JPH1165451A - 感熱性粘着ラベルの熱活性化方法、感熱性粘着ラベルの熱活性化装置及び画像形成装置 - Google Patents
感熱性粘着ラベルの熱活性化方法、感熱性粘着ラベルの熱活性化装置及び画像形成装置Info
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- JPH1165451A JPH1165451A JP9227664A JP22766497A JPH1165451A JP H1165451 A JPH1165451 A JP H1165451A JP 9227664 A JP9227664 A JP 9227664A JP 22766497 A JP22766497 A JP 22766497A JP H1165451 A JPH1165451 A JP H1165451A
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Abstract
をロスすることなく、確実に効率良く感熱性粘着ラベル
の感熱性粘着剤の熱活性化を実施する。 【解決手段】 瞬間的に高温を発するサーマルヘッド1
5の発熱部14が薄膜シートSを介して感熱性粘着ラベ
ル2の感熱性粘着層に接触して発熱するので、熱エネル
ギーが無駄なく感熱性粘着層に伝達されるとともに、熱
活性化状態の感熱性粘着剤の発熱部14への転移が防止
され、感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着剤の熱活性化が
効率良く確実に実現される。また、サーマルヘッド15
の発熱部14は瞬時に高温に達するため熱活性化時にお
いて予熱する必要がないので、過熱状態に陥ることな
く、省エネルギー化も実現される。これにより、感熱性
粘着剤の転移が防止され、熱エネルギーをロスすること
なく、確実に効率良く感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着
剤の熱活性化が実施される。
Description
の熱活性化方法、感熱性粘着ラベルの熱活性化装置及び
画像形成装置に関する。
ラベルは、記録面の裏面側に感圧粘着剤を塗布した感圧
粘着層を備えて、さらに、この感圧粘着層に貼り付けて
設けられる剥離紙を備えている。このような記録用ラベ
ルは、使い勝手が良く、非常に有用である。しかし、剥
離紙を必要とするので全体の製造コストが高くなること
や、使用後に剥離紙がゴミとなって残ってしまうことと
いった問題点がある。
て剥離紙を不要とした記録用ラベルである感熱性粘着ラ
ベルが、特開昭63−303387号公報、実公平5−
11573号公報等に提案されている。この感熱性粘着
ラベルは、記録面の裏面側に感熱性粘着剤を塗布して感
熱性粘着層を形成し、この感熱性粘着層に熱を加えるこ
とにより熱活性化させて貼り付け可能とするものであ
る。
の非接触による技術として、実公平5−11573号公
報に記載された熱風や赤外線を利用する技術、特開平5
−127598号公報に記載された電熱ヒータや誘電コ
イルを利用する技術、特開平6−8977号公報に記載
されたマイクロ波を利用する技術、特開平7−1211
08号公報に記載されたキセノンフラッシュを利用する
技術、特開平7−164750号公報に記載されたハロ
ゲンランプを利用する技術等がある。
媒体等を直接に感熱性粘着層と接触させる技術が提案さ
れている。この接触による技術としては、特開昭57−
37534号公報に記載された熱ヒータで加熱されたベ
ルトを感熱性粘着層に接触させる技術、特開昭60−4
5132号公報に記載された加熱ドラムを感熱性粘着層
に接触させる技術、特開平6−263128号公報に記
載された熱ロールを感熱性粘着層に接触させる技術等が
ある。
による技術によれば、熱を効率良く感熱性粘着層に与え
ることが困難であり、感熱性粘着ラベルや熱媒体等が過
熱状態に陥る場合がある。また、エネルギーコストが高
くなるといった問題も生じてしまう。さらに、接触技術
によれば、熱活性化時に感熱性粘着剤が熱媒体等に転移
し、この転移を原因として感熱性粘着ラベルが熱媒体等
に巻き付くといった問題を生じてしまう。
は、熱媒体を感熱性粘着ラベルの記録面側から押し当て
て感熱性粘着層を熱活性化する技術が記載されている。
この技術によれば、感熱性粘着剤の熱媒体等への転移や
感熱性粘着ラベルの熱媒体等への巻き付きといった問題
は防止されるが、熱活性化に使用されずに無駄になる熱
エネルギーが発生し、熱活性化を効率良く実施すること
ができない。
着ラベルが熱を加えることで発色する感熱性発色剤を塗
布された感熱発色層を有する感熱記録用の感熱性粘着ラ
ベルである場合には、熱活性化時の加熱により感熱発色
層を発色させてしまう。
ヘッドや加圧体への転移を防止し、熱エネルギーをロス
することなく、確実に効率良く感熱性粘着ラベルの感熱
性粘着剤の熱活性化を実施する熱活性化方法、この方法
を実施する熱活性化装置及びこの装置を用いた画像形成
装置を得ることである。
熱性粘着ラベルの熱活性化方法は、熱を加えることで粘
着性を生じる感熱性粘着剤により形成された感熱性粘着
層を支持体の片面に有する感熱性粘着ラベルの熱活性化
方法において、サーマルヘッドの発熱部を薄膜シートを
介して前記感熱性粘着層に接触させて加熱する。
ルヘッドの発熱部を薄膜シートを介して感熱性粘着層に
接触させるようにしたので、発熱部の熱エネルギーは無
駄なく感熱性粘着層のみに伝達されるとともに、熱活性
化した感熱性粘着剤のサーマルヘッドの発熱部への転移
が防止される。これにより、感熱性粘着ラベルの感熱性
粘着剤の熱活性化が効率良く確実に実現される。また、
サーマルヘッドの発熱部は瞬時に高温に達するため、熱
活性化時において予熱する必要がないので、過熱状態に
陥ることなく、省エネルギー化も実現される。すなわ
ち、感熱性粘着ラベルの熱活性化が効率良く確実に実施
されるので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作
業能率が向上し、スピードアップが図れる。
熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、熱を加えるこ
とで発色する感熱性発色剤により形成された感熱発色層
を支持体の感熱性粘着層とは反対面に有する感熱性粘着
ラベルを用いる。
発熱部との接触部以外からは熱の影響を受けないので、
支持体の感熱性粘着層の反対面に感熱発色層を有する感
熱性粘着ラベルの感熱記録方式の印字において、感熱発
色層の地肌の発色が防止される。
熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、支持体と感熱
性粘着層との間と、支持体と感熱発色層との間との少な
くとも一方に断熱層を有する感熱性粘着ラベルを用い
る。
と、支持体と感熱発色層との間との少なくとも一方に断
熱層を有する感熱性粘着ラベルは熱活性時におけるサー
マルヘッドの発熱部との接触部からの熱を断熱層によっ
て遮断するので、感熱発色層において熱の影響を直接受
けることはなくなり、熱活性化時の感熱発色層の発色が
更に防止される。
熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱性粘着ラ
ベルの断熱層は、微小中空粒子を含有する非発泡性断熱
層である。
する非発泡性断熱層としたので、断熱効果が十分に得ら
れるとともに、感熱性粘着剤の活性化が促進される。
熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱性粘着ラ
ベルの断熱層は、尿素ホルムアルデヒド樹脂を含有する
非発泡性断熱層である。
ド樹脂を含有する非発泡性断熱層としたので、断熱効果
が十分に得られるとともに、感熱性粘着剤の活性化が促
進される。
熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱発色層上
にこの感熱発色層を保護する保護層を有する感熱性粘着
ラベルを用いる。
層を保護する保護層を感熱発色層上に有しているので、
感熱性粘着ラベルの感熱発色層における耐薬品性、耐水
性、耐摩擦性等の向上が図れる。
熱活性化装置は、熱を加えることで粘着性を生じる感熱
性粘着剤により形成された感熱性粘着層を支持体の片面
に有する感熱性粘着ラベルの感熱性粘着層に対向する発
熱部を有するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドに
対向して設けられ、感熱性粘着ラベルをサーマルヘッド
と挾持しながら搬送する加圧体と、この加圧体とサーマ
ルヘッドの発熱部との間に介在して設けられて、サーマ
ルヘッドの発熱部に接する薄膜シートと、を備える。
圧体との間に設けられた薄膜シートがサーマルヘッドの
発熱部に接しているので、熱活性化した感熱性粘着剤の
サーマルヘッドの発熱部への転移が防止されるととも
に、瞬間的に高温を発するサーマルヘッドの発熱部の熱
エネルギーは薄膜シートを介して無駄なく感熱性粘着層
に伝達される。これにより、感熱性粘着ラベルの感熱性
粘着剤の熱活性化が効率良く確実に実現される。また、
サーマルヘッドの発熱部は、瞬時に高温に達するため熱
活性化時において予熱する必要がなく、過熱状態に陥る
ことがないので、省エネルギー化も実現される。すなわ
ち、感熱性粘着ラベルの熱活性化が効率良く確実に実施
されるので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作
業能率が向上し、スピードアップが図れる。
熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、加圧体とサー
マルヘッドの発熱部との間に介在して設けられて、加圧
体に接する薄膜シートを有する。
熱部との間に設けられた薄膜シートが加圧体に接してい
るので、感熱性粘着ラベルを加圧体とサーマルヘッドの
発熱部とで挾持していない場合において、サーマルヘッ
ド側の薄膜シートに転移している熱活性化状態の感熱性
粘着剤の加圧体への転移が防止される。
載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シ
ートは、両端を巻き取り自在に架け渡して設けられて、
少なくともその一端において巻き取られる。
して設けられた薄膜シートをその一端において巻き取ら
れるようにしたので、薄膜シートを適量ずつ移動して感
熱性粘着ラベルと接触させることにより薄膜シートが無
駄なく利用される。
記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜
シートは、加圧体とサーマルヘッドとのそれぞれの外周
を取り囲むように筒状に巻いた状態で設けられて、回転
自在に駆動される。
それぞれの外周を取り囲むように筒状に巻いた状態で設
けられた薄膜シートを回転自在に駆動するようにしたの
で、薄膜シートを適量ずつ移動して感熱性粘着ラベルと
接触させることにより薄膜シートが無駄なく利用され
る。
10のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装
置において、薄膜シートは、感熱性粘着ラベルと対向す
る面に、熱活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘
着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型
層を有している。
ルと対向する面において、熱活性化した感熱性粘着層を
形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料によ
り形成された離型層を設けたので、薄膜シートへの熱活
性化された感熱性粘着剤の転移が防止される。
11のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装
置において、薄膜シートは、サーマルヘッドと対向する
面に、サーマルヘッドの発熱部に対する離型性を有する
材料により形成された離型層を有している。
に対向する面にサーマルヘッドの発熱部に対する離型性
を備える材料により形成された離型層を設けたので、発
熱部からの熱エネルギーが感熱性粘着層に効率良く伝達
されるとともに、発熱部からの熱エネルギーによる薄膜
シートのダメージが低減される。
10のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装
置において、薄膜シートの表面は、ベック平滑度を20
0秒以上に処理されている。
滑度200秒以上に処理されているので、発熱部からの
熱エネルギーが感熱性粘着層に効率良く伝達される。
感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、加圧体の表
面には、活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着
剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層
を有している。
熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有
する材料により形成された離型層としたので、加圧体の
表面への熱活性化された感熱性粘着剤の転移が防止され
る。
熱を加えることで粘着性を生じる感熱性粘着剤を塗布さ
れた感熱性粘着層を支持体の片面に有する感熱性粘着ラ
ベルを保持するラベル保持部と、このラベル保持部のラ
ベル搬送方向下流に設けられて、感熱性粘着ラベルの感
熱性粘着層とは反対の面に記録する記録手段と、感熱性
粘着ラベルを所定の長さに切断する切断部と、この切断
部及び記録手段よりラベル搬送方向下流に設けられた請
求項7ないし14のいずれか一記載の感熱性粘着ラベル
の熱活性化装置と、を備える。
ベルの感熱性粘着層とは反対の面に記録され、切断部に
より所定の長さに切断された感熱性粘着ラベルは、熱活
性化装置において、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤の
熱活性化が効率良く確実に実現される。また、サーマル
ヘッドの発熱部は瞬時に高温に達するため、熱活性化時
において予熱する必要がないので、過熱状態に陥ること
なく、省エネルギー化も実現される。すなわち、感熱性
粘着ラベルの熱活性化が効率良く確実に実施されるの
で、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率が
向上し、スピードアップが図れる。
及び図2に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形
成装置としてのプリンタ1へ適用した一例である。
概略的に示す全体図、図2はプリンタ1で使用する感熱
性粘着ラベル2の構造を示す断面図である。プリンタ1
には、ロール状に巻回された感熱性粘着ラベル2を保持
するラベル保持部3が設けられている。この感熱性粘着
ラベル2は、図2に示すように、支持体である上質紙4
の片面に感熱性粘着剤を塗布した感熱性粘着層5を有
し、上質紙4の他方の片面には感熱発色層7を有してい
る。なお、ここでは支持体を上質紙4としたが、アート
紙、塩化ビニルフィルム、PEフィルム、PETフィル
ム、金属箔等を用いても何ら支障はない。また、感熱性
粘着剤は常温では粘着性を生じないが、加熱により粘着
性を生じ、この粘着性が冷却後も一定の期間持続するも
のである。
の感熱発色層7に記録する記録手段8と、感熱性粘着ラ
ベル2を所定の長さに切断する切断部9と、感熱性粘着
ラベル2の感熱性粘着層5を熱活性化する熱活性化装置
10とがラベル搬送方向に沿って設けられている。記録
手段8は、ライン状の発熱部11aを有する記録用のサ
ーマルヘッド11とプラテンロール12とにより形成さ
れている。熱活性化装置10は、感熱性粘着ラベル2を
搬送する搬送手段であるプラテンロール13と、発熱部
14を有するサーマルヘッド15と、サーマルヘッド1
5側に設けられて、薄膜シートSを備えるシート部16
aとにより形成されている。この薄膜シートSは、ポリ
エステルを材料として形成された薄膜とされている。な
お、プラテンロール13は、発熱部14とシート部16
aとにより感熱性粘着ラベル2を挾む加圧体としても機
能する。
びその材質について詳細に説明する。なお、本実施の形
態及び後述する他の実施の形態において示す“部”及び
“%”は何れも重量基準である。また、以下に説明する
各液は、ボールミルで粉砕分散し、含有粒子の平均粒子
径が2.0μm以下とされている。
拌して感熱塗布液(C液)を得る。
液)を乾燥後重量が5g/m2 となるように塗布乾燥
し、更に、ベック平滑度が600〜700秒になるよう
にスーパーキャレンダー処理して、感熱発色層7を形成
する。
後、上質紙4の裏面に感熱性粘着剤(レヂテックス製;
DT−200固形分58%)を乾燥後重量が25g/m
2 となるように塗布乾燥して感熱性粘着層5を形成する
ことにより、図2に示すような感熱性粘着ラベル2が得
られる。
された感熱性粘着ラベル2をラベル保持部3に取り付
け、ラベル保持部3から引き出された感熱性粘着ラベル
2の感熱発色層7に対してサーマルヘッド11の発熱部
11aから熱を加えることにより所望の記録を行なう。
発色層7への記録が終了して搬送される感熱性粘着ラベ
ル2は、サーマルヘッド15の発熱部14がシート部1
6aの薄膜シートSを介して感熱性粘着層5に接触し発
熱することにより、感熱性粘着層5の感熱性接着剤が熱
活化されて、貼り付けられる。
4が薄膜シートSを介して感熱性粘着層5に接触してい
るため、発熱部14からの熱を効率良く伝達できるの
で、感熱性粘着層5に塗布された感熱性接着剤の熱活性
化が確実に行なわれる。また、発熱部14は予熱するこ
となく通電と同時に熱活性化を行なえるので、熱活性化
のためのエネルギー消費量は少なくなるとともに、感熱
性粘着ラベル2を過熱することもない。しかも、薄膜シ
ートSを介在させることにより、熱活性化された感熱性
接着剤がサーマルヘッド15の発熱部14に転移するこ
とはない。これにより、感熱性粘着ラベル2の熱活性化
が効率良く確実に実施されるので、結果的に感熱性粘着
ラベル2の貼付作業の作業能率が向上し、スピードアッ
プが図られることになる。
基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一の実施
の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示
し、説明も省略する。図3は、プリンタ1で使用する感
熱性粘着ラベル2aの構造を示す断面図である。図3に
示すように、本実施の形態の感熱性粘着ラベル2aで
は、支持体である上質紙4の片面に感熱性粘着剤を塗布
した感熱性粘着層5を有し、上質紙4の他方の片面に断
熱層6aと感熱発色層7とを有している。
及びその材質について詳細に説明する。以下に説明する
液は、ボールミルで粉砕分散し、含有粒子の平均粒子径
を2.0μm以下とされている。
熱層液を調整し、これを上質紙4の表面に乾燥後重量が
5g/m2 となるように塗布乾燥して、非発泡性の断熱
層6aを形成する。
後、感熱塗布液(C液)を乾燥後重量が5g/m2 とな
るように塗布乾燥し、更に、ベック平滑度が600〜7
00秒になるようにスーパーキャレンダー処理して、感
熱発色層7を形成する。
7を形成した後、上質紙4の裏面に感熱性粘着剤(レヂ
テックス製;DT−200固形分58%)を乾燥後重量
が25g/m2 となるように塗布乾燥して感熱性粘着層
5を形成することにより、図3に示すような感熱性粘着
ラベル2aが得られる。
と感熱発色層7との間に断熱層6aが設けられているた
め、感熱性接着剤の熱活性化のために感熱性粘着層5側
に与えた熱が感熱発色層7に伝達されることによる感熱
発色層7の発色が防止されているとともに、熱エネルギ
ーが効率良く利用されている。
熱発色層7との間に断熱層6aを設けたが、これに限ら
ず、上質紙4と感熱性粘着層5との間に断熱層6aを設
けても何ら支障はない。
上質紙4と感熱性粘着層5との間との両方に断熱層6a
を設けても良く、更に、感熱性接着剤の熱活性化のため
に感熱性粘着層5側に与えた熱が感熱発色層7に伝達さ
れてしまうことによる感熱発色層7の発色が防止される
とともに、熱エネルギーが効率良く利用される。
基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一又は第
二の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一
符号で示し、説明も省略する。図4は、プリンタ1で使
用する感熱性粘着ラベル2bの構造を示す断面図であ
る。図4に示すように、本実施の形態の感熱性粘着ラベ
ル2bでは、前述した本発明の第二の実施の形態におい
て説明した感熱性粘着ラベル2aの断熱層6aを形成す
る際に用いられるD液を構成する“微小中空粒子分散
体”に代えて、“尿素ホルムアルデヒド樹脂(固形分2
5%)”を用いて断熱層6bが形成されている点でのみ
異なる。
述した本発明の第二の実施の形態と同様の作用及び効果
が得られる。
基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし
第三の実施の形態において説明した部分と同一部分は同
一符号で示し、説明も省略する。図5は、プリンタ1で
使用する感熱性粘着ラベル2cの構造を示す断面図であ
る。図5に示すように、本実施の形態の感熱性粘着ラベ
ル2cでは、支持体である上質紙4の片面に感熱性粘着
剤を塗布した感熱性粘着層5を有し、上質紙4の他方の
片面に断熱層6と感熱発色層7とを有している。ここで
断熱層6は、前述した断熱層6aと断熱層6bとのどち
らであっても良い。さらに、感熱発色層7の上には、保
護層17を有しており、この点でのみ前述した本発明の
第二又は第三の実施の形態と異なっている。
及びその材質について詳細に説明する。まず、以下に説
明する成分のE液を作成する。
形成した後、感熱発色層7の上にE液を乾燥後重量が4
g/m2 となるように塗布乾燥して、保護層17を形成
することにより、図5に示すような5層構造の感熱性粘
着ラベル2cが得られる。
層7上に保護層17が設けられているため、感熱性粘着
ラベル2cの耐水性、耐摩擦性、サーマルヘッドに対す
るヘッドマッチング性等が向上され、感熱発色層7の保
護が図られている。
基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし
第四の実施の形態において説明した部分と同一部分は同
一符号で示し、説明も省略する。図6は、本実施の形態
のプリンタ1aの構造を概略的に示す全体図である。図
6に示すように、本実施の形態のプリンタ1aの熱活性
化装置10aは、図1に示した第一の実施の形態のプリ
ンタ1の熱活性化装置10と比較して、更にプラテンロ
ール13側に薄膜シートSを備えるシート部16bを設
けている点でのみ異なる。この薄膜シートSは、ポリエ
ステルを材料として形成された薄膜とされている。
7への記録が終了して搬送される感熱性粘着ラベル2
は、シート部16aとシート部16bとのそれぞれの薄
膜シートSに挾まれながら搬送される。その際に、サー
マルヘッド15の発熱部14が薄膜シートSを介して感
熱性粘着層5に接触し発熱することにより、感熱性粘着
層5の感熱性接着剤が熱活化されて、感熱性粘着ラベル
2は貼り付けられる。
ロール13と感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着層5とは
反対の面との間にシート部16bを設けたので、感熱性
粘着ラベル2をプラテンロール13とサーマルヘッド1
5の発熱部14とで挾持していない場合において、感熱
性粘着層5側のシート部16aの薄膜シートSに転移し
た熱活性化している感熱性粘着剤がプラテンロール13
へ転移することはない。これにより、感熱性粘着ラベル
2の熱活性化が効率良く確実に実施されるので、結果的
に感熱性粘着ラベル2の貼付作業の作業能率が向上し、
スピードアップが図られている。
基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし
第五の実施の形態において説明した部分と同一部分は同
一符号で示し、説明も省略する。図7は、本実施の形態
のプリンタ1bの構造を概略的に示す全体図である。図
7に示すように、本実施の形態のプリンタ1bの熱活性
化装置10bは、第五の実施の形態のシート部16aと
シート部16bとに代えて、シート部16cとシート部
16dとを設けた点で、第五の実施の形態の図6に示し
たプリンタ1aの熱活性化装置10aと異なる。
それぞれ軸18にロール状に巻回させて巻き取り自在に
架け渡して設けられている。軸18はそれぞれ同方向に
回転し、少なくとも一方が駆動軸とされている。シート
部16dは、薄膜シートSの両端をそれぞれ軸19にロ
ール状に巻回させて巻き取り自在に架け渡して設けられ
ている。軸19はそれぞれ同方向に回転し、少なくとも
一方が駆動軸とされている。
とシート部16dとのそれぞれの薄膜シートSは、それ
ぞれ軸18と軸19との回転駆動により適量移動され
る。
16cとシート部16dとのそれぞれの薄膜シートSは
適量ずつ移動されることにより、薄膜シートSは無駄な
く感熱性粘着ラベル2に接触する。
基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし
第六の実施の形態において説明した部分と同一部分は同
一符号で示し、説明も省略する。図8は、本実施の形態
のプリンタ1cの構造を概略的に示す全体図である。図
8に示すように、本実施の形態のプリンタ1cの熱活性
化装置10cは、第五の実施の形態のシート部16aと
シート部16bとに代えてシート部16eとシート部1
6fとを設け、発熱部14aを端面に備えた端面タイプ
のサーマルヘッド15aを設けた点で、第五の実施の形
態の図6に示したプリンタ1aの熱活性化装置10aと
異なる。
ルヘッド15aを取り囲んで設けられる複数の軸20の
外周に沿って接触しながら筒状に巻いた状態で設けられ
ている。軸20はそれぞれ同方向に回転し、少なくとも
一つの軸20が駆動軸とされている。また、シート部1
6fは、薄膜シートSをプラテンロール13を取り囲ん
で設けられる複数の軸21の外周に沿って接触しながら
筒状に巻いた状態で設けられている。軸21はそれぞれ
同方向に回転し、少なくとも一つの軸21が駆動軸とさ
れている。
とシート部16fとのそれぞれの薄膜シートSは、それ
ぞれ軸20と軸21との回転駆動により適量移動され
る。
16eとシート部16fとのそれぞれの薄膜シートSは
適量ずつ移動されることにより、薄膜シートSは無駄な
く感熱性粘着ラベル2に接触する。また、端面タイプの
サーマルヘッド15aを用いることにより、プリンタ1
cのコンパクト化が可能とされる。
基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし
第七の実施の形態において説明した部分と同一部分は同
一符号で示し、説明も省略する。図9は、本実施の形態
の薄膜シートS1 の構造を示す断面図である。図9に示
すように、本実施の形態の薄膜シートS1 は、感熱性粘
着ラベル2と対向する面に第一離型層22を更に有して
いる点でのみ薄膜シートSと異なっている。
着層5を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を備える
材料により形成されており、ここではテフロンコーティ
ングにより形成されている。
15の発熱部14が、第一離型層22を有する薄膜シー
トS1 を介して感熱性粘着層5に接触し、感熱性粘着層
5に塗布された感熱性接着剤の熱活性化が行なわれる。
トS1 の感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着層5と対向す
る面に感熱性粘着剤に対して離型性を有する第一離型層
22が設けられている。この場合、熱活性化された感熱
性粘着層5を形成する感熱性粘着剤が薄膜シートS1 に
転移することはない。これにより、感熱性粘着ラベル2
の搬送が確実に実施される。
に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ない
し第八の実施の形態において説明した部分と同一部分は
同一符号で示し、説明も省略する。図10は、本実施の
形態の薄膜シートS2 の構造を示す断面図である。図1
0に示すように、薄膜シートS2 は、サーマルヘッド1
5の発熱部14に接する面に第二離型層23を更に有し
ている点でのみ薄膜シートSと異なっている。
発熱部14に対して離型性を備える材料により形成され
ており、ここではテフロンコーティングにより形成され
ている。
15の発熱部14が、第二離型層23を有する薄膜シー
トS2 を介して感熱性粘着層5に接触し、感熱性粘着層
5に塗布された感熱性接着剤の熱活性化が行なわれる。
トS2 のサーマルヘッド15の発熱部14に接する面に
発熱部14に対して離型性を有する第二離型層23が設
けられている。この場合、発熱部14からの熱エネルギ
ーが感熱性粘着層5に効率良く伝達されるとともに、発
熱部14からの熱エネルギーによる薄膜シートS2 のダ
メージが低減される。これにより、薄膜シートS2 は繰
り返し利用可能となる。
に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ない
し第九の実施の形態において説明した部分と同一部分は
同一符号で示し、説明も省略する。図11は、本実施の
形態の薄膜シートS3 の構造を示す断面図である。図1
1に示すように、薄膜シートS3 は、その両面に滑面2
4を有している点でのみ薄膜シートSと異なっている。
これら滑面24は、ベック平滑度を200秒以上に処理
されている。
15の発熱部14が、薄膜シートS3 を介して感熱性粘
着層5に接触し、感熱性粘着層5に塗布された感熱性接
着剤の熱活性化が行なわれる。
トS3 のサーマルヘッド15の発熱部14に接する面
と、感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着層5と対向する面
とにベック平滑度を200秒以上に処理された滑面24
がそれぞれ設けられている。この場合、発熱部14と滑
面24との密着性と、感熱性粘着層5と滑面24との密
着性とが良くなるので、発熱部14からの熱エネルギー
が感熱性粘着層5に効率良く伝達される。
2に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一な
いし第十の実施の形態において説明した部分と同一部分
は同一符号で示し、説明も省略する。図12は、本実施
の形態のプラテンロール13a の構造を示す断面図で
ある。図12に示すように、プラテンロール13aは、
その表面に離型層25を更に有している点でのみプラテ
ンロール13と異なっている。
5を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を備える材料
により形成されており、ここではテフロンコーティング
により形成されている。
13aはサーマルヘッド15の発熱部14とともに感熱
性粘着ラベル2を挾む加圧体として機能する。
ロール13aの表面に熱活性化した感熱性粘着層5を形
成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する離型層25
が設けられている。この場合、熱活性化された感熱性粘
着層5を形成する感熱性粘着剤がプラテンロール13a
の離型層25に転移されにくく、また、蓄積することも
ない。これにより、感熱性粘着ラベル2の搬送が確実に
実施されるとともに、感熱性粘着剤組成物(特に固体可
塑剤)によるプラテンロール13aの表面の劣化が防止
される。
形態においては、感熱性粘着ラベル2に限らず、感熱性
粘着ラベル2a,2b,2cを使用しても同様の効果・
作用が得られる。
の熱活性化方法及びその装置で活性化される感熱性粘着
ラベル2として、感熱発色層7を有する感熱記録用ラベ
ルを例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは
なく、有色印刷を施した印刷ラベル又は感熱転写(溶融
転写)リボン用受容ラベル、インクジェット用受容ラベ
ル、昇華転写リボン用受容ラベル、及び静電記録用ラベ
ル等の印字ラベルであっても良い。
用し、熱活性後の感熱性粘着層5の粘着力、サーマルヘ
ッド15,15aと薄膜シートS,S1,S2,S3 とプ
ラテンロール13,13aとのそれぞれの表面への感熱
性粘着剤による転移汚れ、感熱発色層7の地肌濃度につ
いて、上述した第一〜第十一の各実施の形態に基づいて
試験を行なったので、その結果を各実施の形態に対応す
る第一〜第十一の実施例として以下に説明する。その試
験結果を表1に示す。
るため、以下に示す三つの比較例についても同じように
試験を行なった。
えて、ドライヤーを用いて130℃の熱風を感熱性粘着
層5に直接当てることにより熱活性化させる点でのみ、
第一の実施例と異なるものである。
えて、130℃の熱ロールを感熱性粘着層5に直接接触
させることにより熱活性化させる点でのみ、第一の実施
例と異なるものである。
サーマルヘッド15を直接に感熱性粘着層5に接触させ
ることにより熱活性化させる点でのみ、第一の実施例と
異なるものである。
る。サーマルヘッド加熱条件は、以下の通りとする。ヘ
ッド電力0.6w/dot、1ライン記録時間4mse
c/line、走査線密度8×7.7dot/mmの条
件下で、パルス幅1.0msecで加熱する。なお、第
七の実施例では、発熱部14aを端面に備えた端面タイ
プのサーマルヘッド15aを使用する。また、第一の比
較例ではドライヤーを使用し、第二の比較例では熱ロー
ルを使用する。
ルを被着体(PVCラップ)に2kg/40mmの押圧
で貼り付け、15分後にその粘着力を以下のようにラン
クで評価した。粘着力のランクは、“○”を強く粘着、
“△”を粘着、“×”を弱く粘着又は粘着せず、とす
る。
れは、60mm幅×10mのサンプルを連続熱活性化し
た後に感熱性粘着剤転移の有無を目視にて観察し、その
転移性を以下のようにランクで評価した。
の転移なし、“△”を感熱性粘着剤の転移若干あり、
“×”を感熱性粘着剤の転移あり、とする。
サンプルの感熱発色層7のカブリを以下のようにランク
で評価した。
を地肌カブリなし、“△”を地肌カブリ若干あり、
“×”を地肌カブリあり、とする。
比較すると、各実施例では、熱活性化時のヘッドを汚さ
ずに、かつ、熱活性化時における感熱発色層7の地肌濃
度も地肌カブリの無い状態で、強い粘着力を発揮するこ
とがわかる。
の熱活性化方法によれば、瞬間的に高温を発するサーマ
ルヘッドの発熱部を薄膜シートを介して感熱性粘着層に
接触させて発熱させるので、熱エネルギーを無駄なく感
熱性粘着層に伝達するとともに、熱活性化した感熱性粘
着剤のサーマルヘッドの発熱部への転移を防止すること
ができる。これにより、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着
剤の熱活性化を効率良く確実に実現することができ、ま
た、サーマルヘッドの発熱部は瞬時に高温に達するため
熱活性化時において予熱する必要がないので、過熱状態
に陥ることなく、省エネルギー化も実現することができ
る。すなわち、感熱性粘着ラベルの熱活性化を効率良く
確実に実施することができるので、結果的に感熱性粘着
ラベルの貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップ
を図ることができる。
載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱性
粘着ラベルは熱活性時にサーマルヘッドの発熱部との接
触部以外からは熱の影響を受けることがないので、支持
体の感熱性粘着層とは反対面に感熱発色層を有する感熱
性粘着ラベルの感熱記録方式の印字において、感熱発色
層の地肌濃度の変化を防止することができる。
載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、断熱層
が熱活性時におけるサーマルヘッドの発熱部との接触部
からの熱を遮断するので、感熱発色層は熱の影響を直接
に受けることがなくなる。これにより、熱活性化時の感
熱発色層の地肌濃度の変化を更に防止することができ
る。
載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、断熱層
を微小中空粒子を含有する非発泡性断熱層とすることに
より、断熱効果を十分に得ることができ、感熱性粘着剤
の熱活性化を一層促進することができる。
載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、断熱層
を尿素ホルムアルデヒド樹脂を含有する非発泡性断熱層
とすることにより、断熱効果を十分に得ることができ、
感熱性粘着剤の活性化を一層促進することができる。
載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱発
色層上に保護層を有するので、感熱性粘着ラベルの感熱
発色層における耐薬品性、耐水性、耐摩擦性等の向上を
図ることができる。
熱活性化装置によれば、サーマルヘッドの発熱部と加圧
体との間に設けられた薄膜シートがサーマルヘッドの発
熱部に接しているので、熱活性化した感熱性粘着剤のサ
ーマルヘッドの発熱部への転移を防止することができる
とともに、瞬間的に高温を発するサーマルヘッドの発熱
部の熱エネルギーを薄膜シートを介して無駄なく感熱性
粘着層のみに伝達することができる。これにより、感熱
性粘着ラベルの感熱性粘着剤の熱活性化を効率良く確実
に実現することができ、また、サーマルヘッドの発熱部
は瞬時に高温に達するため熱活性化時において予熱する
必要がないので、過熱状態に陥ることなく、省エネルギ
ー化も実現することができる。すなわち、感熱性粘着ラ
ベルの熱活性化を効率良く確実に実施することができる
ので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率
が向上し、スピードアップを図ることができる。
載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、加圧体
とサーマルヘッドの発熱部との間に設けられた薄膜シー
トが加圧体に接しているので、感熱性粘着ラベルを加圧
体とサーマルヘッドの発熱部とで挾持していない場合に
おいて、サーマルヘッド側の薄膜シートに転移している
熱活性化状態の感熱性粘着剤の加圧体への転移を防止す
ることができる。
は8記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、
薄膜シートの両端を巻き取り自在に架け渡して設けて少
なくともその一端において巻き取られるようにしたの
で、薄膜シートを適量ずつ移動させることにより薄膜シ
ートを無駄なく利用することができる。
又は8記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置におい
て、薄膜シートを加圧体とサーマルヘッドとのそれぞれ
の外周を取り囲むように筒状に巻いた状態で設けて移動
自在に駆動するようにしたので、薄膜シートを適量ずつ
移動させることにより薄膜シートを無駄なく利用するこ
とができる。
ないし10のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活
性化装置において、薄膜シートの感熱性粘着ラベルと対
向する面を熱活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性
粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離
型層としたので、薄膜シートへの熱活性化された感熱性
粘着剤の転移を防止することができる。
ないし11のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活
性化装置において、薄膜シートのサーマルヘッドに対向
する面をサーマルヘッドの発熱部に対する離型性を備え
る材料により形成された離型層としたので、発熱部から
の熱エネルギーを感熱性粘着層に効率良く伝達すること
ができるとともに、発熱部からの熱エネルギーによる薄
膜シートのダメージを低減することができる。
ないし10のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活
性化装置において、薄膜シートの表面をベック平滑度2
00秒以上に処理したので、発熱部からの熱エネルギー
を感熱性粘着層に効率良く伝達することができる。
記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、加圧
体の表面を活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘
着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型
層としたので、加圧体の表面への熱活性化された感熱性
粘着剤の転移を防止することができる。
れば、熱活性化装置は、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着
剤の熱活性化を効率良く確実に実現することができ、過
熱状態に陥ることなく省エネルギー化をも実現すること
ができる。これにより、感熱性粘着ラベルの熱活性化を
効率良く確実に実施することができるので、結果的に感
熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率が向上し、スピー
ドアップを図ることができる。
概略的に示す全体図である。
示す断面図である。
る感熱性粘着ラベルの構造を示す断面図である。
る感熱性粘着ラベルの構造を示す断面図である。
る感熱性粘着ラベルの構造を示す断面図である。
概略的に示す全体図である。
概略的に示す全体図である。
概略的に示す全体図である。
を示す断面図である。
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
ルの構造を示す断面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 熱を加えることで粘着性を生じる感熱性
粘着剤により形成された感熱性粘着層を支持体の片面に
有する感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、 サーマルヘッドの発熱部を薄膜シートを介して前記感熱
性粘着層に接触させて加熱することを特徴とする感熱性
粘着ラベルの熱活性化方法。 - 【請求項2】 熱を加えることで発色する感熱性発色剤
により形成された感熱発色層を支持体の感熱性粘着層と
は反対面に有する感熱性粘着ラベルを用いることを特徴
とする請求項1記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方
法。 - 【請求項3】 支持体と感熱性粘着層との間と、前記支
持体と感熱発色層との間との少なくとも一方に断熱層を
有する感熱性粘着ラベルを用いることを特徴とする請求
項2記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法。 - 【請求項4】 感熱性粘着ラベルの断熱層は、微小中空
粒子を含有する非発泡性断熱層であることを特徴とする
請求項3記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法。 - 【請求項5】 感熱性粘着ラベルの断熱層は、尿素ホル
ムアルデヒド樹脂を含有する非発泡性断熱層であること
を特徴とする請求項3記載の感熱性粘着ラベルの熱活性
化方法。 - 【請求項6】 感熱発色層上にこの感熱発色層を保護す
る保護層を有する感熱性粘着ラベルを用いることを特徴
とする請求項2記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方
法。 - 【請求項7】 熱を加えることで粘着性を生じる感熱性
粘着剤により形成された感熱性粘着層を支持体の片面に
有する感熱性粘着ラベルの前記感熱性粘着層に対向する
発熱部を有するサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドに対向して設けられ、前記感熱性粘
着ラベルを前記サーマルヘッドと挾持しながら搬送する
加圧体と、 この加圧体と前記サーマルヘッドの発熱部との間に介在
して設けられて、前記サーマルヘッドの発熱部に接する
薄膜シートと、を備えることを特徴とする感熱性粘着ラ
ベルの熱活性化装置。 - 【請求項8】 加圧体とサーマルヘッドの発熱部との間
に介在して設けられて、前記加圧体に接する薄膜シート
を有することを特徴とする請求項7記載の感熱性粘着ラ
ベルの熱活性化装置。 - 【請求項9】 薄膜シートは、両端を巻き取り自在に架
け渡して設けられて、少なくともその一端において巻き
取られることを特徴とする請求項7又は8記載の感熱性
粘着ラベルの熱活性化装置。 - 【請求項10】 薄膜シートは、加圧体とサーマルヘッ
ドとのそれぞれの外周を取り囲むように筒状に巻いた状
態で設けられて、回転自在に駆動されることを特徴とす
る請求項7又は8記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装
置。 - 【請求項11】 薄膜シートは、感熱性粘着ラベルと対
向する面に、熱活性化した感熱性粘着層を形成する感熱
性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された
離型層を有していることを特徴とする請求項7ないし1
0のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装
置。 - 【請求項12】 薄膜シートは、サーマルヘッドと対向
する面に、サーマルヘッドの発熱部に対する離型性を有
する材料により形成された離型層を有していることを特
徴とする請求項7ないし11のいずれか一記載の感熱性
粘着ラベルの熱活性化装置。 - 【請求項13】 薄膜シートの表面は、ベック平滑度を
200秒以上に処理されていることを特徴とする請求項
7ないし10のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱
活性化装置。 - 【請求項14】 加圧体の表面には、活性化した感熱性
粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する
材料により形成された離型層を有していることを特徴と
する請求項7記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。 - 【請求項15】 熱を加えることで粘着性を生じる感熱
性粘着剤を塗布された感熱性粘着層を支持体の片面に有
する感熱性粘着ラベルを保持するラベル保持部と、 このラベル保持部よりラベル搬送方向下流に設けられ
て、前記感熱性粘着ラベルの前記感熱性粘着層とは反対
の面に記録する記録手段と、 前記感熱性粘着ラベルを所定の長さに切断する切断部
と、 この切断部及び前記記録手段よりラベル搬送方向下流に
設けられた請求項7ないし14のいずれか一記載の感熱
性粘着ラベルの熱活性化装置と、を備えることを特徴と
する画像形成装置。
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JPH1165451A true JPH1165451A (ja) | 1999-03-05 |
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1997
- 1997-08-25 JP JP22766497A patent/JP3628850B2/ja not_active Expired - Fee Related
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