JPH1169135A - 画像処理装置およびその処理方法 - Google Patents

画像処理装置およびその処理方法

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JPH1169135A
JPH1169135A JP9221481A JP22148197A JPH1169135A JP H1169135 A JPH1169135 A JP H1169135A JP 9221481 A JP9221481 A JP 9221481A JP 22148197 A JP22148197 A JP 22148197A JP H1169135 A JPH1169135 A JP H1169135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で正しくカラー画像を回転さ
せ、かつ回転処理に要する時間を短縮させることのでき
る画像処理装置およびその処理方法の提供。 【解決手段】 メモリ制御部14は、データ分割部14a で
ディジタルカラー画素データをブロック単位に分割す
る。このデータがメモリ15のメモリエリアMAを分割した
各ブロックエリアBAに格納される。移動制御部14b は、
メモリ15の各ブロックエリアBA毎のデータを画像回転に
応じた位置に移動させる第1の並行移動を制御する。サ
ブブロック移動制御部14c は、ブロックエリアBAをサブ
ブロック単位のサブブロックデータに分割し、各サブブ
ロックデータを画像回転に応じた位置に移動させるとと
もに、対角をなす一対のディジタルカラー画素データの
色差データだけを対角置換する第2の並行移動を制御し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像信
号を輝度信号と色信号に分離し、分離された輝度信号と
色信号をそれぞれディジタル信号に変換し、これらディ
ジタル信号の輝度データと色データに対してそれぞれ時
分割サンプリングするデコード処理を経たデータに対し
て画像の回転処理を行う画像処理装置およびその処理方
法に関し、特に、たとえばカーナビゲーション、電子フ
ァイルシステム等において静止画表示、印刷等に用いて
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】最近の画像処理装置は、ディジタルで処
理されることが多くなっている。画像処理装置は、まず
画像信号を画像情報(画素)にディジタル化してメモリ
に取り込み、このメモリに取り込んだ画像情報に対して
各種の信号処理を行って要求される表示等を行ってい
る。このような信号処理の一つに画像の回転表示機能が
ある。この回転表示機能は、様々な方法に基づいて各種
の用途に用いられている。
【0003】画像の回転表示を行う第1の回転画像処理
には、画像情報を保存しておくメモリとは別に表示専用
のメモリを予め用意しておき、表示専用メモリに画像情
報を書き込む際に書込み方向を回転に対応するよう変え
ることによって実現させるものがある。この第1の画像
処理を適用した発明には、特公平8-3851号公報、特開平
4-254890号公報、特開平2-260030号公報、および特開昭
63-173177 号公報等がある。
【0004】また、第2の回転画像処理には、画像情報
の保存用メモリの他に、予め用意する表示専用のメモリ
にSRAM等の高速駆動するメモリが用いられている。第2
の回転画像処理は、高速駆動するメモリから画像情報を
読み出す際にその読出し方向を変えることによって実現
させている。この第2の画像処理を適用した発明には、
特開平7-325753号公報、特開平3-180984号公報、特開平
3-63695 号公報、特開平1-325753号公報、特開昭62-244
095 号公報、および特開昭61-240382 号公報等がある。
【0005】さらに、最初から回転した状態を示す配列
に並び換えが行われた画像情報をメモリに格納してお
き、選択により回転の有無等に対応した画像表示をさせ
る、第3の回転画像処理もある。この第3の回転画像処
理は、特開昭57-191690 号公報等に見られる。
【0006】上述したこれら3つの回転画像処理は、カ
ラーの画像を回転させて表示を行うとき、入力された生
データである三原色のRGB データを指定された回転方向
に対応した回転後の位置(アドレス)のメモリに格納す
るか、あるいは一旦保持したデータを読み出し、読み出
したデータを周辺の画像データと演算させることにより
生成される回転に対応した新たな画像データをメモリに
格納して行われている。これらの回転画像処理を適用し
た画像処理装置は、三原色のRGB データを回転させるこ
とを念頭に置いている。ところで、輝度データと色差デ
ータが点順次にメモリに書き込まれているとき、回転画
像処理を行うと後段で説明するように正しく表示され
ず、処理が破綻してしまう場合がある。
【0007】このような破綻を回避する、第4の回転画
像処理も検討されている。第4の回転画像処理は、この
三原色のRGB データ以外のデータを用いて画像を回転さ
せる処理である。簡単に説明すると、第4の回転画像処
理は、たとえば特開平5-276442号公報のように、装置に
取り込んだ保持データに基づいて演算処理が行われ、こ
の演算結果を表示する処理である。画像処理装置には、
この第4の回転画像処理の応用として、保持データの演
算結果をたとえばフィルタ配列のまま同一メモリまたは
他のメモリに書き込んでから表示させる処理手順を用い
ている装置がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像処理装
置には、現在、製品コストを上げることなく、新機能の
追加を行うことが強く望まれている。この要望を満たす
ため、画像処理装置には、従来からの基本的な構成を保
つともに、性能を維持しながら、たとえばメモリ容量も
必要最小限に止めるように等、各種の検討がなされてい
る。
【0009】前述したように現状においてカラー画像の
回転は、これまで生データであるRGB データを対応する
位置に回転させてメモリに格納するか、あるいは一旦保
持したデータを読み出し、読み出したデータを周辺の画
像データ(ドット)と演算させることにより生成される
回転対応の新たな画像データをメモリに格納して行われ
ている。しかしながら、このカラー画像の回転に回転用
に画像データを一時的に保持するテンポラリー・メモリ
としてDRAMが用いられると、この画像処理装置には、画
像回転させないシステムに比べて余分な回転表示用のDR
AMが必要になる。第2の回転画像処理を適用した画像処
理装置が構成可能であるが、高価なSRAMを用いているの
で、装置をコストアップさせてしまう。また、第4の回
転処理は、演算処理が処理に含まれているので、回転処
理が完了するまでかなりの時間を要してしまう。このよ
うに、いずれの構成の画像処理装置も前述した要求を満
足しなくなってしまう。
【0010】前述した要求を満たす方法の一例として、
たとえばY/C 分離された信号を4:2:2 形式のサブサンプ
リングが提案されている。提案されているサブサンプリ
ングは、色差データが輝度データに比べて人間に与える
情報量が少ないので、表示される画質自体の劣化を生じ
させないことが知られている。この色差データの特性を
有効に用いると、4:2:2 形式によるメモリ容量は、たと
えばRGB 形式や4:4:4のサンプリング形式に比べて2/3
のメモリ容量で済ませることができる。また、画像処理
装置に用いるエンコーダは、供給される切換信号によっ
て色差データを2点毎に反転させてエンコードするの
で、簡単な回路で構成することができる。このことによ
り、最近ではこの4:2:2 形式のサブサンプリングが一般
に画像処理装置に適用されてきている。
【0011】ところが、画像メモリに4:2:2 形式のサブ
サンプリングによって得られた輝度データと色差データ
を保管しておいてこれらのデータ(画像)を単純に回転
させると、たとえば画像情報の色差データの配列が点順
次で供給されたとき、あるラインが色差データR-Y(Cr)
成分だけになり、次のラインが色差データB-Y(Cb) 成分
だけになってしまう。このような関係でデータがこれま
で使用してきたエンコーダに供給されると、ディスプレ
イには回転画像が正しく表示できないことが知られてい
る。画像処理装置は、画像の回転処理を簡単な構成で効
率よく動作させることは難しい。
【0012】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、簡単な回路構成で正しくカラー画像を回転させ、か
つ回転処理に要する時間を短縮させることのできる画像
処理装置およびその処理方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、供給されるカラー画像信号を輝度信号
(Y) と色信号(C) に分離するY/C 分離手段と、このY/C
分離手段からの輝度信号と色信号をサンプリングして画
素に対応させて、それぞれディジタルデータに変換する
ディジタル変換手段と、このディジタル変換手段から得
られる輝度信号と色信号のディジタルデータに対してそ
れぞれ時分割のサンプリングによりデコード処理を施す
デコード手段と、このデコード手段からのディジタルデ
ータを格納するメモリ手段と、このメモリ手段に格納す
るディジタルデータの書込み/読出しを制御するメモリ
制御手段とを備えた画像処理装置において、メモリ制御
手段に、ディジタルデータをブロック単位に分割しメモ
リ手段のメモリエリアを分割した各ブロックエリアに格
納させるデータ分割手段と、このデータ分割手段により
分割されたディジタルデータを画像回転の角度に応じた
位置に移動させる第1の並行移動をブロック単位で制御
する第1の並行移動制御手段と、このデータ分割手段に
より分割されたブロックエリア内のディジタルデータを
さらにサブブロック単位のサブブロックデータに分割す
るとともに、該ブロックエリア内のサブブロックデータ
を画像回転の角度に応じて正しくカラー画像を表示する
位置に移動させる第2の並行移動を制御する第2の並行
移動制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】ここで、第1の並行移動手段はこの手段の
中に第2の並行移動手段を含むか、あるいは第2の並行
移動手段はこの手段の中に第1の並行移動手段を含める
ようにするとよい。
【0015】ブロック単位は、ブロックエリアを正方に
しこのブロックエリアの一辺の画素数を偶数で構成する
ことが望ましい。
【0016】第2の並行移動制御手段は、基本移動単位
として4画素を有するサブブロックに分割するサブブロ
ック分割手段と、このサブブロック分割手段により分割
された基本移動単位のエリア内で互いに隣接するサブブ
ロックデータを一方の方向にだけ回転させて各サブブロ
ックデータの並行移動を制御するとともに、このエリア
内の対角に位置する一対の色信号のディジタルデータだ
けに配置の入換え制御を行う回転置換制御手段とを有す
ることが好ましい。
【0017】また、好ましくは、データ分割手段に、第
1の並行移動をさせる際に表示される画像の連続性が保
たれるかをメモリ手段のメモリエリアに書き込まれた最
初位置と最後の位置に基づいて判断する判断手段と、こ
のメモリエリア内をブロック単位に分割する際に判断手
段に応じてデータ分割を制御するデータ分割制御手段と
を有し、第1の並行移動制御手段に、データ分割制御手
段により分割されたブロックエリアの読出し開始位置を
制御する読出し制御手段を備えるとよい。
【0018】メモリ制御手段は、メモリ手段に書き込ま
れたディジタルデータが作る画像回転処理の開始前の画
像の向きに対する処理後の画像の向きから得られる回転
情報を保持する情報保持手段を有し、この回転情報に基
づいたメモリ制御を行うとよく、この情報保持手段は、
装置内に限定することなく装置外部に設けてもよい。
【0019】さらに、メモリ制御手段の後に、デコード
手段の動作に対応したエンコード処理を行うエンコード
手段と、このエンコード手段からの出力にアナログ変換
を施すアナログ変換手段と、このアナログ変換手段から
の出力を混合して画像信号にする混合手段とを設けるこ
とがより好ましい。
【0020】また、前述した第2の並行移動制御手段
は、基本移動単位として4画素を有するサブブロックに
分割するサブブロック分割手段と、このサブブロック分
割手段により分割された基本移動単位のエリア内で互い
に隣接する輝度信号のディジタルデータを一方の方向に
だけ回転させる制御を行うとともに、エリア内の対角に
位置する一対の色信号のディジタルデータだけを並行移
動させ、他方の対の色信号のディジタルデータを一方の
方向に回転させる制御を行うカラー画像移動制御手段と
を設けるようにしてもよい。
【0021】回転置換制御手段は、サブブロック分割手
段により分割された基本移動単位のエリア内で各サブブ
ロックデータの一方向への回転移動を制御する回転制御
手段と、このエリア内の対角に位置する一対の色信号の
ディジタルデータだけの入れ換えを制御する置換手段
と、回転制御手段による処理だけと回転制御手段および
置換手段を組み合せた処理を行わせるかを選択する処理
選択手段とを設けることが望ましい。
【0022】エンコード手段は、処理選択手段の選択に
応じて回転制御手段からの出力がそのまま供給される第
1のエンコード手段と、置換手段の処理に対応する第2
のエンコード手段とを設けるようにしてもよい。
【0023】本発明の画像処理装置は、データ分割手段
によりブロック単位にディジタルデータを分割する。ブ
ロック単位のディジタルデータが第1の並行移動制御手
段によって第1の並行移動の制御が行われ、第2の並行
移動制御手段により、各ブロックエリア内のディジタル
データをさらにサブブロック単位のサブブロックデータ
に分割するとともに、第2の並行移動が制御される。こ
れにより、ディジタルデータは、最初画像回転の角度に
応じた大まかな回転位置に配置されることになり、この
後に各ディジタルデータが画像回転に対応する位置に配
置されることになる。このとき、ブロックエリア内のサ
ブブロックデータを画像回転の角度に応じて正しくカラ
ー画像を表示する位置に移動させているので、分離され
た輝度信号と色信号をディジタルデータにし特に時分割
のサンプリングを行った画像のデータ配列が点順次にな
っている画像を回転させた際に、この画像回転によって
同一ライン上に同じ色信号が並んだために生じる画質障
害を防止することができる。また、画像処理装置は、上
述したようにメモリ制御手段に各種の機能を持たせるこ
とにより、メモリ手段の容量が従来の容量よりも少なく
済ませることができる。。
【0024】また、本発明は、供給されるカラー画像信
号を輝度信号と色信号に分離し、分離された輝度信号と
色信号を画素に対応させてそれぞれディジタルデータに
変換し、これら輝度信号と色信号のディジタルデータに
それぞれ時分割のサンプリングを行ってデコード処理を
施し、画素に対応する輝度信号と色信号を対にしてメモ
リ手段のメモリエリアに格納し、このメモリ手段を制御
するメモリ制御手段により供給される画像に画像回転処
理を施して出力する画像の処理方法において、画像回転
処理に際して、メモリ制御手段でデコード処理後のディ
ジタル信号をブロック単位に分割するデータ分割工程
と、このデータ分割工程で分割されたディジタルデータ
を前記メモリエリアを分割した各ブロックエリアに格納
するデータ格納工程と、このデータ格納工程で格納した
ディジタルデータを画像回転の角度に応じた位置にブロ
ック単位で並行移動させる並行移動工程と、このデータ
格納工程で格納したブロックエリア内のディジタルデー
タをさらにサブブロック単位のサブブロックデータに分
割するサブブロック分割工程と、このサブブロック分割
工程で分割したブロックエリア内の輝度信号と色信号の
サブブロックデータを画像回転の角度に応じて正しくカ
ラー画像を表示する移動と移動位置の配置変更を行う配
置変更工程とを組み合わせて用いることを特徴とする。
【0025】ここで、ブロック単位は、該ブロックエリ
アを正方にしこのブロックエリアの一辺の画素数を偶数
にして、サブブロック分割工程のサブブロック単位は、
基本移動単位として4画素で構成することが望ましい。
【0026】配置変更工程は、サブブロック分割工程に
より分割された基本移動単位のサブブロックエリア内で
互いに隣接するサブブロックデータを一方の方向にだけ
回転させて各サブブロックデータを並行移動させるサブ
ブロック移動工程と、このサブブロックエリア内の対角
に位置する一対の色信号のディジタルデータだけ配置の
入れ換えを行う配置入換え工程とを少なくとも含み、こ
のサブブロック移動工程とこの配置入換え工程を行う前
に、サブブロック移動工程だけかサブブロック移動工程
および配置入れ換え工程を組み合わせて用いるかを選択
する処理選択工程を含めることが望ましい。
【0027】データ分割工程は、並行移動した際に表示
される画像の連続性が保たれるかを前記メモリ手段のメ
モリエリアに書き込まれる最初の位置と最後の位置に基
づいて判断する判断工程と、この判断工程に応じてメモ
リエリア内のデータ連続性が保たれるデータ分割制御を
行う分割制御工程とを含み、並行移動工程では、この分
割制御工程により分割された同一ブロックのディジタル
データをひとまとめに読み出すことが望ましい。
【0028】画像回転処理では、この画像回転処理の開
始前のメモリ手段に書き込んだディジタルデータが作る
画像の向きに対する処理後の画像の向きから得られる回
転情報を保持し、この回転情報に基づいたメモリ制御を
行う。画像回転処理は、たとえば、サブブロックデータ
の回転を行った後に、回転情報に基づいたブロック単位
の並行移動を行っても画像を回転させることができる。
また、メモリの高速動作時に保持した回転情報と読出し
アドレスのディクリメントを考慮して画像回転処理を行
うと、回転、あるいは逆回転だけで移動させられる。
【0029】そして、より好ましくは、画像回転処理後
にデコード手段の動作に対応したエンコード処理を行う
エンコード処理工程と、このエンコード処理工程を行っ
た出力にアナログ変換を施すアナログ変換工程と、この
アナログ変換工程からの出力を混合して画像信号にする
混合工程とを含んでいるとよい。
【0030】また、前述した配置変更工程は、サブブロ
ック分割工程により分割された基本移動単位のサブブロ
ックエリア内で互いに隣接するサブブロックデータの内
の輝度信号および色信号のディジタルデータを一方の方
向にだけ回転させて各サブブロックデータを移動させる
データ回転工程と、サブブロックエリア内の対角に位置
する一対の色信号のディジタルデータだけ並行移動させ
る色差データ並行移動工程とを少なくとも含み、データ
回転工程と色差データ並行移動工程を行う前に、データ
回転工程だけかデータ回転工程および色差データ並行移
動工程を組み合わせて用いるかを選択する処理選択工程
をもつようにしてもよい。
【0031】エンコード工程は、処理選択工程の選択に
応じてサブブロック移動工程から供給される出力をその
ままエンコード処理する第1のエンコード工程と、配置
入換え工程の処理に対応するエンコード処理を行う第2
のエンコード工程とを含ませてるようにしてもよい。
【0032】本発明の画像の処理方法は、まず、データ
分割工程によりブロック単位にディジタルデータを分割
する。分割されたディジタルデータはデータ格納工程を
経てメモリ手段のメモリエリアに格納される。並行移動
工程、配置変更工程の順に行う場合、メモリ手段内のデ
ィジタルデータは並行移動工程によって画像回転の角度
に応じた位置にブロック単位で並行移動される。この工
程の段階ではブロックエリア内の各ディジタルデータに
は回転処理を施していないが回転に対応したブロックデ
ータの並行移動、すなわち大まかな回転に対する移動が
行われる。次に配置変更工程の前にサブブロック分割工
程を行う。この工程では、各ブロックエリア内のディジ
タルデータをさらにサブブロック単位のサブブロックデ
ータに分割している。この配置変更工程では、輝度信号
と色信号の分割されたサブブロックデータを画像回転の
角度に応じて正しくカラー画像を表示する移動と移動位
置の配置変更を行っている。これにより、個々のデータ
が画像回転に対応した位置に移動配置する。分離された
輝度信号と色信号をディジタルデータにし特に時分割の
サンプリングを行った画像のデータ配列が点順次となっ
ている画像を回転させた際に、この画像回転によって同
一ライン上に同じ色信号が並んだために生じる画質障害
を防止するため、移動位置の配置変更も行われる。この
回転処理において、並行移動工程、配置変更工程の順序
は限定されない。また、この処理方法は、上述した工程
で処理することにより、画質障害が防止されるととも
に、メモリ手段の容量が従来の容量よりも少なく済ませ
ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる画像処理装置およびその処理方法の一実施例を詳細
に説明する。
【0034】本発明の画像処理装置は、入力された画像
信号を輝度信号と色信号に分離し、分離された輝度信号
と色信号をそれぞれディジタル信号に変換し、これらデ
ィジタル信号にデコード処理、および回転画像処理を行
っており、特にデコード処理では色信号(色差信号)を
点順次/時分割処理を施している。点順次/時分割処理
は、たとえばRGB 形式や4:4:4 形式のサンプリングによ
り必要とされるメモリ容量に比べて2/3 のメモリ容量で
済ますことができ、画質表示自体に劣化を生じさせるこ
とがないので、一般的に広く使用されている。本発明
は、この画像処理装置に回転機能を持たせており、たと
えばカーナビゲーション、電子ファイルシステム等にお
いて静止画表示、印刷等に用いられる。本実施例は、図
1〜図13を参照しながら、印刷機能を有する画像処理
装置10の構成および処理動作について説明する。
【0035】画像処理装置10は、図1に示すように少な
くとも、上述した条件からY/C 分離部11、A/D 変換部1
2、デコード処理部13、メモリ制御部14、およびメモリ1
5を有し、メモリ制御部14以降には図11に示すように
エンコード処理部16、D/A 変換部17、および加算器18を
有している。
【0036】この画像処理装置10の各部の構成を以下に
順次説明する。Y/C 分離部11には、複合映像信号が画像
信号として供給されている。Y/C 分離部11は、この画像
信号が有する輝度成分(Y) と色成分(C) の信号に分離す
る機能を備えている。輝度信号と色信号は、ともにアナ
ログ信号であり、特に、色信号は色差信号R-Y, B-Yであ
る。色差信号R-Y, B-YはそれぞれCr,Cb で表すことにす
る。
【0037】A/D 変換部12は、 Y/C 分離部11から供給さ
れる輝度信号Y と色信号C をそれぞれディジタル信号に
変換する。A/D 変換部12には、少なくともこれら2つの
信号に対応して2つのA/D 変換器12a,12b を備えてい
る。これにより、これら2つの信号は、ディジタルデー
タ(以下、単にデータという)として扱えるようにな
る。これらデータ(輝度データ、色データ)は、ディジ
タル変換により画像信号を画像を構成する画素データと
して扱うことができるようになる。
【0038】デコード処理部13は、それぞれディジタル
変換された輝度データと色データを時分割と点順次/時
分割で4:2:2 形式のサブサンプリングを行っている。こ
れにより供給された輝度データと色データには、それぞ
れ、輝度信号Y と色差信号Cr,Cb との対応関係のデータ
(ディジタルカラー画像データ)が生成される。この関
係が崩れないように輝度データと色差データ(ディジタ
ルカラー画像データ)がメモリ制御部14の制御を受けて
メモリ15に書き込まれる。ここで、メモリ容量を節約す
るためにデコード処理で用いる形式には、4:1:1 形式で
行うことも可能である。
【0039】メモリ15は、ダイナミックRAM(DRAM) を用
いることが好ましく、スタティックRAM に比べて安価に
構成できる。メモリ15には、データ、書込み/読出し用
のアドレス、書込みイネーブル、読出しイネーブル等の
信号線が接続され、これら信号線から供給される制御信
号に応じてデータの書込み/読出し処理が行われてい
る。メモリ15のメモリエリアは、複数のブロックに分割
して用いられている。ブロック単位は、ブロックエリア
を正方にしこのブロックエリアBAの一辺の画素数を偶数
(M) に設定される。したがって、ブロックエリアBAには
M×M 個の画素が含まれている。また、このブロックエ
リアBAは、分割された複数のサブブロックSBA に分割さ
れている。サブブロックエリアSBA は、4画素ずつに分
割されており、回転移動を行う際の基本移動単位として
扱われる。
【0040】メモリ制御部14は、図2に示すようにデー
タ分割部14a 、ブロック移動制御部14b 、およびサブブ
ロック移動制御部14c を有している。メモリ制御部14
は、画像処理装置10内、あるいは画像処理装置10の外部
に配された中央演算ユニット(CPU) からデータ分割部14
a 、ブロック移動制御部14b 、およびサブブロック移動
制御部14c にそれぞれ供給されるメモリ制御信号によっ
て各部をイネーブルの状態にして動作が制御されてい
る。データ分割部14a は、ブロック分割部140 で基本的
にデコード処理部13からのデータをブロック単位(M×M)
ずつの画素に分割する。ここで、メモリ15のメモリエリ
アMAをブロック単位で分割した際にメモリエリアMAが完
全に剰余なく割り切れない場合がある。このような場
合、単に分割したブロックだけからデータを読み出すと
画面が不連続に表示されてしまう虞れがある。この点を
解決するため、データ分割部14a には、ブロック分割部
140 、不連続判断部141 、およびデータ分割制御部142
を有している。
【0041】不連続判断部141 は、後段の動作で詳述す
るように、表示される画像の連続性が保たれるかをメモ
リ15のメモリエリアMAに書き込まれた最初の読出しアド
レスと最後の読出しアドレスに基づいて判断を行う。ま
た、データ分割制御部142 は、このメモリエリアMA内を
ブロック単位に分割する際に不連続判断部141 に応じて
データ分割を制御する。
【0042】ブロック移動制御部14b は、データ分割部
14a により分割されたデータ(ディジタルカラー画像デ
ータ)の並行移動をブロック単位で制御する。並行移動
とは、画像回転の角度に応じた位置への移動のことであ
る。ブロック移動制御部14bには、データ分割制御部142
により分割されたブロックエリアBAの読出し開始位置
の制御、特に読出し開始位置の変更を制御する読出し変
更制御部143 と、ブロック単位のデータ読出しおよびデ
ータ書込みのアドレスを制御するブロックアドレス制御
部144 が備えられている。
【0043】サブブロック移動制御部14c は、データ分
割部14a により分割されたブロックエリアBA内のデータ
をさらにサブブロック単位のサブブロックデータに分割
するとともに、ブロックエリアBA内のサブブロックデー
タを画像回転の角度に応じて正しくカラー画像を表示す
る移動と移動位置の配置変更の制御を行う。この制御に
よる移動を第2の並行移動としている。サブブロック移
動制御部14c は、一方向の回転だけの移動とディジタル
カラー画像データの色差データの内の対角に位置する一
対のデータを相互に置換させる制御を行っている。
【0044】また、これらの制御を行うためサブブロッ
ク移動制御部14c は、サブブロック分割部145 と、回転
置換制御部146 を有している。サブブロック分割部145
は、一つのブロックエリアのデータを基本移動単位とし
て4画素ずつのサブブロックSB毎に分割する。回転置換
制御部146 は、このサブブロック分割部144 により分割
されたサブブロックエリアSBA 内のサブブロックデータ
をこのエリアSBA の中心に対して90°回転移動を制御す
るとともに、このエリアSBA 内の対角に位置する一対の
色差信号Cr,Cb のデータ(色差データ)だけの配置入換
えを制御する。換言すると、回転置換制御部146 は、後
段の処理の説明で詳述するようにサブブロック分割部14
5 により分割された基本移動単位のエリアSBA 内で互い
に隣接する輝度信号のディジタルデータを一方の方向に
だけ回転させる制御を行うとともに、このエリア内の対
角に位置する一対の色信号のディジタルデータだけを並
行移動させ、他方の対の色信号のディジタルデータを一
方の方向に回転させる制御を行うカラー画像移動制御部
と呼ぶことができる。
【0045】さらに、このような制御を行うため、回転
置換制御部146 は、サブブロックデータの回転移動を制
御する回転制御部146aと、このエリアSBA 内の対角に位
置する一対の色差信号Cr,Cb のデータだけの入れ換えを
制御する対角置換部146bと、回転制御部146aによる処理
だけと回転制御部146aおよび対角置換部146bを組み合せ
た処理を行わせるかを選択する処理選択部145cとを有し
ている。
【0046】ここで、図2のメモリ制御部14は、データ
分割部14a 、ブロック移動制御部14b 、およびサブブロ
ック移動制御部14c を個々に配した構成を示したが、こ
の構成に限定されるものでなく、図示しないがたとえば
ブロック移動制御部14b の中にサブブロック移動制御部
14c を設けるように構成してもよい。また、メモリ制御
部14は、サブブロック移動制御部14c の中にブロック移
動制御部14b を設けるようにしてもよい。
【0047】このようにメモリ制御部14は、主にメモリ
15に対する書込み/読出しアドレスの制御を行うことに
なる。メモリ制御部14は、後段で詳述するように点順次
/線順次に応じて順次ロードされるアドレスを用いてメ
モリ15のデータを画像回転の位置に移動させている。こ
のとき、メモリ制御部14は、メモリ15に書き込まれたデ
ータが作る画像回転処理の開始前の画像の向きに対する
処理後の画像の向きから得られる回転情報を保持する回
転情報レジスタ14d を用いて、この回転情報に基づいた
メモリ制御を行うとよい。ここで、回転位置レジスタ14
c は、装置内に限定することなく、画像処理装置10を適
用した画像処理システムが構築されているとき、画像処
理装置10の外部に配された、たとえばメモリ制御部14等
システム全体を統合制御する中央演算ユニット(CPU )
等で代用させてもよい。 次に画像処理装置10の動作に
ついて図3〜図13を参照しながら説明する。画像処理
装置10は、図3に示すようにメインルーチンの画像回転
処理を開始してステップS10 の処理を行う。ステップS1
0 では、入力端子1 を介してY/C 分離部11に供給される
画像信号(複合映像信号)を輝度信号(Y) と色信号(C)
に分離し、ステップS11 に進む。
【0048】ステップS11 では、分離された輝度信号と
色信号をA/D 変換部12に供給してそれぞれディジタルデ
ータに変換し、ステップS12 に進む。供給されるこれら
のアナログ信号をサンプリングすることにより画素に対
応した輝度データと色データが得られることになる。
【0049】ステップS12 においては、ステップS11 で
得られたこれら輝度データと色データに対しデコード処
理部13でそれぞれ4:2:2 形式によるサブサンプリングを
行う。このデコード処理により、輝度データに対して色
差データ(Cr),(Cb) が交互に出力され、メモリエリアMA
には、たとえば図4に示すように1画素に対応する輝度
データと一つの色差データの対の関係を有するディジタ
ルカラー画像データが得られるようになる。
【0050】次にサブルーチンSUB1では、上述した輝度
データと色差データの対関係を保つようにしながら、供
給されるディジタルカラー画像データをブロック単位に
分割する(データ分割ルーチン)。このとき、データ分
割部14a は、図1のCPU18 から供給されるメモリ制御信
号によりイネーブル状態になる。ブロック分割部140
は、書込みイネーブル(WE)、書込みアドレスデータ、お
よび分割したデータをメモリ15に供給する。このサブル
ーチンSUB1の終了後にステップS13 に進む。ステップS1
3 では、分割されたブロックのデータをメモリ制御部14
の制御に応じてメモリ15に書き込む処理を行う(データ
格納工程)。
【0051】メモリ15にデータが書き込まれると、画像
回転を行うための第1の並行移動処理を行うサブルーチ
ンSUB2に進む。並行移動とは、メモリエリアMA内でのデ
ータ移動を意味している。サブルーチンSUB2では、メモ
リエリアMA内に格納されたデータ(ディジタルカラー画
像データ)をブロック単位で並行移動させる(並行移動
ルーチン)。このとき、ブロック移動制御部14b は、図
1のCPU18 からのメモリ制御信号によりイネーブル状態
になっている。ブロック移動制御部14b は、読出し/書
込み時にそれぞれ読出しイネーブル(RE)、読出しアドレ
スデータ/書込みイネーブル(WE)、書込みアドレスデー
タをメモリ15に供給してメモリエリアMA内でブロック単
位のデータを移動する。この移動が繰り返されることに
より、分割したブロックデータが画像回転させた際のブ
ロック位置に配される。画像回転位置への各ブロックの
移動が完了すると、サブルーチンSUB2を終了する。
【0052】並行移動ルーチンの後、画像回転を行うた
めの第2の並行移動処理をサブルーチンSUB3で行う(回
転移動ルーチン)。このとき、サブブロック移動制御部
14cは、図1のCPU18 からのメモリ制御信号によりイネ
ーブル状態になっている。サブブロック移動制御部14c
も読出し/書込み時にそれぞれ読出しイネーブル(RE)、
読出しアドレスデータ/書込みイネーブル(WE)、書込み
アドレスデータをメモリ15に供給してサブブロックエリ
アSBA 内の個々のデータを移動させる。実際、このサブ
ルーチンSUB3では、後述するように回転移動の前置処理
としてサブブロック分割が行われた後、サブブロックエ
リアSBA 内のデータ(ディジタルカラー画像データ)の
配置変更の処理等が行われる。このような手順で後段で
詳述するメモリエリアMA内でのデータ格納位置を移動さ
せることにより、点順次のデータ配列を有するメモリ15
内の各ブロックデータは、最初画像回転における大まか
にブロック単位で画像回転位置に移動させられた後に各
ブロック内のデータが画像回転に対応した位置に移動さ
せられるので、入力された複合映像信号が作るカラー画
像の回転を正しく表示することができる。
【0053】また、サブルーチンSUB2,SUB3 の処理は、
これらの処理を組み合わせて行うことができ、これら処
理順序に依存しない。組合せの一例を挙げると、動作の
フローチャートを図示しないが画像処理装置10はサブル
ーチンSUB1によりディジタルカラー画像データのブロッ
ク分割を行った後、サブルーチンSUB2を行うがそのとき
をサブルーチンSUB2の処理の中でサブルーチンSUB3を入
れ子となるように組み合わせる。このように処理手順を
行わせると、ブロックデータは画像回転位置に移動させ
る。この後すぐにブロックはサブブロックに分割されブ
ロック内のサブブロックに対する画像回転が行われる。
これにより、1つのブロックが画像回転位置に移動され
る毎にブロック内のデータは画像回転処理が完了される
ようになる。さらに、一時的にブロックを移動させると
き、画像回転の目標位置にブロックを移動させるとき
等、移動の条件を考慮してサブルーチンSUB2,SUB3 の処
理を組み合わせると、より一層の効率的な画像回転処理
を行わせることができる。
【0054】次に各ルーチンの処理について説明する。
前述したメモリ制御信号がデータ分割部14a に供給され
るときメインルーチンからサブルーチンSUB1に移行す
る。図5に示すようにサブルーチンSUB1のサブステップ
SS11では、デコード処理部13から供給されるデータ(デ
ィジタルカラー画像データ)をブロック単位に分割す
る。
【0055】このデータ分割におけるブロック単位は、
分割によるメモリ内の端数領域を作らないようにするた
め、たとえば区分するブロックエリアを正方にしこのブ
ロックエリアの一辺の画素数を偶数(M) に設定する。具
体的な一例を挙げると、メモリ15が通常1024×512 のメ
モリエリアを使用している場合、一辺の画素数は M=25
6 にするとよい。データの分割はブロック分割部140 で
行っている。
【0056】次にサブステップSS12では、図6に示すよ
うにデータ分割を行っても、並行移動した際に表示され
る画像の連続性が保たれるか、不連続判断部141 を用い
メモリ15のメモリエリアMAに書き込まれる最初の位置SA
と最後の位置FAに基づいて判断する(判断工程)。さら
に説明すれば、図5に示すようなメモリエリアMA上に単
純に書き込んだデータをそのまま画像表示すると、画像
が2つの部分に分離して表示されることになる。したが
って、サブステップSS12では、取り込まれたデータ全体
の容量に対しメモリ15におけるメモリ配列構成と書込み
アドレスの開始位置から、正確な画像表示がなされるか
どうかを推定し判断している(エリア連続性の判断)。
ここで、図6の斜線領域はブロックエリアBAの一つを示
している。このブロックエリアBAの一部を模式的に示し
た一例が図4のメモリエリアである。
【0057】次にサブステップSS13では、データ分割制
御部142 を用いてメモリエリアMA内のデータ連続性を保
たせるようにアドレス制御を行う(分割制御工程)。た
とえば、メモリエリアMA内におけるデータがアドレスSA
から順次書き込まれ、メモリ境界末尾のアドレスCA1 以
降にアドレスCA2 から継続して画像のデータが書き込ま
れる場合、連続に必要なデータとして扱えるように分割
する。特に、メモリ境界近傍のデータが同一ブロック内
のデータとして扱われなければならないとき、データの
分割制御は、このメモリエリアMA上での不連続なアドレ
スデータとしてCA1,CA2 の値に注意して制御を行わなけ
ればならない。不連続なアドレスデータは、ブロック分
割部140 、読出し変更制御部143 に供給されている。
【0058】サブステップSS14では、データ分割制御部
142 からのアドレスデータに注意しながら、データ分割
部14a から書込みイネーブル(WE)、ブロック分割部140
から書込みアドレスデータ、およびデータをメモリ15に
それぞれ出力する。この処理の終了後、リターンしてメ
インルーチンに戻る。実際データ分割部14a はメモリ15
へのデータ書込み終了まで各種信号を出力している。
【0059】次にサブルーチンSUB2について図7のフロ
ーチャートを用いて説明する。メモリ制御信号がブロッ
ク移動制御部14b に供給されるときメインルーチンから
サブルーチンSUB2に移行する。
【0060】サブルーチンSUB2のサブステップSS21で
は、読出し変更制御部143 を用いて同一ブロックとみな
されたメモリエリアMAの境界に格納されているデータの
読出しが正確に行われるようにアドレスデータの制御を
ブロックアドレス制御部144 に対して行う。読出し変更
制御部143 は、注意すべきアドレスデータとしてデータ
分割制御部142 から供給されるデータを格納している。
【0061】次にサブステップSS22では、ブロックアド
レス制御部144 により分割されたブロックデータをひと
まとめに読み出し、回転角度が考慮されたブロックエリ
アBAの位置(ブロックアドレス)にこのデータを書き込
む。この一連の処理において、ブロック移動制御部14b
は、読出しイネーブル(RE)、読出しアドレス(RA)をメモ
リ15に供給してデータ読出しの制御を行い、その後書込
みイネーブル(WE)、書込みアドレス(WA)をメモリ15に出
力してデータ書込みの制御を行う。メモリ15には図8
(a) に示すようにたとえば9つのブロックに分割された
ブロックデータがある場合で説明する。ブロック移動制
御部14b には、メモリのアドレスの進め方を2通りあ
る。第1のアドレスの進め方は、ブロックの水平(H) 方
向に256 インクリメントし、垂直(V) 方向に2つインク
リメントさせている。第2のアドレスの進め方は、ブロ
ックの垂直(V) 方向に256 インクリメントし、水平(H)
方向に2つインクリメントさせている。このようなアド
レスの進め方を行うため、ブロック移動制御部14b は、
少なくとも、たとえば読出し/書込み用の水平アドレス
カウンタ、読出し/書込み用の垂直アドレスカウンタ、
アドレスイネーブルコントロールカウンタ等を有して各
種の制御信号を生成してアドレス制御を行っている。
【0062】メモリ15では図8(a) のブロック1 を移動
させるとき、第1のアドレスの進め方に応じたアドレス
制御によって読出し領域を示す右上り斜線領域のブロッ
クのデータが読み出され、書込み領域を示す左上り斜線
領域に書き込まれる。ブロック2,3 も図8(b),(c) のよ
うにそれぞれ移動させらる。同様にブロック移動制御部
14b による制御が繰り返されると、たとえば各ブロック
は図8(d) 〜(f) のように開いたブロックエリアBAにそ
れぞれ移動させられる。図8(a) の各ブロックは、反時
計回りに90°回転された図8(g) に示す位置に移動させ
られる。しかしながら、この時点でブロックデータ内に
あるデータはまだ回転させていない。
【0063】なお、図8に示すようにメモリ15のメモリ
エリアMAに、たとえばデータ占有領域の他に、移動をス
ムーズに行うため一時的にデータを格納するテンポラリ
ー領域TAを周囲の一部に設けると効率的な移動を行わせ
ることができる。実際に、データをメモリ15に格納した
場合、メモリエリア(たとえばNTSC:1024 ×512、PAL:10
24×1024)に対して必ず画像のデータエリアは小さくな
る(NTSC:768×480、PAL: 720×570 )。
【0064】このようなブロック毎のデータ保持しなが
らアドレス制御によるデータ移動が完了すると、リター
ンに移行してサブルーチンSUB2を終了する。このとき、
ブロック移動制御部14b に供給されるメモリ制御信号は
動作オフの状態になる。
【0065】次にサブルーチンSUB3について図9のフロ
ーチャートを用いて説明する。メモリ制御信号がサブブ
ロック移動制御部14c に供給されるときメインルーチン
からサブルーチンSUB3に移行する。
【0066】サブルーチンSUB3のサブステップSS31で
は、サブルーチンSUB1で格納したブロックエリアBA内の
データをさらにサブブロック単位のサブブロックデータ
に分割してサブステップSS32に進む(サブブロック分割
工程)。サブブロック単位は、基本移動単位に対応して
おり、サブブロックエリアSBA を4画素で構成される。
4画素より多い画素を単位にすると、ブロック端部の画
素間の距離が離れ、回転の処理も複雑化するのでうまく
ない。サブステップSS32以降の処理は配置変更工程に相
当している。
【0067】サブステップSS32では、後段での処理をサ
ブブロック移動処理だけにするかサブブロック移動処理
および配置入れ換え処理を組み合わせ行うかを選択する
(処理選択工程)。この処理選択は、後述するように点
順次/線順次に応じて回転させた画像の表示を正しく表
示させるために行われる。図1の処理選択部146cは、供
給されるモード選択信号によって色差データのデータ配
列が点順次/線順次になっているか選択される。処理選
択部146cは線順次のモードを選択する場合(Yes) 、サブ
ステップSS33を経てリターンに移行する。また、処理選
択部146cは点順次のモードを選択する場合(No)、サブス
テップSS34,SS35 を経てリターンに移行する。処理選択
部146cは、回転制御部146aと対角置換部146bにそれぞれ
動作可能を示すイネーブル信号を供給している。
【0068】サブステップSS33では、処理選択部146cか
らイネーブル信号が供給されると、回転制御部146aが基
本移動単位のサブブロックエリアSBA 内で互いに隣接す
るサブブロックデータを一方の方向に回転させる。この
回転はサブルーチンSUB2で回転させた角度と等しい角度
になる。これにより、回転置換制御部146 は各サブブロ
ックデータに対する並行移動の制御を行う(サブブロッ
ク移動工程)。
【0069】ここで、サブブロックSBA 内の4画素の位
置を、たとえば[X2n,Y2n],[X2n+1,Y2n],[X2n,Y2n+1],[X
2n+1,Y2n+1] で表す。添字のn は整数である。回転置換
制御部146 の回転制御部146aによりたとえば下記に示す
配置にあるこの4画素 [X2n,Y2n] [X2n+1,Y2n] [X2n,Y2n+1] [X2n+1,Y2n+1] を反時計回りに90°回転させると、それぞれ、画素[X
2n,Y2n] のデータは画素[X2n,Y2n+1] 位置に移動し、画
素[X2n,Y2n+1] のデータは画素[X2n+1,Y2n+1] 位置に移
動し、画素[X2n+1,Y2n+1] のデータは画素[X2n+1,Y2n]
位置に移動し、画素[X2n+1,Y2n] のデータは画素[X2n,Y
2n] 位置に移動し、元の画素位置で表すと、 [X2n+1,Y2n] [X2n+1,Y2n+1] [X2n,Y2n] [X2n,Y2n+1] に移動する。
【0070】このサブブロックSBA 内の回転処理がすべ
て完了すると、たとえば図4に示したメモリエリアMAの
配置は、単純回転させられて図10(a) に示す位置に配
置変換される。配置変換されたデータは矢印R 方向に読
み出される。ここで、色差データ(Cr),(Cb) に着目する
と、色差データ(Cr),(Cb) のラインが交互に現れるよう
になる。このように色差データ(Cr),(Cb) が線順次に出
力されるとき、回転画像は正確に表示されるが、点順次
のデータ配列に対する回転画像は正確に表示されない。
【0071】サブステップSS34では、色差データのデー
タ配列が点順次となっている画像を正しく表示されるよ
うにサブステップSS33の処理と同じ処理を行う。この処
理によってサブブロックSBA 内のサブブロックデータを
回転させ、サブステップSS35に進む。
【0072】サブステップSS35では、処理選択部146cか
らイネーブル信号が供給されると、分割したブロックエ
リア内の輝度データと色差データ(Cr),(Cb) のサブブロ
ックデータをそれぞれ規定された回転に応じた移動位置
に配置変更する(配置入換え工程)。ここで、規定され
た回転に応じた移動位置への配置変更とは、前述した4
つの画素を用いて説明すると、一方の対角位置にある[X
2n,Y2n] と[X2n+1,Y2n+1] のデータはそのままにし、も
う一方の対角位置にある[X2n+1,Y2n] と[X2n,Y2n+1] の
色差データだけを入れ換えて書き込むことである。
【0073】配置変更工程は、換言すると、データ回転
工程、色差データ並行移動工程、および処理選択工程を
有する工程とも言える。配置変更工程は、分割された基
本移動単位のサブブロックエリア内で互いに隣接するサ
ブブロックデータの内の輝度信号および色信号のディジ
タルデータを一方の方向にだけ回転させて各サブブロッ
クデータを移動させること、サブブロックエリア内の対
角に位置する一対の色信号のディジタルデータだけ並行
移動させること、およびこのデータ回転工程とこの色差
データ並行移動工程を行う前に、データ回転工程だけか
データ回転工程および色差データ並行移動工程を組み合
わせて用いるかを選択する処理を行っているからであ
る。
【0074】具体的に図4のブロックエリアBAをサブブ
ロックに分割した際にたとえば4つのディジタルカラー
画像データ [Y(0,0),Cr(0,0)] [Y(1,0),Cb(0,0)] [Y(0,1),Cr(0,1)] [Y(1,1),Cb(0,1)] に着目し、画像回転の経過を説明すると、前述したよう
にサブルーチンSUB2によりブロックが [Y(1,0),Cb(0,0)] [Y(1,1),Cb(0,1)] [Y(0,0),Cr(0,0)] [Y(0,1),Cr(0,1)] 回転位置に移動させる(図10(a) を参照)。これによ
り、輝度信号と色差信号を対としたディジタルデータは
一方の方向、すなわち反時計回りに90°回転する。
【0075】次に点順次のデータ配列の不都合を解消す
るため、対角位置の色差データCb(0,0) とCr(0,1) の配
置位置を入れ換える。換言すれば、一対の対角位置の色
差データだけ相互に並行移動させたことと同じ処理とな
る。結果的に、画像回転のために輝度信号のディジタル
データは一方の方向に回転させられ、色差信号の一部の
ディジタルデータだけ並行移動させたデータ配置が作ら
れる。
【0076】 [Y(1,0),Cr(0,1)] [Y(1,1),Cb(0,1)] [Y(0,0),Cr(0,0)] [Y(0,1),Cb(0,0)] 前述した一般例の説明で用いた添字n を変化させてこの
ように処理手順を繰り返すとサブブロックSBA 内のデー
タの回転が完了する。さらに他の各サブブロック内の回
転処理を繰り返し回転処理がすべて完了すると、リター
ンに移行してサブルーチンSUB3を終了する。
【0077】この回転処理によって、たとえば図4に示
したメモリエリアMAの配置は、回転させられて図10
(b) に示す位置に配置変換される。配置変換されたデー
タは矢印R 方向に読み出される。サブルーチンSUB3の回
転置換処理は、サブブロック移動処理と配置入れ換え処
理を行う際もこれらの処理が組み合わせて行なわれる
が、これらの処理の順序はどちらが先あっても構わな
い。
【0078】このようにしてメモリ15に格納されている
データ(ディジタルカラー画像データ)の画像回転が行
なわれ、メモリ15のデータはメモリ制御部14の読出し制
御により、図2にはメモリ15からの出力ラインを明示し
ていないが、メモリ15のデータ端子(D) から正しく表示
されるディジタルカラー画像データが図1のYMC 変換部
16に出力される。画像処理装置10は簡単な回路構成とそ
のアドレス制御の処理により、前述した一連の画像回転
処理が行われ、この際に各データに対する演算処理を行
っていないので、画像回転処理を従来に比べて処理時間
を短縮し、約0.2 〜0.3 秒で行うことができる。
【0079】YMC 変換部16は、メモリ15から出力される
加色混合形式のデータをプリンタで用いられる減色混合
形式のデータに変換する。この変換後、データはアドレ
スバスAB、データバスDBを介して加熱制御部19に供給さ
れる。印刷処理を行うために画像処理装置10には、ディ
ジタルインターフェース17、CPU18 、ヘッドドライバ2
0、およびヘッド21が備えられている。
【0080】加熱制御部19は、供給されたデータをさら
にヘッドドライバ20、およびヘッド21に適したデータへ
と変換している。ヘッドドライバ20は、加熱制御部19か
らのデータに応じてヘッド21に駆動信号を出力する。ヘ
ッド21はたとえば駆動信号に応じてインクを出して紙へ
の印刷を行っている。
【0081】このように入力画像を回転させ、その画像
を印刷する画像処理装置10の構成および処理手順につい
て説明してきましたが、回転させた画像をたとえばディ
スプレイに表示させる信号を生成するための構成および
処理手順について簡単に説明する。図11は、画像処理
装置10の概略的な構成を示したブロック図である。この
構成は図1に示した構成にエンコード処理部23、D/A 変
換部24および加算器25を有している。
【0082】エンコード処理部23は、メモリ制御部14の
後段に配される。エンコード処理部23は、図12に示す
ようにデコード処理部13の動作に対応したエンコード処
理を行うようにメモリ15から読み出された点順次の色差
データの符号を反転させるインバータ23a と、インバー
タ23a の出力と点順次の色差データとの切換を選択する
選択スイッチ23b とを有している。選択スイッチ23b に
は、点順次の色差データを2点毎に切り換えるように切
換信号が供給されている。選択スイッチ23b の切換タイ
ミングは、点順次/線順次で異なっている。選択スイッ
チ23b で選択された点順次の色差データは、色データと
してD/A 変換部24に出力される(エンコード処理工
程)。
【0083】点順次の色差データには、たとえば輝度デ
ータ・・・,Y0, Y1, Y2, Y3, Y4, Y5,・・・に対して
・・・,Cr0, Cb0, -Cr2, -Cb2, Cr4, Cb4,・・・(1)と・・・,-C
r0, Cb0, Cr2, -Cb2, -Cr4, Cb4,・・・(2)という2種類
の形式がある。エンコード処理部23は、点順次のデータ
を画像回転させて表示するとき、(1) の形式だけを出力
し、さらに線順次のデータを画像回転させて表示すると
き、(1) と(2) の形式をライン毎に切り換えて出力して
いる。エンコード処理部23と後述するD/A 変換部24との
間には、一般に保存用のフレームメモリが配設される。
しかしながら、このように画像処理装置10を構成するこ
とにより、エンコード処理後のデータを格納するフレー
ムメモリを不要にして、部品点数を従来の構成に比べて
部品を節約することができる。
【0084】D/A 変換部24は、エンコード処理部23から
出力されるデータにアナログ変換を施す。D/A 変換部24
は、輝度データと色データに対応してD/A 変換器24a,24
b を有している。D/A 変換部24はD/A 変換器24a,24b か
らアナログ変換された輝度信号(Y) と色信号(C) をそれ
ぞれ加算器25に出力する(アナログ変換工程)。加算器
25は、輝度信号(Y) と色信号(C) を混合することにより
複合映像信号にして出力端子2 を介して出力する(混合
工程)。この複合映像信号が図13のディスプレイ30に
供給されると、ディスプレイ30には、図13(a) に示す
画像処理前の画面表示に比べて図13(b) に示すように
90°反時計回りに回転させられた画像が表示され、印刷
前に目視確認することができる。この他、画像処理装置
10は、ディスプレイへの画像回転表示と印刷時の画像の
向きを独立に画像処理することもできる。具体例として
は、たとえば画像を文字とともに印刷する場合、画像処
理装置10は、ディスプレイへの画像回転表示とは別に縦
書き、あるいは横書きかに合わせて画像が見やすくなる
ように独立に回転させて印刷させることができる。
【0085】なお、点順次で供給される色差データの回
転画像を正しく表示するには、前述した点順次用の制御
をメモリ制御部14にさせてもよいが、この他に通常表示
される(回転させない)画像処理用と回転画像処理用の
2種類のエンコーダを用いてもよい。ただし回転画像処
理用のエンコーダには対角置換部146bと同じ処理を行う
機能をもたせればよい。このように構成を追加すること
により、画像処理装置は、画像の回転処理の構成におい
て供給されるデータ配列における点順次/線順次の違い
に対応しながら、回路構成の共通化を図り効率よく動作
させることができる。また、画像の処理においてもエン
コード処理においては、点順次/線順次に応じて処理を
選択し、一方のエンコード処理としてサブブロック移動
の処理後に得られる出力をそのままエンコード処理し
(第1のエンコード工程)、他方のエンコード処理とし
て配置入換え工程の処理に対応するエンコード処理(第
2のエンコード工程)を行うようにしてもよい。
【0086】ところで、画像処理装置10には、図2に示
すように、メモリ15に書き込まれたデータが作る画像回
転処理の開始前の画像の向きに対する処理後の画像の向
きから得られる回転情報を格納する回転情報レジスタ14
d を備えておくことが好ましい。画像処理装置10は回転
情報に基づいたメモリ制御を行うと画像の回転を容易に
処理できる。回転させる際に、画像処理装置10は、たと
えば最初にサブブロックSBA 内のサブブロックデータを
回転させておき、回転情報レジスタ14d に画像の現在の
角度を回転情報に用い、ブロック単位でブロックデータ
を移動位置に変化させるだけでたとえば 0°、90°、18
0 °、270 °の間で自由に90°ずつ回転させることがで
きる。また、メモリ15を高速動作させているとき、読出
しアドレスをディクイプメントする方法を用いれば、 0
°(元に戻す)、90°(回転させる)の動作とこの回転
情報と入力された要求回転情報との差だけ画像回転させ
ることにより、たとえば 0°、90°、180 °、270 °の
間で回転させたと同じ状態を効率よく表示させることが
できる。
【0087】このように構成することにより、色信号を
ディジタルデータにし点順次/時分割のサブサンプリン
グを行った画像を回転させた際に問題となった、画像回
転によって同一ライン上に同じ成分の色信号が並ぶ障害
をなくし、このサブサンプリングでも画像回転を正しく
表示させる。これにより、画像処理装置はメモリ容量を
従来の容量よりも少なく済ませられるので、コスト低減
を図ることができる。また、簡単な回路構成で画像回転
の処理を迅速に行うことができる。
【0088】また、このように画像処理装置を制御する
ことにより、色信号を4:2:2 形式でサブサンプリングし
ていることから、メモリ容量も従来より少なく済ませる
ことができる。処理手順の内、サブルーチンSUB2,SUB3
の順序に限定されることなく、画像回転させることがで
きるので、フレキシビリティに富んだ処理を行うことが
できる。また、この制御方法は、演算処理を用いず、デ
ータの移動だけで画像回転させているので、画像回転の
処理を迅速に行うことができる。
【0089】なお、画像処理装置10には本実施例では複
合映像信号が入力された場合について説明したが、メモ
リ制御部14に直接、たとえばメモリカード等の記憶装置
からデコードされたディジタルデータを供給されても画
像回転を迅速に行うことができる。
【0090】
【発明の効果】このように本発明の画像処理装置によれ
ば、供給されるカラー画像のディジタルデータをデータ
分割手段でブロック単位に分割し、第1の並行移動制御
手段と第2の並行移動制御手段でそれぞれブロック単位
でのディジタルデータの画像回転させ各ブロックをサブ
ブロック単位に分割し、分割されてエリア内のディジタ
ルデータを画像回転させ、かつ正しくカラー画像を表示
させる移動を行われることにより、ブロック色信号をデ
ィジタルデータにし時分割のサンプリングを行った点順
次のデータ配列の画像を回転させた際に問題となった、
画像回転によって同一ライン上に同じ成分の色信号が並
ぶ障害をなくし、このサブサンプリングでも画像回転を
正しく表示させる。この構成により、画像処理装置はメ
モリ容量を従来の容量よりも少なく済ませられるので、
コスト低減を図ることができる。また、簡単な回路構成
で画像回転の処理を迅速に行うことができる。
【0091】また、本発明の画像の処理方法によれば、
データ分割工程によりブロック単位にディジタルデータ
を分割し、メモリ手段内に格納する。このデータは並行
移動工程によってブロック単位でブロックエリアのディ
ジタルデータを大まかに回転移動され、サブブロック分
割工程で、さらにブロックエリアをサブブロック単位に
分割し、配置変更工程で各サブブロックデータを回転さ
せるとともに、画像回転の角度に応じた位置の移動と移
動位置の配置を変更して書き込む制御を行っているの
で、色信号を4:2:2 形式でサブサンプリングした点順次
のデータ配列の画像を回転させた際に生じた色の問題を
解決することができ、かつメモリ容量も従来より少なく
済ませることができる。処理手順の内、並行移動工程、
サブブロック分割工程、および配置変更工程の処理順序
に限定されることなく、画像回転させることができるの
で、フレキシビリティに富んだ処理を行うことができ
る。また、この制御方法は、演算処理を用いず、データ
の移動だけで画像回転させているので、画像回転の処理
を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の概略的な構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示したメモリ制御部の概略的な構成を示
したブロック図である。
【図3】図1に示した画像処理装置の制御手順を示すメ
インルーチンのフローチャートである。
【図4】図1の画像処理装置のメモリに関して画像回転
処理前の輝度データと色差データの関係を模式的に示し
たデータ配置図である。
【図5】図3に示したメインルーチンのデータ分割処理
ルーチンの処理手順を説明するフローチャートである。
【図6】図1の画像処理装置のメモリに格納されたデー
タの占有状態の一例を模式的に示したメモリエリア配置
図である。
【図7】図3に示したメインルーチンの並行移動ルーチ
ンの処理手順を説明するフローチャートである。
【図8】図7に示した並行移動ルーチンによるブロック
単位のデータ移動を模式的に説明する図である。
【図9】図3に示したメインルーチンの回転移動ルーチ
ンの処理手順を説明するフローチャートである。
【図10】回転移動ルーチンの回転の制御と一対の色差
データだけの対角置換制御後の輝度データと色差データ
の関係をそれぞれ模式的に示したデータ配置図である。
【図11】図1の基本構成にディスプレイ表示させる構
成が付加された概略的な構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示したエンコード処理部の一つの構
成を示す回路図である。
【図13】図11の画像処理装置において画像回転処理
前と処理後の画像表示を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 画像処理装置 11 Y/C 分離部 12 A/D 変換部 13 デコード処理部 14 メモリ制御部 14a データ分割部 14b ブロック移動制御部 14c サブブロック移動制御部 15 メモリ 145 サブブロック分割部 146 回転置換制御部 146a 回転制御部 146b 対角置換部 146c 処理選択部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/36 520 H04N 5/262 H04N 1/21 9/64 Z 5/262 G06F 15/66 310 9/64 350A

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されるカラー画像信号を輝度信号
    (Y) と色信号(C) に分離するY/C 分離手段と、 該Y/C 分離手段からの輝度信号と色信号をサンプリング
    して画素に対応させて、それぞれディジタルデータに変
    換するディジタル変換手段と、 該ディジタル変換手段から得られる輝度信号と色信号の
    ディジタルデータに対してそれぞれ時分割のサンプリン
    グによりデコード処理を施すデコード手段と、該デコー
    ド手段からのディジタルデータを格納するメモリ手段
    と、 該メモリ手段に格納するディジタルデータの書込み/読
    出しを制御するメモリ制御手段とを備えた画像処理装置
    において、該装置は、 前記メモリ制御手段に、該ディジタルデータをブロック
    単位に分割し前記メモリ手段のメモリエリアを分割した
    各ブロックエリアに格納させるデータ分割手段と、 該データ分割手段により分割されたディジタルデータを
    画像回転の角度に応じた位置に移動させる第1の並行移
    動をブロック単位で制御する第1の並行移動制御手段
    と、 該データ分割手段により分割されたブロックエリア内の
    ディジタルデータをさらにサブブロック単位のサブブロ
    ックデータに分割するとともに、該ブロックエリア内の
    サブブロックデータを画像回転の角度に応じて正しくカ
    ラー画像を表示する位置に移動させる第2の並行移動を
    制御する第2の並行移動制御手段とを有することを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、前記第1の並行移動手段は該手段の中に前記第2の
    並行移動手段を含むか、あるいは前記第2の並行移動手
    段は該手段の中に前記第1の並行移動手段を含むことを
    特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像処理装置
    において、前記ブロック単位は、前記ブロックエリアを
    正方にしブロックエリアの一辺の画素数を偶数にするこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項に記載
    の画像処理装置において、前記第2の並行移動制御手段
    は、基本移動単位として4画素を有するサブブロックに
    分割するサブブロック分割手段と、 該サブブロック分割手段により分割された基本移動単位
    のエリア内で互いに隣接するサブブロックデータを一方
    の方向にだけ回転させて各サブブロックデータの並行移
    動を制御するとともに、前記エリア内の対角に位置する
    一対の色信号のディジタルデータだけに配置の入換え制
    御を行う回転置換制御手段とを有することを特徴とする
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一項に記載
    の画像処理装置において、前記データ分割手段は、前記
    第1の並行移動をさせる際に表示される画像の連続性が
    保たれるかを前記メモリ手段のメモリエリアに書き込ま
    れた最初位置と最後の位置に基づいて判断する判断手段
    と、 前記メモリエリア内をブロック単位に分割する際に該判
    断手段に応じてデータ分割を制御するデータ分割制御手
    段とを有し、 前記第1の並行移動制御手段は、該データ分割制御手段
    により分割されたブロックエリアの読出し開始位置を制
    御する読出し制御手段を有することを特徴とする画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    の画像処理装置において、前記メモリ制御手段は、前記
    メモリ手段に書き込まれたディジタルデータが作る画像
    回転処理の開始前の画像の向きに対する処理後の画像の
    向きから得られる回転情報を保持する情報保持手段を有
    し、該回転情報に基づいたメモリ制御を行うことを特徴
    とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか一項に記載
    の画像処理装置において、前記メモリ制御手段の後に、
    前記デコード手段の動作に対応したエンコード処理を行
    うエンコード手段と、 該エンコード手段からの出力にアナログ変換を施すアナ
    ログ変換手段と、 該アナログ変換手段からの出力を混合して画像信号にす
    る混合手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2に記載の画像処理装置
    において、前記第2の並行移動制御手段は、基本移動単
    位として4画素を有するサブブロックに分割するサブブ
    ロック分割手段と、 該サブブロック分割手段により分割された基本移動単位
    のエリア内で互いに隣接する輝度信号のディジタルデー
    タを一方の方向にだけ回転させる制御を行うとともに、
    前記エリア内の対角に位置する一対の色信号のディジタ
    ルデータだけを並行移動させ、他方の対の色信号のディ
    ジタルデータを一方の方向に回転させる制御を行うカラ
    ー画像移動制御手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の画像処理装置におい
    て、前記回転置換制御手段は、サブブロック分割手段に
    より分割された基本移動単位のエリア内で各サブブロッ
    クデータの一方向への回転移動を制御する回転制御手段
    と、 前記エリア内の対角に位置する一対の色信号のディジタ
    ルデータだけの入れ換えを制御する置換手段と、 該回転制御手段による処理だけと該回転制御手段および
    該置換手段を組み合せた処理を行わせるかを選択する処
    理選択手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の画像処理装置におい
    て、前記エンコード手段は、前記処理選択手段の選択に
    応じて前記回転制御手段からの出力がそのまま供給され
    る第1のエンコード手段と、 前記置換手段の処理に対応する第2のエンコード手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 供給されるカラー画像信号を輝度信号
    と色信号に分離し、分離された輝度信号と色信号を画素
    に対応させてそれぞれディジタルデータに変換し、これ
    ら輝度信号と色信号のディジタルデータにそれぞれ時分
    割のサンプリングを行ってデコード処理を施し、画素に
    対応する輝度信号と色信号を対にしてメモリ手段のメモ
    リエリアに格納し、該メモリ手段を制御するメモリ制御
    手段により供給される画像に画像回転処理を施して出力
    する画像の処理方法において、該方法は、 前記画像回転処理に際して、前記メモリ制御手段で前記
    デコード処理後のディジタル信号をブロック単位に分割
    するデータ分割工程と、 該データ分割工程で分割されたディジタルデータを前記
    メモリエリアを分割した各ブロックエリアに格納するデ
    ータ格納工程と、 該データ格納工程で格納したディジタルデータを画像回
    転の角度に応じた位置にブロック単位で並行移動させる
    並行移動工程と、 該データ格納工程で格納したブロックエリア内のディジ
    タルデータをさらにサブブロック単位のサブブロックデ
    ータに分割するサブブロック分割工程と、 該サブブロック分割工程で分割したブロックエリア内の
    輝度信号と色信号のサブブロックデータを画像回転の角
    度に応じて正しくカラー画像を表示する移動と移動位置
    の配置変更を行う配置変更工程とを組み合わせて用いる
    ことを特徴とする画像の処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の画像の処理方法に
    おいて、前記ブロック単位は、前記ブロックエリアを正
    方にしブロックエリアの一辺の画素数を偶数にして、 前記サブブロック分割工程のサブブロック単位は、基本
    移動単位として4画素で構成することを特徴とする画像
    の処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項11または12に記載の画像の
    処理方法において、前記配置変更工程は、前記サブブロ
    ック分割工程により分割された基本移動単位のサブブロ
    ックエリア内で互いに隣接するサブブロックデータを一
    方の方向にだけ回転させて各サブブロックデータを移動
    させるサブブロック移動工程と、 該サブブロックエリア内の対角に位置する一対の色信号
    のディジタルデータだけ配置の入れ換えを行う配置入換
    え工程とを少なくとも含み、 さらに該方法は、 該サブブロック移動工程と該配置入換え工程を行う前
    に、該サブブロック移動工程だけか該サブブロック移動
    工程および該配置入れ換え工程を組み合わせて用いるか
    を選択する処理選択工程を有することを特徴とする画像
    の処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし13のいずれか一項
    に記載の画像の処理方法において、前記データ分割工程
    は、並行移動した際に表示される画像の連続性が保たれ
    るかを前記メモリ手段のメモリエリアに書き込まれる最
    初の位置と最後の位置に基づいて判断する判断工程と、 該判断工程に応じて該メモリエリア内のデータ連続性が
    保たれるデータ分割を行う分割制御工程とを含み、 前記並行移動工程では、該分割制御工程により分割され
    た同一ブロックのディジタルデータをひとまとめに読み
    出すことを特徴とする画像の処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項11ないし14のいずれか一項
    に記載の画像の処理方法において、前記画像回転処理で
    は、該画像回転処理の開始前の前記メモリ手段に書き込
    んだディジタルデータが作る画像の向きに対する処理後
    の画像の向きから得られる回転情報を保持し、該回転情
    報に基づいたメモリ制御を行うことを特徴とする画像の
    処理方法。
  16. 【請求項16】 請求項11ないし15のいずれか一項
    に記載の画像の処理方法において、前記デコード手段の
    動作に対応したエンコード処理を行うエンコード処理工
    程と、 該エンコード処理工程を行った出力にアナログ変換を施
    すアナログ変換工程と、 該アナログ変換工程からの出力を混合して画像信号にす
    る混合工程とを含んでいることを特徴とする画像の処理
    方法。
  17. 【請求項17】 請求項11または12に記載の画像の
    処理方法において、前記配置変更工程は、前記サブブロ
    ック分割工程により分割された基本移動単位のサブブロ
    ックエリア内で互いに隣接するサブブロックデータの内
    の輝度信号および色信号のディジタルデータを一方の方
    向にだけ回転させて各サブブロックデータを移動させる
    データ回転工程と、 該サブブロックエリア内の対角に位置する一対の色信号
    のディジタルデータだけ並行移動させる色差データ並行
    移動工程とを少なくとも含み、 さらに該方法は、 該データ回転工程と該色差データ並行移動工程を行う前
    に、該データ回転工程だけか該データ回転工程および該
    色差データ並行移動工程を組み合わせて用いるかを選択
    する処理選択工程を有することを特徴とする画像の処理
    方法。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の画像の処理方法に
    おいて、前記エンコード工程は、前記処理選択工程の選
    択に応じて前記サブブロック移動工程から供給される出
    力をそのままエンコード処理する第1のエンコード工程
    と、 前記配置入換え工程の処理に対応するエンコード処理を
    行う第2のエンコード工程とを有することを特徴とする
    画像の処理方法。
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