JP2005153226A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省エネルギと課金/利用者制限機能を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)では、画像形成動作が頻繁に実施されることが多いため、非接触型のメディアとの通信や非接触型のメディアへの電力供給を行うリーダライタ20に対する電力供給を間欠的なものとすると操作性の低下につながるため連続的に供給する。一方、ウィークリタイマ設定時間外(休止期間)においては、画像形成動作が頻繁に行われないことを踏まえ、待機状態を含め省エネルギ対応を優先する。以上により、省エネルギと課金/利用者制限機能に対する要求に応えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、利用者制限機能と非接触型のメディアによるデータを保持する機能とを有する画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置には、個人又は部門ごとの画像形成枚数の管理・集計機能や、低電力化機能が求められている。従来は、カードリーダを有線で画像形成装置の近傍に自由に設置し、カードリーダへの常時通電、画像形成装置を省エネ状態から復帰させてからのカードリーダへのカード挿入、又は、利用者制限解除の操作を行う形態により、上記要望に応えていた。
特許文献1は、ユーザーコードやカードリーダ使用などによる利用者制限機能を持つ画像形成装置において、利用者が画像形成のための準備などで一時的に操作を中断している間に、省電力モードへ移行してしまった場合、省電力モードへの移行と同時に利用者制限(使用禁止)状態とせず、一定の時間を待ってから利用者制限状態とする画像形成装置を提案している。この提案により、利用者が本当に操作を続けないと思われた後に利用者制限状態に切り替えることが可能となった。
特許文献2は、IDカードの所持者が画像形成指示装置に近づくことで、そのIDカードに内蔵されているRF−ID素子が記憶する個人IDコードをRF通信装置に読み取られるようにする。次に、この状態での画像形成枚数を計数し、計数された画像形成枚数をRF通信装置が読み取った個人IDコードに対して所定の関係を有するIDコードに対応させて枚数ファイルに記憶保存できる画像形成装置を提案している。この提案によりキーカウンタやキーカードなどを用意することなく画像形成枚数を管理することができ、さらには、特別な操作なしに画像形成枚数を管理することができるようになった。
特開2001−272894号公報 特開2000−298558号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2において提案された画像形成装置には以下に述べる問題がある。
特許文献1には、画像形成のための準備により、省電力モードに移行してしまった場合に、一定時間待ってから利用者制限状態にする提案や、一定時間内に省電力モードを解除すれば、利用者制限を解除するための操作を行わずに画像形成動作を行えるなど、タイマを用いた低電力化が提案されている。しかし、低電力状態中や画像形成装置立上げ状態時における管理機能についての記載はなされていない。
特許文献2には、個人IDコードを記憶するRF−ID素子を利用することによる個人毎の画像形成枚数の管理機能が提案されているが、本提案において省電力化に対しての記載はなされていない。
そこで、本発明は、画像形成装置に載置されているカレンダICを用いたウィークリタイマ機能により操作者への画像形成動作までの待ち時間の低減と省電力化の両立を目的としている。
また、利用者制限機能の制御装置と画像形成装置の接続が、画像形成装置の省電力化状態に移行できない通電状態の要求や、複数の順序性のある操作手順をユーザに要求して利用者制限解除となるなどの不具合を解決することを目的とする。
さらに、非接触型のメディアを利用することで、汎用性の向上とデータ容量の確保と合わせてカードリーダ等の駆動耐久といった信頼性低下となる駆動/稼働部分の低減を目的としている。
さらに、画像形成装置の低電力状態において、間欠的なリーダライタへの電源供給で非接触型のメディアの有無を識別できるため、わずかな電力消費で非接触型のメディアの認識ができ、簡単な操作と低電力状態の両立の実現を目的としている。
さらに、画像形成装置の省エネルギ状態においては、間欠的なリーダライタへの電源供給を実施することにより、非接触型のメディアの有無を識別できるため、わずかな電力消費で非接触型のメディアの認識できる。しかし、間欠的な電力供給のDuty比をウィークリタイマの設定時間内と設定時間外で変更しているため、非接触型のメディアの有無を識別に対するレスポンスを優先する場合と低電力状態を優先する場合の切り替えを実施しなければならない。そこで、ウィークリタイマの設定により推測される画像形成動作のDutyの相違を考慮した操作性と低電力状態の両立を目的としている。
さらに、画像形成装置がウィークリタイマ機能を有していない場合、該機能を利用している場合、及び、利用していない場合(機能の有効/無効)を考慮し、省エネルギ状態での間欠的なリーダライタへの電源供給の実施方法を変更することで、操作性と省エネルギ性の両立を図ることを目的としている。
請求項1記載の画像形成装置は、画像形成動作の利用者制限機能を拡張/対応可能であり、かつ、非接触型のメディアによりデータを保持可能であるカレンダIC及びウィークリタイマ機能を有する画像形成装置において、前記非接触型のメディアへ電源供給をするリーダライタへの電源供給を前記画像形成装置の状態遷移に応じて変化させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記リーダライタへの電源供給をウィークリタイマの時間設定期間に応じて変化させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記リーダライタへの電源供給をウィークリタイマ機能の設定の有無に応じて変化させることを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置は、画像形成動作の利用者制限手段と、非接触型のメディアによりデータを保持する手段と、画像形成装置へ電源が通電している通電期と遮断されている休止期とからなる給電周期を設定する手段を有する画像形成装置において、前記非接触型のメディアへ電源を供給するリーダライタへの電源の供給を前記画像形成装置の状態遷移に応じて変更する手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像形成装置において、前記リーダライタへの電源の供給を前記給電周期に応じて変更する手段を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記通電期に前記リーダライタへ連続的に電源を供給する手段と、前記休止期に前記リーダライタへ間欠的に電源を供給する手段とを有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項4から6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記通電期に前記画像形成装置がアイドル状態又は異常状態にあるとき、前記リーダライタへの電源供給を遮断する手段と、前記通電期に前記画像形成装置が立上げ状態、待機状態、画像形成状態、低電力状態、又は、スリープ状態にあるとき、前記リーダライタへの電源の供給を連続的に行う手段とを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項4から7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記休止期に前記画像形成装置がアイドル状態又は異常状態にあるとき、前記リーダライタへの電源供給を遮断する手段と、前記休止期に前記画像形成装置が立上げ状態、又は、画像形成状態にあるとき、前記リーダライタへ連続的に電源を供給する手段と、前記休止期に前記画像形成装置が待機状態、低電力状態、又は、スリープ状態にあるとき、前記リーダライタへ間欠的又は連続的に電源を供給する手段とを有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項4から8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置が低電力状態、又は、スリープ状態に遷移してから所定時間経過後に前記リーダライタへの連続的な電源の供給から前記間欠的な電源の供給へ変更することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項4から9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記リーダライタへ間欠的な電源が供給されているとき、前記リーダライタへ電源が供給されている期間と遮断されている期間の比率を設定する手段を有することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項4から10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記リーダライタへの電源の供給が、前記給電周期の設定の有無によって異なることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項4から11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記給電周期が1週間であることを特徴とする。
画像形成装置の低電力化、及び、課金/利用者制限機能の両立を図るため、画像形成装置が待機状態、又は、動作状態においては、非接触型のメディアに電源供給するリーダライタへの電力供給を連続通電とし、低電力状態においてはリーダライタへの電源供給を間欠的な供給とする。以上により、非接触型のメディアの有無を確認するために必要な電源供給のレベルを低くすることができる。
また、非接触型のメディアの有無を確認する際、画像形成装置の外部使用(表示等)は低電力状態を維持したまま非接触型のメディアとのコンフィグレーション処理を行い、非接触型のメディアの識別が終了後、画像形成装置の復帰、及び、通常の待機状態への移行を行うため、低電力化と課金/利用者制限の両立できる。
本発明は、非接触型のメディアへの通信及び電源供給を行うリーダライタへの電源供給を画像形成装置の状態遷移、ウィークリタイマの時間設定期間、及び、ウィークリタイマ機能の設定の有無に応じたものとすることで、省エネルギに対する要求や課金/利用者制限仕様への要求に対応することができる。
図1は、本発明を適用した複写機の画像形成部を示す図である。図1を用い、本発明を適用した複写機における画像形成過程について説明する。画像形成装置は、帯電ローラ1、感光体(OPC)2、レーザーダイオード(LD)3、現像ユニット4、転写ローラ5、定着装置6、トナー検出手段(Tセンサ)7、レジストセンサ8、用紙搬送路9、手差給紙コロ10、手差トレイ11、トナーボトル12、トナーを攪拌するためのアジテータ、感光体2に対面するマグローラ、ブレードなどで構成されている。なお、トナーカートリッジは、帯電ローラ1、トナーボトル12、感光体2、トナー攪拌用アジテータなどで構成されている。なお、図3は、複写機全体を示す図である。複写機は、読取部/操作部29、転写紙スタック部30、手差しトレイ31、給紙トレイ32、及び、画像形成部33から構成される。
まず、帯電ローラ1により帯電された感光体(OPC)2がLD3により露光される。次に、感光体2上に形成された静電潜像が現像ユニット4において現像され、転写ローラ5により転写紙にトナーが転写される。そして、転写紙に転写されたトナーが定着装置6において熱定着され、現像過程は終了する。なお、トナーは、トナーを攪拌するためのアジテータ、及び、ブレードにより摩擦帯電される。
トナーカートリッジ下部には、トナーボトル12内部のトナーの有無と検知するためのトナー検出手段(Tセンサ)7が配置されており、トナーボトル12にトナーがある場合は「H」、トナーがない場合は「L」を表示部に出力する。
レジストセンサ8は、転写紙搬送方向に向かってレジストローラ(図示されていない)の上流側に設置されており、画像先端と転写紙先端との同期をとって駆動する際の転写紙の先端検知、及び、用紙状態の検出を行う。
次に、図2を用い各ブロックの動作について説明する。
読取制御板22は、CCDによる原稿情報の読み取り、読み取った出力のデジタル信号として転送、及び、主動作であるデジタル信号の転送タイミングの生成を行う。
システム制御板21は、RISC、ROM、RAM、不揮発RAM、及び、カレンダ機能チップからなり、システム全体のアプリケーション、操作部における入出力の制御、及び、その他のアプリケーション(コピー、FAX、プリンタ、スキャナ)部(図示しない)の制御、画像メモリを使用した画像情報データの記憶/蓄積制御というシステム全体の制御部となる。また、各アプリケーションに応じて外部コネクタ(NIC、USB、PSTNなど)を有しており、サーバ及び外部からのデータ処理を行っている。さらに、システム制御板21は、オプションとしてリーダライタ20との接続の制御も実施する。なお、ハンドシェークやコンフィギュレーションはシステム制御板21で行い、供給電源の遮断及び通電の出力ドライバは、コピー/エンジン制御板25において実施される。
また、画像形成装置には、カレンダIC及びバッテリからなる時計機能を有しており、操作部24からのオペレータ機能により画像形成装置へ電力が通電される時刻及び遮断される時刻の所定周期での実現/制御する部分がある。また、画像形成装置への電力が供給される時刻及び遮断される時刻の所定周期を1週間ごとに定めることもできる(以下、ウィークリタイマ機能と呼ぶ)。ウィークリタイマ機能は、ユーザの指向により月曜日から日曜日までの7日間のそれぞれに画像形成装置の通電時刻、及び、遮断時間を個別に設定できる。なお、画像形成装置への電力の通電と遮断は、電力が通電される設定時刻と時刻が一致するとカレンダICより、画像形成装置の起動を目的とした信号が出力され、電力遮断状態にあったシステムを待機状態に立上げることができる。一方、電力が遮断される設定時刻と時刻が一致するとカレンダICより、スリープを目的とした信号が出力され、待機状態、又は、低電力状態にあった画像形成装置を電力遮断状態に移行させる。
待機状態、又は、電力遮断状態に移行するタイミングが画像形成動作と同期した場合は、画像形成動作が優先される。なお、通電から遮断までの期間と遮断から通電までの期間のどちらにおいても、画像形成動作は可能であるが、遮断から通電までの期間で画像形成動作が実施された後は、直ちに低電力状態に移行する構成が一般的である。
書込制御板23は、露光のためのレーザーダイオード(LD)3とその駆動部からなり、システム制御版21からの画像データにより書込み作業を行う。
コピー/エンジン制御版25は、CISC、ROM、RAM、及び、不揮発RAMからなり、アプリケーションの拡張が行われてない場合のコピーアプリケーション、操作部24の入出力の制御、画像情報データの画像処理(変倍、フィルタ、γなど)、エンジン全体(スキャナ部、プリンタ部)の各種センサ、アクチュエータなどの入力信号、モータ、ソレノイド、クラッチ、及び、高圧電源26などの出力信号の集約部分である。なお、トナーセンサ出力や各サーミスタ出力はADCに入力されており、各種画像形成用I/O27により各種制御を実施する。なお、各種画像形成用I/O27のデータには、給紙トレイ32及び手差しトレイ31の用紙有無情報、サイズ情報、転写紙搬送用のレジストセンサなども含まれる。
操作/表示部24は、各種モード設定のためのキー入力、LED、LCD、7segなどを使用した表示部により構成されている。物理的には、コピー/エンジン制御板25と接続されており、接続されている状態においては、システム制御板21により制御されている。
PSUから供給される電源は、コピー/エンジン制御板25に接続され、このPCB内で常時通電となる電源系統、及び、電源遮断可能な電源系統に分割される。電源遮断は、PCB内のFET、トランジスタにより電源ON/OFFを可能としており、制御部よりの出力ポートによりON/OFFが行える。リーダライタ20へ供給する電源系統は電源遮断可能な電源系統に該当する。また、画像形成装置に人体検知センサが配置されている場合は、利用者制限機器の使用の有無に関らず常時通電となる電源系統により給電され、低電力状態からの復帰信号に使用される。
常時通電となる電源系統としては、システム制御板21、コピー/エンジン制御板25の一部の回路、及び、低電力状態からの復帰要因となるセンサ類が該当する。一方、電源遮断可能な電源系統としては、操作部24、各種センサ/アクチュエータ等の入力信号、モータ/ソレノイド/クラッチ/高圧電源等の出力信号がある。なお、低電力状態においては、電力消費を抑制するため、電源遮断が可能な部分は遮断した状態となる。
本発明を適用した画像形成装置における利用者制限機能で採用した非接触型のメディア(RFIDシステム)について説明する。本発明における利用者制限は、非接触型のICカードと通信(リード/ライト)するリーダライタ20が画像形成装置と接続/通信し画像形成システムの状態を決定する。リーダライタ20は、非接触型のメディア(非接触型のICカード)との通信の際に、その電磁誘導により非接触型のICカードへの電源供給を行い、ICカード内の半導体メモリに動作電源を供給している。非接触型のメディアには、密着タイプや近接タイプがあるが、通信周波数、通信速度、及び、交信距離が異なる。なお、リード/ライトが可能な非接触型のICカードであれば、データキャリア(IDデータ、カウンタデータなど)もカード内にも記憶できる。
次に、非接触型のICカードについて説明する。ICカードの中には、ICやLSIが組み込まれている。例えば、単純にメモリ機能のみのもの、セキュリティ機能などを組み込んだワイヤードロジックタイプ、若しくは、CPUが組み込まれているマイクロコンピュータタイプなどがある。
非接触型のICカードには、渦巻状に巻かれた配線であるアンテナコイル、電源及び電圧を一定にするためのコンデンサなどの部品が内蔵されている。非接触型のICカードは、電波を使ってリーダライタ20とデータを通信する。そのため、アンテナコイルは、発電機としての役割を果たすと同時に、電波を出力するアンテナとしての役割をも果たす。
アンテナコイルは、配線が渦巻いたコイル形状をしており、コイル内を通り抜ける磁力線の数が変化すると電磁誘導現象が誘起され電力を発生させる。つまり、カードをかざす部分から磁界を発生させておき、そこをカードが通過すると、カード内のアンテナコイルから電力が発生する。その電力でICを駆動し、リーダライタ20へデータを転送するための電波を出力している。このため、画像形成装置の状態に応じてリーダライタ20への電源供給を制御することで操作性を低下させずに利用者制限機能を維持し、さらには、画像形成装置の省エネルギをも実現する。なお、電源の遮断は、PCB内のFET、又は、トランジスタにおける電源のON/OFFにより行われる。
図4に、ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)、及び、ウィークリタイマ設定時間外(休止期間)のアイドル状態、立上げ状態、待機状態、画像形成状態、低電力状態、スリープ状態、又は、異常状態におけるリーダライタ20への電源供給状態を示す。
ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)においては、画像形成動作(Job)が頻繁に実施されることが多い。よって、ウィークリタイマ設定時間内(通電時間)におけるリーダライタ20に対する間欠的な電源供給は、非接触型のメディアの認識等へのレスポンス低下につながり、操作性を大きく低下させる可能性が高い。以上の理由から、ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)の立上げ状態、待機状態、画像形成状態、低電力状態、又は、スリープ状態においては、リーダライタ20へ連続的な電源の供給が行われる。しかし、ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)であっても、画像形成装置が低電力/スリープ状態に遷移してから所定時間経過した後、リーダライタ20への連続的な電源供給が間欠的な電源供給へ変更されることもある。
一方、ウィークリタイマ設定時間外(休止期間)では、画像形成動作(Job)が頻繁に実施されない。よって、リーダライタ20に対する電源供給を間欠的に行ったとしても、操作性を低下させる可能性は低いため、消費電力の低減を主眼においた電源供給が行われている。以上の理由から、ウィークリタイマ設定時間外(休止期間)の待機状態、低電力状態、又は、スリープ状態においては、間欠的な電源供給が行われている。なお、立上げ状態、及び、画像形成状態においては、ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)と同様に、連続的にリーダライタ20への電源供給が実施される。
本実施例により、画像形成装置の利用者制限操作関連のレスポンス向上と画像形成回数が少ない期間での省エネルギ状態の優先が実行され、省エネルギに対する要求と課金/利用者制限仕様の両立が図られる。
なお、同様の間欠的な電源供給においても、ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)の間欠的な電源供給とウィークリタイマ設定時間外(休止期間)の間欠的な電源供給とは異なる。例えば、ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)における間欠的な電源供給がDuty比50%ならば、通電期間と休止期間の比率は1:1となる。一方、ウィークリタイマ設定時間外(休止期間)における間欠的な電源供給がDuty比20%としたならば、通電期間と休止期間の比率は1:4となる。これにより、ウィークリタイマ設定時間内(通電期間)は、ウィークリタイマ設定時間外(休止期間)よりも電源供給される期間が長くなり、仮に間欠的な電源供給状態に変更されたとしても、操作性の著しい低下を招かずに省エネルギ状態を長時間維持することができる。
電源遮断は、PCB内のFETやトランジスタの電源ON/OFFにより実現できるため、時間設定期間に応じてDuty比の変更が行える。
また、図6に示すように、ウィークリタイマ機能を有する画像形成装置においても、ウィークリタイマ機能を有効化設定しない設置環境と、ウィークリタイマ機能を有効化している設置環境に大別することができる。したがって、ウィークリタイマ機能を有効化してない設置環境においては、常時、電源供給を一定の状態とし、操作者が設定可能なパラメータ等でDuty比を変更することができる。
非接触型のメディアへの電源供給を目的としたリーダライタ20での電源供給条件や間欠的な電源供給を、ウィークリタイマ設定の有無に関らず複数のパターンで設定できるため、所望の設定(省エネルギ要求と課金/利用者制限操作の利便性)の選択が可能となる。
次に本発明を適用した画像形成装置の状態遷移に際し実行される処理について説明する。
待機状態から低電力状態への状態遷移には、画像形成装置が以下の2つの条件を備えている必要がある。まず、画像形成装置が待機状態に移行してからの所定時間の経過を計数するタイマ機能を有している必要がある。もう一つは、非接触型のメディアの認識等を行うためのリーダライタ20を備えている必要がある。この2つの条件を備えている場合、画像形成装置は、待機状態から低電力状態への状態遷移が可能になる。
低電力/スリープ状態から立上げ状態への状態遷移は、以下の処理を経て実行される。図5に低電力/スリープ状態から立上げ状態への状態遷移の際に実行される処理のフローチャートを示す。まず、低電力/スリープ状態にあるか否かの確認が行われ、低電力/スリープ状態にないときは(ステップS100/NO)、低電力/スリープ状態から立上げ状態への状態遷移は行われず、低電力/スリープ状態にあるか否かの判断が繰り返される(ステップS100)。
低電力/スリープ状態にあるときは(ステップS100/YES)、リーダライタ20への電源供給が間欠的であるか否かの判断が行われ、電源の供給が間欠的で(ステップS101/YES)、さらに非接触型メディアの存在の可能性があるような通信データを受信すると(ステップS102/YES)、低電力/スリープ状態を維持した連続的な電源供給への変更(ステップS103)、及び、過去の通信データクリアが行われ(ステップS104)、遷移状態の移行は実施されず、再び低電力/スリープ状態にあるか否かの判断する処理に戻る(ステップS100)。なお、非接触型メディアの存在の可能性がある通信データを受信しなかったときは(ステップS102/NO)、遷移状態の変更と電源供給状態の変更ともに実行されず、再び、低電力/スリープ状態にあるか否かの判断が行われる(ステップS100)。
画像形成装置が低電力/スリープ状態で(ステップS100/YES)、リーダライタ20への電源の供給状態が連続的な場合は(ステップS101/NO)、画像形成装置が低電力/スリープ状態に遷移してからの時間を計数が実行されているか否か判断される(ステップS105)。タイマT1による計数が実行されているときは(ステップS105/YES)、低電力/スリープ状態に移行してからの経過時間が所定時間に達しているか判断される(ステップS112)。タイマT1による計数結果が所定時間に達している時は(ステップS112/YES)、電源の供給状態が間欠的な供給への移行して(ステップS113)、再び低電力/スリープ状態にあるか否かの判断が行われる(ステップS100)。
一方、タイマT1による計数が実行されていないとき(ステップS105/NO)、又は、タイマT1による計数結果が所定時間に達していないときは(ステップS112/NO)、非接触型のメディアへの通信データがあるか否か判断され、通信データがあった場合は(ステップS106/YES)、通信のコンフィグレーション、及び、非接触型のメディアIDの獲得が行われる(ステップS107、ステップS108)。そして、非接触型のメディアIDが認識・識別が行われ(ステップS109/YES)、画像形成装置は立上げ状態へ遷移状態が移行する(ステップS110)。また、リーダライタ20への電源の供給が連続的な供給へ移行する。非接触メディアIDの認識・識別に失敗した場合は、メディア除去、または、不正メディアとして扱われ、非接触型のメディアのリーダライタへの設置はなかったものとし、所定時間後(ステップS111)に連続的な電源の供給から間欠的な電源の供給へ移行する。
本発明を適用した複写機の画像形成部を示す図である。 本発明を適用した複写機の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した複写機の全体の概略を示す図である。 本発明を適用した複写機の各遷移状態におけるリーダライタへの電源の供給形態を示す図である。 本発明を適用した複写機が低電力/スリープ状態から立上げ状態への移行するときの処理を示すフローチャートである。 本発明を適用した複写機のウィークリタイマ機能を設定した場合の実施例を示す図である。
符号の説明
20 リーダライタ
21 システム制御部
22 読取制御板
23 書込制御板
24 操作/表示部
25 コピー/エンジン制御板
26 高圧電源
27 各種画像形成用I/O
28 Tセンサ

Claims (12)

  1. 画像形成動作の利用者制限機能を拡張/対応可能であり、かつ、非接触型のメディアによりデータを保持可能であるカレンダIC及びウィークリタイマ機能を有する画像形成装置において、
    前記非接触型のメディアへ電源供給をするリーダライタへの電源供給を前記画像形成装置の状態遷移に応じて変化させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記リーダライタへの電源供給をウィークリタイマの時間設定期間に応じて変化させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記リーダライタへの電源供給をウィークリタイマ機能の設定の有無に応じて変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 画像形成動作の利用者制限手段と、非接触型のメディアによりデータを保持する手段と、画像形成装置へ電源が通電している通電期と遮断されている休止期とからなる給電周期を設定する手段とを有する画像形成装置において、
    前記非接触型のメディアへ電源を供給するリーダライタへの電源の供給を前記画像形成装置の状態遷移に応じて変更する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記リーダライタへの電源の供給を前記給電周期に応じて変更する手段を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記通電期に前記リーダライタへ連続的に電源を供給する手段と、
    前記休止期に前記リーダライタへ間欠的に電源を供給する手段とを有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記通電期に前記画像形成装置がアイドル状態又は異常状態にあるとき、前記リーダライタへの電源供給を遮断する手段と、
    前記通電期に前記画像形成装置が立上げ状態、待機状態、画像形成状態、低電力状態、又は、スリープ状態にあるとき、前記リーダライタへの電源の供給を連続的に行う手段とを有することを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記休止期に前記画像形成装置がアイドル状態又は異常状態にあるとき、前記リーダライタへの電源供給を遮断する手段と、
    前記休止期に前記画像形成装置が立上げ状態、又は、画像形成状態にあるとき、前記リーダライタへ連続的に電源を供給する手段と、
    前記休止期に前記画像形成装置が待機状態、低電力状態、又は、スリープ状態にあるとき、前記リーダライタへ間欠的又は連続的に電源を供給する手段とを有することを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置が低電力状態、又は、スリープ状態に遷移してから所定時間経過後に前記リーダライタへの連続的な電源の供給から前記間欠的な電源の供給へ変更することを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記リーダライタへ間欠的な電源が供給されているとき、前記リーダライタへ電源が供給されている期間と遮断されている期間の比率を設定する手段を有することを特徴とする請求項4から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記リーダライタへの電源の供給が、前記給電周期の設定の有無によって異なることを特徴とする請求項4から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記給電周期が1週間であることを特徴とする請求項4から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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