JP3628850B2 - 感熱性粘着ラベルの熱活性化方法、感熱性粘着ラベルの熱活性化装置及び画像形成装置 - Google Patents

感熱性粘着ラベルの熱活性化方法、感熱性粘着ラベルの熱活性化装置及び画像形成装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱性粘着ラベルの熱活性化方法、感熱性粘着ラベルの熱活性化装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
広い分野において利用されている記録用ラベルは、記録面の裏面側に感圧粘着剤を塗布した感圧粘着層を備えて、さらに、この感圧粘着層に貼り付けて設けられる剥離紙を備えている。このような記録用ラベルは、使い勝手が良く、非常に有用である。しかし、剥離紙を必要とするので全体の製造コストが高くなることや、使用後に剥離紙がゴミとなって残ってしまうことといった問題点がある。
【0003】
そこで、感熱性粘着剤を用いることによって剥離紙を不要とした記録用ラベルである感熱性粘着ラベルが、特開昭63−303387号公報、実公平5−11573号公報等に提案されている。この感熱性粘着ラベルは、記録面の裏面側に感熱性粘着剤を塗布して感熱性粘着層を形成し、この感熱性粘着層に熱を加えることにより熱活性化させて貼り付け可能とするものである。
【0004】
熱活性化の技術としては、感熱性粘着剤との非接触による技術として、実公平5−11573号公報に記載された熱風や赤外線を利用する技術、特開平5−127598号公報に記載された電熱ヒータや誘電コイルを利用する技術、特開平6−8977号公報に記載されたマイクロ波を利用する技術、特開平7−121108号公報に記載されたキセノンフラッシュを利用する技術、特開平7−164750号公報に記載されたハロゲンランプを利用する技術等がある。
【0005】
さらに、別の熱活性化の技術としては、熱媒体等を直接に感熱性粘着層と接触させる技術が提案されている。この接触による技術としては、特開昭57−37534号公報に記載された熱ヒータで加熱されたベルトを感熱性粘着層に接触させる技術、特開昭60−45132号公報に記載された加熱ドラムを感熱性粘着層に接触させる技術、特開平6−263128号公報に記載された熱ロールを感熱性粘着層に接触させる技術等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、非接触による技術によれば、熱を効率良く感熱性粘着層に与えることが困難であり、感熱性粘着ラベルや熱媒体等が過熱状態に陥る場合がある。また、エネルギーコストが高くなるといった問題も生じてしまう。さらに、接触技術によれば、熱活性化時に感熱性粘着剤が熱媒体等に転移し、この転移を原因として感熱性粘着ラベルが熱媒体等に巻き付くといった問題を生じてしまう。
【0007】
なお、特開平7−258613号公報には、熱媒体を感熱性粘着ラベルの記録面側から押し当てて感熱性粘着層を熱活性化する技術が記載されている。この技術によれば、感熱性粘着剤の熱媒体等への転移や感熱性粘着ラベルの熱媒体等への巻き付きといった問題は防止されるが、熱活性化に使用されずに無駄になる熱エネルギーが発生し、熱活性化を効率良く実施することができない。
【0008】
加えて、何れの技術においても、感熱性粘着ラベルが熱を加えることで発色する感熱性発色剤を塗布された感熱発色層を有する感熱記録用の感熱性粘着ラベルである場合には、熱活性化時の加熱により感熱発色層を発色させてしまう。
【0009】
本発明の目的は、感熱性粘着剤のサーマルヘッドや加圧体への転移を防止し、熱エネルギーをロスすることなく、確実に効率良く感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤の熱活性化を実施する熱活性化方法、この方法を実施する熱活性化装置及びこの装置を用いた画像形成装置を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法は、熱を加えることで粘着性を生じる感熱性粘着剤により形成された感熱性粘着層を支持体の片面に有する感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、前記感熱性粘着ラベルは、熱を加えることで発色する感熱性発色剤により形成された感熱発色層を前記支持体の前記感熱性粘着層とは反対面に有しており、サーマルヘッドの発熱部を薄膜シートを介して前記感熱性粘着層に接触させて加熱する。
【0011】
したがって、瞬間的に高温を発するサーマルヘッドの発熱部を薄膜シートを介して感熱性粘着層に接触させるようにしたので、発熱部の熱エネルギーは無駄なく感熱性粘着層のみに伝達されるとともに、熱活性化した感熱性粘着剤のサーマルヘッドの発熱部への転移が防止される。これにより、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤の熱活性化が効率良く確実に実現される。また、サーマルヘッドの発熱部は瞬時に高温に達するため、熱活性化時において予熱する必要がないので、過熱状態に陥ることなく、省エネルギー化も実現される。すなわち、感熱性粘着ラベルの熱活性化が効率良く確実に実施されるので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップが図れる。また、熱活性時にサーマルヘッドの発熱部との接触部以外からは熱の影響を受けないので、支持体の感熱性粘着層の反対面に感熱発色層を有する感熱性粘着ラベルの感熱記録方式の印字において、感熱発色層の地肌の発色が防止される。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、支持体と感熱性粘着層との間と、支持体と感熱発色層との間との少なくとも一方に断熱層を有する感熱性粘着ラベルを用いる。
【0015】
したがって、支持体と感熱性粘着層との間と、支持体と感熱発色層との間との少なくとも一方に断熱層を有する感熱性粘着ラベルは熱活性時におけるサーマルヘッドの発熱部との接触部からの熱を断熱層によって遮断するので、感熱発色層において熱の影響を直接受けることはなくなり、熱活性化時の感熱発色層の発色が更に防止される。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱性粘着ラベルの断熱層は、微小中空粒子を含有する非発泡性断熱層である。
【0017】
したがって、断熱層を微小中空粒子を含有する非発泡性断熱層としたので、断熱効果が十分に得られるとともに、感熱性粘着剤の活性化が促進される。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱性粘着ラベルの断熱層は、尿素ホルムアルデヒド樹脂を含有する非発泡性断熱層である。
【0019】
したがって、断熱層を尿素ホルムアルデヒド樹脂を含有する非発泡性断熱層としたので、断熱効果が十分に得られるとともに、感熱性粘着剤の活性化が促進される。
【0020】
請求項記載の発明は、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱発色層上にこの感熱発色層を保護する保護層を有する感熱性粘着ラベルを用いる。
【0021】
したがって、感熱性粘着ラベルは感熱発色層を保護する保護層を感熱発色層上に有しているので、感熱性粘着ラベルの感熱発色層における耐薬品性、耐水性、耐摩擦性等の向上が図れる。
【0022】
請求項記載の発明の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置は、熱を加えることで粘着性を生じる感熱性粘着剤により形成された感熱性粘着層を支持体の片面に有し、熱を加えることで発色する感熱性発色剤により形成された感熱発色層を前記支持体の前記感熱性粘着層とは反対面に有する感熱性粘着ラベルの感熱性粘着層に対向する発熱部を有するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドに対向して設けられ、感熱性粘着ラベルをサーマルヘッドと挾持しながら搬送する加圧体と、この加圧体とサーマルヘッドの発熱部との間に介在して設けられて、サーマルヘッドの発熱部に接する薄膜シートと、を備える。
【0023】
したがって、サーマルヘッドの発熱部と加圧体との間に設けられた薄膜シートがサーマルヘッドの発熱部に接しているので、熱活性化した感熱性粘着剤のサーマルヘッドの発熱部への転移が防止されるとともに、瞬間的に高温を発するサーマルヘッドの発熱部の熱エネルギーは薄膜シートを介して無駄なく感熱性粘着層に伝達される。これにより、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤の熱活性化が効率良く確実に実現される。また、サーマルヘッドの発熱部は、瞬時に高温に達するため熱活性化時において予熱する必要がなく、過熱状態に陥ることがないので、省エネルギー化も実現される。すなわち、感熱性粘着ラベルの熱活性化が効率良く確実に実施されるので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップが図れる。また、熱活性時にサーマルヘッドの発熱部との接触部以外からは熱の影響を受けないので、支持体の感熱性粘着層の反対面に感熱発色層を有する感熱性粘着ラベルの感熱記録方式の印字において、感熱発色層の地肌の発色が防止される。
【0024】
請求項記載の発明は、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、加圧体とサーマルヘッドの発熱部との間に介在して設けられて、加圧体に接する薄膜シートを有する。
【0025】
したがって、加圧体とサーマルヘッドの発熱部との間に設けられた薄膜シートが加圧体に接しているので、感熱性粘着ラベルを加圧体とサーマルヘッドの発熱部とで挾持していない場合において、サーマルヘッド側の薄膜シートに転移している熱活性化状態の感熱性粘着剤の加圧体への転移が防止される。
【0026】
請求項記載の発明は、請求項又は記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートは、両端を巻き取り自在に架け渡して設けられて、少なくともその一端において巻き取られる。
【0027】
したがって、両端を巻き取り自在に架け渡して設けられた薄膜シートをその一端において巻き取られるようにしたので、薄膜シートを適量ずつ移動して感熱性粘着ラベルと接触させることにより薄膜シートが無駄なく利用される。
【0028】
請求項記載の発明は、請求項又は記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートは、加圧体とサーマルヘッドとのそれぞれの外周を取り囲むように筒状に巻いた状態で設けられて、回転自在に駆動される。
【0029】
したがって、加圧体とサーマルヘッドとのそれぞれの外周を取り囲むように筒状に巻いた状態で設けられた薄膜シートを回転自在に駆動するようにしたので、薄膜シートを適量ずつ移動して感熱性粘着ラベルと接触させることにより薄膜シートが無駄なく利用される。
【0030】
請求項10記載の発明は、請求項ないしのいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートは、感熱性粘着ラベルと対向する面に、熱活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層を有している。
【0031】
したがって、薄膜シートの感熱性粘着ラベルと対向する面において、熱活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層を設けたので、薄膜シートへの熱活性化された感熱性粘着剤の転移が防止される。
【0032】
請求項11記載の発明は、請求項ないし10のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートは、サーマルヘッドと対向する面に、サーマルヘッドの発熱部に対する離型性を有する材料により形成された離型層を有している。
を有している。
【0033】
したがって、薄膜シートのサーマルヘッドに対向する面にサーマルヘッドの発熱部に対する離型性を備える材料により形成された離型層を設けたので、発熱部からの熱エネルギーが感熱性粘着層に効率良く伝達されるとともに、発熱部からの熱エネルギーによる薄膜シートのダメージが低減される。
【0034】
請求項12記載の発明は、請求項ないしのいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートの表面は、ベック平滑度を200秒以上に処理されている。
【0035】
したがって、薄膜シートの表面がベック平滑度200秒以上に処理されているので、発熱部からの熱エネルギーが感熱性粘着層に効率良く伝達される。
【0036】
請求項13記載の発明は、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、加圧体の表面には、活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層を有している。
【0037】
したがって、加圧体の表面を活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層としたので、加圧体の表面への熱活性化された感熱性粘着剤の転移が防止される。
【0038】
請求項14記載の発明の画像形成装置は、熱を加えることで粘着性を生じる感熱性粘着剤を塗布された感熱性粘着層を支持体の片面に有し、熱を加えることで発色する感熱性発色剤により形成された感熱発色層を前記支持体の前記感熱性粘着層とは反対面に有する感熱性粘着ラベルを保持するラベル保持部と、このラベル保持部のラベル搬送方向下流に設けられて、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着層とは反対の面に記録する記録手段と、感熱性粘着ラベルを所定の長さに切断する切断部と、この切断部及び記録手段よりラベル搬送方向下流に設けられた請求項ないし13のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置と、を備える。
【0039】
したがって、記録手段により感熱性粘着ラベルの感熱性粘着層とは反対の面に記録され、切断部により所定の長さに切断された感熱性粘着ラベルは、熱活性化装置において、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤の熱活性化が効率良く確実に実現される。また、サーマルヘッドの発熱部は瞬時に高温に達するため、熱活性化時において予熱する必要がないので、過熱状態に陥ることなく、省エネルギー化も実現される。すなわち、感熱性粘着ラベルの熱活性化が効率良く確実に実施されるので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップが図れる。また、熱活性時にサーマルヘッドの発熱部との接触部以外からは熱の影響を受けないので、支持体の感熱性粘着層の反対面に感熱発色層を有する感熱性粘着ラベルの感熱記録方式の印字において、感熱発色層の地肌の発色が防止される。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成装置としてのプリンタ1へ適用した一例である。
【0041】
図1は本実施の形態のプリンタ1の構造を概略的に示す全体図、図2はプリンタ1で使用する感熱性粘着ラベル2の構造を示す断面図である。プリンタ1には、ロール状に巻回された感熱性粘着ラベル2を保持するラベル保持部3が設けられている。この感熱性粘着ラベル2は、図2に示すように、支持体である上質紙4の片面に感熱性粘着剤を塗布した感熱性粘着層5を有し、上質紙4の他方の片面には感熱発色層7を有している。なお、ここでは支持体を上質紙4としたが、アート紙、塩化ビニルフィルム、PEフィルム、PETフィルム、金属箔等を用いても何ら支障はない。また、感熱性粘着剤は常温では粘着性を生じないが、加熱により粘着性を生じ、この粘着性が冷却後も一定の期間持続するものである。
【0042】
前記プリンタ1には、感熱性粘着ラベル2の感熱発色層7に記録する記録手段8と、感熱性粘着ラベル2を所定の長さに切断する切断部9と、感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着層5を熱活性化する熱活性化装置10とがラベル搬送方向に沿って設けられている。記録手段8は、ライン状の発熱部11aを有する記録用のサーマルヘッド11とプラテンロール12とにより形成されている。熱活性化装置10は、感熱性粘着ラベル2を搬送する搬送手段であるプラテンロール13と、発熱部14を有するサーマルヘッド15と、サーマルヘッド15側に設けられて、薄膜シートSを備えるシート部16aとにより形成されている。この薄膜シートSは、ポリエステルを材料として形成された薄膜とされている。なお、プラテンロール13は、発熱部14とシート部16aとにより感熱性粘着ラベル2を挾む加圧体としても機能する。
【0043】
ここで、前記感熱性粘着ラベル2の構造及びその材質について詳細に説明する。なお、本実施の形態及び後述する他の実施の形態において示す“部”及び“%”は何れも重量基準である。また、以下に説明する各液は、ボールミルで粉砕分散し、含有粒子の平均粒子径が2.0μm以下とされている。
【0044】
(A液)染料分散液
3−ジベンジルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 20部
ポリビニルアルコール10%水溶液 20部
水 60部
(B液)顕色剤分散液
4−ヒドロキシ−4´−イソプロポキシジフェニルスルホン 10部
ポリビニルアルコール10%水溶液 25部
炭酸カルシウム 15部
水 50部
上記A液とB液との重量比が1:8となるように混合撹拌して感熱塗布液(C液)を得る。
【0045】
まず、上質紙4の表面に感熱塗布液(C液)を乾燥後重量が5g/m となるように塗布乾燥し、更に、ベック平滑度が600〜700秒になるようにスーパーキャレンダー処理して、感熱発色層7を形成する。
【0046】
上質紙4の表面に感熱発色層7を形成した後、上質紙4の裏面に感熱性粘着剤(レヂテックス製;DT−200固形分58%)を乾燥後重量が25g/m となるように塗布乾燥して感熱性粘着層5を形成することにより、図2に示すような感熱性粘着ラベル2が得られる。
【0047】
このような構成において、ロール状に巻回された感熱性粘着ラベル2をラベル保持部3に取り付け、ラベル保持部3から引き出された感熱性粘着ラベル2の感熱発色層7に対してサーマルヘッド11の発熱部11aから熱を加えることにより所望の記録を行なう。
【0048】
次いで、熱活性化装置10において、感熱発色層7への記録が終了して搬送される感熱性粘着ラベル2は、サーマルヘッド15の発熱部14がシート部16aの薄膜シートSを介して感熱性粘着層5に接触し発熱することにより、感熱性粘着層5の感熱性接着剤が熱活化されて、貼り付けられる。
【0049】
ここに、本実施の形態において、発熱部14が薄膜シートSを介して感熱性粘着層5に接触しているため、発熱部14からの熱を効率良く伝達できるので、感熱性粘着層5に塗布された感熱性接着剤の熱活性化が確実に行なわれる。また、発熱部14は予熱することなく通電と同時に熱活性化を行なえるので、熱活性化のためのエネルギー消費量は少なくなるとともに、感熱性粘着ラベル2を過熱することもない。しかも、薄膜シートSを介在させることにより、熱活性化された感熱性接着剤がサーマルヘッド15の発熱部14に転移することはない。これにより、感熱性粘着ラベル2の熱活性化が効率良く確実に実施されるので、結果的に感熱性粘着ラベル2の貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップが図られることになる。
【0050】
次に、本発明の第二の実施の形態を図3に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図3は、プリンタ1で使用する感熱性粘着ラベル2aの構造を示す断面図である。図3に示すように、本実施の形態の感熱性粘着ラベル2aでは、支持体である上質紙4の片面に感熱性粘着剤を塗布した感熱性粘着層5を有し、上質紙4の他方の片面に断熱層6aと感熱発色層7とを有している。
【0051】
ここで、前記感熱性粘着ラベル2aの構造及びその材質について詳細に説明する。以下に説明する液は、ボールミルで粉砕分散し、含有粒子の平均粒子径を2.0μm以下とされている。
【0052】
Figure 0003628850
上記構成からなる(D液)を撹拌分散して、非発泡性断熱層液を調整し、これを上質紙4の表面に乾燥後重量が5g/m となるように塗布乾燥して、非発泡性の断熱層6aを形成する。
【0053】
上質紙4の表面に断熱層6aを形成した後、感熱塗布液(C液)を乾燥後重量が5g/m となるように塗布乾燥し、更に、ベック平滑度が600〜700秒になるようにスーパーキャレンダー処理して、感熱発色層7を形成する。
【0054】
上質紙4の表面に断熱層6aと感熱発色層7を形成した後、上質紙4の裏面に感熱性粘着剤(レヂテックス製;DT−200固形分58%)を乾燥後重量が25g/m となるように塗布乾燥して感熱性粘着層5を形成することにより、図3に示すような感熱性粘着ラベル2aが得られる。
【0055】
ここに、本実施の形態において、上質紙4と感熱発色層7との間に断熱層6aが設けられているため、感熱性接着剤の熱活性化のために感熱性粘着層5側に与えた熱が感熱発色層7に伝達されることによる感熱発色層7の発色が防止されているとともに、熱エネルギーが効率良く利用されている。
【0056】
なお、本実施の形態において上質紙4と感熱発色層7との間に断熱層6aを設けたが、これに限らず、上質紙4と感熱性粘着層5との間に断熱層6aを設けても何ら支障はない。
【0057】
また、上質紙4と感熱発色層7との間と、上質紙4と感熱性粘着層5との間との両方に断熱層6aを設けても良く、更に、感熱性接着剤の熱活性化のために感熱性粘着層5側に与えた熱が感熱発色層7に伝達されてしまうことによる感熱発色層7の発色が防止されるとともに、熱エネルギーが効率良く利用される。
【0058】
次に、本発明の第三の実施の形態を図4に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一又は第二の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図4は、プリンタ1で使用する感熱性粘着ラベル2bの構造を示す断面図である。図4に示すように、本実施の形態の感熱性粘着ラベル2bでは、前述した本発明の第二の実施の形態において説明した感熱性粘着ラベル2aの断熱層6aを形成する際に用いられるD液を構成する“微小中空粒子分散体”に代えて、“尿素ホルムアルデヒド樹脂(固形分25%)”を用いて断熱層6bが形成されている点でのみ異なる。
【0059】
したがって、本実施の形態においても、前述した本発明の第二の実施の形態と同様の作用及び効果が得られる。
【0060】
次に、本発明の第四の実施の形態を図5に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし第三の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図5は、プリンタ1で使用する感熱性粘着ラベル2cの構造を示す断面図である。図5に示すように、本実施の形態の感熱性粘着ラベル2cでは、支持体である上質紙4の片面に感熱性粘着剤を塗布した感熱性粘着層5を有し、上質紙4の他方の片面に断熱層6と感熱発色層7とを有している。ここで断熱層6は、前述した断熱層6aと断熱層6bとのどちらであっても良い。さらに、感熱発色層7の上には、保護層17を有しており、この点でのみ前述した本発明の第二又は第三の実施の形態と異なっている。
【0061】
ここで、前記感熱性粘着ラベル2aの構造及びその材質について詳細に説明する。まず、以下に説明する成分のE液を作成する。
【0062】
(E液)
シリカ 10部
ポリビニルアルコール10%溶液 50部
水 40部
次いで、上質紙4の表面に断熱層6と感熱発色層7とを形成した後、感熱発色層7の上にE液を乾燥後重量が4g/m となるように塗布乾燥して、保護層17を形成することにより、図5に示すような5層構造の感熱性粘着ラベル2cが得られる。
【0063】
ここに、本実施の形態において、感熱発色層7上に保護層17が設けられているため、感熱性粘着ラベル2cの耐水性、耐摩擦性、サーマルヘッドに対するヘッドマッチング性等が向上され、感熱発色層7の保護が図られている。
【0064】
次に、本発明の第五の実施の形態を図6に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし第四の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図6は、本実施の形態のプリンタ1aの構造を概略的に示す全体図である。図6に示すように、本実施の形態のプリンタ1aの熱活性化装置10aは、図1に示した第一の実施の形態のプリンタ1の熱活性化装置10と比較して、更にプラテンロール13側に薄膜シートSを備えるシート部16bを設けている点でのみ異なる。この薄膜シートSは、ポリエステルを材料として形成された薄膜とされている。
【0065】
熱活性化装置10aにおいて、感熱発色層7への記録が終了して搬送される感熱性粘着ラベル2は、シート部16aとシート部16bとのそれぞれの薄膜シートSに挾まれながら搬送される。その際に、サーマルヘッド15の発熱部14が薄膜シートSを介して感熱性粘着層5に接触し発熱することにより、感熱性粘着層5の感熱性接着剤が熱活化されて、感熱性粘着ラベル2は貼り付けられる。
【0066】
ここに、本実施の形態において、プラテンロール13と感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着層5とは反対の面との間にシート部16bを設けたので、感熱性粘着ラベル2をプラテンロール13とサーマルヘッド15の発熱部14とで挾持していない場合において、感熱性粘着層5側のシート部16aの薄膜シートSに転移した熱活性化している感熱性粘着剤がプラテンロール13へ転移することはない。これにより、感熱性粘着ラベル2の熱活性化が効率良く確実に実施されるので、結果的に感熱性粘着ラベル2の貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップが図られている。
【0067】
次に、本発明の第六の実施の形態を図7に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし第五の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図7は、本実施の形態のプリンタ1bの構造を概略的に示す全体図である。図7に示すように、本実施の形態のプリンタ1bの熱活性化装置10bは、第五の実施の形態のシート部16aとシート部16bとに代えて、シート部16cとシート部16dとを設けた点で、第五の実施の形態の図6に示したプリンタ1aの熱活性化装置10aと異なる。
【0068】
シート部16cは、薄膜シートSの両端をそれぞれ軸18にロール状に巻回させて巻き取り自在に架け渡して設けられている。軸18はそれぞれ同方向に回転し、少なくとも一方が駆動軸とされている。シート部16dは、薄膜シートSの両端をそれぞれ軸19にロール状に巻回させて巻き取り自在に架け渡して設けられている。軸19はそれぞれ同方向に回転し、少なくとも一方が駆動軸とされている。
【0069】
このような構成において、シート部16cとシート部16dとのそれぞれの薄膜シートSは、それぞれ軸18と軸19との回転駆動により適量移動される。
【0070】
ここに、本実施の形態において、シート部16cとシート部16dとのそれぞれの薄膜シートSは適量ずつ移動されることにより、薄膜シートSは無駄なく感熱性粘着ラベル2に接触する。
【0071】
次に、本発明の第七の実施の形態を図8に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし第六の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図8は、本実施の形態のプリンタ1cの構造を概略的に示す全体図である。図8に示すように、本実施の形態のプリンタ1cの熱活性化装置10cは、第五の実施の形態のシート部16aとシート部16bとに代えてシート部16eとシート部16fとを設け、発熱部14aを端面に備えた端面タイプのサーマルヘッド15aを設けた点で、第五の実施の形態の図6に示したプリンタ1aの熱活性化装置10aと異なる。
【0072】
シート部16eは、薄膜シートSをサーマルヘッド15aを取り囲んで設けられる複数の軸20の外周に沿って接触しながら筒状に巻いた状態で設けられている。軸20はそれぞれ同方向に回転し、少なくとも一つの軸20が駆動軸とされている。また、シート部16fは、薄膜シートSをプラテンロール13を取り囲んで設けられる複数の軸21の外周に沿って接触しながら筒状に巻いた状態で設けられている。軸21はそれぞれ同方向に回転し、少なくとも一つの軸21が駆動軸とされている。
【0073】
このような構成において、シート部16eとシート部16fとのそれぞれの薄膜シートSは、それぞれ軸20と軸21との回転駆動により適量移動される。
【0074】
ここに、本実施の形態において、シート部16eとシート部16fとのそれぞれの薄膜シートSは適量ずつ移動されることにより、薄膜シートSは無駄なく感熱性粘着ラベル2に接触する。また、端面タイプのサーマルヘッド15aを用いることにより、プリンタ1cのコンパクト化が可能とされる。
【0075】
次に、本発明の第八の実施の形態を図9に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし第七の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図9は、本実施の形態の薄膜シートS の構造を示す断面図である。図9に示すように、本実施の形態の薄膜シートS は、感熱性粘着ラベル2と対向する面に第一離型層22を更に有している点でのみ薄膜シートSと異なっている。
【0076】
第一離型層22は、熱活性化した感熱性粘着層5を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を備える材料により形成されており、ここではテフロンコーティングにより形成されている。
【0077】
このような構成において、サーマルヘッド15の発熱部14が、第一離型層22を有する薄膜シートS を介して感熱性粘着層5に接触し、感熱性粘着層5に塗布された感熱性接着剤の熱活性化が行なわれる。
【0078】
ここに、本実施の形態において、薄膜シートS の感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着層5と対向する面に感熱性粘着剤に対して離型性を有する第一離型層22が設けられている。この場合、熱活性化された感熱性粘着層5を形成する感熱性粘着剤が薄膜シートS に転移することはない。これにより、感熱性粘着ラベル2の搬送が確実に実施される。
【0079】
次に、本発明の第九の実施の形態を図10に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし第八の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図10は、本実施の形態の薄膜シートS の構造を示す断面図である。図10に示すように、薄膜シートS は、サーマルヘッド15の発熱部14に接する面に第二離型層23を更に有している点でのみ薄膜シートSと異なっている。
【0080】
第二離型層23は、サーマルヘッド15の発熱部14に対して離型性を備える材料により形成されており、ここではテフロンコーティングにより形成されている。
【0081】
このような構成において、サーマルヘッド15の発熱部14が、第二離型層23を有する薄膜シートS を介して感熱性粘着層5に接触し、感熱性粘着層5に塗布された感熱性接着剤の熱活性化が行なわれる。
【0082】
ここに、本実施の形態において、薄膜シートS のサーマルヘッド15の発熱部14に接する面に発熱部14に対して離型性を有する第二離型層23が設けられている。この場合、発熱部14からの熱エネルギーが感熱性粘着層5に効率良く伝達されるとともに、発熱部14からの熱エネルギーによる薄膜シートS のダメージが低減される。これにより、薄膜シートS は繰り返し利用可能となる。
【0083】
次に、本発明の第十の実施の形態を図11に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし第九の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図11は、本実施の形態の薄膜シートS の構造を示す断面図である。図11に示すように、薄膜シートS は、その両面に滑面24を有している点でのみ薄膜シートSと異なっている。これら滑面24は、ベック平滑度を200秒以上に処理されている。
【0084】
このような構成において、サーマルヘッド15の発熱部14が、薄膜シートS を介して感熱性粘着層5に接触し、感熱性粘着層5に塗布された感熱性接着剤の熱活性化が行なわれる。
【0085】
ここに、本実施の形態において、薄膜シートS のサーマルヘッド15の発熱部14に接する面と、感熱性粘着ラベル2の感熱性粘着層5と対向する面とにベック平滑度を200秒以上に処理された滑面24がそれぞれ設けられている。この場合、発熱部14と滑面24との密着性と、感熱性粘着層5と滑面24との密着性とが良くなるので、発熱部14からの熱エネルギーが感熱性粘着層5に効率良く伝達される。
【0086】
次に、本発明の第十一の実施の形態を図12に基づいて説明する。なお、前述した本発明の第一ないし第十の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。図12は、本実施の形態のプラテンロール13a の構造を示す断面図である。図12に示すように、プラテンロール13aは、その表面に離型層25を更に有している点でのみプラテンロール13と異なっている。
【0087】
離型層25は、熱活性化した感熱性粘着層5を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を備える材料により形成されており、ここではテフロンコーティングにより形成されている。
【0088】
このような構成において、プラテンロール13aはサーマルヘッド15の発熱部14とともに感熱性粘着ラベル2を挾む加圧体として機能する。
【0089】
ここに、本実施の形態において、プラテンロール13aの表面に熱活性化した感熱性粘着層5を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する離型層25が設けられている。この場合、熱活性化された感熱性粘着層5を形成する感熱性粘着剤がプラテンロール13aの離型層25に転移されにくく、また、蓄積することもない。これにより、感熱性粘着ラベル2の搬送が確実に実施されるとともに、感熱性粘着剤組成物(特に固体可塑剤)によるプラテンロール13aの表面の劣化が防止される。
【0090】
なお、本発明の第五ないし第十一の実施の形態においては、感熱性粘着ラベル2に限らず、感熱性粘着ラベル2a,2b,2cを使用しても同様の効果・作用が得られる。
【0091】
なお、上述した各実施の形態では、本発明の熱活性化方法及びその装置で活性化される感熱性粘着ラベル2として、感熱発色層7を有する感熱記録用ラベルを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、有色印刷を施した印刷ラベル又は感熱転写(溶融転写)リボン用受容ラベル、インクジェット用受容ラベル、昇華転写リボン用受容ラベル、及び静電記録用ラベル等の印字ラベルであっても良い。
【0092】
【実施例】
感熱性粘着ラベル2,2a,2b,2cを利用し、熱活性後の感熱性粘着層5の粘着力、サーマルヘッド15,15aと薄膜シートS,S,S,S とプラテンロール13,13aとのそれぞれの表面への感熱性粘着剤による転移汚れ、感熱発色層7の地肌濃度について、上述した第一〜第十一の各実施の形態に基づいて試験を行なったので、その結果を各実施の形態に対応する第一〜第十一の実施例として以下に説明する。その試験結果を表1に示す。
【0093】
なお、この試験に先立ち、実施例と比較するため、以下に示す三つの比較例についても同じように試験を行なった。
【0094】
第一の比較例は、サーマルヘッド15に代えて、ドライヤーを用いて130℃の熱風を感熱性粘着層5に直接当てることにより熱活性化させる点でのみ、第一の実施例と異なるものである。
【0095】
第二の比較例は、サーマルヘッド15に代えて、130℃の熱ロールを感熱性粘着層5に直接接触させることにより熱活性化させる点でのみ、第一の実施例と異なるものである。
【0096】
第三の比較例は、薄膜シートSを用いずにサーマルヘッド15を直接に感熱性粘着層5に接触させることにより熱活性化させる点でのみ、第一の実施例と異なるものである。
【0097】
【表1】
Figure 0003628850
【0098】
ここで、試験内容について詳しく説明する。サーマルヘッド加熱条件は、以下の通りとする。
ヘッド電力0.6w/dot、1ライン記録時間4msec/line、走査線密度8×7.7dot/mmの条件下で、パルス幅1.0msecで加熱する。なお、第七の実施例では、発熱部14aを端面に備えた端面タイプのサーマルヘッド15aを使用する。また、第一の比較例ではドライヤーを使用し、第二の比較例では熱ロールを使用する。
【0099】
熱活性後の粘着力は、熱活性化したサンプルを被着体(PVCラップ)に2kg/40mmの押圧で貼り付け、15分後にその粘着力を以下のようにランクで評価した。
粘着力のランクは、“○”を強く粘着、“△”を粘着、“×”を弱く粘着又は粘着せず、とする。
【0100】
各部の表面への感熱性粘着剤による転移汚れは、60mm幅×10mのサンプルを連続熱活性化した後に感熱性粘着剤転移の有無を目視にて観察し、その転移性を以下のようにランクで評価した。
【0101】
転移性のランクは、“○”を感熱性粘着剤の転移なし、“△”を感熱性粘着剤の転移若干あり、“×”を感熱性粘着剤の転移あり、とする。
【0102】
感熱発色層7の地肌濃度は、熱活性化したサンプルの感熱発色層7のカブリを以下のようにランクで評価した。
【0103】
感熱発色層7のカブリのランクは、“○”を地肌カブリなし、“△”を地肌カブリ若干あり、“×”を地肌カブリあり、とする。
【0104】
表1に示すように、各実施例と比較例とを比較すると、各実施例では、熱活性化時のヘッドを汚さずに、かつ、熱活性化時における感熱発色層7の地肌濃度も地肌カブリの無い状態で、強い粘着力を発揮することがわかる。
【0105】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法によれば、瞬間的に高温を発するサーマルヘッドの発熱部を薄膜シートを介して感熱性粘着層に接触させて発熱させるので、熱エネルギーを無駄なく感熱性粘着層に伝達するとともに、熱活性化した感熱性粘着剤のサーマルヘッドの発熱部への転移を防止することができる。これにより、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤の熱活性化を効率良く確実に実現することができ、また、サーマルヘッドの発熱部は瞬時に高温に達するため熱活性化時において予熱する必要がないので、過熱状態に陥ることなく、省エネルギー化も実現することができる。すなわち、感熱性粘着ラベルの熱活性化を効率良く確実に実施することができるので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップを図ることができる。また、感熱性粘着ラベルは熱活性時にサーマルヘッドの発熱部との接触部以外からは熱の影響を受けることがないので、支持体の感熱性粘着層とは反対面に感熱発色層を有する感熱性粘着ラベルの感熱記録方式の印字において、感熱発色層の地肌濃度の変化を防止することができる。
【0107】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、断熱層が熱活性時におけるサーマルヘッドの発熱部との接触部からの熱を遮断するので、感熱発色層は熱の影響を直接に受けることがなくなる。これにより、熱活性化時の感熱発色層の地肌濃度の変化を更に防止することができる。
【0108】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、断熱層を微小中空粒子を含有する非発泡性断熱層とすることにより、断熱効果を十分に得ることができ、感熱性粘着剤の熱活性化を一層促進することができる。
【0109】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、断熱層を尿素ホルムアルデヒド樹脂を含有する非発泡性断熱層とすることにより、断熱効果を十分に得ることができ、感熱性粘着剤の活性化を一層促進することができる。
【0110】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、感熱発色層上に保護層を有するので、感熱性粘着ラベルの感熱発色層における耐薬品性、耐水性、耐摩擦性等の向上を図ることができる。
【0111】
請求項記載の発明の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置によれば、サーマルヘッドの発熱部と加圧体との間に設けられた薄膜シートがサーマルヘッドの発熱部に接しているので、熱活性化した感熱性粘着剤のサーマルヘッドの発熱部への転移を防止することができるとともに、瞬間的に高温を発するサーマルヘッドの発熱部の熱エネルギーを薄膜シートを介して無駄なく感熱性粘着層のみに伝達することができる。これにより、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤の熱活性化を効率良く確実に実現することができ、また、サーマルヘッドの発熱部は瞬時に高温に達するため熱活性化時において予熱する必要がないので、過熱状態に陥ることなく、省エネルギー化も実現することができる。すなわち、感熱性粘着ラベルの熱活性化を効率良く確実に実施することができるので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップを図ることができる。また、感熱性粘着ラベルは熱活性時にサーマルヘッドの発熱部との接触部以外からは熱の影響を受けることがないので、支持体の感熱性粘着層とは反対面に感熱発色層を有する感熱性粘着ラベルの感熱記録方式の印字において、感熱発色層の地肌濃度の変化を防止することができる。
【0112】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、加圧体とサーマルヘッドの発熱部との間に設けられた薄膜シートが加圧体に接しているので、感熱性粘着ラベルを加圧体とサーマルヘッドの発熱部とで挾持していない場合において、サーマルヘッド側の薄膜シートに転移している熱活性化状態の感熱性粘着剤の加圧体への転移を防止することができる。
【0113】
請求項記載の発明によれば、請求項又は記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートの両端を巻き取り自在に架け渡して設けて少なくともその一端において巻き取られるようにしたので、薄膜シートを適量ずつ移動させることにより薄膜シートを無駄なく利用することができる。
【0114】
請求項記載の発明によれば、請求項又は記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートを加圧体とサーマルヘッドとのそれぞれの外周を取り囲むように筒状に巻いた状態で設けて移動自在に駆動するようにしたので、薄膜シートを適量ずつ移動させることにより薄膜シートを無駄なく利用することができる。
【0115】
請求項10記載の発明によれば、請求項ないしのいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートの感熱性粘着ラベルと対向する面を熱活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層としたので、薄膜シートへの熱活性化された感熱性粘着剤の転移を防止することができる。
【0116】
請求項11記載の発明によれば、請求項ないし10のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートのサーマルヘッドに対向する面をサーマルヘッドの発熱部に対する離型性を備える材料により形成された離型層としたので、発熱部からの熱エネルギーを感熱性粘着層に効率良く伝達することができるとともに、発熱部からの熱エネルギーによる薄膜シートのダメージを低減することができる。
【0117】
請求項12記載の発明によれば、請求項ないしのいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、薄膜シートの表面をベック平滑度200秒以上に処理したので、発熱部からの熱エネルギーを感熱性粘着層に効率良く伝達することができる。
【0118】
請求項13記載の発明によれば、請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置において、加圧体の表面を活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層としたので、加圧体の表面への熱活性化された感熱性粘着剤の転移を防止することができる。
【0119】
請求項14記載の発明の画像形成装置によれば、熱活性化装置は、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤の熱活性化を効率良く確実に実現することができ、過熱状態に陥ることなく省エネルギー化をも実現することができる。これにより、感熱性粘着ラベルの熱活性化を効率良く確実に実施することができるので、結果的に感熱性粘着ラベルの貼付作業の作業能率が向上し、スピードアップを図ることができる。また、感熱性粘着ラベルは熱活性時にサーマルヘッドの発熱部との接触部以外からは熱の影響を受けることがないので、支持体の感熱性粘着層とは反対面に感熱発色層を有する感熱性粘着ラベルの感熱記録方式の印字において、感熱発色層の地肌濃度の変化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のプリンタの構造を概略的に示す全体図である。
【図2】プリンタで使用する感熱性粘着ラベルの構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態のプリンタで使用する感熱性粘着ラベルの構造を示す断面図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態のプリンタで使用する感熱性粘着ラベルの構造を示す断面図である。
【図5】本発明の第四の実施の形態のプリンタで使用する感熱性粘着ラベルの構造を示す断面図である。
【図6】本発明の第五の実施の形態のプリンタの構造を概略的に示す全体図である。
【図7】本発明の第六の実施の形態のプリンタの構造を概略的に示す全体図である。
【図8】本発明の第七の実施の形態のプリンタの構造を概略的に示す全体図である。
【図9】本発明の第八の実施の形態の薄膜シートの構造を示す断面図である。
【図10】本発明の第九の実施の形態の薄膜シートの構造を示す断面図である。
【図11】本発明の第十の実施の形態の薄膜シートの構造を示す断面図である。
【図12】本発明の第十一の実施の形態のプラテンロールの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2,2a,2b,2c 感熱性粘着ラベル
3 ラベル保持部
4 支持体
5 感熱性粘着層
6,6a,6b 断熱層
7 感熱発色層
8 記録手段
9 切断部
10 熱活性化装置
13 加圧体
14,14a 発熱部
15,15a サーマルヘッド
17 保護層
22 離型層
23 離型層
24 薄膜シートの表面
25 離型層
S,S,S,S 薄膜シート

Claims (14)

  1. 熱を加えることで粘着性を生じる感熱性粘着剤により形成された感熱性粘着層を支持体の片面に有する感熱性粘着ラベルの熱活性化方法において、
    前記感熱性粘着ラベルは、熱を加えることで発色する感熱性発色剤により形成された感熱発色層を前記支持体の前記感熱性粘着層とは反対面に有しており、
    サーマルヘッドの発熱部を薄膜シートを介して前記感熱性粘着層に接触させて加熱することを特徴とする感熱性粘着ラベルの熱活性化方法。
  2. 支持体と感熱性粘着層との間と、前記支持体と感熱発色層との間との少なくとも一方に断熱層を有する感熱性粘着ラベルを用いることを特徴とする請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法。
  3. 感熱性粘着ラベルの断熱層は、微小中空粒子を含有する非発泡性断熱層であることを特徴とする請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法。
  4. 感熱性粘着ラベルの断熱層は、尿素ホルムアルデヒド樹脂を含有する非発泡性断熱層であることを特徴とする請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法。
  5. 感熱発色層上にこの感熱発色層を保護する保護層を有する感熱性粘着ラベルを用いることを特徴とする請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化方法。
  6. 熱を加えることで粘着性を生じる感熱性粘着剤により形成された感熱性粘着層を支持体の片面に有し、熱を加えることで発色する感熱性発色剤により形成された感熱発色層を前記支持体の前記感熱性粘着層とは反対面に有する感熱性粘着ラベルの前記感熱性粘着層に対向する発熱部を有するサーマルヘッドと、
    このサーマルヘッドに対向して設けられ、前記感熱性粘着ラベルを前記サーマルヘッドと挾持しながら搬送する加圧体と、
    この加圧体と前記サーマルヘッドの発熱部との間に介在して設けられて、前記サーマルヘッドの発熱部に接する薄膜シートと、
    を備えることを特徴とする感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  7. 加圧体とサーマルヘッドの発熱部との間に介在して設けられて、前記加圧体に接する薄膜シートを有することを特徴とする請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  8. 薄膜シートは、両端を巻き取り自在に架け渡して設けられて、少なくともその一端において巻き取られることを特徴とする請求項又は記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  9. 薄膜シートは、加圧体とサーマルヘッドとのそれぞれの外周を取り囲むように筒状に巻いた状態で設けられて、回転自在に駆動されることを特徴とする請求項又は記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  10. 薄膜シートは、感熱性粘着ラベルと対向する面に、熱活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層を有していることを特徴とする請求項ないしのいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  11. 薄膜シートは、サーマルヘッドと対向する面に、サーマルヘッドの発熱部に対する離型性を有する材料により形成された離型層を有していることを特徴とする請求項ないし10のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  12. 薄膜シートの表面は、ベック平滑度を200秒以上に処理されていることを特徴とする請求項ないしのいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  13. 加圧体の表面には、活性化した感熱性粘着層を形成する感熱性粘着剤に対して離型性を有する材料により形成された離型層を有していることを特徴とする請求項記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  14. 熱を加えることで粘着性を生じる感熱性粘着剤を塗布された感熱性粘着層を支持体の片面に有し、熱を加えることで発色する感熱性発色剤により形成された 感熱発色層を前記支持体の前記感熱性粘着層とは反対面に有する感熱性粘着ラベルを保持するラベル保持部と、
    このラベル保持部よりラベル搬送方向下流に設けられて、前記感熱性粘着ラベルの前記感熱性粘着層とは反対の面に記録する記録手段と、
    前記感熱性粘着ラベルを所定の長さに切断する切断部と、
    この切断部及び前記記録手段よりラベル搬送方向下流に設けられた請求項ないし13のいずれか一記載の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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