JP4823785B2 - 電力監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークを介して電力監視装置に接続された画像形成装置の消費電力削減目標を設定し、この削減目標を達成する電力監視装置および電力監視ネットワークシステムに関する。
現在、電力は地球資源を消費する形態で生産(発電)されており、電力消費の増大は地球環境の破壊に繋がるため、このような電気製品全般に消費電力を低減することが求められている。
各国で省エネに関連する規制や基準が設けられ、例えば、日本では省エネ法、米国ではエネルギースターが設けられている。これらの規制は、年々改定され基準が厳しくなってきている。
また、大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン等)の増大が地球を温暖化し自然の生態系等に悪影響を及ぼすおそれがあることを背景に、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを目的として、京都議定書が平成17年2月16日に発効され、わが国においても改正地球温暖化対策の推進に関する法律が施行されている。この地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を排出する電力の削減も強く求められている。
一方、ユーザ側においても環境に対する意識の向上、及び電気代の削減という観点から、カタログや宣伝における消費電力やエネルギー効率を重視して購入製品を決定する場合も増えている。
このような状況から、使用電力の抑制、目標電力制御、強いて言えば電力削減目標を設定し、この目標を達成できるシステム、装置が望まれている。
従来、目標電力制御、使用電力抑制の先行技術には、次のような特許文献をはじめ種々の提案がなされている。
公開特許公報 2003−209924号公報 公開特許公報 2002−142385号公報 公開特許公報 2005−65436号公報
特許文献1には、機器が電源オンに移行する前に、消費電力管理システムに対して系の余剰電力を問い合わせ、自身の消費電力が取得した余剰電力を下まわる場合に、電源オンに移行する技術、及び系内の全ての制御対象機器に対して現在使用する消費電力量を問い合わせ、取得した現在使用する消費電力量に実施する動作モードの電力量を加えた総電力量が前記系に対して許容された電力量を上回る場合に、系内の制御対象機器を省電力モードに移行させ、総電力量が前記系に対して許容された電力量を下まわるように制御することで、系内の消費電力を制御する技術が開示されている。
特許文献2には、ネットワークに接続された機器が開始しようとする動作によって、ネットワーク全体の消費電力量が予め定められた許容消費電力量を超える場合は、所定の条件が満たされるまで動作の開始を行わないように機器を制御する技術が開示されている。 さらに、機器が開始しようとしている動作を、より少ない消費電力量で実行することが可能であり、かつ当該より少ない消費電力量で開始しようとする動作が実行されても前記許容消費電力量を超えない場合、機器に対して前記より少ない消費電力量での実行を指示することも開示されている。
また、特許文献3には、電力計測手段により計測された電力消費機器の消費電力合計が、入力された目標電力になるように、通常時の制御対象機器と対象外機器を優先度に応じて順次発停あるいは能力制御することにより、最大需要電力を目標電力となるようにする技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1で提案されている技術は、現在使用する消費電力量を問い合わせ、取得した現在使用する消費電力量に実施する動作モードの電力量を加えた総電力量が前記系に対して許容された電力量を上回る場合に、系内の制御対象機器を省電力モードに移行させ許容される電力量を下まわるように制御している。従って、電力不足の場合には機器が動作できない場合もある。また、省エネモード移行により動作モードを一次中断することも発生する。
また、特許文献2で提案されている技術でも、同様に機器が開始する前に、ネットワーク全体の消費電力量が予め定められた許容消費電力量を超えるか確認し、次の動作を行っている。従って、許容消費電力量を超える場合は、次の動作が出来ないことになる。
さらに、特許文献3記載の技術では、常時、電力制御する対象機と対象外機の設定し、対象機の優先度を付けて、優先度に従って目標電力になるように、発停あるいは能力制御を行い、目標値を超えると対象外機の発停あるいは能力制御を行っている。従って、目標電力にするために機器が使用できない場合も発生する。
そこで、本発明の目的は、電力削減目標を達成するために、ネットワークに接続された画像形成装置の一定期間の使用状態及び/または使用条件を監視し記憶し、この記憶された一定期間の使用状態及び/または使用条件を参照し、この使用状態及び/または使用条件を、電力削減目標を達成するために仮設定変更し、この仮設定変更した内容に基づき、電力削減目標のシミュレーションを行うことにより、顧客の使用勝手が著しく低下することが無く、電力監視装置または電力監視ネットワークシステムを提供することである。
請求項1記載の発明では、複数の機器とネットワークを介して接続された電力監視装置であって、前記複数の機器の一定期間の使用状態および/または使用条件を監視し記憶する監視記憶手段と、前記一定期間の電力削減目標の入力を受け付ける入力手段と、前記監視記憶手段の記憶内容を参照し、前記複数の機器の一定期間の消費電力を算出する消費電力算出手段と、前記複数の機器に含まれる現在使用している機器と対応する機器を所定のデータベースから抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された機器が現在使用している機器と使用状態および/または使用条件が同じであるか否かを判断する条件判断手段と、前記条件判断手段で同じと判断された場合、前記抽出された機器の前記一定期間の消費電力を算出し、同じでないと判断された場合、消費電力を補正して前記一定期間の消費電力を算出する算出手段と、前記消費電力算出手段により算出された消費電力と、前記算出手段で算出された消費電力を比較し、前記入力手段で入力された電力削減目標を達成できる抽出機器があるか否かを判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記判断手段で、電力削減目標を達成できる機器があると判断した場合、当該機器の電力削減量、仕様、価格を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記表示手段は、現在使用している機器の価格を含む仕様も表示することを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項2または請求項3記載の発明のおいて、さらに、現在使用している機器の消費電力と電力削減目標、価格を含む仕様をクライアントに送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、前記送信手段は、電力削減目標を達成できる抽出機器の、仕様、電力削減量、価格等も送信することを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項2、請求項3記載の発明において、前記判断手段で、電力削減目標を達成できる抽出機器がないと判断した場合、前記表示手段が代替機がない旨を表示することを特徴とする。
本発明は、電力削減目標達成するために、ネットワークに接続された画像形成装置の一定期間の使用状態及び/または使用条件を監視し記憶し、この記憶された一定期間の使用状態及び/または使用条件を参照し、この使用状態及び/または使用条件を、電力削減目標を達成するために仮設定を変更し、この変更した内容を選択可能とし、この選択された条件に基づいて、電力削減目標のシミュミレーションを行うことにより、顧客の使用勝手が著しく低下することない電力監視装置および電力監視ネットワークシステムを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を、図1ないし図21を参照して説明する。
本実施の形態では、社内LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワークを介して接続された機器の消費電力の監視(管理)制御を行う電力監視ネットワークシステムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。
図に示すように、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、オフィス又はビル等に設置された、ルーター(Router)114、監視装置108、画像形成装置104、110、111、プリンタ機能とFAX機能を備えた複合機からなる画像形成装置103、空調機105、PC(パソコン)109、FAX(装置)112、照明設備制御装置113、空調機105、入退出管理システム115などの装置が、社内LANを介して接続されている。
本実施の形態では、1階のフロア(A居室)117に、ルーター114、監視装置108
、画像形成装置110、111、FAX(装置)112、照明設備制御装置113が配設されている。
また、1階のフロア(A居室)117と異なる2階のフロア(B居室)118に、画像形成装置、103、104、PC109、空調機105、入退出管理システム115が配設されている。
社内LANに接続されたこれらの装置は、ルーター114を介して、インターネット13
0上の(インターネット130に接続された)、画像形成機能を有する装置(画像形成装置103、104、110、111など)の個々の電力情報や価格を含む仕様が記憶されたデータベース(ウェブサーバ)107、及びデータベース107を公開し指定され
た特定のユーザが閲覧できる外部クライアント116と接続されている。
監視装置108及び外部クライアント116、入力、記憶、演算、制御、出力の5大機能を有するコンピュータから構成されている。
なお、社内LANに接続された装置における消費電力を監視する監視装置108は、例えば、社員の入退出を監視するセキュリティ管理機能、照明の監視機能、空調設備の監視機能等を備えているが、本実施の形態では、画像形成機能を有する装置(画像形成装置103、104、110、111など)に対する電力監視機能について説明する。
また、画像形成装置103は、周囲の明るさを検知する光センサ140を有している。監視装置108は、この光センサ140の検知情報をモニタリングすることにより、リモート(遠隔)操作により画像形成装置103を省エネモードに移行させることができる。
入退出管理システム115は、ICカードに個人情報を記憶した、ICカード情報を読み込むことにより、人の入退出管理及びセキュリティ管理を行う装置である。
この入退出管理システム115は、各フロア又は、部屋(居室)の全ての人が退社した場合、及び各フロア又は、部屋(居室)に人が入った場合、その検知情報を社内LANを介して通して監視装置108に送信する。
なお、監視装置108には、上述した機器(装置)の情報を記憶管理するデータベース107(ウェブサーバ)上にデータを公開し指定された特定のユーザが外部クライアント116から閲覧できるようにしている。
監視装置108は、時計(計時)機能及びカレンダー機能を有しており予め設定された日時、又は、お昼休み等の休憩時間に照明等の電源及び画像形成装置の電源をOFFしたり、省エネモードへの移行を実行させたりすることができる。
また、監視装置108は、予め設定された日時又は、お昼休み等の休憩が終了する時間に照明等の電源及び画像形成装置の電源をONしたり、省エネモードの解除動作(復帰動作)を実行させたりすることができる。
さらに、監視装置108は、ネットワーク(社内LAN)を介して、画像形成装置103、104、110、111のウォームアップモード、コピーモード(画像形成動作)、待機モード、省エネモード、復帰モード及びこの各動作モードの動作時間を監視し、そのモニタ結果(監視結果)を記憶する機能を有する。
なお、画像形成装置は、待機モード状態にて一定時間使用されない場合、省エネモードに移行するように構成されているため、この待機モード時間が省エネモード移行時間となる。
監視装置108は、この各モードの動作時間と、予め設定された各動作モード時の消費電力に基づき、各画像形成装置における消費電力の算出処理を行う。なお、消費電力の算出処理の詳細については後述する。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、監視装置108を社内LANに直接接続する場合について説明するが、監視装置108の接続方法は、これに限定されるものではない。
図2は、インターネット130を使用した電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。
監視装置208は、監視対象となる画像形成装置のネットワークアドレスを予め設定しておくことにより、図1に示す電力監視ネットワークシステムと同様の動作(処理)を行うことが可能である。
なお、監視装置208の動作は、図1に示す監視装置108と同じ動作を行うのでここでの説明は省略する。
複数の画像形成装置の個々の電力情報及び価格を含む仕様情報は、監視装置208に接続された管理サーバ219、又は、データベース207(ウェブサーバ)に記憶され、指定された特定のユーザが外部クライアント216から閲覧できるように構成されている。
図2に示す電力監視ネットワークシステムは、インターネット130に接続された、A社のネットワークシステム218、B社のネットワークシステム217、外部クライアント216、及び管理サーバ219(又はデータベース207)を備えている。
A社のネットワークシステム218は、画像形成装置203、204、205(プリンタ)、スキャナー206、入退出管理システム215が社内LANに接続され、この社内LANが、ファイアウォール(Firewall:外部から不正な侵入を防ぐ機能が組み込まれている)202を通してルーター(Router)201に接続されている。 そして、A社のネットワークシステム218は、ルーター201を介して、インターネッ
ト130に接続されている。
一方に、B社のネットワークシステム217は、画像形成装置210、画像形成装置211、FAX212、パソコン209、照明設備制御装置213、ルーター(Router
)214が社内LAN120に接続されている。
そして、B社のネットワークシステム217は、ルーター214を介して、インターネッ
ト130に接続されている。
A社のネットワークシステム218及びB社のネットワークシステム217は、これらのネットワークシステム上に存在する機器を監視するための、監視装置208、管理サーバ(219)若しくは、ウェブサーバ(207)上にデータを公開し指定された特定のユーザが閲覧できる外部クライアント216と、インターネット130を介して接続されている。
図3は、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムに接続される画像形成装置における回路構成の一例を示した図である。
図3に示すように、画像形成装置103、104、110、111(以下、画像形成装置システムとする)は、画像形成装置システムの全体制御を行うコントローラ501、コントローラボード501に接続された操作部制御ボード502、画像データを記憶するHDD503、LANインターフェースボード505、汎用PCIバスを介してコントローラボード501に接続されたFAXコントロールユニット506、エンジン制御ボード510、エンジン制御ボード510に接続されたコピー原稿(画像)を読み込むスキャナーボード(SBU)511、及び画像データをドラム上に書き込む書き込み制御用ボード512、定着装置に電力を供給するAC制御回路519、及び上記各種ボード、制御回路に電源を供給するPSU525を備えている。
コントローラボード501には、CPU(中央演算処理装置)及びコントローラボード501の制御を行うための各種プログラムが格納されたROM(リード・オンリ・メモリ)、CPUが使用する作業用メモリであるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、リチウム電池によりSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)のバックアップと時計機能を備えたNV−RAM(不揮発性RAM)、コントローラボード501のシステムバス制御、ローカルバス制御、フレームメモリ、FIFO等のメモリインターフェース制御、PCIバス、HDDI/F、圧縮/伸長、編集/回転機能及びCPU周辺を制御する機能を搭載したASIC(特定用途向けIC)、及びそのインターフェース回路等が搭載されている。
コントローラボード501に搭載されているNV−RAM531には、一定期間の画像形成装置の動作モード、復帰時間、コピーモード(画像形成動作)時間、待機モード時間及び省エネモード時間の情報(データ)、及び一定期間の消費電力の情報(データ)が記憶(格納)されている。
当該画像形成装置システムは、待機モード状態にて一定時間使用されない場合、省エネモードに移行する。従って、この待機モード時間が省エネモード移行時間となる。
省エネモードを初めとする各動作モード時間は、監視装置208により監視される。詳しくは、監視装置208は、社内LAN120を介して、各動作モード時間情報を取得する。そして、監視装置208は、この各モードの動作時間と、予め設定された各動作モードの消費電力に基づいて各画像形成装置システムにおける消費電力の算出を行う。
また、コントローラボード501は、操作部制御ボード502からの操作者(ユーザ)の入力を解読して当該画像形成装置システムの設定情報、及びその状態内容を操作部(図示せず)の表示部に表示する。
操作部ボード502には、CPU及びROM、RAM、LCDC及びキー入力を制御するASIC(LCDC)が搭載されている。
操作部ボード502のROMには、操作部ボード502における入力操作の読込み、及び表示出力を制御するプログラムが格納されている。
操作部ボード502のRAMは、操作部ボード502のCPUが使用する作業用メモリである。
エンジン制御ボード510は、画像形成装置システムにおける作像の作成制御を主として行う。
エンジン制御ボード510は、CPU518、画像処理を行うIPP、複写及びプリントアウトを制御するため必要な各種プログラムを内蔵(格納)したROM、その制御に必要なRAM、及びNV―RAM等を搭載している。
さらにエンジン制御ボード510は、他の制御を行うCPU、即ち、他の制御ボードにおけるCPUとの信号の送受信を行うためのシリアルインターフェースを備えている。
また、エンジン制御ボード510は、画像形成装置システムにおける機械駆動系を制御するモータ、画像形成に使用する帯電、現像バイアス、転写バイアス等の高圧電源制御、コピー用紙を送り出すピックアップソレノイド、給紙クラッチ、レジストクラッチ等や、レジストセンサ、排出センサ、人体検知センサ、トナーエンドセンサ、Pセンサ、Tセンサ、定着温度を検出するサーミスター、画像形成装置システムが設置された周辺の光を検知する光センサ140等のアナログ制御を含む画像形成装置システムにおけるI/O(入出力)制御を実行するためのI/OASICを搭載している。
PSU525は、スイッチング・レギュレータIC515を備えており、画像形成装置システムが画像形成処理を実行するために必要な電源を、各ボード、制御回路及びメカトロ部品に供給する。
また、PSU525は、エンジン制御ボード510のCPU518から、画像形成装置システムの使用電力を削減するための省エネモード移行信号(c)が出力されると、コントローラボード501、LANインターフェースボード505、省エネモード解除SW508及びADFセンサ509を除く部位への電源供給を停止するように構成されている。
LANインターフェースボード505は、社内LAN120と当該画像形成装置システム(詳しくは、コントローラボード501)とを接続するためのインターフェース機能を備えている。
なお、社内LAN120とコントローラボード501間の通信インターフェースは、PHYチップI/FやI2CバスI/Fなど、標準的な通信インターフェースが用いられている。外部機器との通信は、このLANインターフェースボード505を経由して実施されるように構成されている。
LANインターフェースボード505は、外部機器からの信号を受信すると、省エネモード解除信号(a)をPSU525に出力する。
PSU525は、省エネモードを解除するために、画像形成装置システムにおける画像形成を行うために必要な部位(各ボード、制御回路及びメカトロ部品)への電源供給を開始(再開)する。これにより、画像形成装置システムは、主電源のスイッチが投入された時と同じ状態に復帰する。
また、PSU525は、省エネモード解除SW508からの省エネモード解除信号(b)や、画像読取部に設けられた圧板の開放を検知する圧板センサ522の出力信号、また、ADF(自動原稿送り装置)への原稿挿入を検知するADFセンサ509の出力信号が入力されると、省エネモードの状態を解除するために、画像形成装置システムにおける画像形成を行うために必要な部位(各ボード、制御回路及びメカトロ部品)への電源供給を開始(再開)する。これにより、画像形成装置システムは、主電源のスイッチが投入された時と同じ状態に復帰する。
図4は、画像形成装置システムにおける動作パターンの一例を示した図である。
図4に示すように、画像形成装置における動作パターンは、起動時におけるウォームアップモード、画像形成処理を行うコピーモード、次回の画像形成処理までの待ち時間である待機モード、所定の機能を停止(休止)させて消費電力を低下させた省エネモード、省エネモードからコピーモードへの移行時間である復帰モードなどを備えている。そして、各コピー動作パターンにおいては、これらのモードの時間が異なる。
画像形成装置では、図4に示すような複数のコピー動作パターン1〜5が存在する。
図5は、省エネモード移行時間を変えた場合における動作パターンの一例を示した図である。
図5に示すように、コピー動作パターン3における待機モード、即ち、省エネモードへの移行時間を長く(伸ばして)設定した場合、図4におけるコピー動作パターン4における復帰モードがなくなるため、この復帰モードにおける消費電力を削減することができる。
図6は、画像形成装置毎のコピー枚数と消費電力との関係を示したグラフである。
図6に示すように、1枚当りの消費電力及びN枚当りの消費電力は、機器(画像形成装置)の仕様などの違いによって異なる。
そのため、ユーザの使用状況に合った画像形成装置を選択することにより、より適切に消費電力の低減化を図ることができる。
次に、このように構成される本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける監視(管理)処理動作について説明する。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、現状の画像形成装置に対して、消費電力の少ない代替機を選択する処理を行うことにより、消費電力の低減化を図るように構成されている。
図7は、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける画像形成装置の代替機を選択する処理の手順を示したフローチャートである。
なお、ここでは、代替機の選択対象となる画像形成装置103、104、110、111を対象画像形成装置としている。
まず、監視装置108は、対象画像形成装置の一定期間の動作状態を監視し、各動作モード時間を記憶する(ステップ10)。次に、画像形成装置108の一定期間の状態(各モードの動作時間)の監視結果に基づいて、消費電力を算出し記憶する(ステップ11)。
次に、監視装置108は、複数の画像形成装置の個々の電力情報及び価格を含む仕様情報を記憶したデータベース107より、現在使用している画像形成装置と同程度の仕様の機器を複数台抽出する(ステップ12)。続いて、監視装置108は、抽出した機器の省エネモード移行時間は現在使用している画像形成装置と同じであるか否かを判断する(ステップ13)。
抽出した機器の省エネモード移行時間が、現在使用している画像形成装置と同じである場合、(ステップ13;Y)、現状の機器の一定期間の動作パターを抽出された機器で実施した場合の消費電力算出する(ステップ14)。
一方、抽出した機器の省エネモード移行時間が、現在使用している画像形成装置と同じでない場合、(ステップ13;N)、復帰時間の電力、待機時間の電力、省エネモードの電力が異なるのでこれを補正して消費電力算出する(ステップ15)。
次に、現状の画像形成装置の消費電力と抽出した機器の消費電力を参照し、電力削減量を算出し、記憶する(ステップ16)。この処理を全ての抽出機器に対して行う(ステップ17)。
全ての機器に対して処理を完了すると(ステップ17;Y)、削減目標を達成する抽出機があるか否かを判断する(ステップ18)。
その結果、削減目標を達成する抽出機が存在した場合(ステップ18;Y)、削減目標を達成できる抽出機の電力削減量、仕様、価格等を表示し(ステップ19)、且つ現状機器の価格も含む仕様表示する(ステップ20)。
さらに、現在使用している機器の消費電力と削減目標、価格を含む仕様をクライアントに送信し(ステップ21)、削減目標を達成できる抽出機の、仕様、電力削減量、価格等もクライアントに送信(ステップ22)する。
一方、削減目標を達成する抽出機が存在しなかった場合(ステップ18;N)、代替機が無しを表示する(ステップ23)。
次に、図8を参照して、主電源をOA機器の制御部が自らOFFする制御回路の例を説明する。
この回路は、ヒューズ71、リセット機能付きスイッチ72、フィルタ回路73、DC/DCコンバータ74、CPUを含んだOA機器の制御部75、リセット機能付きスイッチの開放用コイルをドライブするドライブ回路76、LAN77より構成されている。
リセット機能付きスイッチ72は、手動によりONされると、内部の磁石(図示せず)により、保持され、開放する時は、内部のコイルを通電する。内部のコイルは通電されると、保持磁石より、強い磁力を発生し開放するようになっている。
OA機器の制御部75は、LANを介して、主電源をOFFする信号が入力された場合、または自ら主電源をOFFする時には、ドライブ回路76にコイルを通電する信号を出力する。
図9〜11は、監視装置108における対象画像形成装置における動作モードの検知処理の手順を示したフローチャートである。
まず、監視装置108は、対象画像形成装置との通信が可能か否かを判断する(ステップ30)。
対象画像形成装置との通信が可能でない場合(ステップ30;N)、即ち、通信が確認できない場合、コピーモード、待機モード、省エネモード、復帰モードの一連のコピー動作をカウントするコピー動作カウンタ、省エネモード復帰回数カウンタ以外のモードフラグ、カウンタ関連のイニシャライズ(リセット処理)を実行し(ステップ31)、そのまま処理を終了する。
一方、対象画像形成装置との通信が可能な場合(ステップ30;Y)、監視装置108は、予め設定された一定期間、例えば、1ヶ月間の消費電力の監視処理が実行中であるか否かを判断する(ステップ32)。
消費電力の監視処理が実行中でない場合(ステップ32;N)、そのまま処理を終了する。
一方、消費電力の監視処理が実行中である場合(ステップ32;Y)、監視装置108は、画像形成装置がコピー動作中(コピーモード)であるか否かを判断する(ステップ33)。
コピーモードである場合(ステップ33;Y)、監視装置108は、コピーモード中フラグをセットし(ステップ34)、続いて、コピーモード時間を計測するカウンタにカウント1を加算する(ステップ35)。
次に、監視装置108は、省エネモードが解除されるとセットされる復帰中フラグがセットされているか否か、即ち、復帰中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ36)。
復帰中フラグがセットされていない場合(ステップ36;N)、即ち復帰中フラグ≠1である場合、そのまま処理を終了する。
一方、復帰中フラグがセットされている場合(ステップ36;Y)、即ち、復帰中フラグ=1である場合、監視装置108は、復帰時間計測中のタイマーを停止し(ステップ37)、続いて、復帰中のフラグをリセットする(ステップ38)。
次に、監視装置108は、コピー動作カウンタに対応した復帰時間を記憶する(ステップ39)。なお、最初のコピーモードの場合には、コピー動作カウンタは“1”となっている。
その後、監視装置108は、復帰時間計測タイマーをクリアし(ステップ40)、処理を終了する。
ステップ33の処理において、画像形成装置がコピー動作中(コピーモード)でないと判断された場合(ステップ33;N)、コピーモード中フラグがセットされているか否か、即ち、コピーモード中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ41)。
コピーモード中フラグがセットされている場合(ステップ41;Y)、即ち、コピーモード中フラグ=1である場合、監視装置108は、コピーモード中フラグをリセットし(ステップ42)、続いて、コピー動作カウンタにカウント1を加算する(ステップ43)。
次に、監視装置108は、コピー動作カウンタに対応したコピーモード時間を記憶する(ステップ44)。
その後、監視装置108は、コピーモード時間カンタ(カウント)をクリアし(ステップ46)、処理を終了する。
上述した監視装置108における一連の動作に基づいて、コピーモード時間を生成することができる。
一方、コピーモード中フラグがセットされていない場合(ステップ41;N)、即ち、コピーモード中フラグ=1でない場合、監視装置108は、図10に進み、画像形成装置が待機モード状態であるか否かを判断する(ステップ46)。
画像形成装置が待機モード状態である場合(ステップ46;Y)、監視装置108は、待機モード中フラグをセットし(ステップ47)、続いて、待機モード時間を計測するタイマーにカウント1を加算する(ステップ48)。次に、監視装置108は、省エネモードが解除されるとセットされる復帰中フラグがセットされているか否か、即ち、復帰中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ49)
復帰中フラグがセットされていない場合(ステップ49;N)、即ち復帰中フラグ≠1である場合、そのまま処理を終了する。
一方、復帰中フラグがセットされている場合(ステップ49;Y)、即ち、復帰中フラグ=1である場合、監視装置108は、復帰時間計測中のタイマーを停止し(ステップ50)、続いて、復帰中のフラグをリセットする(ステップ51)。
次に、監視装置108は、コピー動作カウンタ(コピーモードカウント)に対応した復帰時間を記憶する(ステップ52)。なお、最初のコピーモードの場合には、コピー動作カウンタは“1”となっている。
その後、監視装置108は、復帰時間計測タイマーをクリアし(ステップ53)、処理を終了する。
ステップ46の処理において、画像形成装置が待機モード状態でないと判断された場合(ステップ46;N)、監視装置108は、待機モード中フラグがセットされているか否か、即ち、待機モード中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ54)。
待機モード中フラグがセットされている場合(ステップ54;Y)、即ち、待機モード中フラグ=1である場合、監視装置108は、待機モード中フラグをリセットし(ステップ55)、続いて、コピー動作カウンタに対応した待機モード時間を記憶する(ステップ56)。なお、最初のコピーモードの場合、コピー動作カウンタは“1”となっている。 次に、監視装置108は、待機モード時間の計測タイマー(待機モード時間カウント)をクリアし(ステップ57)、処理を終了する。
一方、待機モード中フラグがセットされていない場合(ステップ54;N)、即ち、待機モード中フラグ≠1である場合、監視装置108は、図11へ進み、省エネモード中か否かを判断する(ステップ58)。
省エネモード中である場合(ステップ58;Y)、監視装置108は、待機モード中にセットされる待機モード中フラグをリセットし、続いて、省エネモード中フラグをセットする(ステップ59)。次に、省エネモード時間を計測するタイマーのカウンタにカウント1加算し(ステップ60)、処理を終了する。
一方、省エネモード中でない場合(ステップ58;N)、監視装置108は、省エネモード中フラグがセットされているか否か、即ち、省エネモード中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ61)。
省エネモード中フラグがセットされていない場合(ステップ61;N)、即ち、省エネモード中フラグ≠1である場合、そのまま処理を終了する。
一方、省エネモード中フラグがセットされている場合(ステップ61;Y)、即ち、省エネモード中フラグ=1である場合、省エネモードが解除されたことになるので、監視装置108は、復帰時間を計測するタイマーをスタートさせる(ステップ62)。
次に、監視装置108は、復帰中フラグをセットする(ステップ63)。続いて、監視装置108は、省エネモード中フラグをリセットし(ステップ64)、省エネモード復帰回数カウントにカウント1を加算する(ステップ65)。監視装置108は、コピー動作カウンタ(カウント)に対応した省エネモード時間を記憶する(ステップ66)。
そして、監視装置108は、省エネモード時間を計測タイマーをクリアし(ステップ67)、処理を終了する。
図12は、復帰時間を計測するタイマーの制御処理の手順を示したフローチャートである。
なお、ここでは、復帰時間が短く、監視装置108が復帰時間を正確に計測できない場合に動作する制御処理について説明する。即ち、ここでは、復帰時間を予め設定し、そして、タイマーにより時間を計測し、この設定時間になり次第、復帰動作が完了したことを検知する制御処理について説明する。
まず、監視装置108は、復帰中フラグがセットされているか否か、即ち、復帰中フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ70)。
復帰中フラグがセットされていない場合(ステップ70;N)、即ち、復帰中フラグ≠1である場合、そのまま処理を終了する。
一方、復帰中フラグがセットされている場合(ステップ70;Y)、即ち、復帰中フラグ=1である場合、監視装置108は、復帰時間を計測するタイマーのカウントを行う(ステップ71)。次に、監視装置108は、復帰時間を計測するタイマーのカウントが予め設定された値に達したか否か、即ち、復帰時間タイマー=N(予め設定された値)であるか否かを判断する(ステップ72)。
復帰時間を計測するタイマーのカウントが予め設定された値に達していない場合(ステップ72;N)、即ち、復帰時間タイマー≠Nである場合、そのまま処理を終了する。
一方、復帰時間を計測するタイマーのカウントが予め設定された値に達した場合(ステップ72;Y)、即ち、復帰時間タイマー=Nである場合、監視装置108は、復帰中のフラグをリセットし(ステップ73)、続いて、復帰時間計測中のタイマーを停止する(ステップ74)。
続いて、監視装置108は、コピー動作カウンタに対応した復帰時間を記憶する(ステップ75)。なお、最初のコピーモードの場合には、コピー動作カウンタは“1”となっている。
その後、監視装置108は、復帰時間計測タイマーをクリアし(ステップ76)、処理を終了する。
上述した監視装置108における一連の動作は、コピー動作(画像形成動作)毎に実行され、各モードの動作時間はコピー動作カウンタに対応して記憶される。なお、コピー動作カウンタが1の場合には、1回目の一連の動作時間が記憶される。
なお、各モードの累積(累計)時間は、現状の画像形成装置の消費電力を算出する処理理の中で累積(累計)される。
図13は、画像形成装置からの情報に基づいて、現状の消費電力を算出する処理の手順を示したフローチャートである。この現状の消費電力を算出する処理は、電力削減目標が入力された時に実行される処理である。
ここでは、各モードの累積(累計)時間から累積(累計)消費電力を算出する処理の手順について説明する。
まず、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計待機時間と、予め設定された現状機の待機時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、現状機の待機時の累計消費電力の算出を行う(ステップ80)。
次に、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計省エネモード時間と、予め設定された現状機の省エネモード時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、省エネモード時の累計消費電力の算出を行う(ステップ81)。
続いて、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計復帰時間と、予め設定された現状機の復帰時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、復帰時の累計消費電力の算出を行う(ステップ82)。
さらに、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計コピー時間と、予め設定された現状機のコピー時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力の算出を行う(ステップ83)。
そして、監視装置108は、上記で算出した待機時の累計消費電力と、省エネモード時の累計消費電力と、復帰時の累計消費電力と、コピー時の累計消費電力と、を合計した現状の消費電力を算出し(ステップ84)、処理を終了する。
図14は、画像形成装置からの情報に基づいて、現状の消費電力を算出する処理の手順を示したフローチャートである。
なお、図14に示す処理では、累計復帰回数と1回の復帰に必要な消費電力(W)とにより、復帰時の累積(累計)消費電力と、累計コピー枚数と1枚のコピー消費電力(W)とにより、コピー時の累積(累計)消費電力を算出する。
まず、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計待機時間と、予め設定された現状機の待機時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、現状機の待機時の累計消費電力の算出を行う(ステップ90)。次に、監視装置108は、上述した動作モード毎の動作時間を生成する処理において求められた累計省エネモード時間と、予め設定された現状機の省エネモード時間の1時間当りの消費電力(Wh)との積を求め、省エネモード時の累計消費電力の算出を行う(ステップ91)。
続いて、監視装置108は、累計復帰回数と1回の復帰に必要な消費電力(W)との積を求め、復帰時の累積(累計)消費電力の算出を行う(ステップ92)。
さらに、監視装置108は、累計コピー枚数と1枚のコピー消費電力(W)との積を求め、コピー時の累積(累計)消費電力の算出を行う(ステップ93)。
そして、監視装置108は、上記で算出した待機時の累計消費電力と、省エネモード時の累計消費電力と、復帰時の累積(累計)消費電力と、コピー時の累積(累計)消費電力と、を合計した現状の消費電力を算出し(ステップ94)、処理を終了する。
次に、画像形成装置の省エネモードの移行時間を仮設定したシミュレーションの処理手順を図20のフローチャートを参照して説明する。本実施例の場合は、省エネモードの以降時間が15分の時に、仮の省エネモード移行時間を1分にした場合の仮想消費電力を算出する。
先ず初めに、消費電力削減フラグがセットされているか否かを確認する(ステップ160)。フラグがセットされて無い場合は(ステップ160;N)、処理を終了する。
一方、消費電力削減フラグがセットされている場合は(ステップ160;Y)、次に、電力削減するための条件を選定する図16のフローチャートに示す処理でセットされる、省エネモード移行時間を変更するフラグがセットされているか否かを確認する(ステップ161)。フラグがセットされて無い場合は(ステップ161;N)、処理を終了する。
省エネモード移行時間を変更するフラグがセットされている場合は(ステップ161;Y)、次に、現状の画像形成装置の移行時間を確認する。本実施例の場合は15分であったとする(ステップ162)。次に、省エネモード移行時間を現状の移行時間の15分より短く、1分に仮設定する(ステップ163)。
その後、省エネモード移行時間(15分)内に、コピー動作を実施されているか、現状の画像形成装置の使用状況を一定期間監視し記憶したこの使用状況を確認する(ステップ164)。その結果、15分以内に実施したコピー動作モードが無い場合には(ステップ164;N)、累計待機時間の生成を行う。
累計待機時間の生成は、省エネモード移行時間を1分にしたので、この時間が待機時間になり、この待機時間と省エネモード移行(復帰)回数との積を求めれば累計待機時間の算出が出来る。この時間と待機モード時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めれば、待機モードの累計消費電力が算出できる(ステップ175)。
次に、累計省エネモード時間の生成を行い、省エネモードの累計消費電力算出を行う(ステップ176)。省エネモード時間は、現状の省エネモード移行時間(15分)から、仮の省エネモード移行時間(1分)を減算し、この値に、記憶(実測)された現状機の省エネモード時間を加算すれば求められる。
この計算を記憶された一定期間のコピー動作パターンに付いて実施し、合計すれば、累積省エネモード時間を求めることが出来る。この累積時間と省エネモード時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めれば省エネモードの累計消費電力算出が出来る。
次に、省エネモードから復帰する時の累計消費電力算出を行う。15分以内のコピー動作はないので、復帰時間の補正は不要であり、そのままの復帰時間の累計と復帰時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、復帰する時の累計消費電力算出を行う(ステップ177)。
続いて、コピー動作時の累計消費電力算出を行う。コピー動作時の補正も不要であり、そのままのコピー時間の累計とコピー動作時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力算出を行う(ステップ178)。
次に、一定期間の累計消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出し、記憶する(ステップ179)。そして、ステップ180へ進む。
一方、省エネモード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された場合に(ステップ164;Y)、省エネモード移行時間を1分にすると、復帰回数は増加するので、復帰時の消費電力も増加する。また、待機時間が省エネモード時間になるので、省エネモード時間は増加し、消費電力も増加するが、待機時間は短くなり、待機電力は削減される。この増減する時間を生成し、消費電力を算出する必要がある。
先ず初めに、待機モード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された場合、復帰時間は増加するので、待機モード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された回数の累積復帰時間を生成する(ステップ165)。この累積復帰時間は、復帰する時間とこのコピー動作が実施された回数との積になる。
次に、このコピー動作が実施された回数の累積待機モード時間を生成する(ステップ166)。この累積待機時間は代替機の省エネモード移行時間(1分)と、このコピー動作が実施された回数との積となる。
続いて、この動作パターンの累積省エネモード時間を生成する(ステップ167)。この省エネモード時間は、記憶された(実測の)待機モード時間から省エネモード移行時間(1分)を減算すれば求めることが出来る。この計算をこの動作パターンに付いて実施すれば、この累計省エネモード時間が算出できる。
次に、上記回数以外の累計待機時間を生成する(ステップ168)。省エネモード移行時間は1分なので、この時間が待機時間になり、この待機時間と省エネモード移行回数との積を求めれば累計待機時間の算出が出来る。
続いて、上記以外の累計省エネモード時間の生成を行う(ステップ169)。省エネモード時間は、現状の省エネモード移行時間(15分)から省エネモード移行時間(1分)を減算し、この値に記憶された(実測の)省エネモード時間を加算すれば求められる。この計算を上記以外の動作パターンに付いて実施すれば、この累計省エネモード時間が算出できる。
次に、上記の累計待機時間の算出を行い、この時間と待機モード時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、待機モードの累計消費電力算出を行う(ステップ170)。
次に、上記の累計省エネモード時間の算出を行い、この時間と省エネモード時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、省エネモードの累計消費電力算出を行う(ステップ171)。続いて、上記の累計復帰時間と、記憶された累計復帰時間の合計時間と、復帰時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、復帰する時の累計消費電力算出を行う(ステップ172)。
次に、コピー動作時の累計消費電力算出を行う。コピー動作時の補正は必要であり、そのままのコピー時間の累計とコピー動作時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力算出を行う(ステップ173)。続いて、一定期間(1分間)の累計の消費電力を算出するために、上記で算出した待機時の累計消費電力と省エネモード時の累計消費電力と復帰時の累計消費電力とコピー時の累計消費電力とを合計した消費電力を算出し、記憶する(ステップ174)。
そして、この算出結果と図13、図14で算出した現状機の画像形成装置の一定期間の消費電力と比較を行う(ステップ180)。この比較の結果、仮の消費電力が現状の消費電力より小さい場合は(ステップ180;Y)、現状の画像形成装置の一定期間の消費電力から、仮の消費電力を減算し、電力削減量を算出し記憶して処理を終了する(ステップ181)。一方、仮の消費電力が現状の消費電力より、小さく無い場合には(ステップ180;N)、電力削減は無しを記憶し(ステップ182)、処理を終了する。
尚、画像形成装置側で一定期間の消費電力を算出し蓄積している場合は、その結果を電力監視装置側に読み込み記憶すれば良い。
また、代替機の消費電力を算出する場合は、代替機の省エネモード移行時間、各モードの累積時間と代替機の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めれば良い。
次に、電力削減目標を入力する処理手順を図15のフローチャートを参照して説明する。
先ず始めに、電力監視装置の操作部(図示せず)より,電力削減目標の入力があるか確認する(ステップ100)。入力が無い場合には(ステップ100;N)、処理を終了する。
入力がある場合には(ステップ100;N)、入力された電力削減目標(削減したい消費電力)を記憶する(ステップ101)。そして、消費電力削減フラグをセットし(ステップ102)、処理を終了する。このフラグにより、電力削減目標を達成するための、電力削減のシミュレイーションを行う。
次に、削減したいCO2を入力する処理手順を図17のフローチャートを参照して説明する。
先ず始めに、電力監視装置の操作部(図示せず)より、削減したいCO2の目標入力があるか確認する(ステップ130)。入力が無い場合には(ステップ130;N)、処理を終了する。入力がある場合には(ステップ130;Y)、入力された、削減目標のCO2を、電力量に換算する(ステップ131)。CO2排出係数は、環境省の「平成15年度 温室効果ガス排出量算定方法検討会」を使用して計算し、一般電気事業者0.377kgCO2/kWh(平成15年8月22日)を標準値として換算する。
次に、この換算した電力量を電力削減目標(削減したい消費電力)として記憶する(ステップ132)。続いて、消費電力削減フラグをセットし(ステップ133)、処理を終了する。このフラグにより、電力削減目標を達成するための、電力削減のシミュレイーションを行う。
次に、電力削減目標を達成するための条件を選定する処理手順を図16のフローチャートを参照して説明する。
先ず初めに、電力削減目標を入力する図15のフローチャートまたは、削減したいCO2を入力する図17のフローチャートにより、セットされる消費電力削減フラグがセットされているか確認する(ステップ110)。セットされて無い場合は(ステップ110;N)、処理を終了する。
セットされている場合は(ステップ110;Y)、セキュリティを管理する入退出管理装置からの入退出情報を基に、機器の電源をOFFすることも可能であるので、退社後に電源ONの機器を電源OFFして良いかの表示を行い、この表示が選択されたか確認する(ステップ111)。選択された場合は(ステップ111;Y)、退社後に機器の電源をOFFする条件を選択したフラグをセットする(ステップ112)。このフラグがセットされていると、入退出管理装置からの情報を基に、機器の運転OFFまたは省エネモード移行に仮設定した場合の削減消費電力を算出する、図18に示されるフローチャートが実施される。
次に、予め設定された、昼休みに機器の電源をOFFして良いかの確認表示を行い、この表示が選択されたか確認を行う(ステップ113)。この表示が選択された場合には(ステップ113;Y)、昼休みに機器の電源をOFFして良い条件を選択したフラグをセットする(ステップ114)。このフラグがセットされていると、お昼休みに電源をOFFした場合の電力削減を算出する処理である図19のフローチャートが実施される。
次に、省エネモード移行時間を変更して良いかの、確認表示を行い(ステップ115)、この表示が選択された場合は(ステップ115;Y)、省エネモード移行時間を変更して良いフラグをセットする(ステップ116)。このフラグがセットされていると、省エネモード移行時間を変更したシミュレーションを行う処理手順である図20のフローチャートが実施される。
次に、両面モードを標準設定にして良いかの確認表示を行い(ステップ117)、この表示が選択された場合には(ステップ117;Y)、両面モードを標準設定して良いフラグをセットする(ステップ118)。このフラグがセットされていると、両面モードを標準設定した場合の、削減電力を算出する処理手順である図21に示すフローチャートが実施される。
次に、前記した選択条件で、電力削減目標が達成可能か確認する(ステップ119)。この確認は、前記した電力削減を算出するフローチャートで実施された削減量を基に確認する。達成可能で無い場合には(ステップ119;N)、削減目標達成できない表示を行い(ステップ125)、条件の再設定を促す趣旨の表示を行う(ステップ126)。
一方、削減目標を達成できる場合は(ステップ119;Y)、削減目標を達成できる条件表示を行い(ステップ120)、削減できる電力量の表示を行う(ステップ121)。
次に、電力削減するための条件を自動的に設定するか否かの確認表示を行い、この表示が選択されたか確認する(ステップ122)。選択された場合には(ステップ122;Y)、画像形成装置に削減条件を設定するための信号を送信する(ステップ123)。次に、消費電力削減フラグをリセットし(ステップ124)、処理を終了する。
次に、両面モードを標準設定にした場合の削減電力を算出する処理手順を図21のフローチャートを参照して説明する。
先ず初めに、消費電力削減フラグがセットされているか否かを確認する(ステップ190)。セットされて無い場合は(ステップ190;N)、処理を終了する。
一方、セットされている場合は(ステップ190;Y)、両面モードを標準設定して良いフラグがセットされているか否かを確認する(ステップ191)。セットされて無い場合は(ステップ191;N)、処理を終了する。セットされていた場合には(ステップ191;Y)、原稿枚数が複数あるモードを両面モードにした場合の、消費電力の算出を行い(ステップ192)、現状の片面モードの消費電力算出を行う(ステップ193)。次に、この片面モードの消費電力から両面モードにした場合の、消費電力を減算し、削減消費電力を求めて記憶し(ステップ194)、処理を終了する。
次に、入退出管理装置の情報を基に、機器(画像形成装置)の運転OFFまたは省エネモード移行に仮設定した場合の削減電力を算出する処理手順を図18のフローチャートを参照して説明する。
先ず初めに、消費電力削減フラグがセットされているか否かを確認する(ステップ140)。セットされて無い(ステップ140;N)、処理を終了する。一方、セットされていた場合は(ステップ140;Y)、全員退社後に機器の電源をOFFして良い、フラグがセットされているか否かを確認する(ステップ141)。このフラグがセットされて無い場合は(ステップ141;N)、処理を終了する。このフラグがセットされていた場合には(ステップ141;Y)、A居室の全員が退社したのに、電源ONの機器があったか、一定期間のデータを確認する(ステップ142)。
電源ONの機器があった場合には(ステップ142;Y)、このA居室の機器の電源OFFまたは省エネモードに移行した場合の削減電力を算出し記憶する(ステップ143)。
次に同じようにB居室の確認も行い、B居室の全員が退社したのに、電源ONの機器があったか、一定期間のデータを確認する(ステップ144)。電源ONの機器があった場合には(ステップ144;Y)、このB居室の機器の電源OFFまたは省エネモードに移行した場合の削減電力を算出し記憶し(ステップ145)、処理を終了する。
次に、お昼休みに、機器の電源OFFまたは省エネモードに移行した場合に、削減電力を算出する処理手順を図19のフローチャートを参照して説明する。
先ず初めに、消費電力削減フラグがセットされているか否かを確認する(ステップ150)。セットされて無い場合は(ステップ150;N)、処理を終了する。
セットされていた場合は(ステップ150;Y)、昼休みに機器の電源をOFFして良い、フラグがセットされているか確認する(ステップ151)。フラグがセットされて無い場合は(ステップ151;N)、処理を終了する。
このフラグがセットされていた場合には(ステップ151;Y)、A居室の機器で、昼休みに電源ONの機器があったか、一定期間のデータを確認する(ステップ152)。電源ONの機器があった場合には(ステップ152;Y)、このA居室の機器を昼休みに電源OFFまたは省エネモードに移行した場合の削減電力を算出し記憶する(ステップ153)。
次に、同じようにB居室の確認も行い、B居室の機器で昼休みに電源ONの機器があったか、一定期間のデータを確認する(ステップ154)。電源ONの機器があった場合には(ステップ154;Y)、このB居室の機器を昼休みに電源OFFまたは省エネモードに移行した場合の削減電力を算出し記憶し(ステップ155)、処理を終了する。
次に、電力削減目標を達成するために代替機を選定する制御手順を図7のフローチャートを参照して説明する。
先ず初めに、対象画像形成装置の一定期間の動作状態を監視し、各動作モード時間を記憶する(ステップ10)。この処理の詳細は、図9から図11のフローチャートに説明してある。
次に、一定期間の状態(各モードの動作時間)を基に現状の画像形成装置の一定期間の消費電力を算出し記憶する(ステップ11)。この処理の詳細は、図13、図14のフローチャートに説明してある。尚、予め画像形成装置側で、一定期間の消費電力を記憶しておき、これを使用するようにしてもよい。
次に、複数の画像形成装置の個々の電力情報及び価格を含む仕様情報を記憶したデータベースより、現在使用している画像形成装置と同程度の、代替機を複数台抽出する(ステップ12)。続いて、抽出した画像形成装置の省エネモード移行時間が、現在使用している画像形成装置と、同じか否かを確認する(ステップ13)。
その結果、同じ場合は(ステップ13;Y)、現状の画像形成装置の一定期間の動作パターンを抽出された機器で実施した場合の消費電力を算出する(ステップ14)。
一方、抽出した画像形成装置の省エネモード移行時間が、現在使用している画像形成装置と、同じで無い場合は(ステップ13;N)、復帰時間の電力、待機時間の電力、省エネモードの電力が異なるのでこれを補正して消費電力を算出する(ステップ15)。尚、この省エネモード移行時間に基づいた消費電力算出動作は、画像形成装置の省エネモードの移行時間を仮設定した場合の電力を算出するシミュレーションの処理手順を示した図20のフローチャートと同じである。
次に、現状の画像形成装置の消費電力と抽出機器の消費電力から、電力削減量を算出して記憶する(ステップ16)。続いて、抽出機全ての消費電力算出及び電力削減量の算出が完了したか確認する(ステップ17)。全ての抽出機の消費電力算出及び電力削減量の算出が完了して無い場合は(ステップ17;N)、上記動作(ステップ13〜ステップ16)を繰り返す。
次に、電力削減目標を達成できる抽出機があるか確認する(ステップ18)。電力削減目標を達成できる抽出機が無い場合には(ステップ18;N)、代替機が無い旨の表示を行い(ステップ23)、処理を終了する。
一方、電力削減目標を達成できる抽出機がある場合には(ステップ18;Y)、削減目標を達成できる抽出機の製品名、電力削減量、及び仕様、製品価格等を表示し(ステップ19)、続いて、現状の機器(画像形成装置)の製品価格及び仕様を表示する(ステップ20)。
次に、現在使用している機器(画像形成装置)の消費電力と削減目標、価格を含む仕様をクライアントに送信する(ステップ21)。
そして、削減目標を達成できる抽出機の、製品名、仕様、電力削減量、製品価格等をクライアントに送信し(ステップ22)、処理を終了する。
次に、電力削減目標を達成するために代替機を選定する制御フローチャート図5により、クライアント側に送信された、電力削減目標、現状の機器の消費電力、価格も含む仕様、抽出機の電力削減量、製品価格を含む仕様を基に、代替機器を選定する処理手順を示した図22のフローチャートを参照して説明する。
先ず初めに、抽出機1が電力削減目標を達成しているか否かを確認する(ステップ200)。抽出機1が電力削減目標を達成して無い場合には(ステップ200;N)、抽出機2が電力削減目標を達成しているか否かを確認する(ステップ207)。
抽出機1が電力削減目標を達成している場合には(ステップ200;Y)、電力監視装置から送信された、抽出機1の製品名称、製品価格も含む仕様を表示し(ステップ201)、電力監視装置から送信された、電力削減目標と抽出機1の電力削減量を表示する(ステップ202)。続いて、同じく、電力監視装置から送信された、現状の機器の消費電力と価格も含む仕様を表示する(ステップ203)。
次に、抽出機1を選択した入力があるか否かを確認する(ステップ204)。抽出機1を選択した入力が無い場合には(ステップ204;N)、現状機を選択した入力があるか確認する(ステップ205)。何れかの、選択がある場合には(ステップ204;Y、ステップ205;Y)、選択された機器を表示して(ステップ206)、処理を終了する。
何れも選択されない場合には(ステップ204;N、ステップ205;N)、抽出機2が電力削減目標を達成しているか否かを確認する(ステップ207)。その結果、抽出機2が電力削減目標を達成して無い場合には(ステップ207;N)、抽出機3が電力削減目標を達成しているか否かを確認する(ステップ214)。
抽出機2が電力削減目標を達成している場合には(ステップ207;Y)、電力監視装置から送信された、抽出機2の製品名称、製品価格も含む仕様を表示し(ステップ208)、電力監視装置から送信された、電力削減目標と抽出機2の電力削減量を表示する(ステップ209)。続いて、同じく、電力監視装置から送信された、現状の機器の消費電力と価格も含む仕様表示する(ステップ210)。
次に、抽出機2を選択した入力があるか否かを確認する(ステップ211)。抽出機2を選択した入力が無い場合には(ステップ211;N)、現状機を選択した入力があるか否かを確認する(ステップ212)。何れかの選択がある場合には(ステップ211;Y、ステップ212;Y)、選択された機器を表示して、処理を終了する。
一方、何れも選択されない場合には(ステップ211;N、ステップ212;N)、抽出機3が電力削減目標を達成しているか否かを確認する(ステップ214)。
その結果、抽出機3が電力削減目標を達成している場合には(ステップ214;Y)、電力監視装置から送信された、抽出機3の製品名称、製品価格も含む仕様を表示し(ステップ215)、電力監視装置から送信された、電力削減目標と抽出機3の電力削減量を表示する(ステップ216)。続いて、同じく、電力監視装置から送信された、現状の機器の消費電力と価格も含む仕様を表示する(ステップ217)。
次に、抽出機3を選択した入力があるか否かを確認する(ステップ218)。抽出機3を選択した入力が無い場合には(ステップ218;N)、現状機を選択した入力があるか確認する(ステップ219)。何れかの選択がある場合には(ステップ218;Y、ステップ219;Y)、選択された機器を表示して(ステップ220)、処理を終了する。何れも選択されない場合には(ステップ218;N、ステップ219;N)、処理を終了する。
以上説明したように本実施例の形態によれば、顧客の使用勝手が著しく低下すること無く、電力削減目標を達成可能とした電力監視装置または電力監視ネットワークシステムを提供することができる。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。 インターネットを使用した電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。 本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムに接続される画像形成装置における回路構成の一例を示した図である。 画像形成装置システムにおける動作パターンの一例を示した図である。 省エネモード移行時間を変えた場合における動作パターンの一例を示した図である。 画像形成装置毎のコピー枚数と消費電力との関係を示したグラフである。 本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける画像形成装置の代替機を選択する処理の手順を示したフローチャートである。 主電源をOA機器の制御部が自らOFFする制御回路の例を説明する図である。 監視装置における対象画像形成装置における動作モードの検知処理の手順を示したフローチャートである。 監視装置における対象画像形成装置における動作モードの検知処理の手順を示したフローチャートである。 監視装置における対象画像形成装置における動作モードの検知処理の手順を示したフローチャートである。 復帰時間を計測するタイマーの制御処理の手順を示したフローチャートである。 画像形成装置からの情報に基づいて、現状の消費電力を算出する処理の手順を示したフローチャートである。 画像形成装置からの情報に基づいて、現状の消費電力を算出する処理の手順を示したフローチャートである。 電力削減目標を入力する処理手順を示したフローチャートである。 電力削減目標を達成するための条件を選定する処理手順を示したフローチャートである。 削減したいCO2を入力する処理手順を示したフローチャートである。 入退出管理装置の情報を基に、機器(画像形成装置)の運転OFFまたは省エネモード移行に仮設定した場合の削減電力を算出する処理手順を示したフローチャートである。 お昼休みに、機器の電源OFFまたは省エネモードに移行した場合に、削減電力を算出する処理手順を示したフローチャートである。 画像形成装置の省エネモードの移行時間を仮設定したシミュレーションの処理手順を示したフローチャートである。 両面モードを標準設定にした場合の削減電力を算出する処理手順を示したフローチャートである。 電力削減目標、現状の機器の消費電力、価格も含む仕様、抽出機の電力削減量、製品価格を含む仕様を基に、代替機器を選定する処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
100 電力監視装置
104 画像形成装置
105 空調機
107 データベース
109 パソコン
112 FAX
113 照明設備制御装置
117 A居室
118 B居室
201 ルーター
202 ファイアウォール
204 画像形成装置
205 画像形成装置
206 スキャナー
208 電力監視装置
209 パソコン
210 画像形成装置
211 画像形成装置
213 照明設備制御装置
214 ルーター
216 クライアント
217 ネットワークシステム
503 HDD
505 LANインターフェースボード
508 省エネモード解除SW
509 ADFセンサ
511 SBU
512 書き込み制御用ボード
515 スイッチング・レギュレータIC
518 CPU
519 AC制御回路
521 カラーCCD
522 圧板センサ
525 PSU
531 NV−RAM

Claims (6)

  1. 複数の機器とネットワークを介して接続された電力監視装置であって、
    前記複数の機器の一定期間の使用状態および/または使用条件を監視し記憶する監視記憶手段と、
    前記一定期間の電力削減目標の入力を受け付ける入力手段と、
    前記監視記憶手段の記憶内容を参照し、前記複数の機器の一定期間の消費電力を算出する消費電力算出手段と、
    前記複数の機器に含まれる現在使用している機器と対応する機器を所定のデータベースから抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された機器が現在使用している機器と使用状態および/または使用条件が同じであるか否かを判断する条件判断手段と、
    前記条件判断手段で同じと判断された場合、前記抽出された機器の前記一定期間の消費電力を算出し、同じでないと判断された場合、消費電力を補正して前記一定期間の消費電力を算出する算出手段と、
    前記消費電力算出手段により算出された消費電力と、前記算出手段で算出された消費電力を比較し、前記入力手段で入力された電力削減目標を達成できる抽出機器があるか否かを判断する判断手段と、
    を備えたことを特徴とする電力監視装置。
  2. 前記判断手段で、電力削減目標を達成できる機器があると判断した場合、当該機器の電力削減量、仕様、価格を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力監視装置。
  3. 前記表示手段は、現在使用している機器の価格を含む仕様も表示することを特徴とする請求項2記載の電力監視装置。
  4. さらに、現在使用している機器の消費電力と電力削減目標、価格を含む仕様をクライアントに送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の電力監視装置。
  5. 前記送信手段は、電力削減目標を達成できる抽出機器の、仕様、電力削減量、価格等も送信することを特徴とする請求項4記載の電力監視装置。
  6. 前記判断手段で、電力削減目標を達成できる抽出機器がないと判断した場合、前記表示手段が代替機がない旨を表示することを特徴とする請求項2、請求項3記載の電力監視装置。
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