JP2007318401A - 電力監視装置及び電力監視ネットワークシステム - Google Patents

電力監視装置及び電力監視ネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置の省電力化を図ること。
【解決手段】使用中の装置(現装置)を監視し、各動作モード時間を記憶する(S11)。監視結果に基づいて消費電力を算出する(S12)。DBから現装置と同程度の代替機を抽出し(S13)、抽出した装置の省エネモード移行時間が現装置と同じである場合(S14;Y)、現装置の一定期間の動作パターンを抽出された機器で実施した場合における消費電力を算出する(S15)。抽出した装置の省エネモード移行時間が現装置と同じでない場合(S14;N)、電力値を補正して消費電力を算出する(S23)。現装置の消費電力と抽出機の消費電力を照合し、一番消費電力の少ない機器を選定し(S17)、選定した装置と現装置の消費電力、CO2排出量、選定した装置の仕様等を表示する(S18〜20)。算出した消費電力等を外部クライアントに送信する(S21、S22)。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネットワークに接続された画像形成装置における消費電力の管理を行う電力監視装置及び電力監視ネットワークシステムに関し、特に、消費電力が少ない代替機の選択を促す技術に関する。
現在、電力は地球資源を消費する形態で生産(発電)されており、電力消費の増大は地球環境の破壊に繋がるため、このような電気製品全般に消費電力を低減することが求められている。
各国で省エネに関連する規制や基準が設けられ、例えば、日本においては省エネ法、米国においてはエネルギースターが設けられている。これらの規制は、年々改定され基準が厳しくなってきている。
一方、ユーザ側においても環境に対する意識の向上、及び電気代の削減という観点から、カタログや宣伝における消費電力やエネルギー効率を重視して購入製品を決定する場合が増えている。
このようなことを考慮して、電子複写機やプリンタ装置などの画像形成装置においても、一定時間以上使用されない場合、通常の消費電力よりも電力低減した省エネモードに移行する省電力機能を搭載したものが多く製造/販売されている。
ところが、このような消費電力を削減する目的で、省エネモードに移行する画像形成装置においては、ユーザが使いたい時に装置が省エネモードに移行している場合、すぐに動作させることができずに、使い勝手が悪くなる、即ち利便性が低下してしまうという問題が生じるおそれがある。
従来、このような利便性の低下を抑制するための技術が、下記の特許文献をはじめ種々提案されている。
特開2004−268529公報 特開2004−101919公報 特開2000−309143公報
特許文献1には、印刷装置の使用状況に関するデーターを保持し、その印刷装置の使用状況に関するデーターをもとに印刷装置が使用されている環境に適した省電力モードへの移行時間を幾つかの選択肢の中から学習させ、その使用状況毎に最適な省電力モードへの移行時間を選択する印刷制御方式が提案されている。
また、特許文献2には、省エネモードに入るまでの適正な待機時間を、画像形成装置の置かれた事業所やオフィスの環境に応じて、さらにユーザの使用状況に合わせて自動的に決定する技術が提案されている。
詳しくは、画像形成装置の待機状態から省エネモードへ移行するまでの時間、及び省エネモードから待機状態に移行するまでの時間を計測し、曜日及び時刻を認識する時計手段を備え、画像形成装置の使用頻度の高い時間帯においては省エネモードへの移行時間を長く設定し、使用頻度の低い時間帯においては省エネモードに移行時間を短く設定する。
さらに、特許文献3には、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置の状態を検知し、画像データ、画像出力ジョブサイズ、及び複数の画像形成装置の状態に基づいて、画像出力に必要な消費電力が少なくなるように、画像出力装置を選択する技術が提案されている。
ところが、特許文献1や特許文献2で提案されているように、省電力機能を用いる時間帯や使用頻度に基づいて、省エネモードへの移行時間を単純に調整する技術を採用した場合、次のような不具合が生じるおそれがある。
上述したようにOA機器(画像形成装置)の電力削減が求められているため、省エネモード状態の場合、画像形成装置では、定着装置の加熱部の電力供給を停止している。
そのため、省エネモードからの復帰時におけるウォームアップ時(画像形成動作が可能になるまでの間)の消費電力は、非常に大きくなる。
従って、省エネモードを解除して1枚コピーした場合の、1枚当りの消費電力と、省エネモードを解除して数十枚コピーした場合の、1枚当りの消費電力は大きく異なる。
例えば、1分間に35枚のコピー出力が可能な画像形成装置の場合、省エネモードを解除して1枚コピーした場合における1枚当りの消費電力は、6.4W/枚である。
同一機で省エネモードを解除して30枚コピーした場合における1枚当りの消費電力0.36W/枚となる。
このように、少ないコピー枚数出力を、省エネモード解除後に多く実施すると消費電力は増大することになる。
また、特許文献3で提案されている技術を採用した場合、出力先が処理の都度異なり、場合によっては、出力先がユーザから遠く離れた位置に存在する装置となる可能性もあり、作業性が低下するおそれがある。
そこで本発明は、このような課題を考慮し、ユーザの利便性を考慮しつつ、画像形成装置における省電力化を適切に図ることができる電力監視装置及び電力監視ネットワークシステムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、画像形成装置とネットワークを介して接続された電力監視装置であって、ネットワーク接続された画像形成装置の内、現在動作中の画像形成装置の動作状態を監視する監視手段と、前記現在動作中の画像形成装置の消費電力を記憶する消費電力記憶手段と、複数の画像形成装置の仕様の情報、及びそれぞれの画像形成装置における消費電力の情報が格納されたデーターベースと、前記監視手段により検出された動作状態、及び、前記消費電力記憶手段により記憶された消費電力を、前記データーベースに格納されている情報と照らし合わせ、前記データーベースに格納されている画像形成装置の中から、前記現在動作中の画像形成装置より少ない消費電力で同様の画像形成処理を行うことが可能な画像形成装置を、電力消費量が低い代替え可能な画像形成装置として選定する選定手段と、を備えることにより上記目的を達成する。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の電力監視装置において、前記選定手段により選定された結果を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された画像形成装置の選択を受け付ける受付手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、画像形成装置とネットワークを介して接続された電力監視装置であって、複数の画像形成装置の仕様の情報、及びそれぞれの画像形成装置における消費電力の情報が格納されたデーターベースと、現在動作中の画像形成装置の一定期間の動作状態を監視し記憶する監視記憶手段と、前記監視記憶手段により記憶された情報に基づいて、現在動作中の画像形成装置の一定期間の消費電力を算出する第1の電力算出手段と、前記データーベースより、当該電力監視装置による監視が可能な少なくとも1つの画像形成装置を代替機として抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された代替機の消費電力を、前記監視記憶手段に記憶された動作状態及び前記データーベースに記憶された代替機の動作モードに対応した消費電力に基づいて算出する第2の電力算出手段と、前記第1の電力算出手段の算出結果と前記第2の電力算出手段の算出結果を比較し、前記第2の電力算出手段の算出結果が、前記第1の電力算出手段の算出結果と前記第2の電力算出手段の算出結果に基づいて、電力消費量が低い代替え可能な画像形成装置を1つ選定する選定手段と、を備えることにより前記目的を達成する。
請求項4記載の発明では、請求項3に記載の電力監視装置において、前記第1の電力算出手段の算出結果、及び、前記第2の電力算出手段の算出結果を表示する表示手段と、前記代替機または前記画像形成装置のいずれかの選択を受け付ける受付手段と、を備え、前記選定手段は、前記受付手段により受け付けられた選択情報に基づいて、電力消費量が低い代替え可能な画像形成装置を1つ選定することを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の電力監視装置において、前記表示手段は、前記第1の電力算出手段の算出結果、及び、前記第2の電力算出手段の算出結果と共に、それぞれの画像形成装置の仕様を表示することを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項3記載の電力監視装置において、前記選定手段により選定された画像形成装置の内、前記第2の電力算出手段の算出結果が最も小さいものを画像形成処理を振り替える代替機として特定することを特徴とする。
請求項7記載の発明では、請求項4又は請求項5記載の電力監視装置において、前記受付手段により受け付けられた画像形成装置を画像形成処理を振り替える代替機として特定することを特徴とする。
請求項8記載の発明では、請求項3から請求項7のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置において、前記第1の電力算出手段は、前記現在動作中の画像形成装置から取得したこの画像形成装置における消費電力の情報に基づいて、現在動作中の画像形成装置の一定期間の消費電力を算出することを特徴とする。
請求項9記載の発明では、請求項1から請求項8のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置において、前記監視手段、又は、前記監視記憶手段は、現在動作中の画像形成装置の動作状態として、画像形成装置の複写動作間隔を監視することを特徴とする。
請求項10記載の発明では、請求項1から請求項9のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置において、前記画像形成装置は、画像形成動作終了後に一定時間が経過すると前記画像形成装置の使用電力を削減する省エネモード期間を有し、前記監視手段、又は、前記監視記憶手段は、現在動作中の画像形成装置の動作状態として、前記省エネモードに移行する時間を監視することを特徴とする。
請求項11記載の発明では、請求項1から請求項10のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置において、前記データーベースは、画像形成装置の仕様の情報として、製品価格、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能のうちの少なくともいずれか1つを格納することを特徴とする。
請求項12記載の発明では、請求項1から請求項11のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置において、前記データーベースは、画像形成装置における消費電力の情報として、画像形成装置の待機時の消費電力、画像形成時の消費電力又は画像形成枚数、省エネモード時の消費電力、主電源ON時のウォームアップ時の消費電力、省エネモード解除時の復帰時の消費電力のうちの少なくともいずれか1つを格納することを特徴とする。
請求項13記載の発明では、請求項1又は請求項2記載の電力監視装置において、前記消費電力記憶手段に記憶された前記現在動作中の画像形成装置の消費電力を二酸化炭素排出量(CO2排出量)に変換する変換手段を備えたことを特徴とする。
請求項14記載の発明では、請求項3から請求項12のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置において、前記第1の電力算出手段の算出結果、及び、前記第2の電力算出手段の算出結果を二酸化炭素排出量(CO2排出量)に変換する変換手段を備えたことを特徴とする。
請求項15記載の発明では、請求項1から請求項14のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置において、前記データーベースは、当該電力監視装置とネットワークを介して接続されていることを特徴とする。
請求項16記載の発明では、請求項1から請求項15のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置において、当該電力監視装置は、クライアント装置とネットワーク接続され、前記消費電力記憶手段に記憶された前記現在動作中の画像形成装置の消費電力、又は、前記第1の電力算出手段の算出結果と前記第2の電力算出手段の算出結果を、前記クライアント装置へ送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
請求項17記載の発明では、請求項16に記載の電力監視装置において、前記送信手段は、前記抽出された代替機の仕様を前記クライアント装置に送信することを特徴とする。
請求項18記載の発明では、請求項1から請求項15のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置と、前記電力監視装置とネットワーク接続されたクライアント装置と、前記電力監視装置とネットワーク接続された画像形成装置とを有する電力監視ネットワークシステムであって、前記クライアント装置において、前記電力監視装置において抽出又は選定された代替機を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された代替機から画像形成処理を振り替える代替機に特定する機器の選択を受け付ける受付手段と、を備えることにより前記目的を達成する。
請求項1記載の発明によれば、監視手段により検出された動作状態、及び、消費電力記憶手段により記憶された消費電力を、データーベースに格納されている情報と照らし合わせ、データーベースに格納されている画像形成装置の中から、現在動作中の画像形成装置より少ない消費電力で同様の画像形成処理を行うことが可能な画像形成装置を、電力消費量が低い代替え可能な画像形成装置として選定することにより、使用状態に応じた消費電力の少ない画像形成装置を選定することができる。
これにより、ユーザは、容易に使用状態に応じた消費電力の少ない画像形成装置を選択することができるため、画像形成処理における電力削減が可能となる。これに伴い、二酸化炭素の排出量削減が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、選定手段により選定された結果を表示することにより、視覚的にユーザに選択肢を提示することができる。
請求項3記載の発明によれば、抽出手段により抽出された少なくとも1つの代替機の候補から、第1の電力算出手段の算出結果と第2の電力算出手段の算出結果に基づいて、電力消費量が低い代替え可能な画像形成装置を1つ選定することにより、使用状態に応じた消費電力の少ない画像形成装置を適切に選定することができる。
これにより、ユーザは、容易に使用状態に応じた消費電力の少ない画像形成装置を選択することができるため、画像形成処理における電力削減が可能となる。これに伴い、二酸化炭素の排出量削減が可能となる。
請求項4記載の発明によれば、第1の電力算出手段の算出結果、及び、第2の電力算出手段の算出結果を表示することにより、ユーザは、現在使用中の機器と代替機の消費電力を視覚的に容易に確認することができる。これにより、ユーザは、適切な判断により機器の選択が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、第1の電力算出手段の算出結果、及び、第2の電力算出手段の算出結果と共に、それぞれの画像形成装置の仕様を表示することにより、ユーザは、現在使用中の機器と代替機の消費電力とこの機器の仕様を視覚的に容易に確認することができる。これにより、ユーザは、消費電力と機器の仕様に基づき、適切な判断により機器の選択が可能となる。
請求項6記載の発明によれば、選定手段により選定された画像形成装置の内、第2の電力算出手段の算出結果が最も小さいものを画像形成処理を振り替える代替機として特定することにより、使用状態に応じた消費電力の少ない画像形成装置を複数の画像形成装置の中から自動的に選択することができる。
請求項7記載の発明によれば、受付手段により受け付けられた画像形成装置を画像形成処理を振り替える代替機として特定することにより、ユーザは、現在使用中の機器の消費電力と複数の代替機の消費電力を参照して機器の選択ができる。これにより、ユーザにおける選択範囲を広げることができる。
請求項8記載の発明によれば、現在動作中の画像形成装置からこの画像形成装置における消費電力の情報を取得することにより、電力監視装置の負荷を軽減することができ、これにより、電力監視装置におけるネットワークのスループット(throughput)の向上を図ることができる。
請求項9記載の発明によれば、現在動作中の画像形成装置の動作状態として、画像形成装置の複写動作間隔を監視することにより、消費電力の算出を使用状況により正確に行うことができるため、代替機の消費電力の算出精度の向上を図ることができる。
請求項10記載の発明によれば、現在動作中の画像形成装置の動作状態として、省エネモードに移行する時間を監視することにより、消費電力の算出を使用状況により正確に行うことができるため、代替機の消費電力の算出精度の向上を図ることができる。
請求項11記載の発明によれば、画像形成装置の仕様の情報として、製品価格、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能のうちの少なくともいずれか1つをデーターベースに格納することにより、ユーザに最適な代替機の選択を促すことができるため、ユーザの利便性(満足度)を向上させることができる。
請求項12記載の発明によれば、画像形成装置における消費電力の情報として、画像形成装置の待機時の消費電力、画像形成時の消費電力又は画像形成枚数、省エネモード時の消費電力、主電源ON時のウォームアップ時の消費電力、省エネモード解除時の復帰時の消費電力のうちの少なくともいずれか1つをデーターベースに格納することにより、消費電力の算出を使用状況に基づいて、より正確に行うことができるため、代替機の消費電力の算出精度を向上させることができる。
請求項13記載の発明によれば、現在動作中の画像形成装置の消費電力を二酸化炭素排出量(CO2排出量)に変換することにより、二酸化炭素(CO2)の排出量を確認することができる。
請求項14記載の発明によれば、第1の電力算出手段の算出結果、及び、第2の電力算出手段の算出結果を二酸化炭素排出量(CO2排出量)に変換することにより、二酸化炭素(CO2)の排出量を確認することができる。
請求項15記載の発明によれば、データーベースと当該電力監視装置とネットワークを介して接続することにより、データーベースを多くのユーザが閲覧することができる。
請求項16記載の発明によれば、消費電力記憶手段に記憶された現在動作中の画像形成装置の消費電力、又は、第1の電力算出手段の算出結果と第2の電力算出手段の算出結果をクライアント装置へ送信することにより、ユーザは、クライアント装置を操作することによりこれらの情報を確認することができる。
請求項17記載の発明によれば、抽出された代替機の仕様をクライアント装置に送信することにより、ユーザは、クライアント装置を操作することによりこれらの情報を確認することができる。
請求項18記載の発明によれば、クライアント装置に表示された代替機から、画像形成処理を振り替える代替機に特定する機器の選択を受け付けることにより、ユーザが直接、代替機器を選択することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1〜図19を参照して詳細に説明する。
本実施の形態では、社内LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワークを介して接続された機器の消費電力の監視(管理)制御を行う電力監視ネットワークシステムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。
図に示すように、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、オフィス又はビル等に設置された、ルータ(Router)114、監視装置108、画像形成装置104、110、111、プリンタ機能とFAX機能を備えた複合機からなる画像形成装置103、PC(パソコン)109、FAX(装置)112、照明設備制御装置113、空調機105、入退出管理システム115などの装置が、社内LANを介して接続されている。
本実施の形態では、1階のフロア(A居室)117に、ルータ114、監視装置108、画像形成装置110、111、FAX(装置)112、照明設備制御装置113が配設されている。
また、1階のフロア(A居室)117と異なる2階のフロア(B居室)118に、画像形成装置、103、104、PC109、空調機105、入退出管理システム115が配設されている。
社内LANに接続されたこれらの装置は、ルータ114を介して、インターネット130上の(インターネット130に接続された)、画像形成機能を有する装置(画像形成装置103、104、110、111など)の個々の電力情報や価格を含む仕様が記憶されたデーターベース(ウェブサーバ)107、及びデーターベース107を公開し指定された特定のユーザが閲覧できる外部クライアント116と接続されている。
監視装置108及び外部クライアント116、入力、記憶、演算、制御、出力の5大機能を有するコンピュータから構成されている。
なお、社内LANに接続された装置における消費電力を監視する監視装置108は、例えば、社員の入退出を監視するセキュリティ管理機能、照明の監視機能、空調設備の監視機能等を備えているが、本実施の形態では、画像形成機能を有する装置(画像形成装置103、104、110、111など)に対する電力監視機能について説明する。
また、画像形成装置103は、周囲の明るさを検知する光センサ140を有している。監視装置108は、この光センサ140の検知情報をモニタリングすることにより、リモート(遠隔)操作により画像形成装置103を省エネモードに移行させることができる。
入退出管理システム115は、ICカードに個人情報を記憶した、ICカード情報を読み込むことにより、人の入退出管理及びセキュリティ管理を行う装置である。
この入退出管理システム115は、各フロア又は、部屋(居室)の全ての人が退社した場合、及び各フロア又は、部屋(居室)に人が入った場合、その検知情報を社内LANを介して通して監視装置108に送信する。
なお、監視装置108には、上述した機器(装置)の情報を記憶管理するデーターベース107(ウェブサーバ)上にデータを公開し指定された特定のユーザが外部クライアント116から閲覧できるようにしている。
監視装置108は、時計(計時)機能及びカレンダー機能を有しており予め設定された日時、又は、お昼休み等の休憩時間に照明等の電源及び画像形成装置の電源をOFFしたり、省エネモードへの移行を実行させたりすることができる。
また、監視装置108は、予め設定された日時又は、お昼休み等の休憩が終了する時間に照明等の電源及び画像形成装置の電源をONしたり、省エネモードの解除動作(復帰動作)を実行させたりすることができる。
さらに、監視装置108は、ネットワーク(社内LAN)を介して、画像形成装置103、104、110、111のウォームアップモード、コピーモード(画像形成動作)、待機モード、省エネモード、復帰モード及びこの各動作モードの動作時間を監視し、そのモニタ結果(監視結果)を記憶する機能を有する。
なお、画像形成装置は、待機モード状態にて一定時間使用されない場合、省エネモードに移行するように構成されているため、この待機モード時間が省エネモード移行時間となる。
監視装置108は、この各モードの動作時間と、予め設定された各動作モード時の消費電力に基づき、各画像形成装置における消費電力の算出処理を行う。なお、消費電力の算出処理の詳細については後述する。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、監視装置108を社内LANに直接接続する場合について説明するが、監視装置108の接続方法は、これに限定されるものではない。
図2は、インターネット130を使用した電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。
監視装置208は、監視対象となる画像形成装置のネットワークアドレスを予め設定しておくことにより、図1に示す電力監視ネットワークシステムと同様の動作(処理)を行うことが可能である。
なお、監視装置208の動作は、図1に示す監視装置108と同じ動作を行うのでここでの説明は省略する。
複数の画像形成装置の個々の電力情報及び価格を含む仕様情報は、監視装置208に接続された管理サーバ219、又は、データーベース207(ウェブサーバ)に記憶され、指定された特定のユーザが外部クライアント216から閲覧できるように構成されている。
図2に示す電力監視ネットワークシステムは、インターネット130に接続された、A社のネットワークシステム218、B社のネットワークシステム217、外部クライアント216、及び管理サーバ219(又はデーターベース207)を備えている。
A社のネットワークシステム218は、画像形成装置203、204、2(プリンター)205、スキャナー206、入退出管理システム215が社内LANに接続され、この社内LANが、ファイアウォール(Firewall:外部から不正な侵入を防ぐ機能が組み込まれている)202を通してルータ(Router)201に接続されている。
そして、A社のネットワークシステム218は、ルータ201を介して、インターネット130に接続されている。
一方に、B社のネットワークシステム217は、画像形成装置210、画像形成装置211、FAX212、パソコン209、照明設備制御装置213、ルータ(Router)214が社内LANに接続されている。
そして、B社のネットワークシステム217は、ルータ214を介して、インターネット130に接続されている。
A社のネットワークシステム218及びB社のネットワークシステム217は、これらのネットワークシステム上に存在する機器を監視するための、監視装置208、管理サーバ(219)若しくは、ウェブサーバ(207)上にデーターを公開し指定された特定のユーザが閲覧できる外部クライアント216と、インターネット130を介して接続されている。
図3は、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムに接続される画像形成装置における回路構成の一例を示した図である。
図3に示すように、画像形成装置103、104、110、111(以下、画像形成装置システムとする)は、画像形成装置システムの全体制御を行うコントローラボード501、コントローラボード501に接続された操作部ボード502、画像データを記憶するHDD503、LANインターフェースボード505、汎用PCIバスを介してコントローラボード501に接続されたFAXコントローユニット506、エンジン制御ボード510、エンジン制御ボード510に接続されたコピー原稿(画像)を読み込むスキャナーボード(SBU)511、及び画像データをドラム上に書き込む書き込み制御用ボード512、定着装置に電力を供給するAC制御回路519、及び上記各種ボード、制御回路に電源を供給するPSU525を備えている。
コントローラボード501には、CPU(中央演算処理装置)及びコントローラボード501の制御を行うための各種プログラムが格納されたROM(リード・オンリ・メモリ)、CPUが使用する作業用メモリであるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、リチウム電池によりSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)のバックアップと時計機能を備えたNV−RAM(不揮発性RAM)、コントローラボード501のシステムバス制御、ローカルバス制御、フレームメモリ、FIFO等のメモリインターフェース制御、PCIバス、HDDI/F、圧縮/伸長、編集/回転機能及びCPU周辺を制御する機能を搭載したASIC(特定用途向けIC)、及びそのインターフェース回路等が搭載されている。
コントローラボード501に搭載されているNV−RAM531には、一定期間の画像形成装置の動作モード、復帰時間、コピーモード(画像形成動作)時間、待機モード時間及び省エネモード時間の情報(データ)、及び一定期間の消費電力の情報(データ)が記憶(格納)されている。
当該画像形成装置システムは、待機モード状態にて一定時間使用されない場合、省エネモードに移行する。従って、この待機モード時間が省エネモード移行時間となる。
省エネモードを初めとする各動作モード時間は、監視装置208により監視される。詳しくは、監視装置208は、社内LAN120を介して、各動作モード時間情報を取得する。そして、監視装置208は、この各モードの動作時間と、予め設定された各動作モードの消費電力に基づいて各画像形成装置システムにおける消費電力の算出を行う。
また、コントローラボード501は、操作部ボード502からの操作者(ユーザ)の入力を解読して当該画像形成装置システムの設定情報、及びその状態内容を操作部(図示せず)の表示部に表示する。
操作部ボード502には、CPU及びROM、RAM、LCDC及びキー入力を制御するASIC(LCDC)が搭載されている。
操作部ボード502のROMには、操作部ボード502における入力操作の読込み、及び表示出力を制御するプログラムが格納されている。
操作部ボード502のRAMは、操作部ボード502のCPUが使用する作業用メモリである。
エンジン制御ボード510は、画像形成装置システムにおける作像の作成制御を主として行う。
エンジン制御ボード510は、CPU518、画像処理を行うIPP、複写及びプリントアウトを制御するため必要な各種プログラムを内蔵(格納)したROM、その制御に必要なRAM、及びNV―RAM等を搭載している。
さらにエンジン制御ボード510は、他の制御を行うCPU、即ち、他の制御ボードにおけるCPUとの信号の送受信を行うためのシリアルインターフェースを備えている。
また、エンジン制御ボード510は、画像形成装置システムにおける機械駆動系を制御するモータ、画像形成に使用する帯電、現像バイアス、転写バイアス等の高圧電源制御、コピー用紙を送り出すピックアップソレノイド、給紙クラッチ、レジストクラッチ等や、レジストセンサ、排出センサ、人体検知センサ、トナーエンドセンサ、Pセンサ、Tセンサ、定着温度を検出するサーミスター、画像形成装置システムが設置された周辺の光を検知する光センサ140等のアナログ制御を含む画像形成装置システムにおけるI/O(入出力)制御を実行するためのI/OASICを搭載している。
PSU525は、スイッチング・レギュレータIC515を備えており、画像形成装置システムが画像形成処理を実行するために必要な電源を、各ボード、制御回路及びメカトロ部品に供給する。
また、PSU525は、エンジン制御ボード510のCPU518から、画像形成装置システムの使用電力を削減するための省エネモード移行信号(c)が出力されると、コントローラボード501、LANインターフェースボード505、省エネモード解除SW508及びADFセンサ509を除く部位への電源供給を停止するように構成されている。
LANインターフェースボード505は、社内LAN120と当該画像形成装置システム(詳しくは、コントローラボード501)とを接続するためのインターフェース機能を備えている。
なお、社内LAN120とコントローラボード501間の通信インターフェースは、PHYチップI/FやI2CバスI/Fなど、標準的な通信インターフェースが用いられている。外部機器との通信は、このLANインターフェースボード505を経由して実施されるように構成されている。
LANインターフェースボード505は、外部機器からの信号を受信すると、省エネモード解除信号(a)をPSU525に出力する。
PSU525は、省エネモードを解除するために、画像形成装置システムにおける画像形成を行うために必要な部位(各ボード、制御回路及びメカトロ部品)への電源供給を開始(再開)する。これにより、画像形成装置システムは、主電源のスイッチが投入された時と同じ状態に復帰する。
また、PSU525は、省エネモード解除SW508からの省エネモード解除信号(b)や、画像読取部に設けられた圧板の開放を検知する圧板センサ522の出力信号、また、ADF(自動原稿送り装置)への原稿挿入を検知するADFセンサ509の出力信号が入力されると、省エネモードの状態を解除するために、画像形成装置システムにおける画像形成を行うために必要な部位(各ボード、制御回路及びメカトロ部品)への電源供給を開始(再開)する。これにより、画像形成装置システムは、主電源のスイッチが投入された時と同じ状態に復帰する。
図4は、画像形成装置システムにおける動作パターンの一例を示した図である。
図4に示すように、画像形成装置における動作パターンは、起動時におけるウォームアップモード、画像形成処理を行うコピーモード、次回の画像形成処理までの待ち時間である待機モード、所定の機能を停止(休止)させて消費電力を低下させた省エネモード、省エネモードからコピーモードへの移行時間である復帰モードなどを備えている。そして、各コピー動作パターンにおいては、これらのモードの時間が異なる。
画像形成装置では、図4に示すような複数のコピー動作パターン1〜5が存在する。
図5は、省エネモード移行時間を変えた場合における動作パターンの一例を示した図である。
図5に示すように、コピー動作パターン3における待機モード、即ち、省エネモードへの移行時間を長く(伸ばして)設定した場合、図4におけるコピー動作パターン4における復帰モードがなくなるため、この復帰モードにおける消費電力を削減することができる。
図6は、画像形成装置毎のコピー枚数と消費電力との関係を示したグラフである。
図6に示すように、1枚当りの消費電力及びN枚当りの消費電力は、機器(画像形成装置)の仕様などの違いによって異なる。
そのため、ユーザの使用状況に合った画像形成装置を選択することにより、より適切に消費電力の低減化を図ることができる。
次に、このように構成される本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける監視(管理)処理動作について説明する。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、現状の画像形成装置に対して、消費電力の少ない代替機を選択する処理を行うことにより、消費電力の低減化を図るように構成されている。
図7は、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける画像形成装置の代替機を選択する処理の手順を示したフローチャートである。
なお、ここでは、代替機の選択対象となる画像形成装置103、104、110、111を対象画像形成装置と示す。
まず、監視装置108は、対象画像形成装置の一定期間の動作状態を監視し、各動作モード時間を記憶する(ステップ11)。
次に、監視装置108は、一定期間の状態(各モードの動作時間)の監視結果に基づいて、対象画像形成装置の消費電力を算出し記憶する(ステップ12)。
なお、画像形成装置の消費電力は、予め画像形成装置側で、一定期間の消費電力を記憶しておき、このデータを使用するようにしてもよい。
次に、監視装置108は、複数の画像形成装置の個々の電力情報及び価格を含む仕様情報を記憶したデーターベース107より、現在使用している画像形成装置と同程度の、代替機を抽出する(ステップ13)。
続いて、監視装置108は、抽出した画像形成装置の省エネモード移行時間が、現在使用している画像形成装置と、同じであるか否かを判断する(ステップ14)。
抽出した画像形成装置の省エネモード移行時間が、現在使用している画像形成装置と、同じである場合(ステップ14;Y)、現状の画像形成装置の一定期間の動作パターンを抽出された機器で実施した場合における消費電力を算出する(ステップ15)。
抽出した画像形成装置が複数ある場合は、この処理動作を繰り返し実行する(ステップ16)。
一方、抽出した画像形成装置の省エネモード移行時間が、現在使用している画像形成装置と、同じでない場合(ステップ14;N)、復帰時間の電力、待機時間の電力、省エネモードの電力が異なるため、これらの値を補正して消費電力を算出する(ステップ23)。
抽出した画像形成装置が複数ある場合は、この処理動作を繰り返し実行し(ステップ24)、ステップ17の処理に進む。
次に、監視装置108は、現状の画像形成装置の消費電力と抽出機の消費電力を参照(照合)し、一番消費電力の少ない機器を選定する(ステップ17)。
また、監視装置108は、選定した画像形成装置の消費電力と現在使用している画像形成装置の消費電力を、ディスプレイに表示する(ステップ18)。
続いて、監視装置108は、選定した画像形成装置の消費電力と、現在使用している画像形成装置の消費電力を二酸化炭素(CO2)排出量に換算して、ディスプレイに表示する(ステップ19)。
さらに、監視装置108は、選定した画像形成装置の仕様、コスト等をディスプレイに表示する(ステップ20)。
そして、監視装置108は、選定した画像形成装と、現在使用している画像形成装置の消費電力、及び二酸化炭素(CO2)排出量の情報(データ)をインターネット130を介して、外部クライアント116に送信する(ステップ21)。
続いて、監視装置108は、選定した画像形成装置の仕様、コスト等の情報(データ)をインターネット130を介して、外部クライアント116に送信し(ステップ22)、処理を終了する。
次に、監視装置108が画像形成装置からコピー動作情報(画像形成動作情報)の取得、即ち動作モードの検知処理を行い、動作モードとその動作時間を生成する処理について説明する。なお、画像形成装置側に一定期間の動作モードの累積(累計)時間を蓄積し、この情報を取得して、消費電力を算出するようにしてもよい。
図8〜10は、監視装置108における対象画像形成装置における動作モードの検知処理の手順を示したフローチャートである。
まず、監視装置108は、対象画像形成装置との通信が可能か否かを判断する(ステップ31)。
対象画像形成装置との通信が可能でない場合(ステップ31;N)、即ち、通信が確認できない場合、コピーモード、待機モード、省エネモード、復帰モードの一連のコピー動作をカウントするコピー動作カウンタ、省エネモード復帰回数カウンタ以外のモードフラグ、カウンタ関連のイニシャライズ(リセット処理)を実行し(ステップ41)、そのまま処理を終了する。
一方、対象画像形成装置との通信が可能な場合(ステップ31;Y)、監視装置108は、予め設定された一定期間、例えば、1ヶ月間の消費電力の監視処理が実行中であるか否かを判断する(ステップ32)。
消費電力の監視処理が実行中でない場合(ステップ32;N)、そのまま処理を終了する。
一方、消費電力の監視処理が実行中である場合(ステップ32;Y)、監視装置108は、画像形成装置がコピー動作中(コピーモード)であるか否かを判断する(ステップ33)。
コピーモードである場合(ステップ33;Y)、監視装置108は、コピーモード中フラグをセットし(ステップ34)、続いて、コピーモード時間を計測するカウンタにカウント1を加算する(ステップ35)。
次に、監視装置108は、省エネモードが解除されるとセットされる復帰中フラグがセットされているか否か、即ち、復帰中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ36)。
復帰中フラグがセットされていない場合(ステップ36;N)、即ち復帰中フラグ≠1である場合、そのまま処理を終了する。
一方、復帰中フラグがセットされている場合(ステップ36;Y)、即ち、復帰中フラグ=1である場合、監視装置108は、復帰時間計測中のタイマーを停止し(ステップ37)、続いて、復帰中のフラグをリセットする(ステップ38)。
次に、監視装置108は、コピー動作カウンタに対応した復帰時間を記憶する(ステップ39)。なお、最初のコピーモードの場合には、コピー動作カウンタは“1”となっている。
その後、監視装置108は、復帰時間計測タイマーをクリアし(ステップ40)、処理を終了する。
ステップ33の処理において、画像形成装置がコピー動作中(コピーモード)でないと判断された場合(ステップ33;N)、コピーモード中フラグがセットされているか否か、即ち、コピーモード中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ42)。
コピーモード中フラグがセットされている場合(ステップ42;Y)、即ち、コピーモード中フラグ=1である場合、監視装置108は、コピーモード中フラグをリセットし(ステップ43)、続いて、コピー動作カウンタにカウント1を加算する(ステップ44)。
次に、監視装置108は、コピー動作カウンタに対応したコピーモード時間を記憶する(ステップ45)。
その後、監視装置108は、コピーモード時間カンタ(カウント)をクリアし(ステップ46)、処理を終了する。
上述した監視装置108における一連の動作に基づいて、コピーモード時間を生成することができる。
一方、コピーモード中フラグがセットされていない場合(ステップ42;N)、即ち、コピーモード中フラグ=1でない場合、監視装置108は、画像形成装置が待機モード状態であるか否かを判断する(ステップ51)。
画像形成装置が待機モード状態である場合(ステップ51;Y)、監視装置108は、待機モード中フラグをセットし(ステップ52)、続いて、待機モード時間を計測するタイマーにカウント1を加算する(ステップ53)。
次に、監視装置108は、省エネモードが解除されるとセットされる復帰中フラグがセットされているか否か、即ち、復帰中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ54)。
復帰中フラグがセットされていない場合(ステップ54;N)、即ち復帰中フラグ≠1である場合、そのまま処理を終了する。
一方、復帰中フラグがセットされている場合(ステップ54;Y)、即ち、復帰中フラグ=1である場合、監視装置108は、復帰時間計測中のタイマーを停止し(ステップ55)、続いて、復帰中のフラグをリセットする(ステップ56)。
次に、監視装置108は、コピー動作カウンタ(コピーモードカウント)に対応した復帰時間を記憶する(ステップ57)。なお、最初のコピーモードの場合には、コピー動作カウンタは“1”となっている。
その後、監視装置108は、復帰時間計測タイマーをクリアし(ステップ58)、処理を終了する。
ステップ51の処理において、画像形成装置が待機モード状態でないと判断された場合(ステップ51;N)、監視装置108は、待機モード中フラグがセットされているか否か、即ち、待機モード中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ59)。
待機モード中フラグがセットされている場合(ステップ59;Y)、即ち、待機モード中フラグ=1である場合、監視装置108は、待機モード中フラグをリセットし(ステップ60)続いて、コピー動作カウンタに対応した待機モード時間を記憶する(ステップ61)。なお、最初のコピーモードの場合、コピー動作カウンタは“1”となっている。
次に、監視装置108は、待機モード時間の計測タイマー(待機モード時間カウント)をクリアし(ステップ62)、処理を終了する。
一方、待機モード中フラグがセットされていない場合(ステップ59;N)、即ち、待機モード中フラグ≠1である場合、監視装置108は、省エネモード中か否かを判断する(ステップ63)。
省エネモード中である場合(ステップ63;Y)、監視装置108は、待機モード中にセットされる待機モード中フラグをリセットし、続いて、省エネモード中フラグをセットする(ステップ64)。
次に、省エネモード時間を計測するタイマーのカウンタにカウント1加算し(ステップ65)、処理を終了する。
省エネモード中でない場合(ステップ63;N)、監視装置108は、省エネモード中フラグがセットされているか否か、即ち、省エネモード中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ66)。
省エネモード中フラグがセットされていない場合(ステップ66;N)、即ち、省エネモード中フラグ≠1である場合、そのまま処理を終了する。
一方、省エネモード中フラグがセットされている場合(ステップ66;Y)、即ち、省エネモード中フラグ=1である場合、省エネモードが解除されたことになるので、監視装置108は、復帰時間を計測するタイマーをスタートさせる(ステップ67)。
次に、監視装置108は、復帰中フラグをセットする(ステップ68)。
続いて、監視装置108は、省エネモード中フラグをリセットし(ステップ69)、省エネモード復帰回数カウントにカウント1を加算する(ステップ70)。
監視装置108は、コピー動作カウンタ(カウント)に対応した省エネモード時間を記憶する(ステップ71)。
そして、監視装置108は、省エネモード時間を計測タイマーをクリアし(ステップ72)、処理を終了する。
図11は、復帰時間を計測するタイマーの制御処理の手順を示したフローチャートである。
なお、ここでは、復帰時間が短く、監視装置108が復帰時間を正確に計測できない場合に動作する制御処理について説明する。即ち、ここでは、復帰時間を予め設定し、そして、タイマーにより時間を計測し、この設定時間になり次第、復帰動作が完了したことを検知する制御処理について説明する。
まず、監視装置108は、復帰中フラグがセットされているか否か、即ち、復帰中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ81)。
復帰中フラグがセットされていない場合(ステップ81;N)、即ち、復帰中フラグ≠1である場合、そのまま処理を終了する。
一方、復帰中フラグがセットされている場合(ステップ81;Y)、即ち、復帰中フラグ=1である場合、監視装置108は、復帰時間を計測するタイマーのカウントを行う(ステップ82)。
次に、監視装置108は、復帰時間を計測するタイマーのカウントが予め設定された値に達したか否か、即ち、復帰時間タイマー=N(予め設定された値)であるか否かを判断する(ステップ83)。
復帰時間を計測するタイマーのカウントが予め設定された値に達していない場合(ステップ83;N)、即ち、復帰時間タイマー≠Nである場合、そのまま処理を終了する。
一方、復帰時間を計測するタイマーのカウントが予め設定された値に達した場合(ステップ83;Y)、即ち、復帰時間タイマー=Nである場合、監視装置108は、復帰中のフラグをリセットし(ステップ84)、続いて、復帰時間計測中のタイマーを停止する(ステップ85)。
続いて、監視装置108は、コピー動作カウンタに対応した復帰時間を記憶する(ステップ86)。なお、最初のコピーモードの場合には、コピー動作カウンタは“1”となっている。
その後、監視装置108は、復帰時間計測タイマーをクリアし(ステップ87)、処理を終了する。
上述した監視装置108における一連の動作は、コピー動作(画像形成動作)毎に実行され、各モードの動作時間はコピー動作カウンタに対応して記憶される。なお、コピー動作カウンタが1の場合には、1回目の一連の動作時間が記憶される。
なお、各モードの累積(累計)時間は、次に説明する代替機の画像形成装置の消費電力を算出する処理、及び画像形成装置の消費電力を算出する処理の中で累積(累計)される。
図12は、画像形成装置からの情報に基づいて、現状の消費電力を算出する処理の手順を示したフローチャートである。
この現状の消費電力を算出する処理は、代替機の選定が行われた場合、又は電力削減目標が入力された時に実行される処理である。
ここでは、各モードの累積(累計)時間から累積(累計)消費電力を算出する処理の手順について説明する。
まず、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計待機時間と、予め設定された現状機の待機時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、現状機の待機時の累計消費電力の算出を行う(ステップ91)。
次に、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計省エネモード時間と、予め設定された現状機の省エネモード時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、省エネモード時の累計消費電力の算出を行う(ステップ92)。
続いて、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計復帰時間と、予め設定された現状機の復帰時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、復帰時の累計消費電力の算出を行う(ステップ93)。
さらに、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計コピー時間と、予め設定された現状機のコピー時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う(ステップ94)。
そして、監視装置108は、上記で算出した待機時の累計消費電力と、省エネモード時の累計消費電力と、復帰時の累計消費電力と、コピー時の累計消費電力と、を合計した現状の消費電力を算出し(ステップ95)、処理を終了する。
図13は、画像形成装置からの情報に基づいて、現状の消費電力を算出する処理の手順を示したフローチャートである。
なお、図13に示す処理では、累計復帰回数と1回の復帰に必要な消費電力(W)とにより、復帰時の累積(累計)消費電力と、累計コピー枚数と1枚のコピー消費電力(W)とにより、コピー時の累積(累計)消費電力を算出する。
まず、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計待機時間と、予め設定された現状機の待機時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、現状機の待機時の累計消費電力の算出を行う(ステップ101)。
次に、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計省エネモード時間と、予め設定された現状機の省エネモード時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、省エネモード時の累計消費電力の算出を行う(ステップ102)。
続いて、監視装置108は、累計復帰回数と1回の復帰に必要な消費電力(W)との積を求め、復帰時の累積(累計)消費電力の算出を行う(ステップ103)。
さらに、監視装置108は、累計コピー枚数と1枚のコピー消費電力(W)との積を求め、コピー時の累積(累計)消費電力の算出を行う(ステップ104)。
そして、監視装置108は、上記で算出した待機時の累計消費電力と、省エネモード時の累計消費電力と、復帰時の累積(累計)消費電力と、コピー時の累積(累計)消費電力と、を合計した現状の消費電力を算出し(ステップ105)、処理を終了する。
次に、省エネモード移行時間が異なる画像形成装置が抽出された場合に、記憶された現状機器の一定期間の動作パターンを、抽出された画像形成装置(代替機)で実施した場合における消費電力の算出処理について説明する。
図14、図15は、省エネモード移行時間が異なる画像形成装置が抽出された場合に、記憶された現状機器の一定期間の動作パターンを、抽出された画像形成装置(代替機)で実施した場合における消費電力の算出処理の手順を示したフローチャートである。
なお、ここでは、省エネモード移行時間が異なる場合、復帰時間の消費電力、待機時間の消費電力、省エネモード時間の消費電力が異なるため、これらの値を補正する処理を行う。
まず、監視装置108は、複数の画像形成装置の仕様、電力情報が蓄積されたデーターベース107を参照することにより、現状機の仕様と同程度の仕様の機器を抽出する(ステップ111)。
次に、監視装置108は、抽出機(代替機)の省エネモード移行時間と現状機の省エネモード移行時間とが異なるか否かを判断する(ステップ112)。
抽出機(代替機)の省エネモード移行時間と現状機の省エネモード移行時間とが異ならない場合(ステップ112;N)、即ち、抽出機(代替機)の省エネモード移行時間と現状機の省エネモード移行時間とが同じ場合、監視装置108は、後述する、図17に示す代替機の消費電力の算出処理におけるステップ211の処理に進む。
一方、抽出機(代替機)の省エネモード移行時間と現状機の省エネモード移行時間とが異なる場合(ステップ112;Y)、監視装置108は、現状機器の省エネモード移行時間(本実施例では15分に設定)及び、代替機の省エネモード移行時間(本実施例は1分に設定)を確認する。
そして、監視装置108は、現状機器の省エネモード移行時間(本実施例は15分)より、代替機の省エネモード移行時間が短いか否かを判断する(ステップ113)。
現状機器の省エネモード移行時間(本実施例は15分)より、代替機の省エネモード移行時間が短い場合(ステップ113;Y)、監視装置108は、確認した省エネモード移行時間(15分)内に、コピー動作が実施されているか否か、対象画像形成装置の使用状況を一定期間監視し記憶した使用状況情報に基づいて判断する(ステップ114)。
省エネモード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された場合(ステップ114;Y)、即ち、待機モード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された場合、復帰時間は増加するので、復帰時の消費電力も増加する。
ここで監視装置108は、待機モード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された回数(発生回数)の累積(累計)復帰時間を生成(算出)する(ステップ115)。この累積(累計)復帰時間は、復帰する時間とこのコピー動作が実施された回数との積により求めることができる。
次に、監視装置108は、このコピー動作が実施された回数(発生回数)の累積(累計)待機モード時間を生成(算出)する(ステップ116)。この累積(累計)待機モード時間は代替機の省エネモード移行時間(1分)と、このコピー動作が実施された回数との積により求めることができる。
続いて、監視装置108は、このコピー動作が実施された回数(発生回数)の累積(累計)省エネモード時間を生成(算出)する(ステップ117)。
この省エネモード時間は、記憶された(実測)の待機モード時間から代替機の省エネモード移行時間(1分)〕を減算することにより求められる。
さらに、この計算を、この動作パターンに基づいて実施することにより、累計省エネモード時間を算出することができる。
次に、監視装置108は、上記回数以外の累計待機モード時間を生成(算出)する(ステップ118)。
代替機の省エネモード移行時間は1分に設定されているため、この時間が待機時間となり、この待機時間と省エネモード移行回数との積を求めることにより累計待機モード時間が算出される。
続いて、監視装置108は、上記以外の累計省エネモード時間の生成(算出)を行う(ステップ119)。
省エネモード時間は、現状の省エネモード移行時間(15分)から代替機の省エネモード移行時間(1分)を減算し、この値に記憶された(実測の)省エネモード時間を加算することにより求められる。
この計算を上記以外の動作パターンに付いて実施することにより、この累計省エネモード時間を算出することができる。
次に、監視装置108は、上記の累計待機モード時間の算出を行い、この時間と代替機の待機モード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機の待機モードの累計消費電力の算出を行う(ステップ120)。
続いて、監視装置108は、上記の累計省エネモード時間の算出を行い、この時間と代替機の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機の省エネモードの累計消費電力の算出を行う(ステップ121)。
そして、監視装置108は、上記の累計復帰時間と、記憶された累計復帰時間の合計時間と、復帰時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、復帰する時の累計消費電力の算出を行う(ステップ122)。
その後、監視装置108は、コピー時間の累計とコピー動作時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う(ステップ123)。なお、ここではコピー動作時の補正は不要であるため、そのままの、コピー時間の累計とコピー動作時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う。
続いて、監視装置108は、代替機の、一定期間の累計の消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出し(ステップ124)、ステップ130の処理へ進む。
ステップ114の処理において、確認した省エネモード移行時間(15分)以内に、実施したコピー動作モードがない場合(ステップ114;N)、監視装置108は、次に、累計待機時間の生成を行う。
累計待機時間の生成は、代替機の省エネモード移行時間が1分なので、この時間が待機モード時間になり、この待機モード時間と省エネモード移行(復帰)回数との積を求めることにより算出できる。
監視装置108は、累計待機モード時間と代替機の待機モード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求めることにより、代替機の待機モードの累計消費電力を算出する(ステップ125)。
次に、監視装置108は、累計省エネモード時間の生成を行い、この累計省エネモード時間と代替機の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求めることにより、代替機の省エネモードの累計消費電力を算出する(ステップ126)。
なお、代替機の省エネモード時間は、現状の省エネモード移行時間(15分)から代替機の省エネモード移行時間(1分)を減算し、この値に、記憶(実測)された現状機の省エネモード時間を加算することにより求めることができる。
この計算を記憶された一定期間のコピー動作パターンに付いて実施し、合計することにより、累積(累計)省エネモード時間を求めることができる。
この累積(累計)省エネモード時間と代替機の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求めることにより代替機の省エネモードの累計消費電力が算出できる。
次に、監視装置108は、省エネモードから復帰する時の復帰時間の累計と代替機の復帰時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、復帰する時の累計消費電力の算出を行う(ステップ127)。
なお、ここでは15分以内のコピー動作はないため、復帰時間の補正は不要となり、そのままの復帰時間の累計と代替機の復帰時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、復帰する時の累計消費電力の算出を行う。
続いて、監視装置108は、コピー時間の累計とコピー動作時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う(ステップ128)。
なお、ここでも、コピー動作時の補正は不要となるため、そのままのコピー時間の累計とコピー動作時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う。
次に、監視装置108は、代替機の、一定期間の累計消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出する(ステップ129)。
そして、監視装置108は、この算出結果(代替機の消費電力)と現状の一定期間の消費電力(別フローにて算出)との比較を行い、現状の消費電力が代替機の消費電力より大きいか否かを判断する(ステップ130)。
比較した結果、現状の消費電力が代替機の消費電力より大きい場合(ステップ130;Y)、即ち、代替機の消費電力が現状の消費電力より小さい場合、監視装置108は、上記代替機器と現在使用している機器の消費電力表示する(ステップ131)。
監視装置18は、上記代替機器と現在使用している機器の消費電力を二酸化炭素(CO2)排出量に換算して表示し(ステップ132)、上記代替機器の仕様、コスト等をデーターべース107を参照し電力監視装置に表示する(ステップ133)。
続いて、監視装置108は、上記代替機器と現在使用している機器の消費電力及び二酸化炭素(CO2)排出量を外部クライアント116に送信する(ステップ134)。
その後、監視装置108は、データーべース107を参照して、上記代替機器の仕様、コスト等を外部クライアント116に送信し(ステップ135)、処理を終了する。
一方、比較した結果、現状の消費電力が代替機の消費電力より小さい場合(ステップ130;N)、監視装置108は、現状の機器の消費電力が最適である表示を行い(ステップ136)、その後、現状の機器の消費電力が最適である信号を外部クライアント116に送信し(ステップ137)、処理を終了する。
ステップ113の処理において、現状機器の省エネモード移行時間(本実施例は15分)より、代替機の省エネモード移行時間が短い場合(ステップ113;Y)、即ち、代替機の省エネモード移行時間が、現状機の省エネモード移行時間より長い場合、監視装置108は、確認した省エネモード移行時間(15分)内に、コピー動作が実施されているか否か、現状機(対象画像形成装置)の使用状況を一定期間監視し記憶した使用状況情報に基づいて判断する(ステップ138)。
省エネモード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された場合(ステップ138;Y)、即ち、待機モード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された場合、復帰時間は増加するので、復帰時の消費電力も増加する。
ここで監視装置108は、復帰に必要とする時間(復帰時間)と15分以内に実施したコピー動作モード回数との積を求め、この値を記憶された累計復帰時間から減算し、省エネモード移行時間を15分にした時の累計復帰時間を生成する(ステップ139)。
次に、監視装置108は、15分以内に実施したコピー動作モード回数の累計待機時間の算出を行う(ステップ140)。
コピー動作モード回数の累計待機時間は、現状の待機時間(1分)に記憶(実測)された省エネモード時間を加算する計算を、15分以内に実施されたコピー動作パターンに付いて行うことにより算出する。
これにより省エネモード時間が待機モード時間に置き換わったので、次に、監視装置108は、この省エネモード時間を累積(累計)省エネモード時間から減算し、発生回数分を削除した累計省エネモード時間の生成(算出)を行う(ステップ141)。
続いて、監視装置108は、上記以外の累積(累計)待機モード時間の算出を行う(ステップ142)。
上記以外の累積(累計)待機モード時間の算出は、総省エネモード移行回数から、15分以内に発生した省エネモード移行回数を減算し、この値と待機モード時間(15分)の積を求めることにより行う。
次に、監視装置108は、上記以外の累積(累計)省エネモード時間の算出(生成)を行う(ステップ143)。
上記以外の累積(累計)省エネモード時間の算出は、上記以外の記憶された(実測)の省エネモード移行時間から待機モード時間(15分)と省エネモード移行時間(1分)を減算する処理を上記以外の省エネモード移行が発生した動作パターンに付いて実施することにより行う。
上記の累計待機モード時間の算出を行った後、監視装置108は、累計待機モード時間と代替機の待機モード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機の待機モードの累計消費電力の算出を行う(ステップ144)。
次に、監視装置108は、上記の累計省エネモード時間の算出を行い、この時間と代替機の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機の省エネモードの累計消費電力の算出を行う(ステップ145)。
続いて、監視装置108は、上記の累計復帰時間と、復帰時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、復帰する時の累計消費電力の算出を行う(ステップ146)。
次に、監視装置108は、コピー時間の累計とコピー動作時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う(ステップ147)。
なお、ここではコピー動作時の補正は不要であるため、そのままのコピー時間の累計とコピー動作時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う。
次に、監視装置108は、代替機の一定期間の累計の消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出し(ステップ148)、ステップ154の処理へ進む。
ステップ138処理において、確認した省エネモード移行時間(15分)以内に、実施したコピー動作モードがない場合(ステップ138;N)、監視装置108は、1分間の省エネモード移行時間(待機時間)を15分に設定し、この時間を現状の省エネモード時間から差し引いた値を省エネモード時間とし、代替機の消費電力を算出する。
詳しくは、監視装置108は、代替機の省エネモード移行時間(15分)と省エネモード移行回数との積を求めて累計待機モード時間を生成する。そして、この累計待機モード時間と代替機の待機モード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、待機モードの累計消費電力を算出する(ステップ149)。
次に、監視装置108は、累計省エネモード時間の生成を行い、この累計省エネモード時間と代替機の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求めることにより、代替機の省エネモードの累計消費電力を算出する(ステップ150)。
なお、代替機の省エネモード時間は、現状の省エネモード移行時間(15分)から代替機の省エネモード移行時間(1分)を減算し、この値に、記憶(実測)された現状機の省エネモード時間を加算することにより求めることができる。
この計算を記憶された一定期間のコピー動作パターンに付いて実施し、合計することにより、累積(累計)省エネモード時間を求めることができる。
この累積(累計)省エネモード時と代替機の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求めることにより代替機の省エネモードの累計消費電力が算出できる。
次に、監視装置108は、省エネモードから復帰する時の復帰時間の累計と代替機の復帰時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、復帰する時の累計消費電力の算出を行う(ステップ151)。
なお、ここでは15分以内のコピー動作はないため、復帰時間の補正は不要となり、そのままの復帰時間の累計と代替機の復帰時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、復帰する時の累計消費電力の算出を行う。
続いて、監視装置108は、コピー時間の累計とコピー動作時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う(ステップ152)。
なお、ここでも、コピー動作時の補正は不要となるため、そのままのコピー時間の累計とコピー動作時の代替機の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う。
次に、監視装置108は、代替機の、一定期間の累計消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出する(ステップ153)。
そして、監視装置108は、この算出結果(代替機の消費電力)と現状の一定期間の消費電力(別フローにて算出)との比較を行い、現状の消費電力が代替機の消費電力より大きいか否かを判断する(ステップ154)。
比較した結果、現状の消費電力が代替機の消費電力より大きい場合(ステップ154;Y)、即ち、代替機の消費電力が現状の消費電力より小さい場合、監視装置108は、上記代替機器と現在使用している機器の消費電力表示し(ステップ155)する。
監視装置18は、上記代替機器と現在使用している機器の消費電力を二酸化炭素(CO2)排出量に換算して表示し(ステップ156)、上記代替機器の仕様、コスト等をデーターべース107を参照し監視装置108に表示する(ステップ157)。
続いて、監視装置108は、上記代替機器と現在使用している機器の消費電力及び二酸化炭素(CO2)排出量を外部クライアント116に送信し(ステップ158)する。
その後、監視装置108は、データーべース107を参照して、上記代替機器の仕様、コスト等を外部クライアント116に送信し(ステップ159)、処理を終了する。
一方、比較した結果、現状の消費電力が代替機の消費電力より小さい場合(ステップ154;N)、監視装置108は、現状の機器の消費電力が最適である表示を行い(ステップ160)、その後、現状の機器の消費電力が最適である信号を外部クライアント116に送信し(ステップ161)、処理を終了する。
次に、算出した一定期間の消費電力、電気料金及び二酸化炭素(CO2)排出量に換算し表示する処理について説明する。
図16は、算出した一定期間の消費電力、電気料金及び二酸化炭素(CO2)排出量に換算し表示する処理の手順を示したフローチャートである。
まず、監視装置108は、代替機の消費電力を算出した結果があるか否かを判断する(ステップ171)。なお、代替機の消費電力は、上述した処理、又は後述する代替機の消費電力の算出処理を施すことにより算出される。
代替機の消費電力を算出した結果がない場合(ステップ171;N)、そのまま処理を終了する。
一方、代替機の消費電力を算出した結果がある場合(ステップ171;Y)、監視装置108は、算出した代替機の消費電力を電気料金に換算するために、換算する計算(代替機消費電力×23円(KWh))を実施して、結果を表示する(ステップ172)。
次に、監視装置108は、代替機の消費電力を二酸化炭素(CO2)の排出量に換算し、結果を表示する(ステップ173)。
続いて、監視装置108は、現状の機器の消費電力を電気料金に換算して表示する(ステップ174)。
そして、監視装置108は、現状の機器の消費電力を二酸化炭素(CO2)の排出量に換算し表示し(ステップ175)、処理を終了する。
なお、日本の標準的、電気料金換算値は、23円/KWhであり、二酸化炭素(CO2)排出係数は、環境省の「平成15年度 温室効果ガス排出量算定方法検討会」を使用して計算し、一般電気事業者0.377kgCO/kWh(平成15年8月22日)を標準値(デフォルト)とする。
次に、上述したステップ15における現状の画像形成装置の一定期間の動作パターンを抽出された機器で実施した場合における消費電力の算出処理、即ち、代替機の消費電力の算出処理について説明する。
図17は、省エネモード移行時間が同じ、機器が抽出された場合における、記憶された現状機器の一定期間の動作パターンを抽出された機器(代替機)で実施した場合の消費電力の算出処理の手順について示したフローチャートである。
なお、ここでは、省エネモード移行時間が同じであるため、復帰時間の消費電力、待機時間の消費電力、省エネモード時間の消費電力の補正は必要ない。従って、代替機の各モード毎の電力と各モードの累計時間との積を求める。
本実施の形態では、本実施例の場合には、抽出機(代替機)が3台存在すると仮定して説明する。
まず、監視装置108は、複数の画像形成装置の個々の電力情報及び価格を含む仕様情報を記憶したデーターベース107より、現在使用している画像形成装置と同程度の、代替機を抽出する(ステップ210)。
次に、監視装置108は、抽出された画像形成装置1(抽出機器1)が、現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が同じか否かを判断する(ステップ211)。
現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が異なる場合(ステップ211;N)、ステップ217の処理に進む。
現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が同じ場合(ステップ211;Y)、監視装置108は、画像形成装置から動作モードの情報を取得し、動作モード毎の動作時間を生成する処理(図8〜10に示すフローチャート)により、待機時間(待機モード時間)の累計を行う。
そして、監視装置108は、この累計待機時間(待機モード時間)とデーターベースに予め記憶された抽出機1の待機モード時における1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機1の待機モードの累計消費電力の算出を行う(ステップ212)。
次に、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、省エネモード時間の累計を行い、この累計省エネモード時間とデーターベースに予め記憶された抽出機1の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機1の省エネモード時の累計消費電力の算出を行う(ステップ213)。
また、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、復帰時間の累積(累計)を行い、この累積(累計)復帰時間とデーターベースに予め記憶された抽出機1の復帰時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機1の復帰時の累計消費電力の算出を行う(ステップ214)。
さらに、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、コピー動作時間の累積(累計)を行い、この累積(累計)コピーモード動作時間とデーターベースに予め記憶された抽出機1のコピー動作時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機1のコピー動作時の累計消費電力の算出を行う(ステップ215)。
次に、監視装置108は、抽出機1の、一定期間の累計消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出する(ステップ216)。
次に、監視装置108は、次に(2番目に)抽出された画像形成装置(抽出機器2)が、現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が同じか否かを判断する(ステップ217)。
現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が異なる場合(ステップ217;N)、ステップ223の処理に進む。
現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が同じ場合(ステップ217;Y)、監視装置108は、画像形成装置から動作モードの情報を取得し、動作モード毎の動作時間を生成する処理(図8〜10に示すフローチャート)により、待機時間(待機モード時間)の累計を行う。
そして、監視装置108は、この累計待機時間(待機モード時間)とデーターベースに予め記憶された抽出機2の待機モード時における1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機2の待機モードの累計消費電力の算出を行う(ステップ218)。
次に、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、省エネモード時間の累計を行い、この累計省エネモード時間とデーターベースに予め記憶された抽出機2の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機2の省エネモード時の累計消費電力の算出を行う(ステップ219)。
また、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、復帰時間の累積(累計)を行い、この累積(累計)復帰時間とデーターベースに予め記憶された抽出機2の復帰時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機2の復帰時の累計消費電力の算出を行う(ステップ220)。
さらに、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、コピー動作時間の累積(累計)を行い、この累積(累計)コピーモード動作時間とデーターベースに予め記憶された抽出機2のコピー動作時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機2のコピー動作時の累計消費電力の算出を行う(ステップ221)。
次に、監視装置108は、抽出機2の、一定期間の累計消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出する(ステップ222)。
次に、監視装置108は、次に(3番目に)抽出された画像形成装置(抽出機器3)が、現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が同じか否かを判断する(ステップ223)。
現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が異なる場合(ステップ223;N)、図14に示すステップ112の処理に進む。
現在使用している画像形成装置と省エネモード移行時間が同じ場合(ステップ223;Y)、監視装置108は、画像形成装置から動作モードの情報を取得し、動作モード毎の動作時間を生成する処理(図8〜10に示すフローチャート)により、待機時間(待機モード時間)の累計を行う。
そして、監視装置108は、この累計待機時間(待機モード時間)とデーターベースに予め記憶された抽出機3の待機モード時における1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機3の待機モードの累計消費電力の算出を行う(ステップ224)。
次に、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、省エネモード時間の累計を行い、この累計省エネモード時間とデーターベースに予め記憶された抽出機3の省エネモード時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機3の省エネモード時の累計消費電力の算出を行う(ステップ225)。
また、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、復帰時間の累積(累計)を行い、この累積(累計)復帰時間とデーターベースに予め記憶された抽出機3の復帰時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機3の復帰時の累計消費電力の算出を行う(ステップ226)。
さらに、監視装置108は、同様に、図8〜10に示すフローチャートにおいて、コピー動作時間の累積(累計)を行い、この累積(累計)コピーモード動作時間とデーターベースに予め記憶された抽出機3のコピー動作時の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、代替機3のコピー動作時の累計消費電力の算出を行う(ステップ227)。
次に、監視装置108は、抽出機3の、一定期間の累計消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出する(ステップ228)。
次に、監視装置108は、上記抽出機3台の消費電力の算出結果の表示と現在使用している画像形成装置の消費電力表示を行う(ステップ229)。
続いて、監視装置108は、現在使用している画像形成装置の消費電力と抽出機1〜3の消費電力の算出結果との比較を行い、一番消費電力少ない機器を選定する(ステップ230)。
そして、監視装置108は、上記選定した機器と現在使用している画像形成装置の消費電力を二酸化炭素(CO2)排出量に換算して表示する(ステップ231)。
なお、ここでの換算では、環境省の「平成15年度 温室効果ガス排出量算定方法検討会」を使用して計算し、0.377kgCO2/kWh(平成15年8月22日)の標準値を使用する。
次に、監視装置108は、上記選択した機器の仕様、コスト等をデーターべース107を参照し監視装置108に表示する(ステップ232)。
続いて、監視装置108は、上記選択した機器と現在使用している機器の消費電力及び二酸化炭素(CO2)排出量を外部クライアント116に送信する(ステップ233)。
そして、監視装置108は、データーべース107を参照して、上記選択した機器の仕様、コスト等を求め外部クライアント116に送信し(ステップ234)、処理を終了する。
なお、監視装置108から抽出機の3台の算出した消費電力及び二酸化炭素(CO2)排出量、3台の機器の仕様、コスト等を外部クライアント116に送信し、外部クライアント116側で選択を受け付けるようにしてもよい。
次に、上述したステップ17における消費電力が少ない最適な画像形成装置を選択する処理について説明する。
図18は、代替機と現在使用している画像形成装置の消費電力及び仕様を表示し、消費電力が少ない最適な画像形成装置を選択する処理の手順を示したフローチャートである。
まず、監視装置108は、抽出機1の消費電力の算出結果があるか否かを判断する(ステップ181)。
抽出機1の消費電力の算出結果がない場合(ステップ181;N)、ステップ189の処理に進む。
抽出機1の消費電力の算出結果がある場合(ステップ181;Y)、監視装置108は、抽出機1の算出した消費電力を表示する(ステップ182)。
次に、監視装置108は、抽出機1の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ183)。
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
続いて、監視装置108は、算出した現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の消費電力を表示する(ステップ184)。
次に、監視装置108は、現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ185)
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
次に、監視装置108は、抽出機1を選択した入力がないか否かを判断する(ステップ186)。
抽出機1を選択した入力がない場合(ステップ186;Y)、監視装置108は、現状の画像形成装置を選択した入力があるか否かを判断する(ステップ187)。
抽出機1を選択した入力がある場合(ステップ186;N)、及び、現状の画像形成装置を選択した入力がある場合(ステップ187;Y)、監視装置108は、選択された機器(画像形成装置)を表示し(ステップ188)、処理を終了する。
一方、現状の画像形成装置を選択した入力がない場合(ステップ187;N)、監視装置108は、抽出機2の消費電力の算出結果があるか否かを判断する(ステップ189)。
抽出機2の消費電力の算出結果がない場合(ステップ189;N)、ステップ197の処理に進む。
抽出機2の消費電力の算出結果がある場合(ステップ189;Y)、監視装置108は、抽出機2の算出した消費電力を表示する(ステップ190)。
次に、監視装置108は、抽出機2の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ191)。
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
続いて、監視装置108は、算出した現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の消費電力を表示する(ステップ192)。
次に、監視装置108は、現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ193)
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
次に、監視装置108は、抽出機2を選択した入力がないか否かを判断する(ステップ194)。
抽出機2を選択した入力がない場合(ステップ194;Y)、監視装置108は、現状の画像形成装置を選択した入力があるか否かを判断する(ステップ195)。
抽出機1を選択した入力がある場合(ステップ194;N)、及び、現状の画像形成装置を選択した入力がある場合(ステップ195;Y)、監視装置108は、選択された機器(画像形成装置)を表示し(ステップ196)、処理を終了する。
一方、現状の画像形成装置を選択した入力がない場合(ステップ195;N)、監視装置108は、抽出機3の消費電力の算出結果があるか否かを判断する(ステップ197)。
抽出機3の消費電力の算出結果がない場合(ステップ197;N)、そのまま処理を終了する。
抽出機3の消費電力の算出結果がある場合(ステップ197;Y)、監視装置108は、抽出機3の算出した消費電力を表示する(ステップ198)。
次に、監視装置108は、抽出機3の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ199)。
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
続いて、監視装置108は、算出した現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の消費電力を表示する(ステップ200)。
次に、監視装置108は、現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ201)
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
次に、監視装置108は、抽出機3を選択した入力がないか否かを判断する(ステップ202)。
抽出機3を選択した入力がない場合(ステップ202;Y)、監視装置108は、現状の画像形成装置を選択した入力があるか否かを判断する(ステップ203)。
抽出機3を選択した入力がある場合(ステップ202;N)、及び、現状の画像形成装置を選択した入力がある場合(ステップ203;Y)、監視装置108は、選択された機器(画像形成装置)を表示し(ステップ204)、処理を終了する。
ユーザは、表示された情報に基づいて、使用する機器(画像形成装置)を選択し、その選択情報を監視装置108に入力する。
監視装置108は、入力された選択情報に基づいて、該当する画像形成装置による画像形成処理を実行する命令(指令)を図示しない所定の画像形成システム管理装置、又は該当する画像形成装置に出し、画像形成処理を実行させる。
次に、監視装置108から抽出機の3台の算出した消費電力及び二酸化炭素(CO2)排出量、3台の機器の仕様、コスト等を外部クライアント116に送信して、外部クライアント116側で、抽出機の消費電力及びその仕様、現在使用している画像形成装置の消費電力及びその仕様を表示し、消費電力が少ない画像形成装置の選択を受け付ける処理について説明する。
図19は、外部クライアント116側において、監視装置108から送信された、抽出機の消費電力及びその仕様、現在使用している画像形成装置の消費電力及びその仕様を表示し、消費電力が少ない最適な画像形成装置を選択する処理の手順を示したフローチャートである。
外部クライアント116は、抽出機1の消費電力の算出結果があるか否かを判断する(ステップ241)。
抽出機1の消費電力の算出結果がない場合(ステップ241;N)、ステップ249の処理に進む。
抽出機1の消費電力の算出結果がある場合(ステップ241;Y)、外部クライアント116は、抽出機1の算出した消費電力を表示する(ステップ242)。
次に、外部クライアント116は、抽出機1の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ243)。
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
続いて、外部クライアント116は、算出した現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の消費電力を表示する(ステップ244)。
次に、外部クライアント116は、現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ245)
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
次に、外部クライアント116は、抽出機1を選択した入力がないか否かを判断する(ステップ246)。
抽出機1を選択した入力がない場合(ステップ246;Y)、外部クライアント116は、現状の画像形成装置を選択した入力があるか否かを判断する(ステップ247)。
抽出機1を選択した入力がある場合(ステップ246;N)、及び、現状の画像形成装置を選択した入力がある場合(ステップ247;Y)、外部クライアント116は、選択された機器(画像形成装置)を表示し(ステップ248)、処理を終了する。
一方、現状の画像形成装置を選択した入力がない場合(ステップ247;N)、外部クライアント116は、抽出機2の消費電力の算出結果があるか否かを判断する(ステップ249)。
抽出機2の消費電力の算出結果がない場合(ステップ249;N)、ステップ257の処理に進む。
抽出機2の消費電力の算出結果がある場合(ステップ249;Y)、外部クライアント116は、抽出機2の算出した消費電力を表示する(ステップ250)。
次に、外部クライアント116は、抽出機2の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ251)。
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
続いて、外部クライアント116は、算出した現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の消費電力を表示する(ステップ252)。
次に、外部クライアント116は、現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ253)
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
次に、外部クライアント116は、抽出機2を選択した入力がないか否かを判断する(ステップ254)。
抽出機2を選択した入力がない場合(ステップ254;Y)、外部クライアント116は、現状の画像形成装置を選択した入力があるか否かを判断する(ステップ255)。
抽出機1を選択した入力がある場合(ステップ254;N)、及び、現状の画像形成装置を選択した入力がある場合(ステップ255;Y)、外部クライアント116は、選択された機器(画像形成装置)を表示し(ステップ256)、処理を終了する。
一方、現状の画像形成装置を選択した入力がない場合(ステップ255;N)、外部クライアント116は、抽出機3の消費電力の算出結果があるか否かを判断する(ステップ257)。
抽出機3の消費電力の算出結果がない場合(ステップ257;N)、そのまま処理を終了する。
抽出機3の消費電力の算出結果がある場合(ステップ257;Y)、外部クライアント116は、抽出機3の算出した消費電力を表示する(ステップ258)。
次に、外部クライアント116は、抽出機3の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ259)。
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
続いて、外部クライアント116は、算出した現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の消費電力を表示する(ステップ260)。
次に、外部クライアント116は、現状の機器(現在使用中の画像形成装置)の製品価格も含む仕様を表示する(ステップ261)
ここでは、仕様例として、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間(ウォームアップ時間)、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間(復帰時間)、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能又はオプション機能等が表示される。なお、これらの全ての情報を表示する必要は無いため、この内の任意の一部の情報を表示するようにしてもよい。
次に、外部クライアント116は、抽出機3を選択した入力がないか否かを判断する(ステップ262)。
抽出機3を選択した入力がない場合(ステップ262;Y)、外部クライアント116は、現状の画像形成装置を選択した入力があるか否かを判断する(ステップ263)。
抽出機3を選択した入力がある場合(ステップ262;N)、及び、現状の画像形成装置を選択した入力がある場合(ステップ263;Y)、外部クライアント116は、選択された機器(画像形成装置)を表示し(ステップ264)、処理を終了する。
ユーザは、表示された情報に基づいて、使用する機器(画像形成装置)を選択し、その選択情報を外部クライアント116に入力する。
外部クライアント116は、入力された選択情報に基づいて、該当する画像形成装置による画像形成処理を実行する命令(指令)を図示しない所定の画像形成システム管理装置、又は該当する画像形成装置に出し、画像形成処理を実行させる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数の画像形成装置における、個々の仕様及び電力情報を記憶したデーターベース107を設け、監視装置108において、データーベース107に基づく現在使用中の画像形成装置と同程度の代替機の抽出処理、現在使用中の画像形成装置の一定期間の消費電力の算出処理、現在使用中の画像形成装置の一定期間の動作状態の監視処理、この監視結果の記憶処理、この記憶された動作状態と同じ動作を抽出した代替機で実施した場合の消費電力の算出処理、現在使用中の画像形成装置と代替機の消費電力の表示処理を実行することにより、ユーザに対して、消費電力が少ない代替機の選択を適切に促すことができる。
即ち、ユーザは、ユーザの使用状況に応じた、より消費電力の少ない画像形成装置の選択を容易に行うことができる。
従って、ユーザの利便性を考慮しつつ、画像形成装置における省電力化を適切に図ることができる電力監視装置及び電力監視ネットワークシステムを提供することができる。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。 インターネットを使用した電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。 本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムに接続される画像形成装置における回路構成の一例を示した図である。 画像形成装置システムにおける動作パターンの一例を示した図である。 省エネモード移行時間を変えた場合における動作パターンの一例を示した図である。 画像形成装置毎のコピー枚数と消費電力との関係を示したグラフである。 本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける画像形成装置の代替機を選択する処理の手順を示したフローチャートである。 監視装置における対象画像形成装置における動作モードの検知処理の手順を示したフローチャートである。 監視装置における対象画像形成装置における動作モードの検知処理の手順を示したフローチャートである。 監視装置における対象画像形成装置における動作モードの検知処理の手順を示したフローチャートである。 復帰時間を計測するタイマーの制御処理の手順を示したフローチャートである。 画像形成装置からの情報に基づいて、現状の消費電力を算出する処理の手順を示したフローチャートである。 画像形成装置からの情報に基づいて、現状の消費電力を算出する処理の手順を示したフローチャートである。 省エネモード移行時間が異なる画像形成装置が抽出された場合に、記憶された現状機器の一定期間の動作パターンを、抽出された画像形成装置(代替機)で実施した場合における消費電力の算出処理の手順を示したフローチャートである。 省エネモード移行時間が異なる画像形成装置が抽出された場合に、記憶された現状機器の一定期間の動作パターンを、抽出された画像形成装置(代替機)で実施した場合における消費電力の算出処理の手順を示したフローチャートである。 算出した一定期間の消費電力、電気料金及び二酸化炭素(CO2)排出量に換算し表示する処理の手順を示したフローチャートである。 省エネモード移行時間が同じ、機器が抽出された場合における、記憶された現状機器の一定期間の動作パターンを抽出された機器(代替機)で実施した場合の消費電力の算出処理の手順について示したフローチャートである。 代替機と現在使用している画像形成装置の消費電力及び仕様を表示し、消費電力が少ない最適な画像形成装置を選択する処理の手順を示したフローチャートである。 外部クライアント側において、監視装置から送信された、抽出機の消費電力及びその仕様、現在使用している画像形成装置の消費電力及びその仕様を表示し、消費電力が少ない最適な画像形成装置を選択する処理の手順を示したフローチャートである。
符号の説明
114 ルータ
108 監視装置
104 画像形成装置
103 画像形成装置
110 画像形成装置
111 画像形成装置
109 PC
112 FAX
113 照明設備制御装置
105 空調機
115 入退出管理システム
130 インターネット
107 データーベース
116 外部クライアント
140 光センサ

Claims (18)

  1. 画像形成装置とネットワークを介して接続された電力監視装置であって、
    ネットワーク接続された画像形成装置の内、現在動作中の画像形成装置の動作状態を監視する監視手段と、
    前記現在動作中の画像形成装置の消費電力を記憶する消費電力記憶手段と、
    複数の画像形成装置の仕様の情報、及びそれぞれの画像形成装置における消費電力の情報が格納されたデーターベースと、
    前記監視手段により検出された動作状態、及び、前記消費電力記憶手段により記憶された消費電力を、前記データーベースに格納されている情報と照らし合わせ、前記データーベースに格納されている画像形成装置の中から、前記現在動作中の画像形成装置より少ない消費電力で同様の画像形成処理を行うことが可能な画像形成装置を、電力消費量が低い代替え可能な画像形成装置として選定する選定手段と、
    を備えたことを特徴とする電力監視装置。
  2. 前記選定手段により選定された結果を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された画像形成装置の選択を受け付ける受付手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力監視装置。
  3. 画像形成装置とネットワークを介して接続された電力監視装置であって、
    複数の画像形成装置の仕様の情報、及び、それぞれの画像形成装置における、画像形成の動作モードに対応した消費電力の情報が格納されたデーターベースと、
    現在動作中の画像形成装置の一定期間の動作状態を監視し記憶する監視記憶手段と、
    前記監視記憶手段により記憶された情報に基づいて、現在動作中の画像形成装置の一定期間の消費電力を算出する第1の電力算出手段と、
    前記データーベースより、当該電力監視装置による監視が可能な少なくとも1つの画像形成装置を代替機として抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された代替機の消費電力を、前記監視記憶手段に記憶された動作状態及び前記データーベースに記憶された代替機の動作モードに対応した消費電力に基づいて算出する第2の電力算出手段と、
    前記第1の電力算出手段の算出結果と前記第2の電力算出手段の算出結果に基づいて、電力消費量が低い代替え可能な画像形成装置を1つ選定する選定手段と、
    を備えたことを特徴とする電力監視装置。
  4. 前記第1の電力算出手段の算出結果、及び、前記第2の電力算出手段の算出結果を表示する表示手段と、
    前記代替機または前記画像形成装置のいずれかの選択を受け付ける受付手段と、
    を備え、
    前記選定手段は、前記受付手段により受け付けられた選択情報に基づいて、電力消費量が低い代替え可能な画像形成装置を1つ選定することを特徴とする請求項3に記載の電力監視装置。
  5. 前記表示手段は、前記第1の電力算出手段の算出結果、及び、前記第2の電力算出手段の算出結果と共に、それぞれの画像形成装置の仕様を表示することを特徴とする請求項4記載の電力監視装置。
  6. 前記選定手段により選定された画像形成装置の内、前記第2の電力算出手段の算出結果が最も小さいものを画像形成処理を振り替える代替機として特定することを特徴とする請求項3記載の電力監視装置。
  7. 前記受付手段により受け付けられた画像形成装置を画像形成処理を振り替える代替機として特定することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の電力監視装置。
  8. 前記第1の電力算出手段は、前記現在動作中の画像形成装置から取得したこの画像形成装置における消費電力の情報に基づいて、現在動作中の画像形成装置の一定期間の消費電力を算出することを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置。
  9. 前記監視手段、または、前記監視記憶手段は、現在動作中の画像形成装置の動作状態として、画像形成装置の複写動作間隔を監視することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置。
  10. 前記画像形成装置は、画像形成動作終了後に一定時間が経過すると前記画像形成装置の使用電力を削減する省エネモード期間を有し、
    前記監視手段、または、前記監視記憶手段は、現在動作中の画像形成装置の動作状態として、前記省エネモードに移行する時間を監視することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置。
  11. 前記データーベースは、画像形成装置の仕様の情報として、製品価格、時間当りの画像形成枚数、主電源ON後、画像形成動作が可能になる時間、省エネモード解除後に画像形成動作が可能になる時間、変倍機能、画像編集機能、両面/集約/分割機能またはオプション機能のうちの少なくともいずれか1つを格納することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置。
  12. 前記データーベースは、画像形成装置における消費電力の情報として、画像形成装置の待機時の消費電力、画像形成時の消費電力または画像形成枚数、省エネモード時の消費電力、主電源ON時のウォームアップ時の消費電力、省エネモード解除時の復帰時の消費電力のうちの少なくともいずれか1つを格納することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置。
  13. 前記消費電力記憶手段に記憶された前記現在動作中の画像形成装置の消費電力を二酸化炭素排出量に変換する変換手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力監視装置。
  14. 前記第1の電力算出手段の算出結果、及び、前記第2の電力算出手段の算出結果を二酸化炭素排出量に変換する変換手段を備えたことを特徴とする請求項3から請求項12のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置。
  15. 前記データーベースは、当該電力監視装置とネットワークを介して接続されていることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置。
  16. 当該電力監視装置は、クライアント装置とネットワーク接続され、
    前記消費電力記憶手段に記憶された前記現在動作中の画像形成装置の消費電力、又は、前記第1の電力算出手段の算出結果と前記第2の電力算出手段の算出結果を、前記クライアント装置へ送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置。
  17. 前記送信手段は、前記抽出された代替機の仕様を前記クライアント装置に送信することを特徴とする請求項16に記載の電力監視装置。
  18. 請求項1から請求項15のいずれか1の請求項に記載の電力監視装置と、前記電力監視装置とネットワーク接続されたクライアント装置と、前記電力監視装置とネットワーク接続された画像形成装置とを有する電力監視ネットワークシステムであって、
    前記クライアント装置において、前記電力監視装置において抽出または選定された代替機を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された代替機から画像形成処理を振り替える代替機に特定する機器の選択を受け付ける受付手段と、
    を備えたことを特徴とする電力監視ネットワークシステム。
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