JPH1115606A - 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH1115606A
JPH1115606A JP9163612A JP16361297A JPH1115606A JP H1115606 A JPH1115606 A JP H1115606A JP 9163612 A JP9163612 A JP 9163612A JP 16361297 A JP16361297 A JP 16361297A JP H1115606 A JPH1115606 A JP H1115606A
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JP9163612A
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Naomoto Doi
直基 土樋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置側にとって意図しないタイミ
ングでスリープモードに遷移してしまう事態を回避し
て、可能な限り最短時間で印刷処理を開始できる状態に
維持することである。 【解決手段】 プリンタ110からのスリープモード移
行要求受信時に、移行判断部104がデータ処理状態を
判定し、該判定結果に基づいてスリープモードへの移行
を許可する命令をプリンタ110に対して発行する構成
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して通信可能な印刷装置と通信可能な印刷制御装置ま
たは所定の通信媒体を介してデータ処理装置と通信可能
な印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法お
よびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
た記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の印字装置において
は、用紙に転写したトナーをヒータの熱とローラの圧力
によって定着する定着装置や用紙搬送を行う搬送モータ
の回転によるエネルギー消費を極力押えるため、一定時
間印字処理が行われない場合には、これらへの電力供給
を停止し、プリンタ全体の電力消費量を低減させる機能
を有し、それによって省エネルギーに寄与する印字装置
が数多く実現化されている。
【0003】この機能を用いた場合でも、印字装置の制
御を行うコントローラには電子基板を駆動する程度の比
較的少ない電力が供給されており、ホストコンピュータ
からのデータ転送が開始した場合には、前記定着装置や
搬送モータへの電力供給が開始され、ヒータがトナーの
定着に十分な熱量を有すると判断されると、実際の印字
動作が開始される。
【0004】なお、前記定着装置や搬送モータへの電源
供給を停止する状態をスリープモードと呼んでる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷制御装置は
上記のように構成されているので、スリープモードが解
除され、印字が可能になるまでに時間が長くなるが、印
字装置本体をスリープモードに移行するかどうかの判断
は従来、ホストコンピュータから印字データが一定時間
送られてこないという条件でのみ判断していたので、例
えば、ユーザが印字を指示し、該指示に基づいてホスト
コンピュータがこれから印字を行うとしても、ホストコ
ンピュータがプリンタに送るための印字データを準備中
の場合、プリンタには印字データが流れないため、スリ
ープモードに移行してしまう事態が発生し得るという問
題点があった。
【0006】また、ネットワーク上に複数の印字装置が
接続されている印刷環境においては、どの印字装置にも
一定時間以上印字データが送られないとすべて印字装置
がスリープモードに入ってしまうため、復帰状態まで時
間がかかり、いくら緊急度の高い印字要求があっても、
実際の印字までに相当の時間がかかってしまうという問
題点があった。
【0007】さらに、ネットワーク上に複数の印字装置
が接続されている印刷環境においては、どの印字装置が
スリープモードに入っているか判断し選択できないた
め、どの印字装置に出力したら最も高速に印字が可能か
判断できないという問題点もあった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、印刷装置がスリープ
モードに移行する際に発行されるスリープ移行要求時
に、データ処理装置側のデータ処理状態からスリープ移
行許可を発行して、印刷装置側のスリープモード状態へ
の移行状態を制御することにより、印刷装置側がデータ
処理装置のデータ処理状態を確認しながらスリープモー
ドに移行でき、データ処理装置側にとって意図しないタ
イミングでスリープモードに遷移してしまう事態を回避
して、可能な限り最短時間で印刷処理を開始できる状態
に維持できる印刷制御装置および印刷制御装置のデータ
処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラ
ムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して印刷装置と通信可能な印刷
制御装置であって、前記印刷装置からのスリープモード
移行要求受信時に、データ処理状態を判定する判定手段
と、前記判定手段の判定結果に基づいてスリープモード
への移行を許可する命令を前記印刷装置に対して発行す
る第1の発行手段とを有するものである。
【0010】本発明に係る第2の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置で
あって、いずれかの印刷装置からのスリープモード移行
要求受信時に、データ処理状態を判定する第1の判定手
段と、前記第1の判定手段がデータ処理状態であると判
定した場合に、他の印刷装置がすべてスリープモードに
移行しているかどうかを判定する第2の判定手段と、前
記第2の判定手段が他の印刷装置がすべてスリープモー
ドに移行していないと判定した場合に、前記いずれかの
印刷装置に対してスリープモードへの移行を許可する命
令を前記印刷装置に発行する第2の発行手段とを有する
ものである。
【0011】本発明に係る第3の発明は、所定の通信媒
体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御する
印刷制御装置であって、前記データ処理装置とのデータ
受信状態を判別する判別手段と、前記判別手段がデータ
受信待ち状態であると判定した場合に、前記印刷部内の
所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減するスリー
プモードへの移行許可要求を発行する発行手段と、前記
スリープモードへの移行許可要求に対する前記データ処
理装置からの応答情報に基づいて前記スリープモードへ
の移行状態を制御する制御手段とを有するものである。
【0012】本発明に係る第4の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置と通信して印刷部を制
御する印刷制御装置であって、各データ処理装置とのデ
ータ受信状態を判別する判別手段と、前記判別手段によ
りデータ受信待ち状態であると判定した場合に、前記印
刷部内の所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減す
るスリープモードへの移行許可要求を全てのデータ処理
装置に対して発行する発行手段と、各スリープモードへ
の移行許可要求に対する各データ処理装置からの応答情
報に基づいて前記スリープモードへの移行状態を制御す
る制御手段とを有するものである。
【0013】本発明に係る第5の発明は、所定の通信媒
体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御する
印刷制御装置であって、前記印刷部内の所定の電力負荷
に対する電力供給状態を節減するスリープモードが設定
されているかどうかを判定するモード判定手段と、前記
モード判定手段により前記スリープモードが設定されて
いると判定した場合に、前記スリープモードを解除して
前記所定の電力負荷に対する電力供給を再開して印刷可
能となるまでに要する復帰時間を予測する予測手段と、
前記予測手段が予測した復帰時間で印刷可能状態に移行
できたかどうかを判定する復帰判定手段と、前記復帰判
定手段が前記復帰時間で印刷可能状態に移行できないと
判定した場合に、復帰可能となるまでの最新復帰時間を
計時する計時手段と、前記計時手段が計時した最新復帰
時間を前記データ処理装置に通知する通知手段とを有す
るものである。
【0014】本発明に係る第6の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置で
あって、各印刷装置とのデータ通信により所定の電力負
荷に対して電力供給状態を節減するスリープモードから
の各復帰時間を各印刷装置から取得して記憶する記憶手
段と、印刷要求時に、各印刷装置とのデータ通信により
前記スリープモードが設定中かどうかを判別する状態判
別手段と、前記状態判別手段が全ての印刷装置がスリー
プモード設定中であると判別した場合に、前記記憶手段
に記憶された前記各復帰時間を検索して前記復帰時間が
最小となる印刷装置をデータ転送先として選択する選択
手段とを有するものである。
【0015】本発明に係る第7の発明は、前記電力負荷
は、記録媒体に転写される現像剤に熱加圧処理を行う定
着手段を含むものである。
【0016】本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒
体を介して印刷装置と通信可能な印刷制御装置のデータ
処理方法であって、前記印刷装置からのスリープモード
移行要求受信時に、データ処理状態を判定する判定工程
と、該判定結果に基づいてスリープモードへの移行を許
可する命令を前記印刷装置に対して発行する第1の発行
工程とを有するものである。
【0017】本発明に係る第9の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置の
データ処理方法であって、いずれかの印刷装置からのス
リープモード移行要求受信時に、データ処理状態を判定
する第1の判定工程と、前記第1の判定工程がデータ処
理状態であると判定した場合に、他の印刷装置がすべて
スリープモードに移行しているかどうかを判定する第2
の判定工程と、前記第2の判定工程が他の印刷装置がす
べてスリープモードに移行していないと判定した場合
に、前記いずれかの印刷装置に対してスリープモードへ
の移行を許可する命令を前記印刷装置に発行する第2の
発行工程とを有するものである。
【0018】本発明に係る第10の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御す
る印刷制御装置のデータ処理方法であって、前記データ
処理装置とのデータ受信状態を判別する判別工程と、前
記判別工程がデータ受信待ち状態であると判定した場合
に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力供給状
態を節減するスリープモードへの移行許可要求を発行す
る発行工程と、前記スリープモードへの移行許可要求に
対する前記データ処理装置からの応答情報に基づいて前
記スリープモードへの移行状態を切り替える切替え工程
とを有するものである。
【0019】本発明に係る第11の発明は、所定の通信
媒体を介して複数のデータ処理装置と通信して印刷部を
制御する印刷制御装置のデータ処理方法であって、各デ
ータ処理装置とのデータ受信状態を判別する判別工程
と、前記判別工程によりデータ受信待ち状態であると判
定した場合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して
電力供給状態を節減するスリープモードへの移行許可要
求を全てのデータ処理装置に対して発行する発行工程
と、各スリープモードへの移行許可要求に対する各デー
タ処理装置からの応答情報に基づいて前記スリープモー
ドへの移行状態を切り替える切替え工程とを有するもの
である。
【0020】本発明に係る第12の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御す
る印刷制御装置のデータ処理方法であって、前記印刷部
内の所定の電力負荷に対する電力供給状態を節減するス
リープモードが設定されているかどうかを判定するモー
ド判定工程と、前記モード判定工程により前記スリープ
モードが設定されていると判定した場合に、前記スリー
プモードを解除して前記所定の電力負荷に対する電力供
給を再開して印刷可能となるまでに要する復帰時間を予
測する予測工程と、前記予測工程が予測した復帰時間で
印刷可能状態に移行できたかどうかを判定する復帰判定
工程と、前記復帰判定工程が前記復帰時間で印刷可能状
態に移行できないと判定した場合に、復帰可能となるま
での最新復帰時間を計時する計時工程と、前記計時工程
が計時した最新復帰時間を前記データ処理装置に通知す
る通知工程とを有するものである。
【0021】本発明に係る第13の発明は、所定の通信
媒体を介して複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置
のデータ処理方法であって、各印刷装置とのデータ通信
により所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減する
スリープモードからの各復帰時間を各印刷装置から取得
してメモリに保持する保持工程と、印刷要求時に、各印
刷装置とのデータ通信により全ての印刷装置が前記スリ
ープモード設定中かどうかを判別する状態判別工程と、
前記状態判別工程が全ての印刷装置がスリープモード設
定中であると判別した場合に、前記メモリに保持される
前記各復帰時間を検索して前記復帰時間が最小となる印
刷装置をデータ転送先として選択する選択工程とを有す
るものである。
【0022】本発明に係る第14の発明は、所定の通信
媒体を介して通信可能な印刷装置を制御するコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
って、前記印刷装置からのスリープモード移行要求受信
時に、データ処理状態を判定する判定工程と、該判定結
果に基づいてスリープモードへの移行を許可する命令を
前記印刷装置に対して発行する第1の発行工程とを有す
るものである。
【0023】本発明に係る第15の発明は、所定の通信
媒体を介して通信可能な複数の印刷装置を制御するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
体であって、いずれかの印刷装置からのスリープモード
移行要求受信時に、データ処理状態を判定する第1の判
定工程と、前記第1の判定工程がデータ処理状態である
と判定した場合に、他の印刷装置がすべてスリープモー
ドに移行しているかどうかを判定する第2の判定工程
と、前記第2の判定工程が他の印刷装置がすべてスリー
プモードに移行していないと判定した場合に、前記いず
れかの印刷装置に対してスリープモードへの移行を許可
する命令を前記印刷装置に発行する第2の発行工程とを
有するものである。
【0024】本発明に係る第16の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御す
るコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体法であって、前記データ処理装置とのデータ受
信状態を判別する判別工程と、前記判別工程がデータ受
信待ち状態であると判定した場合に、前記印刷部内の所
定の電力負荷に対して電力供給状態を節減するスリープ
モードへの移行許可要求を発行する発行工程と、前記ス
リープモードへの移行許可要求に対する前記データ処理
装置からの応答情報に基づいて前記スリープモードへの
移行状態を切り替える切替え工程とを有するものであ
る。
【0025】本発明に係る第17の発明は、所定の通信
媒体を介して複数のデータ処理装置と通信して印刷部を
制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、各データ処理装置とのデータ
受信状態を判別する判別工程と、前記判別工程によりデ
ータ受信待ち状態であると判定した場合に、前記印刷部
内の所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減するス
リープモードへの移行許可要求を全てのデータ処理装置
に対して発行する発行工程と、各スリープモードへの移
行許可要求に対する各データ処理装置からの応答情報に
基づいて前記スリープモードへの移行状態を切り替える
切替え工程とを有するものである。
【0026】本発明に係る第18の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御す
るコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、前記印刷部内の所定の電力負荷に対
する電力供給状態を節減するスリープモードが設定され
ているかどうかを判定するモード判定工程と、前記モー
ド判定工程により前記スリープモードが設定されている
と判定した場合に、前記スリープモードを解除して前記
所定の電力負荷に対する電力供給を再開して印刷可能と
なるまでに要する復帰時間を予測する予測工程と、前記
予測工程が予測した復帰時間で印刷可能状態に移行でき
たかどうかを判定する復帰判定工程と、前記復帰判定工
程が前記復帰時間で印刷可能状態に移行できないと判定
した場合に、復帰可能となるまでの最新復帰時間を計時
する計時工程と、前記計時工程が計時した最新復帰時間
を前記データ処理装置に通知する通知工程とを有するも
のである。
【0027】本発明に係る第19の発明は、所定の通信
媒体を介して通信可能な複数の印刷装置を制御するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
体であって、各印刷装置とのデータ通信により所定の電
力負荷に対して電力供給状態を節減するスリープモード
からの各復帰時間を各印刷装置から取得してメモリに保
持する保持工程と、印刷要求時に、各印刷装置とのデー
タ通信により全ての印刷装置が前記スリープモード設定
中かどうかを判別する状態判別工程と、前記状態判別工
程が全ての印刷装置がスリープモード設定中であると判
別した場合に、前記メモリに保持される前記各復帰時間
を検索して前記復帰時間が最小となる印刷装置をデータ
転送先として選択する選択工程とを有するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
印刷制御装置を適用可能な印刷システムの構成を説明す
るブロック図であり、大別してホストコンピュータ10
0とプリンタ110とが所定の通信媒体を介して通信可
能な印刷システムであり、特に、ホストコンピュータ1
00とプリンタ110とが1対1に接続された印刷シス
テムの場合に対応する。なお、本実施形態では、ホスト
コンピュータ100におけるプリンタ110との各種通
信処理,データ転送処理等を含む制御をCPU102が
図示しないROMまたはその他のメモリ資源に記憶され
る制御プログラムを実行して行う場合には、当該機能手
段をデータ処理装置側における印刷制御装置として把握
される場合がある。
【0029】図1に示すホストコンピュータ100にお
いて、101はRAMで、ホストコンピュータを駆動す
る命令群や印字データを保管する。102はCPUで、
ホストコンピュータ100の動作の制御処理を行う。
【0030】103はデータ送受信部で、ホストコンピ
ュータ100上で作成された印字データやプリンタ11
0への制御命令などをやり取りする。104は移行判断
部で、プリンタ側からデータ送受信部103を介して送
られたスリープモード移行判断要求命令を受けて、これ
から印字データの送信を行うかどうかによって、判断結
果通知命令をプリンタ110に送信する。
【0031】プリンタ110において、111はデータ
送信部で、ホストコンピュータ100と印字データや制
御命令などをやり取りする。112はプログラムROM
で、プリンタ110の操作手順が記録されている。
【0032】113はCPUで、プログラムROM11
2に記憶されるプリンタ全体の動作を後述する図2,図
3,図4,図5に示すフローチャートに示す手順に従っ
て制御する。114は拡張可能なRAM等で構成される
描画メモリで、ホストコンピュータ100から送られた
印字データを解釈し、描画に必要な描画データを一時的
に保存しておく。115はタイマで、所定の計時処理を
行う。
【0033】116は移行判断要求部で、タイマ115
による計時に基づいて一定時間印字処理を行わなかった
場合に、ホストコンピュータ100にスリープモードに
移行してよいかどうか問い合わせの移行判断要求命令を
データ送受信部111を介してホストコンピュータ10
0に伝える。117は移行決定部で、移行判断部104
がデータ送受信部103を介して伝えられる判断結果通
知命令をデータ送受信部111を介して受け取り、該判
断結果通知命令に基づいてスリープモードに移行するか
どうか決定する。
【0034】118はエンジン制御部で、スリープモー
ド移行などのプリンタエンジン部120への制御を実際
に行う。119は画像送出部で、エンジン制御部11
8,描画メモリ114に蓄えられた描画データをプリン
タエンジン部120に送出する。プリンタエンジン部1
20は、既知の原子写真技術を用いて、画像送出部11
9より送られた描写データを実際に用紙に印字を行う。
【0035】なお、実際のスリープモードへの移行は、
エンジン制御部118からの信号を受けて、プリンタエ
ンジン部120が内部的に前記定着器や搬送ローラへの
電力供給を停止する仕組みになっているとし、その内部
構造は本件ではあまり重要ではないので、説明を省略す
る。
【0036】以下、本実施形態における特徴的構成につ
いて図1を参照して説明する。
【0037】上記のように構成された所定の通信媒体
(インタフェース,ネットワークを含む)を介して印刷
装置(プリンタ110)と通信可能な印刷制御装置であ
って、前記印刷装置からのスリープモード移行要求受信
時に、データ処理状態を判定する判定手段(移行判断部
104)と、前記判定手段の判定結果に基づいてスリー
プモードへの移行を許可する命令を前記印刷装置に対し
て発行する第1の発行手段(移行判断部104)とを有
するので、データ処理状態に基づいてデータ受信待ちの
印刷装置がスリープモードの移行開始を管理でき、デー
タ受信待ちとデータ転送タイミングとのずれに伴い意図
しないタイミングで印刷装置がスリープモードに移行し
てしまうことを回避させることができる。
【0038】また、所定の通信媒体(イーサネット等の
ネットワーク)を介して複数の印刷装置(プリンタ11
0および図示しない複数のプリンタ)と通信可能な印刷
制御装置であって、いずれかの印刷装置からのスリープ
モード移行要求受信時に、データ処理状態を判定する第
1の判定手段(移行判断部104)と、前記第1の判定
手段がデータ処理状態であると判定した場合に、他の印
刷装置がすべてスリープモードに移行しているかどうか
を判定する第2の判定手段(移行判断部104)と、前
記第2の判定手段が他の印刷装置がすべてスリープモー
ドに移行していないと判定した場合に、前記いずれかの
印刷装置に対してスリープモードへの移行を許可する命
令を前記印刷装置に発行する第2の発行手段(移行判断
部104)とを有するので、データ処理装置が複数の印
刷装置を選択可能な印刷処理環境の下で、当該データ処
理装置のデータ処理状態と他の印刷装置のスリープ状態
とに基づいてデータ受信待ちに起因する印刷装置のスリ
ープモードへの移行開始を統括管理でき、データ受信待
ちとデータ転送タイミングとのずれに伴い意図しないタ
イミングで全ての印刷装置がスリープモードに移行して
しまうことを回避させることができる。
【0039】さらに、所定の通信媒体を介してデータ処
理装置と通信して印刷部を制御する印刷制御装置であっ
て、前記データ処理装置(ホストコンピュータ100)
とのデータ受信状態を判別する判別手段(CPU113
がROM112に記憶される制御プログラムを実行して
判別処理する)と、前記判別手段がデータ受信待ち状態
であると判定した場合に、前記印刷部内の所定の電力負
荷に対して電力供給状態を節減するスリープモードへの
移行許可要求を発行する発行手段(移行判断要求部11
6)と、前記スリープモードへの移行許可要求に対する
前記データ処理装置からの応答情報に基づいて前記スリ
ープモードへの移行状態を制御する制御手段(移行決定
部117,エンジン制御部118)とを有するので、ス
リープモードに移行する際には、データ処理装置側から
の移行許可状態を確認してスリープモードに移行でき、
データ処理装置側がデータ転送準備中であるのに、印刷
装置側の自己判断で勝手にスリープモードへ移行してし
まう事態を回避することができる。
【0040】また、所定の通信媒体(ネットワーク,イ
ンタフェースを含む)を介して複数のデータ処理装置
(ホストコンピュータ100および図示しない複数のホ
ストコンピュータ)と通信して印刷部を制御する印刷制
御装置であって、各データ処理装置とのデータ受信状態
を判別する判別手段(CPU113がROM112に記
憶される制御プログラムを実行して判別処理する)と、
前記判別手段によりデータ受信待ち状態であると判定し
た場合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力
供給状態を節減するスリープモードへの移行許可要求を
全てのデータ処理装置に対して発行する発行手段(移行
判断要求部116)と、各スリープモードへの移行許可
要求に対する各データ処理装置からの応答情報に基づい
て前記スリープモードへの移行状態を制御する制御手段
(移行決定部117,エンジン制御部117)とを有す
るので、印刷装置を複数のデータ処理装置で共有する場
合であっても、スリープモードに移行する際には、全て
のデータ処理装置側からの移行許可状態を確認してスリ
ープモードに移行でき、いずれかのデータ処理装置側が
データ転送準備中であるのに、他のデータ処理装置のデ
ータ処理状態から印刷装置側の自己判断で勝手にスリー
プモードへ移行してしまう事態を回避することができ
る。
【0041】次に、プリンタ110内の移行判断要求部
116の処理について図2を参照して説明する。
【0042】図2は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示した移行判断要求部116のデータ処理
手順に対応する。なお、(1)〜(4)は各ステップを
示す。
【0043】まず、プリンタ110に電源が投入される
と、移行判断要求部116の処理が開始され、最初に、
データ受信部111に印字データがホストコンピュータ
100から送られてきていないかどうかを監視する
(1)。次に、印字データを受信したかどうかを判断し
(2)、印字データを受信したと判断した場合、当該受
信した印字データを解析して描画処理し(4)、移行判
断要求部116が記憶している時刻をタイマ115の持
つ時刻にセットし(5)、ステップ(1)に戻る。
【0044】一方、ステップ(2)において、もし、印
字データを受信していないと判断した場合は、移行判断
要求部116が記憶している時刻とタイマ115が持っ
ている時刻とを比較し、一定時間(例えば10分)経過
しているかどうかを判断し(3)、一定時間を経過して
いないと判断した場合には、ステップ(1)へ戻る。
【0045】一方、ステップ(3)で、一定時間を経過
していると判断された場合には、移行判断要求部116
はホストコンピュータ100に移行判断要求命令を発行
する(6)。該移行判断要求命令はデータ送受信部11
1を介してホストコンピュータ100に通知される。
【0046】ここでいう判断要求命令とは、特にパラメ
ータを持たない命令であり、ホストコンピュータ100
に移行判断を要求していることがわかるのであれば、ど
のような形態でも構わない。
【0047】このようにして移行判断要求命令の発行が
完了すると、ステップ(1)へ戻る。
【0048】次に、ホストコンピュータ100内の移行
判断部104の処理について図3に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0049】図3は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したホストコンピュータ100側の移行
判断部104の処理に対応する。なお、(1)〜(5)
は各ステップを示す。
【0050】ホストコンピュータ100に電源が投入さ
れると、移行判断部は104の処理が開始され、最初
に、ホストコンピュータ100内のデータ送受信部10
3にあるデータを監視し(1)、移行判断要求命令をプ
リンタ110より受信したかどうか判断し(2)、移行
判断要求命令を受信しなかったと判断された場合には、
何もしないでステップ(1)に戻る。
【0051】一方、ステップ(2)で、移行判断要求命
令をプリンタ110より受信したと判断された場合に
は、現在印刷処理中かどうかを判断し(3)、印刷処理
中であると判断した場合には、この後すぐに印字データ
送信が行われるため、スリープモードに移行しないよう
に、プリンタ110に対して移行不可能である判断結果
通知命令を発行して(4)、ステップ(1)へ戻る。
【0052】一方、ステップ(3)で印刷処理中でない
と判断した場合には、プリンタ110に対して移行可能
である判断結果通知命令を発行して(5)、ステップ
(1)へ戻る。
【0053】なお、ここでいう判断結果通知命令とは、
本件においてはスリープ・モードに移行可能であるか、
移行不可能であるかプリンタ110が判断できるのであ
れば、どのような形態でも構わない。
【0054】次に、プリンタ110内の移行決定部11
7の処理を図4に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0055】図4は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示した移行決定部117の処理に対応す
る。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0056】プリンタ110に電源が投入されると、移
行判断部は104の処理が開始され、最初に、プリンタ
110内のデータ送受信部111にあるデータを監視し
(1)、ホストコンピュータ100から判断結果通知命
令を受信したかどうかを判断し(2)、判断結果通知命
令を受信しなかったと判断された場合には、何もしない
でステップ(1)へ戻る。
【0057】一方、ステップ(2)で、判断結果通知命
令を受信したと判断された場合には、判断結果通知命令
の内容が移行可能であるかどうかを判断し(3)、移行
可能でないと判断した場合、すなわち、ホストコンピュ
ータ100が印刷処理中であるため、スリープモードへ
の移行ができないという判断結果通知命令を送ってきた
時にはステップ(1)へ戻り、移行可能であると判断し
た場合には、エンジン制御部118にスリープモードに
移行するよう指示を行い(4)、エンジン制御部118
はスリープモードへの移行信号をプリンタエンジン部1
20に送信して、スリープモードへ移行し、その後、ス
テップ(1)へ戻る。
【0058】以上説明した通り、上記第1実施形態によ
れば、ホストコンピュータ100は内部で印刷処理を開
始し、これから印字データを送信しようとする場合に
は、プリンタ110がスリープモードに移行しようとす
るのを禁止し、印字データを送信すればすぐに印字可能
となる。
【0059】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
ホストコンピュータ100と印字装置(プリンタ11
0)とが1対1に接続された印刷システムについて説明
したが、ネットワークを用いて複数のホストコンピュー
タで1台のプリンタを共有している場合でも同様の効果
を得ることができる。以下、その実施形態について説明
する。
【0060】基本的な構成は第1実施形態と同じだが、
プリンタ110がスリープ・モードに移行していいかど
うか問い合わせる移行判断要求部116が第1実施形態
とは異なり、接続された全てのホストコンピュータ(図
示しない)に対して移行判断要求命令を送ることであ
り、また、ホストコンピュータから通知される判断結果
通知命令に従い、移行を決定する移行決定部117は接
続された全てのホストコンピュータから判断結果通知命
令を受け取り、しかも全ての判断通知結果が移行可能を
示している場合にのみ、スリープモードへの移行を行
う。各ホストコンピュータの構成は、第1実施形態と同
一である。
【0061】〔第3実施形態〕第2実施形態で、複数の
ホストコンピュータが1台のプリンタを共有する場合に
ついて説明したが、1台のホストコンピュータ(あるい
はプリントサーバ)で複数のプリンタを共有する場合に
本発明を適用することができる。以下、その実施形態に
ついて説明する。
【0062】なお、本実施形態は、基本的に第1実施形
態と同じ構成になるが、ホストコンピュータ上で行って
いる印刷処理が極少数である場合、すべてのプリンタに
対してスリープモードへの移行を禁止するのは効率がよ
くない。
【0063】そこで、第3実施形態では、ホストコンピ
ュータ上の移行判断部104の処理が異なる。
【0064】図5は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示した移行判断部104の処理に対応す
る。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0065】ホストコンピュータ100に電源が投入さ
れると、移行判断部は104の処理が開始され、最初
に、ホストコンピュータ100内のデータ送受信部10
3にあるデータを監視し(1)、移行判断要求命令をプ
リンタ110より受信したかどうか判断し(2)、移行
判断要求命令を受信しなかったと判断された場合には、
何もしないでステップ(1)に戻る。
【0066】一方、ステップ(2)で、移行判断要求命
令をプリンタ110より受信したと判断された場合に
は、現在印刷処理中かどうかを判断し(3)、印刷処理
中であると判断した場合には、他にスリープ中のプリン
タがあるかどうかを判断し(4)、スリープ中のプリン
タがあると判断された場合は、ステップ(6)へ進む。
一方、ステップ(4)で、他にスリープ中のプリンタが
ないと判断された場合には、この後すぐに印字データ送
信が行われるため、スリープモードに移行しないよう
に、プリンタ110に対して移行不可能である判断結果
通知命令を発行して(5)、ステップ(1)へ戻る。
【0067】一方、ステップ(3)で印刷処理中でない
と判断した場合には、プリンタ110に対して移行可能
である判断結果通知命令を発行して(6)、ステップ
(1)へ戻る。
【0068】このように本実施形態と第1実施形態と
で、唯一異なるのはステップ(4)の判断で、複数のプ
リンタにおいて、1台でもスリープモード中ではないプ
リンタがある場合には、その他のプリンタに対してスリ
ープモード移行を可能とし、他のプリンタがすべてスリ
ープモードに移行している場合には、当該プリンタのス
リープモード移行を可能とする点である。
【0069】これによって、印刷データがある場合で
も、最低限1台のプリンタだけ残して他のプリンタのス
リープ・モードへの移行を可能とする。
【0070】以下、本実施形態の特徴的構成について図
2〜図5等を参照して説明する。
【0071】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワーク,インタフェースを含む)を介して印刷
装置と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であっ
て、あるいは所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装
置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体であって、前記印刷装置からのスリ
ープモード移行要求受信時に、データ処理状態を判定す
る判定工程(図3のステップ(2),(3))と、該判
定結果に基づいてスリープモードへの移行を許可する命
令を前記印刷装置に対して発行する第1の発行工程(図
3のステップ(5))とを有するので、データ処理状態
に基づいてデータ受信待ちの印刷装置がスリープモード
の移行開始を管理でき、データ受信待ちとデータ転送タ
イミングとのずれに伴い意図しないタイミングで印刷装
置がスリープモードに移行してしまうことを回避させる
ことができる。
【0072】また、所定の通信媒体を介して複数の印刷
装置(プリンタ110および図示しない複数のプリン
タ)と通信可能な印刷制御装置(データ処理装置側、す
なわち、ホストコンピュータ100のプリンタ制御機能
に基づく)のデータ処理方法であって、あるいは所定の
通信媒体を介して通信可能な複数の印刷装置を制御する
コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
憶媒体であって、いずれかの印刷装置からのスリープモ
ード移行要求受信時に、データ処理状態を判定する第1
の判定工程(図5のステップ(2),(3))と、前記
第1の判定工程がデータ処理状態であると判定した場合
に、他の印刷装置がすべてスリープモードに移行してい
るかどうかを判定する第2の判定工程(図5のステップ
(4))と、前記第2の判定工程が他の印刷装置がすべ
てスリープモードに移行していないと判定した場合に、
前記いずれかの印刷装置に対してスリープモードへの移
行を許可する命令を前記印刷装置に発行する第2の発行
工程(図5のステップ(6))とを有するので、データ
処理装置が複数の印刷装置を選択可能な印刷処理環境の
下で、当該データ処理装置のデータ処理状態と他の印刷
装置のスリープ状態とに基づいてデータ受信待ちに起因
する印刷装置のスリープモードへの移行開始を統括管理
でき、データ受信待ちとデータ転送タイミングとのずれ
に伴い意図しないタイミングで全ての印刷装置がスリー
プモードに移行してしまうことを回避させることができ
る。
【0073】さらに、所定の通信媒体を介してデータ処
理装置(ホストコンピュータ100)と通信して印刷部
を制御する印刷制御装置(プリンタ110)のデータ処
理方法であって、あるいは所定の通信媒体を介してデー
タ処理装置と通信して印刷部を制御するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、前記データ処理装置とのデータ受信状態を判別する
判別工程(図2のステップ(2))と、前記判別工程が
データ受信待ち状態であると判定した場合に、前記印刷
部内の所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減する
スリープモードへの移行許可要求を発行する発行工程
(図2のステップ(6))と、前記スリープモードへの
移行許可要求に対する前記データ処理装置からの応答情
報に基づいて前記スリープモードへの移行状態を切り替
える切替え工程(図4のステップ(2),(4))とを
有するので、スリープモードに移行する際には、データ
処理装置側からの移行許可状態を確認してスリープモー
ドに移行でき、データ処理装置側がデータ転送準備中で
あるのに、印刷装置側の自己判断で勝手にスリープモー
ドへ移行してしまう事態を回避することができる。
【0074】また、所定の通信媒体(ネットワーク)を
介して複数のデータ処理装置(ホストコンピュータ10
0および図示しない複数のホストコンピュータ)と通信
可能な印刷制御装置のデータ処理方法であって、あるい
は所定の通信媒体を介して複数のデータ処理装置と通信
して印刷部を制御するコンピュータが読み出し可能なプ
ログラムを格納した記憶媒体であって、各データ処理装
置とのデータ受信状態を判別する判別工程(図2のステ
ップ(2))と、前記判別工程によりデータ受信待ち状
態であると判定した場合に、前記印刷部内の所定の電力
負荷に対して電力供給状態を節減するスリープモードへ
の移行許可要求を全てのデータ処理装置に対して発行す
る発行工程(図2のステップ(6))と、各スリープモ
ードへの移行許可要求に対する各データ処理装置からの
応答情報に基づいて前記スリープモードへの移行状態を
切り替える切替え工程(図4のステップ(2),
(4))とを有するので、印刷装置を複数のデータ処理
装置で共有する場合であっても、スリープモードに移行
する際には、全てのデータ処理装置側からの移行許可状
態を確認してスリープモードに移行でき、いずれかのデ
ータ処理装置側がデータ転送準備中であるのに、他のデ
ータ処理装置のデータ処理状態から印刷装置側の自己判
断で勝手にスリープモードへ移行してしまう事態を回避
することができる。
【0075】〔第4実施形態〕以下、第4実施形態で
は、上記第3実施形態を拡張し、1台のホストコンピュ
ータ(あるいはプリントサーバ)で複数のプリンタを共
有する場合で、かつスリープ復帰時間の短いプリンタを
自動選択する場合を説明する。
【0076】図6は、本発明の第4実施形態を示す印刷
制御装置を適用可能な印刷システムの構成を説明するブ
ロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付
してある。
【0077】図において、601は復帰時間通知部で、
スリープ・モードに移行した際に、即時印字可能になる
までの復帰時間を通知する復帰時間通知命令をデータ送
受信部111を介してホストコンピュータ100に通知
する。
【0078】602は出力装置決定部で、ホストコンピ
ュータ100内にあって、ネットワーク上に接続された
複数のプリンタのうちどのプリンタに送出すればよいの
か決定する。なお、本実施形態では、ホストコンピュー
タ100におけるプリンタ110との各種通信処理,デ
ータ転送処理等を含む制御をCPU102が図示しない
ROMまたはその他のメモリ資源に記憶される制御プロ
グラムを実行して行う場合には、当該機能手段をデータ
処理装置側における印刷制御装置として把握される場合
がある。
【0079】以下、本実施形態の特徴的構成について図
6等を参照して説明する。
【0080】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワーク,インタフェースを含む)を介してデー
タ処理装置(ホストコンピュータ100)と通信して印
刷部を制御する印刷制御装置であって、前記印刷部内の
所定の電力負荷に対する電力供給状態を節減するスリー
プモードが設定されているかどうかを判定するモード判
定手段(図6に示すCPU113がROM112または
図示しないメモリ資源に記憶された制御プログラムを実
行して判定処理する)と、前記モード判定手段により前
記スリープモードが設定されていると判定した場合に、
前記スリープモードを解除して前記所定の電力負荷に対
する電力供給を再開して印刷可能となるまでに要する復
帰時間を予測する予測手段(図6に示すCPU113が
ROM112または図示しないメモリ資源に記憶された
制御プログラムを実行して予測処理する)と、前記予測
手段が予測した復帰時間で印刷可能状態に移行できたか
どうかを判定する復帰判定手段(図6に示すCPU11
3がROM112または図示しないメモリ資源に記憶さ
れた制御プログラムを実行して復帰判定処理する)と、
前記復帰判定手段が前記復帰時間で印刷可能状態に移行
できないと判定した場合に、復帰可能となるまでの最新
復帰時間を計時する計時手段(図示しないタイマ回路等
による)と、前記計時手段が計時した最新復帰時間を前
記データ処理装置に通知する通知手段(復帰時間通知部
601)とを有するので、データ処理装置が印刷装置を
選択するための基準となる、すなわち、スリープモード
に移行してから印刷可能となる最新の復帰時間をデータ
処理装置に通知できる。
【0081】また、所定の通信媒体を介して複数の印刷
装置と通信可能な印刷制御装置であって、各印刷装置と
のデータ通信により所定の電力負荷に対して電力供給状
態を節減するスリープモードからの各復帰時間を各印刷
装置から取得して記憶する記憶手段と、印刷要求時に、
各印刷装置とのデータ通信により前記スリープモードが
設定中かどうかを判別する状態判別手段と、前記状態判
別手段が全ての印刷装置がスリープモード設定中である
と判別した場合に、前記記憶手段に記憶された前記各復
帰時間を検索して前記復帰時間が最小となる印刷装置を
データ転送先として選択する選択手段とを有するので、
データ処理装置が印刷装置を選択するための基準とな
る、すなわち、スリープモードに移行してから印刷可能
となる最新の復帰時間をそれぞれの印刷装置から収集し
て、常に最短時間で印刷可能となる最適な印刷装置を自
動選択することができる。
【0082】さらに、前記電力負荷は、記録媒体に転写
される現像剤に熱加圧処理を行う定着手段(定着ユニッ
ト)を含むので、スリープモード中における電力負荷を
節減し、消費電力および熱源による発熱を抑えることが
できる。
【0083】次に、復帰時間通知部602の処理につい
て図7に示すフローチャートを参照して説明する。
【0084】図7は、本発明に係る5のデータ処理手順
の一例を示すフローチャートであり、図6に示した復帰
時間通知部602の処理に対応する。なお、(1)〜
(6)は各ステップを示す。
【0085】電源立ち上げ後の初期状態で処理が開始さ
れ、エンジン制御部118を監視して(1)、現在スリ
ープモード状態かどうかどうかを調べ(2)、もし現在
スリープモード状態でないと判断した場合には、ステッ
プ(1)へ戻る。
【0086】一方、ステップ(2)で、現在スリープモ
ード状態であると判断した場合は、スリープモードに移
行してからの時間を測定する(3)。次に、該測定され
た移行してからの時間から復帰に必要な時間を予測する
(4)。
【0087】なお、本実施形態では、予測される時間
は、該移行してから経過時間の実測値により特定される
もので、例えばスリープモードに移行してから1分後の
場合、定着器に電力供給してから定着温度に達し、復帰
に必要な時間は、例えば2分などと実測した値を式化、
あるいはテーブル化したもので移行時間から復帰時間い
変換して求める。
【0088】次に、求めた復帰時間が前に発行した復帰
時間と比較し、復帰時間が変わったかどうかを判断し
(5)、復帰時間が変わらないと判断した場合には、ス
テップ(1)へ戻る。
【0089】一方、ステップ(5)で、復帰時間が変わ
ったと判断した場合には、復帰時間通知命令を発行し、
ホストコンピュータ100にスリープモードからの復帰
時間を通知して(6)、ステップ(1)へ戻る。
【0090】次に、図6に示したホストコンピュータ1
00内に出力装置決定部602の処理について図8に示
すフローチャートを参照して説明する。
【0091】図8は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図6に示した出力装置決定部602の処理に対応
する。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0092】出力装置決定部602はホストコンピュー
タ100において印刷処理が開始したときに当該処理を
開始し、ネットワークに接続されたすべてのプリンタの
状態を調べる(1)。そして、もし1台でもスリープモ
ードではないプリンタが存在するかどうかを判断し
(2)、プリンタが存在すると判断した場合には、スリ
ープモードではないプリンタを出力装置として決定して
(3)、処理を終了する。
【0093】一方、ステップ(2)で、全てのプリンタ
がスリープモードに入ったと判断した場合には、最も復
帰時間の少ないプリンタを調べるために、個々のプリン
タに関して復帰時間を調べる(4)。
【0094】なお、本実施形態では、プリンタ110内
の前記復帰時間通知部601からホストコンピュータ1
00に通知された時間である。
【0095】次に、内部変数である最小復帰時間と比較
し、当該復帰時間がもっとも短いかどうかを判断し
(5)、最も短くはないと判断された場合には、ステッ
プ(8)以降へ進み、最も短いと判断された場合には、
最小復帰時間を当該プリンタの復帰時間として更新記憶
し(6)、出力装置先候補を当該プリンタに決定する
(7)。
【0096】次に、全てのプリンタの復帰時間の調査が
終わったかどうかを判断し(8)、終わっていないと判
断した場合には、調査プリンタを次のプリンタに更新し
て(9)、ステップ(4)へ戻る。
【0097】一方、ステップ(8)で、全てのプリンタ
の調査が完了していると判断した場合には、処理を終了
する。
【0098】この結果、出力装置決定部602が決定し
た出力装置には、スリープモードに入っていないプリン
タ、あるいはもっとも復帰時間の少ないプリンタが記憶
され、ホストコンピュータ100の印刷処理は最も出力
までの時間が短いプリンタを選択して印字データの送出
が可能になる。
【0099】以下、本実施形態の特徴的構成について図
7,図8等を参照して説明する。
【0100】上記のように構成された所定の通信媒体を
介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御する印刷
制御装置のデータ処理方法であって、あるいは所定の通
信媒体を介して通信可能なデータ処理装置と通信して印
刷部を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラ
ムを格納した記憶媒体であって、前記印刷部内の所定の
電力負荷に対する電力供給状態を節減するスリープモー
ドが設定されているかどうかを判定するモード判定工程
(図7のステップ(2))と、前記モード判定工程によ
り前記スリープモードが設定されていると判定した場合
に、前記スリープモードを解除して前記所定の電力負荷
に対する電力供給を再開して印刷可能となるまでに要す
る復帰時間を予測する予測工程(図7のステップ
(3))と、前記予測工程が予測した復帰時間で印刷可
能状態に移行できたかどうかを判定する復帰判定工程
(図7のステップ(5))と、前記復帰判定工程が前記
復帰時間で印刷可能状態に移行できないと判定した場合
に、復帰可能となるまでの最新復帰時間を計時する計時
工程(図7のステップ(4))と、前記計時工程が計時
した最新復帰時間を前記データ処理装置に通知する通知
工程(図7のステップ(6))とを有するので、データ
処理装置が印刷装置を選択するための基準となる、すな
わち、スリープモードに移行してから印刷可能となる最
新の復帰時間をデータ処理装置に通知できる。
【0101】また、所定の通信媒体(ネットワーク,イ
ンタフェースを含む)を介して複数の印刷装置(プリン
タ110および図示しない複数のプリンタ)と通信して
印刷部を制御する印刷制御装置のデータ処理方法であっ
て、あるいは所定の通信媒体を介して通信可能な複数の
印刷装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体であって、各印刷装置とのデ
ータ通信により所定の電力負荷に対して電力供給状態を
節減するスリープモードからの各復帰時間を各印刷装置
から取得してメモリ(例えば図示しないRAM)に保持
する保持工程(図8のステップ(1))と、印刷要求時
に、各印刷装置とのデータ通信により全ての印刷装置が
前記スリープモード設定中かどうかを判別する状態判別
工程(図8のステップ(2))と、前記状態判別工程が
全ての印刷装置がスリープモード設定中であると判別し
た場合に、前記メモリに保持される前記各復帰時間を検
索して前記復帰時間が最小となる印刷装置をデータ転送
先として選択する選択工程(図8のステップ(5)〜
(9))とを有するので、データ処理装置が印刷装置を
選択するための基準となる、すなわち、スリープモード
に移行してから印刷可能となる最新の復帰時間をそれぞ
れの印刷装置から収集して、常に最短時間で印刷可能と
なる最適な印刷装置を自動選択することができる。
【0102】以下、図9に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷システムで読み出し可能なデータ処理
プログラムの構成について説明する。
【0103】図9は、本発明に係る印刷制御装置を適用
可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プ
ログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する
図である。
【0104】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0105】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0106】本実施形態における図2,図4,図5,図
7,図8に示す機能が外部からインストールされるプロ
グラムによって、ホストコンピュータにより遂行されて
いてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッ
シュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネット
ワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む
情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用さ
れるものである。
【0107】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0108】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0109】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0110】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0111】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介して印刷装置と通
信可能な印刷制御装置であって、前記印刷装置からのス
リープモード移行要求受信時に、データ処理状態を判定
する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいてス
リープモードへの移行を許可する命令を前記印刷装置に
対して発行する第1の発行手段とを有するので、データ
処理状態に基づいてデータ受信待ちの印刷装置がスリー
プモードの移行開始を管理でき、データ受信待ちとデー
タ転送タイミングとのずれに伴い意図しないタイミング
で印刷装置がスリープモードに移行してしまうことを回
避させることができる。
【0113】第2の発明によれば、所定の通信媒体を介
して複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置であっ
て、いずれかの印刷装置からのスリープモード移行要求
受信時に、データ処理状態を判定する第1の判定手段
と、前記第1の判定手段がデータ処理状態であると判定
した場合に、他の印刷装置がすべてスリープモードに移
行しているかどうかを判定する第2の判定手段と、前記
第2の判定手段が他の印刷装置がすべてスリープモード
に移行していないと判定した場合に、前記いずれかの印
刷装置に対してスリープモードへの移行を許可する命令
を前記印刷装置に発行する第2の発行手段とを有するの
で、データ処理装置が複数の印刷装置を選択可能な印刷
処理環境の下で、当該データ処理装置のデータ処理状態
と他の印刷装置のスリープ状態とに基づいてデータ受信
待ちに起因する印刷装置のスリープモードへの移行開始
を統括管理でき、データ受信待ちとデータ転送タイミン
グとのずれに伴い意図しないタイミングで全ての印刷装
置がスリープモードに移行してしまうことを回避させる
ことができる。
【0114】本発明に係る第3の発明によれば、所定の
通信媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制
御する印刷制御装置であって、前記データ処理装置との
データ受信状態を判別する判別手段と、前記判別手段が
データ受信待ち状態であると判定した場合に、前記印刷
部内の所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減する
スリープモードへの移行許可要求を発行する発行手段
と、前記スリープモードへの移行許可要求に対する前記
データ処理装置からの応答情報に基づいて前記スリープ
モードへの移行状態を制御する制御手段とを有するの
で、スリープモードに移行する際には、データ処理装置
側からの移行許可状態を確認してスリープモードに移行
でき、データ処理装置側がデータ転送準備中であるの
に、印刷装置側の自己判断で勝手にスリープモードへ移
行してしまう事態を回避することができる。
【0115】第4の発明によれば、所定の通信媒体を介
して複数のデータ処理装置と通信して印刷部を制御する
印刷制御装置であって、各データ処理装置とのデータ受
信状態を判別する判別手段と、前記判別手段によりデー
タ受信待ち状態であると判定した場合に、前記印刷部内
の所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減するスリ
ープモードへの移行許可要求を全てのデータ処理装置に
対して発行する発行手段と、各スリープモードへの移行
許可要求に対する各データ処理装置からの応答情報に基
づいて前記スリープモードへの移行状態を制御する制御
手段とを有するので、印刷装置を複数のデータ処理装置
で共有する場合であっても、スリープモードに移行する
際には、全てのデータ処理装置側からの移行許可状態を
確認してスリープモードに移行でき、いずれかのデータ
処理装置側がデータ転送準備中であるのに、他のデータ
処理装置のデータ処理状態から印刷装置側の自己判断で
勝手にスリープモードへ移行してしまう事態を回避する
ことができる。
【0116】第5の発明によれば、所定の通信媒体を介
してデータ処理装置と通信して印刷部を制御する印刷制
御装置であって、前記印刷部内の所定の電力負荷に対す
る電力供給状態を節減するスリープモードが設定されて
いるかどうかを判定するモード判定手段と、前記モード
判定手段により前記スリープモードが設定されていると
判定した場合に、前記スリープモードを解除して前記所
定の電力負荷に対する電力供給を再開して印刷可能とな
るまでに要する復帰時間を予測する予測手段と、前記予
測手段が予測した復帰時間で印刷可能状態に移行できた
かどうかを判定する復帰判定手段と、前記復帰判定手段
が前記復帰時間で印刷可能状態に移行できないと判定し
た場合に、復帰可能となるまでの最新復帰時間を計時す
る計時手段と、前記計時手段が計時した最新復帰時間を
前記データ処理装置に通知する通知手段とを有するの
で、データ処理装置が印刷装置を選択するための基準と
なる、すなわち、スリープモードに移行してから印刷可
能となる最新の復帰時間をデータ処理装置に通知でき
る。
【0117】第6の発明によれば、所定の通信媒体を介
して複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置であっ
て、各印刷装置とのデータ通信により所定の電力負荷に
対して電力供給状態を節減するスリープモードからの各
復帰時間を各印刷装置から取得して記憶する記憶手段
と、印刷要求時に、各印刷装置とのデータ通信により前
記スリープモードが設定中かどうかを判別する状態判別
手段と、前記状態判別手段が全ての印刷装置がスリープ
モード設定中であると判別した場合に、前記記憶手段に
記憶された前記各復帰時間を検索して前記復帰時間が最
小となる印刷装置をデータ転送先として選択する選択手
段とを有するので、データ処理装置が印刷装置を選択す
るための基準となる、すなわち、スリープモードに移行
してから印刷可能となる最新の復帰時間をそれぞれの印
刷装置から収集して、常に最短時間で印刷可能となる最
適な印刷装置を自動選択することができる。
【0118】第7の発明によれば、前記電力負荷は、記
録媒体に転写される現像剤に熱加圧処理を行う定着手段
を含むので、スリープモード中における電力負荷を節減
し、消費電力および熱源による発熱を抑えることができ
る。
【0119】第8,第14の発明によれば、所定の通信
媒体を介して通信可能な印刷装置と通信可能な印刷制御
装置のデータ処理方法であって、あるいは所定の通信媒
体を介して印刷装置を制御するコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記印
刷装置からのスリープモード移行要求受信時に、データ
処理状態を判定する判定工程と、該判定結果に基づいて
スリープモードへの移行を許可する命令を前記印刷装置
に対して発行する第1の発行工程とを有するので、デー
タ処理状態に基づいてデータ受信待ちの印刷装置がスリ
ープモードの移行開始を管理でき、データ受信待ちとデ
ータ転送タイミングとのずれに伴い意図しないタイミン
グで印刷装置がスリープモードに移行してしまうことを
回避させることができる。
【0120】第9,第15の発明によれば、所定の通信
媒体を介して複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置
のデータ処理方法であって、あるいは所定の通信媒体を
介して通信可能な複数の印刷装置を制御するコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
って、いずれかの印刷装置からのスリープモード移行要
求受信時に、データ処理状態を判定する第1の判定工程
と、前記第1の判定工程がデータ処理状態であると判定
した場合に、他の印刷装置がすべてスリープモードに移
行しているかどうかを判定する第2の判定工程と、前記
第2の判定工程が他の印刷装置がすべてスリープモード
に移行していないと判定した場合に、前記いずれかの印
刷装置に対してスリープモードへの移行を許可する命令
を前記印刷装置に発行する第2の発行工程とを有するの
で、データ処理装置が複数の印刷装置を選択可能な印刷
処理環境の下で、当該データ処理装置のデータ処理状態
と他の印刷装置のスリープ状態とに基づいてデータ受信
待ちに起因する印刷装置のスリープモードへの移行開始
を統括管理でき、データ受信待ちとデータ転送タイミン
グとのずれに伴い意図しないタイミングで全ての印刷装
置がスリープモードに移行してしまうことを回避させる
ことができる。
【0121】第10,第16の発明によれば、所定の通
信媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御
する印刷制御装置のデータ処理方法であって、あるいは
所定の通信媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷
部を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体であって、前記データ処理装置との
データ受信状態を判別する判別工程と、前記判別工程が
データ受信待ち状態であると判定した場合に、前記印刷
部内の所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減する
スリープモードへの移行許可要求を発行する発行工程
と、前記スリープモードへの移行許可要求に対する前記
データ処理装置からの応答情報に基づいて前記スリープ
モードへの移行状態を切り替える切替え工程とを有する
ので、スリープモードに移行する際には、データ処理装
置側からの移行許可状態を確認してスリープモードに移
行でき、データ処理装置側がデータ転送準備中であるの
に、印刷装置側の自己判断で勝手にスリープモードへ移
行してしまう事態を回避することができる。
【0122】第11,第17の発明によれば、所定の通
信媒体を介して複数のデータ処理装置と通信して印刷部
を制御する印刷制御装置のデータ処理方法であって、あ
るいは所定の通信媒体を介して複数のデータ処理装置と
通信して印刷部を制御するコンピュータが読み出し可能
なプログラムを格納した記憶媒体であって、各データ処
理装置とのデータ受信状態を判別する判別工程と、前記
判別工程によりデータ受信待ち状態であると判定した場
合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力供給
状態を節減するスリープモードへの移行許可要求を全て
のデータ処理装置に対して発行する発行工程と、各スリ
ープモードへの移行許可要求に対する各データ処理装置
からの応答情報に基づいて前記スリープモードへの移行
状態を切り替える切替え工程とを有するので、印刷装置
を複数のデータ処理装置で共有する場合であっても、ス
リープモードに移行する際には、全てのデータ処理装置
側からの移行許可状態を確認してスリープモードに移行
でき、いずれかのデータ処理装置側がデータ転送準備中
であるのに、他のデータ処理装置のデータ処理状態から
印刷装置側の自己判断で勝手にスリープモードへ移行し
てしまう事態を回避することができる。
【0123】第12,第18の発明によれば、所定の通
信媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部を制御
する印刷制御装置のデータ処理方法であって、コンピュ
ータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体あ
るいは所定の通信媒体を介してデータ処理装置と通信し
て印刷部を制御するであって、前記印刷部内の所定の電
力負荷に対する電力供給状態を節減するスリープモード
が設定されているかどうかを判定するモード判定工程
と、前記モード判定工程により前記スリープモードが設
定されていると判定した場合に、前記スリープモードを
解除して前記所定の電力負荷に対する電力供給を再開し
て印刷可能となるまでに要する復帰時間を予測する予測
工程と、前記予測工程が予測した復帰時間で印刷可能状
態に移行できたかどうかを判定する復帰判定工程と、前
記復帰判定工程が前記復帰時間で印刷可能状態に移行で
きないと判定した場合に、復帰可能となるまでの最新復
帰時間を計時する計時工程と、前記計時工程が計時した
最新復帰時間を前記データ処理装置に通知する通知工程
とを有するので、データ処理装置が印刷装置を選択する
ための基準となる、すなわち、スリープモードに移行し
てから印刷可能となる最新の復帰時間をデータ処理装置
に通知できる。
【0124】第13,第19の発明によれば、所定の通
信媒体を介して複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装
置のデータ処理方法であって、あるいは所定の通信媒体
を介して通信して印刷部を制御する複数の印刷装置を制
御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納
した記憶媒体であって、各印刷装置とのデータ通信によ
り所定の電力負荷に対して電力供給状態を節減するスリ
ープモードからの各復帰時間を各印刷装置から取得して
メモリに保持する保持工程と、印刷要求時に、各印刷装
置とのデータ通信により全ての印刷装置が前記スリープ
モード設定中かどうかを判別する状態判別工程と、前記
状態判別工程が全ての印刷装置がスリープモード設定中
であると判別した場合に、前記メモリに保持される前記
各復帰時間を検索して前記復帰時間が最小となる印刷装
置をデータ転送先として選択する選択工程とを有するの
で、データ処理装置が印刷装置を選択するための基準と
なる、すなわち、スリープモードに移行してから印刷可
能となる最新の復帰時間をそれぞれの印刷装置から収集
して、常に最短時間で印刷可能となる最適な印刷装置を
自動選択することができる。
【0125】従って、印刷装置側がデータ処理装置のデ
ータ処理状態を確認しながらスリープモードに移行で
き、データ処理装置側にとって意図しないタイミングで
スリープモードに遷移してしまう事態を回避して、可能
な限り最短時間で印刷処理を開始できる状態に維持でき
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置を適
用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る印刷制御装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る印刷制御装置における第3のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る印刷制御装置における第4のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第4実施形態を示す印刷制御装置を適
用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であ
る。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における第5のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る印刷制御装置における第6のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷シ
ステムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格
納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ 101 RAM 102 CPU 103 データ送受信部 104 移行判断部 110 プリンタ 111 データ送受信部 112 プログラムROM 113 CPU 114 描画メモリ 115 タイマ 116 移行判断要求部 117 移行決定部 118 エンジン制御部 119 画像送出部 120 プリンタエンジン部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通信
    可能な印刷制御装置であって、 前記印刷装置からのスリープモード移行要求受信時に、
    データ処理状態を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいてスリープモードへの
    移行を許可する命令を前記印刷装置に対して発行する第
    1の発行手段と、を有することを特徴とする印刷制御装
    置。
  2. 【請求項2】 所定の通信媒体を介して複数の印刷装置
    と通信可能な印刷制御装置であって、 いずれかの印刷装置からのスリープモード移行要求受信
    時に、データ処理状態を判定する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段がデータ処理状態であると判定した
    場合に、他の印刷装置がすべてスリープモードに移行し
    ているかどうかを判定する第2の判定手段と、 前記第2の判定手段が他の印刷装置がすべてスリープモ
    ードに移行していないと判定した場合に、前記いずれか
    の印刷装置に対してスリープモードへの移行を許可する
    命令を前記印刷装置に発行する第2の発行手段と、を有
    することを特徴とする印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
    と通信して印刷部を制御する印刷制御装置であって、 前記データ処理装置とのデータ受信状態を判別する判別
    手段と、 前記判別手段がデータ受信待ち状態であると判定した場
    合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力供給
    状態を節減するスリープモードへの移行許可要求を発行
    する発行手段と、 前記スリープモードへの移行許可要求に対する前記デー
    タ処理装置からの応答情報に基づいて前記スリープモー
    ドへの移行状態を制御する制御手段と、を有することを
    特徴とする印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置と通信して印刷部を制御する印刷制御装置であっ
    て、 各データ処理装置とのデータ受信状態を判別する判別手
    段と、 前記判別手段によりデータ受信待ち状態であると判定し
    た場合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力
    供給状態を節減するスリープモードへの移行許可要求を
    全てのデータ処理装置に対して発行する発行手段と、 各スリープモードへの移行許可要求に対する各データ処
    理装置からの応答情報に基づいて前記スリープモードへ
    の移行状態を制御する制御手段と、を有することを特徴
    とする印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
    と通信して印刷部を制御する印刷制御装置であって、 前記印刷部内の所定の電力負荷に対する電力供給状態を
    節減するスリープモードが設定されているかどうかを判
    定するモード判定手段と、 前記モード判定手段により前記スリープモードが設定さ
    れていると判定した場合に、前記スリープモードを解除
    して前記所定の電力負荷に対する電力供給を再開して印
    刷可能となるまでに要する復帰時間を予測する予測手段
    と、 前記予測手段が予測した復帰時間で印刷可能状態に移行
    できたかどうかを判定する復帰判定手段と、 前記復帰判定手段が前記復帰時間で印刷可能状態に移行
    できないと判定した場合に、復帰可能となるまでの最新
    復帰時間を計時する計時手段と、 前記計時手段が計時した最新復帰時間を前記データ処理
    装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とする
    印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 所定の通信媒体を介して複数の印刷装置
    と通信可能な印刷制御装置であって、 各印刷装置とのデータ通信により所定の電力負荷に対し
    て電力供給状態を節減するスリープモードからの各復帰
    時間を各印刷装置から取得して記憶する記憶手段と、 印刷要求時に、各印刷装置とのデータ通信により前記ス
    リープモードが設定中かどうかを判別する状態判別手段
    と、 前記状態判別手段が全ての印刷装置がスリープモード設
    定中であると判別した場合に、前記記憶手段に記憶され
    た前記各復帰時間を検索して前記復帰時間が最小となる
    印刷装置をデータ転送先として選択する選択手段と、を
    有することを特徴とする印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 前記電力負荷は、記録媒体に転写される
    現像剤に熱加圧処理を行う定着手段を含むことを特徴と
    する請求項3〜6のいずれかに記載の印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通信
    可能な印刷制御装置のデータ処理方法であって、 前記印刷装置からのスリープモード移行要求受信時に、
    データ処理状態を判定する判定工程と、 該判定結果に基づいてスリープモードへの移行を許可す
    る命令を前記印刷装置に対して発行する第1の発行工程
    と、を有することを特徴とする印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 所定の通信媒体を介して複数の印刷装置
    と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であって、 いずれかの印刷装置からのスリープモード移行要求受信
    時に、データ処理状態を判定する第1の判定工程と、前
    記第1の判定工程がデータ処理状態であると判定した場
    合に、他の印刷装置がすべてスリープモードに移行して
    いるかどうかを判定する第2の判定工程と、 前記第2の判定工程が他の印刷装置がすべてスリープモ
    ードに移行していないと判定した場合に、前記いずれか
    の印刷装置に対してスリープモードへの移行を許可する
    命令を前記印刷装置に発行する第2の発行工程と、を有
    することを特徴とする印刷制御装置のデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置と通信して印刷部を制御する印刷制御装置のデータ処
    理方法であって、 前記データ処理装置とのデータ受信状態を判別する判別
    工程と、 前記判別工程がデータ受信待ち状態であると判定した場
    合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力供給
    状態を節減するスリープモードへの移行許可要求を発行
    する発行工程と、 前記スリープモードへの移行許可要求に対する前記デー
    タ処理装置からの応答情報に基づいて前記スリープモー
    ドへの移行状態を切り替える切替え工程と、を有するこ
    とを特徴とする印刷制御装置のデータ処理方法。
  11. 【請求項11】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置と通信して印刷部を制御する印刷制御装置のデ
    ータ処理方法であって、 各データ処理装置とのデータ受信状態を判別する判別工
    程と、 前記判別工程によりデータ受信待ち状態であると判定し
    た場合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力
    供給状態を節減するスリープモードへの移行許可要求を
    全てのデータ処理装置に対して発行する発行工程と、 各スリープモードへの移行許可要求に対する各データ処
    理装置からの応答情報に基づいて前記スリープモードへ
    の移行状態を切り替える切替え工程と、を有することを
    特徴とする印刷制御装置のデータ処理方法。
  12. 【請求項12】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置と通信して印刷部を制御する印刷制御装置のデータ処
    理方法であって、 前記印刷部内の所定の電力負荷に対する電力供給状態を
    節減するスリープモードが設定されているかどうかを判
    定するモード判定工程と、 前記モード判定工程により前記スリープモードが設定さ
    れていると判定した場合に、前記スリープモードを解除
    して前記所定の電力負荷に対する電力供給を再開して印
    刷可能となるまでに要する復帰時間を予測する予測工程
    と、 前記予測工程が予測した復帰時間で印刷可能状態に移行
    できたかどうかを判定する復帰判定工程と、 前記復帰判定工程が前記復帰時間で印刷可能状態に移行
    できないと判定した場合に、復帰可能となるまでの最新
    復帰時間を計時する計時工程と、 前記計時工程が計時した最新復帰時間を前記データ処理
    装置に通知する通知工程と、を有することを特徴とする
    印刷制御装置のデータ処理方法。
  13. 【請求項13】 所定の通信媒体を介して複数の印刷装
    置と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であっ
    て、 各印刷装置とのデータ通信により所定の電力負荷に対し
    て電力供給状態を節減するスリープモードからの各復帰
    時間を各印刷装置から取得してメモリに保持する保持工
    程と、 印刷要求時に、各印刷装置とのデータ通信により全ての
    印刷装置が前記スリープモード設定中かどうかを判別す
    る状態判別工程と、 前記状態判別工程が全ての印刷装置がスリープモード設
    定中であると判別した場合に、前記メモリに保持される
    前記各復帰時間を検索して前記復帰時間が最小となる印
    刷装置をデータ転送先として選択する選択工程と、を有
    することを特徴とする印刷制御装置のデータ処理方法。
  14. 【請求項14】 所定の通信媒体を介して通信可能な印
    刷装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体であって、 前記印刷装置からのスリープモード移行要求受信時に、
    データ処理状態を判定する判定工程と、 該判定結果に基づいてスリープモードへの移行を許可す
    る命令を前記印刷装置に対して発行する第1の発行工程
    と、を有することを特徴とするコンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  15. 【請求項15】 所定の通信媒体を介して通信可能な複
    数の印刷装置を制御するコンピュータが読み出し可能な
    プログラムを格納した記憶媒体であって、 いずれかの印刷装置からのスリープモード移行要求受信
    時に、データ処理状態を判定する第1の判定工程と、 前記第1の判定工程がデータ処理状態であると判定した
    場合に、他の印刷装置がすべてスリープモードに移行し
    ているかどうかを判定する第2の判定工程と、 前記第2の判定工程が他の印刷装置がすべてスリープモ
    ードに移行していないと判定した場合に、前記いずれか
    の印刷装置に対してスリープモードへの移行を許可する
    命令を前記印刷装置に発行する第2の発行工程と、を有
    することを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプ
    ログラムを格納した記憶媒体。
  16. 【請求項16】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置と通信して印刷部を制御するコンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記データ処理装置とのデータ受信状態を判別する判別
    工程と、 前記判別工程がデータ受信待ち状態であると判定した場
    合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力供給
    状態を節減するスリープモードへの移行許可要求を発行
    する発行工程と、 前記スリープモードへの移行許可要求に対する前記デー
    タ処理装置からの応答情報に基づいて前記スリープモー
    ドへの移行状態を切り替える切替え工程と、を有するこ
    とを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体。
  17. 【請求項17】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置と通信して印刷部を制御するコンピュータが読
    み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 各データ処理装置とのデータ受信状態を判別する判別工
    程と、 前記判別工程によりデータ受信待ち状態であると判定し
    た場合に、前記印刷部内の所定の電力負荷に対して電力
    供給状態を節減するスリープモードへの移行許可要求を
    全てのデータ処理装置に対して発行する発行工程と、 各スリープモードへの移行許可要求に対する各データ処
    理装置からの応答情報に基づいて前記スリープモードへ
    の移行状態を切り替える切替え工程と、を有することを
    特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体。
  18. 【請求項18】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置と通信して印刷部を制御するコンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記印刷部内の所定の電力負荷に対する電力供給状態を
    節減するスリープモードが設定されているかどうかを判
    定するモード判定工程と、 前記モード判定工程により前記スリープモードが設定さ
    れていると判定した場合に、前記スリープモードを解除
    して前記所定の電力負荷に対する電力供給を再開して印
    刷可能となるまでに要する復帰時間を予測する予測工程
    と、 前記予測工程が予測した復帰時間で印刷可能状態に移行
    できたかどうかを判定する復帰判定工程と、 前記復帰判定工程が前記復帰時間で印刷可能状態に移行
    できないと判定した場合に、復帰可能となるまでの最新
    復帰時間を計時する計時工程と、 前記計時工程が計時した最新復帰時間を前記データ処理
    装置に通知する通知工程と、を有することを特徴とする
    コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
    憶媒体。
  19. 【請求項19】 所定の通信媒体を介して通信可能な複
    数の印刷装置を制御するコンピュータが読み出し可能な
    プログラムを格納した記憶媒体であって、 各印刷装置とのデータ通信により所定の電力負荷に対し
    て電力供給状態を節減するスリープモードからの各復帰
    時間を各印刷装置から取得してメモリに保持する保持工
    程と、 印刷要求時に、各印刷装置とのデータ通信により全ての
    印刷装置が前記スリープモード設定中かどうかを判別す
    る状態判別工程と、 前記状態判別工程が全ての印刷装置がスリープモード設
    定中であると判別した場合に、前記メモリに保持される
    前記各復帰時間を検索して前記復帰時間が最小となる印
    刷装置をデータ転送先として選択する選択工程と、を有
    することを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプ
    ログラムを格納した記憶媒体。
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