JPH11312062A - プリンタ及び印刷方法 - Google Patents

プリンタ及び印刷方法

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JPH11312062A
JPH11312062A JP10119346A JP11934698A JPH11312062A JP H11312062 A JPH11312062 A JP H11312062A JP 10119346 A JP10119346 A JP 10119346A JP 11934698 A JP11934698 A JP 11934698A JP H11312062 A JPH11312062 A JP H11312062A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡易な構成で割込印刷を実現するこ
と。 【解決手段】 入力された印刷ジョブデータは、ハード
ディスク装置等の補助記憶装置5に記憶されつつ、コマ
ンド解釈部6により解釈されて印刷される。印刷された
積算ページ数は、印刷中断位置管理テーブル9により管
理されている。先行する印刷ジョブデータを印刷処理し
ている間に、新たな印刷ジョブデータが入力された場合
は、先行する印刷ジョブの処理が終了され、割込印刷が
行われる。割込印刷が終了して中断された印刷ジョブデ
ータの印刷を再開するときに、コマンド解釈部6は、中
断された印刷ジョブデータを先頭から解釈し、各ページ
毎に印刷要求を発行する。印刷要求判定部8は、既に印
刷されたページの印刷要求を破棄し、未印刷のページの
印刷要求のみをプリントエンジン11に通知する。これ
により、割込印刷を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、割込印刷
等によって中断された印刷ジョブデータの印刷を再開す
ることができるプリンタ及び印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタは、ホストコンピュータ
にローカル接続されることが多く、ローカル接続された
プリンタは、単一のホストコンピュータからの印刷ジョ
ブ、即ち、単一の印刷クライアントからのデータのみを
処理すればよかった。従って、ある印刷ジョブを印刷中
に他の印刷ジョブの処理を行うという割込印刷機能が必
要とされることも少なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年では、LA
N(Local Area Network)等のネットワーク環境の普及
に伴って、複数のホストコンピュータで複数のプリンタ
を共有するというネットワーク印刷システムが採用され
ている。かかる印刷システムでは、あるホストコンピュ
ータから依頼された印刷ジョブを処理している間に、他
のホストコンピュータからの印刷ジョブが入力される可
能性が高い。割込印刷機能を持たない従来のプリンタで
は、印刷ジョブが競合した場合に、先着の印刷ジョブの
印刷が終了するまで、他の印刷ジョブの処理を受け付け
ないが、この場合は、印刷システム全体からみて印刷効
率が低下し、使い勝手も低いという問題がある。即ち、
印刷終了までに時間のかかる印刷ジョブが先に処理され
ている間は、印刷時間が短くて済む小さな印刷ジョブで
あっても処理することができないため、印刷システム全
体からみると、印刷待ちの状態におかれる印刷ジョブの
数が増大し、使い勝手が低下する。このため、割込機能
を備えたプリンタの提供が望まれている。
【0004】ところで、割込機能を備えたコピーマシン
は従来から知られている。このようなコピーマシンで
は、割込要求が発生すると、コピー中のイメージデータ
をメモリ内に退避させ、割込コピーが終了した後に、中
断されたコピーを再開するようになっている。プリンタ
とコピーマシンとは、イメージデータを用紙に印刷する
点で共通するため、コピーマシンに採用された割込機能
をプリンタに用いることも考えられる。しかし、コピー
マシンは、画像読取り部で読み取られたイメージデータ
をコピー印刷すれば良いのに対し、プリンタは、ホスト
コンピュータから入力された印刷データを解釈して印刷
出力用のイメージデータを生成する必要がある。即ち、
プリンタは、印刷前に、印刷データを解釈して、イメー
ジデータの生成に必要なフォントデータをダウンロード
等しなければならず、印刷ジョブ毎に印刷環境を整える
必要がある。従って、コピーマシンにおける割込機能を
単純にプリンタに適用することはできない。
【0005】また、全ての印刷ジョブに対して割込印刷
を可能とすると、先行して印刷された印刷ジョブが終了
するまでの時間が長くなる可能性があり、使い勝手が低
いという問題もある。
【0006】一方、割込印刷に限らず、例えば、インク
やトナーの残量不足、用紙切れ等の各種印刷中断要求に
よって、印刷が中断される場合がある。従って、各種の
印刷中断要求に応じて中断された印刷を簡易に再開させ
る機能も求められている。
【0007】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、中断された印刷を重
複印刷することなく再開することができ、簡易な割込印
刷機能を実現して、使い勝手を向上できるようにしたプ
リンタ及び印刷方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るプリンタ及び印刷方法では、中断され
た印刷ジョブデータの印刷を再開するときに、既に印刷
されたページに係る印刷要求を無効とし、未印刷のペー
ジの印刷要求のみを有効とすることにより、重複印刷を
防止して印刷を再開できるようにしている。
【0009】請求項1に係る発明では、入力された印刷
ジョブデータに基づいて印刷を行うプリンタにおいて、
入力される印刷ジョブデータを記憶する保存手段と、前
記保存手段に対する前記印刷ジョブデータの記憶・読出
しを制御する受信データ制御手段と、前記印刷ジョブデ
ータを解釈して印刷要求を発行する解釈手段と、前記解
釈手段から発行される印刷要求が有効か否かを判定する
印刷要求判定手段と、前記印刷要求判定手段により有効
と判定された印刷要求に応じて印刷を行うプリントエン
ジンと、印刷中断要求の発生を監視し、前記印刷中断要
求が発生した場合は、印刷ジョブデータの処理を終了し
て印刷を中断させる印刷中断処理手段と、前記中断され
た印刷ジョブデータの印刷中断位置情報を管理する印刷
中断位置情報管理手段と、を備え、前記中断された印刷
ジョブデータの印刷を再開するときには、該印刷ジョブ
データを前記保存手段から読み出して前記解釈手段に供
給し、前記印刷要求判定手段は、前記印刷中断位置情報
を参照することにより、既に印刷されたページに係る印
刷要求を無効なものとして破棄し、未印刷のページに係
る印刷要求のみを有効なものとして前記プリントエンジ
ンに入力させることを特徴としている。
【0010】ホストコンピュータ等から入力された印刷
ジョブデータは、保存手段に記憶される。「保存手段」
としては、例えば、ハードディスク装置等の比較的大容
量の補助記憶装置が好ましい。印刷ジョブデータは、保
存手段に記憶されると共に、解釈手段に送られて解釈さ
れる。解釈手段は、印刷ジョブデータを解釈して印刷出
力用のイメージデータを生成し、このイメージデータの
印刷を要求する。印刷ジョブデータを解釈する際に、フ
ォントデータ等を必要とする場合は、必要なフォントデ
ータ等がダウンロードされ、メモリ上に展開される。解
釈手段は、フォントデータを参照しつつ印刷コマンドを
解釈して印刷出力用のイメージデータを生成し、印刷要
求を発行する。印刷要求判定手段は、解釈手段が発行し
た印刷要求について有効であるか否かを判定し、プリン
トエンジンは、有効と判定された印刷要求に応じて、イ
メージデータを印刷する。
【0011】ここで、例えば、割込印刷等の印刷中断要
求が発生すると、印刷中断処理手段は、現在印刷中の印
刷ジョブデータの処理を終了させて印刷を中断させる。
ここで、印刷ジョブデータの処理を終了させることによ
り、印刷ジョブデータの解釈に必要なフォントデータ等
が消去されてメモリが解放される。印刷ジョブデータの
印刷中断位置情報は、印刷中断位置情報管理手段により
管理される。
【0012】そして、印刷中断事由が解消し、中断され
た印刷ジョブデータの印刷を再開する場合に、保存手段
に保存された印刷ジョブデータが解釈手段に供給され、
印刷要求判定手段は、解釈手段から発行される印刷要求
のうち、未印刷のページに係る印刷要求のみを有効とす
る。即ち、印刷再開時に、保存手段に記憶された印刷ジ
ョブデータが解釈手段に供給されると、解釈手段は、必
要なフォントデータ等を改めて用意し、印刷ジョブデー
タを再び先頭ページから解釈して印刷出力用のイメージ
データを生成する。ここで、既に印刷されたページの印
刷要求も有効なものとして扱うと、プリントエンジンに
より重複印刷されるため、印刷要求判定手段は、未印刷
のページの印刷要求のみを有効とする。これにより、重
複した無駄な印刷物を生じることなく、中断された印刷
を再開することができる。
【0013】なお、印刷要求判定手段に関しては、少な
くとも2つの方法を採用することができる。一つは、通
常印刷時にも、印刷要求判定手段によって全ての印刷要
求の有効・無効を判定させるものである。通常印刷時に
解釈手段から発行される印刷要求は、全て未印刷のペー
ジに係る印刷要求であるから、印刷要求判定手段は全て
の印刷要求を有効と判定してプリントエンジンに渡すこ
とができる。他の一つは、印刷再開時にのみ、印刷要求
判定手段を起動させるものである。上述の通り、通常印
刷時には、全ての印刷要求が有効と判定されるため、印
刷要求の判定を行う必要がない。そこで、中断された印
刷を再開する場合にのみ、印刷要求の判定を行うことが
できる。請求項1に係る発明は、これら2つの方法を包
含している。
【0014】また、両面印刷中の印刷ジョブを中断する
場合には、表裏いずれかの区切りのよいページを印刷し
たところで印刷を中断することにより、用紙の無駄を防
止することができる。
【0015】請求項2に係る発明のように、前記印刷中
断位置情報として、印刷済みの積算ページ数を用いるこ
ともできる。
【0016】印刷済みの積算ページ数とは、同一の印刷
ジョブデータ内で既に印刷された通算枚数を意味する。
印刷中断位置情報としてページ番号を用いる場合は、複
数部数を印刷するときに、印刷中断位置を求めることが
難しい。これに対し、印刷済みページ数を用いることに
より、複数部数を印刷する場合でも、正確に印刷中断位
置を検出することができる。
【0017】請求項3に係る発明のように、前記印刷中
断要求には、少なくとも、割込印刷の発生を含めること
ができる。
【0018】請求項4に係る発明のように、前記印刷中
断処理手段は、入力される印刷ジョブデータの優先レベ
ルに基づいて割込印刷の可否を判定することもできる。
【0019】印刷中に他の印刷ジョブデータが入力され
た場合には、この新たに到着した印刷ジョブデータの割
込印刷を常に許可することもできる。しかし、無制限に
割込印刷を許可したのでは、先行印刷ジョブデータの印
刷終了までに長い時間を要する可能性がある。そこで、
印刷ジョブデータが有する優先レベルに基づいて、割込
印刷を許可するか否かを判定することにより、適正な割
込印刷を行うことができる。
【0020】ここで、印刷ジョブデータに優先レベルを
与える方法としては、幾つかの方法を採用することがで
きる。例えば、物理インターフェースまたは論理インタ
ーフェースが複数用意されている場合は、各インターフ
ェース毎に予め優先レベルを設定しておき、入力に用い
られたインターフェースの優先レベルを印刷ジョブデー
タの優先レベルとすることができる。また、例えば、印
刷ジョブデータのヘッダ等に優先レベルを示す情報を予
め格納しておくこともできる。さらに、印刷ジョブデー
タを生成したホストコンピュータに割り当てられたネッ
トワークアドレス毎に予め優先レベルを設定しておくこ
ともできる。また、例えば、後述のように、ページ数等
の印刷ジョブデータの属性情報に基づいて動的に優先レ
ベルを設定することも可能である。
【0021】なお、ここで、「優先レベルに基づいて」
には、割り込まれる印刷ジョブデータの優先レベルと割
り込む印刷ジョブデータの優先レベルとを比較する場合
に限らず、割り込む印刷ジョブデータの優先レベルと予
め設定された所定のレベルとを比較する場合も含む。
【0022】請求項5に係る発明のように、前記受信デ
ータ制御手段は、入力される印刷ジョブデータの優先レ
ベルが所定のレベル以下の場合に該印刷ジョブデータを
前記保存手段に記憶させ、前記印刷中断処理手段は、割
込印刷に係る印刷ジョブデータの優先レベルが前記保存
手段に記憶された先行印刷ジョブデータの優先レベル以
上の場合に、割込印刷を許可することもできる。
【0023】入力された印刷ジョブデータを全て保存手
段に記憶させるのではなく、所定のレベル以下の優先レ
ベルを有する印刷ジョブデータのみを保存手段に選択的
に記憶させる。即ち、優先レベルが低く割り込まれやす
い印刷ジョブデータのみを保存手段に記憶させることに
より、保存手段の記憶容量を効率的に利用することがで
きる。そして、印刷中断処理手段は、割込印刷に係る印
刷ジョブデータの優先レベルと保存手段に記憶された先
行印刷ジョブデータの割込印刷レベルとを比較し、割込
印刷に係る印刷ジョブデータの優先レベルの方が高いと
きに、割込印刷を許可する。
【0024】請求項6に係る発明のように、入力される
印刷ジョブデータの属性情報に基づいて前記優先レベル
を設定することもできる。
【0025】「印刷ジョブデータの属性情報」とは、例
えば、1部あたりのページ数、印刷部数、総データ量、
カラー印刷/モノクロ印刷の別、印刷色の使用数、使用
するフォントの種類、フォントデータのダウンロード等
に必要な時間、フォントデータ等の環境を切り換えるの
に必要なスイッチ時間等を挙げることができる。印刷ジ
ョブデータの属性情報に基づいて優先レベルを動的に設
定することにより、割り込まれても比較的支障の少ない
印刷ジョブデータに対して低い優先レベルを付与する一
方、割り込まれることにより印刷終了時間等が増大する
印刷ジョブデータに対して高い優先レベルを付与するこ
とができ、使い勝手が向上する。
【0026】請求項7に係る発明では、入力された印刷
ジョブデータに基づいて印刷を行う印刷方法において、
入力される印刷ジョブデータを保存手段に記憶させる第
1ステップと、前記印刷ジョブデータを解釈して印刷要
求を発行する第2ステップと、前記印刷要求に応じてプ
リントエンジンを駆動することにより印刷を行う第3ス
テップと、印刷済みのページ数を積算する第4ステップ
と、印刷中断要求が発生したか否かを検出する第5ステ
ップと、前記印刷中断要求が検出された場合には、前記
印刷ジョブデータの処理を終了して印刷を中断させる第
6ステップと、前記中断された印刷ジョブデータの印刷
を再開するか否かを判定する第7ステップと、前記中断
された印刷ジョブデータの印刷を再開する場合は、該印
刷ジョブデータを前記保存手段から読み出す第8ステッ
プと、前記読み出された印刷ジョブデータを解釈して印
刷要求を発行する第9ステップと、前記発行された印刷
要求のうち未印刷のページに係る印刷要求のみを有効と
する第10ステップと、前記有効とされた印刷要求に応
じて前記プリントエンジンを駆動することにより印刷を
行う第11ステップと、を含んでなることを特徴として
いる。
【0027】これにより、前記請求項2に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0028】請求項8に係る発明のように、前記印刷中
断要求には、少なくとも、割込印刷の発生を含めること
ができる。
【0029】請求項9に係る発明のように、前記第5ス
テップでは、入力される印刷ジョブデータの優先レベル
に基づいて割込印刷の可否を判定することもできる。
【0030】これにより、前記請求項4に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0031】請求項10に係る発明のように、前記第1
ステップでは、入力される印刷ジョブデータの優先レベ
ルが所定のレベル以下の場合に該印刷ジョブデータを前
記保存手段に記憶させ、前記第5ステップでは、割込印
刷に係る印刷ジョブデータの優先レベルが前記保存手段
に記憶された先行印刷ジョブデータの優先レベル以上の
場合に、割込印刷を許可することもできる。
【0032】これにより、前記請求項5に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0033】請求項11に係る発明では、プリンタを制
御するためのコンピュータプログラムを記録したプログ
ラム記録媒体において、保存手段に対する印刷ジョブデ
ータの記憶・読出しを制御する受信データ制御機能と、
前記印刷ジョブデータを解釈して印刷要求を発行する解
釈機能と、印刷中断要求が発生したか否かを検出し、前
記印刷中断要求を許可する場合は印刷ジョブデータの処
理を終了して印刷を中断させる印刷中断処理機能と、前
記中断された印刷ジョブデータの印刷中断位置情報を管
理する印刷中断位置情報管理機能と、前記中断された印
刷ジョブデータの印刷を再開する場合に、前記印刷中断
位置情報を参照することにより、未印刷のページに係る
印刷要求のみを有効と判定し、プリントエンジンに通知
させる印刷要求判定機能と、を前記コンピュータに実現
させるためのプログラムを前記コンピュータが読取り及
び理解可能な形態で記録している。
【0034】ここで、「プログラム記録媒体」には、例
えば、フロッピーディスク(FD)、コンパクトディスク
(CD-ROM,CD-R)、ハードディスク(HD)、メモリ等の
種々の記録媒体を採用することができる。また、これに
限らず、例えば、通信回線を介してプログラムをリモー
トダウンロードする等のように、通信媒体を利用するこ
ともできる。
【0035】前記所定のプログラムを記録した記録媒体
をコンピュータに読み込ませることにより、割込印刷を
行わせることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0037】1.第1の実施の形態 図1〜図3に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説
明する。ネットワークプリンタとして構成されるプリン
タ1は、インターフェース(以下「I/F」と略記)2
を介して通信回線100に接続されている。図示を省略
しているが、通信回線100には、複数のホストコンピ
ュータや他のプリンタ等が接続されている。
【0038】プリンタ1は、それぞれ後述する如く、I
/F2と、受信データ制御部4と、補助記憶装置5と、
コマンド解釈部6と、割込制御部7と、印刷要求判定部
8と、印刷中断位置管理テーブル9と、プリントエンジ
ン11とを備えて構成されている。
【0039】I/F2には、ポート番号毎にそれぞれ設
けられた受信バッファ3が接続されている。I/F2を
介して受信された印刷ジョブデータ(図中では、「印刷
ジョブ」として示す場合もある)は、ヘッダ内に格納さ
れた宛先ポート番号が検査され、各ポート毎に対応した
受信バッファ3に一時的に記憶される。
【0040】「受信データ制御手段」としての受信デー
タ制御部4は、入力された印刷ジョブデータを補助記憶
装置5に保存させると共に、保存された印刷ジョブデー
タを補助記憶装置5から読み出してコマンド解釈部6に
転送するものである。「保存手段」としての補助記憶装
置5は、例えば、ハードディスク装置等の比較的大容量
の記憶装置から構成されている。なお、RAMの一部も
補助記憶装置として利用することができる。
【0041】「解釈手段」としてのコマンド解釈部6
は、印刷ジョブデータの各コマンドを解釈して所定の動
作を行うものである。即ち、コマンド解釈部6は、印刷
ジョブデータの解釈に必要なフォントデータ等を図示せ
ぬメモリにロードした後、印刷ジョブデータの各コマン
ドを解釈して印刷出力用のイメージデータを生成し、印
刷要求を発行する。イメージデータは、イメージメモリ
10に展開される。また、コマンド解釈部6は、プリン
タステータスの問い合わせ等の他のコマンドも処理す
る。
【0042】「印刷中断処理手段」としての割込制御部
7は、割込の発生を検出し、割込印刷を許可する場合に
は、現在印刷中の印刷ジョブデータの処理を終了させ
て、割込印刷を行わせるものである。なお、本実施の形
態では、割込印刷制御部7は、原則として全ての割込印
刷を許可するようになっている。ここで、「原則とし
て」とは、先行する印刷ジョブデータの印刷終了が近い
場合には、割込を拒否できる点を考慮したものである。
【0043】「印刷要求判定手段」としての印刷要求判
定部8は、コマンド解釈部8から発行された印刷要求を
有効とするか無効とするか判定するものである。印刷要
求判定部8は、通常の印刷時には、コマンド解釈部6か
らの印刷要求を全て有効なものとして次処理に通知し、
割込印刷発生時には、現在印刷中の印刷ジョブデータに
係る次の印刷分の印刷要求を無効なものとして破棄す
る。また、印刷要求判定部8は、割り込まれた印刷ジョ
ブデータの印刷再開時に、印刷中断位置情報管理テーブ
ル9を参照することにより、コマンド解釈部6から発行
された印刷要求のうち未印刷の印刷ページに係る印刷要
求のみを有効なものとしてプリントエンジン11に通知
する。
【0044】「印刷中断位置情報管理手段」としての印
刷中断位置管理テーブル9は、各印刷ジョブデータにつ
いて通算何枚の印刷要求が出されたか否か、即ち、各印
刷ジョブデータ毎に、通算して何枚の印刷が行われたか
を管理するものである。例えば、10ページのドキュメ
ントを1部だけ印刷する印刷ジョブデータを4ページま
で印刷した時点で割込印刷を行う場合、管理テーブル9
には「4枚」という情報が格納される。従って、印刷要
求判定部8は、印刷中断位置管理テーブル9を参照する
ことにより、既に印刷されたページの印刷要求を破棄
し、未印刷のページの印刷要求のみを有効なものとして
次処理に通知することができる。なお、印刷中断位置管
理テーブル9には、補助記憶装置5における印刷ジョブ
データの格納アドレス情報も記憶されている。
【0045】プリントエンジン11は、コマンド解釈部
6から発行された印刷要求に応じて、イメージメモリ1
0に展開されたイメージデータに基づいた印刷を行うも
のである。プリントエンジン11としては、インクジェ
ット式、熱転写式、レーザ式等の種々のものを採用する
ことができる。
【0046】次に、図2に基づいて、本実施の形態の作
用を説明する。図2は、プリンタ1により実行される印
刷処理のフローチャートである。
【0047】ステップ(以下、「S」と略記)1では、
入力された印刷ジョブデータを補助記憶装置(図中では
「HD」と略記)5に保存させる。次に、印刷ジョブデ
ータの解釈に必要なフォントデータ等をメモリ上にダウ
ンロードすることにより、解釈のための環境を整え、補
助記憶装置5から読み出した印刷ジョブデータを解釈す
る(S2)。これにより、印刷出力用のイメージデータ
が生成されて印刷要求が発行され、プリントエンジン1
1により印刷される(S3)。
【0048】プリントエンジン11により印刷されたペ
ージ数(プリントエンジン11により処理された印刷要
求の数)は、印刷中断位置管理テーブル9により管理さ
れる(S4)。そして、印刷ジョブデータの印刷が全て
終了したか否かを判定し(S5)、印刷が終了していな
い場合は、他の印刷ジョブデータが到着して割込が発生
したか否かを判定する(S6)。割込が発生していない
場合は、前記S2に戻り、次のページのデータを解釈し
て印刷を行う(S3,S4)。
【0049】一方、現在処理中の印刷ジョブデータを全
て印刷する前に、他の印刷ジョブデータが受信された場
合は、前記S6により「YES」と判定され、先行する
印刷ジョブデータの処理を終了して印刷を中断させる
(S7)。即ち、次の印刷分の印刷要求を破棄させると
共に、先行印刷ジョブデータの解釈に用いたフォントデ
ータ等をメモリ上から削除してメモリを解放する。即
ち、プリンタ1のコンピュータ資源は、新たに受信され
た印刷ジョブデータの印刷に用いられる。そして、S2
〜S6を繰り返すことにより、割込印刷を行う。なお、
割込印刷に係る印刷ジョブデータも補助記憶装置5に記
憶されている。
【0050】割込印刷が終了すると、前記S5で「YE
S」と判定され、補助記憶装置5から割込印刷に係る印
刷ジョブデータが削除される。また、印刷中断位置管理
テーブル9からも割込印刷に係る印刷ジョブデータの印
刷済み積算ページ数が削除されると共に、メモリ等が解
放される。
【0051】そして、印刷中断位置管理テーブル9を参
照することにより、未処理の印刷ジョブデータがあるか
否か、即ち、割込印刷によって印刷が中断された印刷ジ
ョブデータが存在するか否かを判定する(S9)。未処
理の印刷ジョブデータが無い場合は、処理を終了する。
未処理の印刷ジョブデータが存在する場合は、印刷中断
位置管理テーブル9を参照し、中断された印刷ジョブデ
ータの格納アドレスや印刷済みのページ数等を読み出し
てセットする(S10)。次に、補助記憶装置5から中
断された印刷ジョブデータを読出し(S11)、必要な
フォントデータ等をメモリにダウンロードして解釈環境
を整備し、中断された印刷ジョブデータを再び先頭から
解釈する(S12)。
【0052】これにより、割込発生前に既に印刷された
ページのデータも再び解釈されて印刷要求が発行され
る。しかし、次のS13では、印刷中断位置管理テーブ
ル9を参照することにより、既に印刷されたページに係
る印刷要求であるか否かが判定され、既に印刷されたペ
ージであると判定された場合は、この印刷要求は破棄さ
れて(S14)、前記S11に戻る。従って、印刷中断
前に既に印刷されたページの印刷要求は、S11〜S1
4を繰り返すことにより破棄される。そして、未印刷の
ページに係る印刷要求が発行された場合は、前記S13
で「NO」と判定されてS3に移り、プリントエンジン
11により印刷される。
【0053】図3は、印刷の状況を模式的に示す説明図
である。図3(a)に示すように、必要なフォントデー
タ等をメモリにロード等した後に、印刷ジョブデータの
各ページのデータが解釈されて印刷されている。ここ
で、3ページ目の印刷を終了した時点で、新たな印刷ジ
ョブデータが受信されて割込が発生すると、先行する印
刷ジョブデータの処理が終了され、フォントデータ等が
削除されてメモリが解放される。
【0054】次に、図3(b)に示すように、割込印刷
に係る印刷ジョブデータの解釈に必要なフォントデータ
等を新たに準備した後、割込印刷を行う。割込印刷を終
了した場合は、この割込印刷に用いられたフォントデー
タ等が削除されてメモリが解放される。
【0055】そして、図3(c)に示すように、割込印
刷によって中断された先行印刷ジョブデータの印刷を再
開する。即ち、必要なフォントデータ等をメモリにロー
ド等した後、先頭のページから解釈を行い、各ページ毎
に印刷要求を発行する。ここで、1ページ目から3ペー
ジ目までは、既に印刷されているため、1〜3ページま
での印刷要求は、印刷要求判定部8により破棄される。
そして、まだ印刷されていない4ページ目以降の印刷要
求のみが有効なものとしてプリントエンジン11に通知
されることにより、先行印刷ジョブデータの印刷が終了
する。
【0056】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0057】第1に、割込が発生した場合には、先行印
刷ジョブデータの処理を終了させて割込印刷を実行し、
割込印刷終了後には、補助記憶装置5から先行印刷ジョ
ブデータを読み出して先頭のページから解釈し、未印刷
のページに係る印刷要求のみを有効なものとしてプリン
トエンジン11に通知するため、プリンタ1に搭載され
たメモリを十分に利用することができ、簡易な構成で割
込印刷を実現することができる。
【0058】即ち、印刷再開時には、印刷ジョブデータ
を先頭から解釈して、必要なフォントデータをメモリに
ロードする等の印刷環境を整備した上で、印刷処理を再
開するため、中断された印刷ジョブデータが使用するフ
ォントデータ等をメモリに保持しておく必要がなく、印
刷再開位置の記憶アドレスや使用フォント等を指定する
ヘッダ部の記憶アドレス等を管理する必要がなく、簡易
なデータ処理で割込印刷を実現することができる。換言
すれば、本発明は、印刷再開位置のページデータを直接
読み出して解釈・印刷するものではないため、印刷再開
時の印刷処理時間は多少増大するものの、再開位置のデ
ータを直接指定するためのデータ処理や印刷環境を保持
しておくためのメモリ領域等を必要とせず、簡易かつ低
コストに割込印刷を行うことができる。なお、例えば、
100枚のドキュメントの90枚目まで印刷が終了して
いる場合のように、先行する印刷ジョブデータを所定値
以上印刷している場合は、割込印刷を拒否することがで
きる。これにより、印刷再開時に破棄される印刷要求の
数を少なくすることができ、印刷時間を短縮することが
できる。
【0059】第2に、少ないメモリ量で割込印刷を行う
ことができる。例えば、プリンタ1に大容量のメモリを
搭載しておき、先行する印刷ジョブと割込印刷に係る印
刷ジョブとがメモリを共用する構成も考えられる。しか
し、この場合は、実際の印刷処理が行われていない印刷
ジョブによってメモリが消費されるため、メモリ不足を
回避するために大量のメモリを必要とし、十分なメモリ
が搭載されていない場合は、ワークエリアの不足等によ
ってデータ処理速度が低下する。これに対し、本発明で
は、先行印刷ジョブデータまたは割込印刷ジョブデータ
のいずれかによって全てのメモリを使用させることがで
き、少ないメモリ量で割込印刷を実現することができ
る。
【0060】第3に、印刷済みのページ数を管理するこ
とにより印刷再開位置を検出するため、複数部数の印刷
を行う場合でも、正確に印刷を再開させることができ
る。
【0061】2.第2の実施の形態 次に、図4〜図6に基づいて本発明の第2の実施の形態
を説明する。なお、以下の各実施の形態では、上述した
第1の実施の形態の構成要素と同一の構成要素に同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。本実施の
形態の特徴は、所定の優先レベル以下の印刷ジョブデー
タのみを補助記憶装置5に記憶させる点にある。
【0062】本実施の形態によるプリンタ21は、入力
された全ての印刷ジョブデータを補助記憶装置5に記憶
させるのではなく、優先レベルが低く、割り込まれる可
能性の高い印刷ジョブデータのみを記憶させている。即
ち、受信データ制御部22は、優先レベル管理テーブル
23を参照することにより、入力された印刷ジョブデー
タの優先レベルを検査し、この優先レベルが所定レベル
以下の印刷ジョブデータのみを補助記憶装置5に記憶さ
せる。
【0063】図5に示すように、例えば、優先レベル管
理手段として表現可能な優先レベル管理テーブル23に
は、各受信ポート毎に予め優先レベルがそれぞれ設定さ
れている。従って、印刷ジョブデータは、転送に用いら
れたポートによって優先レベルが設定される。
【0064】また、本実施の形態における割込制御部2
4は、先行する印刷ジョブデータの優先レベルと新たに
到着した印刷ジョブデータの優先レベルとを比較し、先
行する印刷ジョブデータの優先レベルの方が低い場合に
のみ、割込を許可するようになっている。
【0065】図6は、本実施の形態による印刷処理のフ
ローチャートである。本処理には、図2と共に上述した
S1〜S14までの全ステップが含まれている。これに
加えて、本処理では、まず最初に、受信された印刷ジョ
ブデータの優先レベルが所定のレベル以下であるか否か
を判定する(S21)。印刷ジョブデータの優先レベル
が所定のレベル以下の場合は、この印刷ジョブデータを
補助記憶装置5に記憶させる(S1)。一方、受信され
た印刷ジョブデータの優先レベルが所定レベルよりも大
きい場合は、S1をスキップし、この印刷ジョブデータ
を補助記憶装置5に記憶させない。
【0066】そして、本実施の形態では、S6で割込の
発生が検出された後、この割込を許可するか否かを判定
する(S22)。優先レベルが所定レベルよりも高い印
刷ジョブデータは、補助記憶装置5に記憶されていない
ため、優先レベルの高い印刷ジョブデータに対しては、
割込印刷は許可されない。S22では、補助記憶装置5
に記憶されている印刷ジョブデータの優先レベルと新た
に受信された印刷ジョブデータの優先レベルとを比較
し、新たに受信された印刷ジョブデータの優先レベルの
方が高い場合に、割込印刷を許可する。
【0067】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第1の実施の形態と同様の作用を得ることがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、優先レベルが
低い印刷ジョブデータのみを補助記憶装置5に記憶させ
ると共に、優先レベルに基づいて割込印刷を許可するか
否かを決定する。従って、補助記憶装置5の記憶容量を
比較的少なくすることができ、また、無制限な割込印刷
を禁止して、先行する印刷ジョブデータの処理時間が増
大するのを防止することができ、適正な割込印刷を実現
することができる。
【0068】3.第3の実施の形態 次に、図7〜図10に基づいて本発明の第3の実施の形
態を説明する。本実施の形態の特徴は、入力された印刷
ジョブデータの属性を解析することにより、印刷ジョブ
毎に優先レベルを動的に設定する点にある。
【0069】本実施の形態によるプリンタ31の割込制
御部32は、例えば、優先レベル設定手段として表現可
能な優先レベル設定テーブル33を参照することによ
り、入力された印刷ジョブデータの属性に基づいた優先
レベルを設定する。また、割込制御部32によって設定
された優先レベルは、優先レベル管理テーブル34によ
って管理されている。
【0070】図8は、各テーブル33,34の概略構成
を示す説明図である。優先レベル設定テーブル33に
は、印刷ジョブデータから抽出される各属性情報A〜N
と、該各属性情報毎に予め設定されたポイント数A〜N
とが記憶されている。割込制御部32は、入力された印
刷ジョブデータの属性情報に基づいてポイント数を算出
し、この合計ポイント数に基づいて優先レベルを設定す
ることができる。例えば、印刷部数1部毎に10ポイン
ト、印刷ページ1枚毎に1ポイント、カラー印刷の場合
は20ポイントのように、各属性に応じてポイント数が
設定されており、10ポイント以下は優先レベル1、1
1〜20ポイントまでは優先レベル2のように定めてお
けば、印刷ジョブデータの属性情報に応じて優先レベル
を設定することができる。
【0071】そして、各印刷ジョブデータ毎に設定され
た優先レベルは、優先レベル管理テーブル34に書き込
まれて管理される。
【0072】なお、図8では、各属性情報毎にポイント
数を定めておき、ポイント数の合計をもって優先レベル
を設定する場合を例示したが、本発明はこれに限らず、
種々の方法を採用することができる。例えば、印刷枚数
等の一つの属性のみに着目して優先レベルを設定しても
よい。
【0073】次に、図9は、本実施の形態による印刷処
理のフローチャートである。本処理では、図2中に示す
S1〜S14までの各ステップを全て備えている。これ
に加えて、本処理では、まず最初に、印刷ジョブデータ
の属性情報に基づいて優先レベルを設定する(S3
1)。そして、S6で割込の発生が検出された場合は、
S31で設定された優先レベルに基づいて、割込印刷を
許可するか否かを判定するようになっている(S3
2)。
【0074】図10は、図9中にS31として示された
優先レベル設定処理のフローチャートである。まず、入
力された印刷ジョブデータから印刷部数やページ数等の
属性情報を抽出して解析し(S41)、この解析された
属性情報に基づいて優先レベル設定テーブル33を参照
することにより(S42)、印刷ジョブデータに割り当
てるべき優先レベルを設定する(S43)。そして、こ
の設定された優先レベルを優先レベル管理テーブル34
に記憶して管理させる。従って、図9中のS32では、
優先レベル管理テーブル34を参照することにより、割
込印刷を許可するか否かを判定することができる。
【0075】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、印刷ジョブデ
ータの属性情報に基づいて優先レベルを設定するため、
印刷ジョブデータの属性に応じて適正な割込印刷を行う
ことができる。
【0076】4.第4の実施の形態 次に、図11及び図12に基づいて本発明の第4の実施
の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、トナー残量
不足や用紙切れ等の印刷中断要求によって中断された印
刷を再開させる点にある。
【0077】本実施の形態によるプリンタ41では、割
込印刷のみならず、トナー不足や用紙切れ等の各種印刷
中断要求に応じて印刷の中断処理を行う印刷中断処理部
42が設けられている。即ち、印刷中断処理部42に
は、用紙切れを検出する用紙センサ43と、トナー残量
を検出するトナーセンサ44と、操作パネル上のリセッ
トスイッチ(図中ではスイッチを「SW」と略記)45
とからの信号がそれぞれ入力されるようになっている。
印刷中断処理部42は、用紙切れ、トナー不足、リセッ
ト要求、割込印刷等の各種印刷中断要求が発生すると、
印刷中の印刷ジョブデータを終了させる。
【0078】図12のフローチャートは、本実施の形態
による印刷処理を示す。本処理では、図2中のS1〜S
5,S8,S10〜S14の各ステップを備えている。
本処理では、S6に代えて、印刷中断要求が発生したか
否かを判定し(S51)、印刷中断要求が発生した場合
は、印刷を終了させる(S52)。次に、例えば、トナ
ーや用紙等が補充されることにより、印刷中断要求が解
消されたか否かを判定し(S53)、印刷中断要求が解
消された場合には、中断された印刷があるか否かを判定
する(S54)。中断された印刷がある場合は、この印
刷ジョブデータを再度読み出して解釈し、既に印刷され
たページの印刷要求を破棄することにより、重複印刷を
行わずに印刷を再開させる(S10〜S14)。
【0079】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、割込印刷以外
の印刷中断要求にも対応できるため、使い勝手を一層向
上させることができる。
【0080】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の追加、変更
等が可能である。例えば、図1中に示すように、記録媒
体MMに所定のプログラムを記憶させておき、該プログ
ラムをプリンタにロードすることにより、本発明を実現
することもできる。記録媒体としては、例えば、RO
M,FD,CD−ROM,メモリカード等の種々の有形
的記憶媒体のほか、通信ネットワークを介してダウンロ
ードさせる通信媒体をも含む。
【0081】また、図13に示す変形例のように、割込
印刷を行う場合は、先行印刷ジョブデータの印刷に用い
た出力トレイとは別の出力トレイに切り換えて割込印刷
を行い(S61)、中断された印刷ジョブデータの印刷
を再開する場合には、元の出力トレイに切り換えて(S
62)排紙させることもできる。
【0082】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るプリン
タ及び印刷方法によれば、印刷を再開するときに、既に
印刷されたページの印刷要求を破棄し、未印刷のページ
の印刷要求のみを有効なものとして扱うため、印刷ジョ
ブデータを解釈するために必要なフォントデータ等を保
持しておく必要がなく、簡易な構成で割込印刷を実現す
ることができ、重複印刷を防止しつつ印刷を再開するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタのブ
ロック図である。
【図2】印刷処理を示すフローチャートである。
【図3】割込印刷時の印刷状況を模式的に示す説明図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタのブ
ロック図である。
【図5】優先レベル管理テーブルの構成を示す説明図で
ある。
【図6】印刷処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るプリンタの説
明図である。
【図8】優先レベル設定テーブル及び優先レベル管理テ
ーブルの構成をそれぞれ示す説明図である。
【図9】印刷処理を示すフローチャートである。
【図10】優先レベル設定処理を示すフローチャートで
ある。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係るプリンタの
ブロック図である。
【図12】印刷処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の変形例に係る印刷処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ 4 受信データ制御部 5 補助記憶装置 6 コマンド解釈部 7 割込制御部 8 印刷要求判定部 9 印刷中断位置管理テーブル 11 プリントエンジン 21 プリンタ 22 受信データ制御部 23 優先レベル管理テーブル 24 割込制御部 31 プリンタ 32 割込制御部 33 優先レベル設定テーブル 34 優先レベル管理テーブル 41 プリンタ 42 印刷中断処理部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された印刷ジョブデータに基づいて
    印刷を行うプリンタにおいて、 入力される印刷ジョブデータを記憶する保存手段と、 前記保存手段に対する前記印刷ジョブデータの記憶・読
    出しを制御する受信データ制御手段と、 前記印刷ジョブデータを解釈して印刷要求を発行する解
    釈手段と、 前記解釈手段から発行される印刷要求が有効か否かを判
    定する印刷要求判定手段と、 前記印刷要求判定手段により有効と判定された印刷要求
    に応じて印刷を行うプリントエンジンと、 印刷中断要求の発生を監視し、前記印刷中断要求が発生
    した場合は、印刷ジョブデータの処理を終了して印刷を
    中断させる印刷中断処理手段と、 前記中断された印刷ジョブデータの印刷中断位置情報を
    管理する印刷中断位置情報管理手段と、を備え、 前記中断された印刷ジョブデータの印刷を再開するとき
    には、 該印刷ジョブデータを前記保存手段から読み出して前記
    解釈手段に供給し、 前記印刷要求判定手段は、前記印刷中断位置情報を参照
    することにより、既に印刷されたページに係る印刷要求
    を無効なものとして破棄し、未印刷のページに係る印刷
    要求のみを有効なものとして前記プリントエンジンに入
    力させることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記印刷中断位置情報として、印刷済み
    の積算ページ数を用いる請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記印刷中断要求には、少なくとも、割
    込印刷の発生が含まれている請求項1または請求項2の
    いずれかに記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記印刷中断処理手段は、入力される印
    刷ジョブデータの優先レベルに基づいて、前記割込印刷
    を許可するか否かを判定する請求項3に記載のプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 前記受信データ制御手段は、入力される
    印刷ジョブデータの優先レベルが所定のレベル以下の場
    合に該印刷ジョブデータを前記保存手段に記憶させ、前
    記印刷中断処理手段は、前記割込印刷に係る印刷ジョブ
    データの優先レベルが前記保存手段に記憶された先行印
    刷ジョブデータの優先レベル以上の場合に、前記割込印
    刷を許可する請求項3に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 入力される印刷ジョブデータの属性情報
    に基づいて前記優先レベルを設定する請求項4または請
    求項5のいずれかに記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 入力された印刷ジョブデータに基づいて
    印刷を行う印刷方法において、 入力される印刷ジョブデータを保存手段に記憶させる第
    1ステップと、 前記印刷ジョブデータを解釈して印刷要求を発行する第
    2ステップと、 前記印刷要求に応じてプリントエンジンを駆動すること
    により印刷を行う第3ステップと、 印刷済みのページ数を積算する第4ステップと、 印刷中断要求が発生したか否かを検出する第5ステップ
    と、 前記印刷中断要求が検出された場合には、前記印刷ジョ
    ブデータの処理を終了して印刷を中断させる第6ステッ
    プと、 前記中断された印刷ジョブデータの印刷を再開するか否
    かを判定する第7ステップと、 前記中断された印刷ジョブデータの印刷を再開する場合
    は、該印刷ジョブデータを前記保存手段から読み出す第
    8ステップと、 前記読み出された印刷ジョブデータを解釈して印刷要求
    を発行する第9ステップと、 前記発行された印刷要求のうち未印刷のページに係る印
    刷要求のみを有効とする第10ステップと、 前記有効とされた印刷要求に応じて前記プリントエンジ
    ンを駆動することにより印刷を行う第11ステップと、
    を含んでなることを特徴とする印刷方法。
  8. 【請求項8】 前記印刷中断要求には、少なくとも、割
    込印刷の発生が含まれている請求項7に記載の印刷方
    法。
  9. 【請求項9】 前記第5ステップでは、入力される印刷
    ジョブデータの優先レベルに基づいて前記割込印刷の可
    否を判定する請求項8に記載の印刷方法。
  10. 【請求項10】 前記第1ステップでは、入力される印
    刷ジョブデータの優先レベルが所定のレベル以下の場合
    に該印刷ジョブデータを前記保存手段に記憶させ、前記
    第5ステップでは、前記割込印刷に係る印刷ジョブデー
    タの優先レベルが前記保存手段に記憶された先行印刷ジ
    ョブデータの優先レベル以上の場合に、前記割込印刷を
    許可する請求項8に記載の印刷方法。
  11. 【請求項11】 プリンタを制御するためのコンピュー
    タプログラムを記録したプログラム記録媒体において、 保存手段に対する印刷ジョブデータの記憶・読出しを制
    御する受信データ制御機能と、 前記印刷ジョブデータを解釈して印刷要求を発行する解
    釈機能と、 印刷中断要求が発生したか否かを検出し、前記印刷中断
    要求を許可する場合は印刷ジョブデータの処理を終了し
    て印刷を中断させる印刷中断処理機能と、 前記中断された印刷ジョブデータの印刷中断位置情報を
    管理する印刷中断位置情報管理機能と、 前記中断された印刷ジョブデータの印刷を再開する場合
    に、前記印刷中断位置情報を参照することにより、未印
    刷のページに係る印刷要求のみを有効と判定し、プリン
    トエンジンに通知させる印刷要求判定機能と、を前記コ
    ンピュータに実現させるためのプログラムを前記コンピ
    ュータが読取り及び理解可能な形態で記録したプログラ
    ム記録媒体。
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