JP2004101919A - 省エネルギ設定方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネモードに入るまでの適正な待機時間を画像形成装置の置かれた事業所やオフィスの環境に応じて、さらにユーザの使用状況に合わせて自動的に決定することができるようにする。
【解決手段】一定時間出力動作を遂行しない場合に少なくとも定着ヒータが定着可能な待機状態から該定着ヒータへの通電を遮断して省エネルギモードを実行するようにした画像形成装置において、待機状態から省エネモードへ移行するまでの時間及び省エネモードから待機状態に移行するまでの時間を計測し、曜日及び時刻を認識するRTC36と、前記画像形成装置の使用頻度の高い時間帯においては省エネモードへの移行時間を長く設定し、使用頻度の低い時間帯においては省エネモードに移行時間を短く設定するMPU31とを備えた。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は未定着トナー像を加熱定着する電子写真方式の複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に省エネルギ(省エネ)モードを有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より省エネモードを有する画像形成装置では、工場出荷時もしくはユーザによる操作パネルからの入力により、装置が稼動待機状態から省エネモードに入るまでの時間を設定するのが一般的である。これに対し、(1)特開平11−95626号公報においては、使用頻度の低い時間帯での装置の消費電力の低減を図るようにした発明が開示され、(2)特開2000−131997号公報においては、省エネモードと待機時間の対応テーブルを予めメモリに用意し、このテーブルを参照して適正な待機時間を設定できるようにした発明が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−95626号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2000−131997号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、画像形成装置が稼動待機状態から省エネモードに入るまでの時間(以下、待機時間と称す)として工場出荷時のデフォルト値またはユーザ設定値が使用される場合には、使用頻度の低い場合においては節電効率が悪くなる。そのため使用頻度が低いと予測される場合に、節電効率を考慮すると、ユーザが操作パネルから待機時間を設定し直す必要がある。このような点から、前述の特開2000−131997号公報開示の発明では、実稼動直前の節電期間の履歴とこれに対応すべき実稼動終了後の待機時間との時間対応テーブルを予めメモリに用意し、常に適正な待機時間を自動的に設定するようにしているが、この方式では待機時間は節電時間に逆比例して短く設定され、例えば節電時間が60分以上であった場合には印刷終了後はただちに節電状態になるように設定される。
【0006】
しかしこの方式では、例えば昼休みなどで60分以上待機状態を持続すると省エネモードに入っているが、昼休み後にこの状態で印刷動作を行うと装置のウォーミングアップを待って印刷され、印刷後はすぐにまた省エネモードに入ってしまうことになる。また、電源投入時は節電時間の履歴がないため、デフォルト値を設定せざるをえず、ユーザにとって実稼動状況を反映しているとはいえず使い勝手の悪い面がある。
【0007】
一方、特開平11−95626号公報開示の発明では、使用頻度の低い時間帯では省エネモードへ移行させる時間を短く設定し、また、記憶手段が装置の使用状況を把握し、省エネモードの継続時間が長い場合には自動的に省エネモードへの移行時間を短くすることにより消費電力を低減させている。しかし、前記公報には、使用頻度が低くなる時間帯を認識する手段や記憶手段が装置の使用状況を把握する方法については開示されていない。
【0008】
さらに、画像形成装置が置かれる事業所が休日の場合は装置の使用頻度は当然低くなることが予想されるが、現状の装置では待機時間はデフォルト値が設定されており、その分消費電力を無駄に使用することになってしまう。また休前日に装置の電源を切り忘れた場合においては休日に無駄な電力を消費することにもなる。
【0009】
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、省エネモードに入るまでの適正な待機時間を画像形成装置の置かれた事業所やオフィスの環境に応じて、さらにユーザの使用状況に合わせて省エネモードへの移行を自動的に決定する省エネ設定方法及びそのような方法を採用した画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、一定時間出力動作を遂行しない場合に少なくとも定着ヒータが定着可能な待機状態から該定着ヒータへの通電を遮断して省エネルギモードを実行するようにした画像形成装置の省エネルギ設定方法において、待機状態から省エネモードへ移行するまでの時間及び省エネモードから待機状態に移行するまでの時間を計測し、曜日及び時刻を認識し、その曜日及び時間帯について、前記画像形成装置の使用頻度の高い時間帯においては前記省エネモードへの移行時間を長く設定し、使用頻度の低い時間帯においては前記省エネモードへの移行時間を短く設定することを特徴とする。
【0011】
第2の手段は、一定時間出力動作を遂行しない場合に少なくとも定着ヒータが定着可能な待機状態から該定着ヒータへの通電を遮断して省エネルギモードを実行するようにした画像形成装置において、待機状態から省エネモードへ移行するまでの時間及び省エネモードから待機状態に移行するまでの時間を計測する手段と、曜日及び時刻を認識する手段と、前記画像形成装置の使用頻度の高い時間帯においては前記省エネモードへの移行時間を長く設定し、使用頻度の低い時間帯においては前記移行時間を短く設定する制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0012】
第3の手段は、第2の手段において、操作パネルをさらに備え、前記操作パネルから前記制御手段に対して設定時間を変更することを特徴とする。
【0013】
第4の手段は、第2の手段において、使用状況を記憶する記憶手段をさらに備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された使用状況に応じて一定期間における各時間帯の使用頻度を予測して予め設定された待機時間を設定することを特徴とする。
【0014】
第5の手段は、第4の手段において、前記制御手段は、前記使用頻度に加えて、各曜日ごとの使用頻度を予測して予め待機時間を設定することを特徴とする。
【0015】
第6の手段は、第4または第5の手段において、前記制御手段は、一定期間における各時間帯及び各曜日の使用頻度を予測し、予め設定された待機時間を使用状況に応じて変更することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示す概略構成図である。図1において、本実施形態に係る画像形成装置5は、光学系1を含む書き込み部、プロセスカートリッジ2、感光体11及び帯電ローラ3等を含む作像部、給紙カセット8及び給紙コロ7を含む給紙部から主に構成され、ホストコンピュータPCから送られてくるデータを印字するプリンタとして機能している。
【0018】
画像形成装置5には着脱可能にプロセスカートリッジ2が設けられ、このプロセスカートリッジ2は、感光体11、帯電ローラ3、クリーニング手段及び廃トナー回収部6、現像手段及びトナー収納部4等で構成される。
【0019】
光学系1は、ポリゴンモータ、ポリゴンミラー、Fθレンズ、レーザダイオード、ミラー等で構成される書き込み部として機能する。
【0020】
給紙部では、給紙コロ7により給紙カセット8に収納された記録紙9が、感光体11へ搬送される。
【0021】
感光体11は、時計方向に回転駆動され、その際、帯電ローラ3によって表面を帯電され、制御部13から出力される印字データに基づいて光学系1からレーザ光を照射されて感光体11表面に静電潜像が形成される。この潜像は現像手段及びトナー収納部4を通る時トナーによって可視像化される。この可視像は転写ローラ10により、給紙カセット8から感光体11へ搬送された記録紙9に転写され、その後、定着ローラ12に搬送され、記録紙9上の可視像は定着され、画像形成装置5の外部へ排紙される。
【0022】
図2は上記制御部13のシステム構成を示すブロック図である。
【0023】
制御部13はコントローラ部30とエンジン部40と内部インターフェイス(I/F)22から構成される。
【0024】
制御部13はホストコンピュータ(以下、ホストと略称する)PCから転送されるプリントデータを受信し、コントローラ31によりページ単位のビットマップデータに展開し、ドット情報であるビデオデータに変換する。その後、I/F22を介してエンジン部40へ送信してシーケンス制御を行い、可視像を形成する。
【0025】
コントローラ部30はMPU31と、そのMPU31が必要とするプログラム、定数データ及び文字フォント等を格納したROM32と、MPU31のワークエリアとして機能するとともに一般的なデータやドットパターン等を記憶するRAM33と、時刻・曜日を計時するリアルタイムクロック(RTC)36と、データの入出力を制御するI/O34と、このI/O34を介してMPU31に接続される操作パネル35とから構成され、互いにデータバス、アドレスバス、コントローラバス等で接続されている。またホストPC及びI/F22もI/O34を介してMPU31に接続されている。RTC36はバッテリで駆動されるもので、装置の電源がOFFされても絶えず計時動作を行っている。
【0026】
エンジン部40はCPU41と、そのCPU41が必要とするプログラム、定数データ等を格納したROM42と、CPU41のワークエリアとして機能するとともに一時的なデータを記憶するRAM43と、データの入出力を制御するI/O44から構成され、互いにデータバス、アドレスバス、コントローラバス等で接続されている。
【0027】
I/O44はI/F22と接続され、コントローラ部3からのビデオデータや操作パネル35上の各種スイッチの状態を入力したり、画像クロック(WCLK)やペーパーエンド等のステータス信号をコントローラ部3へ出力する。このI/O44は書込ユニット26及びシーケンス機器群27と各種センサ類28とも接続されている。
【0028】
コントローラ部30はホストPCからプリント命令などのコマンド及び文字データ・画像データ等のプリントデータを受信し、それらを編集して文字コードならばROM32に記憶している文字フォントによって画像書き込みに必要なドットパターンに変換し、それらの文字及び画像(以下、まとめて「画像」と称す)のビットマップデータをRAM33内のビデオRAM領域にページ単位で展開する。
【0029】
そして、エンジン部40からレディ信号と共にWCLKが入力すると、コントローラ部30はRAM33内のビデオRAM領域に展開されているビットマップデータをWCLKに同期したビデオデータとしてI/F22を介してエンジン部40に出力する。また操作パネル35上には図示しないスイッチや表示器があり、オペレータからの指示によりデータを制御したり、その情報をエンジン部40に伝えたり、装置の状況を表示器に表示したりするようになっている。
【0030】
エンジン部40はコントローラ部30からのI/F22を介してドット補正されて入力されるビデオデータにより、書込ユニット26及びシーケンス機器群27等を制御したり、画像書込みに必要なビデオデータを書込ユニット26に出力すると共にセンサ類28からエンジン各部の状態を示す信号を入力して処理したり、必要な情報やエラー状況(例えばペーパーエンド等)のステータス信号をI/F22を介してコントローラ部30へ出力する。
【0031】
図3は本発明の特徴となる制御部13によるRTC36の時刻と待機時間との関係の一例を表として示した図である。上記の処理動作において画像形成装置5の電源スイッチをONした後、稼動待機状態から省エネモードに入るまでの時間(以下、待機時間と称す)が自動的に設定されるようになっている。この図3に示した対応表が予めRAM33の所定領域にテーブルとして記憶されており、RTC36が示す時刻に基いて1日、24時間の内時間帯に応じて1時間ないし2時間ごとに待機時間が設定されるようになっている。そして、MPU31はRTC36の時刻とRAM33に記憶された対応表を読み出し、各時間帯ごとに待機時間を設定していく。
【0032】
本実施形態では13時から20時までを画像形成装置5の使用頻度が最も高いと予想して60分の待機時間を設定し、0時から8時までを使用頻度が低いと予想して10分の待機時間を設定している。また、一般の事業所が昼休みになる12時から13時の間は使用頻度が低くなるという予測で20分の待機時間に設定されている。
【0033】
図4は待機時間を決定するに際して基準となる装置の使用頻度と待機時間の関係を示した対応表の例である。この例では使用頻度を0から10の11段階に設定しており、待機時間は10分刻みで最長60分まで設定可能としている。なお、ここでいう使用頻度は頻繁に使用される場合を10、全く使用されない場合を0として区分けしたものであり、必ずしも使用回数と一致するものではないが使用回数にある係数を乗じたものと考えてもよい。
【0034】
朝7時に装置の電源スイッチをONした場合、MPU31は図3に示すテーブルからRTC36の時刻とRAM33に記憶された対応表を読み出し、10分の待機時間が設定される。そしてホストコンピュータ21から何のプリント命令もないまま10分が経過すると装置は省エネモードに入り、エンジン40各部への電力供給が停止される。
【0035】
次にこの状態時にホストコンピュータ21からプリント命令を受信すると、電力供給が停止されていたエンジン40各部への電力供給が開始され、印刷動作が行われる。印刷後装置は再び待機状態に入るわけであるがこの時の時刻が8時前であれば待機時間の設定は再度10分となる。8時になると待機時間はRAM33の設定にしたがって30分となり、10時になると40分、そして12時になると20分の待機時間、と自動的に変更されていく。
【0036】
13時になると待機時間は最長の60分に設定される。この時間帯は使用頻度が高いという予測で最長時間が設定されており、装置は実質常に稼動状態もしくは稼動待機状態となっている。仮に待機時間が10分と短い時間が設定されているとホストからの印刷命令を受信したときには装置は省エネモードに入った状態である可能性が高くなる。そうなるとエンジン各部への電力供給を開始するところから始まることになってしまい結果的に使い勝手が悪くなってしまう。こうした理由により使用頻度の高い時間帯は待機時間を長く設定する方が効率が良いことになる。
【0037】
RAM33は上述したように時刻と待機時間の対応が所定領域に記憶されている訳であるがこの設定方法は操作パネル35から設定され、I/O回路34を介してMPU33に書き込まれて有効となる。工場出荷時もしくは納入時にサービスマンかユーザによって装置の各時間帯の使用頻度を予測して設定することが可能となる。
【0038】
このように待機時間は1日の各時間帯における使用頻度を予め予測して設定される。
【0039】
<第2の実施形態>
第1の実施形態ではRAM33に予め記憶された各時間帯ごとの待機時間が設定されるため、例えば夜間において印刷動作を頻繁に行われるような事業所などに装置が納入された場合においては、事前にサービスマンがこの設定を変更する必要があり、使い勝手が悪くなる面がある。そこでこの第2の実施形態では、一定期間における各時間帯の使用頻度を記憶し、予め設定された待機時間を使用状況に応じて変更できるようにしたものである。
【0040】
本実施形態においても、画像形成装置のハード構成及び制御構成は第1の実施形態における図1及び図2に示したものと同等に構成されているので、重複する説明は省略する。
【0041】
図5は、本実施形態におけるRAM33に記憶されたテーブルの内容を表として示す図である。この表はある事業所に置かれた装置のある1日における各時間帯の印刷使用回数とデフォルト設定の待機時間を示した例である。この事業所では始業時刻が午前10時であるためそれ以前の使用回数は少なく、また夜間においても使用回数が高いことが特徴となっている。なお、印刷動作が連続して行われる場合には使用回数は1回と数えている。制御部13のMPU31は、各時間帯における使用回数をRAM33の所定領域に記憶させていく。また、図4に示した使用頻度と待機時間の関係を示した対応表がRAM33の別の所定領域に登録されており、MPU31はこの使用頻度に応じた待機時間と各時間帯の使用回数の比較を行う。この実施形態においては「使用頻度=使用回数」とみなすこととする。そして、各時間帯の使用頻度を実際に使用された使用回数に応じて最初に設定されていたデフォルト値から変更していく。
【0042】
この例では8時−10時の使用回数が1回であるが待機時間はデフォルト値として30分が設定されている。図4の使用頻度では1回の使用は使用頻度1とみなして待機時間は10分となる。したがってMPU31は以後、8時−10時の待機時間を30分から10分に変更する制御を行う。同様に20時−22時は使用回数が8回であるため待機時間をデフォルト値の40分から60分に変更する制御を行う。
【0043】
このように待機時間の設定値が変更された場合は、次に該当の時間帯になったときから新たに設定された待機時間が有効となる。この場合は翌日の8時−10時、20時−22時から有効となる。あるいは1週間ないし1ヶ月間というレベルのある一定期間で使用頻度を記憶し、その期間が終了した後に新たな待機時間を設定するように構成してもよい。この方法はMPU31に演算機能を持たせることによって実現できる。
【0044】
深夜や早朝に使用頻度が高くなる事業所などに本発明装置が置かれた場合には、深夜や早朝の待機時間が長くなるように自動的に変更されることになる。このようにユーザの使用状況に応じて各時間帯の待機時間が設定されることになり、ユーザにとって使い勝手のよいものとなる。
【0045】
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
【0046】
<第3の実施形態>
本実施形態は、各時間帯ごとに設定される待機時間に加えて各曜日ごとの待機時間を予め予測して設定する例である。本実施形態においても、画像形成装置のハード構成及び制御構成は第1の実施形態における図1及び図2に示したものと同等に構成されているので、重複する説明は省略する。
【0047】
図6にRTC時刻、曜日及び待機時間の対応関係を表として示す。
【0048】
この対応表が予めRAM33の所定領域に記憶されており、前述の第1の実施形例と同様の手法で待機時間の設定が行われる。本実施形態では土日が休日となる一般の事業所を想定して待機時間が設定されたものであり、土日の待機時間は夜間と午前は0分、日中は10分に設定されている。こうすることによって例えば金曜日の夜に装置の電源スイッチを切り忘れたとしても土日に発生する消費電力は微々たるものとなり、節電効果が上がることになる。この初期設定は第1の実施形態と同様に操作パネル35から設定することができる。事業所によっては例えばスーパーや百貨店のオフィスのように土日が休日でなく、平日のいずれかの曜日が休日となるところもある。そのような事業所に装置が置かれる場合にはオフィス環境に合わせた待機時間の設定が可能となる。
【0049】
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
【0050】
<第4の実施形態>
本実施形態は、各曜日の各時間帯の使用頻度を記憶し、予め設定された待機時間を使用状況に応じて変更可能とする例である。本実施形態においても、画像形成装置のハード構成及び制御構成は第1の実施形態における図1及び図2に示したものと同等に構成されているので、重複する説明は省略する。
【0051】
図7は、ある事業所に置かれた装置のある一週間における各時間帯の印刷使用回数とデフォルト設定の待機時間を示した表である。制御部13のMPU31は各曜日の各時間帯における使用回数をRAM33の所定領域に記憶させていく。そして第2の実施形態と同様の手法により、各曜日、各時間帯の使用頻度を実際に使用された使用回数に応じて最初に設定されていたデフォルト値から変更していく。
【0052】
待機時間の設定値が変更された場合は翌週の該当曜日、該当の時間帯になったときから新たに設定された待機時間が有効となる。あるいは1ヶ月ないし3ヶ月間というレベルのある一定期間で使用頻度を記憶してその期間が終了した後に新たな待機時間を設定する方法であってもよい。この方法はMPU31に演算機能を持たせることによって実現できる。
【0053】
こうすることによって休日などある特定の曜日に使用頻度が減る、あるいは特定の曜日に使用頻度が高くなるといったユーザのオフィス環境と使用状況に合わせた待機時間の設定が可能になり、節電効果が高く使い勝手のよい装置を提供することができる。
【0054】
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
【0055】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば使用頻度を予測して予め各時間帯の待機時間を決定することにより、省エネモードに入るまでの時間に無駄がなくなり省エネ効果の高い画像形成装置を提供することができる。
【0056】
また、本発明によれば、各時間帯における待機時間を操作パネルから設定することができるので、ユーザの使用環境に応じた設定が可能となり、使い勝手の向上を図ることができる。
【0057】
また、本発明によれば、記憶手段が装置の使用状況を記憶し、使用頻度の少ない時間帯においては自動的に待機時間を短く設定することが可能なので、省エネモードへの移行を早くすることにより、消費電力を低減させることができる。またユーザの使用状況に応じた待機時間が設定されるので、使い勝手の向上図ることができる。
【0058】
また、本発明によれば、各時間帯に加えて各曜日の使用頻度を予測して予め待機時間を設定することにより、装置の置かれるオフィス環境に合わせた設定が可能となる。例えば休前日に装置の電源を切り忘れた場合においてもかかる消費電力は微々たるものとなる。こうしたことにより、省エネ効果がより一層高くなる。
【0059】
さらに、本発明によれば、記憶手段が各曜日、各時間帯の使用状況を記憶し、使用頻度の少ない曜日、時間帯においては自動的に待機時間を短く設定することによって、ユーザのオフィス環境と使用状況に合わせた設定が可能になり、より一層省エネ効果の高い、使い勝手のよい装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施形態における制御部のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態におけるRTCの時刻と待機時間との関係を表形式で示す図である。
【図4】第1の実施形態における待機時間を決定するに際して基準となる装置の使用頻度と待機時間の関係を表形式で示す図である。
【図5】第2の実施形態におけるRAMに記憶されたテーブルの内容を表形式で示す図である。
【図6】第3の実施形態におけるRTC時刻、曜日及び待機時間の対応関係を表形式で示す図である。
【図7】第4の実施形態において、ある事業所に置かれた装置のある一週間における各時間帯の印刷使用回数とデフォルト設定の待機時間を表形式で示す図である。
【符号の説明】
13 制御部
30 コントローラ部
31 MPU
33 RAM
35 操作パネル
36 RTC
40 エンジン部
41 CPU
PC ホストコンピュータ

Claims (6)

  1. 一定時間出力動作を遂行しない場合に少なくとも定着ヒータが定着可能な待機状態から該定着ヒータへの通電を遮断して省エネルギモードを実行するようにした画像形成装置の省エネルギ設定方法において、
    待機状態から省エネモードへ移行するまでの時間及び省エネモードから待機状態に移行するまでの時間を計測し、
    曜日及び時刻を認識し、
    その曜日及び時間帯について、前記画像形成装置の使用頻度の高い時間帯においては前記省エネモードへの移行時間を長く設定し、
    使用頻度の低い時間帯においては前記省エネモードへの移行時間を短く設定することを特徴とする画像形成装置における省エネルギ設定方法。
  2. 一定時間出力動作を遂行しない場合に少なくとも定着ヒータが定着可能な待機状態から該定着ヒータへの通電を遮断して省エネルギモードを実行するようにした画像形成装置において、
    待機状態から省エネモードへ移行するまでの時間及び省エネモードから待機状態に移行するまでの時間を計測する手段と、
    曜日及び時刻を認識する手段と、
    前記画像形成装置の使用頻度の高い時間帯においては前記省エネモードへの移行時間を長く設定し、使用頻度の低い時間帯においては前記省エネモードへの移行時間を短く設定する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 操作パネルをさらに備え、前記操作パネルから前記制御手段に対して設定時間を変更することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 使用状況を記憶する記憶手段をさらに備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された使用状況に応じて一定期間における各時間帯の使用頻度を予測して予め設定された待機時間を設定することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記使用頻度に加えて、各曜日ごとの使用頻度を予測して予め待機時間を設定することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、一定期間における各時間帯及び各曜日の使用頻度を予測し、予め設定された待機時間を使用状況に応じて変更することを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置。
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