JP5239658B2 - 電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、指示された処理をすぐに実行できるアクティブモードと、このモードよりも消費電力が少ない省電力モードとを稼動モードとして備えた電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラムに関する。
近年、電子機器においては、電力消費を抑える仕組みが導入されている。例えば、指示された処理をすぐに実行できるように各処理部をアクティブにしておくアクティブモードと、指示されてから各処理部をアクティブにすることにより消費電力を少なくしたスリープモード(省電力モード)とを備えた電子機器(例えば、画像形成装置等)が検討されている。このような画像形成装置では、複写処理や印刷処理等の処理終了後から、予め設定された所定時間(モード設定時間)が経過した場合に、アクティブモードからスリープモードに移行する。このスリープモードでは、指示信号の授受に関係しない画像形成ユニットへの電力供給が停止されている。そして、スリープモードにおいて処理実行の指示を受信した場合、電力供給が再開されて画像形成ユニットを復帰させて稼動可能になった後に画像形成処理を実行することができる。特に、画像形成装置においては、画像形成ユニットの暖機が必要であるため、スリープモードから復帰して処理を実行できるまでに時間がかかる。
そこで、画像形成装置において待ち時間の低減及び省電力化を目的とする技術が検討されている(特許文献1参照。)。この特許文献1には、ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)では、画像形成動作が頻繁に実施されることが多いため、非接触型のメディアやこのメディアに電力供給を行なうリーダライタに対する電力供給を連続的に行なう。一方、ウィークリタイマ設定時間外(休止期間)では、画像形成動作が頻繁に行なわれないため、省エネルギー対応を優先する。
特開2005−153226号公報(第1頁、図4)
この特許文献1に記載の発明では、ウィークリタイマ設定時間内では、電力供給を連続的に行なっているため、省電力化を促進することは難しい。そこで、より省電力化を促進するために、出荷時において、画像形成装置のモード設定時間を最も短い時間に設定することがある。しかし、このようにモード設定時間が短い場合には、画像形成装置がすぐにスリープモードになってしまう。この場合、断続して頻繁に画像形成装置を利用するユーザにとっては、スリープモードから復帰するまで度々、待つことになる。このため、ユーザは、長いモード設定時間に設定を変更することがある。このようにモード設定時間を長くすると、スリープモードによる省電力化にあまり貢献できない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、少しでもスリープモードの時間を長くすることにより、省エネルギー効果をより発揮することができる電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラムを提供することにある。更に、使用状況に応じて、最も省エネルギー効果を発揮できる基本設定時間に設定することができる電子機器を提供することを目的とする。また、従来よりも、短いモード設定時間を維持することができる電子機器を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、指示された情報処理を実行する処理実行手段と、前記処理実行手段における情報処理の終了後に、消費電力が少ない省電力モードに移行するまでのモード設定時間に関するデータを記録した設定時間データ記憶手段と、基本設定時間に関するデータを記録した基本設定時間データ記憶手段と、延長指示ボタンを含む操作手段と、前記延長指示ボタンが1回押下されたときの単位延長時間に関するデータを記録した延長時間データ記憶手段とに接続された制御手段を備えた電子機器であって、前記制御手段が、情報処理を終了してからの経過時間を計測し、この経過時間が前記設定時間データ記憶手段に記録されたモード設定時間を経過した場合には、前記処理実行手段を省電力モードに移行させるモード制御手段と、前記延長指示ボタンの押下による延長指示を検出した場合、前記延長指示ボタンの押下回数を検出し、前記延長時間データ記憶手段に記憶された単位延長時間と前記押下回数とを乗算して延長時間を算出し、この延長時間に前記基本設定時間を加算して延長時のモード設定時間を算出し、前記設定時間データ記憶手段に記録する延長処理手段と、前記設定時間データ記憶手段に延長されたモード設定時間が記憶されているときに前記省電力モードに移行した場合には、前記基本設定時間データ記憶手段に記録された基本設定時間を前記設定時間データ記憶手段に記録する復元処理手段とを備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、前記制御手段は、前記操作手段を介して時間変更指示を検出した場合、前記基本設定時間を変更する変更処理を実行する基本設定時間変更手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電子機器において、前記制御手段は、前記基本設定時間を変更可能な管理者に関する認証データを記憶した許可者認証データ記憶手段に接続され、前記基本設定時間変更手段は、前記時間変更指示を検出した後、ユーザの認証データを取得し、前記許可者認証データ記憶手段に記録した認証データと一致した場合には、前記変更処理を実行することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、基本設定時間データ記憶手段には、基本設定時間を短くする変更タイミング時間と、新たに基本設定時間を設定した変更時刻とを記憶し、前記制御手段は、変更時刻からの経過時間が変更タイミング時間を経過した場合には、現在の基本設定時間から単位変更時間を減算した新たな基本設定時間を前記基本設定時間データ記憶手段に記録するとともに、この時刻を変更時刻として
前記基本設定時間データ記憶手段に記録する処理を実行することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、指示された情報処理を実行する処理実行手段と、前記処理実行手段における情報処理の終了後に、消費電力が少ない省電力モードに移行するまでのモード設定時間に関するデータを記録した設定時間データ記憶手段と、基本設定時間に関するデータを記録した基本設定時間データ記憶手段と、延長指示ボタンを含む操作手段と、前記延長指示ボタンが1回押下されたときの単位延長時間に関するデータを記録した延長時間データ記憶手段とに接続された制御手段を備えた電子機器の制御方法であって、前記制御手段が、情報処理を終了してからの経過時間を計測し、この経過時間が前記設定時間データ記憶手段に記録されたモード設定時間を経過した場合には、前記処理実行手段を省電力モードに移行させるモード制御段階と、前記延長指示ボタンの押下による延長指示を検出した場合、前記延長指示ボタンの押下回数を検出し、前記延長時間データ記憶手段に記憶された単位延長時間と前記押下回数とを乗算して延長時間を算出し、この延長時間に前記基本設定時間を加算して延長時のモード設定時間を算出し、前記設定時間データ記憶手段に記録する延長処理段階と、前記設定時間データ記憶手段に延長されたモード設定時間が記憶されているときに前記省電力モードに移行した場合には、前記基本設定時間データ記憶手段に記録された基本設定時間を前記設定時間データ記憶手段に記録する復元処理段階とを実行することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、指示された情報処理を実行する処理実行手段と、前記処理実行手段における情報処理の終了後に、消費電力が少ない省電力モードに移行するまでのモード設定時間に関するデータを記録した設定時間データ記憶手段と、基本設定時間に関するデータを記録した基本設定時間データ記憶手段と、延長指示ボタンを含む操作手段と、前記延長指示ボタンが1回押下されたときの単位延長時間に関するデータを記録した延長時間データ記憶手段とに接続された制御手段を備えた電子機器の制御プログラムであって、前記制御手段を、情報処理を終了してからの経過時間を計測し、この経過時間が前記設定時間データ記憶手段に記録されたモード設定時間を経過した場合には、前記処理実行手段を省電力モードに移行させるモード制御手段、前記延長指示ボタンの押下による延長指示を検出した場合、前記延長指示ボタンの押下回数を検出し、前記延長時間データ記憶手段に記憶された単位延長時間と前記押下回数とを乗算して延長時間を算出し、この延長時間に前記基本設定時間を加算して延長時のモード設定時間を算出し、前記設定時間データ記憶手段に記録する延長処理手段、及び前記設定時間データ記憶手段に延長されたモード設定時間が記憶されているときに前記省電力モードに移行した場合には、前記基本設定時間データ記憶手段に記録された基本設定時間を前記設定時間データ記憶手段に記録する復元処理手段として機能させることを特徴とする。
(作用)
請求項1,5又は6に記載の発明によれば、制御手段は、情報処理を終了してからの経過時間を計測し、この経過時間が設定時間データ記憶手段に記録されたモード設定時間を経過した場合には、処理実行手段を省電力モードに移行させる。制御手段は、操作手段を介してモード設定時間の延長指示を検出した場合、延長時間データ記憶手段に記録された延長時間を用いて、延長時のモード設定時間を算出し、設定時間データ記憶手段に記録する。制御手段は、設定時間データ記憶手段に延長されたモード設定時間が記憶されているときに省電力モードに移行した場合には、基本設定時間データ記憶手段に記録された基本設定時間を設定時間データ記憶手段に記録する。このため、画像形成装置は、必要に応じてモード設定時間を一時的に延長することができるので、通常のモード設定時間である基本設定時間を短く設定することができる。更に、延長したモード設定時間が経過して省電力モードに移行した場合には、自動的にモード設定時間を基本設定時間に戻す。このため、一時的に延長する場合以外には、常に基本設定時間をモード設定時間として用いることができる。従って、少しでも省電力モードの時間を長くすることができ、省エネルギー効果をより発揮することができる。
本発明によれば、制御手段は、延長指示ボタンが押下されたときに延長指示を検出し、延長指示ボタンが押下されたときの押下回数を検出し、この押下回数と、延長時間データ記憶手段に記憶された単位延長時間とを乗算して延長時間を算出し、この延長時間と基本設定時間とを加算して延長時のモード設定時間を算出する。このため、ユーザは、自分が延長したい時間に応じた押下回数分だけ延長指示ボタンを押下する。従って、モード設定時間を少しだけ延長したい場合には、それに応じた分だけ延長することができるので、余分な延長時間を省略して、少しでも省電力モードを長くすることができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段は、操作手段を介して時間変更指示を検出した場合、基本設定時間を変更する変更処理を実行する。このため、使用状況に応じて、最も省エネルギー効果を発揮できる基本設定時間に設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段は、時間変更指示を検出した後、ユーザの認証データを取得し、許可者認証データ記憶手段に記録した認証データと一致した場合には、変更処理を実行する。このため、管理者以外のユーザが自由に基本設定時間を変更することはできない。従って、省電力モードから復帰するための時間を待てない場合であっても、ユーザは基本設定時間を長い時間に自由に変更できないので、従来よりも、短いモード設定時間を維持することができる。
本発明によれば、簡単な操作で、モード設定時間を一時的に長くすることができるので
、モード設定時間を短く設定することができる。更に、延長したモード設定時間が経過した場合には、モード設定時間を基本設定時間に自動的に戻す。このため、一時的に延長した場合以外には常に、モード設定時間として基本設定時間を用いることができる。従って、少しでも省電力モードの時間を長くすることができ、省エネルギー効果をより発揮することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。本実施形態では、すぐに指示処理を実行できるアクティブモードと、これよりも消費電力が少ないスリープモードとを備えた電子機器としての画像形成装置10について説明する。
ここで、アクティブモードとスリープモードについて説明する。画像形成装置10には、画像形成処理を行なうために稼動される画像形成ユニットが設けられている。アクティブモードの場合には、この画像形成ユニットの全部に対して電力供給がされているので、画像形成装置10は、画像形成処理の実行指示を受けた場合、すぐに画像形成処理を実行できる。スリープモードの場合には、信号授受に関係しない画像形成ユニットへの電力供給が停止されているので、画像形成装置10は、画像形成処理の実行指示を受けてから、これらへの電力供給を再開する。このため、画像形成装置10は、スリープモードにおいて画像形成処理の実行指示を受けた場合、電力供給が再開されて画像形成ユニットが稼動可能になった後に(復帰時間が経過した後に)画像形成処理を実行できる。
更に、本実施形態の画像形成装置10は、図3に示すように、複写処理等の画像形成処理が終了した後、一定時間(モード設定時間)が経過するまではアクティブモードを保持し、経過した後にはアクティブモードが解除されてスリープモードに移行する。ここで、このモード設定時間は、常に、基本設定時間Aが用いられる。この基本設定時間Aは、本実施形態では、モード設定時間の最短時間に設定される。また、本実施形態では、ユーザの指示により、モード設定時間を一時的に延長させることができる。(図3の時間E)。
次に、このような動作を行なう画像形成装置10の構成について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、制御手段と、基本設定時間データ記憶部16、延長時間データ記憶部17、モード設定時間データ記憶部18、管理者認証データ記憶部20及び時間変更データ記憶部21を備えている。基本設定時間データ記憶部16は、基本設定時間データ記憶手段として機能し、延長時間データ記憶部17は延長時間データ記憶手段として機能する。また、モード設定時間データ記憶部18は設定時間データ記憶手段として機能し、管理者認証データ記憶部20は、許可者認証データ記憶手段として機能する。
制御手段は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(モード制御段階、延長処理段階及び復元処理段階等を含む処理)を行なう。
基本設定時間データ記憶部16は、基本設定時間に関するデータを記憶している。本実施形態では、画像形成装置10の出荷時に、最短のモード設定時間が基本設定時間として記憶される。
延長時間データ記憶部17は、モード設定時間の延長時間に関するデータを記録している。本実施形態では、基本設定時間に対して加算する時間を延長時間として用いる。
モード設定時間データ記憶部18は、現在、設定されているモード設定時間に関するデータを記憶している。このモード設定時間は、制御手段によって変更される。
一方、管理者認証データ記憶部20は、基本設定時間を変更する権限を有する管理者を認証するための管理者認証データを記憶している。この管理者認証データは、新たな管理者に関する認証データが登録された場合に、管理者認証データ記憶部20に記録される。この管理者認証データには、管理者のユーザ識別子及びパスワードに関するデータが含まれる。ユーザ識別子データ領域及びパスワードデータ領域には、管理者を特定するためのユーザ識別子及び管理者が用いるパスワードに関するデータが記憶される。
時間変更データ記憶部21は、基本設定時間を変更するために用いる単位変更時間に関するデータを記録している。本実施形態では、図5に示すように、この単位変更時間として、時間変更指示ボタンを1回押下する毎に加算する単位変更時間taが記録されている。
(制御手段の構成)
次に、画像形成装置10における制御手段の構成について、図1を用いて説明する。
制御手段は、操作制御部11、スリープモード時間設定部12、スリープモード制御部13、画像形成処理部14及び基本設定時間変更処理部15を備える。スリープモード時間設定部12は、延長処理手段及び復元処理手段として機能し、スリープモード制御部13は、モード制御手段として機能する。更に、画像形成処理部14は処理実行手段として機能し、基本設定時間変更処理部15は、基本設定時間変更手段として機能する。
操作制御部11は、画像形成装置10に設けられたタッチパネルや操作ボタン等の操作手段としての操作部(図示せず)に接続されている。操作ボタンには、ユーザがモード設定時間を延長するための延長指示ボタン、管理者が基本設定時間の時間変更指示を行なうための時間変更指示ボタン等が含まれる。操作制御部11は、タッチパネル上の操作画面の入出力制御処理や、操作部からの信号取得処理を実行する。
本実施形態では、この操作制御部11は、延長操作手段110及び基本設定時間変更操作手段111として機能する。
延長操作手段110は、延長指示ボタンの押下を検出した場合、延長指示信号をスリープモード時間設定部12に供給する。
基本設定時間変更操作手段111は、時間変更指示ボタンの押下を検出した場合、時間変更指示信号及びこの時間変更指示ボタンの押下の回数(押下回数)に関するデータを基本設定時間変更処理部15に供給する。
スリープモード時間設定部12は、後述するスリープモード時間管理処理を実行する。具体的には、スリープモード時間設定部12は、延長操作手段110から延長信号を受信した場合に、新たなモード設定時間を設定する。本実施形態では、スリープモード時間設定部12は、基本設定時間に延長時間を加算したモード設定時間を算出して、モード設定時間データ記憶部18に記録する。更に、延長されているモード設定時間が経過してスリープモードへの移行を検知した場合には、スリープモード時間設定部12は、基本設定時間をモード設定時間としてモード設定時間データ記憶部18に記録する。
スリープモード制御部13は、画像形成処理部14における稼動モード(ここでは、スリープモードの開始及び解除)を制御する。具体的には、スリープモード制御部13は、スリープモード開始処理及びスリープモード解除処理を実行する。スリープモード開始処理では、スリープモード制御部13は、指示された処理が終了してからの時間を計測し、モード設定時間を経過した場合には、画像形成処理部14をスリープモードに移行させる。更に、この場合、スリープモード制御部13は、スリープモードを開始したことをスリープモード時間設定部12に通知する。
一方、スリープモード解除処理では、スリープモード制御部13は、スリープモード解除信号を取得した場合、スリープモードを解除してアクティブモードに変更する。本実施形態では、スリープモード解除信号として、解除ボタンの押下検出信号や処理実行指示信号等を用いる。
画像形成処理部14は、画像形成処理を行なうために稼動される画像形成ユニットの制御を行なう。画像形成処理部14は、スリープモード制御部13による制御に応じて、アクティブモードとスリープモードとの2つの稼動状態を取る。そして、画像形成処理部14は、この稼動状態に応じて画像形成ユニットに対する電力供給を制御する。
基本設定時間変更処理部15は、基本設定時間変更操作手段111から受信した時間変更指示信号に応じて基本設定時間を変更する処理を実行する。この場合、基本設定時間変更処理部15は、時間変更権限を有する管理者による指示であることを確認するためにユーザ認証を行なう。そして、基本設定時間変更処理部15は、ユーザ認証が完了した場合にのみ、基本設定時間を変更する。また、基本設定時間変更処理部15は、モード設定時間の最短時間を記憶している。
(スリープモード開始処理)
次に、上述した画像形成装置10におけるスリープモード開始処理について、図2を用いて説明する。
画像形成装置10の制御手段は、複写処理や印刷処理等の各種処理を実行する。具体的には、制御手段の画像形成処理部14は、画像形成ユニットを制御して、各種処理を実行する。そして、画像形成処理部14は、画像形成ユニットにおける一連の制御が完了すると、処理終了信号をスリープモード制御部13に供給する。処理終了を検出したスリープモード制御部13は、このときからの経過時間を計測する。
そして、画像形成装置10の制御手段は、処理終了からの経過時間と、モード設定時間との比較処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御手段のスリープモード制御部13は、モード設定時間データ記憶部18に記録しているモード設定時間と、処理終了からの経過時間とを比較する。
画像形成装置10の制御手段は、処理終了からの経過時間がモード設定時間を経過した場合(ステップS1−2において「YES」)、スリープモードを開始する(ステップS1−3)。具体的には、制御手段のスリープモード制御部13は、スリープモードへの移行により、信号授受に関係しない画像形成ユニットへの電力供給を停止する。そして、スリープモード制御部13は、スリープモードの開始をスリープモード時間設定部12に供給する。以上により、スリープモード開始処理が終了する。
(スリープモード時間管理処理)
次に、ユーザが、延長指示ボタンを押下した場合に行なわれるスリープモード時間管理処理について、図2を用いて説明する。
例えば、画像形成装置10を、時間を少しずつ置いて一連の処理で使用する場合には、通常のモード設定時間よりも長くアクティブモードを維持したいユーザは、延長指示ボタンを押下する。この場合、操作制御部11の延長操作手段110は、延長指示ボタンの押下を検出して(ステップS2−1)、延長指示信号をスリープモード時間設定部12に供給する。
延長指示信号を取得したスリープモード時間設定部12は、新たなモード設定時間の設定処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、スリープモード時間設定部12は、基本設定時間データ記憶部16から基本設定時間を取得し、延長時間データ記憶部17から延長時間を取得する。そして、スリープモード時間設定部12は、抽出した延長時間を基本設定時間に加算して、新たなモード設定時間Eを算出する。次に、スリープモード時間設定部12は、算出したモード設定時間をモード設定時間データ記憶部18に記録する。この場合、スリープモード時間設定部12は、スリープモード時間を延長したことを示す延長フラグを、制御手段のメモリに一時記憶しておく。
その後、上述したスリープモード開始処理を実行する(ステップS1−1〜S1−3)。具体的には、スリープモード制御部13は、処理終了からの経過時間とモード設定時間との比較を行ない(ステップS1−1)、経過時間がモード設定時間を経過した場合(ステップS1−2において「YES」の場合)には、スリープモードを開始する(ステップS1−3)。そして、このスリープモードを開始した場合、スリープモード制御部13からスリープモード開始に関するデータがスリープモード時間設定部12に供給される。これにより、スリープモード時間設定部12は、スリープモード開始を検知する(ステップS2−3)。
ここで、スリープモード時間設定部12は、モード設定時間が延長されているか否かを判定する(ステップS2−4)。具体的には、延長フラグがメモリに記録されている場合には、モード設定時間が延長されていると判定する。この場合(ステップS2−4において「YES」の場合)、スリープモード時間設定部12は、基本設定時間への復元処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、スリープモード時間設定部12は、基本設定時間データ記憶部16に記憶された基本設定時間を抽出し、この基本設定時間を新たなモード設定時間としてモード設定時間データ記憶部18に記録する。以上により、スリープモード時間管理処理が終了する。
(基本設定時間変更処理)
次に、基本設定時間を変更する基本設定時間変更処理について、図4を用いて説明する。
まず、画像形成装置10の制御手段は、時間変更指示ボタンの押下及び押下回数の検出処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、管理者が基本設定時間を変更する場合、時間変更指示ボタンを押下する。この場合、制御手段の操作制御部11は、時間変更指示ボタンの押下と押下回数nを検出し、時間変更指示信号及び押下回数nに関するデータを基本設定時間変更処理部15に供給する。
次に、画像形成装置10の制御手段は、ユーザ識別子及びパスワードの取得処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、時間変更指示信号を受信した基本設定時間変更処理部15は、タッチパネルに認証画面を表示する。この認証画面には、ユーザ識別子及びパスワードをそれぞれ入力するための入力欄と認証実行ボタンとが含まれている。管理者は、タッチパネルや操作ボタンを用いて、自分のユーザ識別子及びパスワードを認証画面の入力欄に入力し、認証実行ボタンを選択する。
次に、画像形成装置10の制御手段は、ユーザ認証を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御手段の基本設定時間変更処理部15は、取得したユーザ識別子及びパスワードが一致する管理者認証データを管理者認証データ記憶部20において検索する。この場合、該当する管理者認証データを抽出できなかった場合には、制御手段は、基本設定時間を変更できない旨をタッチパネルに表示する。
一方、該当する管理者認証データを抽出することによりユーザ認証を完了した場合には、制御手段の基本設定時間変更処理部15は、基本設定時間の更新処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、基本設定時間変更処理部15は、時間変更データ記憶部21から単位変更時間taに関するデータを取得する。図5に示すように、基本設定時間変更処理部15は、この単位変更時間taに押下回数nを乗算した時間を算出し、これをモード設定時間の最短時間A0に加算して、新たな基本設定時間A1を算出する。そして、基本設定時間変更処理部15は、算出した新たな基本設定時間A1を基本設定時間データ記憶部16に記録する。以上により、基本設定時間変更処理が終了する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、ユーザが延長指示ボタンを押下すると、画像形成装置10の制御手段は、延長指示ボタンの押下を検出して(ステップS2−1)、新たなモード設定時間の設定処理を実行する(ステップS2−2)。この場合、制御手段は、延長時間データ記憶部17から抽出した延長時間を、基本設定時間データ記憶部16から取得した基本設定時間に加算して、新たなモード設定時間を算出し、モード設定時間データ記憶部18に記録する。その後、スリープモード開始を検知すると(ステップS2−3)、制御手段は、モード設定時間が延長されている場合(ステップS2−4において「YES」の場合)には、基本設定時間への復元処理を実行する(ステップS2−5)。この場合、制御手段は、基本設定時間データ記憶部16から抽出した基本設定時間を、新たなモード設定時間としてモード設定時間データ記憶部18に記録する。このため、画像形成装置10は、必要に応じてモード設定時間を一時的に延長することができるので、通常のモード設定時間である基本設定時間を短く設定することができる。更に、延長したモード設定時間を経過してスリープモードに移行した場合には、自動的にモード設定時間を基本設定時間に戻す。このため、一時的に延長する場合以外には、常に、基本設定時間をモード設定時間として用いることができる。従って、少しでもスリープモードの時間を長くすることができ、省電力化をより図ることができる。
(2) 本実施形態では、基本設定時間を変更しようとする管理者が、時間変更指示ボタンを押下した場合、画像形成装置10の制御手段は、時間変更指示ボタンの押下及び押下回数の検出処理を実行し(ステップS3−1)、基本設定時間の更新処理を実行する(ステップS3−4)。このため、基本設定時間を、この画像形成装置10の使用状況に応じて、待ち時間が少なくて使い勝手がよく、かつ省電力化により貢献できる時間に変更することができる。
(3) 本実施形態では、画像形成装置10の制御手段は、時間変更指示ボタンを押下した場合、ユーザ識別子及びパスワードの取得処理を実行し(ステップS3−2)、ユーザ認証を実行する(ステップS3−3)。ユーザ認証が完了した場合には、制御手段は、基本設定時間の更新処理を実行する(ステップS3−4)。このため、管理者以外のユーザが自由に基本設定時間を変更することはできない。従って、安易に基本設定時間を長くする変更ができないので、短いモード設定時間を維持し、省電力化をいっそう図ることができる。
(4) 本実施形態では、基本設定時間の更新処理(ステップS3−4)において、画像形成装置10の制御手段は、時間変更データ記憶部21から取得した単位変更時間taに押下回数nを乗算した時間を算出し、これを最短時間A0に加算して、新たな基本設定時間A1を算出する。このため、管理者は、延長する基本設定時間の長さに応じて時間変更指示ボタンを押下することにより、簡単に、基本設定時間を変更することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図1、図2、図6及び図7に基づいて説明す
る。ここで、以下の実施形態において、上記第1実施形態と同様な部分は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、上記第1実施形態と異なり、スリープモード時間設定部12は、延長指示ボタンの押下回数に応じて延長時間を変更する。
具体的には、本実施形態では、延長時間データ記憶部17には、図7に示すように、延長指示ボタンを1回押下する毎に増加する単位延長時間teが、延長時間に関するデータとして記録されている。
一方、操作制御部11の延長操作手段110は、延長指示ボタンの押下を検出した場合、延長指示信号と、この延長指示ボタンの押下の回数(押下回数)に関するデータをスリープモード時間設定部12に供給する。スリープモード時間設定部12は、取得した押下回数nに、単位延長時間teを乗算した延長時間を算出し、この延長時間を基本設定時間Aに加算した新たなモード設定時間E1を算出して、モード設定時間データ記憶部18に記録する。
そして、本実施形態の画像形成装置10では、上記第1実施形態におけるスリープモード時間管理処理におけるステップS2−1,S2−2に代えて、図6に示したステップS4−1〜S4−3を実行する。
具体的には、通常のモード設定時間よりも長くアクティブモードを維持したいユーザは、延長したい時間に応じた回数で延長指示ボタンを連続して押下する。ここで、モード設定時間をより長くしたい場合には、延長指示ボタンを押下する回数を増やす。この場合、操作制御部11の延長操作手段110は、延長指示ボタンの押下及び押下回数を検出して(ステップS4−1)、延長指示信号と押下回数nに関するデータをスリープモード時間設定部12に供給する。
次に、スリープモード時間設定部12は、延長時間の算出処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、スリープモード時間設定部12は、延長時間データ記憶部17から単位延長時間teを取得する。スリープモード時間設定部12は、図7に示すように、取得した単位延長時間teに、取得した押下回数nを乗算して延長時間を算出する。
次に、スリープモード時間設定部12は、新たなモード設定時間の設定処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、スリープモード時間設定部12は、基本設定時間データ記憶部16から基本設定時間を抽出する。スリープモード時間設定部12は、取得した基本設定時間Aに、ステップS4−2において算出した延長時間(n×te)を加算して、新たなモード設定時間E1を算出し、モード設定時間データ記憶部18に記録する。この場合、スリープモード時間設定部12は、スリープモード時間を延長したことを示す延長フラグをメモリに一時的に記憶しておく。
そして、上記第1実施形態と同様に、画像形成装置10の制御手段は、スリープモード開始処理、スリープモード時間管理処理のステップS2−3〜S2−5を行なう。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(4)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(5) 本実施形態では、画像形成装置10の制御手段は、延長ボタンの押下回数nに応じて延長時間を算出し(ステップS4−2)、この延長時間を用いて新たなモード設定時間の設定処理を実行する(ステップS4−3)。このため、ユーザは、自分が延長したい時間に応じた押下回数分だけ延長指示ボタンを押下する。従って、モード設定時間を少しだけ延長したい場合には、それに応じた分だけ延長することができるので、余計な延長時間を省略して、少しでも省電力モードの時間を長くすることができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記第1実施形態において、スリープモード時間設定部12は、延長フラグがメモリに記録されている場合にはモード設定時間が延長されていると判断した(ステップS2−4において「YES」)。モード設定時間が延長されているか否かの判断方法は、これに限定されるものではない。例えば、スリープモード時間設定部12は、モード設定時間データ記憶部18に記録されている現在のモード設定時間と、基本設定時間データ記憶部16に記憶されている基本設定時間とを比較することによって判断してもよい。そして、現在のモード設定時間が基本設定時間と一致していない場合には、モード設定時間が延長されていると判断する。この場合には、延長フラグを記録しなくてもよい。なお、上記第1実施形態において、延長時間データ記憶部17には、基本設定時間に対して加算する時間を記録したが、この代わりに、延長時のモード設定時間Eを記憶してもよい。この場合には、スリープモード時間設定部12は、延長時間データ記憶部17から取得した延長時間を、基本設定時間の代わりに用いてモード設定時間データ記憶部18に記録すればよいので、モード設定時間Eを算出しなくてもよい。
○ 上記第1実施形態において、画像形成装置10は、ユーザがモード設定時間を延長するための延長指示ボタン、管理者が基本設定時間の時間変更指示を行なうための時間変更指示ボタン等を含む操作ボタンを備える。これに代えて、画像形成装置10において、延長指示ボタン及び時間変更指示ボタンの機能を1つの制御ボタンによって実現するように構成することも可能である。この場合、この制御ボタンをユーザが1回のみ押下した場合には、操作制御部11は延長指示ボタンの押下を検出して延長指示信号を出力する。また、この制御ボタンをユーザが連続して複数回押下した場合には、操作制御部11は、時間変更指示ボタンの押下を検出して時間変更指示信号を出力する。
○ 上記第2実施形態においては、ユーザは、自分が延長したい時間に応じた回数で延長指示ボタンを押下する。そして、画像形成装置10の制御手段は、延長指示ボタンの押下及び押下回数を検出して(ステップS4−1)、この押下回数を単位延長時間teに乗算した延長時間の算出処理を実行した(ステップS4−2)。これに加えて、延長されたモード設定時間がモード設定時間データ記憶部18に記録されている場合には、更に、モード設定時間を延長してもよい。例えば、時間を少しずつ置いて一連の複写処理を行なっているときに、次の複写処理の準備に時間がかかっている場合には、延長したモード設定時間が経過する直前に再び延長指示ボタンを連続して押下する。この場合、画像形成装置10の制御手段は、現段階でモード設定時間が延長されているか否かを判断する。延長されていると判断した場合には、制御手段は、押下された延長指示ボタンの回数に、単位延長時間teを乗算した追加延長時間を算出する。そして、制御手段は、現在のモード設定時間に、この追加延長時間を加えた新たなモード設定時間を算出して、モード設定時間データ記憶部18に記録する。これにより、使用状況に応じて、モード設定時間を更に延長することができる。
○ 上記各実施形態の基本設定時間変更処理において、画像形成装置10の制御手段は、時間変更指示ボタンの押下及び押下回数を検出した(ステップS3−1)後、ユーザ識別子及びパスワードの取得処理を実行し(ステップS3−2)、ユーザ認証を実行した(ステップS3−3)。時間変更指示ボタンの押下の検出とユーザ認証とを行なう場合には、これらを実行する順番は、これに限られない。例えば、ユーザ認証を実行してから、時間変更指示ボタンの押下を検出してもよい。この場合、ユーザ認証が完了した後に、時間変更指示ボタンをタッチパネルに表示してもよい。具体的には、管理者は、タッチパネルにおいてユーザ認証を行なう項目を選択し、自分のユーザ識別子及びパスワードを入力して、認証実行ボタンを選択する。画像形成装置10の制御手段は、取得したユーザ識別子及びパスワードを用いてユーザ認証を実行する。ユーザ認証が完了した場合には、時間変
更指示ボタンをタッチパネルに表示してもよい。また、この場合、ユーザ認証に用いるデータ(ユーザ認証及びパスワード)は、管理者の入力により取得したが、他の方法により取得してもよい。例えば、画像形成装置10にカードリーダを接続し、データを記憶したICカードからユーザ認証に用いるデータを取得してもよい。
○ 上記各実施形態の基本設定時間変更処理において、画像形成装置10の制御手段は、基本設定時間の更新処理を実行する(ステップS3−4)。この場合、単位変更時間taに、押下回数nを乗算した時間を算出し、これをモード設定時間の最短時間A0に加算して、新たな基本設定時間A1を算出した。ここで、新たな基本設定時間の算出は他の方法を用いてもよい。例えば、押下回数と、基本設定時間として予め設定可能な時間とを関連付けたテーブルデータを時間変更データ記憶部21に記憶し、制御手段が、検出した押下回数に対応する基本設定時間をこのテーブルを用いて決定してもよい。また、図8に示すように、最大のモード設定時間Dから、時間変更指示ボタンの押下回数nに単位変更時間taを乗算した値(n×ta)を減算し、この値(D−n×ta)を新たな基本設定時間として用いてもよい。
また、制御手段は、基本設定時間を一定時間毎に徐々に短くしてもよい。例えば、制御手段の基本設定時間変更処理部15は、基本設定時間を短くする変更タイミング時間と、新たに基本設定時間を設定した変更時刻とを記憶しておく。そして、変更時刻からの経過時間が変更タイミング時間を経過した場合には、現在の基本設定時間から単位変更時間taを減算した新たな基本設定時間を基本設定時間データ記憶部16に記録し、このときの時刻を変更時刻として記録する。そして、これを繰り返して、基本設定時間を徐々に短くして、最終的に最短の基本設定時間に変更してもよい。また、操作手段に変更タイミングボタンを設け、管理者がこの変更タイミングボタンを押下するたびに、現在の基本設定時間から単位変更時間taを減算して新たな基本設定時間を基本設定時間データ記憶部16に記録してもよい。この場合、モード設定時間を徐々に短くできるので、使用者の慣れに応じて、モード設定時間を徐々に短くすることができる。従って、最終的には、最短のモード設定時間を、使用者の違和感なく設定することができる。
実施形態における画像形成装置の内部構成を示すブロック図。 第1実施形態におけるスリープモード開始処理及びスリープモード時間管理処理の処理手順を説明する流れ図。 第1実施形態におけるスリープモード時間管理処理を説明する概念図。 第1実施形態における基本設定時間変更処理の処理手順を説明する流れ図。 第1実施形態における基本設定時間変更処理を説明する概念図。 第2実施形態におけるスリープモード時間管理処理の処理手順を説明する流れ図。 第2実施形態におけるスリープモード時間管理処理を説明する概念図。 変更例における基本設定時間変更処理を説明する概念図。
符号の説明
A,A1…基本設定時間、D,E1…モード設定時間、n…押下回数、ta…単位変更時間、te…単位延長時間、10…画像形成装置、11…操作制御部、12…スリープモード時間設定部、13…スリープモード制御部、14…画像形成処理部、15…基本設定時間変更処理部、16…基本設定時間データ記憶部、17…延長時間データ記憶部、18…モード設定時間データ記憶部、20…管理者認証データ記憶部、21…時間変更データ記憶部、110…延長操作手段、111…基本設定時間変更操作手段。

Claims (6)

  1. 指示された情報処理を実行する処理実行手段と、
    前記処理実行手段における情報処理の終了後に、消費電力が少ない省電力モードに移行するまでのモード設定時間に関するデータを記録した設定時間データ記憶手段と、
    基本設定時間に関するデータを記録した基本設定時間データ記憶手段と、
    延長指示ボタンを含む操作手段と、
    前記延長指示ボタンが1回押下されたときの単位延長時間に関するデータを記録した延長時間データ記憶手段とに接続された制御手段を備えた電子機器であって、
    前記制御手段が、
    情報処理を終了してからの経過時間を計測し、この経過時間が前記設定時間データ記憶手段に記録されたモード設定時間を経過した場合には、前記処理実行手段を省電力モードに移行させるモード制御手段と、
    前記延長指示ボタンの押下による延長指示を検出した場合、前記延長指示ボタンの押下回数を検出し、前記延長時間データ記憶手段に記憶された単位延長時間と前記押下回数とを乗算して延長時間を算出し、この延長時間に前記基本設定時間を加算して延長時のモード設定時間を算出し、前記設定時間データ記憶手段に記録する延長処理手段と、
    前記設定時間データ記憶手段に延長されたモード設定時間が記憶されているときに前記省電力モードに移行した場合には、前記基本設定時間データ記憶手段に記録された基本設定時間を前記設定時間データ記憶手段に記録する復元処理手段と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記操作手段を介して時間変更指示を検出した場合、前記基本設定時間を変更する変更処理を実行する基本設定時間変更手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記基本設定時間を変更可能な管理者に関する認証データを記憶した許可者認証データ記憶手段に接続され、
    前記基本設定時間変更手段は、前記時間変更指示を検出した後、ユーザの認証データを取得し、前記許可者認証データ記憶手段に記録した認証データと一致した場合には、前記変更処理を実行することを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 基本設定時間データ記憶手段には、基本設定時間を短くする変更タイミング時間と、新たに基本設定時間を設定した変更時刻とを記憶し、
    前記制御手段は、
    変更時刻からの経過時間が変更タイミング時間を経過した場合には、現在の基本設定時間から単位変更時間を減算した新たな基本設定時間を前記基本設定時間データ記憶手段に記録するとともに、この時刻を変更時刻として前記基本設定時間データ記憶手段に記録する処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 指示された情報処理を実行する処理実行手段と、
    前記処理実行手段における情報処理の終了後に、消費電力が少ない省電力モードに移行するまでのモード設定時間に関するデータを記録した設定時間データ記憶手段と、
    基本設定時間に関するデータを記録した基本設定時間データ記憶手段と、
    延長指示ボタンを含む操作手段と、
    前記延長指示ボタンが1回押下されたときの単位延長時間に関するデータを記録した延長時間データ記憶手段とに接続された制御手段を備えた電子機器の制御方法であって、
    前記制御手段が、
    情報処理を終了してからの経過時間を計測し、この経過時間が前記設定時間データ記憶手段に記録されたモード設定時間を経過した場合には、前記処理実行手段を省電力モードに移行させるモード制御段階と、
    前記延長指示ボタンの押下による延長指示を検出した場合、前記延長指示ボタンの押下回数を検出し、前記延長時間データ記憶手段に記憶された単位延長時間と前記押下回数とを乗算して延長時間を算出し、この延長時間に前記基本設定時間を加算して延長時のモード設定時間を算出し、前記設定時間データ記憶手段に記録する延長処理段階と、
    前記設定時間データ記憶手段に延長されたモード設定時間が記憶されているときに前記省電力モードに移行した場合には、前記基本設定時間データ記憶手段に記録された基本設定時間を前記設定時間データ記憶手段に記録する復元処理段階と
    を実行することを特徴とする電子機器の制御方法。
  6. 指示された情報処理を実行する処理実行手段と、
    前記処理実行手段における情報処理の終了後に、消費電力が少ない省電力モードに移行するまでのモード設定時間に関するデータを記録した設定時間データ記憶手段と、
    基本設定時間に関するデータを記録した基本設定時間データ記憶手段と、
    延長指示ボタンを含む操作手段と、
    前記延長指示ボタンが1回押下されたときの単位延長時間に関するデータを記録した延長時間データ記憶手段とに接続された制御手段を備えた電子機器の制御プログラムであって、
    前記制御手段を、
    情報処理を終了してからの経過時間を計測し、この経過時間が前記設定時間データ記憶手段に記録されたモード設定時間を経過した場合には、前記処理実行手段を省電力モードに移行させるモード制御手段、
    前記延長指示ボタンの押下による延長指示を検出した場合、前記延長指示ボタンの押下回数を検出し、前記延長時間データ記憶手段に記憶された単位延長時間と前記押下回数とを乗算して延長時間を算出し、この延長時間に前記基本設定時間を加算して延長時のモード設定時間を算出し、前記設定時間データ記憶手段に記録する延長処理手段、及び
    前記設定時間データ記憶手段に延長されたモード設定時間が記憶されているときに前記省電力モードに移行した場合には、前記基本設定時間データ記憶手段に記録された基本設定時間を前記設定時間データ記憶手段に記録する復元処理手段
    として機能させることを特徴とする電子機器の制御プログラム。
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