JP2001199131A - 印刷管理システム、印刷管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

印刷管理システム、印刷管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001199131A
JP2001199131A JP2000009454A JP2000009454A JP2001199131A JP 2001199131 A JP2001199131 A JP 2001199131A JP 2000009454 A JP2000009454 A JP 2000009454A JP 2000009454 A JP2000009454 A JP 2000009454A JP 2001199131 A JP2001199131 A JP 2001199131A
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Kei Senba
圭 仙波
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク環境下にある複数の印刷装置の
省エネルギー制御を自動的に効率良くおこなうこと。 【解決手段】 記憶部123に記憶した情報に基づいて
優先順位設定部122が各印刷装置131〜133の優
先順位を設定し、省エネモード選択部125が、この優
先順位とホスト100〜102の稼働状況に基づいて省
エネモードを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷要求された
印刷ジョブを印刷用紙に印刷する複数の印刷装置と、各
印刷装置を管理する印刷管理装置とを有する印刷管理シ
ステム、印刷管理方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク環境下にある複数の
印刷装置の電源投入および電源遮断を制御して、システ
ム全体の消費電力を低減する技術が知られている。たと
えば、特開平11−164959号公報には、印刷管理
装置の管理下で複数の印刷装置をネットワークに接続
し、複数のホスト装置(以下「ホスト」と言う)に印刷
サービスをおこなう際に、この印刷管理装置が各印刷装
置の印刷頻度数または性能に基づく優先順位に基づい
て、各印刷装置の電源投入または電源遮断を自動的に制
御することにより、システムの消費電力を削減しつつ、
ユーザの操作負担なしに印刷処理動作を各印刷装置に効
率良くおこなわせる技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術は、あくまでも各印刷装置の電源投入または電源
遮断を制御するものにすぎず、省エネルギー制御までを
おこなうものではないので、消費電力の削減できる程度
に限界がある。
【0004】すなわち、最近の印刷装置においては、待
機状態のままで所定時間を経過するまでに印刷管理装置
がホストから印刷処理命令を受信しない場合に、定着ヒ
ータの温度制御や定着ヒータへの電力供給を遮断して消
費電力を低減する省エネルギー技術が知られているが、
上記従来技術は、待機状態で所定時間が経過した場合に
おけるかかる省エネルギー制御をおこなうわけではな
い。
【0005】また、印刷装置がかかる省エネルギー制御
をおこなう状態(以下「省エネモード」と言う)である
間にホストから印刷処理命令が発生すると、定着ヒータ
の温度を印字処理が可能な温度まで上昇させるためのウ
ォーミングアップ時間すなわち待ち時間が必ず必要とな
るという問題もある。
【0006】さらに、印刷装置のトナー残量が少なくな
ると、印字にかすれなどが生じ、印刷用紙の無駄が発生
することとなるため、単に省エネルギーの観点からだけ
でなく、印刷用紙を含めた効率の良い省資源制御も重要
となる。
【0007】これらのことから、いかにしてネットワー
ク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御を自
動的に効率良くおこない、もってシステムの更なる消費
電力の低減を図るかが極めて重要な課題となっている。
また、いかにウォーミングアップ時間を短縮して、省エ
ネルギーと迅速な印刷を両立するかが重要な課題となっ
ている。さらに、印刷用紙を含めた効率の良い省資源制
御をいかに実現するかも重要な課題となっている。
【0008】この発明は、上述した従来技術による問題
点(課題)を解消するため、ネットワーク環境下にある
複数の印刷装置の省エネルギー制御を自動的に効率良く
おこなうことができ、またウォーミングアップ時間を短
縮して、省エネルギーと迅速な印刷を両立することがで
き、さらに印刷用紙を含めた省資源制御を効率良くおこ
なうことができる印刷管理システム、印刷管理方法、お
よびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る印刷管理シ
ステムは、印刷要求を複数の印刷装置のいずれかに出力
するとともに、各印刷装置に設定した優先順位に基づい
て各印刷装置の電源の投入および遮断を制御する印刷管
理システムにおいて、各印刷装置が印刷依頼を待ち受け
る待機状態か否かを判定する判定手段と、前記判定手段
により印刷装置が待機状態にあると判定された場合に、
前記優先順位に基づいて、該印刷装置の省エネルギーモ
ードを独立または段階的に制御する制御手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0010】この請求項1の発明によれば、各印刷装置
が印刷依頼を待ち受ける待機状態か否かを判定し、印刷
装置が待機状態にあると判定された場合に、優先順位に
基づいて、該印刷装置の省エネルギーモードを独立また
は段階的に制御することとしたので、ネットワーク環境
下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御を自動的に
効率良くおこなうことができる。
【0011】また、請求項2の発明に係る印刷管理シス
テムは、前記制御手段が、所定の時間帯での印刷頻度の
優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置の省エネ
ルギーモードを独立または段階的に制御することを特徴
とする。
【0012】この請求項2の発明によれば、所定の時間
帯での印刷頻度の優先順位に基づいて、待機状態にある
印刷装置の省エネルギーモードを独立または段階的に制
御することとしたので、印刷頻度を利用してネットワー
ク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御を自
動的に効率良くおこなうことができる。
【0013】また、請求項3の発明に係る印刷管理シス
テムは、前記制御手段が、前記印刷装置の画像形成性能
の優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置の省エ
ネルギーモードを独立または段階的に制御することを特
徴とする。
【0014】この請求項3の発明によれば、印刷装置の
画像形成性能の優先順位に基づいて、待機状態にある印
刷装置の省エネルギーモードを独立または段階的に制御
することとしたので、画像形成性能を利用してネットワ
ーク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御を
自動的に効率良くおこなうことができる。
【0015】また、請求項4の発明に係る印刷管理シス
テムは、前記制御手段が、所定の時刻における前記優先
順位に基づいて、待機状態にある印刷装置の省エネルギ
ーモードを独立または段階的に制御することを特徴とす
る。
【0016】この請求項4の発明によれば、所定の時刻
における優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置
の省エネルギーモードを独立または段階的に制御するこ
ととしたので、印刷される可能性の少ない時間帯を利用
してネットワーク環境下にある複数の印刷装置の省エネ
ルギー制御を自動的に効率良くおこなうことができる。
【0017】また、請求項5の発明に係る印刷管理シス
テムは、印刷要求を複数の印刷装置のいずれかに出力す
るとともに、各印刷装置の省エネルギー制御をおこなう
印刷管理システムにおいて、前記複数の印刷装置の使用
状況に基づいて各印刷装置の印刷頻度間隔を算出する印
刷頻度間隔算出手段と、前記印刷頻度間隔算出手段によ
り算出された印刷頻度間隔に基づいて、省エネルギーモ
ードの継続時間を各印刷装置に設定制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0018】この請求項5の発明によれば、複数の印刷
装置の使用状況に基づいて各印刷装置の印刷頻度間隔を
算出し、算出した印刷頻度間隔に基づいて、省エネルギ
ーモードの継続時間を各印刷装置に設定制御することと
したので、ウォーミングアップ時間を短縮して、省エネ
ルギーと迅速な印刷を両立することができる。
【0019】また、請求項6の発明に係る印刷管理シス
テムは、前記制御手段が、前記印刷頻度間隔算出手段に
より算出された印刷頻度間隔に基づいて、各省エネルギ
ーモードごとの省エネルギーモードの継続時間を設定制
御することを特徴とする。
【0020】この請求項6の発明によれば、算出された
印刷頻度間隔に基づいて、各省エネルギーモードごとの
省エネルギーモードの継続時間を設定制御することとし
たので、省エネルギーモードごとに継続時間を設定し、
もって省エネルギーモードごとにウォーミングアップ時
間を短縮することができる。
【0021】また、請求項7の発明に係る印刷管理シス
テムは、前記制御手段が、前記印刷頻度間隔算出手段に
より算出された印刷頻度間隔に基づいて、最適なレベル
の省エネルギーモードまたは複数レベルの省エネルギー
モードを段階的に設定制御することを特徴とする。
【0022】この請求項7の発明によれば、算出された
印刷頻度間隔に基づいて、最適なレベルの省エネルギー
モードまたは複数レベルの省エネルギーモードを段階的
に設定制御することとしたので、より効率良くウォーミ
ングアップ時間を短縮することができる。
【0023】また、請求項8の発明に係る印刷管理シス
テムは、印刷要求された印刷ジョブを印刷用紙に印刷す
る複数の印刷装置と、各印刷装置を管理する印刷管理装
置とを有する印刷管理システムにおいて、前記複数の印
刷装置は、前記印刷用紙に印刷した文字または画像を読
み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた文
字または画像の印刷濃度を検出する印刷濃度検出手段
と、前記印刷濃度検出手段による検出結果を前記印刷管
理装置に通知する通知手段とを備え、前記印刷管理装置
は、前記通知手段により通知された検出結果に基づいて
前記印刷ジョブを出力する印刷装置を選択する選択手段
を備えたことを特徴とする。
【0024】この請求項8の発明によれば、印刷用紙に
印刷した文字または画像を読み取り、読み取られた文字
または画像の印刷濃度を検出し、この検出結果を印刷管
理装置に通知し、通知された検出結果に基づいて印刷ジ
ョブを出力する印刷装置を選択することとしたので、印
刷用紙についての省資源制御を効率良くおこなうことが
できる。
【0025】また、請求項9の発明に係る印刷管理シス
テムは、前記通知手段が、各印刷装置がトナーエンド状
態である場合にのみ前記印刷濃度検出手段による検出結
果を前記印刷管理装置に通知することを特徴とする。
【0026】この請求項9の発明によれば、各印刷装置
がトナーエンド状態である場合にのみ検出結果を印刷管
理装置に通知することとしたので、トナーエンド状態以
外の要因を排除し、印刷用紙についての省資源制御を効
率良くおこなうことができる。
【0027】また、請求項10の発明に係る印刷管理シ
ステムは、前記印刷装置が、トナーエンド状態の解除を
検出する状態解除検出手段をさらに備え、前記通知手段
は、前記解除検出手段によりトナーエンド状態の解除が
検出された際に、その旨を前記印刷管理装置に通知する
ことを特徴とする。
【0028】この請求項10の発明によれば、トナーエ
ンド状態の解除が検出された際に、その旨を印刷管理装
置に通知することとしたので、印刷装置の稼働率を向上
させることができる。
【0029】また、請求項11の発明に係る印刷管理方
法は、印刷要求を複数の印刷装置のいずれかに出力する
とともに、各印刷装置に設定した優先順位に基づいて各
印刷装置の電源の投入および遮断を制御する印刷管理方
法において、各印刷装置が印刷依頼を待ち受ける待機状
態か否かを判定する判定工程と、前記判定工程により印
刷装置が待機状態にあると判定された場合に、前記優先
順位に基づいて、該印刷装置の省エネルギーモードを独
立または段階的に制御する制御工程と、を含んだことを
特徴とする。
【0030】この請求項11の発明によれば、各印刷装
置が印刷依頼を待ち受ける待機状態か否かを判定し、印
刷装置が待機状態にあると判定された場合に、優先順位
に基づいて、該印刷装置の省エネルギーモードを独立ま
たは段階的に制御することとしたので、ネットワーク環
境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御を自動的
に効率良くおこなうことができる。
【0031】また、請求項12の発明に係る印刷管理方
法は、前記制御工程が、所定の時間帯での印刷頻度の優
先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置の省エネル
ギーモードを独立または段階的に制御することを特徴と
する。
【0032】この請求項12の発明によれば、所定の時
間帯での印刷頻度の優先順位に基づいて、待機状態にあ
る印刷装置の省エネルギーモードを独立または段階的に
制御することとしたので、印刷頻度を利用してネットワ
ーク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御を
自動的に効率良くおこなうことができる。
【0033】また、請求項13の発明に係る印刷管理方
法は、前記制御工程が、前記印刷装置の画像形成性能の
優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置の省エネ
ルギーモードを独立または段階的に制御することを特徴
とする。
【0034】この請求項13の発明によれば、印刷装置
の画像形成性能の優先順位に基づいて、待機状態にある
印刷装置の省エネルギーモードを独立または段階的に制
御することとしたので、画像形成性能を利用してネット
ワーク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御
を自動的に効率良くおこなうことができる。
【0035】また、請求項14の発明に係る印刷管理方
法は、前記制御工程が、所定の時刻における前記優先順
位に基づいて、待機状態にある印刷装置の省エネルギー
モードを独立または段階的に制御することを特徴とす
る。
【0036】この請求項14の発明によれば、所定の時
刻における優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装
置の省エネルギーモードを独立または段階的に制御する
こととしたので、印刷される可能性の少ない時間帯を利
用してネットワーク環境下にある複数の印刷装置の省エ
ネルギー制御を自動的に効率良くおこなうことができ
る。
【0037】また、請求項15の発明に係る印刷管理方
法は、印刷要求を複数の印刷装置のいずれかに出力する
とともに、各印刷装置の省エネルギー制御をおこなう印
刷管理方法において、前記複数の印刷装置の使用状況に
基づいて各印刷装置の印刷頻度間隔を算出する印刷頻度
間隔算出工程と、前記印刷頻度間隔算出工程により算出
された印刷頻度間隔に基づいて、省エネルギーモードの
継続時間を各印刷装置に設定制御する制御工程と、を含
んだことを特徴とする。
【0038】この請求項15の発明によれば、複数の印
刷装置の使用状況に基づいて各印刷装置の印刷頻度間隔
を算出し、算出した印刷頻度間隔に基づいて、省エネル
ギーモードの継続時間を各印刷装置に設定制御すること
としたので、ウォーミングアップ時間を短縮して、省エ
ネルギーと迅速な印刷を両立することができる。
【0039】また、請求項16の発明に係る印刷管理方
法は、前記制御工程が、前記印刷頻度間隔算出工程によ
り算出された印刷頻度間隔に基づいて、各省エネルギー
モードごとの省エネルギーモードの継続時間を設定制御
することを特徴とする。
【0040】この請求項16の発明によれば、算出され
た印刷頻度間隔に基づいて、各省エネルギーモードごと
の省エネルギーモードの継続時間を設定制御することと
したので、省エネルギーモードごとに継続時間を設定
し、もって省エネルギーモードごとにウォーミングアッ
プ時間を短縮することができる。
【0041】また、請求項17の発明に係る印刷管理方
法は、前記制御工程が、前記印刷頻度間隔算出工程によ
り算出された印刷頻度間隔に基づいて、最適なレベルの
省エネルギーモードまたは複数レベルの省エネルギーモ
ードを段階的に設定制御することを特徴とする。
【0042】この請求項17の発明によれば、算出され
た印刷頻度間隔に基づいて、最適なレベルの省エネルギ
ーモードまたは複数レベルの省エネルギーモードを段階
的に設定制御することとしたので、より効率良くウォー
ミングアップ時間を短縮することができる。
【0043】また、請求項18の発明に係る印刷管理方
法は、印刷要求された印刷ジョブを印刷用紙に印刷する
複数の印刷装置と、各印刷装置を管理する印刷管理装置
とを有する印刷管理システムの印刷管理方法において、
前記印刷用紙に印刷した文字または画像を読み取る読取
工程と、前記読取工程により読み取られた文字または画
像の印刷濃度を検出する印刷濃度検出工程と、前記印刷
濃度検出工程による検出結果を前記印刷管理装置に通知
する通知工程と、前記通知工程により通知された検出結
果に基づいて前記印刷ジョブを出力する印刷装置を選択
する選択工程と、を含んだことを特徴とする。
【0044】この請求項18の発明によれば、印刷用紙
に印刷した文字または画像を読み取り、読み取られた文
字または画像の印刷濃度を検出し、この検出結果を印刷
管理装置に通知し、通知された検出結果に基づいて印刷
ジョブを出力する印刷装置を選択することとしたので、
印刷用紙についての省資源制御を効率良くおこなうこと
ができる。
【0045】また、請求項19の発明に係る印刷管理方
法は、前記通知工程が、各印刷装置がトナーエンド状態
である場合にのみ前記印刷濃度検出工程による検出結果
を前記印刷管理装置に通知することを特徴とする。
【0046】この請求項19の発明によれば、各印刷装
置がトナーエンド状態である場合にのみ検出結果を印刷
管理装置に通知することとしたので、トナーエンド状態
以外の要因を排除し、印刷用紙についての省資源制御を
効率良くおこなうことができる。
【0047】また、請求項20の発明に係る印刷管理方
法は、トナーエンド状態の解除を検出する状態解除検出
工程をさらに含み、前記通知工程は、前記解除検出工程
によりトナーエンド状態の解除が検出された際に、その
旨を前記印刷管理装置に通知することを特徴とする。
【0048】この請求項20の発明によれば、トナーエ
ンド状態の解除が検出された際に、その旨を印刷管理装
置に通知することとしたので、印刷装置の稼働率を向上
させることができる。
【0049】また、請求項21の発明に係る記録媒体
は、請求項11〜20のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項11〜20のいずれか一つの動作をコン
ピュータによって実現することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る印刷管理システム、印刷管理方法、およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の
形態を詳細に説明する。なお、下記に示す実施の形態1
では、ネットワーク環境下にある複数の印刷装置の省エ
ネルギー制御の効率化について説明し、また実施の形態
2では、ウォーミングアップ時間の短縮による省エネル
ギーと迅速な印刷の両立について説明し、さらに実施の
形態3では、印刷用紙についての省資源制御について説
明することとする。
【0051】(実施の形態1)図1は、この実施の形態
1で用いる印刷管理システムのシステム構成を示すブロ
ック図である。同図に示す印刷管理システムは、記憶部
123に記憶した情報に基づいて優先順位設定部122
が各印刷装置131〜133の優先順位を設定し、省エ
ネモード選択部125が、この優先順位とホスト100
〜102の稼働状況に基づいて省エネモードを選択する
よう構成している。
【0052】図1に示すように、この印刷管理システム
は、ワープロなどの機能により文書作成などが可能なホ
スト100〜102と、ホスト100〜102の印刷要
求を受け付け該印刷要求を印刷装置131〜133に出
力する印刷管理装置120とが、ネットワーク110に
接続された構成となる。
【0053】印刷管理装置120は、印刷データ受付部
121と、優先順位設定部122と、記憶部123と、
ホスト稼働状態監視部124と、省エネモード選択部1
25と、データ入出力部126と、制御部127とから
なる。
【0054】印刷データ受付部121は、ネットワーク
110を介してホスト100〜102から印刷要求また
は稼働状況を受け付ける処理部である。なお、この印刷
データ受付部121が受け付けた印刷要求は、図示しな
いスプーラに順次格納され、逐次印刷処理の対象とされ
る。
【0055】優先順位設定部122は、印刷装置131
〜133の優先順位を設定する処理部であり、記憶部1
23は、この優先順位設定部122が設定した優先順位
を記憶するメモリである。
【0056】ホスト稼働状態監視部124は、ホスト1
00〜102の稼働状況をそれぞれ監視する処理部であ
り、省エネモード選択部125は、記憶部123に記憶
した情報に基づいて省エネモード(簡易省エネモードま
たは完全省エネモード)を選択する処理部である。
【0057】データ入出力部126は、印刷装置131
〜133に対して印刷データを出力するとともに制御デ
ータを授受するインターフェース部であり、制御部12
7は、印刷管理装置120の各部を制御する制御部であ
る。なお、この制御部127は、各印刷装置131〜1
33の電源投入/電源遮断の制御についてもおこなって
いる。
【0058】次に、図1に示した印刷管理装置120に
よる省エネ制御について具体的に説明する。図2は、図
1に示した印刷管理装置120による省エネ制御手順を
示すフローチャートである。同図に示すように、この印
刷管理装置120は、前日のある時間帯における各印刷
装置131〜133への印刷ジョブ数を管理し、この情
報を記憶部123に記憶する(ステップS201)。
【0059】そして、この記憶部123に記憶した情報
に基づいて優先順位設定部122が各印刷装置131〜
133の優先順位を決定する(ステップS202)。具
体的には、使用頻度が高い印刷装置の優先順位を高く
し、使用頻度が低い印刷装置の優先順位を低くする。
【0060】そして、ホスト100〜102の少なくと
も一つの電源駆動を検知すると、優先順位が最も高い印
刷装置を認識して電源を投入する(ステップS20
3)。この印刷装置が待機状態であるか否かを確認し
(ステップS204)、待機状態である場合には(ステ
ップS204肯定)、この印刷装置の優先順位が最も高
いものと認識しているのであるから、当該印刷装置を予
熱モードなどの簡易省エネモードに移行するよう制御
し、この簡易省エネモードにおいて、所定時間印刷命令
がない場合には、さらに完全省エネモードに移行するよ
う制御する(ステップS205)。
【0061】その後、ホストの稼働数に応じて他の印刷
装置の電源を投入し(ステップS206)、かかる他の
印刷装置が待機状態である場合には、各印刷装置の優先
順位に応じて省エネ制御をおこなう(ステップS20
7)。具体的には、かかる他の印刷装置は優先順位が低
いため、すぐさま完全省エネモードに移行するよう制御
する。
【0062】ところで、上記一連の処理では、前日のあ
る時間帯における各印刷装置131〜133への印刷ジ
ョブ数を記憶部123に記憶することとしたが、各印刷
装置の印刷処理性能を記憶部123に記憶することもで
きる。
【0063】図3は、印刷装置の印刷処理性能を記憶部
123に記憶する場合の処理手順を示すフローチャート
である。同図に示すように、この場合には、各印刷装置
131〜133に設定された印刷処理性能を記憶部12
3に記憶し(ステップS301)、この印刷処理性能に
基づいて優先順位設定部122が優先順位を設定するこ
とになる(ステップS302)。具体的には、使用頻度
が高い印刷装置の優先順位を高くし、使用頻度が低い印
刷装置の優先順位を低くする。
【0064】その後、図2に示す場合と同様に、ホスト
100〜102の少なくとも一つの電源駆動を検知する
と、優先順位が最も高い印刷装置を認識して電源を投入
する(ステップS303)。この印刷装置が待機状態で
あるか否かを確認し(ステップS304)、待機状態で
ある場合には(ステップS304肯定)、この印刷装置
の優先順位が最も高いものと認識しているのであるか
ら、当該印刷装置を予熱モードなどの簡易省エネモード
に移行するよう制御し、この簡易省エネモードにおい
て、所定時間印刷命令がない場合には、さらに完全省エ
ネモードに移行するよう制御する(ステップS30
5)。
【0065】その後、ホストの稼働数に応じて他の印刷
装置の電源を投入し(ステップS306)、かかる他の
印刷装置が待機状態である場合には、各印刷装置の優先
順位に応じて省エネ制御をおこなう(ステップS30
7)。具体的には、かかる他の印刷装置は優先順位が低
いため、すぐさま完全省エネモードに移行するよう制御
する。
【0066】このように、優先順位設定部122は、各
印刷装置131〜133の印刷処理性能に基づいて優先
順位を決定し、決定した優先順位に基づいて省エネ制御
をおこなうこともできる。
【0067】次に、所定の時刻を検知した際に優先順位
を設定し、省エネ制御をおこなう場合について説明す
る。図4は、所定の時刻を検知した際に優先順位を設定
し、省エネ制御をおこなう場合の処理手順を示すフロー
チャートである。同図に示すように、まず最初に、記憶
部123に記憶された各印刷装置131〜133の優先
順位に基づいて、各印刷装置の電源を投入し、待機状態
または稼働状態とする(ステップS401)。なお、こ
の記憶部123に記憶した情報は、図2に示した印刷ジ
ョブ数または図3に示した印刷処理性能のいずれであっ
ても構わない。
【0068】そして、所定の時刻を検知したならば(ス
テップS402)、優先順位設定部122は、印刷頻度
(印刷ジョブ数)若しくは印刷処理性能に応じた各印刷
装置の優先順位を設定する(ステップS403)。
【0069】その後、優先順位が1番目(優先順位1)
の印刷装置が待機状態であるか否かを確認し(ステップ
S404)、待機状態である場合には(ステップS40
4肯定)、この印刷装置を簡易省エネモード、完全省エ
ネモードと段階的に制御する(ステップS405)。
【0070】さらに、優先順位が2番目(優先順位2)
の印刷装置が待機状態であるか否かを確認し(ステップ
S406)、待機状態である場合には(ステップS40
6肯定)、この印刷装置を簡易省エネモード、完全省エ
ネモードと段階的に制御する(ステップS407)。
【0071】上述してきたように、本実施の形態1で
は、記憶部123に記憶した情報に基づいて優先順位設
定部122が各印刷装置131〜133の優先順位を設
定し、省エネモード選択部125が、この優先順位とホ
スト100〜102の稼働状況に基づいて省エネモード
を選択するよう構成したので、ネットワーク環境下にあ
る複数の印刷装置の省エネルギー制御を自動的に効率良
くおこなうことができる。
【0072】(実施の形態2)次に、この実施の形態2
では、ウォーミングアップ時間の短縮による省エネルギ
ーと迅速な印刷の両立について説明する。図5は、本実
施の形態2で用いる印刷管理システムの構成を示すブロ
ック図である。同図に示す印刷管理システムは、印刷頻
度間隔算定部502が各印刷装置131〜133の使用
状況から印刷頻度間隔をそれぞれ算定し、省エネモード
設定部503が、この印刷頻度間隔に基づいて省エネモ
ードの継続時間を設定するよう構成している。
【0073】図5に示すように、この印刷管理装置50
0は、印刷データ受付部501と、印刷頻度間隔算定部
502と、省エネモード設定部503と、データ入出力
部504と、制御部505とからなる。
【0074】印刷データ受付部501は、ネットワーク
110を介してホスト100〜102から印刷要求を受
け付ける処理部であり、印刷頻度間隔算定部502は、
各印刷装置131〜133の使用状況から印刷頻度間隔
をそれぞれ算定する処理部である。
【0075】省エネモード選択部503は、印刷頻度間
隔算定部502が算定した印刷頻度間隔に基づいて省エ
ネモードの継続時間を設定する処理部であり、データ入
出力部504は、印刷装置131〜133に対して印刷
データを出力するとともに制御データを授受するインタ
ーフェース部であり、制御部505は、印刷管理装置5
00の各部を制御する制御部である。
【0076】次に、図5に示した印刷管理装置500に
よる省エネ制御について具体的に説明する。図6は、図
5に示した印刷管理装置500による省エネ制御手順を
示すフローチャートである。同図に示すように、この印
刷管理装置500では、印刷頻度間隔算定部502が、
各印刷装置131〜133の印刷ジョブなどの印刷処理
状況を常時監視し(ステップS601)、各印刷装置1
31〜133の印刷頻度間隔を算定し(ステップS60
2)、省エネモード設定部503は、この印刷頻度間隔
から算出した省エネ継続時間を各印刷装置131〜13
3に設定する(ステップS603)。
【0077】そして、各印刷装置131〜133が待機
状態から省エネモードに移行したか否かを確認し(ステ
ップS604)、省エネモードに移行した場合には(ス
テップS604肯定)、印刷装置131〜133は、ホ
スト100〜102から印刷要求(印刷データ)を受信
しない限り、設定時間内は省エネモードを継続する(ス
テップS605)。
【0078】そして、印刷装置131〜133は、省エ
ネ継続時間を経過した後に予熱省エネモードに移行し
(ステップS606)、ホスト100〜102から印刷
データを受信した場合には、予熱省エネモードから印刷
処理を開始する(ステップS607)。
【0079】ところで、上記一連の処理手順では、ある
省エネモードについての継続時間を算定することとした
が、複数レベルの省エネモードごとに継続時間を算定し
て設定することもできる。このため、かかる場合の処理
手順について説明する。
【0080】図7は、複数レベルの省エネモードごとに
継続時間を算定する場合の処理手順を示すフローチャー
トである。同図に示すように、この場合には、印刷頻度
間隔算定部502が、各印刷装置131〜133の印刷
ジョブなどの使用頻度および印刷処理状況を常時監視し
(ステップS701)、各印刷装置131〜133の使
用頻度状況および印刷頻度間隔を算定し(ステップS7
02)、省エネモード設定部503は、この印刷頻度間
隔から算出した完全省エネモードおよび予熱省エネモー
ドの各省エネ継続時間を各印刷装置131〜133に設
定する(ステップS703)。
【0081】そして、印刷頻度が高い印刷装置の場合に
は、待機状態から省エネモードに移行したか否かを確認
し(ステップS704)、省エネモードに移行した場合
には(ステップS704肯定)、印刷装置131〜13
3は、ホスト100〜102から印刷要求(印刷デー
タ)を受信したか否かを確認する(ステップS70
5)。そして、ホストから印刷要求を受信した場合には
(ステップS705肯定)、予熱省エネモードから印刷
処理を開始する(ステップS706)。
【0082】次に、印刷頻度間隔に基づく最適なレベル
の省エネモードの設定、複数レベルの省エネモードの段
階的設定について説明する。図8は、印刷頻度間隔に基
づく最適なレベルの省エネモードの設定手順、複数レベ
ルの省エネモードの段階的設定手順を示すフローチャー
トである。
【0083】同図に示すように、この場合には、各印刷
装置131〜133の印刷ジョブなどの使用頻度、印刷
処理状況を常時監視し(ステップS801)、各印刷装
置131〜133の使用頻度状況および印刷頻度間隔を
算定し(ステップS802)、省エネモード設定部50
3は、この印刷頻度間隔から算出した完全省エネモード
および予熱省エネモードの各省エネ継続時間を各印刷装
置131〜133に設定する(ステップS803)。
【0084】そして、印刷頻度が高い印刷装置の場合に
は、待機状態から省エネモードに移行したか否かを確認
し(ステップS804)、省エネモードに移行した場合
には(ステップS804肯定)、印刷装置131〜13
3は、ホスト100〜102から印刷要求(印刷デー
タ)を受信したか否かを確認する(ステップS80
5)。
【0085】そして、ホストから印刷要求を受信した場
合には(ステップS805肯定)、印刷装置は、現在の
省エネモードから印刷処理を開始し(ステップS81
0)、ホストから印刷データを受信しない場合には(ス
テップS805否定)、予熱省エネモードから完全省エ
ネモードに移行したか否かをさらに確認する(ステップ
S806)。
【0086】その結果、完全省エネモードに移行した場
合には(ステップS806肯定)、印刷装置は、ホスト
100〜102から印刷要求(印刷データ)を受信した
か否かを確認し(ステップS807)、印刷要求を受信
した場合には(ステップS807肯定)、印刷装置は、
現在の省エネモードから印刷処理を開始する(ステップ
S810)。
【0087】これに対して、ホストから印刷データを受
信しない場合には(ステップS807否定)、完全省エ
ネモードから予熱省エネモードに移行したか否かをさら
に確認し(ステップS808)、予熱省エネモードに移
行した場合には(ステップS808肯定)、印刷装置
は、ホスト100〜102から印刷要求(印刷データ)
を受信したか否かを確認し(ステップS809)、印刷
要求を受信した場合には(ステップS809肯定)、印
刷装置は、現在の省エネモードから印刷処理を開始する
(ステップS810)。
【0088】上述してきたように、本実施の形態2で
は、印刷頻度間隔算定部502が各印刷装置131〜1
33の使用状況から印刷頻度間隔をそれぞれ算定し、省
エネモード設定部503が、この印刷頻度間隔に基づい
て省エネモードの継続時間を設定するよう構成したの
で、省エネルギーと迅速な印刷を両立することができ
る。(実施の形態3)
【0089】次に、印刷用紙に印刷した文字または画像
を読み取り、その濃度を検出してトナーエンドの通知を
おこない、もって無用な印刷用紙への印刷を削減して印
刷用紙の省資源化をおこなう実施の形態3について説明
する。
【0090】図9は、本実施の形態3で用いる印刷管理
システムの構成を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、この印刷管理システムは、ワープロなどの機能に
より文書作成などが可能なホスト100〜102と、ホ
スト100〜102の印刷要求を受け付け該印刷要求を
印刷装置910〜912に出力する印刷管理装置900
とが、ネットワーク110に接続された構成となる。
【0091】印刷管理装置900は、印刷データ受付部
901と、印刷装置選択部902と、データ入出力部9
03と、制御部904とからなる。印刷データ受付部9
01は、ネットワーク110を介してホスト100〜1
02から印刷要求を受け付ける処理部である。印刷装置
選択部902は、各印刷装置910〜912の濃度検出
部916の濃度検出結果に基づいて印刷データを出力す
る印刷装置を選択する処理部である。
【0092】データ入出力部903は、印刷装置910
〜912に対して印刷データを出力するとともに濃度検
出結果を受け取るインターフェース部であり、制御部9
04は、印刷管理装置900の各部を制御する制御部で
ある。
【0093】これに対して、印刷装置910は、データ
入出力部911と、記憶部912と、印刷処理部913
と、印字部914と、読取部915と、濃度検出部91
6と、制御部917とからなる。
【0094】データ入出力部911は、印刷管理装置9
00から印刷データを受け取り、濃度検出部916の濃
度検出結果を印刷管理部900に出力するインターフェ
ース部である。
【0095】記憶部912は、印刷データや濃度検出部
916で検出した結果と比較するためのしきい値などを
記憶するメモリであり、印刷処理部913は、印刷管理
装置900から受け取った印刷データの印刷処理をおこ
なう処理部であり、具体的には、ビットマップへの展開
処理などをおこなう。印字部914は、印刷処理部91
3がビットマップに展開した印刷データを印刷用紙に印
字するプリンタである。
【0096】読取部915は、印字部914が印字した
印刷用紙上の文字や画像を読み取る入力部であり、濃度
検出部916は、この読取部915により読み取られた
文字や画像の濃度を検出し、記憶部912に記憶したし
きい値と比較する処理部である。制御部917は、印刷
装置910の全体制御をおこなう制御部である。
【0097】上記構成を有する印刷装置910〜912
および印刷管理装置900を用いることにより、一旦印
刷用紙に印字した文字や画像を再度読み取り、読み取っ
た文字や画像の濃度検出結果を印刷管理装置900にフ
ィードバックし、この結果を踏まえて印刷装置選択部9
02が印刷データを出力する印刷装置を選択することが
できる。
【0098】次に、図9に示した印刷管理装置900お
よび印刷装置910〜912の処理手順について説明す
る。図10は、図9に示した印刷管理装置900および
印刷装置910〜912の処理手順を示すフローチャー
トである。
【0099】同図に示すように、印刷管理装置900が
ホスト100〜102から印刷データを受信し(ステッ
プS1001)、該印刷データを要求された印刷装置に
送信したならば(ステップS1002)、印刷装置で
は、この印刷データを受信し(ステップS1003)、
ビットマップへの展開などの印刷処理をおこない(ステ
ップS1004)、これを印刷用紙(記録紙)に印字す
る(ステップS1005)。
【0100】従来の印刷処理では、かかる印刷用紙への
印字によって処理を終えるわけであるが、本実施の形態
3では、この印刷用紙から文字や画像を読み取り(ステ
ップS1006)、印字濃度を検出する(ステップS1
007)。そして、この印字濃度が記憶部912に記憶
した所定値と比較し(ステップS1008)、この所定
値よりも印字濃度が薄い場合には(ステップS1008
肯定)、印刷管理装置900に対して印字エラーを濃度
検出結果として通知する(ステップS1009)。
【0101】そして、印刷管理装置900が、この印字
エラーを受信したならば(ステップS1010)、該当
する印刷装置へ本来送信すべき印刷データを他の印刷装
置に送信するよう送信先を変更する(ステップS101
1)。
【0102】ところで、上記一連の処理では、トナーエ
ンド状態であるか否かにかかわりなく印字エラーの通知
処理をおこなうこととしたが、トナーが存在する場合で
あってもたまたま印字が薄くなる可能性はある。かかる
場合に、すべて印字エラーとしたのでは、該当する印刷
装置の稼働率が低下するため望ましくない。
【0103】そこで、印刷装置がトナーエンド状態であ
る場合に限って印字エラーを通知する処理手順について
説明する。図11は、印刷装置がトナーエンド状態であ
る場合に限って印字エラーを通知する処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0104】同図に示すように、この場合にも、印刷管
理装置900がホスト100〜102から印刷データを
受信し(ステップS1101)、該印刷データを要求さ
れた印刷装置に送信したならば(ステップS110
2)、印刷装置では、この印刷データを受信し(ステッ
プS1103)、ビットマップへの展開などの印刷処理
をおこない(ステップS1104)、これを印刷用紙
(記録紙)に印字する(ステップS1105)。
【0105】その後、この印刷装置がトナーエンド状態
であるか否かを確認し(ステップS1106)、トナー
エンド状態でなければ(ステップS1106否定)、そ
のまま処理を終了する。
【0106】これに対して、トナーエンド状態である場
合には(ステップS1106肯定)、印刷用紙から文字
や画像を読み取り(ステップS1107)、印字濃度を
検出する(ステップS1108)。そして、この印字濃
度が記憶部912に記憶した所定値と比較し(ステップ
S1109)、この所定値よりも印字濃度が薄い場合に
は(ステップS1109肯定)、印刷管理装置900に
対して印字エラーを濃度検出結果として通知する(ステ
ップS1110)。
【0107】そして、印刷管理装置900が、この印字
エラーを受信したならば(ステップS1111)、該当
する印刷装置へ本来送信すべき印刷データを他の印刷装
置に送信するよう送信先を変更する(ステップS111
2)。
【0108】ところで、上記一連の処理手順では、印字
エラーを単に通知することとしたが、トナーを補充して
トナーエンド状態が解除された場合には、その結果を通
知して該当する印刷装置の使用を許可することもでき
る。そこで、かかる場合の処理手順について説明する。
【0109】図12は、トナーを補充してトナーエンド
状態が解除された場合を含む処理手順を示すフローチャ
ートである。同図に示すように、印刷管理装置900が
ホスト100〜102から印刷データを受信し(ステッ
プS1201)、該印刷データを要求された印刷装置に
送信したならば(ステップS1202)、印刷装置で
は、この印刷データを受信し(ステップS1203)、
ビットマップへの展開などの印刷処理をおこない(ステ
ップS1204)、これを印刷用紙(記録紙)に印字す
る(ステップS1205)。
【0110】その後、この印刷装置がトナーエンド状態
であるか否かを確認し(ステップS1206)、トナー
エンド状態でなければ(ステップS1206否定)、そ
のまま処理を終了する。
【0111】これに対して、トナーエンド状態である場
合には(ステップS1206肯定)、印刷用紙から文字
や画像を読み取り(ステップS1207)、印字濃度を
検出する(ステップS1208)。そして、この印字濃
度が記憶部912に記憶した所定値と比較し(ステップ
S1209)、この所定値よりも印字濃度が薄い場合に
は(ステップS1209肯定)、印刷管理装置900に
対して印字エラーを濃度検出結果として通知する(ステ
ップS1210)。
【0112】そして、印刷管理装置900が、この印字
エラーを受信したならば(ステップS1213)、該当
する印刷装置へ本来送信すべき印刷データを他の印刷装
置に送信するよう送信先を変更する(ステップS121
4)。
【0113】また、印刷装置では、トナーエンド状態が
解除されたか否かを確認し(ステップS1211)、ト
ナーエンド状態が解除された場合には(ステップS12
11肯定)、トナーエンド状態の解除を印刷管理装置9
00に通知する(ステップS1212)。印刷管理装置
900が、このトナーエンド状態の解除を受信したなら
ば(ステップS1215)、印刷データの送信先をリセ
ットする(ステップS1216)。
【0114】上述してきたように、本実施の形態3で
は、読取部915が一旦印刷用紙に印字した文字や画像
を再度読み取り、濃度検出部916が読み取った文字や
画像から検出した濃度検出結果を印刷管理装置900に
フィードバックし、この結果を踏まえて印刷装置選択部
902が印刷データを出力する印刷装置を選択するよう
構成したので、印刷用紙を含めた効率の良い省資源制御
をおこなうことができる。
【0115】なお、本実施の形態1〜3では、ホストお
よび印刷装置をそれぞれ3台とした場合を示したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、4台以上とした
場合に適用することもできる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、各印刷装置が印刷依頼を待ち受ける待機状態か
否かを判定し、印刷装置が待機状態にあると判定された
場合に、優先順位に基づいて、該印刷装置の省エネルギ
ーモードを独立または段階的に制御するよう構成したの
で、ネットワーク環境下にある複数の印刷装置の省エネ
ルギー制御を自動的に効率良くおこなうことが可能な印
刷管理システムが得られるという効果を奏する。
【0117】また、請求項2の発明によれば、所定の時
間帯での印刷頻度の優先順位に基づいて、待機状態にあ
る印刷装置の省エネルギーモードを独立または段階的に
制御するよう構成したので、印刷頻度を利用してネット
ワーク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御
を自動的に効率良くおこなうことが可能な印刷管理シス
テムが得られるという効果を奏する。
【0118】また、請求項3の発明によれば、印刷装置
の画像形成性能の優先順位に基づいて、待機状態にある
印刷装置の省エネルギーモードを独立または段階的に制
御するよう構成したので、画像形成性能を利用してネッ
トワーク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制
御を自動的に効率良くおこなうことが可能な印刷管理シ
ステムが得られるという効果を奏する。
【0119】また、請求項4の発明によれば、所定の時
刻における優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装
置の省エネルギーモードを独立または段階的に制御する
よう構成したので、印刷される可能性の少ない時間帯を
利用してネットワーク環境下にある複数の印刷装置の省
エネルギー制御を自動的に効率良くおこなうことが可能
な印刷管理システムが得られるという効果を奏する。
【0120】また、請求項5の発明によれば、複数の印
刷装置の使用状況に基づいて各印刷装置の印刷頻度間隔
を算出し、算出した印刷頻度間隔に基づいて、省エネル
ギーモードの継続時間を各印刷装置に設定制御するよう
構成したので、ウォーミングアップ時間を短縮して、省
エネルギーと迅速な印刷を両立することが可能な印刷管
理システムが得られるという効果を奏する。
【0121】また、請求項6の発明によれば、算出され
た印刷頻度間隔に基づいて、各省エネルギーモードごと
の省エネルギーモードの継続時間を設定制御するよう構
成したので、省エネルギーモードごとに継続時間を設定
し、もって省エネルギーモードごとにウォーミングアッ
プ時間を短縮することが可能な印刷管理システムが得ら
れるという効果を奏する。
【0122】また、請求項7の発明によれば、算出され
た印刷頻度間隔に基づいて、最適なレベルの省エネルギ
ーモードまたは複数レベルの省エネルギーモードを段階
的に設定制御するよう構成したので、より効率良くウォ
ーミングアップ時間を短縮することが可能な印刷管理シ
ステムが得られるという効果を奏する。
【0123】また、請求項8の発明によれば、印刷用紙
に印刷した文字または画像を読み取り、読み取られた文
字または画像の印刷濃度を検出し、この検出結果を印刷
管理装置に通知し、通知された検出結果に基づいて印刷
ジョブを出力する印刷装置を選択するよう構成したの
で、印刷用紙についての省資源制御を効率良くおこなう
ことが可能な印刷管理システムが得られるという効果を
奏する。
【0124】また、請求項9の発明によれば、各印刷装
置がトナーエンド状態である場合にのみ検出結果を印刷
管理装置に通知するよう構成したので、トナーエンド状
態以外の要因を排除し、印刷用紙についての省資源制御
を効率良くおこなうことが可能な印刷管理システムが得
られるという効果を奏する。
【0125】また、請求項10の発明によれば、トナー
エンド状態の解除が検出された際に、その旨を印刷管理
装置に通知するよう構成したので、印刷装置の稼働率を
向上させることが可能な印刷管理システムが得られると
いう効果を奏する。
【0126】また、請求項11の発明によれば、各印刷
装置が印刷依頼を待ち受ける待機状態か否かを判定し、
印刷装置が待機状態にあると判定された場合に、優先順
位に基づいて、該印刷装置の省エネルギーモードを独立
または段階的に制御するよう構成したので、ネットワー
ク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制御を自
動的に効率良くおこなうことが可能な印刷管理方法が得
られるという効果を奏する。
【0127】また、請求項12の発明によれば、所定の
時間帯での印刷頻度の優先順位に基づいて、待機状態に
ある印刷装置の省エネルギーモードを独立または段階的
に制御するよう構成したので、印刷頻度を利用してネッ
トワーク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー制
御を自動的に効率良くおこなうことが可能な印刷管理方
法が得られるという効果を奏する。
【0128】また、請求項13の発明によれば、印刷装
置の画像形成性能の優先順位に基づいて、待機状態にあ
る印刷装置の省エネルギーモードを独立または段階的に
制御するよう構成したので、画像形成性能を利用してネ
ットワーク環境下にある複数の印刷装置の省エネルギー
制御を自動的に効率良くおこなうことが可能な印刷管理
方法が得られるという効果を奏する。
【0129】また、請求項14の発明によれば、所定の
時刻における優先順位に基づいて、待機状態にある印刷
装置の省エネルギーモードを独立または段階的に制御す
るよう構成したので、印刷される可能性の少ない時間帯
を利用してネットワーク環境下にある複数の印刷装置の
省エネルギー制御を自動的に効率良くおこなうことが可
能な印刷管理方法が得られるという効果を奏する。
【0130】また、請求項15の発明によれば、複数の
印刷装置の使用状況に基づいて各印刷装置の印刷頻度間
隔を算出し、算出した印刷頻度間隔に基づいて、省エネ
ルギーモードの継続時間を各印刷装置に設定制御するよ
う構成したので、ウォーミングアップ時間を短縮して、
省エネルギーと迅速な印刷を両立することが可能な印刷
管理方法が得られるという効果を奏する。
【0131】また、請求項16の発明によれば、算出さ
れた印刷頻度間隔に基づいて、各省エネルギーモードご
との省エネルギーモードの継続時間を設定制御するよう
構成したので、省エネルギーモードごとに継続時間を設
定し、もって省エネルギーモードごとにウォーミングア
ップ時間を短縮することが可能な印刷管理方法が得られ
るという効果を奏する。
【0132】また、請求項17の発明によれば、算出さ
れた印刷頻度間隔に基づいて、最適なレベルの省エネル
ギーモードまたは複数レベルの省エネルギーモードを段
階的に設定制御するよう構成したので、より効率良くウ
ォーミングアップ時間を短縮することが可能な印刷管理
方法が得られるという効果を奏する。
【0133】また、請求項18の発明によれば、印刷用
紙に印刷した文字または画像を読み取り、読み取られた
文字または画像の印刷濃度を検出し、この検出結果を印
刷管理装置に通知し、通知された検出結果に基づいて印
刷ジョブを出力する印刷装置を選択するよう構成したの
で、印刷用紙についての省資源制御を効率良くおこなう
ことが可能な印刷管理方法が得られるという効果を奏す
る。
【0134】また、請求項19の発明によれば、各印刷
装置がトナーエンド状態である場合にのみ検出結果を印
刷管理装置に通知するよう構成したので、トナーエンド
状態以外の要因を排除し、印刷用紙についての省資源制
御を効率良くおこなうことが可能な印刷管理方法が得ら
れるという効果を奏する。
【0135】また、請求項20の発明によれば、トナー
エンド状態の解除が検出された際に、その旨を印刷管理
装置に通知するよう構成したので、印刷装置の稼働率を
向上させることが可能な印刷管理方法が得られるという
効果を奏する。
【0136】また、請求項21の発明によれば、請求項
11〜20のいずれか一つに記載された方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプ
ログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請
求項11〜20のいずれか一つの動作をコンピュータに
よって実現することが可能な記録媒体が得られるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態1で用いる印刷管理システムの
システム構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した印刷管理装置による省エネ制御手
順を示すフローチャートである。
【図3】印刷装置の印刷処理性能を記憶部に記憶する場
合の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】所定の時刻を検知した際に優先順位を設定し、
省エネ制御をおこなう場合の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】この実施の形態2で用いる印刷管理システムの
構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した印刷管理装置による省エネ制御手
順を示すフローチャートである。
【図7】複数レベルの省エネモードごとに継続時間を算
定する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】印刷頻度間隔に基づく最適なレベルの省エネモ
ードの設定手順、複数レベルの省エネモードの段階的設
定手順を示すフローチャートである。
【図9】この実施の形態3で用いる印刷管理システムの
構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示した印刷管理装置および印刷装置の
処理手順を示すフローチャートである。
【図11】印刷装置がトナーエンド状態である場合に限
って印字エラーを通知する処理手順を示すフローチャー
トである。
【図12】トナーを補充してトナーエンド状態が解除さ
れた場合を含む処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100,101,102 ホスト 110 ネットワーク 120 印刷管理装置 121 印刷データ受付部 122 優先順位設定部 123 記憶部 124 ホスト稼働状況監視部 125 省エネモード選択部 126 データ入出力部 127 制御部 131,132,133 印刷装置 500 印刷管理装置 501 印刷データ受付部 502 印刷頻度間隔算定部 503 省エネモード設定部 504 データ入出力部 505 制御部 900 印刷管理装置 901 印刷データ受付部 902 印刷装置選択部 903 データ入出力部 904 制御部 910 印刷装置 911 データ入出力部 912 記憶部 913 印刷処理部 914 印字部 915 読取部 916 濃度算出部 917 制御部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷要求を複数の印刷装置のいずれかに
    出力するとともに、各印刷装置に設定した優先順位に基
    づいて各印刷装置の電源の投入および遮断を制御する印
    刷管理システムにおいて、 各印刷装置が印刷依頼を待ち受ける待機状態か否かを判
    定する判定手段と、 前記判定手段により印刷装置が待機状態にあると判定さ
    れた場合に、前記優先順位に基づいて、該印刷装置の省
    エネルギーモードを独立または段階的に制御する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする印刷管理システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、所定の時間帯での印刷
    頻度の優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置の
    省エネルギーモードを独立または段階的に制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の印刷管理システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記印刷装置の画像形
    成性能の優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置
    の省エネルギーモードを独立または段階的に制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の印刷管理システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、所定の時刻における前
    記優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置の省エ
    ネルギーモードを独立または段階的に制御することを特
    徴とする請求項2または3に記載の印刷管理システム。
  5. 【請求項5】 印刷要求を複数の印刷装置のいずれかに
    出力するとともに、各印刷装置の省エネルギー制御をお
    こなう印刷管理システムにおいて、 前記複数の印刷装置の使用状況に基づいて各印刷装置の
    印刷頻度間隔を算出する印刷頻度間隔算出手段と、 前記印刷頻度間隔算出手段により算出された印刷頻度間
    隔に基づいて、省エネルギーモードの継続時間を各印刷
    装置に設定制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする印刷管理システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記印刷頻度間隔算出
    手段により算出された印刷頻度間隔に基づいて、各省エ
    ネルギーモードごとの省エネルギーモードの継続時間を
    設定制御することを特徴とする請求項5に記載の印刷管
    理システム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記印刷頻度間隔算出
    手段により算出された印刷頻度間隔に基づいて、最適な
    レベルの省エネルギーモードまたは複数レベルの省エネ
    ルギーモードを段階的に設定制御することを特徴とする
    請求項5に記載の印刷管理システム。
  8. 【請求項8】 印刷要求された印刷ジョブを印刷用紙に
    印刷する複数の印刷装置と、各印刷装置を管理する印刷
    管理装置とを有する印刷管理システムにおいて、 前記複数の印刷装置は、前記印刷用紙に印刷した文字ま
    たは画像を読み取る読取手段と、前記読取手段により読
    み取られた文字または画像の印刷濃度を検出する印刷濃
    度検出手段と、前記印刷濃度検出手段による検出結果を
    前記印刷管理装置に通知する通知手段とを備え、 前記印刷管理装置は、前記通知手段により通知された検
    出結果に基づいて前記印刷ジョブを出力する印刷装置を
    選択する選択手段を備えたことを特徴とする印刷管理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記通知手段は、各印刷装置がトナーエ
    ンド状態である場合にのみ前記印刷濃度検出手段による
    検出結果を前記印刷管理装置に通知することを特徴とす
    る請求項8に記載の印刷管理システム。
  10. 【請求項10】 前記印刷装置は、トナーエンド状態の
    解除を検出する状態解除検出手段をさらに備え、前記通
    知手段は、前記解除検出手段によりトナーエンド状態の
    解除が検出された際に、その旨を前記印刷管理装置に通
    知することを特徴とする請求項9に記載の印刷管理シス
    テム。
  11. 【請求項11】 印刷要求を複数の印刷装置のいずれか
    に出力するとともに、各印刷装置に設定した優先順位に
    基づいて各印刷装置の電源の投入および遮断を制御する
    印刷管理方法において、 各印刷装置が印刷依頼を待ち受ける待機状態か否かを判
    定する判定工程と、 前記判定工程により印刷装置が待機状態にあると判定さ
    れた場合に、前記優先順位に基づいて、該印刷装置の省
    エネルギーモードを独立または段階的に制御する制御工
    程と、 を含んだことを特徴とする印刷管理方法。
  12. 【請求項12】 前記制御工程は、所定の時間帯での印
    刷頻度の優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置
    の省エネルギーモードを独立または段階的に制御するこ
    とを特徴とする請求項11に記載の印刷管理方法。
  13. 【請求項13】 前記制御工程は、前記印刷装置の画像
    形成性能の優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装
    置の省エネルギーモードを独立または段階的に制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の印刷管理方法。
  14. 【請求項14】 前記制御工程は、所定の時刻における
    前記優先順位に基づいて、待機状態にある印刷装置の省
    エネルギーモードを独立または段階的に制御することを
    特徴とする請求項12または13に記載の印刷管理方
    法。
  15. 【請求項15】 印刷要求を複数の印刷装置のいずれか
    に出力するとともに、各印刷装置の省エネルギー制御を
    おこなう印刷管理方法において、 前記複数の印刷装置の使用状況に基づいて各印刷装置の
    印刷頻度間隔を算出する印刷頻度間隔算出工程と、 前記印刷頻度間隔算出工程により算出された印刷頻度間
    隔に基づいて、省エネルギーモードの継続時間を各印刷
    装置に設定制御する制御工程と、 を含んだことを特徴とする印刷管理方法。
  16. 【請求項16】 前記制御工程は、前記印刷頻度間隔算
    出工程により算出された印刷頻度間隔に基づいて、各省
    エネルギーモードごとの省エネルギーモードの継続時間
    を設定制御することを特徴とする請求項15に記載の印
    刷管理方法。
  17. 【請求項17】 前記制御工程は、前記印刷頻度間隔算
    出工程により算出された印刷頻度間隔に基づいて、最適
    なレベルの省エネルギーモードまたは複数レベルの省エ
    ネルギーモードを段階的に設定制御することを特徴とす
    る請求項15に記載の印刷管理方法。
  18. 【請求項18】 印刷要求された印刷ジョブを印刷用紙
    に印刷する複数の印刷装置と、各印刷装置を管理する印
    刷管理装置とを有する印刷管理システムの印刷管理方法
    において、 前記印刷用紙に印刷した文字または画像を読み取る読取
    工程と、 前記読取工程により読み取られた文字または画像の印刷
    濃度を検出する印刷濃度検出工程と、 前記印刷濃度検出工程による検出結果を前記印刷管理装
    置に通知する通知工程と、 前記通知工程により通知された検出結果に基づいて前記
    印刷ジョブを出力する印刷装置を選択する選択工程と、 を含んだことを特徴とする印刷管理方法。
  19. 【請求項19】 前記通知工程は、各印刷装置がトナー
    エンド状態である場合にのみ前記印刷濃度検出工程によ
    る検出結果を前記印刷管理装置に通知することを特徴と
    する請求項18に記載の印刷管理方法。
  20. 【請求項20】 トナーエンド状態の解除を検出する状
    態解除検出工程をさらに含み、前記通知工程は、前記解
    除検出工程によりトナーエンド状態の解除が検出された
    際に、その旨を前記印刷管理装置に通知することを特徴
    とする請求項19に記載の印刷管理方法。
  21. 【請求項21】 前記請求項11〜20のいずれか一つ
    に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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