JP2002182887A - 情報処理装置、印刷処理装置、情報処理システム、印刷処理方法及び印刷処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、印刷処理装置、情報処理システム、印刷処理方法及び印刷処理プログラム

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JP2002182887A
JP2002182887A JP2001295705A JP2001295705A JP2002182887A JP 2002182887 A JP2002182887 A JP 2002182887A JP 2001295705 A JP2001295705 A JP 2001295705A JP 2001295705 A JP2001295705 A JP 2001295705A JP 2002182887 A JP2002182887 A JP 2002182887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリープ状態で印字処理を開始しても、印字
速度を大幅に向上させることができる印刷出力装置等を
提供する。 【解決手段】 印刷処理が可能なスタンバイ状態に装置
の状態を保持するスタンバイモード、及び印刷処理が不
可能な低消費電力のスリープ状態に装置の状態を保持す
るスリープモードを有し、ホスト装置側から転送された
印刷データの印刷処理を実行する印刷出力装置におい
て、前記印刷データの受信前のスリープモード時に、前
記ホスト装置で発行された第1の制御命令を受信したと
きに、前記スリープモードから前記スタンバイモードへ
の移行処理を行う手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置から
出力された印刷データの印刷処理を行う印刷処理装置
と、前記情報処理装置装置とから構成される印刷システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理システムにおける印刷出
力装置(以下、プリンタと記す)は、トナーやインク等
を紙などに定着させて画像を生成する。例えば、レーザ
ービームプリンタや複写機等では、熱転写ドラム部を加
熱してトナーを紙に定着させる機構を備えている。
【0003】レーザービームプリンタでは、印字(加熱
するため)に例えば約765W程度の電力を必要とする
ものもある。これは、熱転写ドラム部を高温まで加熱す
る必要があるのと同時に、印字処理が可能な高温まで急
速に加熱するためである。加熱時間を短縮することは、
印字処理を速く開始することになり、トータルな印字速
度の高速化が図れることになる。
【0004】このため、熱転写ドラム部を印字処理が可
能な高温に近い温度で一定温度に保持するスタンバイ状
態を設ける技術がプリンタに採用されている。これによ
りプリンタの使用頻度が高い場合、印字データを受信し
てから直ちに印字処理が開始でき、常に高速な印刷処理
が可能になる。
【0005】しかし、プリンタの使用頻度が低い場合、
スタンバイ状態時に費やす多量の電力(例えば約183
W程度)が無駄となり不経済である。このため、プリン
タがスタンバイ状態のまま一定時間使用されない場合
は、スタンバイ状態から自動的に消費電力を抑えるスリ
ープ状態へ移行する技術がプリンタに多く採用されてい
る。具体的には、スリープ状態へ移行した時点で熱転写
ドラム部の保持温度を下げたり、温度の保持を停止した
りする。このスリープ状態の消費電力は例えば約22W
程度であり、スタンバイ状態と比べると161Wの電力
消費を軽減する効果がある。
【0006】また、スリープ状態で印字データを受信し
た場合、熱転写ドラム部を加熱する等の移行処理を自動
的に行いスタンバイ状態に移行する技術が採用されてい
る。
【0007】以上のように、従来のプリンタはスタンバ
イ状態とスリープ状態を設けることにより、使用頻度が
高い状況での高速な印字処理と使用頻度が低い状況での
経済的な効果の両立を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリンタでは、スリープ状態の場合に印字処理を開
始すると、印字速度が著しく低下する問題があった。こ
れはスリープ状態からスタンバイ状態への移行処理が完
了した後に、初めて印刷処理が開始されるためである。
【0009】以下、この状況を図12及び図13を用い
て詳細に説明する。
【0010】ホストコンピュータとプリンタとが例えば
1対1で接続するシステムにおいて、プリンタがモノク
ロ機でありスタンバイ状態の状況で、ホストから印字処
理を開始すると、図12(a)のようになる。
【0011】ユーザは任意のデータを印字するために、
図4のようなソフトウェア(プリンタドライバ等)のダ
イアログをホストコンピュータに表示させる。そして、
このダイアログにて、印刷設定に30秒費やすとする。
ここでの印刷設定とは、使用するプリンタ、印刷属性
(カラー/モノクロ、用紙サイズ、排紙口、給紙口
等)、印刷体裁(片面/両面印刷、複数ページレイアウ
ト印刷、綴じしろ等)の指定作業を意味する。
【0012】さらに、ユーザは、図4のダイアログにて
プリントボタンを押して、印刷を開始させる。その後、
プリンタドライバは、アプリケーションからの描画デー
タを受け取り、印字可能な印字データに変換し逐次プリ
ンタへ送信する。この印字データ作成、転送に45秒費
やすとする。
【0013】また、プリンタドライバが処理を開始した
35秒後にプリンタが印字データの受信を開始し、プリ
ンタでの印字処理(排紙が完了するまで)に35秒費や
すとする。この場合、図12(a)に示すように、ユー
ザが印字作業を開始してから出力が排紙されるまでの時
間は100秒となる。
【0014】ところが、プリンタがモノクロ機であっ
て、スリープ状態の状況で同一のデータをホストから印
字処理を開始すると、図12(b)に示すようになる。
この場合、プリンタドライバが処理を開始した35秒後
に、プリンタが印字データの受信を開始するが、その時
点から熱転写ドラム部を加熱する移行処理に20秒費や
される。
【0015】そして、印字処理は移行処理が完了してか
ら実行されるため、図12(b)に示すように、ユーザ
が印字作業を開始してから出力が排紙されるまでの時間
は120秒となる。つまり、スタンバイ状態時と比較し
てスリープ時は20秒印字速度が低下する。
【0016】一方、カラー機の場合では、スリープ状態
からのスタンバイ状態への移行処理にキャリブレーショ
ン処理が組み込まれていることがある。キャリブレーシ
ョン処理とは、カラー画像の品位、色の再現性を向上さ
せるための補正処理を意味する。すなわち、一般に、環
境の変化や各パーツの消耗など可視像が形成される際の
電気的、機械的な要因により、プリンタが形成する可視
像が劣化する現象がある。それを解消するために、プリ
ンタに濃度測定センサー等を搭載し、的確な補正データ
を作成し、これを印字データへ反映させ画質を向上させ
る技術が採用されている。
【0017】しかし、これらの処理は複雑であるため、
実行をするのに非常に時間がかる。あるカラーレーザー
ビームプリンタでは、キャリブレーション処理に約90
秒費やすため、スリープ状態時の印字がモノクロ機と比
較して印字速度の低下が著しくなる。この印字速度の低
下は、カラー機においてカラー印刷を行った場合もモノ
クロ印刷を行った場合も同様である。
【0018】プリンタがカラー機でありスタンバイ状態
の状況でホストから印字処理を開始すると、移行処理が
ないため、図13(a)に示すようにユーザが印字作業
を開始してから出力が排紙されるまでの時間は100秒
となる。
【0019】しかし、プリンタがカラー機であって、ス
リープ状態の状況で同一のデータをホストから印字処理
を開始すると図13(b)に示すようになる。この場
合、プリンタドライバが処理を開始した35秒後にプリ
ンタが印字データの受信を開始するが、その時点から2
0秒費やして熱転写ドラム部を加熱し、その後キャリブ
レーション処理が完全に終了するまでに90秒費やす。
つまり、移行処理に110秒費やされる。そして、印字
処理は移行処理が完了した後から実行されるため、図1
3(b)に示すように、ユーザが印字作業を開始してか
ら出力が排紙されるまでの時間は210秒となる。つま
り、スタンバイ時と比較してスリープ時は110秒印字
速度が低下する。
【0020】本発明は上記従来の問題点に鑑み、スリー
プ状態で印字処理を開始しても、印字速度を大幅に向上
させることができる印刷出力装置等を提供することを目
的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る情報処理装置は、印刷処理が可能なス
タンバイ状態と、印刷処理が不可能な低消費電力のスリ
ープ状態とを有する印刷処理装置に対して、印刷データ
を転送する情報処理装置において、前記スリープ状態か
ら前記スタンバイ状態へ移行する移行処理を前記印刷処
理装置に実行させるための第1の制御命令を、前記印刷
処理装置側へ出力する手段と、前記第1の制御命令の出
力後に、前記印刷処理装置側へ印刷データを出力する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0022】また、モノクロ印刷が設定された場合に
は、前記第1の制御命令の出力後、印刷データ出力前
に、移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中
止するための第2の制御命令を前記印刷処理装置側へ出
力する手段を備えたことを特徴とする。
【0023】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データ
が生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されること
を特徴とする。
【0024】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示
を示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力
されることを特徴とする。
【0025】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る情報処理装置は、印刷処理装置に対して、印刷デ
ータを転送する情報処理装置において、モノクロ印刷の
設定が行なわれたか否かを判断する判断する手段と、モ
ノクロ印刷の設定が行なわれたと判断されるのに応じ
て、カラー印刷をするときのキャリブレーション処理を
前記印刷処理装置に実行させないための制御命令を前記
印刷処理装置へ出力する手段と、前記制御命令の出力後
に、前記印刷処理装置へ印刷データを出力する手段とを
有することを特徴とする。
【0026】また、前記印刷処理装置がカラー印刷が可
能であるか否かを判断する手段を有し、前記制御命令
は、前記印刷処理装置がカラー印刷が可能であると判断
され、かつ、モノクロ印刷の設定が行なわれていると判
断された場合、前記印刷処理装置へ出力されることを特
徴とする。
【0027】また、前記制御命令は、印刷データが生成
される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴
とする。
【0028】また、前記制御命令は、印刷の指示を示す
ボタンが押された後、印刷データが前記印刷処理装置へ
出力される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを
特徴とする。
【0029】また、上記目的的を達成するために、本発
明に係る印刷処理装置は、印刷処理が可能なスタンバイ
状態と印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態と
を有し、情報処理装置から転送された印刷データの印刷
処理を実行する印刷処理装置において、前記印刷データ
の受信前のスリープ状態時に、前記情報処理装置で発行
された第1の制御命令を受信したときに、前記スリープ
状態から前記スタンバイ状態への移行処理を行う手段を
備えたことを特徴とする。
【0030】また、前記移行処理の実行中に、前記情報
処理装置で発行された第2の制御命令を受信したとき
は、移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中
止する手段を備えたことを特徴とする。
【0031】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る情報処理システムは、印刷処理が可能なスタンバ
イ状態と、印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状
態とを有する印刷処理装置と、前記印刷処理装置に印刷
データを転送する情報処理装置とから構成される情報処
理システムにおいて、前記スリープ状態から前記スタン
バイ状態へ移行する移行処理を前記印刷処理装置に実行
させるための第1の制御命令を、前記印刷処理装置側へ
出力する手段と、印刷データの受信前のスリープ状態時
に、前記情報処理装置で発行された第1の制御命令を受
信したときに、前記スリープ状態から前記スタンバイ状
態への移行処理を行う手段と、前記第1の制御命令の出
力後に、前記印刷処理装置側へ印刷データを出力する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0032】また、モノクロ印刷が設定された場合に
は、前記第1の制御命令の出力後、印刷データ出力前
に、移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中
止するための第2の制御命令を前記印刷処理装置側へ出
力する手段と、前記情報処理装置で発行された第2の制
御命令を受信したときは、移行処理で実行されるキャリ
ブレーション処理を中止する手段とを備えたことを特徴
とする。
【0033】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データ
が生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されること
を特徴とする。
【0034】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示
を示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力
されることを特徴とする。
【0035】また、上記課題を解決するために、本発明
に係る情報処理システムは、印刷処理装置に対して印刷
データを転送する情報処理装置と、情報処理装置から転
送された印刷データの印刷処理を実行する印刷処理装置
とから高製される情報処理システムにおいて、モノクロ
印刷の設定が行なわれたか否かを判断する判断する手段
と、モノクロ印刷の設定が行なわれたと判断されるのに
応じて、カラー印刷をするときのキャリブレーション処
理を前記印刷処理装置に実行させないための制御命令を
前記印刷処理装置へ出力する手段と、前記情報処理装置
で発行された制御命令を受信したときは、キャリブレー
ション処理を中止する手段前記制御命令の出力後に、前
記印刷処理装置へ印刷データを出力する手段とを有する
ことを特徴とする。
【0036】また、上記課題を解決するために、本発明
に係る印刷処理方法は、印刷処理が可能なスタンバイ状
態と、印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態と
を有する印刷処理装置に対して、印刷データを転送する
ときの印刷処理方法において、前記スリープ状態から前
記スタンバイ状態へ移行する移行処理を前記印刷処理装
置に実行させるための第1の制御命令を、前記印刷処理
装置側へ出力し、前記第1の制御命令の出力後に、前記
印刷処理装置側へ印刷データを出力することを特徴とす
る。
【0037】また、モノクロ印刷が設定された場合に
は、前記第1の制御命令の出力後、印刷データ出力前
に、移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中
止するための第2の制御命令を前記印刷処理装置側へ出
力することを特徴とする。
【0038】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データ
が生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されること
を特徴とする。
【0039】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示
を示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力
されることを特徴とする。
【0040】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る印刷処理方法は、印刷処理装置に対して、印刷デ
ータを転送するときの印刷処理方法において、モノクロ
印刷の設定が行なわれたか否かを判断する判断し、モノ
クロ印刷の設定が行なわれたと判断されるのに応じて、
カラー印刷をするときのキャリブレーション処理を前記
印刷処理装置に実行させないための制御命令を前記印刷
処理装置へ出力し、前記制御命令の出力後に、前記印刷
処理装置へ印刷データを出力することを特徴とする。
【0041】また、前記印刷処理装置がカラー印刷が可
能であるか否かを判断し、前記制御命令は、前記印刷処
理装置がカラー印刷が可能であると判断され、かつ、モ
ノクロ印刷の設定が行なわれていると判断された場合、
前記印刷処理装置へ出力されることを特徴とする。
【0042】また、前記制御命令は、印刷データが生成
される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴
とする。
【0043】また、前記制御命令は、印刷の指示を示す
ボタンが押された後、印刷データが前記印刷処理装置へ
出力される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを
特徴とする。
【0044】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る印刷処理方法は、印刷処理が可能なスタンバイ状
態と印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを
有し、情報処理装置から転送された印刷データの印刷処
理を実行する印刷処理装置における印刷処理方法におい
て、前記印刷データの受信前のスリープ状態時に、前記
情報処理装置で発行された第1の制御命令を受信したと
きに、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態への移
行処理を行うことを特徴とする。
【0045】また、前記移行処理の実行中に、前記情報
処理装置で発行された第2の制御命令を受信したとき
は、移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中
止することを特徴とする。
【0046】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る印刷処理プログラムは、印刷処理が可能なスタン
バイ状態と、印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ
状態とを有する印刷処理装置に対して、印刷データを転
送するときに実行される印刷処理プログラムにおいて、
前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行する移
行処理を前記印刷処理装置に実行させるための第1の制
御命令を、前記印刷処理装置側へ出力するステップと、
前記第1の制御命令の出力後に、前記印刷処理装置側へ
印刷データを出力するステップとをコンピュータに実行
させることを特徴とする。
【0047】また、モノクロ印刷が設定された場合に
は、前記第1の制御命令の出力後、印刷データ出力前
に、移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中
止するための第2の制御命令を前記印刷処理装置側へ出
力するステップをコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0048】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データ
が生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されること
を特徴とする。
【0049】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示
を示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力
されることを特徴とする。
【0050】また、上記課題を解決するために、本発明
に係る印刷処理プログラムは、印刷処理装置に対して、
印刷データを転送するときに実行される印刷処理プログ
ラムにおいて、モノクロ印刷の設定が行なわれたか否か
を判断する判断するステップと、モノクロ印刷の設定が
行なわれたと判断されるのに応じて、カラー印刷をする
ときのキャリブレーション処理を前記印刷処理装置に実
行させないための制御命令を前記印刷処理装置へ出力す
るステップと、前記制御命令の出力後に、前記印刷処理
装置へ印刷データを出力するステップとをコンピュータ
に実行させることを特徴とする。
【0051】また、前記印刷処理装置がカラー印刷が可
能であるか否かを判断するステップをコンピュータに実
行させ、前記制御命令は、前記印刷処理装置がカラー印
刷が可能であると判断され、かつ、モノクロ印刷の設定
が行なわれていると判断された場合、前記印刷処理装置
へ出力されることを特徴とする。
【0052】また、前記制御命令は、印刷データが生成
される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴
とする。
【0053】また、前記制御命令は、印刷の指示を示す
ボタンが押された後、印刷データが前記印刷処理装置へ
出力される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを
特徴とする。
【0054】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る印刷処理プログラムは、印刷処理が可能なスタン
バイ状態と印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状
態とを有し、情報処理装置から転送された印刷データの
印刷処理を実行する印刷処理装置で実行される印刷処理
プログラムにおいて、前記印刷データの受信前のスリー
プ状態時に、前記情報処理装置で発行された第1の制御
命令を受信したときに、前記スリープ状態から前記スタ
ンバイ状態への移行処理を行うステップを印刷処理装置
に実行させることを特徴とする。
【0055】また、前記移行処理の実行中に、前記情報
処理装置で発行された第2の制御命令を受信したとき
は、移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中
止するステップを印刷処理装置に実行させることを特徴
とする。
【0056】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る記録媒体は、印刷処理が可能なスタンバイ状態
と、印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを
有する印刷処理装置に対して、印刷データを転送すると
きに実行される印刷処理プログラムが格納された記録媒
体において、前記印刷処理プログラムは、前記スリープ
状態から前記スタンバイ状態へ移行する移行処理を前記
印刷処理装置に実行させるための第1の制御命令を、前
記印刷処理装置側へ出力するステップと、前記第1の制
御命令の出力後に、前記印刷処理装置側へ印刷データを
出力するステップとをコンピュータに実行させることを
特徴とする。
【0057】また、前記印刷処理プログラムは、モノク
ロ印刷が設定された場合には、前記第1の制御命令の出
力後、印刷データ出力前に、移行処理で実行されるキャ
リブレーション処理を中止するための第2の制御命令を
前記印刷処理装置側へ出力するステップをコンピュータ
に実行させることを特徴とする。
【0058】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データ
が生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されること
を特徴とする。
【0059】また、前記第1の制御命令は、印刷設定を
行なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示
を示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力
されることを特徴とする。
【0060】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る記録媒体は、印刷処理装置に対して、印刷データ
を転送するときに実行される印刷処理プログラムが格納
された記録媒体において、前記印刷処理プログラムは、
モノクロ印刷の設定が行なわれたか否かを判断する判断
するステップと、モノクロ印刷の設定が行なわれたと判
断されるのに応じて、カラー印刷をするときのキャリブ
レーション処理を前記印刷処理装置に実行させないため
の制御命令を前記印刷処理装置へ出力するステップと、
前記制御命令の出力後に、前記印刷処理装置へ印刷デー
タを出力するステップとをコンピュータに実行させるこ
とを特徴とする。
【0061】また、前記印刷処理プログラムは、前記印
刷処理装置がカラー印刷が可能であるか否かを判断する
ステップをコンピュータに実行させ、前記制御命令は、
前記印刷処理装置がカラー印刷が可能であると判断さ
れ、かつ、モノクロ印刷の設定が行なわれていると判断
された場合、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴
とする。
【0062】また、前記制御命令は、印刷データが生成
される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴
とする。
【0063】また、前記制御命令は、印刷の指示を示す
ボタンが押された後、印刷データが前記印刷処理装置へ
出力される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを
特徴とする。
【0064】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る記録媒体は、印刷処理が可能なスタンバイ状態と
印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有
し、情報処理装置から転送された印刷データの印刷処理
を実行する印刷処理装置で実行される印刷処理プログラ
ムが格納された記録媒体において、前記印刷処理プログ
ラムは、前記印刷データの受信前のスリープ状態時に、
前記情報処理装置で発行された第1の制御命令を受信し
たときに、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ
の移行処理を行うステップを印刷処理装置に実行させる
ことを特徴とする。
【0065】また、前記印刷処理プログラムは、前記移
行処理の実行中に、前記情報処理装置で発行された第2
の制御命令を受信したときは、移行処理で実行されるキ
ャリブレーション処理を中止するステップを印刷処理装
置に実行させることを特徴とする。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0067】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図
であり、図2は、図1に示したホストとプリンタの内部
構成を示すブロック図である。
【0068】この情報処理システムは、ホストコンピュ
ータ10とプリンタ20が1対1で接続された形態を成
している。ホストコンピュータ10は、プリンタ20の
状態移行指示の発行が可能であり、プリンタ20は、ホ
ストコンピュータ10からの要求に対して状態移行処理
が可能な機能を有する。
【0069】図2に示すように、ホストコンピュータ1
0は、制御部1010、接続部1020、記憶部103
0、表示部1040、媒体読取部1050、及び記録媒
体1060で構成され、プリンタ20は、制御部201
0、接続部2020、記憶部2030、及び印刷部20
40で構成されている。
【0070】ここで、ホストコンピュータ10はパーソ
ナルコンピュータ、ワークステーション、あるいはミニ
コンピュータ等で構成され、接続部1020,2020
はシリアルインタフェースボード、パラレルインタフェ
ースボード、あるいはネットワークインタフェースボー
ド等で構成する。また、記憶部1030,2030はメ
モリ、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置、あるい
は磁気テープ装置等で構成され、印刷部2040はレー
ザービーム方式、バブルジェット(登録商標)方式、L
ED方式、あるいは熱転写方式等で構成され、表示部1
040はCRTや液晶等で構成する。
【0071】また、入力部1070は、キーボード、マ
ウス、あるいはトラックボール等で構成され、媒体読取
部1050は、FD装置、MO装置、CD−ROM装
置、あるしはICメモリカード装置等で構成する。記録
媒体1060はHDD、MO、CD−ROM、あるいは
ICメモリカード等で構成される。
【0072】なお、プリンタ20はプロッタや複写機、
FAX等に置き換えることも可能であり、さらに制御部
1010,2010はソフトウェア、ROM、RAM等
で構成しても良い。
【0073】本実施形態では、プリンタ20がスリープ
状態のモノクロ機であり、そのプリンタ情報(モノクロ
機)がホストコンピュータ10の記憶部1030のRA
Mに保存されているものとする。
【0074】以下、上記構成の情報処理システムの印刷
動作について図3〜図6を用いて詳細に説明する。な
お、図3は、ホストコンピュータ10側の処理を示すフ
ローチャートであり、図4は、プリントダイアログの一
表示例を示す図である。また、図5は、プリンタ20側
の処理を示すフローチャートであり、図6は、本第1実
施形態の印刷動作を示すタイミングチャートである。
【0075】<ホストコンピュータ10の処理1>ま
ず、ホストコンピュータ10において、ユーザが印刷設
定を行い、印字データを作成するソフトウェア(プリン
タドライバ等)のプリントダイアログ(図4)を表示す
ると(図3のステップS101)、制御部1010は、
スリープ状態からスタンバイ状態へ移行することを指示
する制御命令「スタンバイ」を、直ちにプリンタ20へ
送信する(ステップS102)。
【0076】具体的には、制御部1010が、制御命令
「スタンバイ」をホストコンピュータ10の接続部10
20、プリンタ20の接続部2020を経由してプリン
タ20の制御部2010へ転送する。そして、プリンタ
20の制御部2010は、記憶部2030のRAMに受
信した制御命令を一時的に保存する。なお、制御命令
「スタンバイ」はサーバ経由でプリンタ20へ送信する
ことも可能である。
【0077】<プリンタ20の処理1>ホストコンピュ
ータ10がプリンタ20へ制御命令「スタンバイ」を送
信したことを前提として、スリープ状態のプリンタ20
の処理の流れを説明する。
【0078】プリンタ20の制御部2010は、ホスト
コンピュータ10より印字データを受信したか否か判断
する(図5のステップS201)。もし、印字データを
受信したと判断した場合は、プリンタ20の制御部20
10は受信した印字データを一時的に記憶部2030の
RAMに保存する(ステップS202)。このときは、
ホストコンピュータ10は印字データをプリンタ20へ
送信していないため、プリンタ20の制御部2010は
印字データを受信していないと判断する。
【0079】次いでプリンタ20の制御部2010は、
記憶部2030のRAMを調べ印字データが存在するか
否か判断する(ステップS203)。もし、印字データ
が存在すると判断した場合は、プリンタ20の制御部2
010は現在がスリープ状態であるか否か判断する(ス
テップS204)。このときは、印字データが保存され
ていないため、プリンタ20の制御部2010は印字デ
ータが存在していないと判断する。
【0080】続いて、プリンタ20の制御部2010
は、記憶部2030のRAMを調べ制御命令を受信した
か否か判断する(ステップS210)。もし、制御命令
を受信していないと判断した場合は、プリンタ20の制
御部2010はステップS201に戻る。このときは、
ホストコンピュータ10のステップS102により制御
命令が送信され保存されているため、プリンタ20の制
御部2010は制御命令を受信していると判断する。
【0081】次いでプリンタ20の制御部2010は、
記憶部2030のRAMを調べ制御命令の内容を調査し
(ステップS211)、さらに、ステップS211の調
査結果から制御命令の内容が「スタンバイ」であるか否
かを判断する(ステップS212)。もし、制御命令の
内容が「スタンバイ」以外であった場合には、ステップ
S211の結果から制御命令の内容が「キャリブレーシ
ョンOFF」であるか否かを判断する(ステップS21
6)。
【0082】モノクロ機である本例では、制御命令の内
容が「キャリブレーションOFF」以外であるので、制
御部2010はその制御命令の内容を実行する(ステッ
プS213)。例えば、プリンタ20に搭載されている
用紙サイズを問い合わせる制御命令の場合は、「A
4」、「A3」、「B4」等の情報をホストコンピュー
タ10に返答する。このときは、ホストコンピュータ1
0のステップS102により送信され制御命令が「スタ
ンバイ」であるため、プリンタ20の制御部2010は
制御命令の内容が「スタンバイ」であるとステップS2
12で判断する。
【0083】そして、プリンタ20の制御部2010
は、現在がスリープ状態であるか否か判断する(ステッ
プS214)。もし、スリープ状態でない場合は、ステ
ップS201へ戻る。このときは、プリンタ20がスリ
ープ状態であるため、制御部2010はスリープ状態か
らスタンバイ状態への移行処理を開始し、プリンタ20
は移行状態となる(ステップS215)。その後、処理
はステップS201に戻る。
【0084】この時点で、ホストコンピュータ10のス
テップS101が実行されてからプリンタ20のS21
5が実行されるまでの処理時間を5秒とする。つまり、
図6に示すように、ユーザが印刷作業を開始することを
意味するダイアログを表示してから5秒後に、プリンタ
20では移行処理が開始されたことになる。
【0085】なお、本実施形態において仮定した処理時
間の5秒は、接続形態や、ホストコンピュータ10及び
プリンタ20の処理能力等の環境により変動する。そし
て、プリンタ20はモノクロ機であることを想定してい
るため、移行処理としは加熱処理のみとなる。その結
果、プリンタ20の熱転写ドラム部を加熱する処理に2
0秒費やされ、ユーザが印刷作業を開始することを意味
するダイアログを表示してから移行処理完了までに25
秒が費やされ、その後はスタンバイ状態となり、印字デ
ータが存在すれば印字処理が開始される。
【0086】<ホストコンピュータ10の処理2>ホス
トコンピュータ10の処理に戻り、ステップS103以
降の処理の続きを説明すると、ホストコンピュータ10
の制御部1010は、ユーザが入力部1070により印
刷設定をしたか否か判断する(図3のステップS10
3)。この時点では、ダイアログを開いた直後であるた
め、制御部1010はユーザが印刷設定をしていないと
判断する。次に制御部1010は、ユーザが入力部10
70によりプリントボタンを押したか否か判断する(ス
テップS105)。この時点では、ダイアログを開いた
直後であるため、制御部1010はユーザがプリントボ
タンを押していないと判断し、ステップS103に戻
る。
【0087】以降、ステップS103からステップS1
05を繰り返し、ある時点でユーザが入力部1070に
より、出力するプリンタ20の名称、印字属性(モノク
ロ、用紙サイズ:A4、排紙口:本体上部、給紙口:上
段カセット)、印刷体裁(片面印刷、綴じしろ)の印刷
設定を行ったとする。これにより、制御部1010は、
任意の印刷設定が設定されたとステップS103で判断
し、その情報を記憶部1030のRAMに保存し(ステ
ップS104)、後に印字データを作成する際に参照す
る。
【0088】その後、ある時点でユーザが入力部107
0によりプリントボタンを押したとする。これにより、
制御部1010はプリントボタンを押されたとステップ
S105で判断する。
【0089】この時点で、図6に示すようにユーザが印
刷作業を開始することを意味するダイアログを表示して
から印刷設定を行いプリントボタンを押すまでに30秒
を費やしたとする。この場合、ユーザが印刷作業を開始
することを意味するダイアログを表示してから移行処理
完了までの時間が25秒であるため、ホストコンピュー
タ10から印字データを送信する5秒前には既にプリン
タ20がスタンバイ状態となっている。つまり、印刷作
業開始時はスリープ状態であったにもかかわらず、印字
データの作成、転送はスタンバイ状態と同様に行える環
境となっている。
【0090】次に制御部1010は、ホストコンピュー
タ10の記憶部1030のRAMに保存されているプリ
ンタ20情報と印刷属性の情報を参照し、出力するプリ
ンタ20がカラー機で、かつモノクロ出力の設定である
かを判断する(ステップS109)。本例の場合は、モ
ノクロ機で、かつモノクロ印刷の設定であるため、ステ
ップS106に進む。
【0091】続いて制御部1010はアプリケーション
から描画データの一部を受け取り印字データの一部を作
成し、一時的にホストコンピュータ10の記憶部103
0のRAMに保存し(ステップS106)、さらに、一
時的に記憶部1030のRAMに保存した印字データの
一部をプリンタ20へ転送する(ステップS107)。
具体的には、制御部1010が印字データの一部を、ホ
ストコンピュータ10の接続部1020、プリンタ20
の接続部2020を経由してプリンタ20の制御部20
10へ転送する。
【0092】<プリンタ20の処理2>プリンタ20の
処理に戻り、処理の続きを説明すると、プリンタ20の
制御部2010はホストコンピュータ10より印字デー
タを受信したか否か判断する(ステップS201)。こ
の時点では、ホストコンピュータ10のステップS10
7にて印字データの一部をプリンタ20へ送信したた
め、プリンタ20の制御部2010はステップS201
によりホストコンピュータ10より印字データを受信し
たと判断する。
【0093】次にプリンタ20の制御部2010は、受
信した印字データを一時的に記憶部2030のRAMに
保存し(ステップS202)、さらに、制御部2010
は、記憶部2030のRAMを調べ印字データが存在す
るか否か判断する(ステップS203)。この時点で
は、ステップS202により送信した印字データの一部
を保存しているため、プリンタ20の制御部2010は
印字データが存在すると判断する。
【0094】その後、プリンタ20の制御部2010
は、現在がスリープ状態であるか否か判断する(ステッ
プS204)。この時点では、ホストコンピュータ10
のステップS102によりプリンタ20のステップS2
15が実行され移行処理が完了してプリンタ20はスタ
ンバイ状態となっているため、制御部2010はスリー
プ状態でないと判断する。
【0095】次いでプリンタ20の制御部2010は、
現在が移行状態であるか否か判断する(ステップS20
6)。プリンタ20はスタンバイ状態となっているた
め、プリンタ20の制御部2010は移行状態でないと
判断する。そして、制御部2010は記憶部2030の
RAMに保存していある印字データを参照し、印字処理
を実行する(ステップS207)。そして、処理したデ
ータを削除しする(ステップS208)。その後、プリ
ンタ20の制御部2010はステップS210へ移行す
る。
【0096】<ホストコンピュータ10の処理3>ホス
トコンピュータ10の処理に戻り、処理の続きを説明す
ると、制御部1010は記憶部1030のRAMを調べ
印字データの作成、転送が完了したか否か判断する(ス
テップS108)。もし、印字データの作成、転送が完
了したと判断した場合は、処理を終了する。この時点で
は、印字データの作成、転送が完了していないため、制
御部1010はステップS106の処理に戻る。
【0097】以降、ステップS106からステップS1
08を繰り返し、制御部1010は印字データの作成、
転送が完了したと判断した時点で処理を終了する。
【0098】<プリンタ20の処理3>プリンタ20の
処理に戻り、処理の続きを説明すると、制御部2010
はホストコンピュータ10から逐次印字データの一部を
受信し、スタンバイ状態でステップS201、ステップ
S202、ステップS203、ステップS204、ステ
ップS206、ステップS207、ステップS208、
ステップS210のルートを繰り返し処理する。そし
て、ホストコンピュータ10から受信した印字データの
印字処理を全て終了する。
【0099】このようにして、ダイアログを表示した直
後にホストコンピュータ10から状態移行の制御命令を
プリンタ20へ送信することにより、印字データを送信
する以前から移行処理を実行することが可能になる。そ
の結果、図6に示すように、プリンタ20がスリープ状
態で印字処理を開始しても、ユーザが印字作業を開始し
てから出力が排紙されるまでの時間は、スタンバイ状態
時に印字処理を開始した場合と同等の100秒となる。
【0100】[第2実施形態]第2実施形態では、図1
と図2に示した構成において、プリンタ20がスリープ
状態のカラー機である場合に関して説明する。なお、そ
のプリンタ情報(カラー機)がホストコンピュータ10
の記憶部1030のRAMに保存されているものとす
る。
【0101】以下、本実施形態の情報処理システムの印
刷動作について図3〜図5及び図7(a),(b)を用
いて詳細に説明する。図7(a),(b)は、第2実施
形態の情報処理システムの印刷動作を示すタイミングチ
ャートであり、同図(a)はカラー印刷の場合を示し、
同図(b)はモノクロ印刷の場合を示している。
【0102】まず、カラー印刷の場合を説明する。
【0103】<ホストコンピュータ10の処理1>モノ
クロ機の場合と同様に、ホストコンピュータ10の制御
部1010が図3のステップS102を実行しスリープ
状態からスタンバイ状態へ移行することを指示する制御
命令「スタンバイ」をプリンタ20へ送信する。
【0104】<プリンタ20の処理1>そして、プリン
タ20の制御部2010は、図5のステップS215を
実行してスリープ状態からスタンバイ状態への移行処理
を開始し、プリンタ20は移行状態となる。この場合、
図7(a)に示すように、ホストコンピュータ10のス
テップS101が実行されてからプリンタ20のステッ
プS215が実行されるまでの処理時間を5秒とする。
【0105】プリンタ20はカラー機であることを想定
しているため、移行処理としては、加熱処理と完全に終
了するまでのキャリブレーション処理になる。つまり、
プリンタ20の熱転写ドラム部を加熱する処理に20秒
費やされ、その後キャリブレーション処理に90秒費や
される。その結果、ユーザが印刷作業を開始することを
意味するダイアログを表示してから移行処理完了までに
115秒が費やされ、その後はスタンバイ状態となり印
字データが存在すれば印字処理が開始される。
【0106】<ホストコンピュータ10側の処理2>ス
テップS103からステップS105において、モノク
ロ機の場合と同様に、出力するプリンタ20の印刷設定
が行われる。図7(b)に示すようにユーザが印刷作業
を開始することを意味するダイアログを表示してから印
刷設定を行いプリントボタンを押すまでに30秒を費や
したとする。この時点では、プリンタ20は移行処理中
(移行状態)となっている。
【0107】さらに、ホストコンピュータ10の制御部
1010は、記憶部1030のRAMに保存されている
プリンタ情報と印刷属性情報を参照し、出力するプリン
タ20がカラー機で、かつモノクロ出力の設定であるか
を判断する(ステップS109)。この時は、カラー機
でカラー印刷の設定であるため、ステップS106に進
む。
【0108】次いで、制御部1010は、アプリケーシ
ョンから描画データの一部を受け取り、印字データの一
部を作成して一時的にホストコンピュータ10の記憶部
1030のRAMに保存する(ステップS106)。
【0109】続いて、制御部1010は、一時的に記憶
部1030のRAMに保存した印字データの一部をプリ
ンタ20へ転送する(ステップS107)。具体的に
は、制御部1010が印字データの一部を、ホストコン
ピュータ10の接続部1020とプリンタ20の接続部
2020を経由してプリンタ20の制御部2010へ転
送する。
【0110】<プリンタ20側の処理2>プリンタ20
の制御部2010は、ホストコンピュータ10より印字
データを受信したか否か判断する(ステップS20
1)。この場合、ホストコンピュータ10のステップS
107にて印字データの一部をプリンタ20へ送信した
ため、制御部2010はステップS201によりホスト
コンピュータ10より印字データを受信したと判断す
る。
【0111】次いで、制御部2010は、受信した印字
データを一時的に記憶部2030のRAMに保存し(ス
テップS202)、さらに同RAMを調べ印字データが
存在するか否か判断する(ステップS203)。この場
合、ステップS202により送信した印字データの一部
を保存しているため、プリンタ20の制御部2010は
印字データが存在すると判断する。
【0112】続いて、制御部2010は現在がスリープ
状態であるか否か判断する(ステップS204)。この
場合、プリンタ20は移行状態となっているため、プリ
ンタ20の制御部2010はスリープ状態でないと判断
する。さらに、制御部2010は現在が移行状態である
か否か判断する(ステップS206)。この場合、プリ
ンタ20は移行状態となっているため、制御部2010
は移行状態であると判断する。そして、制御部2010
はステップS210へ移行する。
【0113】以降、プリンタ20において移行処理(完
全キャリブレーション処理)が実行されている間は移行
状態であるため、ホストコンピュータ10から逐次送信
される印字データの一部を制御部2010はその度に一
時的に保存し続ける。そして、ホストコンピュータ10
のステップS106からステップS108が繰り返し実
行され、図7(a)に示すようにホストコンピュータ1
0からの印字データの転送が完了する。
【0114】その後、プリンタ20の移行処理(キャリ
ブレーション処理)が完了し、既に転送が完了している
印字データの印字処理(ステップS203、S204、
S206、S207、S208)が直ちに実行され、処
理が全て終了する。
【0115】このようにして、カラー機でカラー印刷の
ように移行処理時間が長い場合でも、ダイアログを表示
した直後にホストコンピュータ10から状態移行の制御
命令をプリンタ20へ送信することにより、印字データ
の転送を開始する以前から移行処理を開始することが可
能になる。その結果、プリンタ20がスリープ状態で印
字処理を開始しても、ユーザが印字作業を開始してから
出力が排紙されるまでの時間は従来の技術と比較して6
0秒短縮することが可能となる。
【0116】次に、プリンタ20がスリープ状態のカラ
ー機であってモノクロ印刷する場合に関して説明する。
【0117】<ホストコンピュータ10側の処理1>カ
ラー機でカラー印刷する場合と同様に、制御部1010
がステップS102を実行して、スリープ状態からスタ
ンバイ状態へ移行することを指示する制御命令「スタン
バイ」をプリンタ20へ送信する。
【0118】<プリンタ20側の処理1>そして、プリ
ンタ20の制御部2010がステップS215を実行し
てスリープ状態からスタンバイ状態への移行処理を開始
し、プリンタ20は移行状態となる。この場合、図7
(b)に示すようにホストコンピュータ10のステップ
S101が実行されてからプリンタ20のステップS2
15が実行されるまでの処理時間を5秒とする。
【0119】プリンタ20はカラー機であることを想定
しているため、前述したように移行処理としては加熱処
理と完全に終了するまでのキャリブレーション処理にな
る。
【0120】<ホストコンピュータ10側の処理2>そ
して、ステップS103からステップS105において
は、前述したように、出力するプリンタ20の印刷設定
が行われ、図7(a)に示すように、ユーザがダイアロ
グを表示してから印刷設定を行いプリントボタンを押す
までに30秒を費したとする。この時点では、プリンタ
20は移行処理中(移行状態)となっている。
【0121】ホストコンピュータ10の制御部1010
は、記憶部1030のRAMに保存されているプリンタ
情報と印刷属性情報を参照し、出力するプリンタ20が
カラー機で、かつモノクロ出力の設定かを判断する(ス
テップS109)。この場合、カラー機でモノクロ印刷
の設定であるため、ステップS110に進む。
【0122】次に、制御部1010はキャリブレーショ
ンを停止することを指示する制御命令「キャリブレーシ
ョンOFF」を直ちにプリンタ20へ送信する(ステッ
プS110)。具体的には、制御部1010が、制御命
令「キャリブレーションOFF」を、ホストコンピュー
タ10の接続部1020とプリンタ20の接続部202
0を経由してプリンタ20の制御部2010へ転送す
る。そして、プリンタ20の制御部2010は、記憶部
2030のRAMに受信した制御命令を一時的に保存す
る。なお、制御命令「キャリブレーションOFF」はサ
ーバ40経由でプリンタ20へ送信することも可能であ
る。
【0123】<プリンタ20側の処理2>プリンタ20
の制御部2010は、ホストコンピュータ10より印字
データを受信したか否か判断する(ステップS20
1)。もし、印字データを受信したと判断した場合は、
制御部2010は受信した印字データを一時的に記憶部
2030のRAMに保存する(ステップS202)。こ
の時は、ホストコンピュータ10は印字データをプリン
タ20へ送信していないため、制御部2010は印字デ
ータを受信していないと判断する。
【0124】次に、制御部2010は記憶部2030の
RAMを調べ印字データが存在するか否か判断する(ス
テップS203)。この時は、印字データが保存されて
いないため、プリンタ20の制御部2010は印字デー
タが存在していないと判断する。さらに、制御部201
0は記憶部2030のRAMを調べ制御命令を受信した
か否か判断する(ステップS210)。この時は、ホス
トコンピュータ10のS20により制御命令が送信され
保存されているため、制御部2010は制御命令を受信
していると判断する。
【0125】続いて、プリンタ20の制御部2010は
記憶部2030のRAMを調べ制御命令の内容を調査し
(ステップS211)、その調査結果から制御命令の内
容が「スタンバイ」であるか否かを判断する(ステップ
S212)。もし、制御命令の内容が「スタンバイ」以
外であった場合は、ステップS211の結果から制御命
令の内容が「キャリブレーションOFF」であるか否か
を判断する(ステップS216)。この場合、ホストコ
ンピュータ10のステップS110により送信された制
御命令が「キャリブレーションOFF」であるため、制
御部2010は制御命令の内容が「キャリブレーション
OFF」であると判断する。
【0126】次に、プリンタ20の制御部2010は、
記憶部2030のRAMを調べプリンタ20がキャリブ
レーション中の状態であるか否かを判断する(ステップ
S217)。プリンタ20がキャリブレーション中の状
態でない場合はステップS201に戻る。この時は、キ
ャリブレーション中の状態であるため、キャリブレーシ
ョンの処理を中止する(ステップS218)。その後、
処理はステップS201に戻る。
【0127】この場合、図7(b)に示すようにプリン
タ20にて加熱処理が20秒間行われ、その後キャリブ
レーション処理が行われるが、ステップS218により
中止される。図7(b)の例では、キャリブレーション
処理が開始されてから10秒後に中止されたとする。こ
のため、プリンタ20は、キャリブレーションを中止し
た時点でスタンバイ状態になり、印字データを受信した
時点から印字処理を開始することが可能になる。
【0128】<ホストコンピュータ10側の処理3>制
御部1010は、前述同様に、印字データの一部を作成
して一時的にホストコンピュータ10の記憶部1030
のRAMに保存し(ステップS106)、保存した印字
データの一部をプリンタ20へ転送し(ステップS10
7)、印字データの作成、転送が完了したか否か判断す
る(ステップS108)。この時は、印字データの作
成、転送が完了していないため、処理はステップS10
6に戻る。
【0129】以降、ステップS106からステップS1
08を繰り返し、制御部1010は印字データの作成、
転送が完了したと判断した時点で処理を終了する。
【0130】<プリンタ20側の処理3>プリンタ20
の制御部2010は、ホストコンピュータ10より印字
データを受信したか否か判断する(ステップS20
1)。この時は、ホストコンピュータ10のステップS
107にて印字データの一部をプリンタ20へ送信した
ため、プリンタ20の制御部2010はステップS20
1によりホストコンピュータ10より印字データを受信
したと判断する。
【0131】そして、前述同様に、制御部2010は、
受信した印字データを一時的に記憶部2030のRAM
に保存し(ステップS202)、印字データが存在する
か否か判断する(ステップS203)。この時は、ステ
ップS202により送信した印字データの一部を保存し
ているため、制御部2010は印字データが存在すると
判断する。
【0132】次に、制御部2010は現在がスリープ状
態であるか否か判断する(ステップS204)。この時
は、プリンタ20はスタンバイ状態となっているため、
プリンタ20の制御部2010はスリープ状態でないと
判断する。さらに、現在が移行状態であるか否か判断す
る(ステップS206)。この時は、プリンタ20はス
タンバイ状態となっているため、プリンタ20の制御部
2010は移行状態でないと判断し、ステップS207
へ進む。
【0133】ステップS207では、前述同様に、記憶
部2030のRAMに保存していある印字データを参照
し、印字処理を実行する。そして、制御部2010は処
理したデータを削除する(ステップS208)。
【0134】次に、制御部2010は記憶部2030の
RAMを調べ制御命令を受信したか否か判断する(ステ
ップS210)。この時は、ホストコンピュータ10か
ら制御命令が送信されていないため、プリンタ20の制
御部2010は制御命令を受信していないと判断してス
テップS201に戻る。
【0135】このようにして、カラー機でモノクロ印刷
する場合は不要とされるキャリブレーション処理が行わ
れないため、図7(b)に示すように、プリンタ20の
移行処理に影響されず印刷処理を実行することが可能に
なる。その結果、プリンタ20がスリープ状態で印字処
理を開始しても、ユーザが印字作業を開始してから出力
が排紙されるまでの時間は、プリンタ20がスタンバイ
状態時と同等の時間100秒)で印刷処理を終了するこ
とが可能になる。
【0136】なお、上記第1及び第2実施形態では、ホ
ストコンピュータ10の記憶部1030のディスク装置
には本発明を実現したモジュールが搭載されており、ホ
ストコンピュータ10が起動された時点で本発明を実現
したモジュールがホストコンピュータ10の記憶部10
30のRAMに読み込まれ実行されていることを前提と
している。同様に、プリンタ20の記憶部2030のR
OMには本発明を実現したモジュールが搭載されてお
り、プリンタ20が起動された時点で本発明を実現した
モジュールがプリンタ20の記憶部2030のRAMに
読み込まれ実行されていることを前提としている。な
お、本発明を実現したモジュールは、図3及び図5に示
されるフローチャートに基づいてプログラムコード化さ
れたものである。
【0137】また、本発明に適用されるホストとプリン
タの接続形態は、上記実施形態のようにホストとプリン
タが1対1接続される形態だけでなく、例えば図8に示
すように、プリンタがプリントサーバに接続されている
形態でも同様である。
【0138】図8におけるクライアント30は、サーバ
40経由でプリンタ(B)に出力する場合でもネットワ
ークに接続されているプリンタ(B)のアドレス(通信
先)を取得することが可能とする。このアドレスの取得
手段としては、次のようなものが挙げられる。
【0139】(1)クライアント30がネットワークに
対してブロードキャストしてアドレス情報を取得する。
【0140】(2)管理するプリンタのアドレスを保持
し、クライアント30からの要求に対して回答する機能
を有するプログラム(エージェント)をサーバ40に実
装する。クライアント30はエージェントからアドレス
情報を取得する。
【0141】(3)プリンタからクライアント30に通
知される印刷終了通知等のイベントからプリンタのアド
レスを取得する。
【0142】これにより、クライアント30はプリンタ
(B)に対して印刷はサーバ40経由で行い、通信(情
報取得、機能設定)は直接行うことも可能になる。
【0143】また、ホストコンピュータ10の媒体読取
部1050から本発明を実現したモジュール及び関連デ
ータをホストコンピュータ10にロードし実行すること
も可能である。本発明を実現したモジュール及び関連デ
ータが図9における記録媒体1060に記録されてお
り、その記録が図10に示すような構成400であると
する。この場合、記録媒体1060に記録されている本
発明を実現したモジュール及び関連データは、図9にお
ける媒体読取部1050を通してホストコンピュータ1
0にロードすることができる。この記録媒体1060を
ホストコンピュータ10の媒体読取部1050にセット
すると、OS及び基本I/Oプログラムの制御の下に本
発明を実現したモジュール及び関連データが記録媒体1
060から読み出され、ホストコンピュータ10の記憶
部1030のRAMにロードされて動作可能になる。図
11は、本発明がホストコンピュータ10の記憶部10
30のRAMにロードされて動作可能となった状態のメ
モリマップ300を示す。
【0144】なお、図9における記録媒体1060に記
録している本発明を実現したモジュール及び関連データ
を一旦ホストコンピュータ10の記憶部1030のディ
スク装置等に格納(インストール)しておき、本発明を
実現したモジュール及び関連データを動作させる段にホ
ストコンピュータ10の記憶部1030のディスク装置
等からホストコンピュータ10の記憶部1030のRA
Mにロードしても良い。
【0145】前述したように、本発明は、実施形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシス
テムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
し実行することによっても、完成される。この場合、記
憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述し
た実施形態の機能を実現することになり、そのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することに
なる。
【0146】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
【0147】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0148】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るホス
ト装置では、スリープモードからスタンバイモードへ移
行する移行処理を印刷出力装置に実行させるための第1
の制御命令を印刷出力装置側へ出力し、第1の制御命令
の出力後に印刷出力装置側へ印刷データを出力するの
で、印刷出力装置側では、印字データを送信する以前か
ら、スタンバイ状態への移行処理を実行することができ
る。これにより、印刷出力装置がスリープ状態であって
も、印字速度を大幅に向上させることが可能になる。
【0149】また、本発明に係るホスト装置では、印刷
出力装置がカラー印刷及びモノクロ印刷可能であり、ユ
ーザからモノクロ出力の設定がなされている場合、印刷
データ出力前に、キャリブレーション処理を中止するた
めの第2の制御命令を印刷出力装置側へ出力するので、
モノクロ出力の場合には不要とされるキャリブレーショ
ン処理が行われない。そのため、印刷出力装置側では、
即座に印刷処理を実行することができる。これにより、
印刷出力装置がスリープ状態で印字処理を開始しても、
印字速度を大幅に向上させることが可能になる。
【0150】また、本発明に係る印刷出力装置では、印
刷データの受信前のスリープモード時に、ホスト装置で
発行された第1の制御命令を受信したときに、スリープ
モードからスタンバイモードへの移行処理を行うので、
印字データを受信する以前から、スタンバイ状態への移
行処理を実行することができる。これにより、印刷出力
装置がスリープ状態であっても、印字速度を大幅に向上
させることが可能になる。
【0151】また、本発明に係る印刷出力装置では、ホ
スト装置で発行された第2の制御命令を受信したとき
は、キャリブレーション処理を中止してスタンバイモー
ドに設定するので、モノクロ出力の場合には不要とされ
るキャリブレーション処理が行われない。そのため、印
刷出力装置側では、即座に印刷処理を実行することがで
きる。これにより、印刷出力装置がスリープ状態で印字
処理を開始しても、印字速度を大幅に向上させることが
可能になる。
【0152】また、本発明に係る情報処理システムで
は、ホスト装置で行われる印刷データの作成及び転送処
理と、印刷出力装置で行われるスリープモードからスタ
ンバイモードへの移行処理とを並行して実行するので、
印刷出力装置側では、印字データを送信する以前から移
行処理を実行することが可能になる。
【0153】また、本発明に係る情報処理システムで
は、ホスト装置は、スリープモードからスタンバイモー
ドへ移行する移行処理を印刷出力装置に実行させるため
の第1の制御命令を印刷出力装置側へ出力し、第1の制
御命令の出力後に印刷データを作成して印刷出力装置側
へ出力し、印刷出力装置は、印刷データの受信前のスリ
ープモード時に、ホスト装置で発行された第1の制御命
令を受信したときに、スリープモードからスタンバイモ
ードへの移行処理を行うように構成したので、印刷出力
装置側では、印字データを送信する以前から、スタンバ
イ状態への移行処理を実行することができる。これによ
り、印刷出力装置がスリープ状態であっても、印字速度
を大幅に向上させることが可能になる。
【0154】また、本発明に係る情報処理システムで
は、ホスト装置は、モノクロ出力の場合には、印刷デー
タ出力前に、移行処理で実行されるキャリブレーション
処理を中止するための第2の制御命令を印刷出力装置側
へ出力し、印刷出力装置は、ホスト装置で発行された第
2の制御命令を受信したときは、該移行処理で実行され
ているキャリブレーション処理を中止してスタンバイモ
ードに設定するので、モノクロ出力の場合には不要とさ
れるキャリブレーション処理が行われない。そのため、
印刷出力装置側では、即座に印刷処理を実行することが
できる。これにより、印刷出力装置がスリープ状態で印
字処理を開始しても、印字速度を大幅に向上させること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したホストとプリンタの内部構成を示
すブロック図である。
【図3】ホスト10側の処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】プリントダイアログの一表示例を示す図であ
る。
【図5】プリンタ20側の処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】第1実施形態の印刷動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図7】第2実施形態の情報処理システムの印刷動作を
示すタイミングチャートである。
【図8】本発明のホストとプリンタの他の接続形態を示
すブロック図である。
【図9】本発明を実現したモジュール及び関連データを
媒体読取部からホストにロードし実行する様子を示した
模式図である。
【図10】記録媒体に記録された本発明のモジュール及
び関連データを示す図である。
【図11】本発明のモジュールがホストの記憶部のRA
Mにロードされて動作可能となった状態のメモリマップ
を示す図である。
【図12】従来の情報処理システムの印刷動作を示すタ
イミングチャートである。
【図13】従来の他の情報処理システムの印刷動作を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 ホスト 1010 ホストの制御部 1020 ホストの接続部 1030 ホストの記憶部 1040 ホストの表示部 1050 ホストの媒体読取部 1060 ホストの記録媒体 1070 ホストの入力部 20 プリンタ 2010 プリンタの制御部 2020 プリンタの接続部 2030 プリンタの記憶部 2040 プリンタの印刷部

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と、印
    刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有する
    印刷処理装置に対して、印刷データを転送する情報処理
    装置において、 前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行する移
    行処理を前記印刷処理装置に実行させるための第1の制
    御命令を、前記印刷処理装置側へ出力する手段と、 前記第1の制御命令の出力後に、前記印刷処理装置側へ
    印刷データを出力する手段とを備えたことを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 モノクロ印刷が設定された場合には、前
    記第1の制御命令の出力後、印刷データ出力前に、移行
    処理で実行されるキャリブレーション処理を中止するた
    めの第2の制御命令を前記印刷処理装置側へ出力する手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行な
    うための画面が表示されるのに応じて、印刷データが生
    成される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特
    徴とする請求項1或いは2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行な
    うための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示を示
    すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力され
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 印刷処理装置に対して、印刷データを転
    送する情報処理装置において、 モノクロ印刷の設定が行なわれたか否かを判断する判断
    する手段と、 モノクロ印刷の設定が行なわれたと判断されるのに応じ
    て、カラー印刷をするときのキャリブレーション処理を
    前記印刷処理装置に実行させないための制御命令を前記
    印刷処理装置へ出力する手段と、 前記制御命令の出力後に、前記印刷処理装置へ印刷デー
    タを出力する手段とを有することを特徴とする情報処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷処理装置がカラー印刷が可能で
    あるか否かを判断する手段を有し、 前記制御命令は、前記印刷処理装置がカラー印刷が可能
    であると判断され、かつ、モノクロ印刷の設定が行なわ
    れていると判断された場合、前記印刷処理装置へ出力さ
    れることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御命令は、印刷データが生成され
    る前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴とす
    る請求項5或いは6に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御命令は、印刷の指示を示すボタ
    ンが押された後、印刷データが前記印刷処理装置へ出力
    される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴
    とする請求項5乃至7のいずれかに記載の情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と印刷
    処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有し、情
    報処理装置から転送された印刷データの印刷処理を実行
    する印刷処理装置において、 前記印刷データの受信前のスリープ状態時に、前記情報
    処理装置で発行された第1の制御命令を受信したとき
    に、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態への移行
    処理を行う手段を備えたことを特徴とする印刷処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記移行処理の実行中に、前記情報処
    理装置で発行された第2の制御命令を受信したときは、
    移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中止す
    る手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載の印刷
    処理装置。
  11. 【請求項11】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と、
    印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有す
    る印刷処理装置と、前記印刷処理装置に印刷データを転
    送する情報処理装置とから構成される情報処理システム
    において、 前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行する移
    行処理を前記印刷処理装置に実行させるための第1の制
    御命令を、前記印刷処理装置側へ出力する手段と、 印刷データの受信前のスリープ状態時に、前記情報処理
    装置で発行された第1の制御命令を受信したときに、前
    記スリープ状態から前記スタンバイ状態への移行処理を
    行う手段と、 前記第1の制御命令の出力後に、前記印刷処理装置側へ
    印刷データを出力する手段とを備えたことを特徴とする
    情報処理システム。
  12. 【請求項12】 モノクロ印刷が設定された場合には、
    前記第1の制御命令の出力後、印刷データ出力前に、移
    行処理で実行されるキャリブレーション処理を中止する
    ための第2の制御命令を前記印刷処理装置側へ出力する
    手段と、 前記情報処理装置で発行された第2の制御命令を受信し
    たときは、移行処理で実行されるキャリブレーション処
    理を中止する手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    1記載の情報処理システム。
  13. 【請求項13】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行
    なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データが
    生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを
    特徴とする請求項11或いは12に記載の情報処理シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行
    なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示を
    示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力さ
    れることを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに
    記載の情報処理システム。
  15. 【請求項15】 印刷処理装置に対して印刷データを転
    送する情報処理装置と、情報処理装置から転送された印
    刷データの印刷処理を実行する印刷処理装置とから高製
    される情報処理システムにおいて、 モノクロ印刷の設定が行なわれたか否かを判断する判断
    する手段と、 モノクロ印刷の設定が行なわれたと判断されるのに応じ
    て、カラー印刷をするときのキャリブレーション処理を
    前記印刷処理装置に実行させないための制御命令を前記
    印刷処理装置へ出力する手段と、 前記情報処理装置で発行された制御命令を受信したとき
    は、キャリブレーション処理を中止する手段前記制御命
    令の出力後に、前記印刷処理装置へ印刷データを出力す
    る手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
  16. 【請求項16】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と、
    印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有す
    る印刷処理装置に対して、印刷データを転送するときの
    印刷処理方法において、 前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行する移
    行処理を前記印刷処理装置に実行させるための第1の制
    御命令を、前記印刷処理装置側へ出力し、 前記第1の制御命令の出力後に、前記印刷処理装置側へ
    印刷データを出力することを特徴とする印刷処理方法。
  17. 【請求項17】 モノクロ印刷が設定された場合には、
    前記第1の制御命令の出力後、印刷データ出力前に、移
    行処理で実行されるキャリブレーション処理を中止する
    ための第2の制御命令を前記印刷処理装置側へ出力する
    ことを特徴とする請求項16記載の印刷処理方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行
    なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データが
    生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを
    特徴とする請求項16或いは17に記載の印刷処理方
    法。
  19. 【請求項19】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行
    なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示を
    示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力さ
    れることを特徴とする請求項16乃至18のいずれかに
    記載の印刷処理方法。
  20. 【請求項20】 印刷処理装置に対して、印刷データを
    転送するときの印刷処理方法において、 モノクロ印刷の設定が行なわれたか否かを判断する判断
    し、 モノクロ印刷の設定が行なわれたと判断されるのに応じ
    て、カラー印刷をするときのキャリブレーション処理を
    前記印刷処理装置に実行させないための制御命令を前記
    印刷処理装置へ出力し、 前記制御命令の出力後に、前記印刷処理装置へ印刷デー
    タを出力することを特徴とする印刷処理方法。
  21. 【請求項21】 前記印刷処理装置がカラー印刷が可能
    であるか否かを判断し、 前記制御命令は、前記印刷処理装置がカラー印刷が可能
    であると判断され、かつ、モノクロ印刷の設定が行なわ
    れていると判断された場合、前記印刷処理装置へ出力さ
    れることを特徴とする請求項20に記載の印刷処理方
    法。
  22. 【請求項22】 前記制御命令は、印刷データが生成さ
    れる前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴と
    する請求項20或いは21に記載の印刷処理方法。
  23. 【請求項23】 前記制御命令は、印刷の指示を示すボ
    タンが押された後、印刷データが前記印刷処理装置へ出
    力される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特
    徴とする請求項20乃至22のいずれかに記載の印刷処
    理方法。
  24. 【請求項24】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と印
    刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有し、
    情報処理装置から転送された印刷データの印刷処理を実
    行する印刷処理装置における印刷処理方法において、 前記印刷データの受信前のスリープ状態時に、前記情報
    処理装置で発行された第1の制御命令を受信したとき
    に、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態への移行
    処理を行うことを特徴とする印刷処理方法。
  25. 【請求項25】 前記移行処理の実行中に、前記情報処
    理装置で発行された第2の制御命令を受信したときは、
    移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中止す
    ることを特徴とする請求項24に記載の印刷処理方法。
  26. 【請求項26】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と、
    印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有す
    る印刷処理装置に対して、印刷データを転送するときに
    実行される印刷処理プログラムにおいて、 前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行する移
    行処理を前記印刷処理装置に実行させるための第1の制
    御命令を、前記印刷処理装置側へ出力するステップと、 前記第1の制御命令の出力後に、前記印刷処理装置側へ
    印刷データを出力するステップとをコンピュータに実行
    させることを特徴とする印刷処理プログラム。
  27. 【請求項27】 モノクロ印刷が設定された場合には、
    前記第1の制御命令の出力後、印刷データ出力前に、移
    行処理で実行されるキャリブレーション処理を中止する
    ための第2の制御命令を前記印刷処理装置側へ出力する
    ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする
    請求項26記載の印刷処理プログラム。
  28. 【請求項28】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行
    なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データが
    生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを
    特徴とする請求項26或いは27に記載の印刷処理プロ
    グラム。
  29. 【請求項29】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行
    なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示を
    示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力さ
    れることを特徴とする請求項26乃至28のいずれかに
    記載の印刷処理プログラム。
  30. 【請求項30】 印刷処理装置に対して、印刷データを
    転送するときに実行される印刷処理プログラムにおい
    て、 モノクロ印刷の設定が行なわれたか否かを判断する判断
    するステップと、 モノクロ印刷の設定が行なわれたと判断されるのに応じ
    て、カラー印刷をするときのキャリブレーション処理を
    前記印刷処理装置に実行させないための制御命令を前記
    印刷処理装置へ出力するステップと、 前記制御命令の出力後に、前記印刷処理装置へ印刷デー
    タを出力するステップとをコンピュータに実行させるこ
    とを特徴とする印刷処理プログラム。
  31. 【請求項31】 前記印刷処理装置がカラー印刷が可能
    であるか否かを判断するステップをコンピュータに実行
    させ、 前記制御命令は、前記印刷処理装置がカラー印刷が可能
    であると判断され、かつ、モノクロ印刷の設定が行なわ
    れていると判断された場合、前記印刷処理装置へ出力さ
    れることを特徴とする請求項30に記載の印刷処理プロ
    グラム。
  32. 【請求項32】 前記制御命令は、印刷データが生成さ
    れる前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴と
    する請求項30或いは31に記載の印刷処理プログラ
    ム。
  33. 【請求項33】 前記制御命令は、印刷の指示を示すボ
    タンが押された後、印刷データが前記印刷処理装置へ出
    力される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特
    徴とする請求項30乃至32のいずれかに記載の印刷処
    理プログラム。
  34. 【請求項34】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と印
    刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有し、
    情報処理装置から転送された印刷データの印刷処理を実
    行する印刷処理装置で実行される印刷処理プログラムに
    おいて、前記印刷データの受信前のスリープ状態時に、
    前記情報処理装置で発行された第1の制御命令を受信し
    たときに、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ
    の移行処理を行うステップを印刷処理装置に実行させる
    ことを特徴とする印刷処理プログラム。
  35. 【請求項35】 前記移行処理の実行中に、前記情報処
    理装置で発行された第2の制御命令を受信したときは、
    移行処理で実行されるキャリブレーション処理を中止す
    るステップを印刷処理装置に実行させることを特徴とす
    る請求項34に記載の印刷処理プログラム。
  36. 【請求項36】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と、
    印刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有す
    る印刷処理装置に対して、印刷データを転送するときに
    実行される印刷処理プログラムが格納された記録媒体に
    おいて、前記印刷処理プログラムは、 前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行する移
    行処理を前記印刷処理装置に実行させるための第1の制
    御命令を、前記印刷処理装置側へ出力するステップと、 前記第1の制御命令の出力後に、前記印刷処理装置側へ
    印刷データを出力するステップとをコンピュータに実行
    させることを特徴とする記録媒体。
  37. 【請求項37】 前記印刷処理プログラムは、モノクロ
    印刷が設定された場合には、前記第1の制御命令の出力
    後、印刷データ出力前に、移行処理で実行されるキャリ
    ブレーション処理を中止するための第2の制御命令を前
    記印刷処理装置側へ出力するステップをコンピュータに
    実行させることを特徴とする請求項36記載の記録媒
    体。
  38. 【請求項38】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行
    なうための画面が表示されるのに応じて、印刷データが
    生成される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを
    特徴とする請求項36或いは37に記載の記録媒体。
  39. 【請求項39】 前記第1の制御命令は、印刷設定を行
    なうための画面が表示されるのに応じて、印刷の指示を
    示すボタンが押される前に、前記印刷処理装置へ出力さ
    れることを特徴とする請求項36乃至38のいずれかに
    記載の記録媒体。
  40. 【請求項40】 印刷処理装置に対して、印刷データを
    転送するときに実行される印刷処理プログラムが格納さ
    れた記録媒体において、前記印刷処理プログラムは、 モノクロ印刷の設定が行なわれたか否かを判断する判断
    するステップと、 モノクロ印刷の設定が行なわれたと判断されるのに応じ
    て、カラー印刷をするときのキャリブレーション処理を
    前記印刷処理装置に実行させないための制御命令を前記
    印刷処理装置へ出力するステップと、 前記制御命令の出力後に、前記印刷処理装置へ印刷デー
    タを出力するステップとをコンピュータに実行させるこ
    とを特徴とする記録媒体。
  41. 【請求項41】 前記印刷処理プログラムは、前記印刷
    処理装置がカラー印刷が可能であるか否かを判断するス
    テップをコンピュータに実行させ、 前記制御命令は、前記印刷処理装置がカラー印刷が可能
    であると判断され、かつ、モノクロ印刷の設定が行なわ
    れていると判断された場合、前記印刷処理装置へ出力さ
    れることを特徴とする請求項40に記載の記録媒体。
  42. 【請求項42】 前記制御命令は、印刷データが生成さ
    れる前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特徴と
    する請求項40或いは41に記載の記録媒体。
  43. 【請求項43】 前記制御命令は、印刷の指示を示すボ
    タンが押された後、印刷データが前記印刷処理装置へ出
    力される前に、前記印刷処理装置へ出力されることを特
    徴とする請求項40或いは42のいずれかに記載の記録
    媒体。
  44. 【請求項44】 印刷処理が可能なスタンバイ状態と印
    刷処理が不可能な低消費電力のスリープ状態とを有し、
    情報処理装置から転送された印刷データの印刷処理を実
    行する印刷処理装置で実行される印刷処理プログラムが
    格納された記録媒体において、前記印刷処理プログラム
    は、 前記印刷データの受信前のスリープ状態時に、前記情報
    処理装置で発行された第1の制御命令を受信したとき
    に、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態への移行
    処理を行うステップを印刷処理装置に実行させることを
    特徴とする記録媒体。
  45. 【請求項45】 前記印刷処理プログラムは、前記移行
    処理の実行中に、前記情報処理装置で発行された第2の
    制御命令を受信したときは、移行処理で実行されるキャ
    リブレーション処理を中止するステップを印刷処理装置
    に実行させることを特徴とする請求項44に記載の記録
    媒体。
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