JPH08265678A - ビデオプリンタ - Google Patents

ビデオプリンタ

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JPH08265678A
JPH08265678A JP7069809A JP6980995A JPH08265678A JP H08265678 A JPH08265678 A JP H08265678A JP 7069809 A JP7069809 A JP 7069809A JP 6980995 A JP6980995 A JP 6980995A JP H08265678 A JPH08265678 A JP H08265678A
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JP
Japan
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signal
memory
signals
pixel
video signal
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Application number
JP7069809A
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English (en)
Inventor
Hirotomo Fukuda
宏友 福田
Wataru Ashino
渡 芦野
Koji Idei
恒治 出井
Yoshikazu Takagi
美和 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィールドビデオ信号又はフレームビデオ信
号を記憶するメモリの容量が少なくて済み、しかも、大
幅な価格上昇を伴わずして、メモリに記憶されているフ
ィールドビデオ信号又はフレームビデオ信号を高速に3
原色信号に変換してプリント手段に供給することのでき
るビデオプリンタを得る。 【構成】 フィールドビデオ信号又はフレームビデオ信
号を輝度信号及び両色差信号として記憶するメモリ6
と、そのメモリ6を制御するメモリ制御装置7と、メモ
リに記憶されているフィールドビデオ信号又はフレーム
ビデオ信号を構成する輝度信号及び両色差信号を、メモ
リ制御装置7のCPU7Aと共同して、3原色信号に変
換する演算用ROM8と、3原色信号が供給されるプリ
ント手段9とを有し、メモリ6に記憶されるフィールド
ビデオ信号又はフレームビデオ信号を構成する両色差信
号のサンプリング周波数は、それぞれフィールドビデオ
信号又はフレームビデオ信号を構成する輝度信号のサン
プリング周波数の1/2である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオプリンタは、フィールド又
はフレームカラービデオ信号をデジタル赤、緑及び青信
号にデコードしてフレームメモリに記憶し、それを読み
出して、イエロー、マゼンタ及びシアン信号に変換して
ヘッドに供給して、印画紙にプリントするようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フィールド又はフレー
ムカラービデオ信号を、デジタル赤色差及び青色差信号
のサンプリング周波数がデジタル輝度信号のサンプリン
グ周波数の1/2になるようにしたデジタル輝度、赤色
差及び青色差信号にデコードしてフレームメモリに記憶
し、それを読み出して、イエロー、マゼンタ及びシアン
信号に変換してヘッドに供給し、印画紙にカラーの画像
をプリントするようにすれば、フィールド又はフレーム
カラービデオ信号をデジタル赤、緑及び青信号にデコー
ドしてフレームメモリに記憶し、それを読み出して、イ
エロー、マゼンタ及びシアン信号に変換してヘッドに供
給し、印画紙にカラーの画像をプリントする場合と比較
して、フレームメモリの記憶容量が少なくなって好まし
い。
【0004】しかし、フレームメモリから読み出したフ
ィールド又はフレームカラービデオ信号を構成するデジ
タル輝度、赤色差及び青色差信号を、イエロー、マゼン
タ及びシアン信号に変換する演算を、フレームメモリを
制御するメモリ制御装置のCPUで行うと、時間が掛か
るためヘッドの駆動が困難となる。
【0005】だからと言って、かかる変換に演算専用の
LSIを使うことも考えられるが、そうするとビデオプ
リンタの価格上昇に繋がる。
【0006】かかる点に鑑み、本発明は、フィールドビ
デオ信号又はフレームビデオ信号を記憶するメモリの容
量が少なくて済み、しかも、大幅な価格上昇を伴わずし
て、メモリに記憶されているフィールドビデオ信号又は
フレームビデオ信号を高速に3原色信号に変換してプリ
ント手段に供給することのできるビデオプリンタを提案
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィールドビ
デオ信号又はフレームビデオ信号を輝度信号及び両色差
信号として記憶するメモリと、そのメモリを制御するメ
モリ制御装置と、メモリに記憶されているフィールドビ
デオ信号又はフレームビデオ信号を構成する輝度信号及
び両色差信号を、メモリ制御装置のCPUと共同して、
3原色信号に変換する演算用ROMと、3原色信号が供
給されるプリント手段とを有し、メモリに記憶されるフ
ィールドビデオ信号又はフレームビデオ信号を構成する
両色差信号のサンプリング周波数は、それぞれフィール
ドビデオ信号又はフレームビデオ信号を構成する輝度信
号のサンプリング周波数の1/2であることを特徴とす
るビデオプリンタである。
【0008】
【作用】かかる本発明によれば、メモリ制御装置のCP
Uと演算用ROMとの共同によって、メモリに記憶され
ているフィールドビデオ信号又はフレームビデオ信号を
構成する輝度信号及び両色差信号が、3原色信号に変換
されてプリント手段に供給される。
【0009】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の実施例を
詳細に説明する。先ず、図1を参照して、実施例のビデ
オプリンタの全体の構成を説明する。入力端子1からの
カラービデオ信号をA/D変換器2に供給してデジタル
カラービデオ信号に変換した後、そのデジタルカラービ
デオ信号を輝度/色差信号デコーダ3に供給して、デジ
タル輝度信号、デジタル赤色差信号及びデジタル青色差
信号を得る。
【0010】4は、後述するビデオメモリ6に対する書
込み及び読出しに応じて、後述するメモリ制御装置7の
CPU7Aによって切換え制御される切換えスイッチ
で、可動接点m並びに書込み側固定接点w及び読出し側
固定接点rを備えている。
【0011】5は、後述するメモリ制御装置7のCPU
7Aによって切換え制御される切換えスイッチで、ビデ
オメモリ6を構成する2つのフィールドメモリ6A、6
Bに対するアクセスを切換えるためのものである。この
切換えスイッチ5は、可動接点m及び固定接点a、bを
備えている。その各固定接点a、bは、それぞれフィー
ルドメモリ6A、6Bのデジタルビデオ信号(デジタル
輝度、赤色差及び青色差信号)の入出力端子に接続され
ている。尚、両切換えスイッチ4、5の各可動接点mは
互いに接続されている。
【0012】デコーダ3の出力側が切換えスイッチ4の
固定接点wに接続される。切換えスイッチ4の固定接点
rはIC構成のプリント用信号変換器9Aの入力端子に
接続される。固定接点rからのデジタルイエロー、マゼ
ンタ及びシアン信号が、このプリント用信号変換器9A
に供給されて、それぞれアナログイエロー、マゼンタ及
びシアン信号に変換されると共に、約500個程度の発
熱素子を有するラインヘッド(感熱ヘッド)9のプリン
ト方式に応じたプリント用信号に変換される。
【0013】6はビデオメモリで、2枚のフィールドメ
モリ6A、6Bから構成され、それぞれカラービデオ信
号の1フィールド分を、デジタル輝度信号並びにデジタ
ル赤色差及び青色差信号の画素信号として記憶し得る容
量を有すると共に、後述する演算手段7Eの演算時等に
利用するための余分の記憶領域を有している。デジタル
赤色差及び青色差信号のサンプリング周波数は、デジタ
ル輝度信号のサンプリング周波数の1/2で、例えば、
デジタル輝度信号のサンプリング周波数が13.5MH
z、デジタル赤色差及び青色差信号のサンプリング周波
数はそれぞれ6.75MHzである。
【0014】次に、メモリ制御装置7について説明す
る。7AはCPUで、ROM7B及びRAM7Cを備え
ている。7Dは、CPU7Aの制御に基づいて、書込み
/読出し制御信号(W/R制御信号)及び行/列アドレ
ス信号(RAS/CAS信号)を発生する信号発生手段
(発生回路)である。この信号発生手段7DよりのW/
R制御信号及びRAS/CAS信号が、メモリ6A、6
Bに供給されて、その書込み及び読出しが制御されると
共に、デジタルビデオ信号(デジタル輝度、赤色差及び
青色差信号)が書き込まれ、又は、読み出される行及び
列アドレスが指定される。
【0015】7Eは演算手段で、後述する演算用ROM
8と共同して、CPU7Aによって制御される信号発生
手段7DからのRAS/CAS信号に基づいて、メモリ
6A、6Bのある行及び列アドレスから読みだされた複
数のデジタル画素信号を演算処理して、新たなデジタル
画素信号を作成し、そのデジタル画素信号を、信号発生
手段7DからのRAS/CAS信号に基づいて、メモリ
6A、6Bのある行及び列アドレスに書き込むためのも
のである。この演算手段7E及び演算用ROM8の演算
については、後に詳述する。尚、この演算手段7Eは、
ROM7Bに記憶されているプログラムに応じて演算を
行うCPU7Aの機能の一部を示している。
【0016】7Fはキャラクタ発生手段で、CPU7A
によって制御されて、所望の文字、図形等のキャラクタ
信号を発生する。
【0017】8は演算用ROMで、CPU7Aに制御さ
れると共に、CPU7Aと共同して、フィールドメモリ
6A、6Bに記憶されているデジタル輝度画素信号並び
にデジタル赤色差及び青色差画素信号を、一旦、例え
ば、8ビットのデジタル赤、緑及び青信号に変換すると
共に、その8ビットのデジタル赤、緑及び青信号の補数
を演算することによって、デジタルイエロー、マゼンタ
及びシアン画素信号を得て、プリント用信号変換器9A
に供給する。尚、演算用ROM8に、主として掛け算や
割り算を担当させ、CPU7Aには主として加算や減算
を担当させる。これによって、演算速度の高速化が可能
となる。
【0018】尚、ヘッド9及び印画紙(プリント媒体)
間の相対的な走行、ヘッド9のプリント動作のオン、オ
フ等は、メモリ制御装置7、又は、これと関連した制御
装置によって制御されるが、それについての図示及び説
明は省略する。
【0019】次に、この実施例のビデオプリンタの動作
を説明する。先ず、カラービデオ信号のビデオメモリ6
への書込みについて説明する。このときは、CPU7A
よりの切換え制御信号によって、切換えスイッチ4の可
動接点mは書込み側固定接点wに接続されている。入力
端子よりの1フレーム分のカラービデオ信号を、A/D
変換器に供給してデジタルカラービデオ信号に変換した
後、そのデジタルカラービデオ信号を輝度/色差信号デ
コーダ3に供給してデジタル輝度信号、デジタル赤色差
信号及びデジタル青色差信号からなる1フレーム分のデ
ジタルカラービデオ信号に変換する。
【0020】この1フレーム分のデジタルカラービデオ
信号は、CPU7Aよりの切換え制御信号による切換え
スイッチ5の可動接点mの固定接点a、bへのフィール
ド毎の順次の切換えにより、信号発生手段7Dからフィ
ールドメモリ6A、6BへのR/W信号及びRAS/C
AS信号の供給により、1フレーム分のデジタルカラー
ビデオ信号を構成する第1フィールド及び第2フィール
ドのデジタルカラービデオ信号がフィールドメモリ6
A、6Bに書き込まれる。図2(A)、(B)はフィー
ルドメモリ6A、6Bへのある画像のデジタルカラービ
デオ信号の第1及び第2フィールドのデジタルカラービ
デオ信号の記憶状態を示している。これらフィールドメ
モリ6A、6Bは、それぞれM行×N列のマトリクス状
のメモリセルからなり、その各メモリセルに、デジタル
輝度、赤色差及び青色差画素信号が記憶されている。
【0021】このようにしてビデオメモリ6に記憶され
た1フレーム分のカラービデオ信号を読み出して、3色
のインクリボンを用いて、図3(A)に示す如く、ヘッ
ド9によってプリント媒体としての印画紙(例えば、昇
華染料インクを有する印画紙)にプリントする動作を説
明する。このときは、CPU7Aよりの切換え制御信号
によって、切換えスイッチ4の可動接点mは読出し側固
定接点rに接続されている。
【0022】信号発生手段7Dからフィールドメモリ6
A、6BへのR/W信号及びRAS/CAS信号の供給
並びにCPU7Aからの切換え制御信号の切換えスイッ
チ5への供給により、次のようにフィールドメモリ6
A、6Bの各メモリセルに記憶されているデジタル輝
度、赤色差及び青色差画素信号が、CPU7A及び演算
用ROM8によって、デジタルイエロー、マゼンタ及び
シアン信号に変換された後、プリント用信号変換器9A
に供給される。そして、プリント用信号変換器9Aより
のプリント用信号がラインヘッド9に供給される。尚、
このラインヘッド9は、図3(A)に示すように、印画
紙10に対し、矢印方向に相対的に移動して、画像11
を印画紙10の印画領域12にプリントする。従って、
印画領域12には、フィールドメモリ6A、6Bのメモ
リセルに対応して、2M×N個のカラー画素がプリント
される。
【0023】先ず、それぞれの第1列の画素信号のイエ
ロー画素信号が1画素信号毎に交互に組み合わされたも
ののプリント用信号が、感熱ヘッド9の2M本のピンに
同時に供給されると共に、ラインヘッド9が印画領域1
2の左端の第1行の位置に移動して、イエローのインク
リボンを介して、第1行のイエロー画素をプリントす
る。次に、フィールドメモリ6A、6Bから読み出され
たそれぞれの第2列の画素信号のイエロー画素信号のプ
リント用信号が1画素信号毎に交互に組み合わされたも
のが、感熱ヘッド9の2M本のピンに同時に供給される
と共に、ラインヘッド9が印画領域12の第2行の位置
に移動して、イエローのインクリボンを介して、第2行
のイエロー画素をプリントする。その後、この動作が繰
り返され、最後に、フィールドメモリ6A、6Bから読
み出されたそれぞれの第N列のイエロー画素信号のプリ
ント用信号が1画素信号毎に交互に組み合わされたもの
が、感熱ヘッド9の2M本のピンに同時に供給されると
共に、ラインヘッド9が印画領域12の第N行の位置に
移動して、イエローのインクリボンを介して、第2行の
イエロー画素をプリントする。この後、同様にマゼンタ
画素信号及びシアン画素信号のプリント用信号がライン
ヘッド9に供給されて、それぞれマゼンタ及びシアンイ
ンクリボンを介して、マゼンタ及びシアン画素がイエロ
ー画素と互いに重なるように印画紙10の印画領域12
にプリントされて、カラー画像11が形成される。
【0024】上述の動作では、1フレーム分のカラービ
デオ信号を印画紙にプリントした場合について述べた
が、1フィールド分のカラービデオ信号を印画紙にプリ
ントすることもできる。その場合の動作を説明する。先
ず、カラービデオ信号のビデオメモリ6への書込みにつ
いて説明する。このときは、CPU7Aのよりの切換え
制御信号によって、切換えスイッチ4の可動接点mは書
込み側固定接点wに接続されている。入力端子よりの1
フィールド分のカラービデオ信号を、A/D変換器2に
供給してデジタルカラービデオ信号に変換した後、その
デジタルカラービデオ信号を輝度/色差信号デコーダ3
に供給してデジタル輝度、赤色差及び青色差信号からな
る1フィールド分のデジタルカラービデオ信号に変換す
る。
【0025】この1フィールド分のデジタルカラービデ
オ信号は、CPU7Aよりの切換え制御信号による切換
えスイッチ5の可動接点mの固定接点a(又はb)への
切換え並びに、信号発生手段7Dからフィールドメモリ
6A(又は6B)へのR/W信号及びRAS/CAS信
号の供給により、図3(A)又は(B)に示す如く、1
フィールド分のデジタルカラービデオ信号がフィールド
メモリ6A(又は6B)に書き込まれる。
【0026】このようにしてフィールドメモリ6A(又
は6B)に記憶された1フィールド分のカラービデオ信
号を読み出して、3色のインクリボンを用いて、図3
(A)に示す如く、ヘッド9によってプリント媒体とし
ての印画紙にプリントする動作を説明する。このとき
は、CPU7Aよりの切換え制御信号によって、切換え
スイッチ4の可動接点mは読出し側固定接点rに接続さ
れている。
【0027】このようにしてビデオメモリ6に記憶され
た1フィールド分のカラービデオ信号を読み出して、ヘ
ッド9により印画紙(記録媒体)にプリントする動作を
説明する。このときは、CPU7Aよりの切換え制御信
号によって、切換えスイッチ4の可動接点mは読出し側
固定接点rに接続されている。
【0028】信号発生手段7Dからフィールドメモリ6
A(又は6B)へのR/W信号及びRAS/CAS信号
の供給並びにCPU7Aからの切換え制御信号の切換え
スイッチ5への供給により、次のようにフィールドメモ
リ6A(又は6B)のメモリセルに記憶されているデジ
タルカラー画素信号が読み出されて、CPU7A及び演
算用ROM8によって、それぞれイエロー、マゼンた及
びシアン画素信号に変換され、その各画素信号がプリン
ト用信号変換器9Aによってそれぞれプリント用信号に
変換された後、ラインヘッド9に供給される。
【0029】先ず、フィールドメモリ6A(又は6B)
から読み出された第1列のM個の画素信号及び隣接する
画素信号の補間により得られたM個の画素信号の交互に
組み合わされたものの、CPU7A及び演算用ROM8
によってイエロー画素信号に変換され、更に、プリント
用信号変換器9Aによってプリント用信号に変換された
ものが、感熱ヘッド9の2M本のピンのそれぞれ同時に
供給されると共に、ラインヘッド9が印画領域12の左
端の第1行の位置に移動して、印画領域12にイエロー
のインクリボンを介して第1行のイエロー画素をプリン
トする。次に、第2列のM個のイエロー画素信号及び隣
接するイエロー画素信号の補間により得られたM個のイ
エロー画素信号の交互に組み合わされたもののプリント
用信号が感熱ヘッド9の2M本のピンのそれぞれに同時
に供給されると共に、ラインヘッド9が印画領域12の
第2行の位置に移動して、印画領域12にイエローのイ
ンクリボンを介して第2行のイエロー画素をプリントす
る。その後、この動作が繰り返され、最後には、第N列
のM個のイエロー画素信号及び隣接するイエロー画素信
号の補間により得られたM個のイエロー画素信号の交互
に組み合わされたもののプリント用信号が、感熱ヘッド
9の2M本のピンのそれぞれに同時に供給されると共
に、ラインヘッド9が印画領域12の第N行の位置に移
動して、印画領域12にイエローのインクリボンを介し
て第2行のイエロー画素をプリントする。この後、同様
にマゼンタ画素信号及びシアン画素信号のプリント用信
号ががラインヘッド9に供給されて、それぞれマゼンタ
及びシアンインクリボンを介して、マゼンタ及びシアン
画素がイエロー画素と互いに重なるように印画紙10の
印画領域12にプリントされて、カラー画像11が形成
される。
【0030】次に、図4(A)及び(B)に示すよう
に、フィールドメモリ6A、6Bに異なる画像のそれぞ
れ1フィールド分のカラービデオ信号を書込み、それを
読み出して、図3(B)に示す如く、1枚の印画紙(記
録媒体)に縮小してプリントする場合の動作を説明す
る。この場合は、図4(A)及び(B)に示すように、
フィールドメモリ6A、6Bに記憶されているそれぞれ
1フィールド分のカラービデオ信号を順次読み出して、
CPU7A及び演算手段7Eによって回転及び縮小信号
処理して、図4(C)に示す如く、一方のフィールドメ
モリ6A(6Bも可)に書き込んでから、それを読み出
して図3(B)に示すように、印画紙10にプリントす
る。
【0031】一方のフィールドメモリ6A(6Bも可)
を、図4(C)に示す如く、それぞれM行×(N/2)
列の2つのメモリ領域6Aa、6Abに分割する。尚、
ここではNが偶数の場合について説明するが、Nが奇数
のときは、メモリ領域6Aa、6Abのいずれか一方の
列数が1本多くなるように、フィールドメモリ8Aを分
割すれば良い。
【0032】次に、図4〜図8を参照して図1のCPU
7A及び演算手段7Eによる信号処理を説明する。図4
(A)、(B)に示すように、M行×N列のメモリセル
を有するフィールドメモリ6A、6Bに、異なる画像の
デジタルカラービデオ信号が記憶されている。ここで、
フィールドメモリ6A又は6Bに記憶されているデジタ
ルカラービデオ信号の画像を印画紙に各別にプリントす
るときは、上述したように隣接する行と行の間に、その
上下の行のデジタルカラー画素信号の補間されたデジタ
ルカラー画素信号の画像がプリントされるので、印画紙
10の印画領域には、2M行×N列の画素からなる画像
11がプリントされる。このため、フィールドメモリ6
A、6Bに、既に、2M行×N列のデジタルカラー画素
信号(デジタル輝度画素信号、デジタル赤色差画素信号
及びデジタル青色差画素信号)が記憶されており、それ
に基づいて、CPU7A及び演算用ROM8の演算によ
って得られた2M行×N列の画素(イエロー、マゼンタ
及びシアンの画素が印画領域12に重ねてプリントされ
るものと見做すことができる。
【0033】ところで、図3(A)において、印画紙1
0の印画領域12にプリントされる画像11のアスペク
ト比が、例えば、4:3だと、図3に(B)に示すよう
に縮小してプリントされる画像11a、11bも、それ
ぞれそのアスペクト比も4:3にする必要がある。図5
(A)に示すように、図3(A)の印画領域の水平方向
の長さをT、垂直方向の長さをHとすると、そのアスペ
クト比α:β(例えば、4:3)との関係は、T:H=
α:βとなる。ここで、T及びHの具体的数値は、例え
ば、それぞれT=106.67(mm)、H=80(mm)
である。そして、図3(A)の印画領域12が、図5
(A)に示すように、2M行×N列の水平方向の長さが
t、垂直方向の長さがhの単位画素13aで埋められる
ものとする。t、hの具体的数値例としては、t=15
8.7(μm)、h=178.6(μm)である。2
M、Nの具体的数値例としては、2M=448、N=6
72である。
【0034】かくすると、図3(B)の印画部分領域1
2a、12bが、水平方向の長さがt、垂直方向の長さ
hの単位画素で埋められるものとすると、図5(A)に
示す如く、T/2=(t×N)/2のとき、G:T/2
=α:β=4:3を満足するように、Hを越えずにHに
最も近い値となるGを求めると、GはG=h×2M′と
なる。このときの2M′及びGの具体的数値例は、2
M′=398、G=178.6(μm)×398=7
1.1(mm)となる。
【0035】又、図3(B)の印画部分領域12a、1
2bが、水平方向の長さがt、垂直方向の長さhの単位
画素で埋められるものとすると、図5(B)に示す如
く、H:Q/2=α:β=4:3を満足するように、Q
を、Tを越えTに最も近い値とすると、Q/2=t×
N′/2となる。このときのN′/2及びQ/2の具体
的数値例は、N′/2=378、Q/2=60(mm)と
なる。この場合は、印画紙10の全体の印画領域12の
が横方向の長さが13.33(mm)だけ長くなる。
【0036】そこで、単位画素13aの横方向の長さt
のみを、158.7(μm)から、200.85(μ
m)に変更すれば、印画紙10の全体の印画領域の長さ
T、HをそれぞれT=106.67(ミリ)、H=80
0(mm)のままで、図3(B)の印画領域11a、11
bに、H:T/2=2Mh:Nt/2=α:β=4:3
を実現するように、画像11a、11bをプリントする
ことができる。
【0037】次に、図4(A)のフィールドメモリ6A
に記憶されているデジタルカラービデオ信号を縮小する
と共に、その各デジタル画素信号の記憶位置を左回りに
90度回転させるようにフィールドメモリ6Aの左半分
の領域6Aaに書き込む補間処理について説明する。
【0038】即ち、図4(A)に示すフィールドメモリ
6Aの左上隅の2行×3列のメモリセルに記憶されてい
るデジタルカラー画素信号a、b、c、d、e、fを補
間処理して得たデジタルカラー画素信号B、D、F、
A、C、Eを、図4(C)に示すようにフィールドメモ
リ6aの左下隅の2行×3列のメモリセルに書き込む場
合について、図6〜図8を参照して説明する。尚、印画
紙10への画像の記録にはあっては、フィールドメモリ
よりのデジタルカラービデオ信号に基づく画像のプリン
トの場合は、M行×N行のデジタルカラー画素信号の隣
接する行と行との間に、その隣接する両方の行のデジタ
ルカラー画素を補間して、2M行×N列のデジタルカラ
ー画素信号に基づく2M行×N列のカラー画素のプリン
トとなるので、フィールドメモリ6A、6Bのそれぞれ
2M行×N列のメモリセルに、それぞれデジタルカラー
画素信号が記録されるものと見做して説明する。
【0039】図6(A)に2行×3列の単位画素〔横方
向の長さt及び縦方向の長さhはそれぞれ、上述したよ
うにt=158.7(μm)、h=178.6(μm)
となる。〕の各重心位置に、デジタルカラー画素信号
a、b、c、d、e、fを配置する。
【0040】次に、図6(B)に3行×2列の疑似単位
画素13bの各重心位置に、デジタルカラー画素信号
A、B、C、D、E、Fを配置する。ここで、疑似単位
画素13bの横方向の長さ及び縦方向の長さをそれぞ
れ、3t/2=238.05(μm)及び2h/3=1
19(μm)に設定する。
【0041】そして、図7(A)〜(D)及び図8
(A)、(B)に示す如く、デジタルカラー画素信号
a、b、c、d、e、f全体の重心位置と、デジタルカ
ラー画素信号A、B、C、D、E、F全体の重心位置が
重なるように平行移動する。
【0042】図7(A)では、画素信号a及びその上側
の画素信号d(下側の画素信号dと同じである)の位置
を縦の線分で結び、画素信号b及びその上側の画素信号
e(下側の画素信号eと同じである)の位置を縦の線分
で結ぶ。これらの縦の線分は互いに平行である。これら
の縦の線分と直交し、両方の端点がこれらの縦の線分上
に位置し、画素信号Aの位置を通る横の線分を引く。そ
こで、画素信号a及びdの位置を結ぶ縦の線分並びに画
素信号b及びeの位置を結ぶ縦の線分の横の線分で2分
された部分の長さをそれぞれL2 、L1 、横の線分の画
素信号Aの位置で2分された左及び右側の部分の長さを
3 、L4 とすると、画素信号Aは次にの数1のように
表される。但し、L1 、L2 、L3 及びL4 は、それぞ
れL1 =89.3+59.5=148.8(μm)、L
2 =89.3−59.5=29.8(μm)、L3 =1
19−79.3=39.7(μm)、L4 =158.7
−39.7=119(μm)となる。
【0043】
【数1】
【0044】図7(B)では、画素信号c及びその上側
の画素信号f(下側の画素信号fも同じ)の位置を縦の
線分で結び、画素信号b及びその上側の画素信号e(下
側の画素信号eも同じ)の位置を縦の線分で結ぶ。これ
らの縦の線分は互いに平行である。これらの縦の線分と
直交し、両方の端点がこれらの縦の線分上に位置し、画
素信号Bの位置を通る横の線分を引く。そこで、画素信
号c及びfの位置を結ぶ縦の線分並びに画素信号b及び
eの位置を結ぶ縦の線分の横の線分で2分された部分の
長さをそれぞれL2 、L1 、横の線分の画素信号Bの位
置で2分された右及び左側の部分の長さをL3 、L4
すると、画素信号Bは次にの数2のように表される。但
し、L1 、L2 、L3 及びL4 は、それぞれL1 =8
9.3+59.5=148.8(μm)、L2 =89.
3引く59.5=29.8(μm)、L3 =119−7
9.3=39.7(μm)、L4 =158.7−39.
7=119(μm)となる。
【0045】
【数2】
【0046】図7(C)では、画素信号a及びその下側
の画素信号dの位置を縦の線分で結び、画素信号b及び
その下側の画素信号eの位置を縦の線分で結ぶ。これら
の縦の直線は互いに平行である。これらの縦の線分と直
交し、両方の端点がこれらの縦の線分上に位置し、画素
信号Cを通る横の線分を引く。そこで、画素信号a及び
dの位置を結ぶ縦の線分並びに画素信号b及びeの位置
を結ぶ縦の線分の横の線分で2分された部分の長さをそ
れぞれL1 、L2 、横の線分の画素信号Cの位置で2分
された左及び右側の部分の長さをL3 、L4 とすると、
画素信号Cは次にの数3のように表される。但し、
1 、L2 、L3 及びL4 は、それぞれL1=L2 =1
78.6÷2=89.3(μm)、L3 =119−7
9.3=39.7(μm)、L4 =158.7−39.
7=119(μm)となる。
【0047】
【数3】
【0048】図7(D)では、画素信号c及びその下側
の画素信号fの位置を縦の線分で結び、画素信号b及び
その下側の画素信号eの位置を縦の線分で結ぶ。これら
の縦の線分は互いに平行である。これらの縦の線分と直
交し、両方の端点がこれらの縦の線分上に位置し、画素
信号Dの位置を通る横の線分を引く。そこで、画素信号
c及びfの位置を結ぶ縦の線分並びに画素信号b及びe
の位置を結ぶ縦の線分の横の線分で2分された部分の長
さをそれぞれL2 、L1 、横の線分の画素信号Dの位置
で2分された右及び左側の部分の長さをL3 、L4 とす
ると、画素信号Bは次にの数4のように表される。但
し、L1 、L2 、L3 及びL4 は、それぞれL1 =L2
=178.6÷2=89.3(μm)、L3 =119−
79.3=39.7(μm)、L4 =158.7−3
9.7=119(μm)となる。
【0049】
【数4】
【0050】図8(A)では、画素信号d及びその下側
の画素信号a(上側の画素信号aも同じ)の位置を縦の
線分で結び、画素信号e及びその下側の画素信号b(上
側の画素信号bも同じ)の位置を縦の線分で結ぶ。これ
らの縦の線分は互いに平行である。これらの縦の線分と
直交し、両方の端点がこれらの縦の線分上に位置し、画
素信号Eの位置を通る横の線分を引く。そこで、画素信
号d及びaの位置を結ぶ縦の線分並びに画素信号e及び
bの位置を結ぶ縦の線分の横の線分で2分された部分の
長さをそれぞれL2 、L1 、横の線分の画素信号Eの位
置で2分された左及び右側の部分の長さをL3 、L4
すると、画素信号Eは次にの数5のように表される。但
し、L1 、L2 、L3 及びL4 は、それぞれL1 =8
9.3+59.5=148.8(μm)、L2 =89.
3引く59.5=29.8(μm)、L3 =119−7
9.3=39.7(μm)、L4 =158.7−39.
7=119(μm)となる。
【0051】
【数5】
【0052】図8(B)では、画素信号f及びその下側
の画素信号c(上側の画素信号cも同じ)の位置を縦の
線分で結び、画素信号e及びその下側の画素信号b(上
側の画素信号bも同じ)の位置を縦の線分で結ぶ。これ
らの縦の線分は互いに平行である。これらの縦の線分と
直交し、両方の端点がこれらの縦の線分上に位置し、画
素信号Fの位置を通る横の線分を引く。そこで、画素信
号f及びcの位置を結ぶ縦の線分並びに画素信号e及び
bの位置を結ぶ縦の線分の横の線分で2分された部分の
長さをそれぞれL2 、L1 、横の線分の画素信号Fの位
置で2分された右及び左側の部分の長さをL3 、L4
すると、画素信号Bは次にの数2のように表される。但
し、L1 、L2 、L3 及びL4 は、それぞれL1 =8
9.3+59.5=148.8(μm)、L2 =89.
3引く59.5=29.8(μm)、L3 =119−7
9.3=39.7(μm)、L4 =158.7−39.
7=119(μm)となる。
【0053】
【数6】
【0054】そして、2M行×N列のメモリセルかなる
ものと見做されたフィールドメモリ6Aの第1行、第1
列のメモリセルの画素信号a、第1行、第2列のメモリ
セルの画素信号b、第1行、第3列のメモリセル画素信
号c、第2行、第1列のメモリセルの画素信号d、第2
行、第2列のメモリセルの画素信号e、第2行、第3列
の画素信号fの選択されたものから、上述のように補間
演算されて得られた画素信号A〜Fは、フィールドメモ
リ6Aの下記の位置のメモリセルに書き込まれる。画素
信号Aは第2M行、第1列のメモリセルに、画素信号B
は第(2M−1)行、第1列のメモリセルに、画素信号
Cは第2M行、第2列のメモリセルに、画素信号Dは、
第(2M−1)行、第2列のメモリセルに、画素信号E
は第2M行、第3列のメモリセルに、画素信号Fは第
(2M−1)行、第3列のメモリセルにそれぞれ書き込
まれる。このような動作を繰り返すことにより、図4
(A)に示すようにフィールドメモリ6Aに記憶されて
いるデジタルカラービデオ信号が、フィールドメモリ6
Aの領域6Aaに縮小及び左回りに90度回転する如く
転送される。勿論、右回りに、90度回転することも可
能である。
【0055】同様にして、図4(B)に示すようにフィ
ールドメモリ6Bに記憶されているデジタルカラービデ
オ信号が、フィールドメモリ6Aの領域6Abに縮小及
び左回りに90度回転する如く転送される。2M行×N
列のメモリセルかなるものと見做されたフィールドメモ
リ6Bの第1行、第1列のメモリセルの画素信号a′、
第1行、第2列のメモリセルの画素信号b′、第1行、
第3列のメモリセル画素信号c′、第2行、第1列のメ
モリセルの画素信号d′、第2行、第2列のメモリセル
の画素信号e′、第2行、第3列の画素信号f′の選択
されたものから、上述と同様に補間演算されて得られた
画素信号A′〜F′は、フィールドメモリ6Aの下記の
位置のメモリセルに書き込まれる。画素信号A′は第2
M行、第(N/2)+1列のメモリセルに、画素信号
B′は第(2M−1)行、第(N/2)+1列のメモリ
セルに、画素信号C′は第2M行、第(N/2)+2列
のメモリセルに、画素信号D′は、第(2M−1)行、
第(N/2)+2列のメモリセルに、画素信号Eは第2
M行、第(N/2)+3列のメモリセルに、画素信号
F′は第(2M−1)行、第(N/2)+3列のメモリ
セルにそれぞれ書き込まれる。このような動作を繰り返
すことにより、図4(A)に示すようにフィールドメモ
リ6Bに記憶されているデジタルカラービデオ信号が、
フィールドメモリ6Aの領域6Abに縮小及び左回りに
90度回転する如く転送される。
【0056】図4(C)のフィールドメモリ6Aの領域
6Aa、6Abに記憶されているデジタルカラービデオ
信号は、信号発生手段7Dからフィールドメモリ6Aへ
のR/W信号及びRAS/CAS信号の供給並びにCP
U7Aからの切換え制御信号の切換えスイッチ5への供
給により、フィールドメモリ6Aの各メモリセルに記憶
されているデジタルカラー画素信号が読み出されてYM
C変換器8に供給されて、それぞれイエロー、マゼンた
及びシアン画素信号に変換されて、ラインヘッド9に供
給される。尚、このラインヘッド9は、図3(B)に示
す矢印の方向に直線移動して、図3(B)に示すよう
に、画像11a、11bを印画紙10の印画領域12の
各印画部分領域12a、12bにプリントする。従っ
て、印画領域12には、フィールドメモリ6A、6Bの
メモリセルに対応して、2M×N個のカラー画素がプリ
ントされる。
【0057】尚、図9に示す如く、印画紙10の2つの
印画部分領域12a、12b間に所定幅の帯状の空白を
設けることができる。この場合も、印画部分領域12
a、12bにおける画像11a、11bのアスペクト比
がそれぞれα:β=4:3となるようにする。
【0058】尚、図10(A)、(B)に示す如く、フ
ィールドメモリ(6A)、(6B)ある1フレーム分の
デジタルカラービデオ信号の第1及び第2フィールドの
カラービデオ信号を記憶させ、これらの第1及び第2フ
ィールドのカラービデオ信号を、例えば、フィールドメ
モリ6A(6Bも可)に記憶し、上述と同様に左回り
(右回りも可)に90°回転及び縮小信号処理し、その
記憶領域6Aa、6Abに記憶されているデジタルカラ
ービデオ信号をインターレース信号処理して、ヘッド9
の2M本のピンに同時に供給すれば、図3(C)に示す
ように、印画紙10に印画領域に1つのインターレース
された縮小画像11aがプリントされ、これを繰り返せ
がその隣にもう一度同じ縮小画像11aをプリントされ
る。
【0059】図11は2M(=448)行×N(=67
2)列のメモリセルからのなるフレームメモリを、上下
に2分して、M(=224)行×N列のメモリセルから
なるフィールドメモリ領域6a、6bに分割して、フレ
ームメモリ6に記憶されているインターレース状態のカ
ラービデオ信号の内、奇数行のデジタルカラーラインビ
デオ信号は順次メモリ領域6aに転送し、偶数行のデジ
タルカラーラインビデオ信号を順次メモリ領域6bに転
送する。そして、フレームメモリ6を左右に2分して、
N/2(=336)行××2M(=448)列のフィー
ルドメモリ領域6c、6dに分割し、メモリ領域6a、
6bに記憶されているデジタルカラービデオ信号を、図
4と同様に左回り(右回りも可)に回転及び縮小信号処
理してメモリ領域6c、6dに転送する。
【0060】この場合に、メモリ領域6a又は6bに記
憶されているデジタルカラービデオ信号を、それぞれメ
モリ領域6c、6dに回転及び縮小信号処理して転送し
た後、これに基づいて、縮小され、左回りに90度回さ
れた状態で、画像を印画紙にブリントする場合は、メモ
リ領域6a、6bに記憶されているデジタルカラービデ
オ信号を、それぞれ格別に、γ:δのアスペクト比をも
って印画する場合、メモリ領域6c、6dに各別に記憶
されているデジタルカラービデオ信号に基づいて、その
画像を印画紙10上にプリントする場合は、そのアスペ
クト比がやはりγ:δととなるようにする。
【0061】フィールドメモリ6A、6Bに記憶されて
いるカラービデオ信号の輪郭部の画素信号を、プリント
したとき白となるようなデジタル輝度画素信号、デジタ
ル赤色光色差及び青色差信号に変換すれば、トリミング
された画像を印画紙にプリントすることができる。
【0062】図3(B)の印画部分領域12bに画像1
1bをプリントする代わりに、CPU7Aによってカレ
ンダー信号を作成し、キャラクタ発生手段7Fよりのキ
ャラクタ信号を用いて、カレンダーをプリントすること
ができる。
【0063】NTSC方式のカラービデオ信号をビデオ
プリンタに供給してプリントする場合、ラインヘッド9
の発熱素子は約500個程度である。この場合に、1枚
の印画紙の印画領域への3色の印画時間は約40秒〜5
0秒、従って、1色の印画時間は約13.3秒〜16.
7秒、その印画領域への印画ライン数を700本とする
と、1ラインのプリント時間は約19msec 〜24mse
c 程度となる。この約19msec 〜24msec 程度の時
間内に500個の画素信号の転送が可能となる。即ち、
1色の画素信号の処理時間は38〜48μsec が可能と
なる。これは、CPU7Aと演算用ROM8との共同に
よる演算の成果である。尚、演算用ROMは演算用LS
Iに比べてかなり価格が低い。
【0064】上述の実施例によれば、メモリ制御装置の
CPUと、これと共同する3原色信号に変換する演算用
ROMとによって、メモリに記憶されているフィールド
ビデオ信号又はフレームビデオ信号を構成する輝度信号
及び両色差信号を3原色信号に変換するので、プリント
用信号変換器にかかる変換機能を持たせなくて済み、従
来のプリント用信号変換器を使用できる。
【0065】上述の実施例では、3原色信号はイエロー
信号、マゼンタ信号及びシアン信号であるが、赤、緑及
び青信号であっても良い。
【0066】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、フィールドビ
デオ信号又はフレームビデオ信号を輝度信号及び両色差
信号として記憶するメモリと、そのメモリを制御するメ
モリ制御装置と、メモリに記憶されているフィールドビ
デオ信号又はフレームビデオ信号を構成する輝度信号及
び両色差信号を、メモリ制御装置のCPUと共同して、
3原色信号に変換する演算用ROMと、3原色信号が供
給されるプリント手段とを有し、メモリに記憶されるフ
ィールドビデオ信号又はフレームビデオ信号を構成する
両色差信号のサンプリング周波数は、それぞれフィール
ドビデオ信号又はフレームビデオ信号を構成する輝度信
号のサンプリング周波数の1/2であるので、フィール
ドビデオ信号又はフレームビデオ信号を記憶するメモリ
の容量が少なくて済み、しかも、大幅な価格上昇を伴わ
ずして、メモリに記憶されているフィールドビデオ信号
又はフレームビデオ信号を高速に3原色信号に変換して
プリント手段に供給することのできるビデオプリンタを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック線図である。
【図2】メモリの説明図でる。
【図3】プリントの説明図である。
【図4】メモリの説明図である。
【図5】縮小プリントの説明図である。
【図6】補間処理の説明図である。
【図7】補間処理の説明図である。
【図8】補間処理の説明図である。
【図9】プリントの説明図である。
【図10】メモリの説明図である。
【図11】メモリの説明図である。
【符号の説明】
3 輝度/色差信号デコーダ 6 フレームメモリ 6A フィールドメモリ 6B フィールドメモリ 7 メモリ制御装置 7A CPU 7D R/W信号及びRAS/CAS信号発生手段 8 演算用ROM 9 ラインヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 美和 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのフィールドビデオ信号又はフレー
    ムビデオ信号を輝度信号及び両色差信号として記憶する
    メモリと、 該メモリを制御するメモリ制御装置と、 上記メモリに記憶されている上記フィールドビデオ信号
    又はフレームビデオ信号を構成する輝度信号及び両色差
    信号を、上記メモリ制御装置のCPUと共同して、3原
    色信号に変換する演算用ROMと、 上記3原色信号が供給されるプリント手段とを有し、 上記メモリに記憶される上記フィールドビデオ信号又は
    フレームビデオ信号を構成する両色差信号のサンプリン
    グ周波数は、それぞれ上記フィールドビデオ信号又はフ
    レームビデオ信号を構成する輝度信号のサンプリング周
    波数の1/2であることを特徴とするビデオプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビデオプリンタにおい
    て、 上記3原色信号は、イエロー、マゼンタ及びシアン信号
    であることを特徴とするビデオプリンタ。
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