ユーザが印刷処理の設定を行なって印刷処理の実行指示を行なうまでに要する時間を用いる。このため、待機猶予期間は、モード設定時間よりも短く設定されている。
更に、複合機20の制御部21は、スリープモード解除指示に応じてスリープモードを解除した時刻を記憶するメモリを備える。制御部21のスリープモード制御手段212は、この解除した時刻から待機猶予期間が経過するまでに印刷データを取得しなかった場合には、再び、スリープモードに移行する処理を実行する。この場合、複合機20の制御部21は、待機猶予期間記憶手段及び省電力モード再開手段として更に機能する。
複合機20の制御部21は、図6に示すように、クライアント端末10からスリープモード解除指示データを受信すると、スリープモード解除指示の受入処理を実行する(ステップS1−3)。そして、複合機20の制御部21は、現在、スリープモードであるか否かを判定する(ステップS1−4)。ここで、スリープモードである場合(ステップS1−4において「YES」の場合)には、複合機20の制御部21は、スリープモード解除処理を実行する(ステップS1−5)。また、スリープモードでない場合(ステップS1−4において「NO」の場合)には、複合機20の制御部21は、現在のアクティブモードを維持する(ステップS1−6)。そして、制御部21は、スリープモードを解除した時刻の記録処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、なお、スリープモードでない場合には、リセットした時刻を解除した時刻として記憶する。
その後、複合機20の制御部21は、クライアント端末10から印刷データが送信されてくるのを待つ。そして、クライアント端末10から送信された印刷データを取得した場合(ステップS4−2において「YES」)、複合機20の制御部21は、解除した時刻データの削除処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、解除した時刻に関するデータがメモリに記録されている場合には、この時刻に関するデータを削除する。そして、制御部21は、印刷処理を実行する(ステップS4−4)。
一方、解除した時刻から待機猶予期間が経過しても、印刷データが受信しない場合(ステップS4−2において「NO」、かつS4−5において「YES」の場合)には、複合機20の制御部21は、スリープモードの開始処理を実行する(ステップS4−6)。具体的には、制御部21のスリープモード制御手段212は、スリープモードを開始して、信号授受に関係しない画像形成ユニットへの電力供給を停止する。このため、クライアント端末10においてプリンタドライバが起動された後に、ユーザが印刷処理を中止した場合には、複合機20は、再びスリープモードになる。更に、この場合、待機猶予期間はモード設定時間よりも短く設定されているので、印刷データを受信しない場合には、迅速にスリープモードに戻すことができる。従って、プリンタドライバの起動によって印刷データを取得する前にスリープモードを解除しても、印刷処理の実行指示をユーザが行なわなかった場合には、省電力モードに迅速に戻すことができる。よって、少しでも省電力モードの時間を長くすることができ、省電力化をいっそう図ることができる。なお、解除した時刻データの記録処理(ステップS4−1)の代わりに、解除した時刻からの経過時間を計測し、この経過時間が待機猶予期間を経過した場合には、スリープモードを再開してもよい。
また、上述の待機猶予期間を、ユーザによって設定変更可能としてもよい。具体的には、制御部21に待機猶予期間変更手段を設ける。この待機猶予期間変更手段は、複合機20のタッチパネル(表示部及び操作部)に、待機猶予期間変更項目を表示する。ユーザがこの待機猶予期間変更項目を選択し、待機猶予期間を入力して設定ボタンを選択する。こ
の場合、制御部21の待機猶予期間変更手段は、入力された待機猶予期間をスリープモード制御手段212に、新たに記憶する。この場合には、待機猶予期間をユーザの使用状況に応じて変更することができる。
更に、複合機20の制御部21は、クライアント端末10から、ユーザが印刷実行を中止した情報を取得し、この情報に応じてスリープモードの開始処理を実行してもよい。具体的には、クライアント端末10のスリープモード解除指示手段113は、プリンタドライバの起動状態を監視する。スリープモード解除指示手段113が、起動されていたプリンタドライバの停止を検出した場合、スリープモード解除指示手段113は、スリープモード再開信号を複合機20に送信する。複合機20の制御部21は、スリープモード再開信号を受信すると、スリープモードを開始する。この場合には、ユーザが印刷実行を中止してプリンタドライバの動作が停止すると(印刷設定画面が閉じられたことを検知すると)、複合機20を迅速にスリープモードに戻すことができる。
○ 上記第2実施形態においては、複合機20の制御部21は、クライアント端末10から取得した解除予定時間から、復帰時間を減算して、解除予定時間を算出した(ステップS2−6)。これに代えて、解除予定時間は、クライアント端末10の端末制御部11において、スリープ解除予定時間を算出してもよい。この場合、各クライアント端末10には、ネットワークに接続された複合機20の復帰時間を記憶しておく。そして、クライアント端末10の端末制御部11は、入手希望時間の入力受入処理を実行すると(ステップS2−3)、この入手希望時間から復帰時間を減算した解除予定時間を算出する。そして、端末制御部11は、算出した解除予定時間を含むスリープモード解除指示を複合機20に送信する。
また、上記各実施形態の複合機20では、解除予定時間を経過したときにスリープモードを解除した。スリープモードを解除するための時間管理はこれに限られるものではなく、図5に示すように、印刷物入手時間(入手所要時間又は入手希望時間)と解除予定時間とからスリープモードの解除予定時刻を算出し、現在時刻が解除予定時間を経過した場合に、スリープモードを解除するようにしてもよい。
○ 上記第1実施形態においては、複合機20の制御部21は、スリープモード解除指示データを受信した場合、記憶している入手所要時間と復帰時間を用いて解除予定時間を算出した。これに代えて、端末制御部11は、各クライアント端末10から複合機20までの距離や移動のための所要時間を考慮して解除予定時間を算出してもよい。例えば、各クライアント端末10と複合機20との距離に応じて、スリープモード解除指示を送信したクライアント端末10毎又は複合機20毎の入手所要時間を用いてもよい。具体的には、複合機20の制御部21は、各クライアント端末10に応じた入手所要時間を、クライアント端末10を特定する端末識別子とともに記憶する。複合機20の制御部21は、スリープモード解除指示を送信したクライアント端末10から端末識別子を取得し、この端末識別子に関連付けられている入手所要時間を取得し、この入手所要時間を用いて解除予定時間を算出する。この場合には、クライアント端末10と複合機20との位置関係等に応じて、より適切なタイミングでスリープモードを解除することができる。
また、クライアント端末10に、複合機20毎に、この複合機20を特定する印刷装置識別子に関連付けた入手所要時間を記憶してもよい。この場合、クライアント端末10の端末制御部11は、プリンタドライバが起動された場合には、デフォルトで設定される複合機20に関連付けられている入手所要時間を取得して、この入手所要時間を含むスリープモード解除指示の送信処理を実行する(ステップS2−4)。この場合には、希望時間入力画面の表示処理(ステップS2−2)及び入手希望時間の入力受入処理(ステップS2−3)を省略することができるので、プリンタドライバを起動するたびに、ユーザが入
手希望時間を入力する手間が不要になる。
印刷システムを構成するクライアント端末及び複合機の内部構成を示すブロック図。 第1実施形態のスリープモードの解除処理の処理手順を説明する流れ図。 第2実施形態のスリープモードの解除処理の処理手順を説明する流れ図。 第2実施形態のスリープモードの解除処理の処理手順を説明する流れ図。 印刷物入手時間とスリープモードの解除予定時間との関係を示す説明図。 変更例においてスリープモード解除処理を行なった後に、印刷処理の実行指示を受信した場合及び受信しなかった場合の流れ図。 従来技術における印刷システムの概略図。
符号の説明
10,30…クライアント端末、11…端末制御部、20…複合機、21…制御部、40…画像形成装置、111…アプリケーション処理手段、112…印刷処理制御手段、113…スリープモード解除指示手段、211…画像形成処理手段、212…スリープモード制御手段。

Claims (6)

  1. 印刷装置の省電力モードから、印刷処理が実行可能なアクティブモードになるまでの復帰時間に関するデータを記憶した復帰時間データ記憶手段と、
    省電力モードを解除する解除予定時間に関するデータを記憶する解除時間記憶手段、印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷処理実行手段、及び省電力モードの開始及び解除を制御するモード制御手段を含む制御手段を備えた印刷装置と、
    プリンタドライバによって設定された印刷条件の印刷データの送信を行なう制御手段を備えたクライアント端末とを備えた印刷システムであって、
    前記クライアント端末の制御手段は、前記プリンタドライバの起動を検出した場合には、省電力モード解除指示を前記印刷装置に送信し、前記プリンタドライバの停止を検出した場合には、スリープモード再開信号を前記印刷装置に送信する解除指示送信手段を備え、
    前記印刷装置の制御手段は、前記省電力モード解除指示を受信した場合には、前記復帰時間データ記憶手段に記録された復帰時間を用いて算出された前記解除予定時間を、前記解除時間記憶手段に記録する省電力モード解除管理手段を備え、
    前記モード制御手段は、前記解除予定時間を経過した場合には、前記省電力モードを解除し、前記スリープモード再開信号を受信した場合には、前記省電力モードを開始することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記解除指示送信手段は、前記プリンタドライバの起動を検出した場合、希望時間入力画面を表示し、この希望時間入力画面を介して印刷物入手時間を取得する入手希望時間取得手段を更に備え、
    前記クライアント端末の制御手段、又は前記印刷装置の制御手段が、前記印刷物入手時間と前記復帰時間とを用いて、前記解除予定時間を算出する算出手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記クライアント端末又は前記印刷装置は、印刷物入手時間に関するデータを記憶した入手時間データ記憶手段を備え、
    前記解除指示送信手段は、前記プリンタドライバの起動を検出した場合、前記入手時間データ記憶手段から前記印刷物入手時間を取得する入手予定時間取得手段を更に備え、
    前記クライアント端末の制御手段、又は前記印刷装置の制御手段が、前記印刷物入手時間と前記復帰時間とを用いて、前記解除予定時間を算出する算出手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  4. 前記入手時間データ記憶手段には、前記印刷装置と前記クライアント端末との位置関係に応じた印刷物入手時間に関するデータが記憶されていることを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
  5. 前記印刷装置は、待機猶予期間を記憶した待機猶予期間記憶手段を備え、
    前記印刷装置の制御手段は、前記省電力モード解除指示に応じて前記省電力モードを解除してから、前記待機猶予期間記憶手段に記憶された待機猶予期間が経過した場合には、前記省電力モードに移行させる省電力モード再開手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷システム。
  6. 印刷装置の省電力モードから、印刷処理が実行可能なアクティブモードになるまでの復帰時間に関するデータを記憶した復帰時間データ記憶手段と、
    省電力モードを解除する解除予定時間に関するデータを記憶する解除時間記憶手段、印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷処理実行手段、及び省電力モードの開始及び解除を制御するモード制御手段を含む制御手段を備えた印刷装置と、
    プリンタドライバによって設定された印刷条件の印刷データの送信を行なう制御手段を備えたクライアント端末とを備えたシステムの印刷方法であって、
    前記クライアント端末の制御手段は、前記プリンタドライバの起動を検出した場合には、省電力モード解除指示を前記印刷装置に送信し、前記プリンタドライバの停止を検出した場合には、スリープモード再開信号を前記印刷装置に送信する解除指示送信段階を実行し、
    前記印刷装置の制御手段は、前記省電力モード解除指示を受信した場合には、前記復帰時間データ記憶手段に記録された復帰時間を用いて算出された前記解除予定時間を、前記解除時間記憶手段に記録する省電力モード解除管理段階を実行し、
    前記モード制御手段は、前記解除予定時間を経過した場合には、前記省電力モードを解除し、前記スリープモード再開信号を受信した場合には、前記省電力モードを開始することを特徴とする印刷システムの制御方法。
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